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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/06/07

                                  06/07/2004発行
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
   HERO 英雄  (2002)香港・中国 HERO 
   監督:チャン・イーモウ 
   出演:ジェット・リー、トニー・レオン、チアン・ウェン、
      マギー・チャン、チャン・ツィイー 
 
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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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なんちゅーか、本中華、空中サーカスみたいな映画やった。刺客とのバトルシー
ンしか見所はない。なかでも、水上のバトルシーンは秀逸やった。『グリーン・
デスティニー』の竹林のバトルとエエ勝負や。衣装が原色でカラフルなんやけど、
東洋的な色調とゆーか全体にシックな色味なので、あまりけばけばしい感じはし
なかった。シーンごとに画面全体の色味やら俳優の衣装の色やらがころっと変わ
るゆーのんは、ちょっとアマチュアの実験映画みたいやった。 

しかし、まぁ、なんですなぁ。こーゆー映画は、映像美とスケール感を愉しむも
んやから、DVDには向かんかった。いくら音は5.1チャンネルサラウンドで
も、32インチのちっこい画面では、ワイヤーアクションも雲霞の如き秦の軍勢
も降り注ぐ矢衾もいささか迫力不足やった。

◆◆ネタバレ注意◆◆迫力不足は措いといて、大体この映画、主人公の無名(名
前が無名や)がウソばっかりつきよる。「講釈師見てきたようなウソをつき」そ
のもののでっち上げ話を秦の始皇帝相手にするんやが、始皇帝はんも騙されとる
と半分くらいは感づいてて、いつまでも法螺話に付き合うてたんは何でやねん?
◇解除◇秦の始皇帝とゆーたら、血も涙もない専制君主として知られてるが、こ
の映画の始皇帝は物わかりがよさそーなおっさんやった。だいたい、このおっさ
ん、やりたい放題しとったわりに、在位してたのはたった11年。しかも、没後
わずか4年で秦は滅亡する。奢れる者久しからずや。 

風風風とか大風大風大風とかの鬨の声が、秦の軍隊の不気味な感じをうまいこと
演出してた。それに、整然と行進する軍隊がなんとなく格好よく見えるのも、コ
ワい気がする。人間とゆーのは個人やとエエ人も多いが、団体さんになると訳の
分からん不気味な存在になりよる。軍隊とゆーのは、個人の事情が徹底して排除
される団体やから、正に組織の論理オンリー。上官の命令には絶対服従、敵前逃
亡は即銃殺の世界や。ところが、軍隊式を美化する輩が結構多い。が、おっちゃ
んは好かんなぁ。

ところで、◆◆ネタバレ注意◆◆門にビッシリ刺さってた矢が、無名の人形(ひ
とがた)の部分だけ刺さってなかったのは、なんでやねん?あんなに威力のある
矢がカラダを刺し貫かなかったゆーのもおかしいのんとちゃうやろか?ま、この
映画は様式美映画やから、リアリズムを追求する必要ないけど。。。ついでに、
つっこんどくと、『マトリックス・リローデッド』で弾を避けるシーンほどの噴
飯ものではなかったが、雨霰と飛んでくる矢を刀で払い落とすシーンで、あんな
にひらひらした衣装は向かんやろ。◇解除◇

それにしても、兵馬俑だけは死ぬ前にこの目でしっかと見ておきたい。人類が作っ
たモノは地球上にいろいろ残ってるが、おっちゃんが一番感心したとゆーか驚い
たのが、この兵馬俑や。万里の長城もピラミッドもマチュピチュ遺跡もアンコー
ルワットもサンピエトロ寺院も故宮もノイシュヴァンシュタイン城も東大寺大仏
殿も第7サティアンも建築物系はそんなに驚かん。権力者や宗教団体が建築に凝
り倒すのは、分からんことやない。広壮な建築群も時間をかければできる。しか
し、兵隊やら軍馬やらのレプリカを原寸大でそっくり作ったゆーのは、荒唐無稽
の産物とゆーか、想像力の発露の方向が普通やない。歴史的とんでもグッズとし
か言いようがない。
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