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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/04/19

                         Vol.070 04/19/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
     フェリーニのローマ  (1972)イタリア Fellini Roma 
     監督:フェデリコ・フェリーニ 
 
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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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観終わった感想は、おなかいっぱい。イタリアンは決して嫌いな方やないが、こ
んなにぎょうさん食べたら胸焼けするわ。この映画、全編やらせのドキュメンタ
リーといったとこや。どこにも真実はないが、すべての映像はフェリーニにとっ
ての真実とゆーことはできるやろ。。。たぶん?

1972年の製作だが、当時映画館で観たときの印象は、あんまり鮮明に残って
なかった。ストーリーらしいものはほとんどなく、何か雑多なシーンの羅列で、
ただ、切れ切れのシーンは確かに記憶に残ってた。特に、初めの方の市電がすぐ
脇を走ってる道路で街の衆が延々と夕食を食ってるシーンや地下鉄の工事現場で
発見される古代ローマの遺跡のシーン、ラストのバイクの集団走行シーンなんか
や。

◆◆ネタバレ注意◆◆ところが、肝心(?)の娼館のシーンは、ほとんど記憶に
なかった。まだ若かったから、色っぽいとゆーより、怖い、ごっつい、濃〜い、
おばさんぽい感じのイタリア女たちに怖れをなして、記憶から抹殺してしもたん
かも知れんな。しかし、この歳になっても、やっぱり後込みしそうや。

この前観た『ラジオデイズ』では、戦時中のニューヨークが描かれてたが、この
映画では、戦時中のローマが描かれてる。ニューヨーカーもそうやったが、イタ
リア人も戦争中にもかかわらず、人生をとことん謳歌しとった。「欲しがりませ
ん勝つまでは」の禁欲主義も「撃ちてし止まん」の悲壮感もない。ま、ラテン系
やから、当然といえば当然やが。。。

さらに、現在(とゆーても今から30年前やけど)のローマの様子も写したーる。
そこに出てくるのは、あら懐かしや、スペイン階段にたむろするヒッピーのおに
いさん、おねえさん方や。"LOVE AND PEACE"で世の中なんとかやっていけると
ゆー楽観主義で、のほほんと生きてた当時の若い衆(おっちゃんもそのひとりや
が)も、今や爺さん、婆さん寸前。自慢のロングヘアーも、毛根の根性がなくな
り、日に日に脱落して行き、真ん中分けが出来んよーになった。お〜い、髪は長
い友だちとちゃうのんかぁ。。。いやはや、光陰矢の如し、少年老い易く、学も
財も成り難いと実感してる今日この頃ではある。

閑話休題、この映画、ドキュメンタリータッチの演出にも関わらず、いろんなシ
ーンをセットで撮ったらしい。雨中の高速道路のシーンもセットらしい。そう言
えば、『マトリックス・リローデッド』でも、高速道路のセットを作って、ど派
手なカーチェイスをやってた。映画監督は金さえあったら何でもやってしまう人
種の証明のようなシーンやった。ところでこの映画、じっくり観ると画面の俳優
の口の動きと台詞がシンクロしてない。とゆーことは、全部アフレコなんや。役
者の台詞や環境音も後からレコーディングしてるところがフェリーニらしいこだ
わりなんかいな。

それに、あのラストのバイクの集団走行シーンは暴走族のいわゆる暴走ではない
やろ。あんなに整然と走っとる集団は暴走族とは言えんで。あれはほとんど軍隊
の二輪部隊のようやった。暴走族に特有のろくでなし感が皆無なんや。車の上に
カメラ積んで走っただけでも絵としては同じようなもんが撮れたやろが、バイク
の集団がおらんと、サウンド面で物足りないと、たぶんフェリーニが感じたんや
ろう。あのライトに浮かびあがるコロッセオやトレビの泉のシーンを観ると、
ちょっとローマに行ってみたなるがな。◆解除◆

それにしても、ローマとゆー街は至る所にローマ時代の遺跡やらルネッサンスの
建物やらが点在してるんやね。日本でゆーたら、京都というより奈良の感じかい
な。 
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