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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/04/13

                          Vol.069 04/13/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  おいしい生活  (2000)アメリカ Small Time Crooks 
  監督:ウディ・アレン 
  出演:ウディ・アレン、トレーシー・ウルマン、ヒュー・グラント、
     エレイン・メイ 
 
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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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ウディ・アレンの喜劇映画では『ボギー!俺も男だ』を30年くらい前に観た記
憶があるが、あれって、てっきりウディ・アレンが監督もしてると思ってたら、
違ってた。ウディ・アレンの舞台劇の映画化やった。

この『おいしい生活』は、脚本、監督、主演を一人でこなしてる。しかしまぁ、
ストーリーには何のひねりもない。ひねらせたら、いくらでもひねり倒すんやろ
が、なんとなくハッピーな喜劇に留めてる。これって、枯れたお笑い芸の境地か
いな?

日本公開は2001年やが、有名な西武百貨店のキャンペーン(1982年)の
キャッチコピーを邦題に採用してる。空疎な生活提案型キャンペーンで客を踊ら
すだけで売り上げが伸びたとゆー、百貨店業界にとっては幸福な時代の文化遺産
のようなコピーや。あのキャンペーンでウディ・アレンを起用してたことが背景
にあって、20年近く前のキャンペーンとゆーても、「おいしい生活」とゆーコ
ピーは、まだまだ脳裏に残ってることが、この邦題をつけた理由やろ。ま、原題
の『Small Time Crooks 』は、ケチな(三流の)泥棒たちとゆー意味で、要す
るにこそ泥のことや。こんなタイトルでは、ヒットは望みにくいと映画会社が考
えたんも致し方ないか。。。 

おっちゃんに言わせると、元々あの生活提案キャンペーンのキャッチコピー自体
が噴飯ものやった。当時、実際に西武百貨店に行っても、おいしい生活はどこに
も売ってなかった。客は広告と現実の商品との落差にガッカリして帰って行った
はずや。確かにデパ地下ではおいしいモンを売っとったが。。。そもそも『おい
しい生活』とゆー言葉自体に品がない。「おいしい」の後に続く言葉としては、
一般的には「話」やったり「仕事」やったりするんやないか?「おいしい話」に
は裏があるし、「おいしい仕事」は長続きせんと相場が決まってる。「おいしい
生活」には、イカにもタコにも下卑た薄っぺらなニュアンスがあるんや。こんな
ウソっぽい生活提案に乗る奴がアホちゃうか?その後の百貨店不信、百貨店不振、
消費不況の原点がこのコピーにあるんやないやろか?

しかも、このタイトル、映画の本質をついてるとも思えん。この映画で、間抜け
な泥棒の主人公夫婦は、思わぬなりゆきで大金持ちになった。まさにアメリカン
ドリームの体現や。しかし、夫(ウディ・アレン)は、金持ちA様の暮らしにう
んざりしとる。一方、嫁はん(トレーシー・ウルマン)は上昇志向のおもむくま
まに、ハイソの仲間入りしたろと懸命になっとる。この映画が笑い飛ばしてる一
番の部分はこの辺りやろ。つまり、「おいしい生活」ではなく「マズイ生活」を
バカバカしく描いたんがこの映画や。

ただ、おっちゃんは、グルタミン酸ソーダがたっぷり入ったお持ち帰り中華料理
やダブルチーズバーガーをパクつくことやペプシをがぶ飲みするのんが素晴らし
いとも思わんが、アメリカ人にとっては、あの食生活はそれなりに納得のいく
「おいしい生活」なんかも知れん。日本でも、ラーメンや餃子のB級グルメがも
てはやされてるが。。。

この映画、中年夫婦のめおと漫才風どたばた喜劇と称されてるが、ウディ・アレ
ンはほとんど老人。晩年の寅さんを彷彿とさせる、よぼよぼ感があった。しかし、
97年に再々々婚して子供も産まれたらしいから、決して枯れとらへんで、この
オヤジ。

追記
『ブリジット・ジョーンズの日記』に出ていたニヤケの役者が、同じようなニヤ
ケた美術商?の役で出ていた。このニイちゃん、ニヤケ役者の第一人者になった
んか?
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