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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/28

                         Vol.059 03/28/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  ガープの世界
  THE WORLD ACCORDING TO GARP(1982)アメリカ
  監督:ジョージ・ロイ・ヒル 
  主演:ロビン・ウィリアムス、メアリー・ベス・ハート、グレン・クロース、
   ジョン・リスゴー

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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原作はジョン・アービングのベストセラー小説。監督は『スティング』のジョー
ジ・ロイ・ヒル。面白くないはずがないが、ホント、とんでもなくよくできた映
画やった。ひとりの少し空想癖はあるが、いたってノーマルな男が蒙ったとんで
もない悲劇や。主人公は数奇な生まれ方、かなり極端な母親に育てられた割には
心身ともにノーマルやったが、まわりの女たちがいけません。おかんをはじめ嫁
はんも幼なじみも、どいつもこいつも。アメリカで性の解放が叫ばれる少し前の
時代が背景やが、確かにアメリカ人の男たちは肉欲の塊で、そんな男たちと性的
な関係を持ちたない(持てない)と考える女たちが増えるのも無理はないよーに
も思えるが、何事にもYES or NOと黒白をつけたがるアメリカ人のパーソナリティ
が、この映画でも深刻な事態を引き起こす原因になっている。もう一つのアメリ
カ社会の病根である銃社会と暗殺の伝統(?)も。 

オープニングは、ビートルズのポールマッカートニーが歌う「When I' m sixty 
four」をバックに赤ん坊が宙を舞っているシーン。◆◆ネタバレ注意◆◆画面が
変わって、その赤ん坊を抱いた若い女と初老の夫婦が大声で話しているが、どう
も若い女は夫婦の娘らしく、ててなし子(私生児)を産んだようだ。なんと、彼
女は看護婦で看病していた瀕死の兵隊をレイプ(死にかけているのになぜか常に
勃起していたその患者にまたがったとゆー)して妊娠したと言うのだ。肉欲の塊
でしかない男とゆー生き物との通常の過程を経ずして子どもが欲しかったからと
宣わく。う〜ん。なんとなく納得したけど、とんでもない話やんかいさ。

この後、主人公のT.S.ガープが成長して行く過程が描かれ、いよいよロビン・
ウィリアムスの登場や。10代後半の学生にしては、ちょっと老けすぎの感じが
したが、ま、いいか。さらに、とんでもないことが起こる。なんとガープが作家
志望だと分かると、学校の看護婦として住み込んでいるおかんまで物書きになる
と言い出す。しかも、二人ともニューヨークに出てくるのだ。ところが、おかん
が書いた「Sexual Suspect」とゆー長編の自伝を出版社に持ち込んだところ、
本が出版されて大反響。一躍ウーマンリブ運動の思想的リーダーになってしまう。
このあたりまではふむふむとゆー感じだったが、おかんの家(大西洋を望む砂浜
の海岸沿いに建っていて、星条旗が翻っているお屋敷)に集まる舌を自分で切っ
てしまうとゆーけったいな運動家の女たちやら、元アメリカンフットボール選手
のおかまやら、元ニューヨークのストリートガールやらが続々登場して、不思議
な世界が現出する。どうもここは男社会に絶望したり、男に拒絶反応を起こした
りする女たちのコロニーのようなのだ。この後、主人公が結婚して男の子をもう
け、結構順風満帆な家庭生活が描かれていたのだが、好事魔多しの喩え通り、妻
の不倫とその後の 珍惨事、さらなる悲劇、たび重なる悲劇と、とんでもない方向
に事態がエスカレートしていく。◆解除◆

多分ロビン・ウイリアムスのやわらかな笑顔と丸みを帯びた体つきによるところ
が大きいのだろうが、映画を観た後に、不思議に後味のさわやかさがある。かな
り深刻な事態もさらっと描かれているので、陰々滅々とした感じはしない。 ロビ
ン・ウイリアムスは、この作品が出世作だ。この後も「グッドモーニング・ベト
ナム」「いまを生きる」「レナ−ドの朝」「フィッシャー・キング」「ミセス・
ダウト」「ジュマンジ」「バードケージ」「グッド・ウィル・ハンティング」
「パッチ・アダムス」「アンドリュー」など、結構贔屓にしている俳優やが、な
ぜかこの映画は見逃していた。いやはや、とんでもないけど、いい映画だった。
母親役のグレン・クローズも、おかま役のジョン・リスゴーもよかった。最後に
この映画も邦題がちょっとおかしい。『ガープの世界』ではなく、『ガープによ
る世界』やろ。
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