映画

ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

全て表示する >

ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/24

                         Vol.055 03/24/2004
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  ルパン三世 カリオストロの城(1979)日本
  監督:宮崎 駿
  声優:山田康夫 横山江威子 島本須美、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ▲▼▲▼読者のつっこみ映画評 大募集▲▼▲▼

ご覧になった映画のつっこみレビューを送ってください。このメールマガジンで
紹介させていただきます。もちろん、ブラット親爺の映画評に対するつっこみも
大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
近頃の若い男の間で結婚相手に「お姫様願望」があると何かで聞いたが、このア
ニメを観るとその意味がよく分かる。確かにこのアニメのヒロインのような可憐
な乙女などこの世にいるはずがないのだが、生身の大人の女に怖じ気づくひ弱な
男どもが、可憐なだけの少女の幻想を追い求めているのだ。小学校や中学校の男
性教諭に変態野郎が結構多いのも、こんなところに隠された一因があるのだろう。

変態といえば医者と坊主と教師と昔から相場が決まっているが。浮世離れした乙
女イメージにあこがれるロリコン野郎は困ったもんだと思うけど、現実にはあり
えない可憐なだけの女の子像を生みだした宮崎駿も罪作りなおっさんや。『ロー
マの休日』のオードリー・ヘップバーンの方がまだしもリアリティがあるよね。
オードリーは生身の人間だからリアリティがあるのは当然だけど。。。おっちゃ
んはやっぱりオードリーの方がエエな。しっかしまぁ、あの声優(島本須美)の
あのお声で『おじさま』なんて言われたら、いかに謹厳実直、石部金吉なブラッ
ト親爺ですらメロメロになることだけは請け合いだ。が、それはあくまで若い女
の子とおじさんとの関係であって、若い男女の関係ではない。「若者よ、体を鍛
えておけ」とゆースローガンがあったが、体力だけでなく胆力も鍛えたほうがよ
い。 

◆◆ネタバレ注意◆◆アニメにつっこみ入れてもしょうがないような気もするが、
冒頭のカジノから金を盗んで逃げ出した二人はルパンと次元だったが、あれは、
ルパンと五ェ門でしょ。追っ手の車を一刀両断にしてあったりするのだから。そ
れと、車から盗んだ偽札を高速道路でバラまくってのはいただけません。あんな
ことをすればパニックになって、大事故が起こるやないか。ルパンは盗人だけど、
無差別殺人を引き起こすようなキャラクターではないはず。。。このアニメで、
ルパンは10年前の駆け出しの泥棒だった頃にクラリスと出会ったと言っている。
つまり10年前は新卒ルーキーだった。確かに回想シーンですでに女の子をまわ
りにはべらせて酒なんか飲んでいたみたいだから、高卒ルーキーではないようだ。
大卒なら一応22才。現在は32・3才くらいか。なんとなく納得。◆解除◆

もう一つ、このアニメでも言える本質的な疑問点を考察したい。と、もったいぶっ
ているが大したことではない。勧善懲悪ものに共通して言えることだが、悪役の
手下たちはなぜ手下になっているのかとゆーことである。冒険活劇物には必ず敵
の手下が大勢でてくるが、彼らが進んで手下になりたがったとは到底思えない。
親分がえらい人格者で、男心に男が惚れたとも思えない。手下にさせられている
とすれば、それはどのような契約に基づいているのか。何らかの使命あるいは目
算がなければ人間は共同して事に当たらないものだ。マインドコントロールかも
しれないな。あの松本某はこの期に及んでも弟子が勝手にやった仕業だとほくそ
えんでいるらしいが、仲間割れは世の常ならむ。親分だけがいい思いをするよう
な状況では、決して誰も命を懸けてまで協力しないものだ。戦国時代の下克上を
見れば一目瞭然。親分は子分に褒美をやらなければ子分は親分を簡単に裏切る。
それが人間の業と言うものだ。だから、ロボットでもない限り、悪の親分のため
に惜しげもなく命を捨てる子分たちとゆー存在そのものが不自然に思えてならな
いのは、私一人だろうか?このアニメの場合、伯爵の家来の中でも、正規部隊の
軍服組は明らかに国家公務員として雇われているだけだろうけれど、裏の暗殺部
隊は明らかに私兵、伯爵の手下だ。彼らはどうゆー条件で悪事の片棒を担いでい
るのだろうか?このアニメの手下たちはきっと普段は地下の偽札製造工場の優秀
な印刷技術者なんだろうね。偽札を刷って巨万の富を得ているのが伯爵一人だと
すれば、そんな割の合わない仕事につきあうバカがどこにおるねん。その点、海
賊なんかは手下もしっかり悪揃いで、やりたい放題の悪逆非道を行っている。ど
うも古今東西、男の欲望の行き着く果ては酒池肉林(つまりハーレム)だが、あ
の手下たちも、それぞれ自分なりにお楽しみがあるのだろうか?それとも、この
アニメに関しては封建制度が色濃く残っていて、彼らは自分の身分から一歩も脱
出できないのかも。それでは手下が気の毒に思えるが。。。

このアニメは宮崎駿のヨーロッパ好きが遺憾なく発揮された映画でもある。出て
くる車は、チンクチェントに2CV、ルードヴィッヒ2世のノイシュヴァンシュ
タイン城をもしのぐ華麗な城館と、ノスタルジックなヨーロッパがちりばめられ
ている。あーゆー西洋趣味は、最近の「千と千尋」でもそこはかとなく感じられ
る。ところで、なぜか埼玉県警のパトカーまで出てくるのやが、左ハンドルなの
なぜ?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Contact me: f_f_cat@yahoo.co.jp              (マガジンID:m00108615) 
                       Copyright(C)2004 BRAT PITT 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-23  
最終発行日:  
発行周期:週1回〜不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。