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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/22

                         Vol.052 03/20/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  バスキア (1996)アメリカ BASQUIAT 
  監督:ジュリアン・シュナーベル 
  出演:ジェフリー・ライト、ゲイリー・オールドマン、デニス・ホッパー、
     デイヴィッド・ボウイ、マイケル・ウィンコット、
     クレア・フォーラーニ、クリストファー・ウォーケン、
     ベニチオ・デル・トロ、テイタム・オニール

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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こーゆー夭折した芸術家に弱いおっちゃんとしては、この映画も出来はいまいち
としても結構気に入った。ニューヨークの落書きアート出身のアーティストとし
ては、日本ではキース・ヘリングの方が有名かも知れないが、バスキアの方が文
学的とゆーか、かなり政治的だ。カリブ系(両親がプエルトリカンらしい)アメ
リカ人のアイデンティティが作品に反映されるからやろ。 

この映画、主人公のジェフリー・ライトもピュアな感じでよかったが、脇役陣が
曲者揃いやった。まず、『レオン』のぶちキレ麻薬捜査官のゲイリー・オールド
マン、なつかしや『イージーライダー』のデニス・ホッパー、『キャッチ・ミー
・イフ・ユー・キャン』で主人公の父親やったクリストファー・ウォーケン、
『デッドマン』でイカれた殺し屋3人組のひとりやったマイケル・ウィンコット、
さらに、ロック界の大御所デイヴィッド・ボウイと、いずれも一筋縄ではいかな
い癖のある役者のオンパレやった。『ペーパームーン』の名子役やったテイタム
・オニールも出てたが、めちゃ印象薄かった。

逆に印象的やったのがデイヴィッド・ボウイ。実物のアンディー・ウォーホール
以上に(とゆーても本人に会うたことはないが)、如何にもアメリカのモダンア
ート界を牛耳ってる大物アーティストの貫禄と同時に、やっぱり、ただのおっさ
んとは違う本物のアーティストの繊細な雰囲気がよー出てたと思う。 

おっちゃんは画集も持ってるくらいやから、アンディー・ウォーホールが決して
嫌いやない。20世紀を代表するモダンアートの巨匠であることは疑い得ないが、
なんとなくうさんくさい感がしてたんやが、この映画で描かれたウォーホールは
純粋でシャイなアーティストやった。 

アートの世界で成功するとゆーのは、大金が舞い込んでくるとゆーことで、これ
は、音楽でもマンガでも同じやろが、大金を得ることで失うものも多い。特に、
バスキアは本来絵を描くことにしか興味がなかったはずで、その主人公が次第に
友人や恋人を失っていく過程が切なかった。芸は身を助けるが、その芸に過剰な
経済的価値がくっつくとロクなことがない。アメリカはモダンアートが世界一高
嶺で取引される社会やけど、作品の価値を認めて購入するとゆーより、投機的に
買うてる輩が多そうや。 

大学時代の友人が50過ぎでプロのアーティストとしてデビューしたんやが、去
年その男に会うたときにゆーてたが、日本ではモダンアートの評価がえらい低い
らしい。モダンアートを専門に扱う画商も少なく、アーティストも作品を発表す
る場があんまりないらしい。でも、最近六本木ヒルズにできた森美術館は、モダ
ンアート専門のコレクションを展示するらしいから、少しは日本でも評価されは
じめたんやろか。。。ただ、モダンアートの作品て、一般の家には展示しにくい
ものも多いわな。石ころやらくず鉄やらの塊を作品です言われても、ちょっとなぁ。
 
そういえば、ユニクロでバスキアのイラストつきトレーナーゆーのを売ってたな。
まだ残ってるやろか?バスキアの実際の絵(とゆーても複製のポスターやが)は、
http://www.az-art.net/poster/pickup_004.html で見ることも買うことも
出来る。ご贔屓のトム・ウェイツの歌が挿入歌として何曲か使われとった。 
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