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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/19

                         Vol.051 03/19/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
   パリ、テキサス
   PARIS, TEXAS(1995)フランス・西ドイツ
   監督:ヴィム・ヴェンダース
   出演:ハリー・ディーン・スタントン ナスターシャ・キンスキー

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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あら、これ西洋股旅物とちゃうのん?この題名にだまされて、てっきりパリから
テキサスまでの長い旅路の物語だと思いこんでいたら大違い。タイトルをよく見
ると『Paris, Texas』と書いたある。テキサスリーガースヒットゆーたら、セカ
ンドの頭をふらふらっと越えたぽてんヒットのことやけど、この映画は、センタ
ー赤星が3塁走者のバックホームに備えて、たまたま前進守備をしていたから、
ふわっと上がったセンターフライに追いつけなくて、逆転さよならヒットになっ
たみたいな映画やった。

まあ、どんな映画も普通じゃないシチュエーションとゆーのは仕方がないけど、
あまりにも普通のシチュエーションではドラマが起こりえないだろうし、観客の
方にも多少は怖いもの見たさとか他人の不幸に対する覗き見趣味があるのは否め
ない。この映画もとんでもないシチュエーションだ。映画を見ているときは、な
ぜこの男が息子と嫁を捨てて4年間もうろうろしていたのかよく分からなかった。
生きとったのが不思議なくらい、生きることに意欲が感じられん。初めのうちは
ものも言わんし、何も食わん。映画を見終わっても、未だによう分からん。こー
ゆー謎解きのような導入の映画はよくあるが、この映画はこの謎に関しては最後
までほったらかしにされる。

◆◆ネタバレ注意◆◆現実社会に帰ってきた男が息子とのコミュニケーションを
取り戻すまでは、それなりにほほえましい感じで映画は進んでいくが、その後、
捨てたはずの元嫁の居場所が見つかりそうだとなると、息子を連れて会いに出か
ける。弟夫婦に律儀に断って車とカードを借りて行くところは、荒っぽくなくて
よい。この辺を端折った映画がよくあるじゃん。でも、そんなにまでして会いに
行くくらいだったら、元々捨てたりするなとゆーのが率直な感想。4年ぶりに見
つけた元嫁は、ビックリ仰天覗き部屋の女になっていたとゆーとんでもない展開。
アメリカの覗き部屋とゆーのは日本のそれとどう違うのか、浅学にして知らない
が、この映画で見る限り、女の子のいる部屋はエラく日常的なあっけらかんとし
た空間になっている。ここんとこはもう少しお下品にしたほうがよかったんじゃ
ないかい。。。ここのシステムは電話を通じて女の子にリクエストを伝えられる
らしいが、元夫が話していても、彼女の方は元夫と認知できないようで、いくら
4年前に失踪した元夫でも、普通は声を聞けばすぐにピンと来るやろと、思わず
画面につっこんでしまった。ま、客のプライバシー保護のため、声を変調してあ
るのならしかたないが。。。それとも分かっていながら分からぬ素振りとゆー高
等テクニック使うんかい。あんた。

いろんな場面で赤をさりげなくでもなく結構見え見えに出すとゆー手法はそんな
に驚かないけど、(『ツインピークス』の最後の方で真っ赤な部屋が出てきたと
きにはさすがに驚いた)映像は全体的に乾いているのにかさつかない。カメラワ
ークでわざと観客を突き放したりはしない。後半の覗き部屋でのダイアローグは
結構いい感じだった。サム・シェパードの脚本だが、元嫁と再会する場所として
このシチュエーションを見つけたことが、この映画を何とか映画として成立させ
る必要条件だった。(ここでやっとセンターの頭を越えた、これがなければ変な
映画のまま終わっていた)特にナスターシャ・キンスキーがええ感じや。こんな
稼業をしていて、いくらかすさんだ感じはするけれど、最低限の節操は保ってい
るようで、毎夜、星の流れに身を占っているかいないかは知らないが、落ちると
こまで落ちたとゆー捨て鉢な感じはない。ナスターシャちゃんはちょっとエキセ
ントリックな感じがするけど(上目遣いで見られるとゾクゾクとしてしまった)
、こんなええ女捨てる奴おるやろか?とまたしても思ったのは、果たして私ひと
りだろうか?◇解除◇

ライ・クーダーのスライド・ギターがBGMになっていて、これはなかなかエエ
味を出していて文句なしによかった。
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