映画

ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

全て表示する >

ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/16

                         Vol.048 03/16/2004
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 
         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
   ロード・トゥ・パーディション
   THE ROAD TO PERDITION(2001)アメリカ
   監督 :サム・メンドス 
   出演:トム・ハンクス ポール・ニューマン ジュード・ロウ 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ▲▼▲▼読者のつっこみ映画評 大募集▲▼▲▼

ご覧になった映画のつっこみレビューを送ってください。このメールマガジンで
紹介させていただきます。もちろん、ブラット親爺の映画評に対するつっこみも
大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
元々、ポール・ニューマンがお目当てで観ようと思ったのだけど、全然ギャング
の親分には見えなかった。平気で人殺しを命じるような性根の腐ったゴキブリの
ようなヘタレ男の感じがしない。やっぱり人品骨柄の問題や。ポール・ニューマ
ンは汚れ役には向かないんやね。トム・ハンクスもインテリやくざらしく見せよ
うと頑張って演技していたのかも知れないが、こっちもFBI捜査官の方が似合う
感じやった。

◆◆ネタバレ注意◆◆マフィアものとゆーかギャング映画は日本の任侠映画と同
じで、それなりの様式があるよーだが、この映画の場合、ギャング社会のどろど
ろした義理人情より親子の情愛の方にウエイトが掛かっているので、あまりギャ
ング映画を観た感じはしなかった。後半の殴り込みシーンも、降りしきる豪雨の
中とゆーケレン味たっぷりのシチュエーションで、わざわざ音まで消してマシン
ガンぶっ放し、最後にポールニューマンひとりが立ちすくんでいるところで雨音
が戻り、次にババババババババババババババとゆー発射音が聞こえる演出は、か
えって様式美がじゃましてリアリティを失わせる結果になったんじゃなかろうか?
それにしても、へぼな子分とゆーか無能なボディガードばっかだよ。お前ら無抵
抗主義者か。。。

殺し屋に撃たれた傷を見知らぬ農民夫婦が手当してくれる展開も、監督のご都合
主義以外の何ものでもない。一応、エンディングの伏線にはなっているが。。。
ま、映画や芝居はすべからく偶然の積み重ねでドラマを作ってあるので、多少の
ご都合主義は仕方がないが、ここまでラッキーな設定は無しや。大体、ボスの息
子だけを狙うのなら分からんこともないが、嫁はんと息子を殺されたことへの復
讐のためとは言いながら、ボスの国外に出ろゆー申し出を断って全面戦争を仕掛
けた理由は何なんや?初めから死ぬ気やったんか?それなら息子に片棒担がせた
理由は何なんや?自分と同じ道は歩かせたくないとゆーてたんと違うんか?と、
疑問は流れに浮かぶうたかたのごとく浮かんでは消え、消えては浮かんだりする
のであった、とゆーたらカッコよすぎるか、切れかけた電球みたいについたり消
えたりチカチカするんやった。

この映画で一番目立っていたのは、死体愛好家にして新聞社の契約カメラマン、
裏の稼業は殺し屋とゆーとんでもない変質男。ジュード・ロウとゆー役者がやっ
ていたが、寡聞にしてその役者を知らなかった。こいつはかなりマジでキレてい
た。最初に出てきたときから、怪しいやっちゃとおっちゃんは直感した。そした
ら、死にかけてる男の口をハンカチかなんかでふさぎよる。「おいおい、何すん
ねん」と、思わずつっこんでしまったよ。これがほんまの死人に口なしや。こい
つが執念深いとゆーかプロ意識に徹しているとゆーか、しつこく追いかけてくる。
行くとこ、行くとこ、先回りされて、それでも危機一髪、命からがら逃れ続ける
あたりは、いかにもたこにも、破滅へ一直線映画やね。ラスト間近の海辺のおば
さんちのシーンは、いくらなんでもちょっと不自然。あんなしつこいヒットマン
に狙われてるゆーのに、不在と分かっていながら鍵も掛かっていない家に、用心
もせずに入っていくのがおかしい。しかも、窓から海をのんびり眺めてる場合か。
「言わんこっちゃない、撃たれよった」ここでまたおっちゃん、画面につっこん
でしまった。◆解除◆

どうもアメリカ映画にはやたらと変質者が出てくるものが多いが、ま、犯罪もの
の5分の4はそうやな。21世紀になっても、いまだに映画が因果応報的見せ物
小屋から抜け出せていない証拠か。最近の自殺願望少年&少女の家族殺傷事件で
もそうだが、インターネット上には変態趣味やらロリコンやらの訳の分からん有
象無象がまき散らされている。これまでアンダーグラウンドの深ーい暗部にひっ
そり蹲っていた魑魅魍魎(ちみもうりょうゆー字も難しなぁ)の類が、仲間を求
めて蠢きだした(うごめくゆー字は春の下に虫2つや)とゆーよーな不気味な感
じがしているのは、私ひとりだろうか。この手の分からん人(わからんじん)に、
今時の映画がしょうもない悪影響を与えているように思えてならない。この映画
も、ヒットマンが変質者でなかったらアカンかったんか?堅気とゆーか、地味ー
なおっさんヒットマンで、影のように現れ、風のように通り過ぎて行くキャラに
したらアカンかったんか?ヒットマンを変質者にしたからヒットしたんや言われ
たら、黙るしかないけど。。。 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Contact me: f_f_cat@yahoo.co.jp              (マガジンID:m00108615) 
                       Copyright(C)2004 BRAT PITT 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-23  
最終発行日:  
発行周期:週1回〜不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。