映画

ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

全て表示する >

ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/12

                         Vol.044 03/12/2004
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 
         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
   スタンド・バイ・ミー STAND BY ME.(1986)アメリカ
   監督:ロブ・ライナー 
   出演:ウィル・ウィートン リバー・フェニックス

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ▲▼▲▼読者のつっこみ映画評 大募集▲▼▲▼

ご覧になった映画のつっこみレビューを送ってください。このメールマガジンで
紹介させていただきます。もちろん、ブラット親爺の映画評に対するつっこみも
大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この映画の主題歌はジョン・レノンが歌ったカバーバージョンがお気に入りだが、
ベン・E・キングのオリジナルもかなりいい。スティーブン・キングの原作も結
構よかったが、この映画の方がもっといい。映画の主役は、ゴーディ役のウィル・
ウィートンだろうけれど、なんと言ってもクリス役のリバー・フェニックスがい
い。クリスのエエ感じなところは、強さと優しさを併せ持っている、決してよい
子ではないが手のつけられない悪ガキでもない、正義感が強すぎるワケでもない
が理不尽なことには立ち向かってゆく。そーゆーバランス感覚が昔も今も男の子
がカッコよー見える条件。キムタクには先天的になれなくても、エエ奴にはなれ
る。そんな男の子としての基本的なことを教えてくれる意味でも、ホンマいいこ
とづくめの映画である。 

15才で観るのもいい、はたちで観るのもいい。男の子はこーゆー生き方をせな
いかんとゆーお手本を示してくれる。まさに映画がいい意味の教育装置になって
いる。もちろん40過ぎでも遅すぎることはないが、なくしたものの多さに悔やま
れ、現在の自分のていたらくに愕然とするだろう。60過ぎのジジイ(こいつらが
現在のどうしようもない日本にした張本人だ。団塊世代前の戦前生まれの連中は、
はっきり言ってろくな奴がおらん。最近ではあの道路公団のねずみ男がいい見本
だ)が初めて観るとなると、果たして感動できるかちょい疑問だ。なにしろ老い
るとゆーのは、現実への興味や関心も薄れるが、同性の若者への共感がまったく
なくなることが歴然だ。今時の若いもんへの弾劾は歴史的に繰り返され続けてい
る。ただし、異性の若者(この場合は孫のような娘)への執着だけは結構残って
いて、なまぐさい。

スティーブン・キングの小説を映画化した作品はたくさんあって、どれも結構出
来のいいものが多いと思うのだが、この映画と『ショーシャンクの空』は映画の
方がよくできている。『シャイニング』『ミザリー』『キャリー』『ペットセメ
タリー』はまずまず。『グリーン・マイル』と『ゴールデンボーイ』は映画の方
は失敗作、小説の方がずっとよかった。『ドリーム・キャッチャー』は小説を読
んだが、映画はまだ観ていない。あんな臭うがごとき話、うまく映像化できたの
かしら。。。

さて、あのアメリカの少年たちと違って、我ら大阪のシチーボーイは、自然だら
けの環境では育っていなかった。林もなければ沼もない。雨の後はそこら中に水
たまりは出来た。表通りは舗装されていたが、横町(発音はよこまち、大阪人は
横丁とは言わない)は、大抵地道やった。当時はまだ路面電車が走っていたから
線路はあったが、身近にあんな鉄橋はない。近くの寺町には墓場はあった。大阪
のど真ん中で育ってしまったから、子ども時代の遊び場ゆーたら木の上の小屋や
なくて心斎橋の大丸やそごうの中を走り回ったりしていた。ただ、空き地がそこ
いらに残っていて、最近の地上げの後遺症で、町中に歯抜けのような空き地があ
るが、ほとんどコンクリートで固められていて、無人パーキングになっているか
ら、子どもの遊び場にはならんが、そのころの空き地は、3角ベースくらいは出
来た。そー言えば、空き地にはあつらえたように土管が置いてあった。下水道の
整備が急ピッチに行われていた時代なんや。おっちゃんちも小学校の頃まではボッ
トン便所やったなぁ。ニオイまで思い出してしもたがな。。。ボットン便所は、
最後の水切りが難しいんや。落下物がまっすぐに入水したら、おつりが跳ね返っ
て来る。そこで?肛門から離脱する寸前にお尻を左右に振って、ひねりを入れる
んや。飛び込みでゆーたら、伸身半ひねり棒型や。このタイミングが難しかっ
た。(何の話してんねん)

それにつけても、少年にとってかけがいのない12才の夏。この映画の場合、
アメリカは新学期が9月なので、彼らは小学6年生の最後の夏とゆーことになっ
ていたが、日本では中学1年の夏や。中学生になると何が変わるか?下半身に毛
が生える。近頃のガキは小学生で既にぼうぼうなのもおるらしいが、我らの世代
はまさに中学1年生が若草萌えいづる季節だった。小学生では、親の監視が結構
きついから子ども同士で遠出はできなかった。それが中学生ともなると、おおっ
ぴらに遠出できるようになる。ま、ちゃりんこで行ける範囲やから、遠出ゆーて
もたかが知れてるけど、大阪城まで遠征すれば、それなりの大自然があったけ
ど。。。今思い返しても我が小学生時代は、ぼんやりとした靄に包まれているよ
うで、自我の目覚めゆーもんがほとんどなかった気がする。何気なく生きている
だけの、可もなく不可もないスカみたいなガキやった。人間以前、つまり動物状
態やった。確かにクラスのかわい子ちゃんには、多少なりと恋心に近いものを感
じたりしたことはあったようだが、抑えがたい性衝動を感じる訳でもなかった。

ところが、中学生となると、まさに子供から中供になる過渡期。確か銭湯の料金
表には中供ゆーのがあったよね。お金を払うときに女風呂をちらと覗いたことに
大いなる罪の意識を感じたり、妙に色っぽい女の先生のノースリーブの脇の下に
どぎまぎしたり(どうしても下半身話がメインになる)、映画の挿入歌とゆーだ
けで真っ赤になったりしたものだ。12才の私は、まるで脱皮するように全身で
子供時代から抜け出そうともがいていた。醜い青虫が華麗な蝶になるわけではな
いが、かといってグレゴール・ザムザのように、ある朝虫に変身したわけでもな
い。残念ながらこの映画の4人組のようなスペシャルなひと夏の経験はなかった
が、日々アイデンティティの獲得とガキの自分との決別で結構忙しかった。 

ところで、「スタンド・バイ・ミー」の主題歌を歌うときに、どうしても「スタ
ン・バイ・ミー」とドが発音できないのは、果たして私ひとりだろうか? 

< 追記 >
近頃の中学生はまるで宇宙人のようだとよく言われる。どーゆー風に宇宙人なの
か?一時の荒れた中学校は最近どーなのか?校内暴力より校外殺人やら校外援交
に忙しくなったのか?最近では小学校の方が荒れているらしい。少年犯罪とゆー
と中学生がメインのようだが、そこらへんの実体をよくご存じの方ご教示願いた
い。親の背中を見て子どもは育つとゆーが、今時の中学生の親たちは、なぜ宇宙
人を大量生産してしまったのか?責任者出てこいかい!!(とゆーて、出てこら
れても困るけど)日本はアメリカに10年遅れて破滅への道(つまりロード・
トゥ・パーディションや)を辿ってると言われる。確かに最近の女子高生を見る
と、茶髪は当たり前で金髪のもいる。10年前はたぶん茶髪すら珍しかった。女
子高生で茶髪はおらんかったやろ。それが、鼻ピアスやら、タトゥーやら、一時
の顔黒は廃れたようやが、ゴシックロリータやら、カラーギャングやら、なにや
ら、カニやら、エビやら、イカやら(寿司屋のネタか〜ッ)。こいつらが大人に
なっても、まともな親になるとは到底思えん。バカ女に比べて男がどんどんひ弱
になっていくのは何でやねん?地球の寿命はあと30年と言われているから、後
顧の憂いはないようなものだけど、願わくば、おっちゃんの生きているうちは、
品位の低すぎないフツーの国であって欲しい。 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Contact me: f_f_cat@yahoo.co.jp              (マガジンID:m00108615) 
                      Copyright(C)2004 BRAT PITT 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-23  
最終発行日:  
発行周期:週1回〜不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。