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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/11

                         Vol.043 03/11/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
   至福のとき  HAPPY TIMES(2002)中国
   監督:チャン・イーモー 
   出演:ドン・ジエ チャオ・ベンジャン

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

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『初恋のきた道』のチャン・イーモー監督のしあわせの3部作の最終章とDVD
のパッケージの裏面に書かれているが、心温まる感動と涙の物語ではなかった。
ま、心が冷え冷えしはしないが感動作ではない。落語とゆーか人情話とゆーか、
エエ歳をしたおっさんが、小娘のために(自分のためでもあるが)まわりの同僚
まで巻き込んで見え見えの(?)大芝居をうつとゆー話の展開にかなり無理はあ
るものの悪い気はしなかった。とゆーか、この展開こそが映画なんだ。現実の世
界はこんな風にちょっと変わってるけど心やさしいおっさんたちばかりではない
し、ヒロインの少女だってあんな風に切なくなるほど世間知らずではない。大人
のファンタジーと言ってしまえば身も蓋もないが。。。

『初恋のきた道』では不覚にも落涙してしまったブラット親爺は、この映画を観
る前から、ちょっとやそっとのことでは泣かンぞと固く決心して臨んだのだが、
◆◆ネタバレ注意◆◆いざ映画が始まると、風采のあがらないおっさんとデブの
おばはんの再婚話みたいで、そのおっさんがデブの家に行くと、そこにまた憎っ
たらしいデブのガキがおる。ブラット親爺はあーゆーデリカシーのないガキが大
嫌いや(デブが嫌いな訳じゃないが、あとでそのガキにピアノを習わす気ィやゆ
ーのが分かったときは噴飯ものやった)から、何じゃこりゃ?と思ってると、パ
ンツ一丁の娘さんがえらい慌てて走リ出て来てトイレに駆け込んだ。これがヒロ
インのドン・ジェなのだが、初めは13才くらいかなと思った。かいらしい顔し
ているけど、まったく色気がない。なにしろえらいペチャぱいなんや。しかし、
いくら色気がないとゆーても、あんなに何度もパンツ一丁のシーンを撮らんでも
ええのんちゃうか。ちょっとやらしい監督さんやと感じたのは、私ひとりだろう
か? ◆解除◆

この映画に出てくるおっさんやおばはんの台詞のイントネーションや身振り手振
り、顔の演技までよくよく観察していると、吹き替えはあきらかに関西弁がぴっ
たり来ることが判明した。声の調子は完全に関西弁やね。香港映画のカンフーも
のやギャングものの場合は、あまり関西弁風イントネーションを感じないんだが、
この映画は関西弁が妙にしっくりはまる。◆◆ネタバレ注意◆◆藤岡琢哉似のおっ
さんが酔っぱらってぼやいていたシーンの台詞を関西弁に吹き替えてみよか。

「詐欺師やぬかしよった。だれが詐欺師やねん?
そっちはどうなんや?なんちゅうおなごや?ホンマに。
手ェ早すぎるやないか。ワシとゆーれっきとした男ががおるちゅーのに
知らンまによその男を引っ張り込みやがって。。。
行ったら何しとったと思う?抱き合うてキスしとったんや。
ぶっさいくな顔のくせに。(間)太ってるおなごゆーのは、
もっと心もあったか〜いもんやと思とったのに、
とんでもハップン、走って10分や。
ホンマ氷みたいに冷たいやっちゃ。このインケツ氷まんじゅう。
ブタ女のくせして、こんなしゅーっとした男前をバカにしくさって、
おのれの姿をじっくり見てみぃ。このハムのヘタ。
もう舌咬んで死ね」
振られたおっさんの悔しさ、無念さ、しょーむない女と関わった自分自身への情
けなさがひしひしと伝わってくるよーだ。ブラット親爺も思わずもらい泣きしそ
うになった。◆解除◆

この映画もつっこみ出すと霧がないから愛想なしの摩周湖やけど、あんまり、つっ
こんだったらかわいそーな感じがする。ま、ひとつだけにしといたろか。おっさ
んが娘の頼みでアイスキャンデー買って来て娘に食べさせるシーンがあったが、
ここに座ろと言って座っていたのが、立ち上がったら歩道の端とはゆーものの道
のど真ん中やがな。近頃のすぐにどこにでもへたり込むガキでも、あんなとこに
は座らんよ。。。

ラストシーンを語るのは御法度だろうけど、このエンディングは最初やや唐突な
感じがした。でも、よくよく考えると、この手の映画はあんまり感動的なエンディ
ングもどーかと思うし、かといって、ハッピーエンドは禁じ手だし、終わり方を
必死で考えた結果が、ちょい肩すかし気味に終わるあのエンディングになったの
だろう。

もうひとつ、この映画の場合もタイトルがなんか変。英題の『HAPPY TIMES』
ゆーたら安物のPR誌かミニコミ紙のタイトルみたいやないか。邦題の「至福の
とき』ゆーたら、普通はエクスタシーやで。マッサージしてもろて気持ちよーな
りすぎて、いびきかいて寝てるおっさんがおったが、あれこそ「至福のとき」や
から、邦題の方は当たらずといえども遠からずか。 
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創刊日:2004-01-23  
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