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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/10

                         Vol.042 03/10/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
   シカゴ CHICAGO(2002)アメリカ
   監督:ロブ・マーシャル 
   出演:レニー・ゼルウィガー キャサリン・ゼタ=ジョーンズ 
      リチャード・ギア

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

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キャバレーもの、ダンサーものといえば、ブラット親爺のご贔屓はライザ・ミネ
リの『キャバレー』だったが、この映画もかなりよかった。同じダンサーもので
も、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』は、なんともはやダーク&ヘビーなお話で、
唯一の救いはこれも『シェルブールの雨傘』の頃からのご贔屓だったカトリーヌ・
ドヌーブがおばちゃん役で出ていることを発見したことくらい。あの映画を「暗
く重いテーマでもミュージカル仕立てにできるとゆーことを証明した実験映画だ」
と看破した映画評をどっかで読んだが、うまいこと解釈するもんだ。こっちも殺
人犯がヒロインだから、充分ダーク&ヘビーなはず。ところがどっこい、えらい
派手やがな。陰々滅々としたところは一切なし。全編あっけらかんかんやった。

最初に歌と踊りのミュージカルシーンが出てきたときは、これは、ダンサーの話
やから仕事で踊ったり歌ったりしたはるんやと思っていたけれど、あれ?どうも
そうやない。「この映画、ひょっとしてミュージカルとちゃうか?」と感じ始め
たのは、なんとゆー不覚、映画が始まってしばらく経ってからだった。後で分かっ
たことだが、元々ブロードウェーの大ヒットミュージカルが先にあってそれを映
画化したとか。監督が振り付けもしているとゆーか、振り付け師が監督した映画
だったことも後で知った。なんとなくなっとく。おっちゃんミュージカル方面に
はうといんや。

事前の情報、つまり他の人が書いた映画評やレヴューの類をほとんど読まないで
観るものだから、ときどきカンクル〜ワ映画を観せられる羽目になる。(DVDの
箱に書いてある解説すら読まない場合が多い)しかし、この映画の場合は、ミュ
ージカルだからいけないとゆーことは全然なく、結構よくできたミュージカル映
画だった。ヒロインのロキシー・ハート役の女優は、ちょっとマリリン・モンロ
ー似の雰囲気があって、とゆーてもこっちはペチャぱい、色気ではモンローはん
に歯が立たんけど、どこか相通じるかいらしさがあった。これがこの娘がこの映
画のヒロインとして抜擢された理由、天賦の才ゆーやつなんやろか。しかし、歌
も踊りも芝居も結構頑張っとった。それと、もうひとりの女優、こっちの方がど
うも世間の評価は高いようや。事実アカデミー賞の助演女優賞をゲットしている。
おっちゃんは、こーゆー気ィ強うそうなおなごはんは、ちょっとパスやけど、確
かにバリバリのプロゆー感じやった。◆◆ネタバレ注意◆◆

このお二人、お互い好かんタコ状態なのだが、葛藤とゆーか、つばぜり合いとゆ
ーか、刑務所の中でも女の戦いを繰り広げとる。どっちも裁判で無罪を勝ち取れ
ないと絞首刑になってしまうのだが、必死のパッチで芝居しまくり、モンロー似
の方は、リチャード・ギア扮する辣腕弁護士のおかげもあって、うまい具合に陪
審員をだましまくって晴れて無罪を勝ち取り、もうひとりの方も司法取引でちゃっ
かり無罪になって、結局は元殺人犯の悪党コンビで売り出すとゆー芸能界サクセ
スストーリーだった。(おい、おい、ちょっとアバウト過ぎるやろ!もっとマス
コミ操作の恐ろしさとかニュースのワイドショー化の愚かしさとかの高尚な方向
に行かんのかい)◆解除◆

ま、固いこと言いっこなし。まさに『ALL THAT'S JAZZ.(なんでもあり)』、
歌と踊りがめちゃエエ。リチャード・ギアも結構よーやる。最後の舞台のシーン
を愉しむだけで、充分元とった気になる。アメリカ人はこの手のエンターテイメ
ントものはホンマに上手や。お楽しみのツボを心得てるとゆーか、まさに『至福
のとき』に浸らせてくれる。この映画の場合は、なんぼ5.1chサラウンドやゆー
ても、DVDより映画館の方がずっと臨場感があってよさそう。。とゆーか、ブ
ロードウエーの舞台を見るのが一番かも。。。

もうひとつ、特筆しておかなければならないのは、『ミスターセロハンの歌』や。
セロハンゆーのは和製英語やのうて、れっきとして英語やったんやね。もっとも
セロテープは外国人には通じんけど。。。それにしても、あんなに哀愁の漂うオ
ーギュストの道化師を見たのは久しぶりやった。この映画のなかで、あのおっさ
んは唯一真実の人やった。あのオーギュストと『天井桟敷の人々』のジャン・ル
イ・バローのホワイトクラウンと、どっちがペーソスがあるかとゆーと、断然セ
ロハンのオーギュストやね。バローのホワイトクラウンはめちゃエレガンスやけ
ど。。。 

注:道化師にはオーギュスト(もじゃもじゃの赤毛のハゲヅラに山高帽、赤いで
か鼻をつけ、だぼだぼのズボンを履いてる方)とホワイトクラウン(白っぽい衣
装で、顔も白塗り、細長いとんがり帽みたいなのをかぶってる場合が多い方)の
2タイプがあるとゆーのを知ってるだけでもエラいやろ。なんぼでも尊敬してい
いんよ。 

<追記>
エエ〜っ。あの『ブリジット・ジョーンズの日記』に出ていたぽっちゃりのおね
ーちゃんが、この映画のペチャぱいの方のおねーちゃんやったん?う〜ン。おっ
ちゃん、またも不覚やった。女は分からん。 
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