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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/03/03

                         Vol.035 03/03/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  ダウン・バイ・ロー  BY LAW (1986)アメリカ
  監督:ジム・ジャームッシュ
  出演:ジョン・ルーリー トム・ウェイツ ロベルト・ベニーニ

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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れ弱いので。。。(@。@;) f_f_cat@yahoo.co.jp

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同じ監督の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』に出ていたジョン・ルーリー
が、間抜けな女衒の役でまた出ていた。よっぽど監督のお気に入りなんだろう。
ま、あんなに容貌魁偉な役者はアメリカ中探してもそうはおらんやろ。それに、
なんと驚いたことに『ライフ・イズ・ビューティフル』のロベルト・ベニーニも
出ていた。ブラット親爺は、映画を観る際に、あまり事前情報を仕入れずに観て
しまうものだから、まさかこの映画にロベルト・ベニーニが出てるとは夢にも思
わなんだ。

たぶんロベルト・ベニーニはイタリアの欣ちゃんみたいな喜劇役者で、ドメスティ
ックには結構有名だが、『ライフ・イズ・ビューティフル』で監督デビューする
までは、イタリア国内のテレビか劇場でコメディ役者をやっていたとばっかり思
いこんでいた。そいつが30過ぎの頃にアメリカまで出っ張って行ってこんな映
画に出ていたとはつゆ知らず、縁は異なもの味なもの。ここで逢うたが百年目。
ちょっとネットで調べたろか。。。1952年にイタリア中部のトスカーナの貧
しい百姓のガキとして生まれた。ふむふむ。何となく納得。えらい貧乏で学校に
通えず、サーカス小屋でパシリなどをやった後、ローマで舞台の役者になった。
このあたりは北野監督に似てなくもない。あっちはストリップ小屋やけど。。。
70年代から喜劇俳優としてテレビや映画に出演し、フェデリコ・フェリーニと
も付き合うくらいのそこそこメジャーなコメディアンになっていたらしい。しか
も、この映画にも出ていたニコレッタ・ブラスキが嫁はんで、どの映画でも相手
役は決まってニコレッタらしい。せっかく何でも好きなもん食えるのに、わざわ
ざ弁当持って食堂へ行くような気もするが。。。

◆◆ネタバレ注意◆◆それにしても、この映画もええかげんにせんかーゆーくら
い監督のご都合主義が目立った。ロベルト・ベニーニは、独特のすり寄り術を発
揮して(このおっさん、いつでもどこでも誰にでもゴマすっとこゆー感じや)、同
房になったふたりの囚人にちゃっかり取り込み、最後は一緒に脱獄までやってし
まう。しかし、あの脱獄シーンはエラいあっさり味やったな。まんまと脱獄した
もののまわりはワニの棲む沼地。這々の体でたどり着いた小屋に運よくマッチと
ろうそくがあるとゆーのも、かなりご都合感が強いが、まぁ負けといたろ。その
後の逃避行で、ボートを手に入れるのも、ウサギを捕まえてくるのも、ええ加減
ご都合だが、最後の場面はイクラなんでも、おっちゃんはちょっと承諾しかねる。
アメリカのルイジアナ州のど田舎の、町からかなり離れた一軒家に、イタリア人、
しかもまだ若いひとりもんの女が、そんな都合よく住んでるはずがない。こーゆ
ー映画のファンとゆーか監督の信奉者は、「固いこと言うんじゃねェーって。こ
のクールな雰囲気がエエんじゃ」と宣わく。確かに、ミュージシャンのプロモー
ションムービーには、この手の映画の真似っこが結構多いように思う。しっかし、
こんなお気楽設定オッケイやったら、シナリオなんて、何でもありの玉手箱やな
いか。。。◆解除◆

この映画は、前半部分、特に刑務所の中での掛け合いシーンは結構おかしかった。
しかし、これはロベルト・ベニーニの手柄で、監督の手柄ではない。流れDJ役
のトム・ウェイツも結構いけてた。このニーちゃんもミュージシャンらしいが、
こーゆー映画の場合、プロの役者より素人がええ雰囲気出すようだ。キャラクタ
ー勝負ゆーやつか。日本でも宇崎竜童や内田裕也のように、ややマイナーな映画
にはミュージシャンがよく出ている。そー言えば、沢田健二も萩原健一も元ミュ
ージシャンやった。日本にまともな映画俳優がいないことも問題だが。 

確かに、ハリウッドものとはちょっと違うマイナーな映画が、一部で高く評価さ
れるのは分からなくもないが、ここまでのジム・ジャームッシュは、ブラット親
爺に言わせれば、何が言いたい歯が痛い映画だった。次作の『ナイト・オン・ザ
・プラネット』に期待しよう。何せDVDボックス買ってしまったから。。。

down by the bowとゆーと、舳先を下にして、船が前のめりになっているのを
表現している。the long arm of the lawとゆーのは、警察の捜査網のこと。
DOWN BY LAWは、『法の網の下をくぐって』くらいの感じか?あまりぴんと来
ないが。。。乗っていたボートが沈没するシーンがあったから、なんとなくその
辺りにひっかけてあるのかな?こりゃ邦題つけにくいわ。 
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