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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/02/28

                         Vol.031 02/28/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
 冒険者たち  LES AVENTURIERS(1967)フランス 
 監督:ロベール・アンリコ
 出演:アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカス

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)

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10代の頃にロードショウで観て、そのロマンチックでニヒリスティックな物語
の虜になってしまった。ブラット親爺の青春の墓標のよーな映画だ。男ふたりに
女ひとり、いわゆる三角関係だが、決してどろどろした修羅場を演じる訳ではな
い。この辺りもおっちゃんの好みにぴったりだった。どうも抜き差しならない男
女のどろどろ話は、ゾンビーものやエイリアンもののずるずる系といっしょで、
若い頃から不得意科目だった。こらえ性がないとゆーか、惚れた腫れたの手練手
管に疎いとゆーか、ハッキリ言って、もてなかったってことかいな。

これまでに何度この映画を観たかわからないが、テレビで放映されたのを録画し
たのやレンタルビデオで繰り返し観ていた。(テレビの洋画劇場は吹き替えなの
で、アランドロンの声は野沢那智がやってた。リノ・ヴァンチュラは森山周一郎、
ジャン=ポール・ベルモンドは山田康雄、ハンフリー・ボガートなら久米明、マ
リリン・モンローはんは向井真理子と当時の洋画劇場では、役者ごとに声優が決
まってた。最近はどーなんやろ?)この吹き替え版の録画テープは人にやってし
まったので、ジョアンナ・シムカスの声を誰が吹き替えてたのかは定かではない。

WEBに外国人俳優と日本人声優の対照表があった
( http://www2.ocn.ne.jp/~makoichi/m_da.htm )ので調べてみたが、さす
がにジョアンナ・シムカスの吹き替え担当声優の名はなかった。今と違って15
年くらい前の8ミリビデオデッキにはコピーガードがかかっていなかったので、
VHSから簡単にダビングできた。そのテープは今も手元にあるが、肝心の8ミ
リビデオデッキの方が壊れてしまった。ソニーのベータマチックも8ミリビデオ
もパイオニアのLDも過去の遺物となってしまった。オープンデッキもレコード
も、とおの昔に絶滅してしまった。カセットテープもMDもそのうちレッドデータ
ブック入りだろう。AVやパソコンの世界ほど栄枯盛衰の激しい諸行無常の世界
はない。 

ところで、ローラン(リノ・ヴァンチュラ)とマヌー(アラン・ドロン)のどち
らにレティシア(ジョアンナ・シムカス)は惚れていたのかとゆー大問題だが、
ブ男相哀れむ同盟会員のおっちゃんとしてはローランの肩を持ちたいのはやまや
まだけど、どうもマヌーの方に惚れてたよーに思われてならない。マヌーの方が
ハンサムだからとゆーことではなく(レティシアちゃんは決して面食いではない
と信じたい)、マヌーはいかにも破滅型の男だからだ。やや常識人的なローラン
より、人生出たとこ勝負の非まじめ人間のマヌーにより強く惹かれていたに違い
ない。不思議なことに、レティシアちゃんのよーな女は、得てしてこーゆー男に
惹かれよる。

しかし、われわれ日本人の年齢感覚からすると、この映画のふたりの男はともに
エエ歳こいているのだが、どーしてあんな風に夢を追いかけ続けられるのか?おっ
ちゃんは、28のときに夢追いのメリーゴーラウンドから下りてしまった。それ
からとゆーもの、寅さんじゃないが、この胸のときめきやら青春の光と影やらカ
ワイソーダは惚れたってことよやらとは無縁の地道な暮らしだ。 

◆◆ネタバレ注意◆◆あっけなく殺されてしまったレティシアの野辺送り(とゆ
ーか、水葬)のシーンは、実に印象的だった。この場面は音楽も素晴らしいが、
葬式があんなにロマンチックでいいのんか?いいんですとちょっと思う。 

ラストのあの海の中に建つ要塞のよーな城に触れない訳にはいかない。あの城は
もともとあの場所にあったものだろうが、原作者もあの城の存在を知っていて原
作を書いたのかしらん。。。それにしても、できすぎたロケーションだ。あんな
隠し球を最後に見せるなんて、そらズッコイで。 

ひとり取り残されたローランはあの城をリゾートホテルかなんかに改装して、オ
ーナー兼支配人となり、そのうちご面相は十人並みだが、気だてのよい村娘がホ
テルの従業員としてローランの前に現れ、その娘とふとしたはずみで深い仲になっ
て、紆余曲折はあったものの、めでたくゴールイン。そーこーしているうちに、
子どもがぼこぼこ生まれ、華奢だったはずの村娘は別人28号、貫禄充分のおばちゃ
んに変身し、やれやれとひとりごちながら余白の人生を送るのか。そーであって
欲しいよーな気もする。◆解除◆
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