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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/02/20

                          Vol.024 02/20/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  フェリーニの8 1/2  8 1/2(1963)イタリア 
  監督:フェデリコ・フェリーニ
  出演:マルチェロ・マストロヤンニ、アヌーク・エーメ、
     クラウディア・カルディナーレ、サンドラ・ミーロ 


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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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なるほど、この映画の前に監督した映画が8本と半分(オムニバスが1本あるので、
それを1/2とカウントしている)あったから、この題をつけたらしい。しゃれ
たことするやん。この作品はフェリーニの最高傑作と言われてるが、見逃してた。
ブラット親爺がフェリーニの映画を見始めた頃には、すでに巨匠を通り越してた。
多分ロードショウで観たのは、『サテリコン』あたりからだったよーな気がする
が。。。

この映画、構造的に非常にややこしいことになっとる。つまり、架空の監督が架
空の映画を制作するに当たって、俳優のキャスティングやらなにやらで悩んどる
とゆー設定で、架空の監督役のマルチェロ・マストロヤンニがそこら中を悩まし
げにうろちょろしよる。それにしても、何で温泉療養施設にまで関係者がわざわ
ざ来たりするねん?しかも、愛人と嫁はんまで呼びつけるのはどーゆーことや。
架空の監督とゆーのが現実の監督のフェリーニとダブらせてあって、いわば私小
説の映画版、私映画になっているところがミソ。ところが、この私映画には、も
うひとつ監督の少年時代の夢の場面がいっぱい挿入されるから、どれが架空の監
督の現実で、どれが架空の監督の夢で、どれが現実の監督の現実の焼き直しで、
どれが現実の監督の夢の映像なのか、しっかり観てないと訳分からんよーになる
よ。

◆◆ネタバレ注意◆◆架空の監督の悩みを描き出す現実の監督の手腕は相当なも
ので、こんなにおもろいストーリーを作れるのだから、現実の監督は別に悩まん
でもエエのんちゃうのんと思うのだけど、前作の『甘い生活』の支離滅裂ぶりを
知っている(この映画は大女のアニタ・エグバーグが出てるシーンだけが見物)
観客としては、やっぱり映画監督は巨匠と言われても、晩年の黒澤しかりで、あ
んまし訳分からん作品つくったらアカンのんやと、妙な感慨があった。アカデミ
ー外国映画賞やらカンヌ映画祭で賞もろても、映画館に客が入らんことにはども
ならん。しかも、客が途中で寝てまう映画ではアカンがな。ここら辺が映画監督
の難しいところやね。

それから、クラウディナ・カルディナーレの役もいまいちよー分からんかった。
それにしても若い頃のクラウディアちゃんはビックリするくらいキレイやね。すっ
たもんだの末、「人生は祭りや、(=死ぬまでの暇つぶしや)」とおっちゃんと
同じ境地に達するところがエラい気に入った。映画が動く絵画(=芸術)と言え
るとしたら、ひとつひとつのシーンがまさに絵になってるこーゆー映画やろね。
◆解除◆
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