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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/02/13

                          Vol.017 02/13/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
 我輩はカモである (1933)アメリカ Duck Soup 
 監督:レオ・マッケリー 
 出演:レナード・マルクス(チコ)、ジュリアス・ヘンリー・マルクス(グルーチョ)、
 アドルフ・マルクス(ハーポ)、ハーバート・マルクス(ゼッポ)

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)

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い映画(新作とは限りません)を観たときは、その映画評を優先します。

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れ弱いので。。。 f_f_cat@yahoo.co.jp
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この映画を観るまでマルクス・ブラザースが元々4人組やったとは知らんかった。
おっちゃんが唯一観た彼らの映画は、MGMに移籍してからの『マルクスの二丁
拳銃』やった。あの映画もかなり笑えるスラップスティック・コメディやったが、
この映画ははるかにぶっ飛んでた。70年前のギャグが全く古なってない。とゆ
ーか、お笑い芸もそんなに進化してないゆーことか。。。 

何しろ全編会話がほとんどど成り立ってない。グルーチョは相手役の役者の台詞
をおちょくりまくり、自分でボケつっこみをかましまくる。あれがネタやなくて
アドリブやったとしたら、相手役の役者はさぞかし芝居しにくかったやろ。しか
も、グルーチョのエキセントリックな演技は、ちょっと手がつけられないくらい
エスカレートしてゆき、観ている方もだんだんつらなってくる。常人の域をはる
かに越えてるが、日本人のおっちゃんにすると、字幕ではなかなか笑えんかった。 

それに引き換え、ハーポはサーカスのピエロに通じるあっけらかんとした芸風や。
何でもちょんぎるハサミ芸(?)とラッパの話芸{?}さらに、やりすぎるくら
いのどたばた芸。いずれをとっても、世界中どこでも、子供にも受けるナンセン
スギャグ系。 

チコは長男だけにうまくまとめ役を演じている。しかし、チコがいないと、グル
ーチョはどんどん暴走してしまうやろし、ハーポの芸はとりとめがなくなってま
う。この映画ではイタリア(?)なまりの英語で、すばしっこいスパイ男を演じ
てるが、特にハーポの介添え役として、チコの存在は重要や。 

もうひとり、これといった芸がないから3人の引き立て役に甘んじるしかなかっ
たらしい末っ子のザッポが、この映画を最後にマルクス・ブラザースから抜けた
のは正解やったとおっちゃんも思う。4人とか5人のバンドでも、グループの中
でひとりだけ平均点を下げる奴ゆーのがおったりするもんやが、なかなかそいつ
を外すのは難しいもんや。ビートルズもレコードデビューの前に、ピートゆード
ラマーが外されて、リンゴに交代させられた。外された方も気の毒や思うけど、
おっちゃんは。。。 

この映画も観ようによっては反戦映画やが、戦争をやらかす支配階級を茶化すと
ゆーより、グルーチョは人間の営みすべてを茶化しまくってるとゆー方が当たっ
てる。存在そのものがアナーキーなんや。その理由は、グルーチョはそのナンセ
ンスなしゃべりをマシンガンのよーに放つのが持ち芸やから、対象は一応エスタ
ブリッシュメントにならざるを得ない。ただ、そこに留まらず、女でも男でも誰
でも彼でも、まじめそーな顔してる奴をことごとくおちょくるのがグルーチョの
真骨頂や。 

チコやハーポはグルーチョに比べるとずっと罪がない。こっちは、体を使ったナ
ンセンスギャグが売りやから、必ずしもなぶる相手はいらん。この映画では、レ
モネード売りの大男がおちょくられとったけど。。。しかし、まぁ、なんですなぁ、
鏡のコントにしろ帽子のコントにしろ、後の時代のサーカスのピエロ芸やTVの
お笑い番組の定番になったコントが、いずれも彼らのオリジナルやったことに改
めて感心した。 

この映画の原題は『DUCK SOUP』 やが、スラングで「お安い御用、朝飯前、い
いカモ」などの意味があるらしい。邦題は3番目の「いいカモ」をもじって『我
輩はカモである』としたよーやが、誰がカモやねん?映画の内容からすると、
『カモっていいとも』くらいが合うてるのんとちゃうか? 
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