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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/02/14

                          Vol.018 02/14/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  めぐりあう時間たち  (2002)アメリカ THE HOURS 
  監督:スティーブン・ダルドリー
  出演:ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ 

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)

本文中の※印のついた言葉は、文末におっちゃん直々の用語解説があります。

当分の間は書きためたーる「つっこみ映画評」を毎日送信します。モチロン新し
い映画(新作とは限りません)を観たときは、その映画評を優先します。

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大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。 f_f_cat@yahoo.co.jp
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この映画、なんの予備知識もなしに観たら、なんのこっちゃと思いながら映画館
を出ることになるやろ。3つの時代と3つ場所で映画的には同時進行で進んでい
く3つの話がそれぞれ呼応してるんやろとは思っていても、繋がりがよー分から
ん。 

バージニア・ウルフという1941年に入水自殺した英国の女流作家のことは『バ
ージニア・ウルフなんか怖くない』とゆーエリザベス・テイラー主演の映画のタ
イトルで名前を知っていたに過ぎない。この映画も観ていない。『ダロウェイ夫
人』というのがその作家の代表作だというのも知らなかった。とまぁ、バージニ
ア・ウルフ未体験者にとっては、映画の前提条件がよー分からんワケだから、そ
れこそ何されるんか、バージンのようにどきどき気分だった。

なるほどこの映画の本流はロス編だ。イギリス編が源流で、ニューヨーク編が最
下流だ。ま、時代的にもそうなってるんだが。。。アカデミー賞の主演女優賞は
源流のニコール・キッドマンがとったが、ブラット親爺は本流のジュリアン・ム
ーアの方が熱演だったと思う。神経衰弱気味の陰気な嫁さんの雰囲気がよーでとっ
た。◆◆ネタバレ注意◆◆この怪物ローラの出奔が悲劇のすべてだった。ローラ
が家を出たのは、マタニティ・ブルーだったのか、ミスター・セロハンの旦那に
愛想が尽きたのか、本人は自分の居場所を見失って一度は自殺を考えたが、思い
とどまり、その暮らしが死そのものだったので、死ぬかわりに家族を捨てて生き
ることを選んだとゆーとるが、漠然とした実存的不安ゆーやつかい。ただの現実
逃避かい。いずれにしても合理的な理由はなさそうだった。不定愁訴とゆーか、
ある日突然、※犬のフンギリで、何もかもうっちゃって蒸発してしまう女がいる。
「女 三界に家なし」と言われる女にしてみれば、どこにいて暮らしてもおんな
じことなのだ。

昔、某地方の温泉街のホテルに仲居さんを斡旋する大阪事務所に勤めていた女の
子を知っていたが、彼女によると、まあ、あきれ返るほどワケ有りの女が連日の
ように面接に訪れ、その女たちを手荷物ひとつで次々とホテルに送りこんでいた
そうだ。「同情なんかしてたら身ぃが持たへんわ」と言っていた。かにかくに、
女は一旦しがらみを断ち切ってしまうと、案外あっけなく別の空間に入り込んで
いけるようだ。男はそーはいかん。過去の栄光をひきずりまくりよる。確かに何
もかも捨てて主婦が他の男の元に走るなんて話は、古今東西そこいら中に転がっ
ている。ただ、この女の場合は男に走ったわけでなかったから、残された男の子
が、なんで自分を捨てたんか?おかんの家出の理由が分からんゆーて、長じてあ
んな神経衰弱男に育ってしまったのかしら。。。エイズになってからああなった
のか?なる前からああだったのか?そこんとこが映画ではよー分からんが。。。
◆解除◆

この映画、原題は『The Hours』。『1時間』の複数形なら数時間かい?『めぐ
りあう』は違うやろ。。。誰が誰と巡り会ったんや?もし何か形容をくっつけた
いのなら、『響きあう時間』とちゃうか? 

アルチュール・ランボーが、パリでの生活と詩を捨て突然アフリカに旅立ったの
を思い出した。天才詩人にどんな心境の変化があったのか?、なぜ、わざわざア
フリカくんだりまで出かけていかなければならなかったのかの疑問が、久しぶり
にブラット親爺の脳裏に去来した。ただそれだけのことやけど。。。 
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             ブ〜ラブラット用語解説
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犬のフンギリ
ふんぎりをつけるの「ふんぎり」は、「踏ん切り」と書くのが一般的やが、あれ
は大間違い。犬のフン(うんち)がスパッと肛門からちょん切れるところから、
ごちゃごちゃ言わんときっぱり諦めたり、うだつの上がらん男とさっさとと別か
れたりする状態を形容してる。ワンコの肛門のフンギリのよさは天下一品や。 
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創刊日:2004-01-23  
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