映画

ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

全て表示する >

ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/02/07

                          Vol.011 02/07/2004
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
 
         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  

  ジョンQ-最後の決断-  (2002)アメリカ John Q. 
  監督:ニック・カサベテス 
  出演:デンゼル・ワシントン、ロバート・デュバル、アン・ヘッチ 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
       ▲▼▲▼読者のつっこみ映画評 大募集▲▼▲▼

ご覧になった映画のつっこみレビューを送ってください。このメールマガジンで
紹介させていただきます。もちろん、ブラット親爺の映画評に対するつっこみも
大歓迎!あんまりキツ〜イつっこみはやめてね。おっちゃんこう見えても、打た
れ弱いので。。。 f_f_cat@yahoo.co.jp
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
確かにまじめに働いてたのに、会社の勝手な都合で医療保険の保障のランクを落
とされて、「お子さんの心臓移植手術は、あんたの会社が加入してる保険ではで
きまへんねん」言われたら途方に暮れるわな。アメリカは医療費がべらぼーに高
い。しかも、公的な医療保険制度があんまり整備されてないから、会社とかがちゃ
んとした医療保険に入ってくれてないと、おちおち風邪も引かれんらしい。 

万策つきて、このおとっつぁんがまず決断したのは、病院ジャックとゆーか医者
や看護士、患者を人質にとっての立て籠もりやった。しかも、それが最後の決断
ではなかったゆーとこがミソやね。ちょっとこの決断、ぶっ飛びすぎとちゃうか
とおっちゃんは思うけど。。。

昨年やったか、なけなしの金をつぎ込んで軽貨物のトラック便かなんかの仕事を
始めたおっちゃんが、募集広告のうたい文句のよーには儲からず、借金だけ残っ
て、嫁さんに離婚届渡してから、その足で会社の支店に行き、ガソリンぶちまけ
て立て籠もって、結局ガソリンが爆発して支店長を道連れに死んでしもうた事件
があったが、あの事件は何ともやるせない気がした。追いつめられたら人間何す
るか分からんのは、洋の東西を問わず同じや。

◆◆ネタバレ注意◆◆ところが、この映画の場合は、監禁されてる患者たちの間
にも、マスコミを通じて国民にも、犯人への共感が次第に生まれ、そこへ持って
きて、ご都合主義的、予定調和的に話が運んで、最後はそらないでのエンディン
グやった。このおとっつぁんの子供を思う気持ちは痛いほど分かるが、やっぱし
主人公はもっと別の方法を模索すべきやったんちゃうかと、観客に思わせるよー
な終わり方はなかったんか?◆解除◆ 

この手の映画は、犯人に感情移入しやすいよーに作ったーるから、どうしても犯
人を贔屓にしてしまう。犯人役がどっから見てもワルには見えないデンゼル・ワ
シントンやから尚更や。(『トレーニング・デイ』ではうまいこと先入観を覆し
てくれたけど)これでエエのか悪いのか、ちょっとよー考えとかなあかん。スト
ックホルム症候群とゆーらしいが、監禁状態が長引くと、犯人と被害者双方に心
的相互依存とゆー症状が起き、「被害者が犯人に、必要以上の同情や連帯感、好
意などをもってしまうこと」があるらしい。この映画では、この映画では、患者
はもちろん医者も犯人に同情してしまう。映画を観ている観客も一緒になって同
情してしまう。とゆーても、寝ころんでDVD観てるおっちゃんは、別に銃で脅
されて監禁されてるワケやないけど。。。

しかし、簡単に犯人に同情して犯罪事実を許してしもたら社会秩序が保たれん。
日本人はどっちかゆーと情にほだされやすい傾向があるから、情状酌量でついつ
い犯人を許してしまう。罪を憎んで人を憎まずゆーのは、いまどきの凶悪犯罪で
はきれいごとに過ぎる。子供も女も男も無差別に殺されてる。こんな犯罪者に同
情できるやろか?日本では被害者の人権が蔑ろにされ過ぎやとゆー指摘があるが、
犯罪者に対する精神的支援もまぁ必要やろけど、被害者救済の方がもっと大事や
とおっちゃんは思う。 

以前に観た『デッドマン・ウォーキング』の尼さんは、宗教的な博愛主義が動機
やから死刑囚の肩もっても、なんとなく納得させられたよーな気になってたが、
池田小学校の児童殺傷事件の死刑囚にも獄中結婚してまで支えたいゆー女が出て
来よった。なんで獄中結婚やねん?結婚したらあの身勝手過ぎる死刑囚になんか
メリットあるのんか?なんでそんなことするのか、おっちゃんにはさっぱり理解
できん。

原題は『John Q』だけなのに、邦題では『ジョンQ-最後の決断-』になってる。
最後とか究極とか付いてると、なんかとんでもなくエラいことが起こるよーに思
うからやろか?「地獄の決断」やったら、誰も観んやろか?泣ける映画やゆー人
もおるが、おっちゃんは泣けんかった。泣いたら済む話とちゃうよ。 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
Contact me: f_f_cat@yahoo.co.jp                (マガジンID:m00108615) 
                      Copyright(C)2004 BRAT PITT 
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-23  
最終発行日:  
発行周期:週1回〜不定期  
Score!: - 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。