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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/02/06

                          Vol.010 02/06/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  

  レオン  (1994)フランス LEON 
  監督:リュック・ベッソン 
  出演:ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン 

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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れ弱いので。。。 f_f_cat@yahoo.co.jp
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さすがにリュック・ベッソンはプロの映画監督や。前回の『都会のアリス』の映
画評で、少女とおっさんの道行きものでは『レオン』の方が100倍エエと書い
た手前、もう一度見直してどこがどうエエのかきちんと検証してみた。 

ジャン・レノ扮するイタリア系ヒットマン=レオンと同じ階にナタリー・ポート
マンが演じるマチルダの家族が住んでたことが、この映画のお膳立てになってる。
ここでちょっとだけ疑問を呈すると、ふつう娘は父親に似るもんやから、あのち
んちくりんの親爺からマチルダのよーなカワイコちゃんが生まれるはずがない。

それにしても職人の技とゆーのか、映画のツボをことごとく押さえた演出やから、
つっこみ入れてる暇がない。◆◆ネタバレ注意◆◆レオンは二十歳くらいの頃に
イタリアで殺人事件を引き起こし、はるばるニューヨークのリトル・イタリーに
流れ着いて、たぶんそのまま不法滞在してるかなり腕のいい殺し屋や。『ゴース
ト・ドッグ』の武士道大好きヒットマンとどっちが腕がエエかゆーたら、たぶん
レオンの方やろ。しかし、鉢植えの観葉植物を猫っかわいがりしてるとゆー変な
奴なとこもちゃんと作ったーる。親殺しとゆーか最愛の弟まで殺しよった鬼畜の
ような麻薬捜査官に復讐するため、レオンに弟子入りしたいゆーマチルダちゃん
もとんでもない娘やけど、まぁ、この設定を否定したら映画が始まらへん。
◆解除◆

程良いペーソスとちょっとこそばゆい純愛系ラブストーリー、それにど派手なバ
イオレンス・アクションに殺しの美学が加わって、エンターテイメント映画とし
ては満点の出来だ。以前に観たスタンダード版と今回の完全版とどっちがよかっ
たのか、前に観たのがかなり前やったから、どっちとも言えん。感動するよーな
話でも、泣ける話でもないが、良質のヤクザ映画(フィルム・ノワール)といっ
たところ。この映画でもうひとり忘れてならないのが、ヤク中の麻薬捜査官。あ
のブチ切れ悪役キャラがおったから、観客は安心してマチルダの殺し屋修行を見
守れる。ゲイリー・オールドマンもうまい役者や。 

◆◆ネタバレ注意◆◆ところが、このマチルダ「ちょっと待ちるだ」ゆーてる隙
に、単身麻薬捜査局に殴り込み掛けよる。エエ根性してるやないか。しかし、あっ
さりとっ捕まって、あのラリラリ捜査官にねちねち拷問されんのかと思いきや、
これまたあっさりレオンに助け出されよった。この辺りはちょっと調子よすぎや
ね。◆解除◆

ラストのカタルシスのあとにもうひとシーンあるが、別になくてもエエよーな、
ま、あってもエエよーな。『たそがれ清兵衛』ほど笑かしよる付け足しエンディ
ングではないが。。。 

こーゆーおっさんと少女の関わりを描いた映画では、大抵少女が思いっきりませ
てて、おっさんがどっか青臭いとゆーパターンがあるよーだ。この映画もしかり。
だが、『レオン』と『都会のアリス』が根本的にちゃうのは、少女が男の支配下
にあるかどうかや。確かに『レオン』でも、おっさんはマチルダにいろいろ指図
したり注意したりしよる。しかし、マチルダはかなり自由にあっちゃこっちちゃ
出かけられる立場にある。一方、『都会のアリス』のアリスは、男から見放され
ると途方に暮れる立場や。この子は精神的にかなり支配されてる。しかも、『レ
オン』の描いているのは全くの虚構とゆーか非日常の絵空事で、誰もあんな殺し
屋にはなれん。だが、『都会のアリス』は普通の顔をした一般人で、映画のよー
な出会い方はありえないにしても、少女を車に乗せて連れ回す状況は誰だってや
ろ思えばやれる。つまり、日常の延長線上の関係やとゆーところが『レオン』と
は大違い。映画そのものも真面目な顔しとるだけに危ない。『レオン』はまねで
きんが、『都会のアリス』の方はまねするアホが出て来やすい。 
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