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ブラット親爺のつっこみ映画評

ここ10数年映画館に行ったことがないブラット親爺が、DVDで観た泣ける映画、笑える映画、よーできた映画、しょーもない映画を関西訛りのつっこみを入れながら論じる格調高い(?)映画批評メルマガです。

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ブラット親爺のつっこみ映画評

2004/02/02

                            Vol.006 02/02/2004
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         ◇◇ブラット親爺のつっこみ映画評◇◇  
 
  地下鉄のザジ (1960)フランス ZAZIE DANS LE METRO 
  監督:ルイ・マル 
  出演:カトリーヌ・ドモンジョ、フィリップ・ノワレ、カルラ・マルリエ

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ネタバレになりそうな話の前には、◆◆ネタバレ注意◆◆がついています。まだ、
その映画を観ていない人は、そこから先はすっ飛ばして◆解除◆の後から読みま
しょう。ただし、読める部分があまり残ってない場合があります。(^_^)
 
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れ弱いので。。。 f_f_cat@yahoo.co.jp

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一応スラップスティック・コメディとゆーことになってるが、全然笑えんかった。
おっちゃんが思うに、ルイ・マルとゆー監督には笑わしたろとゆーサービス精神
も笑いのツボを的確に押さえるコメディのセンスも皆無なんや。ま、はなから客
が腹抱えて笑うよーな喜劇映画作ろとは思てなかったみたいやが。。。 

話はとんでもない出だしで始まる。ひとりの女(たぶん離婚したんかシングルマ
ザーかどっちかや)が、10才の娘のザジを連れてパリに出てくるとこから始ま
る。娘を親戚のおっさん(たぶん実の弟やろ)に預けといて自分は彼氏とアバン
チュールを楽しもゆーワケや。

で、その親戚のおっさんが、態度のでかいとこが大橋巨泉に似てるフィリップ・
ノワレや。その嫁はんのカルラ・マルリエは、バービー人形(にんぎょと発音す
る)みたいに現実離れした別嬪さんや。そのふたりのまわりに、変なおばはんや
ら、警官やら、靴の修理屋やら、タクシーの運ちゃんやら、オームを飼ってる家
主のおっさんやら、ぽっちゃりのウエイトレスやら、ドイツ人の4人の若い女グ
ループやら、ちびのスリやら、馬面のシロクマの着ぐるみの男やら、有象無象の
男女がうじゃうじゃ出てきて、ナンセンスな大人の馬鹿騒ぎを繰り広げる。とこ
ろが、これがいっこもおもろない。やってる役者も喜劇俳優ちゃうから、笑いの
ツボが分かっとらん。

この映画、一言でゆーたら学生の自主製作映画なんかによーあるスベリまくるど
たばた喜劇や。たぶん、この監督、チャップリンやキートン、マルクスブラザー
スなんかのどたばた映画を観て、ハリウッドのお家芸のよーなスラップスティッ
ク・コメディに対抗して、フランスならではのエスプリを入れたんねんと密かに
思ったんやろ。失敗したけど。。。

◆◆ネタバレ注意◆◆別にネタバレでも何でもないけど、この映画ではエッフェ
ル塔のシーンだけが見物やった。エッフェル塔の展望台があんな風に吹きさらし
になってるのか、行ったことないから知らんけど、むき出しのらせん階段登った
り、降りたりできるんやろか。?解除?

若い頃にこの映画のタイトルだけは知ってたが、実際に見たのは今回が初めてやっ
た。ルイ・マルは、なんとゆーても『死刑台のエレベータ』がよかった。それ以
外はどれももうひとつやね。一発屋やったんや。芥川賞もろたあと鳴かず飛ばず
の作家みたいや。しかし、こーゆー映画は、『甘い生活』でもそーやったが、
1960年当時の日本人にとっては、パリが舞台とゆーだけでおしゃれな映画に
見えたやろな。当時のパリの景観は今でも結構おしゃれっぽい。地下鉄がストラ
イキ中とゆー設定やったから、パリ中にフランス車があふれかえっとる。古いフ
ランス車好きにはたまらんやろ。あのタクシーも運転席だけがオープンになって
た。あんなタクシー、ホンマに走っとったんやろか?セーヌ川からバケツで水く
んで洗車してる奴までおったで。 

フランス映画は気が利いてるのか、利いてないのか、よー分からん。場面展開の
早さとか、セットの奇抜さとか、早回しやら、スローやら、コマ落としやらのテ
クニックは使いまくってるが、喜劇として芯になる喜劇役者がおらんから、この
映画はアカン。馬鹿騒ぎを見せられるのも、少しぐらいは構へんけど、しつこく
やられるとエエ加減にせーゆー気になる。10才の子供が主役(?)やから、そ
んな子に芸せーゆーても無理や。まわりを腕こきのコメディアンで固めなアカン。
そーでないと喜劇にならん。喜劇は喜劇役者の芸の力がはっきり出るんやから。
 
『地下鉄の中のザジィ』とゆー原題なんやが、最後の方に地下鉄に乗るシーンが
ちらっと出てきただけやった。なんでこんなタイトルつけたん? 

おまけ
この映画で米軍の放出品として、のみの市でジーンズを売ってたが、ちょうど60
年代は、日本でもジーンズ(当時はジーパンとゆーたが)は米軍放出品の店で売っ
ていた。ベルボトムのジーパンとベトナムジャケットの組み合わせは70年前後
の一部大学生の制服のよーなもんやった。しかし、おっちゃんはラッパズボンが
美意識的に受け入れ難かった(実は短足で似合わんかった)から、もっぱらスト
レートジーンズを履いとった。米軍放出品の店でも本物のアメリカ製衣料品ばか
りを売ってたワケではない。半分くらいは粗悪な国産品やった。輸入物のLevi's
や Leeは古着でも結構高かった。まだまだMADE IN JAPANは、安かろう悪かろ
うの時代やった。
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