政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5246 号  2019.12・2(月)

2019/12/02



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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5246号
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      2019(令和元年)年 12月2日(月)



             改憲 待ちぼうけでいいのか:阿比留瑠比
 
                【変見自在】忠実な犬:高山 正之

              「戦い済んで日が暮れて」:宮崎正弘
          
                    
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

      

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改憲 待ちぼうけでいいのか
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       阿比留瑠比



【阿比留瑠比の極言御免】改憲 待ちぼうけでいいのか 令和元年
(2019)11月29日

憲法改正を待ち望み自民党に期待した人々の率直な心境を、代弁してい
るかのようだった。憲法改正論議の促進を求める有識者による「憲法を国
民の手に! 言論人フォーラム」が27日に開いた記者会見で、百地章・国
士舘大特任教授が述べた次の言葉である。

「与党の態度に対しては非常に不満がある。与野党の合意が一つの慣行
だったかもしれないが、憲法審査会にも参加せず、審査会開催そのものに
反対する人たちがいる。そういう人たちとどうやって合意を作るのか。作
れるはずがない」

また、ジャーナリストの櫻井よし子氏も訴えた。

「(立憲民主党などは)国民投票法改正になぜ反対するのか。国会議員と
して(国民投票の権利を有する)国民主権を阻害するものだろう」

同感である。今国会も、憲法改正手続きを公職選挙法に合わせる国民投票
法改正案の成立は極めて困難となった。安部晋三首相が周囲に語るように
「来年の通常国会では必ずやる」つもりかもしれない。国会運営上、今回
は無理する必要はないとの判断もあったのだろう。

時間切れを狙う野党

だが、現在、これまで憲法改正に向けた取り組みを行ってきた諸団体や
保守系の各層から、「自民党は本気でやる気があるのか」との疑問が出て
いるのも事実である。筆者自身は、安倍首相の改憲に対する覚悟を感じて
いるが、少なくない改憲派から「待ち疲れた」との声も聞かされている。

百地氏が指摘する通り、野党の多くは憲法を改正すること自体したくない
ので遅滞戦術による時間切れを狙っている。この点については、いわゆる
改憲派とは言い難い毎日新聞も28日付朝刊で「時間稼ぎ」と明確に書いて
いた。誰の目にも明らかなことではないか。

「国民からみても、何をしているんだこの国会はと(映る)。今国会で国
民投票法改正案が仕上がらなければ、衆院解散を打ってでも国民に信を問
う必要があるのではないか」

日本維新の会の遠藤敬国対委員長は22日、記者団にこう述べた。

一方、日本の将来像に直結する憲法論議より、「桜を見る会」の招待者名
簿の破棄に使われた大型シュレッダーを視察する「シュレッダーを見る
会」の方が国会やメディアをにぎわすような現状では、日本のお先は真っ
暗だとすら思える。

いなすばかりの与党

憲法だけではない。貿易問題のみならず人権問題も重要な課題として浮
上した米中問題、核・ミサイル開発を継続する北朝鮮情勢、日米貿易交渉
の今後の行方・・・と、国会で議論を深めるべき課題は数多い。にもかか
わらず、野党は醜聞探しだけに躍起で、与党もそれを適当にいなすことに
安住しているように見える。

産経新聞は38年前の昭和56年元日の「主張」(社説)で、すでにこう訴え
ていた。

「まず日本国民の国防意識を高めることである。そのためにいまわれわれ
がなすべきことは何か。(中略)9条を改正し、自衛隊を憲法の条文上、
明確に認知することである。このことこそ、現下の緊急にして最重要の政
治案件である」

「憲法改正なくして日本の戦後は終わらない。(中略)国際情勢の変転の
中で、私はいまこの言葉を改めてかみしめている」

三歩進んで二歩さがることは政治手法としてあり得るが、同じところでい
くら足踏みを続けても、前進することはあり得ない。

(産経新聞論説委員兼政治部編集委員)

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松本市 久保田 康文 
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【変見自在】忠実な犬
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     高山 正之  

先日の朝日新聞に「核」取材班記者の田井中某がローマ法王の来日につ
いての解説を書いていた。

ちょっと惹かれた。

ずいぶん前に「百円ラーメンが消える」という朝日の広島県版のトップ記
事が話題になった。

広島大学近くに老夫婦が経営する百円ラーメン屋があった。繁盛していた。

ところが3%の消費税が決まって材料費が値上がりし、もう百円では無理
になった。値上げしたら贔屓にしている学生さんに申し訳ないから店を閉
めることにしたというお話。

竹下登の消費税が弱者の善意をもろに打ち砕いた。タイムリーな記事だっ
たから読者が閉じる前に行きたい、何か援助できればと反応の輪が広がった。

支局長も、いい話だ続編を書けと言った。記者はもじもじして「実はあの
記事は作りもの。ラーメン屋の幟も自分で作って写真を撮った」と自供した。

一部捏造どころか記事すべてがインチキだった。

朝日はどうしたか。頬被りしてお詫びも訂正もなし。「記者の処分もなし
で、彼は今、本社に上がって核問題取材班に入り、外国を飛び歩いてい
る」と烏賀陽弘道著『朝日ともあろうものが』にあった。

もしかして件のラーメン記者かと思いつつ読んだ。本人かどうかは分から
なかったが、核廃絶に取り組む法王の訪日の意義を語る記事は、ラーメン
屋報道に似たものを感じた。

例えば「浦上天主堂は原爆で大破した」とある。

天主堂が交通事故に遭った風に書く。

確かに被害は酷かったが、煉瓦造りの正面も外壁もほぼ残っていた。広島
の原爆ドームほどのしっかりした威容だった。

しかしキリスト教国の米国には刺激が強すぎた。米国の強い要求で天主堂
は取り壊された。「大破」はそれを隠す狡い書き方だ。

記事は天主堂ゆかりの永井隆博士の『長崎の鐘』にも触れる。被爆の実態
が克明に綴られていたが「GHQの厳重な検閲の許で出版された。ただ日
本軍のマニラ大虐殺の報告と抱き合わせだった」と書く。

それは嘘だ。GHQは2年も出版させなかった。それを伏せ寧ろ好意的に
出してくれた風に読ませる。

もっと問題なのは抱き合わせたマニラ大虐殺の方だ。

話の出所はGHQ。「昭和20年2月、日本軍がマニラで女を犯しまくり、
市民10万人を殺した」と新聞発表して掲載させた。

これは大嘘だ。日本軍は米軍の総攻撃を前に市内のサントトーマス大に収
容していた欧米民間人3500人を解放した。戦火に巻き込まれないよう
にという日本軍らしい配慮だった。

米軍はその翌日から非白人だけになったマニラ市に徹底した砲爆撃を加
え、多くの市民が死んだ。自分で殺しておいてそれを日本軍のせいにする。

それをはっきり指摘したのはまだまともだったころの朝日だった。GHQ
発表に対し「我が軍はそんなことをしない」「証人を募って検証すべき
だ」と書いた。

GHQは即座に朝日の幹部を呼びつけ廃刊を申し渡した。ここからは邪推
も入るが、GHQは「ただ今後、米国の犬になるなら今回は二日の発行停
止で許そう」と言った。田井中はそれを今も忠実に守っているつもりなの
だろう。

彼は長崎に原爆を落としたB29ボックスカーを訪ねてオハイオ州の米空軍
博物館に行く。そこに「戦争を終わらせた」いい原爆投下機だとあった。

まだ原爆投下を正当化する米国人がいることに驚いて見せるが、それは余
りにもナイーブだ。

米政府はボックスカーも広島原爆の投下機エノラゲイも終戦後すぐ軍から
除籍し、エノラゲイの方はスミソニアン博物館に譲渡している。

さらには原爆を作ったロスアラモスとハンフォド、オークリッジの施設を
国立公園に指定し、その栄誉を讃えたばかりだ。

法王がどう説教しようとその根性は治らない。

それも分からにで米国を庇う。まだラーメン屋の嘘の方がましに見える。



出典:『週刊新潮』令和元年(2019)12月5日号
【変見自在】忠実な犬者:高山 正之
松本市 久保田 康文さん採録 


   
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「戦い済んで日が暮れて」
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)11月30日(土曜日)弐通巻6292号 
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「戦い済んで日が暮れて」。荒土と化しけた香港理工大学は再建6ヶ月
  逮捕者1100名のなかで、学生は46名しかいなかった
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 火焔瓶3798本、爆発材料1339個、ガソリン缶が601,弓矢
573本、弓機28,投石機が12機。これらの「武器」が、武闘派が完
全に撤退後の香港理工大学から押収された。

学生食堂も職員室も図書館も、学生ホールも、破壊されていた。

復旧に半年はかかるだろうが、だれが補修予算を支払うのか。授業再開
は早くとも2020年旧正月明けになると大学当局は見積もった。

なかでも注目は香港理工大学の籠城戦は13日間にわたったが、1100
名の逮捕者のうち、当該学生はわずか46名。あとは「外人部隊」だった
事実。しかも18歳以下の若者およそ300名は釈放されたが、ほかの参
加者が他大学の学生なのか、一般市民なのか、それとも地元のヤクザや、
得体の知れない暴動希望者、狼藉大好き人間なのかは識別されていない。

長い裁判がまもなく始まることになり、クラウドファンディングによる資
金集めが活動の中軸に移行するだろう。。
 戦い済んで日が暮れたが、残ったのは夥しい「武器」の残骸だった。

   
(休刊のお知らせ)海外取材旅行のため12月3日から9日まで休刊です
 
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読者の声 どくしゃのこえREADERS‘ OPINIONS読者之声
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(読者の声1)宮崎正弘先生の新刊である、『CHINAZI(チャイナ
チ) 崩れゆく独裁国家・中国』(徳間書店)を早速購入し、いま半分ま
で読みましたが、いやぁ、面白いうえに迫力満点、そして悲壮なのです。
現場に立っているような描写ですね。

香港がなぜあれほどの大火的悲劇に見舞われたのか、その原因から現況ま
でがパノラマ的に把握できる。そのうえ、予測がシナリオ的に並んでいま
すが、民主化運動の胴元でもある『リンゴ日報』CEOのジミー・ライに
インタビューもされた経験があり、なにしろ宮崎先生は現場の場数を踏ま
れているから、なんだか香港の街の風景を見ているようでもありました。
マタイ伝の福音書「大義のために迫害される人は幸せである。天はかれら
のためにある」との聖書を奉じて若者らの突進があるという精神的な底力
もよく理解できました。残り半分を日曜日に読みます.(GF生、中野区)
  ♪
(読者の声2)先生の新刊『CHINAZI(チャイナチ) 崩れゆく独
裁国家・中国』(徳間書店)を読み終えました。早業なのに、文章に乱れ
がなく全体に整合性もあり、しかも貴著は「香港大乱もの」では一番乗り
です。
 
くわえて感心したのは先生が現地で撮影された写真が多数、挿入されて
おりましたが、日本のテレビの映像にはなかった現場ばかりで、そのうえ
撮影角度も絶好。雰囲気が伝わってきました。(HG生、取手)

(宮崎正弘のコメント)香港へは2回取材に行き、合計600枚ほどカメ
ラに収めましたが、その中から編集部が選んでくれた写真です。合計18
葉、このうち香港の写真が14 葉で、残り4葉は文中に出てくるボルネ
オ、トンガ、パプアニューギニアなどの「一帯一路」の中国関連です。


(読者の声3)トランプ米大統領が突然、アフガニスタンを訪問しまし
た。アフガンのガニ大統領と会談のほか、タリバンをめぐっての停戦に向
けた意欲を示したとされますが、本当の狙いは何でしょうか?  
(JJセブン)

(宮崎正弘のコメント)まだ一万二千の米兵が残留しており、クリント
ン、オバマと民主党がはじめた泥沼に尻ぬぐいをトランプはやらなければ
いけない。

ホンネは撤退ですが、ペンタゴンがこれには強く反対していて、ちゃんと
統幕議長が同席していますね。

狙いは何かといわれても一口で「こうだ!」という結論はだしにくい。
ベトナムから逃げたと同様な結末にするのか、もしそうなれば、アフガン
は中国の傘下に落ちる危険性が残り、イスラム過激派の爆薬倉庫、出撃基
地になります。パキスタンもインドも気が気ではないでしょう。

          

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重 要 情 報
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◎中曽根元首相には個人的に感謝しご冥福をお祈りする:前田正晶

中曽根元首相が101歳で老衰の為に亡くなったという報道を聞いて、直ち
に思い浮かんだことは「恩人が亡くなった」というのが偽らざる所だっ
た。如何なるご恩があるかを説明すると長くなるが、簡単に言えば「今こ
こ東京都新宿区百人町の西戸山タワーホームズに住んでいられるのは、中
曽根元首相の民活第1号だったから」である。これでも未だ回りくどい
が、このアパートの土地は元はと言えば戸山練兵場でアメリカ軍に接収さ
れていたものが返還されて国有地となり、時の中曽根総理が民活政策の一
環で都内の人口を増やすべくアパートの建設を指示されたと聞いている。

ここは西戸山タワーガーデンと言われており、その名が示すように敷地内
に多くの木が植えられており、恰も公園のような外観である。そこには3
棟の25階建てのアパートが建ち、総戸数は576という規模である。交通の
面はJR山手線の新大久保駅まで徒歩約6分、高田馬場駅まで約9分という便
利さである。記憶では半官・半民の事業で、概ね80?のアパートが当時と
しては格安の5,000〜6,000万円台で売り出されたので、申し込みが殺到し
てその倍率は500にも達したところもあったという。その抽選が当たった
私は幸運だったという以外ないだろう。

ここ西戸山タワーホームズの何物にも代えがたい有り難い点は、大きな病
院が近いという立地条件である。現在の高齢に達し72歳の終わり頃から心
筋梗塞をはじめ病気ばかりしてきた私には現在お世話になっている国立国
際医療研究センターは徒歩でも30分もかからず、新大久保駅前からバスで
も10分程度で到着できるのだ。新宿区の有り難い点は我が家から徒歩5分
もかからない東京山手メデイカルセンター等七つもの大きな病院があり、
開業の医院と大病院の連携が緊密に取れていることだ。自分の身の安全を
考える時に、これほど安心して暮らせるところが他にあるだろうか。

私が21年年も暮らしていた藤沢市の湘南台からここに移転してきたの
は、1988年4月だった。何故都内への移住を考えたかと言えば、W社ジャパ
ンの事務所があった青山1丁目は如何なる乗り継ぎを試みても、朝の出勤
には最も都合が良く行っても90分以上を要したし、疲れて帰る復路には
座って行こうと思えば最短でも2時間はかかってしまうのだった。即ち、
通勤だけで毎日3時間以上を費やすのは無理があるのではないかとまで言
われていた。

しかも本社から出張してくる副社長とは連日のように朝8時からは帝国ホ
テルでブレックファストミーテイングがあり、夜も得意先との会食等があ
れば帰宅は深夜になってしまう。場合によってはタクシーを利用せざる事
もあって、体力が保たなくなってきたのだった。それ以外にも年間6回は
アメリカへの出張があったので、成田から藤沢まで帰ってくるのもかなり
の負担だった。実際に、引っ越しが終わった翌日に本部への出張が予定さ
れていた。それ以外にも、抽選が当たってから一度もどんな場所か視察に
行く時間の余裕すら取れていなかったほど仕事が忙しくなっていた。

そのような窮状を救って頂けたのが、中曽根総理の民活事業だったとい
う訳だった。まさか、あれほど高かった倍率では当たるまいと思って、他
にも良い物件が亡いかと物色していたので、当選したとの電報を受け取っ
た時は本当に信じられない思いだった。ここから青山1丁目までは山手線
新大久保駅から地下鉄銀座線を乗り継いでも30分とはかからないので、通
勤による負担を大きく軽減できたのだった。本当に有り難かった。中曽根
総理に心から感謝したという次第だった。



◎ なぜ韓国の反日やり過ぎに米国が激怒した?文政権の幼稚外交と    GSOMIA延長の舞台裏=勝又壽良


米兵の犠牲で現在の韓国がある。韓国が触れられたくない史実とは

失効6時間前に「継続」へ

韓国は、8月22日にGSOMIA(日韓軍事情報包括的保護協定)の破棄を決 定、日本へ通告した。その失効期日は11月23日午前0時。ここに3ヶ月にわ たって日米韓3カ国の間で外交戦が繰り広げられた。

結論は、GSOMIA失効6時間前という瀬戸際で、韓国が「失効を一時延期」 という決定を下した。

これによりGSOMIAは、今も「生きている」わけだ。

破天荒で未熟な韓国外交の素顔

韓国が、GSOMIAを破棄する。こういう破天荒な決定をした背景とその後の 混乱は、韓国外交の未熟さを露呈している。

韓国は、日本が半導体3素材の輸出手続き規制をした原因が、韓国大法院 による日本企業への徴用工賠償判決の報復だとして反発した。外交問題に 対して経済的な報復であるとの理由で、WTO(世界貿易機関)へ提訴した。

一方、日本に対しGSOMIA破棄で対抗した。これは、半導体3素材の輸出手 続き規制という経済問題を理由に、GSOMIA破棄という外交手段で対抗した ものだ。

以上の関係を整理すると、次のようになる。

日本:徴用工賠償問題(外交)→半導体3素材の輸出手続き規制(経済)
韓国:半導体3素材の輸出手続き規制(経済)→GSOMIA失効(外交)

徴用工賠償問題は、日韓で起こった問題だ。GSOMIA失効は、日韓だけの問 題に見えるが、日米韓3ヶ国の安全保障体制の根幹に関わる問題である。 韓国は、この重大な関係を見落としていた。

なぜ韓国はアメリカまで巻き込んでしまったのか

韓国の「GSOMIA失効宣言」の際、米国が「遺憾の意」を表明した。

それに対して、韓国大統領府が反駁したのだ。「韓国には同盟の前に国益 を守る権利がある」と。米韓同盟の利益よりもGSOMIAを破棄して、日本に 半導体3素材の輸出手続き規制を撤廃させる。これが国益だと豪語したの である。

このとんでもない発言でその後、韓国は窮地に立たされた。

韓国大統領府の国際感覚のない発言が、「米中冷戦」(米国は、こういう 意識で中国に対抗している)状態にある米国の認識を痛く刺激した。

「韓国は、中国の味方になるのか」という怒りに火を付けたのだ。



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身 辺 雑 記
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2日は曇天、やがて雨か。

1日の東京湾岸は晴天。散歩は爽快だった。

千葉県行徳出のPC師匠と会食。心配した血糖値は148.最高血圧120.

              読者:6003人








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