政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針5215号  2019.11.1(金)

2019/11/01


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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5215号
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      2019(令和元年)年 11月1日(金)



キミには区議選に立候補する資格はありません:宮崎正弘

雀庵の「台湾先住民と日本和解、清一人負け」:“シーチン”修一 2.0

          ▼米中冷戦の世界観ですか?:和田憲治


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キミには区議選に立候補する資格はありません
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)10月30日(水曜日)
         通巻第6256号  <前日発行>
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「キミには区議選に立候補する資格はありません」 
  黄之峰(雨傘運動の指導者)、香港選管が立候補受付を拒否
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香港の立法府は、建前上自由選挙だが、システムが巧妙な仕組みになって いて民主諸党派の議席枠が少数派に制限されており、しかも行政長官は 「香港基本法」によって、中国政府の承認が必要である。だから林鄭月峨 長官が「習近平の操り人間」と言われる。

しかし香港の区議選はそうした議席枠の制限が微少であり、誰でも立候補 可能だ。

しかし地区の民生委員のような役割でしかなく、これまで香港の区議会選 挙など新聞ダネにさえならなかった。

定数479議席。この内27議席が特定枠で残り452議席は、18の選 挙区に割り振られている。現在立候補者は1104名と、嘗てない関心の 高さ、そして異常な盛り上げを見せている。

理由ははっきりしている。6月以来の民主派デモで、香港の若者達が政治 に目覚め、中国からの離脱、ビッグブラザーの習近平の強権独裁を打倒す るには、まず手短かの香港区議会選挙で、親中派議員を落選させることだ。

区議会レベルというのに世界のメディアが焦点を当てたのも、黄之峰が立 候補すると言い出したからだ。黄は五年前の雨傘革命の指導者であり、今 回の香港大乱の民主諸団体の指導者とは言えないが、國際的知名度を活か して、台湾、ドイツ、米国を回り、そのスポークスマン役をみごとに果た したばかりか、ワシントンの連邦議会で証言台に起ち、「香港人権民主法 案」の速やかな議決を促した。

米国連邦議会は上下両院ともに全会一致で当該法を通過させ、成立させた のも、黄之峰の活躍に負うところが大きい。

10月28日、黄之峰は選挙管理委員会に立候補届を出した。

案の定、「キミには立候補する資格がありません」と言われ拒否された。 彼ただひとり、立候補が認められなかったのだ。

予め想定されていたシナリオだから落胆の風情も見せずに黄は記者会見に 応じて、「台湾の新党『時代力量』に支援を要請したい」と述べた。
いきなり台湾のミニ政党に何を期待するのかと言えば、立法員(国会議 員)の一角に香港の民主派の若手を押し出したいために、台湾の先輩らの 指導を仰ぎたいというわけだ。

前回の台湾総選挙は定数113を争って、国民党が惨敗(議席35)、民 進党が圧勝し(68)単独過半だった。この中で出来たばかりの政党「時 代力量」がいきなりの五議席(小選挙区で3,比例区で2)を獲得し、ベ テラン宋楚諭の「親民党」の3議席をいきなり上回ったのだ。

時代力量は雨傘革命の先駆となった台湾の「ひまわり学生運動」を母体と して誕生した。

同党の徐永明議員は「東京五輪に『台湾』の国名で参加したい」と述べる など独立色の強い主唱からも、来年1月11日の選挙で議席を伸ばすと予 想されている。

(註 黄之峰の「峰」は金扁。林鄭月峨の「峨」は女扁。宋楚諭の「諭」 は王扁)
   
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読者の声 どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS  
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(読者の声1)貴誌前号でトルコのエルドアン大統領の野心はオスマント ルコ帝国の再現ではないかと書かれていますが、本日発売の 『NEWSWEEK 日本語版』(11月5日号)は、まるで「思慮も展 望もない」などとボロクソの批判ですね。

どちらが正しいかという視点ではなく、発想の基本が異なると思います が、なぜ米紙はエルドアンにこうも辛口なのでしょうか? 
トルコは中東きっての親日国家であり、先週の天皇陛下即位式にエルドア ン大統領は激務を縫って皇居に馳せ参じました。(HG生茨城)


(宮崎正弘のコメント)誰にでも同じで、リベラルなメディアはナショナ リストが嫌いなのです。嘗てプーチン、エルドアン、安部、モディの四人 を並べて『世界の四悪』と批判していました。ところが、モディが当選す るや、米国は禁止してきたヴィザ問題を棚にあげ、モディ訪米を歓迎し た。スーチーをあれほど誉めあげながら、ロヒンギャ問題が浮上すると、 ノーベル賞を返せとわめくのも、彼らです。心底、エルドアンのような民 族主義的政治家は嫌いなのでしょう。

なにしろ欧州に澎湃と起きているナショナリズムの政党を『極右』と言っ てのける感覚ですから。


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雀庵の「台湾先住民と日本和解、清一人負け」
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          “シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/43(2019/10/30)】奄美には「虎の尾」という龍
舌蘭の葉に似た植物がある(リュウゼツラン科サンスベリア属)。あちこ
ちに自生しており、10年ほど前に小さな鉢植えを土産に買った。水でも鉢
でも育ち、ちょん切って水につけておけば根が生えて、やたらと増え、か
つ80センチほどにも成長する。熱帯性だから乾燥にも強いが、本土の冬に
はすこぶる弱いので昨日はこれを室内に入れた。大小合わせて7鉢。

葉の模様はまさに緑の「虎の尾」、シマシマの縞模様で、Snake Plant
とも言われるそうだから、見ようによっては青大将に似ていないことはな
い。芭蕉のように麻が採れるという。

花というのか、試験管ブラシのようなのは咲くそうだが、一度も見てい
ない。観葉植物だから咲かなくても文句は言えないが、咲いた方がいい。
カミサンのクジャクサボテンは年に1回、実に感動的な花を咲かすが、3日
ほどしか持たない。「お、咲いたなあ! いつしぼむんだろう」となる。
「花の命は短くて」だな。


いのち短し 恋せよ少女(おとめ)朱(あか)き唇 褪(あ)せぬ間に 
熱き血潮の 冷えぬ間に 明日の月日は ないものを(吉井勇作詞「ゴン
ドラの唄 」)


吉井勇は明治維新で活躍した元勲、吉井友実の孫。小生をかわいがってく
れた吉井功さんは吉井勇の孫、「バロン(男爵)吉井」と呼ばれていた。

会社勤めの最初の上司(編集長)は内藤喜代司さんで、新宿御苑は内藤
家の土地と屋敷があった場所。時代が時代なら吉井さんも内藤さんも殿様
で、ともに「いかにも貴種」という風格があった。一代や二代ではとても
できない気品があった。

氏素性、生まれ育ち、教育環境、生活環境、自然環境・・・その人が「そ
の人」である所以には多くの環境がある。自分では選べないとか、不運と
しか言いようがない辛い体験、避けようもない地変天災もある。

10/30産経に「『地球温暖化、絶対に克服できる』ノーベル化学賞 
吉野彰氏インタビュー」があり、氏の話には「第4次産業革命の成果とし
て環境問題は絶対に克服できる」とはあっても「地球温暖化」という言葉
はない。取材記者や整理部スタッフの頭の中では「環境問題=地球温暖
化」らしいが、環境問題には自然災害、住宅/ビル密集、ごみ、乱獲、汚
染などもある。

1970年ころからの世界の異常な人口増加、社内教育の不徹底も「環境問
題」になる。職場環境が悪いのは=地球温暖化なのか。まるで「風が吹け
ば桶屋が儲かる」「坊主憎けれゃ袈裟まで憎い」の類だ。


論理的かつ裏付けのある筆誅、苦言、非難、反論はいいが、筆禍、捏造、
虚偽、ヘイトはいただけない。小生は産経は陸羯南の「日本新聞」だと評
価、尊敬している。福翁の意志を継いでいる産経は日本で唯一、世界でも
トップクラスの知性、教養、学識、品格、良識を備えたクオリティペー
パーであってほしい。

さて、台湾先住民が「ジパング虎の尾」を踏んだ「牡丹社事件」。喜安
幸夫「台湾の歴史」から上品につまみ食いする。

セゴドンの弟、西郷従道司令旗下の日本軍、5艦13船、兵員3600人は明治
7年(1874)5月下旬に続々と台湾に上陸する。戦闘自体は小規模で、6月3
日には牡丹社を攻撃、頭目など12人を討ち、被害者53柱の頭蓋骨を収集し
た。西郷は米国の厦門駐在領事リゼンドルの以前からの進言を受けて先住
民有力者のトーキトクと交渉し、8月には

南部一円の57蛮社(部族)と和議を結んだ。

戦いすんで日が暮れて「戦時にあっては敵、平時にあっては友、仲良く
やろうぜ」となったわけだ。

この事態に驚いた清国政府は沈保貞大臣を台湾に派遣、日本と再交渉に
なった。8月に全権として北京に行ったのが大久保利通。大久保は事実
上、明治維新のボスで、怜悧すぎて薄情だというイメージから今の日本人
にはあまり人気がないようだが、大清帝国をギャフンと言わせるためには
最高の人選だったろう。大久保の北京での日々は司馬遼の「翔ぶが如く」
がネチネチと書いているが、司馬は本来は陰湿的女性的でネチネチが好き
なようである。大久保に似てはいないか。


それはさておき、英国の調停もあって清は日本軍撤兵を条件に「日本の出
兵の正当性」を認め「78万円の償金」を出すことに同意した(10月25
日)。これにより琉球帰属問題も事実上決着した。


明治7年12月3日、日本軍は撤退を開始したが、損害は戦死12名、負傷17
名、そしてマラリアで病死したのが561名だった。戦争で勝ったが熱帯病
には大負けした。

当時は病原菌の存在自体が不明で、1876年にコッホが炭疽症の原因が炭
疽菌だとようやく確定したものの、マラリアなどの感染症の対策などまっ
たくない時代だった。ベーリング、北里柴三郎、志賀潔らの研究、防疫
方法などが徐々に進み、「台湾恐るべし」の恐怖が多少緩んだのは20年後
の1894年あたり。日清戦争が始まり、日本は台湾に再上陸することになる。

発狂亭“農業の小父さんは1960年頃、北里も研究した破傷風で亡くなっ
た”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(160)2017/1/19】産経、三宅邦彦「石炭
は石油を超えられるか」。石炭を水素、メタンなどにガス化して利用する
技術が進んでいるようだ。北海道あたりにはまだ石炭資源はあるようだ
が、コストがかかりすぎてどうしようもない。

病院の周辺は休耕地ばかりが目立つが、結構大規模な太陽光パネルも多
い。再生エネとして注目されていたが、コストがかかりすぎてどうも使え
そうにない。「ドイツ人は時々発狂する」という歴史的な評価があるが、
原発を止めてエコ系発電にしたために電気料はEUで一番高いそうだ。

太陽光発電も10年ほどで更新しなければならないからコストは高い。原
発は安いが津波が怖いから「ノー」と言うが、チェルノブイリは「野生の
王国」になっている。被曝の本当の、現実的な話を聞きたいものだ。ビキ
ニ被曝の「第五福竜丸」船員は「予防注射の使いまわしが原因で被曝症で
はない」と言われているが、利権が絡むから「不都合な真実」は表には出
てこない。

宮崎茂樹「あれじゃ居直り強盗や」、政府は堂々と国際社会で「強制連
行された慰安婦の存在を示す証拠はない、朝日と韓国人の捏造である」と
主張すべきだ。これまた利権が絡むから「不都合な真実」は表には出てこ
ない。あの10億円、どうなっているのかな。(つづく)2019/10/30



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▼米中冷戦の世界観ですか?
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         和田憲治

「あなたは、米中冷戦の世界観にいますか?」

「はい。私はそう思って過ごしています。」

という人は正しい世界観だし、素晴らしいと思います。

ネット放送のアメリカ通信を見てくださっている方、
メルマガのアメリカ通信を読んでくださっている方は、
もうわかってくださっている方も多いかと思います。

しかし、我が国のほとんどの国民は
まだまだその世界観ではありません。

なぜなら、日本のTV新聞がそういう報道をしていません。
また、その証拠に安倍政権与党の自民党も全く理解していません。

なぜ、そう言えるのか?

昨日のメールマガジンで書きましたが、アメリカは、
「これまでの対中政策を間違えた。
中国とは、協力から競合に変わった」
と発表しているのに、日本は「日中関係は過去最高に良い」
だとか、「競争から共生」、といいだしているからです。

国難ですから、何度でも書きます。

習近平を来春国賓として招きます。自民党は危険な中国に
企業家たちを連れて北京詣でをしているのです。
さらに広く深く通商を行うし、もっと中国に行けとしているのです。

和田はサイレントインベージョンだとか、米中冷戦だとか、
そんなこと言ったって現実の政治は甘くない。
安倍首相は十分に米中冷戦を知り、中共を刺激しないで、
駆け引きしているんだ。

そう思える人は無関心でいいかもしれません。

では、トリプルインベージョンの音声講座の時にも書きましたが
孔子学院が今年の5月に山梨学院につくられた件を
どう説明しましょうか?

宮川典子議員はがんで他界しましたが、
(それはお悔やみ申し上げたいところですが、)
政治家としては売国奴で失格と言わざるをえません。

山梨学院は宮川議員の母校であり、彼女は衆議院議員ですから、
OB会ではトップの発言権がありながら、自分の後輩たちを、
アメリカでは中国のスパイ組織認定されている組織に預けて
しまうわけです。生徒たちの情報はとられ、利用され、
いずれ犯罪者になる可能性があります。
(現にアメリカでは、これまで見破れなかった
中共のスパイがどんどん摘発され、逮捕されてきてます。)
少なくとも大学内での自由な言論は封殺されていくでしょう。

自民党ですら、この凶悪な孔子学院についての情報認識が共有
されていないどころか、まったく研究すらされていないわけです。
リスクを感じていたら、一旦新設は止めるでしょう。

この現実ひとつとってみても、安倍政権が中共と健全に駆け
引きできるか、大きく疑問じゃないでしょうか?

私の方が戯れごとでしょうか?

正直いって、私は失望してます。

まっさらな学生を差し出してまで、中国の機嫌をとるんですかね?

未来のスパイ、犯罪者を増産する可能性があります。
いや、すでに十分日教組ですら反日的日本人を増産して
きたのですから、孔子学院はもう手に負えません。

国の借金で国債の増加し、
日本の財政が危ないと心配する国民は多いのですが、
私は反日的日本人が増加していくほうが
よっぽど危険だと思っています。

私と奥山先生が「サイレントインベージョン」
「マジックウェポン」「クロウズオブパンダ」の
三作をまとめた音声講座「トリプルインベージョン」をだしましたが、
まだまだ日本の社会にも、永田町界隈の政治の世界にも
反映されていません。

中国の危険さ、米中冷戦を理解しないことの
日本の知識人たちの未熟さを非常に感じています。

音声講座の「米中20年戦争に備えよ」は、こうした日本の
常識に挑戦したものです。
日本の政治家の甘さ、米中冷戦であることをさまざまな角度から、
そして数々の証拠つきで解説しています。

あなたに、米中冷戦中であること、日本が危機であることを
確信し、今すぐできることを考えて欲しいのです。

今年の春には、芸人の闇営業と吉本興業の報酬体系には
あれだけTVが時間を割き、国民的議論にまでなりました。
数人の芸人の人生と国民的お笑い企業のことですが、
ほとんどの国民の人生には関係ないことです。

しかしなぜ、国民の誰にも影響する
この米中冷戦には目を閉じて、
耳をふさいでいるのでしょうか?
冷戦ならまだしも、やがて熱い戦争に変われば、
血を流したくさんの国民が死ぬ事態になるでしょう。
9条改正反対だとか呑気なことは言ってられなくなります。

吉本興業でなく、米中冷戦を
朝から晩まで放送すべきじゃないでしょうか?

リーマンショックだって影響しました。
アメリカの金融にはじまった事件でしたが、
結果日本でデフレ不況は拡大し、ガタガタとなり、
たくさんの会社が倒産しました。

この米中冷戦の流れはリーマンショックどころですみません。

今回の音声講座は、
生き延びることを本気で考えている人のためにつくりました。

音声は録音してありますが、編集に数日かかります。
現在、予約期間ですが、予約特典がございます。

早期予約特典として、

・私、和田が買った、戦争銘柄(アメリカ株)を教えます。
  
・奥山先生が戦略家ルトワックについて語ります。
 (各国の動きや国際情勢を読んできたルトワックの源泉に触れます)

最後に、日本で奥山さんのような研究者が増え、
ルトワックのような戦略家が生まれることを祈って、
この音声講座をつくっています。

戦略を語れる人材を増やすことが、
政治家が国家を安全に守り、平和に導き、
産業界においても世界に通用する
ビジネスモデルを展開できることに
繋がると思っています。



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重 要 情 報
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◎30日の「報道1930」を聞いて:前田正晶

いきなり結論めいたことを言えば「内部留保は諸悪の根源だ」とでも論 じていたような気にもさせられた。その結果で何時まで経ってもデフレ傾 向が止まらないのだと指摘していた。

私はこの番組はどちらかと言えば偏ったゲストを呼んでいることと、司会 の松原が偏向気味なので余り重きを置いていない視聴者だ。昨30日も言わ ば時間潰しのような感じで聞いていたが、自民党の税制調査会副会長の山 本幸三が割りに思い切ったことを言うのと、獨協大学教授・森永卓郎の発 言が面白かったので、体調の不備を何とか持ち堪えて途中まで聞いていた。

私が特に面白いと感じた点は、森永教授の「我が国の企業が蓄えに蓄え た460兆円余りの内部留保は経営者たちが短期で利益を挙げねばと思い込 んで積極的な投資もせず、ひたすら内部留保に回し、株価を上げて株主を 喜ばせる一方で、給与水準を引き下げて(労働分配率を低く抑え)、結果 的に彼らの報酬を1億円超にまで上げていった者までがいるからだ。長期 的な展望がない」との決め付けだった。誠にその通りだとは思うが、私は その他にも「経営者の質の劣化がある」と喝破された、私と同年の元社長 がおられることも付記しておきたい。

私が面白いと言った意味は、私が転進した1970年代では既に「アメリカ の経営者というか事業部長たちの事業部運営の姿勢というか、利益という ものに対する考え方だ。ご存じだとは思うが、アメリかでは早くから四半 期毎の決算の結果を発表する制度になっていて、その結果次第では事業部 長は言うに及ばすCEOなどもいともアッサリと追い出されている」のだっ た。それは予め設定された売り上げと利益を達成できなければそうなるの が、アメリカ式の経営であるから仕方があるまい。

その為と言って良いだろうが、General managerかそれ以上の役職にあ る者たちの間には「敢えてリスクを取って云々」というか、自分の在任中 には新たな設備や合理化等の投資を避けて短期的な利益追及にひた走る傾 向があった。であるが故に、何も紙パルプ産業界だけの現象とは思えない が「在任中に設備投資などを強行して利益目標を達成できなければ職の安 全が確保されない」と危ぶむ者たちが、古くて時代遅れの生産設備を使 い、強硬な組合の昇給の要求を受け入れでいたのでは、アジアや南米等の 新興勢力に国際市場で負かされたのは当たり前だったと思う。

このような経営の姿勢だけではなく、会社とは別の法的存在である職能 別労働組合を抱えているのだから、物作りの分野では空洞化が続き、アメ リカで造ったのでは効率が悪い非耐久消費財を主に中国を筆頭に所謂発展 途上国に依存するというか、輸出させるという状態になって行った。その 解りやすくて典型的な例が、ロスアンジェスル市の郊外にあるファッショ ン・デイストリクトである。我が国の横山町・馬喰町の数十倍のような繊 維品を中心とする問屋街では、圧倒的な“Made in China”製品で埋め尽く され、ヒスパニックと韓国人が商売をしているのだ。


話を本筋に戻そう。昨夜の結論めいたことは「内部留保を何とかせねばな るまい」とうことで、山本副会長は「自民党の税制調査会では提案しても 受け入れられない内部留保税をかけよう」と語っていた。森永教授は法人 税が29.4%であることは再検討を要すべき、全世界でも高過ぎる」と言 い、山本太郎が言う消費税を止めようという暴論的なことも強ち誤りでも なく、ゼロにしても成り立つとまで延べていた。誰もそうだとまでは断定 的に言わなかったが、私は彼らは経営者の質の低下が問題であると言いた げだったと解釈していた。

私は1994年にリタイアしてか有り難いことに色々な仕事させて頂いた。 そこで出会った多くの20代後半から30代前半の若手の俊英たちは異口同音 に「現在の我が社の課長以上を何とかして貰わないと我々の前途は極めて 暗い。彼らはこのまま55か60歳の定年を迎えて高額な退職金を受け取って 引退できるだろうが、我々がその年齢に達するまでに我が社は没落する危 険性が高い」と言っていた。その憂いが一つの結果となって現れたのが、 内部留保と実質賃金の止まらない低下傾向ではないのかと思って聞いていた。



◎不思議に思ったことはありませんか?:西 鋭夫

260年も続いた戦争のない平和な江戸時代。武士たちは戦がないので、今 の時代で言う政治家や公務員のような仕事をしていました。にも関わら ず、日本人が明治維新からたった26年で中国との戦争に勝ち、なんとその 10年後、巨大なロシアを打ち負かしたのです。これには世界中が驚きまし た。今でも驚かれています。

通説では明治維新による富国強兵、殖産興業が上手くいったことで、強兵 になったとされていますが、果たしてそれは本当だったのでしょうか?日 本人に、類まれなる素質があったからでしょうか?

確かに、鎖国中もオランダから輸入した学問をよく研究していましたし、 識字率も武士で100%、庶民層でも男子の50%程だったという、当時高度 すぎるくらいの教育国でした。だからといって、たったの26年で政治や軍 事の仕組みを全て変えて、近代的な軍隊を整備し、強国になるには早すぎ るのです。

今から26年前の日本を想像してみればわかると思いますが、国のシステ ムを変えるには通常、もっと長い時間が必要です。であれば、明治維新に は隠された何かがあったに違いありません。

どうもこの10年20年、政治家もNHKもわれわれ日本人全員が、明治維新の 成功物語に憧れています。「世界情勢についていけない古い幕府の政治に 我慢できないヒーローたちが、改革を起こして、新しい日本を作った」と いう美化された物語です。

しかし、本当の明治維新とはどんなものだったのでしょうか?なぜ、日本 はこれほどまで変化を起こすことができたのでしょうか?よく考察すると 明治維新にはいくつか不思議なことがあるのです。
.
例えば・・・

維新のヒーロー坂本龍馬に誰がカネを出したのか?海援隊という5〜60 人の働いてない男たち を養うカネはどこからでてきたのか?大量の武器 (今の価値で50億円とも言われます)を買うカネはどこからでてきたの か?軍艦を買う金は?全国各地に出張しまくるカネは? 一体、誰が何の 目的でそのカネをだしたのか?
100万人の幕府軍は簡単に圧勝できたのに、なぜ突然、戦闘を放棄した のか?
日本中の刺客から狙われていた坂本龍馬、一体だれが殺したのか?なぜ 犯人が分からなかったのか?
中国にアヘンをばらまき中毒者だらけにすることで、巨大な中国を骨抜 きにし、侵略した英国。なぜ、同じ手を次の標的の日本に使わなかったのか?
現在も世界最大手のイギリス系金融グループの銀行が、明治維新前に既 に横浜に支店を開設していたのはなぜか?


ここまで見ても、誰かが裏でジワジワと手を回していたことに気づくで しょう。私たちの知らなかったところで何かが動いて、裏では何かが確実 に進んでおり、そしてその後の日本は、数々の戦争に突入していったのです…

この講演録は、われわれが知っている美しい、憧れの明治維新とは全く 違った、現実の姿を教えてくれます。聞き終わった後には、きっとあなた の「明治維新のイメージ」は全く変わっているでしょう。それだけでな く、その後の歴史も全く違った視点から見ることができるようになるで しょう。西鋭夫教授曰く、われわれが知っている明治維新はその時の御用 学者が書いた歴史で、真実とは違うようです。ぜひ、この講演録からあな た自身で何が真実なのかを判断してください。



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身 辺 雑 記
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11 月初日の東京湾岸は快晴、爽快。


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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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