政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5192 号  2019・10・9(水)

2019/10/09


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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5192号
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       2019(令和元年)年 10月9日(水)



     バイデンの息子は中国への軍事技術移転に:宮崎正弘

             「の」に賭けた初入閣:渡部亮次郎

      サウジ攻撃に見る世界戦争の劇的変化:櫻井よしこ
        

                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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バイデンの息子は中国への軍事技術移転に
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)10月8日(火曜日)
         通算第6225号  
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 バイデンの息子は中国への軍事技術移転に手を貸した
  民主党、トランプの攻撃を前に先制攻撃で醜聞を横へのけた
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「ウクライナゲート」を仕組んだのは左派であり、バイデン元副大統領を
擁護し、民主党の正式候補とするための戦略的必要性から、民主党が、
ショック路線として大統領弾劾を言い出した。

ペロシ下院議長は、大統領弾劾に極めて消極的だったのに、突如、変節した。

理由は意外に簡単だ。

バイデンのスキャンダルをもみ消し、なんとしても民主党の団結のために
バイデンを大統領候補にしなければならない。サンダースはすでにレース
から沈没したが、いまの情勢だと、リズ・ウォーレンなどという極左が予
備選をリードしてしまう。ウォーレンが出てきたら、民主党大敗は誰がみ
ても明らかだから、党内の事情によるのである。

ウォーレンはウォール街も毛嫌いしているリベラル。もし彼女が民主党の
公認候補となれば、ウォール街は、嫌いだが仕方がない。トランプに献金
するだろう。民主党にとって一番イヤなシナリオだ。

嘗て書いたことだが、バイデンと中国ロビィとの結び付きは、じつに怪しい。
 
オバマ政権はズブズブの親中派幹部が多かった。副大統領も歴代国務長官
も、中国利権には目がなく、その息子達が怪しげなファンド設立に協力
し、こともあろうに中国空軍の「殲21ジェット戦闘機」のハイテク向上
に間接的に関与していた。

トランプはバイデン元副大統領を「居眠りジョー」と揶揄したが、どっこ
い。中国利権では目がギンギラギンだった。

連邦議会上院のチェック・グラスリー財政委員会委員長(アイオワ州、共
和党)は、UFIUS(外国投資審査委員会)に対して、過去にバイデン
副大統領ならびにケリー元国務長官の息子らが絡んだ、米国ハイテク企業
買収の案件について再調査をするかどうか、打診していた。

トランプ大統領は、この件で中国に調査に協力するよう要請したとされる
が、これも『何を今さら』と民主党は、むしろ権利の濫用だから大統領弾
劾にあたると論理をこじつける。むろん、中国が、この種の問い合わせに
応じるはずがない。

話は2009年に溯る。

オバマ政権時代、バイデンは当時、現職の副大統領、ケリーは上院議員
だったが、オバマ第二期にヒラリーの後釜として国務長官になる。

バイデンの息子ハンターとケリーの義理の息子クリストファー・ハインツ
は「ローズモント・セネカ」なる面妖なファンドを設立し、2013年に
は中国の国有企業「渤海キャピタル」と合弁の「BHRパートナーズ」を
設立した。資本金は400万ドル。このうち42万ドルをハンター・バイ
デンが出資した。


▲議会のチャイナ・ロビィを撲滅するトランプの戦いなのだ

2015年、中国国有企業のAVIC(航空産業集団)が米国ミシガン州
にあったヘミングス買収の推進役となり、結果、AVIC側が51%、
BHRパートナーズが49%の株主となった。

BHRのホームページは十月の第一週までハンターが役員であることを写
真と経歴を掲げて表示していた。ところが、第二週になって当該HPから
ハンターの名を消し、さらにはHPそれ自体に繋がらなくなった(『サウ
スチャイナ・モーニングポスト』、2019年10月7日)。

ヘニングス社は自動車の耐震装置技術にすぐれる企業であり、この汎用技
術は「殲21」と「殲31」という中国人民解放軍の空軍ジェット戦争機
の耐震テクノロージーに応用されたことがわかっている。どうみても、こ
の商行為は純粋ではなく、角度を変えて謂えば売国奴的行為ではないのか。

これはまずいと判断した米国の左派は先制攻撃のためにトランプ弾劾を唐
突に言い出した。これが米国政界をいま大きく揺らしているウクライナ
ゲートとかいう、民主党とリベラルメディアが共謀する、でっち上げ事件
である。

換言すれば、米国連邦議会にまだ巣くうチャイナ・ロビィを撲滅するトラ
ンプの戦いなのであり、左翼のキャンペーンでしかない「ウクライナゲー
ト」に対しては共和党は真っ正面から対決する姿勢にある。

大統領弾劾は上院の3分の2が賛成しなければ成立しない。上院は共和党が
多数派である。最初から無理筋、民主党の選挙キャンペーンの戦術である
ことは明瞭だろう。

     
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 読者の声  どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS
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   ♪
(読者の声1)貴誌投稿氏に「私は、竹中、小泉親子などといった連中
が、マスコミに顔を出すのを見ると、吐き気がします。20年など、あっと
いう間です。これから20年後、私はこの世にいない蓋然性が高く、生きて
いても90歳代半ば近くですが、さらに高齢化が加速する中で、社会は、経
済は、いったい、どうなっているのか・・・・」
 とありました。

10年位前、三大投資家の一人で冒険投資家のジム・ロジャースにインタ
ビューしました。その際、彼はこのままだと日本は「ポルトガル化する」
と話していました。

JRの話は、移民政策や北朝鮮への見方、緊縮財政の奨めなど..まったく
賛成できない新自由主義的な考えがほとんどですが、この点だけは当たっ
ているかもしれません(笑)。
https://toyokeizai.net/articles/-/266214

一方、三橋貴明氏は「2040年に日本のフィリピン化」ということを書
いているようです(読んでいませんが)。
https://keieikagakupub.com/384NKK/ydn/

私が20代半ばの頃はバブル時代全盛期でした。当時、英語留学するの
に、英米ではなくて豪州やニュージーランドに留学するのは貧乏人(失
礼!)と云われていました。ところが、現在、日本人が英語留学する国は
なんとフィリピンですよ。驚きます!さすがにマニラは治安が悪い
((笑))のでセブとかの島しょ部ですが・・

「軍備」がなく、緊縮財政と景気後退で次第に「技術」も枯渇し、「経
済」は一世代に亘って衰退中の国。ただただ・・・カネ(世界一の債権
国)だけを持っているジジババの国が日本ならば、海外からみれば日本も
韓国も大同小異ではないか。たまたま韓国のバックにいた「グローバリス
トのアメリカ」が消滅して、「トランプ派アメリカ」にとって兵站基地と
して日本が重要になってきただけのこと。

海外在住のRH生には、日本人に「危機感」や「怒り」は感じません。た
だただ自分は安全なところにいて外圧による変化を期待するだけのように
感じる。自民議員の3分の一は親シ韓と云われますが、国民投票できない
のでわかりませんが、日本人の3分の一は現状維持のカエルの楽園派では。

いったい、「現代日本人」は「韓国人」と「香港人」のどっちに近いのか?

日本人の間から香港加油をやるパワーは微々たるものです。自分だけが良
ければ良いと思っていると、従属的とはいえ、同盟国と思っていたアメリ
カから侮られますよ。(R生、ハノイ)


(宮崎正弘のコメント)英語留学、いま安いのはフィジーです。わずか二
千名ほどですが、日本人が経営しています。

NZは飽和気味、とくにクライストチャーチは日本人留学生で溢れています。




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「の」に賭けた初入閣
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渡部 亮次郎

建国記念「の」日が初めて施行された昭和42(1967)年2月11日。その時園
田直(すなお、故人)は衆院議員当選既に9回なのに未入閣で衆院副議長
のまま。しかも4日後に副議長に再選と言う椿事。

だが佐藤栄作首相は、園田の異能ぶりに感服していた。忘れずにこの年の
11月25日に行った第2次内閣の第1次改造で厚生大臣に抜擢した。園田は53
歳の初入閣だった。

「建国記念の日」と定められた2月11日は、かつて紀元節という祝日で
あった。

紀元節は、『日本書紀』が伝える神武天皇が即位した日に基づき、紀元の
始まりを祝う祝日として、1872年(明治5年)に制定された。

この紀元節は、1948年(昭和23年)(連合国による占領下)に制定された
「祝日に関する法律」附則2項で、「休日ニ關スル件」(昭和2年勅令第25
号)が廃止されたことに伴い、廃止された。

しかし独立を果たす1951(昭和26)年頃になると紀元節復活の動きが見ら
れ、1957年(昭和32年)2月13日には、自由民主党の衆院議員らによる議員
立法として、「建国記念日」制定に関する法案が提出された。

とはいえ、当時野党第1党の日本社会党が、この「建国記念日」の制定を
「戦前回帰、保守反動の最たるもの」と非難・反対したため成立しなかっ
た。

1957年8月2日、神社本庁、生長の家、郷友会、不二歌道会、修養団、新日
本協議会などの右翼団体は紀元節奉祝会(会長:木村篤太郎)を結成して
推進を画策した。

しかし、その後9回、法案提出と廃案を繰り返しただけだった。これに目
を付けたのが1965(昭和40)年12月20日、第45代衆院副議長に選出された
熊本県天草選出の園田直だった。

社会党国対委員長石橋政嗣(まさし=長崎選出}と密かに手を組み、建国記
念「の」日にして「2月11日」を国会ではなく政令で定めるなら反対しない
と言う妥協案を創り上げた。

名称に「の」を挿入して「建国記念の日」とすることで、“建国されたと
いう事象そのものを記念する日”であるとも解釈できるように修正したの
である。1966年(昭和41年)6月25日、「建国記念の日」を定める祝日法
改正案は成立した。

同改正法では、「建国記念の日 政令で定める日 建国をしのび、国を愛
する心を養う」と定め、同附則3項は「内閣総理大臣は、改正後の第二条
に規定する建国記念の日となる日を定める政令の制定の立案をしようとす
るときは、建国記念日審議会に諮問し、その答申を尊重してしなければな
らない」と定めた。

建国記念日審議会は、「粋人」菅原通済を会長に学識経験者等からなり、
総理府に設置された。約半年の審議を経て、委員9人中7人の賛成により、
「建国記念の日」の日付を「2月11日」とする答申が同年12月9日に提出さ
れた。

同日、「建国記念の日は、2月11日とする。」とした「建国記念の日とな
る日を定める政令」(昭和41年政令第376号)を公布、即日施行した。当
に「の」が自民、社会両党の妥協を成立させた。

また佐藤内閣にとっては実兄の岸信介内閣以来、歴代内閣の成しえなかっ
た事実上の紀元節復活を成し遂げたのであった。この「の」という奇策へ
の「回答」が園田の初入閣だったのである。

私はこうした経緯を当時NHK政治記者としてつぶさに取材。園田の頭の良
さにつくづく惚れた。彼が特攻隊生き残りである事も知って尊敬した。そ
うした事が後に私を外務大臣園田直の秘書官にした理由である。(文中敬
称略)2008・2・10



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サウジ攻撃に見る世界戦争の劇的変化
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           櫻井よしこ


せいぜい数万円の無人機が数十億円、或いは数百億円のミサイル防衛網
をかいくぐって壊滅的な被害をもたらした。9月14日、サウジアラビア東
部の石油施設アラムコへの攻撃は戦争の形が根本から変わっていくことを
示している。サウジ攻撃こそ、恐るべき新型戦争の始まりなのではないか。

サウジは一挙に日量生産能力の半分以上に相当する570万バレル、実に世
界生産量の5%の生産停止に追い込まれた。株価は地政学的リスクや世界
経済の減速懸念を反映して16日の市場で142?も下がった。小型無人機に
よる攻撃が石油大国サウジの生産量を激減させ、世界経済に動揺を与えた
ことは大方の人々の虚を衝いた。

攻撃後、イエメンのイスラム教シーア派民兵組織、フーシが犯行声明で無
人機10機で攻撃したと発表したが、これには当初から疑問符がついた。イ
エメンのフーシ支配地域からサウジ東部までは約1300?、小型無人機にそ
れ程の距離が飛べるのかとの基本的疑問だった。

攻撃当日からポンペオ米国務長官は「攻撃がイエメンからだという証拠は
ない」とツイッターで発信し、イランの関与を示唆した。4日後にはサウ
ジアラビアを訪れ、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子との会談に先立っ
て、攻撃はサウジに対する「直接の戦争行為」だとしてイランを非難した。

サウジ国防省は米国と歩調を合わせるかのようにイランの関与についての
具体的情報を公開した。攻撃には無人機18機、巡航ミサイル7発が使用さ
れたとし、兵器の破片からミサイルはイラン製の巡航ミサイル「ヤ・ア
リ」、無人機は「デルタ・ウイング無人航空機」だったと断定した。攻撃
はイラン・イラクの北方向から行われており、南のイエメンからではない
とも公表した。「ヤ・アリ」の射程は700?で、イエメンからだと届かない。

対するイランのザリフ外相はサウジや米国がイラン攻撃に踏みきるなら、
全面戦争だと即、警告した。

尖閣や沖縄奪取に投入

「ウォール・ストリート・ジャーナル」(WSJ)紙によると、米国やサ
ウジの防空システムは「世界で最も高度」だ。にも拘らず、無人機攻撃を
回避できなかった。既存の態勢では防御できない事態が全世界の眼前で進
行中であり、日本はこの事例を対岸の火事と見てはならない。

中国は無人機の開発にかけては世界最前線を走る。すでに1000機以上を保
有し、2017年には119機のマルチコプター無人機を同時に飛ばし、AIを
組み入れた全機が自律的に任務を遂行した。

仮にこれらの無人機が尖閣や沖縄奪取に投入されれば、どうなるか。中国
は今年7月24日発表の国防白書で、これまで触れていなかった「尖閣諸島
の防衛」を明記した。彼らは尖閣・沖縄の先に長崎県五島列島も見据えて
おり、7月25日には五島市沖の排他的経済水域で海底を不法調査し、海上
保安庁の警告を無視して4時間も居座った。日本の領土も資源も狙う中国
の攻撃がないとは断言できないだろう。わが国に防衛、対抗手段はあるの
か。ないではないか。足下に迫る危機を深刻にとらえよと、サウジの事例
が警告している。

それにしても犯人は何者か。安倍晋三首相が6月13日、イランの最高指導
者ハメネイ師と会談した当日、会談を嘲笑するかのようにホルムズ海峡で
日本向けの石油を満載したタンカーが攻撃された。米国は直ちにイラン革
命防衛隊の犯行だと主張したが、サウジのケース同様、イラン側は否定し
た。どの国のどの勢力が犯人なのか、現在まで特定されていない。

イランにおける最強の組織が革命防衛隊だ。安倍・ハメネイ会談に合わせ
て日本のタンカーを攻撃したのが彼らだとすると、最強の暴力組織はハメ
ネイ師の命令を聞かないと見て良いのか。攻撃がハメネイ師の意向だとす
れば、なぜか。私たちはここから何を読み取るべきなのか。

イランも北朝鮮も米国の出方をじっと見詰めている。彼らは押せると判断
すれば押し、待つべしと判断すれば待つ。タンカー及びサウジの石油施設
攻撃には、さらに押せるとのイランの判断があったはずだ。なぜそう判断
したのか。
WSJは9月16日の社説で「ボルトンは正しかった」と見出しをつけて解
説した。

「トランプ氏がテヘランに柔軟対応を考えている最中のサウジ攻撃は偶然
ではない」と。

当のジョン・ボルトン氏が9月18日、プライベートな昼食会で生々しく
語っている。

「今年夏、米国の無人機をイランが攻撃したとき、トランプ氏は報復しな
かった。その失敗がイスラム勢力による攻撃を促した」

イラン側は「彼の自制は我の勝利だ」と見て、安心して事態をエスカレー
トさせたというわけだ。

「中東情勢は激変」

ボルトン氏はいま、「トランプ氏の北朝鮮、イランとの交渉は失敗する運
命にある」と断じている。

トランプ氏は18日、対イラン制裁強化策を48時間以内に発表すると語り、
急いでつけ加えた。「軍事攻撃という究極の選択肢もあるが、それ以下の
選択肢もある」と。恫喝し、同時に恫喝は言葉だけだと打ち明けた。軍事
攻撃に消極的な姿勢を見せることで足下を見られている。

ボルトン氏の後継者、ロバート・オブライエン氏はポンペオ氏の考え方に
近い。ポンペオ氏はトランプ大統領の指示に従う話し合い路線重視派だ。
斯くしてトランプ氏を妨げる人物は消え、トランプ流外交が主流となる
が、これは、氏の弱点、自信過剰で戦略なきディール外交が際立つことと
背中合わせだ。

戦略論に詳しい国家基本問題研究所副理事長の田久保忠衛氏が語る。

「トランプ大統領がイランにソフトな話し合い路線をとり、イランの核開
発阻止に失敗すれば、中東情勢は激変します。イランはイスラエルを滅ぼ
すと宣言しています。イランの核に対抗するためにイスラエルは反イラン
のサウジやアラブ首長国連邦と連携を強め、この二つの国がイスラエルの
核の傘の下に入る可能性もあります」

米国の影響力は相対的に低下し、ロシア、中国の力がゼロサムゲームで伸
びるだろう。トランプ外交への不安を心に刻みながらも、日本はトランプ
外交のプラスの面を支えていく。それしか選択すべき道はない。一例が中
国に対する強硬策だ。トランプ大統領は2017年12月に堂々たる国家戦略報
告を発表した。それは中国の意図も脅威も過小評価しないという決意表明
だった。同盟諸国を重視する伝統的戦略でもある。戦争の型が激変すると
しても、国防は同盟国との連携強化で当たるのが正しい道だと、日本は行
動で示し続けるのがよい。
『週刊新潮』 2019年10月3日号日本ルネッサンス 第870回



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重 要 情 報
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◎▼政治家は死んでも批評される存在である。

こんにちは、和田です。

政治家は批評、批判の対象です。

国民から権力を与えられ、国民の税金から報酬がでているためです。
禄を食む以上、国民に仕え、国益を追求するのは当たり前です。

例えば、河野洋平元官房長官や宮沢喜一元首相の
売国奴ぶりは、現在も批判されていますが、
後年もさらに厳しく批判されるべき存在だと思います。

慰安婦問題での河野談話は、韓国側からの「お願い」を受け入れ、
韓国人慰安婦たちの名誉を守り、代わりに、戦った日本の英霊たちの名誉
を売りました。現代の日本人を性奴隷を強いた民族というイメージをかぶ
せるとともに今なお外交でも足を縛っている状態です。

宮沢喜一元首相は、中国共産党が自国民を虐殺するという天安門事件以
降、国交、貿易を制裁されていた中、中国共産党の「お願い」を聞いたわ
けです。「日本の天皇陛下が中国に来てもらえたら、国際的にも制裁が止
まる。だから来て欲しい」というものをしっぽを振って受け入れました。
以後、どうなったか?中国共産党と中華人民共和国は国際社会に復帰し、
今日の繁栄まで世界の貿易大国として繁栄が続きます。

そんな国際社会での、中国の経済大国としての地位に協力してきた
日本に対してどうであったか?

南京大虐殺や「従軍」慰安婦問題、教科書問題と歴史戦をふっかけられ、
尖閣諸島には連日、中国人民解放軍直下の武装した海警船が侵入してくる
状態です。恩を仇で返され、完全になめられている状態です。

宮沢喜一や河野洋平についてはたくさんありますが、
思想を問わなくとも(思想もカスですが)、
政治家はやった結果を見れば、まさに国賊といえるでしょう。
彼らがここまで、中韓にやられると思っていなかった

日米安保改正を断行した岸信介など、英断を持って国民を
正しい道に導いた指導者は歴史に名を刻み、称賛され続ける。

それが政治家という職業です。
禄を食む以上そういう覚悟で望む仕事です。

河野洋平は存命で、宮沢喜一は鬼籍に入ってますが、
もっと彼らのやったことは調査研究されるべきだし、
批判され続けるべきです。

それが現代の政治家へのプレッシャーにもなるからです。

さて、先日9月12日、ガンで亡くなった
衆議院議員宮川典子氏についてです。

日教組のドンといわれる輿石東氏の君臨する山梨で自民党から
出馬しているだけに、保守政治家のように思っていました。

ところが、ネット放送のアメリカ通信でも取り上げましたが、
最新の孔子学院が山梨県の山梨学院大に作られました。
その5月13日の開校式に満面の笑みで記念写真の中央に写って
いるのが宮川典子氏だったのには残念な思いでした。
https://www.ygu.ac.jp/info/detail.php?id=5bwwDPIq
彼女の母校でもあるため、地元国会議員だけに
OB会では絶大な実力もあったはずです。

輿石東氏を倒すためというカラーをつけるために、
保守的な立場をとっていたのか?

孔子学院がアメリカやオーストラリアでは中国の外国
コントロールのための、スパイ養成学校と認定されていることを
勉強不足で知らなかったのか?

自分の母校、自分の選挙区にそんなものが作られるのなら
体を張って反対すべきでしょう。

日教組を追い出して、孔子学院を入れるのか?
日教組の戦いはポーズだったのか?

すでにアメリカでは廃校にするという方向で進んでいる
孔子学院をさらに新たに増加する失態をしている
宮川典子氏、政治家は勉強不足ではすまされないと思います。

それくらい、政治家であれば、中国共産党のつくる機関については
世界的に敏感になっていることを知っていないといけない時期なのです。
自民党全体も歯がゆいほどゆるい状態です。

孔子学院やサイレントインベージョンでもまともな勉強会、部会がないの
でしょう。あっても「やってみました」的、アリバイ作り的な
税金の無駄状態なのでしょう。

はっきりいうと、日本では、政治家が勉強不足だし、覚悟もない。
国民も侵略されている点について認識が甘い。だから政治家の
実質的なスパイ幇助を許してしまっているのかと思います。

このメルマガを読んだあなたには、
厳しく政治家をとがめる国民であって欲しいと思っています。
私と奥山先生だけがしゃかりきに、この問題を伝えているだけでなく、
そういう国民が一人でも多くなった時に本当に底力のある国家が
できるはずだと思っています。

オーストラリア、ニュージーランド、カナダへの中国の侵略を
研究した、『トリプル・インベージョン音声レポート』は、
本当は宮川典子議員に送ってその見解を聞こうと思って作っていた
矢先に訃報を聞きました。

闘病していたことや、若くして期待されつつ急逝したことは
気の毒に思います。しかし、繰り返しますが、禄を食む
政治家は死んでも批評される立場です。
でないと、国家は侵略され滅んでしまいます。

もはやニュージーランドなどは、元のニュージーランドに
戻れず、終わった国家になりつつあります。

サイレントインベージョン研究により、
アメリカは中国の侵略を食い止めました。

カナダ、オーストラリアはまだ侵略との奮闘、
膿出し、さらなる新しい侵略との駆け引きが続いています。

日本には、米国のように、
『自力で、サイレントインベージョンに打って勝つ国』
になってもらいたいとこの音声レポートをつくりました。

このような甘い認識のままで、
日本は移民の受け入れ拡大をしていいのか?

・日本から売国政治家をこれ以上誕生させたくない人、
・中国の侵略から日本を守りたい人、
・侵略を受け入れる政治家を許しがたい人、
・中国の侵略等を研究する組織が必要だと思う人
・政治家は結果で評価されるべきと思う人



◎ラグビーってウインタースポーツだと思っていた:前田正晶

恐らく先月から86歳の人生でこれほどまでにラグビーの試合をテレビ観
戦したことがなかったと痛感させられたほど、世界の強豪が登場するラグ
ビーをこれでもかと見せられている。ラグビーとサッカーは子供の頃から
ウインタースポーツだと思っていたが、この暑さの中でW杯が開催されて
いる。それはそれで結構なのだが、その裏番組か表なのか俄に判断できな
いが、ゴルフ、プロ野球、テニス、ヴァレーボール、バスケットボール、
サッカー、柔道、空手等々も中継放送されている。どれを見たら良いのか
と迷わせられてきた次第だ。

空手:

その中でもオリンピック代表の選考に関係する世界的な大会だと思って見
ていた空手、特に「型」は男女ともに優勝した選手2人の裂帛の気合いを
聞かせる試合には何とも形容できない凄さと、あの域に達するまでにどれ
ほどの研鑽を積まれたのだろうかくらいは想像できた。だが、残念なこと
にあの気迫がこもった演武の何処が優れていて何処が減点の対象になって
いるのかは一般人である私には皆目見当がつかなかった。偶々ジムで知り
合った「空手をやっています」と言われた礼儀正しい方には「我々にも解
らない時があるほど微妙です」と聞かされて少し安心した気分になった。

テニス:

次はテニスだ、私には一時は世界第1位の座にあった大坂なおみさんのあ
の余りにも簡単にランキングの下位にあるものに負けてしまう様子を見せ
られて、「もしかしてグランドスラムとやらを二つも勝ったのは出会い頭
の出来事で、本当は未だ未だ発展途上にあるのではないか」と疑ってき
た。だが、ここに来てあの2人目のコーチを辞めさせてからは2大会続けて
優勝している様子を見て、ランキングこそ3位だか4位だかだが、どうやら
安定した強さが出てきつつあるかと思っている。

野球:

NPBのCSとやらに行こう。私の「閃き」ではセントラル・リーグはDeNAの
目はないと出ていた。それをいみじくも立証したのが第1戦の1回裏の攻撃
だった。あの場面では筒香が無死でスリーランホームランで3点を先行し
た後で、ロペス、宮崎と連続安打が出たのは良かった。だが、宮崎の打球
が投手の西に当たって治療の為とかでベンチの奥に引っ込んで、かなり長
時間試合が中断されたのだった。私は「勝負の流れとは微妙なもので、こ
れで阪神が企まずしてDeNAの気勢を削ぐタイムアウトを取った形になり、
この空白の時間の為にDeNAはこれ以上得点できなくなるだろうし、試合の
流れを完全に変えられてしまった。即ち、早々に勝ち運に見放された」と
読んだ。

その勝ち運に恵まれなかったDeNAは昨7日にリーグ戦で下位の阪神にやら
れてしまう結果になった。閃きでは阪神では読売に勝とうにも選手層の薄
さで苦しむのではないかと出ている。そこを何とかして欲しいのだが、
DeNAとの死闘で疲れ果てていなければ良いのだが。パシフィック・リーグ
について一向に触れないのは閃きもあったが、最初から楽天の勝ちはない
と読んでいたからだ。西武にとってはイヤな相手が勝ち上がってきたこと
になるのではないか。

ゴルフ:

女子の日本オープンは2日目辺りで「これは矢張り畑岡奈沙のものだろ
う」と閃きではなく「読み切れる」ようになった。それはアメリカで既に
3回も勝っているとかいうことではなく、彼女のプレー振りには全く揺ら
ぎがないというか安定した精神状態で、迷いなく自分のゴルフが出来てい
るように見えたからだ。確かにイヤらしい韓国のアメリカでも実績がある
強豪も迫ってきていたのもイヤらしかった。大里桃子も迫ってはいたが、
所詮は畑岡の敵ではなく、落ちていった。このトーナメントには渋野日向
子の出番はなかった。彼女はそうそう勝ち続けられるほどの実力者では未
だないと見た。

サッカー:

サッカーもこういう各種の試合の合間に南野が所属しているザルツブルク
のUEFAの試合を、申し訳ないが一寸だけ見た。ラグビーの試合をあれほど
沢山見させられていた(いやその気で見ていたと正直に言うべきか)感覚
からすると、何と我がサッカーはヨーロッパでは良い試合の部類に入って
いるだろうゲームが、何となく間延びがしたノンビリしたものに見えたの
にはやや驚かされた、私の目には、ラグビーを過剰に贔屓するマスコミが
称えるような激しさもなければ、スピード感も不足していたようしか見え
なかった。南野君も何処にいるのかも判然としなかった。


フットボール:

中継放送などあり得ない関東大学アメリカンフットボールのリーグ戦で
は、実質的な2部では日本大学フェニックスが、当たり前だが、順当に勝
ち続けている。今年も好天に恵まれて体調が良い日があれば、アメリカの
近代的且つ合理的なフットボールに精通された橋詰監督が率いるフェニッ
クスの試合を見に行けたら良いなと希望的に考えている。



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身 辺 雑 記
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9日の東京湾岸は久し振りの快晴、爽快。

このところの東京湾岸は天気平穏で散歩は無事。8日夜は亀戸駅近くの韓
国風居酒屋での会合で美人にも会えるからご機嫌な8日。800坪はある隣の
中学校の芝生の校庭。人影ナシ.もったいない。教育にこれだけ無駄に見
える投資をするのだから日本は世界有数の教育国といわれるわけだ。

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創刊日:2004-01-18  
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