政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針5182 号  2019・9・29(日)

2019/09/29


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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5182号
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       2019(令和元年)年 9月29日(日)



       ウクライナ疑惑でトランプ弾劾調査:Andy Chang

      香港人権民主法、米国議会で可決したが:宮崎正弘    
        
        呆れた無罪判決。:新恭(あらたきょう)


                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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ウクライナ疑惑でトランプ弾劾調査
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           Andy Chang 

トランプ大統領が就任して3年たったが、オバマ民主党の闇の帝国
(Deep State)は執拗に二度三度とトランプ罷免運動を続けている。
一回目のトランプ調査はマラー検察官のロシア疑惑調査で、結果は
ロシア癒着の証拠は見つからなかった。続いて第二回目は国会におけ
る複数の調査委員会による大統領の権力乱用調査はまだ継続している。
そして先週から第三回目、密告者の通報からトランプ大統領のウクラ
イナ疑惑と称する権力乱用と選挙妨害でペロシ国会議長が正式にトラ
ンプ大統領の弾劾調査を始めた。

国会が大統領罷免を調査したのはニクソン、クリントンに次いで三回
目だが、今回は前の二回と違って確証がないまま罷免調査に踏み切
ったのである。これこそ闇の帝国の権力乱用である。

密告者の通報によると、トランプ大統領がウクライナ総統の電話して
「軍事援助金を交換条件としてバイデン元大統領の息子がウクライナ
のエネルギー会社の顧問になった経緯の調査」を頼んだと言うのだ。

バイデン氏は2020年の大統領選の有力候補とされている。だからこれ
を聞いた民主党側は「金銭援助の交換条件」で政敵に不利な情報を要
求したのは権力乱用というのだ。ある議員はこれを反逆罪と息巻いた
し、反逆罪は死刑だと言った人も居る。

バイデンが副大統領だった2014年に彼が軍事援助金の見返りに彼の
息子をウクライナのエネルギー会社の顧問に就任させた。バイデンの
息子は麻薬常習者で海軍から退職させられた経験がある男だ。オバマ
の副大統領の権力で息子を外国の会社に月5万ドルの顧問にさせた。
このことがウクライナで司法調査の対象となり、検察官は2014年11
月にバイデンの息子を法廷に喚問する予定だった。

するとバイデン元副大統領は一か月後の2014年12月にウクライナ総
統と会談し、「米国の援助金10億ドルの見返り」に彼の息子を調査し
ていた検察官を(一説には6時間以内)罷免せよと要求した。ウクラ
イナ総統(前任)は直ちにこの検察官を罷免した。

このことについて、バイデン自身がテレビ対談で「俺があの検察官野
郎(Son of bitch)を罷免した」と自慢したのである。米国の副大統領
が権力を行使して息子を外国の会社の顧問にさせ、そのことを調査し
ていた検察官も援助金の交換条件を使って罷免させたのである。

これは明らかなバイデン副大統領の権力乱用と外国司法干渉である。
だから両国の政権が変わったあとトランプ大統領が新任のウクライナ
総統に事件の調査を頼んだのはアメリカの大統領として当然である。
バイデンの権力乱用を調査するトランプが同じく交換条件を使った権
力を乱用するはずがない。トランプは選挙干渉をしたのではなく、バ
イデンの犯罪調査を依頼したのである。

ところがトランプのホワイトハウスにおける電話内容を司法検察官に
告発した男が出てきたのである。告発の概要は「トランプ大統領が、
ウクライナのゼレンスキー総統との電話会談で、バイデン親子の犯罪
調査を依頼した。これは権力乱用で選挙違法である」と言うのだ。

大統領が外国の主要人物と電話会談をするのは違法ではない。犯罪の
調査を依頼するのもアメリカ大統領として当然である。しかし密告者
の告発をうけた検察総長がこに事を調査して国会に通報した。これも
当然である。この時点では告発の内容は新聞が発表しただけの不確実
なものだった。だがペロシ議長は24日、トランプが政敵に不利な調査
を外国の総統に依頼したこと、そして大統領が交換条件で相手に調査
を高揚したのは権力乱用だとし、大統領の弾劾調査を発表したのであ
る。検察総長は25日に告発の内容を発表した。

バイデン氏がテレビ談話で自慢したのは犯罪証拠が確実である。トラ
ンプ大統領がウクライナ総統に調査を依頼するのが当然である。しか
しトランプが米国の援助金を交換条件として調査を強要したなら問題
である。トランプは直ちに交換条件はなかったと発表したが民主党側
はトランプを罷免できる証拠が出たと凱歌を上げた。

トランプは25日になってウクライナ総統との30分の電話会談を機密
解除して公開発表した。この内容でトランプが「交換条件」を言わず、
「バイデン親子のことは貴殿も知っていること、これは調査すべきだ」
と述べただけと判明した。その上に国連の会議に参加していたウクラ
イナのゼレンスキー総統もテレビ対談に出て、トランプの圧力や交換
条件はなかったと証言した。トランプの潔白が証明されたばかりか、
バイデンの犯罪はテレビ対談の証拠があるので選挙どころか政治生命
の終焉だし、調査で有罪となったら親子共々監獄入りだ。

もう一つの問題は密告者のことである。密告者の名前は法律で秘密保
護されているが、報道によると(1)密告した内容は本人が調査した
事実ではなくホワイトハウス内の複数の人間からの又聞きだった、
(2)彼は嘗てヒラリーとシューマー上院議員の下で働いていた人間
だった。つまり密告者は反トランプでDeep Stateの一員だったのだ。
いずれ密告者の正体は判明するだろう。

残る問題はハワイとハウスで大統領が外国の要人との電話会談は機密
だが、機密を外部に漏らした人間が居たことだ。おまけに機密を反ト
ランプの密告者に通報したのは厳重な機密漏洩事件である。この事件
は始まったばかりで終点はなかなか見えない。




 
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香港人権民主法、米国議会で可決したが
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月27日(金曜日)弐
         通算第6211号  
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香港人権民主法、米国議会で可決したことはしましたが。。。
  これから長い議会審議が始まり、大統領署名までに紆余曲折
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2019年9月25日、米連邦議会上下両院の小委員会は、四月以来提案
されてきた「香港人権民主法 2019」を可決した。

もともと上院では反中国派のトップであるマルコ・ルビオ上院銀、下院は
クリス・スミス議員が提唱し、上院で22名、下院で37名の議員が共同
提案に署名していた。

法案内容は、「香港の特殊事情に鑑みて現状維持を見守り、民主政治の低
下などがあれば外交行動をとるとともに、場合によっては経済制裁を行
う」というもので、即効性は薄い。

プロセスとして、これから本会議で審議が開始され、おそらく修正案がで
てくる。議論は白熱化するが、修正案が出されると、両院合同委員会が開
催されるという段階を経て、ようやく本会議での議決となる。

上院は100名定員の51が過半数。下院は435定員だから過半数は
218名の議員の賛成が必要で、ここで可決されると十日以内に大統領が
署名すれば、正式に成立する。大統領が拒否権を発動すれば、議会に差し
戻され、大統領拒否権をふたたび覆すには、各々が三分の二以上の賛成を
必要とする。

この厄介な議会プロセスと、会期切れがあり、円滑に審議が進むだろうか?

まして優先順位で言えば、香港人権民主法のランクは低く、米国が現在直
面する喫緊の課題はイランである。ということは議会審議の白熱化こそが
中国を牽制する効果があり、法案成立にはまだ時間がかかるということで
ある。
    
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 読者の声  どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)貴誌前号の記事に関連して、たしかに地球温暖化の危機を
訴える16歳の少女は洗脳されてうえ、アスペルガー症候群。しかし、こ
の人物を別として、気候温暖は地球の危機であることは間違いないでしょう。

ところが欧米などで盛り上がるこの運動、日本でさっぱりです。何故で
しょうか。もっと深い原因があるように思われますが。(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)自然観の相違が最大要素でしょう。

キリスト教圏では「自然は敵」ですが、日本は「自然は友」であり、自然
と親しみ、自然と共生してきました。ですから、自然現象である気候温
暖、磁場軸の変動、台風、津波に対する対応も、まったく異なっています。

  ♪
(読者の声2)NYを舞台の国連外交。この檜舞台で、トランプ大統領
は、文在寅には会っても冷淡、その一方で安倍首相との会談では「日韓関
係」に憂慮をしめしたとか。

文在寅大統領が訪米しても、わずか弐分で会見打ち切りと、むしろ米韓関
係のほうが心配では、と思います。
日韓関係の氷河期、どういう見通しをお持ちでしょうか。(HT生、茨城)


(宮崎正弘のコメント)韓国にも三割の保守派、良識派がいます。いま日
本政府は「次の政権に期待する」とだけ言って、何もしないのが一番と思
います。

先方から「要らない」と言っておきながら日韓通貨スワップの再開を水面
下で要請していますが、かれらも韓国ウォンの暴落が近いことを知ってい
るからでしょう。

   ♪
(読者の声3)第47回 家村中佐の兵法講座 兵法書として読む『古事
記』『日本書紀』

兄である天智天皇の崩御直前、心中に即位を望みつつも太政大臣である大
友皇子との後継争いを避けて吉野にお隠れになられた大海人皇子に、やが
て挙兵の機会が訪れます。

今回の兵法講座では『日本書紀』巻第二十八「天武天皇 上」を読みなが
ら、皇位継承を巡って起きた日本古代史で最大の内戦「壬申の乱」につき
まして、図や絵を用いてビジュアルに分かりやすく解説いたします。
            記
日 時:10月12日(土)13:00開場、13:30開演
(16:30終了予定)
場 所:アカデミー文京 学習室(文京シビックセンター地下1階)
講 師:家村和幸(日本兵法研究会会長、元陸上自衛隊戦術教官・予備2
等陸佐)
演 題:第20話 大海人皇子と壬申の乱
参加費:1,000円(会員は500円、高校生以下無料)
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
FAX 03-3389-6278(件名「兵法講座」にてご連絡ください)。
事前に「新説『古事記』『日本書紀』でわかった大和統一」(宝島社新書
486)をお読みいただくと理解が深まります!
(日本兵法研究会会長 家村和幸)



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呆れた無罪判決
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新恭(あらたきょう)


東電の旧経営陣に刑事責任を科すべき明白な証拠



福島第一原発事故の刑事責任を問われていた東京電力の旧経営陣3名に対
する「無罪判決」に、非難の声が上がっています。彼らが無罪であるのな
ら、その責任は誰にあるというのでしょうか。元全国紙社会部記者の新
恭さんは自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、彼ら3名に
刑事責任を科すべき理由を記すとともに、今回の判決の下地になっている
とも言える、「ある法曹界の固定観念」が司法への不信感を招いていると
厳しく批判しています。


東電の旧経営陣に刑事責任を科すべきこれだけの理由

原発事故の刑事責任を問われた東京電力の元経営者3人が東京地裁で無罪
になった。業務上過失致死傷罪は適用できないとする判断だ。

JR福知山線事故で、JR西日本の歴代社長3人が同じように無罪とされたと
きもそうだが、日本の司法は巨大企業が起こした歴史的な大規模事故につ
いて、あきれるほど経営者に寛大である。

そのくせ、零細業者が起こしたものは、たやすく経営者の罪を成立させて
しまうのだから、たいそうな差別だ。


判決文にはこうある。「当時の社会通念の反映であるはずの法令上の規制
等の在り方は、絶対的安全性の確保までを前提としてはいなかったとみざ
るを得ない」。

「絶対的安全性」は求められていなかったというのだ。およそこの世の中
に「絶対」はありえないとはいえ、絶対的安全性を確保するという前提が
なければ、核の暴走で国を滅ぼしうるような装置を動かすべきではないの
ではないか。

一時は原子力委員会の委員長が「首都圏を含む住民避難が必要になる」と
心配したほどの原発事故が現実に起きたのである。核エネルギー装置を動
かす会社の経営者には、甚大な事故が起きれば自ら法の裁きを受ける覚悟
が必要ではないか。大きな責任があるからこそ、しこたま報酬を受け取っ
ているのだ。

被告は勝俣恒久元会長、武黒一郎元副社長、武藤栄元副社長の旧経営陣3
人。判決は、彼らに「人の死傷について予見可能性があったと認められな
い」とした。

予見できる可能性がなかった。ほんとうにそうだろうか。37回におよぶ公
判で浮かび上がってきたのは、そんなことではなく、旧経営陣の安全確保
に対する消極的な姿勢だった。

予見可能性があったかどうかを判断するポイントは、阪神・淡路大震災を
きっかけに文科省に設置された地震調査研究推進本部・長期評価部会が
2002年に公表した「長期評価」をどう見るかだ。その内容をごくごく簡単
にまとめるとこうなる。

「三陸沖北部から房総沖の海溝寄りの領域のどこでも、マグニチュード
8.2前後
の地震が発生する可能性があり、その確率が今後30年以内に20%程度」

同部会の部会長だった島崎邦彦氏(東京大学地震研究所教授)によると、
地震波解析、GPS、古文書、地質、地形など、異なる分野から出された意
見をもとに「最も起きやすそうな地震を評価してきた」という。

地震の短期予測はまず不可能かもしれないが、長期予想は侮れない。日本
列島は、海側のフィリピン海プレート、太平洋プレート、大陸側のユーラ
シアプレート、北米プレート、これら4つのプレートが押し合い、隆起し
て形成された。プレート境界ではつねに地震エネルギーがたまり、やがて
限界に達して、プレート境界型地震が一定期間を経て繰り返し起きてきた
ことが古文書や地層などから推定される。

マグニチュード8.2前後の地震が今後30年以内に20%程度の確率で起こる
という専門家会議の報告は、原発をかかえる会社として、決して無視でき
る内容ではない。これまで大丈夫だったから大丈夫と思いたいのが心理的
な自己防衛反応だろうが、しかるべき機関に不穏な材料を突きつけられる
と「もし起きたら」と不安も膨らむに違いない。

担当者なら、なおさらだ。東電の津波対策を担当するセンター長だった元
幹部は、2008年2月、勝俣元会長や武藤元副社長らが出席する“御前会議”
で、津波の想定の引き上げで新たな対策が必要になると報告し、異論なく
了承されたという(元幹部の供述調書より)。

津波担当部門が「長期評価」をもとに計算したところ最大15.7メートルの
津波が福島の原発を襲う可能性があるという結果が出ていたのである。



こんな大津波に見舞われたらどんなことになるかは明らかだった。平成16
年にのスマトラ沖地震大津波のあと国が設けた勉強会で作成された資料に
は、福島第一原発が敷地より1メートル高い津波に襲われ、浸水し続けた
場合、電源を失う可能性があるという検討結果が示されていた。それより
はるかに高い津波が想定されるというのである。


        
           
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重 要 情 報
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◎ ◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2019年9月29日◇◆◇◆◇

▼唸声一言/表現の自由って何だろう?

表現の自由は無限でしょうか?ヘイトスピーチやセクハラのことを考えると表現の自由は制限されています。相手を不快にさせてはならないと言う分かったような分からない実に曖昧な判断が主流です。この判断は人によって異なり、Aと言う人には気にもならないことでもBと言う人が不快となれば、表現の自由に制限がかかります。嘘や個人的な誹謗中傷は論外であるものの、第三者が不快と感じれば、ネットの中でも一方的に削除されることがあります。これが現実の表現の自由です。某国の少女像はウソとプロパガンダの塊であり、日本人にとっては不快極まりないものです。そこに表現の自由の美名のもとに、補助金を使って強行するなどありえませんね。表現の自由として、我が国を誹謗中傷することは許されても、他国に同じことは許さないと言うのが、偏向した日本の知識人の常識のようです。

では、今週号をお楽しみください。

https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12530615668.html

2019/9/29 唸声



◎猛暑の中でのオリンピックとなるのか:前田正晶

このアパートのエレベーターで上層階から降りてきた人や、バス停で出
会う見知らぬ人たちからも「暑いですね」と声をかけられることが多い。
このアパートでは27日も28日でも、早朝5時の室内の温度は27度Cだった。
もう9月も終わりに近く間もなく10月が来るというのに、この暑さは尋常
ではないと思う。昨夜も冷房をかけて寝なければならなかった。目下、W
杯のラグビーの花盛りだが、諸外国からやって来た選手たちは我が国の秋
がこれほど暑いものだと予測しておられただろうかなどと、ついつい気に
なってしまう。

この際、小泉環境相には「口先だけではなく本格的に行動して温暖化対策
に挑んで貰いたい」と申し上げたい。

W杯のラグビーは秋が深まるのと同時に進んでいくのだから未だ良しとし
ても、来年の8月になるオリンピックはどういうことになるのかと、余り
オリンピックに関心がない私ですら気になってしまう。特に温暖化とやら
の為かどうかは知らないが、未だに続く暑さと今年我が国を襲った台風の
数の多さも気になるのだ。もしも今年並みの暑さとなった上に15号のよう
な猛烈な台風がオリンピック期間中に関東地方に上陸でもしたらどうなる
のだろうかなどと、無駄になって欲しい心配までしている。

温暖化というのか熱帯化などかは知らないが、ここ数年の夏の暑さは異
様である。思い切り高齢化した当方などは無理に外に出ないから何とか切
り抜けてこられたが、あの暑さの真っ最中にオリンピックを開催するとは
「狂気か」とか「正気の沙汰ではない」という批判は何度も聞いた。甲子
園の野球を8月に開催することだけに対しても批判的な意見は多かった。
本当かどうかなどは知る由もないが、出場した高校生に事故があったの報
道はなかった。だからと言って、異国から来るオリンピックの選手や観客
が無事に過ごせるという保証はないだろう。

先日行われたオリンピックのマラソン選手を決めるMGCとやらも、テレビ
中継を見ていても「暑そうで大変だろうな」と思わせてくれたし、勝ち抜
いた走者たちの記録も世界的な水準から見れば低かった。だが、それが暑
さのせいか走者たちの力不足かなどは解らない。だが、オリンピックでは
あの開催時刻よりも切り上げるようだが、勝負は記録よりも対暑レースに
なってしまう気がする。朝6時半だったかどうかは記憶していないが、そ
のオリンピック本番を観戦に行く方々も大変だろうなと思ってしまう。

ところで、暑さ問題もさることながら「矢張りそういうことが起きてい
たか」と思わせてくれた報道があった。それは不正なIDを使って買われた
オリンピックの入場券が6,900枚で1億8千万円相当もあったそうだ。転売
目的だと断じられていたが、この時代にそういうことを企む輩が出てきて
も何ら不思議ではないと思う方も怖いなと思った。

◎アメリカの産業の実態とその変化に思う:前田正晶

物づくりからGAFAへ:

私がアメリカの大手の製造会社だったウエアーハウザーその他で経験し且
つまた見聞してきた残念なことを挙げておきます。偉そうに言えば「アメ
リカの生産現場と交流し組合員とも語り合ったから言えるのだ」とご理解
ください。畏メル友尾形美明氏は下記のように指摘されました。

「確かにアメリカのブルーカラーには英語も満足に話せない人が結構いる
ようです。一方でアメリカには世界中から最高の頭脳が集まるのも事実で
す。生まれも育ちの違う、つまり民族も宗教も考え方も違う他民族国家な
のです。」

私はこのご指摘が重要なのだと思います。アメリカの大手の製造会社は
R&Dに膨大な予算を割いています。それだけではなく、研究所に入って石
を投げればPh.D.に当たると思うほど多数の優秀な人材を揃え、素晴らし
い新規のアイディアを生み出しています。ところが、問題点はそれらを実
際の商業生産段階に移した時にその研究の成果を活かすような労働力が圧
倒的に不足しているのです。より具体的にいえば狙った通りの製品が出て
こないのです。

例えば、私が輸出していた液体容器原紙は牛乳やジュースの容器になって
いました。その容器の加工のライセンスを我が国に下ろしていたのがアメ
リカの企業です。ところが、我が国ではライセンサーよりも遙かに質の高
い進歩的な容器を我が国独特の優れた労働力で次々に創り出したのです。
アメリかでは絶対に出来ないとされていたワインの紙パックを創り上げた
のが凸版印刷で、逆にそのライセンスをアメリカのメーカーに下ろしました。

自動車にしたところで同じで、アメリカにオリジンがある車が我が国に
入ってから、アメリかでは出来なかったような車種が続々と出来上がった
のです。我が国の優れた頭脳もありましたが、そこには歴然とした労働力
の差が出たのです。その他にもアイディアはアメリカにあった製品が、我
が国でアメリカ以上に進化した物が幾つあったかです。

何年前でしたか、凸版印刷の2人の購買部長さんをウエアーハウザーの本
社と工場の他にご案内したことがありました。1人は営業部長から転任さ
れた方。そのお二方がアメリカで美術印刷の厚い本をめくりながら言われ
ました「最近はアメリカでも美術印刷の腕が上がってきたじゃないか」
と。彼らはその高級印刷の技術では我が国の方が遙かに進んでいると言わ
れました。

会社側と労働組合が法律的にも別個の存在となっているアメリカ式の製造
のシステムにも長所はあるのでしょうが、現実には遺憾ながら競争力は
劣っていると思えてなりません。であるからこそ、アメリかではGAFAがあ
そこまで発展したのでしょう。明らかに製造業というか頭脳集団がアメリ
カを変えたのでしょう。シアトル郊外のショッピングセンターの片隅に
あった小さなオフフィズを構えたマイクロソフトがあそこまでになると、
誰が予見できたでしょう。


━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

29日野東京湾岸は曇天。

27日夜は、家人の次姉に自由が丘で焼肉を御馳走になった。
血糖値が心配で3枚しか食べなかった。
28日の血糖値「128」血圧:112. 
                     読者:6003人











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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

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