政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5174 号  2019・9・21(土)

2019/09/21


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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5174号
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       2019(令和元年)年 9月21日(土)



         深センが香港の國際金融都市:宮崎正弘

                          湖南省の西外れ:久保田康文

         また中国に国が買われました:和田憲治


                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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深センが香港の國際金融都市
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月19日(木曜日)
         通算第6200号 
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 香港より、深セン、北京、厦門の住宅価格が高くなった?
  深センが香港の國際金融都市を代替できるか?
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 深センのマンション価格は一平方メートルあたり9112ドル(アジア
タイムズ、9月17日)。
たとえば3DK75平方の平均的マンションを購入しようとすれば、邦貨
換算で7800万円となる。東京の都心なみである。
このように高価な価格帯が形成されたのは、投機筋によるもので、世界一
とされた香港の住宅価格より高くなって一般庶民はもはや手も足も出ない。

 香港より高くなったのは六月の香港騒動で住宅価格が値崩れをはじめ、
およそ20%の下落を現出させた。中国大陸の投機筋は購入を断念し、シ
ンガポール、マレーシアへ投資対象を移し変えたことも一因である。

 さてアジアのメディアの報道をみていると、深センがやがて香港の國際
金融都市の座を代替するようになり、香港は寂れていく運命にあると分析
しているが、情報の透明性がない、言論、報道に自由がない場所に國際金
融が機能する筈がない。
 したがって、これらの中国分析も「幻想」に近いと言わざるを得ない。

 中国人の投機的な住宅投資が際立ったのはオーストラリアだった。
 なにしろシドニーは450万人口のうち、50万人が中国人だ。メルボ
ルン、キャンベラ、ゴールドコーストなどでチャイナタウンが形成され、
不動産価格が急騰した。
 ところが豪政府が反中政策に転じたあたりから、中国人の投資が冷え込
み、相場は20%から40%の急落となり、チャイナマネーはカンボジ
ア、シンガポール、そしてマレーシアへ向かった。
     ◇◎□◇み◎◇◎▽や◇◎▽◇ざ◇◎▽◇き○□◎▽  

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読者の声  どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS 
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   ♪
(読者の声1)宮?先生の『神武天皇以前 ――縄文中期に天皇制の原型が
誕生した』(育鵬社)をゆっくりと古代の時間空間と呼吸を合わせるかの
ように拝読したのですが、なかでも先生が五つある「国宝」の縄文土偶
を、北海道、青森、山形、長野と逐一、実物を見に行かれたなど、やはり
古代史でも現場主義だということに感心しました。
 中空土偶、立体土偶、ヴィーナス、仮面、そして合掌土偶の五つです。
ほかにハート型土偶と遮光器土偶は重要文化財。
 貴書『神武天皇以前 ――縄文中期に天皇制の原型が誕生した』には、す
べて先生が撮影された写真もありました。
 ところで、小生は長野県に住んでおりますが、ビッグニュースがあります。
 この五つの国宝土偶が一堂に会する展示会が行われます。火焔土器も展
示予定で、たいへんな人出が予想されています。
 10月26日から11月10日まで、長野県立歴史館です。詳しくは下
記サイトに。
https://www.npmh.net/
   (BT生、松本市)


(宮崎正弘のコメント)この展示会のことは存じています。期間中、時間
があれば再度、まとめて拝観に行きたいと思っています。しかし長野県立
歴史観へ行くには、場所がすこし辺鄙なところですね。ま、縄文関連の博
物館や記念館、再現現場はすべて辺鄙な場所ですが(苦笑)。



  ♪
(読者の声2)貴誌を通巻2500号のあたりから読み始めていますが、
創刊から16年。ほとんど毎日欠かさずに、そのうえ内容も豊富で、最新
情報に溢れている。あまつさえ無料ときている。本当に感謝しております。
過日、マスコミ関係で働く友人にきいたところでは先生の出版記念会で、
某大手新聞の社長が祝辞のなかで、「宮崎さんのメルマガを読んでから記
事を書く記者がいる」と言っていたとか。さもありなんと思いました。
通巻6200号、おめでとう御座います。10000号、20000号ま
で続きますように。
  (TY生、板橋区)

  ♪
(読者の声3)貴誌でもいつぞや指摘されていましたし、西岡力教授のレ
ポートが大書しているように、ソウルで毎週開催されている反文在寅集会
は、文の親北路線に反対し、米韓同盟の重要性を訴え、毎日曜には反共の
市民数万人が集まっていると言います。
 日本のメディアは、この韓国保守派の動きをほとんど伝えていません。
 もう一つ、いまの韓国を救う手段で残されているのは韓国軍のクーデタ
ではないですか。それこそタイのグンジクーデタを国民が支持したよう
に、韓国民は結局、それを待望しているのでは? 
   (FY生、滋賀県)


(宮崎正弘のコメント)小生もソウルで目撃しましたが、毎土曜日曜、数
万の市民が反・文在寅集会に集まって気勢を挙げています。朴権恵前大統
領は無罪とも訴えています。
 韓国軍はサラリーマン化していて、また少壮の軍人は閑職か、違う部署
に転勤になっていますから、期待はあっても実質的には無理ではないかと
思われます。

  ♪
(読者の声4)「新しいノモンハン事件観について」
 最近ノモンハン事件後八十年ということで研究書が出ている。日本人が
この事件を正しく知るには1991年のソ連崩壊以降にロシアで発表されてい
る新しい歴史資料が不可欠だ。というのはそれ以前のソ連時代の資料は反
日プロパガンダだったからである。
 その古い資料に拠るのが戦後日本の歴史作家のノモンハン本だ。最近の
NHK報道も古い資料のママだという。以下新しいノモンハン事件研究のポ
イントを記します。

1.戦争責任論:
関東軍の暴走などと言われていたが、元ソ連の将軍は「支那事変の収拾に
苦しむ日本がソ連を攻撃するなど、よほどの馬鹿か間抜けしか思いつかな
い愚論である」と片付けている。
またソ連の戦争準備の証拠として、水中橋の建設がある。水深2mのハルハ
河には戦車、歩兵の渡河用にあらかじめ、水深50cmの水中橋が何カ所も建
設されていたのだ。
これによりソ連軍が大量に満洲国側に侵入してきたのである。

そして元ソ連軍人によると、戦争準備のためにソ連側は1939.2からシベリ
ヤ鉄道の駅から一千Km以上も離れたタムスク基地に数千両の自動車輌、戦
車、多数の戦闘機、爆撃機を集積していたという。しかし日本は何も気づ
かなかった。そしてソ連は1939.5から挑発行動を開始したのである。

2.ソ連の企図として以下が挙げられている。
(1)直後の独ソポーランド分割にあたり東部の日本を牽制する。
(2)支那事変で敗北続きの蒋介石を支援する。
(3)赤軍大粛清で弱体化したソ連軍の実戦訓練
(4)独ソ戦後の満洲侵攻北方ルートの研究

3.日本の失敗
(1)戦場の地形は城塞:戦場は外蒙古の台地(50m)、ハルハ河(水深
2m)、満洲国側の大平原で、ソ連にとっては天然の巨大要塞になってい
た。台地のソ連軍は下のノモンハン平原の関東軍を巨大な重砲で自由に砲
撃できたのである。
 (2)関東軍の対策会議では、寺田先任参謀は放置を主張した。という
のは10月になれば現地はマイナス50度になり戦争不可能状態になるからで
ある。しかし、辻参謀の一撃収拾論が採用された。しかし事件後寺田参謀
は職を賭しても反対すべきだったと後悔し、辻も寺田に従うべきであった
と後悔している。

4.戦後のノモンハン事件の歴史観に欠けているもの
1)日本軍将兵の奮戦の記録:ノモンハンの戦記を読むと皆実に偉い。涙
無くして読めない。これを紹介すべきである。

また、TVでみたが、このような挿話もある。当時外モンゴルはソ連の衛星
国にされ,ラマ僧を含む多くの男子が殺されていた。しかし戦場にも動員
された。その戦闘体験者のモンゴル人音楽家が来日し、靖国神社を訪れ参
拝した。
その理由は、当時撃墜された日本軍機に向かって進んで行くと、
操縦士は東方を拝礼し、ピストルで自決した。それをみて偉い人だ、と深
く感じ以来忘れることが出来なかった。

だからソ連崩壊で来日の機会がで
きたので名を知らないあの人のために参拝に参りました、と述べていた。
外モンゴル人もソ連を憎み心では日本軍を応援していたのだ。

 2)遺骨収集:日本側は戦場掃除がソ連に妨害されたので今も数千体の
ご遺体が現地に残されている。戦場は外モンゴル側なので政府はご遺骨を
収集すべきである。

 3)現地に建立したい碑:文章としては、古代ギリシャのテルモピレー
に建立されていたというペルシャ戦役のスパルタ軍の慰霊顕彰文がふさわ
しいだろう。「旅人よ、故国に行きて伝えよ。われら国の命に従いここ斃
れたりと」

参考書紹介:1.「資料が語るノモンハン敗戦の真実」阿羅健一著 勉誠
出版。これは当時の関東軍、日本政府関係者の対応と発言をまとめたもの
で実に貴重である。

2.「黒幕はスターリンだった」落合道夫著 ハート出版。これは大東亜
戦争から現代に至る日本近代史の通史であるがその中でノモンハン事件を
新しい国際的,政治的な視点から分析している。
   (落合道夫)


(読者の声5)貴誌でも懸念されていたようにソロモンが台湾と断交しま
した。米国は憤激して首相の訪米でも面会しなかったとか。大使召還にな
りそうです。台湾は、ソロモンが中共に崩れると、南太平洋諸国で、のこ
り五ヶ国が台湾と国交がありますが、ドミノ現象が起こりそうです。
  (AY生、品川区)


(宮崎正弘のコメント)トンガもバヌアツも、フィジーも、あの資金攻勢
です。トンガは平屋建ての街に三階建ての中国大使館。フィジーの首都ス
バはチャイナタウン化し、南洋大学には孔子学院もあります。なにしろ中
華料理レストランが増えて、中国語新聞がでています。

バヌアツでは3000万円の投資移民にはパスポート付与。バヌアツの目
抜き通りの不動産屋さん、表示がすべて中国語でした。

パプアニューギニアは、国際会議場を中国が建てて寄付しています。カネ
で外交を買っていて、中国国内では不満が昂じてもいるようです。
 というわけで、来月、ちょっと時間の読みを間違えましたが、高山正之
氏らとソロモンへ取材に行きます。

  ♪
(読者の声6)NHK偏向報道問題の根底はレジティマシーのないNHK
職員が公共の電波を使用して私見を述べているという事にあるとおもうの
です。
 レジティマシーは日本人には理解しにくい言語だと思います。なぜ日本
と異なり、トランプ大統領は FRBにたいして「堂々」と、あれこれ指
図がましいことを言うのか?言えるのか?

安倍総理が日銀に同じことをしたら、大騒ぎとなります。またなぜイギリ
ス人はEUから離脱することを決めたのでしょうか?
FRBに対する理由は、FRBは民間銀行のしかるべき地位にある人が
「運営する民間組織」であり、選挙によってなされた公的代表からなる機
関ではない。

つまりレジティマシーをもちあわせていない。それに対して選挙で選ばれ
た大統領があれこれ言及することに遠慮はいらない。
EUに対する理由は、EU官僚が、EU全体の「行政」に何かと口出し
し、実質的に牛耳っている。彼らはたんなる役人であって選挙で選ばれた
わけではなくレジティマシーはない。と云う事のようです。
 
NHKの偏向報道に関しては長い間問題視されています。
前回の選挙でNHKを糾弾する政党が登場したり、「公共放送は番組提供
に対する対価ではない」と高市総務大臣が就任直後発言しました。私はこ
のNHK問題は、結局いかなるレジティマシーをも付与されてもいない

NHK職員が、公共の電波を使って自説を述べ、都合の良いニュースを選
別することはおかしいではないか、と云う点に焦点が合わされるべきでは
ないかと思います。



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湖南省の西外れ、
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【変見自在】地球の敵 高山 正之『週刊新潮』


 湖南省の西外れ、蕋江(ジュコウ)にはかってフライングタイガーの飛行基
地があった。

 フランクリン・ルーズベルト(FDR)は自身のニューディール政策が
破綻し、失業率が大恐慌時をしのぐにいたった1930年代半ば、米国経
済の復活は対日戦争しかないと判断した。

 そのためにまず支那軍と日本軍を戦わせた。アパッチにチェロキーをけ
しかけたのと同じ手法だ。

 これで日本を十分消耗させる。ただ日本には優勢な空軍がある。それは
支那人の手には負えないから米空軍力を投入した。それがフライングタイ
ガーだったというわけだ。

 1936年1月、米軍需産業屋ウイリアム・ボーレーと米国に招かれた
支那空軍幹部、毛邦初が相談してその隊長にシェンノートを選んだことが
FDRの意図をよく表している。

 それで蕋江にB25爆撃機も飛び立てる大型飛行場が作られた。

 すわ真珠湾の折にはここから日本本土爆撃を考えたが、シェンノートら
はただの屑の集まり。何もできずに終わった。

 今、蕋江には事実とは無関係な挿話で彩られたフライングタイガー記念
館があって、ウォルト・ディズニー描く虎のマークを付けたP40が展示さ
れている。

 そんなのを見て宿に戻ったらロビーが騒がしい。客の大男がフロント係
りの女に怒鳴っている。

 あとで通訳してもらった話では男が部屋でシャワーを浴びて出てきたら
ベッドの上に置いた財布がない。部屋のドアも開いていた。

 男はフロントに行き何とかしろと言い、受付の女は「ドアロックを忘れ
たあんたが悪い」と指摘した。

 で激昂した男が傍らの一人掛けソファーを掴んで頭の上まで持ち上げた。

 こちらが戻ってきたのはその時だった。

 ソファーはどう見ても80キロはありそうだ。男はそれを女めがけて投げ
つけた。ソファーはフロントの上に落ち、片脚がもげ、電話機を弾き飛ば
して向こう側に転げ落ちた。女は逃げて無事だった。

 支那のホテルの部屋にはA4サイズの不思議な表が置かれている。茶碗
は40元、灰皿は5元、テレビは2000元とかある。

 客がそれらを失敬したときの罰金かと思った。表には「バスタブ」もあ
る。あんなものまで盗んでいく。さすがは支那人だと妙に感心したものだ。

 しかしこの騒ぎを見て、あの表は盗みの罰金ではなくて損壊したときの
弁償代だとやっと分かった。

 表にはロビーのソファーはない。次の改訂版には載るのだろうが、それ
にしても支那人は何でも壊す。壊しにかけては他の民族の追随を許さない
だろう。

 先日、この大男を思わせる漁民の群れが「支那のモノという南沙に出て
凄まじい破壊をしている」とブルームバーグ通信が伝えた。

 因みに南沙が核心的支那領という根拠は後漢時代の書物に「そう読める
一節がある」というだけ。嘘を承知で言い張るのは尖閣と同じにそこに膨
大な石油と天然ガスが眠るからだ。

 で、彼らは何をしたのか。南沙、西沙にあるリーフに出かけては片っ端
から珊瑚礁を壊している。目的は珊瑚礁の割れ目に棲むシャコ貝だ。

 紫色の大きな口を開けて、足を挟まれると逃げられず溺れ死ぬとかいう。

 あの貝を支那人は富の象徴として好む。1メートルの大物なら市場で数万ド
ルの値が付く。

 彼らは重機を入れて浅海を掘り回る。珊瑚礁は一瞬にして魚も寄り付か
ない死の海と化してしまう。

 朝日新聞はかつて「百年育った珊瑚を傷つけた」と日本人を腐した。

 支那人は「幾万年かけて育ったリーフを墓場にした。彼らが破壊した
リーフは100万平方キロ」(同通信)にもなる。世田谷区の2倍の面積に
相当する。

 彼らは珊瑚礁だけでなくサンマもウナギも食い尽くそうとしている。象
牙も犀の角も漁り、ために黒犀は絶滅した。

 支那人の破壊力は地球に有害この上ない。朝日もなんとか言え。



『週刊新潮』 2019年9月26日秋風月増大号 【変見自在】地球の敵

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆




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また中国に国が買われました
──────────────

和田 憲治


▼また中国に国が買われました。2つも。

こんにちは 和田です。

チャイナによる日本への静かなる侵略にそなえよう。

かつて、都知事選の討論会で、
「(東京都である)尖閣に
  中国が攻めてきたらどうするんですか?」
と言われた時に

都知事選の候補者である鳥越俊太郎は、
「中国が攻めてくるわけないじゃないですか!」
と平気で答えた。

当時も今も中国の公船、漁船が自由に侵略してくる。
中国公船という表現でゆるやかにしているが、
実際は武装した人民解放軍の直下の
中国海警の艦艇である。

日本のメディアは中国に忖度し、
日本国民を刺激せず安心させている。
恒常的に侵入しているにもかかわらず、である。
一体、どこの国の国益のためにメディアはあるのか?

中国は尖閣を取り、東シナ海を制覇するつもりである。
すでに南シナ海は制覇しつつある。

誰がどう見てもそうなのに、
日本ではまだ安心感にひたったお花畑です。

中国は建国以来、すべての国境で紛争を起こし、
現在もその勢力圏を拡大しつつあり、
周回遅れの現代の帝国主義国家である。

日本に対しては東シナ海は尖閣列島から。
内部は山林や農地を買い、
武装船を中国公船といわせるほど、
メディアをコントロールしつつある。

さらに、先日の2019年9月18日の
ロイター等で報じられたニュースによると、

「太平洋の島国ソロモン諸島が
台湾と外交関係を断絶し、
中国と国交を結ぶ方針を決めた」

とのことです。
ソロモン諸島が落とされ、
さらに本日のニュースでは、

「中華民国(台湾)外交部(外務省)は20日、
臨時記者会見を開き、外交関係を結んでいた
太平洋の島国キリバスとの国交断絶を発表した」

と、あります。

中国は、どんどん太平洋の海域をおさえつつあります。
台湾友好国であればまだ楽だったのですが、
わずか一週間の間に、ソロモン、キリバスが
敵対国家の位置づけに変わってしまった。

太平洋の小国を落としはじめ、
待ったなしになりつつあります。

アメリカ通信では、
オーストラリアの「サイレント・インベージョン」
を皮切りに、豪、乳、加の3カ国への
中国の静かなる侵略を伝えてきました。

そして今週、三カ国への侵略を
『トリプルインベージョン』として
音声レポートを発売しました。



           
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重 要 情 報
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◎実は「“It's me.”の文法的考察」には要注意な点がある:前田正晶

先ほど掲載したアメリカの婦人(仮にMaryとでもして置く)の説明は「自
分の国の言葉をあそこまで平易に文法的に解説されたのには流石と感心す
るだけ」だった。私にはとても日本語の文法をあれほど誰にもで解るよう
に分析出来るとは到底思えないのだ。「なるほど、It’s me.ではいけない
というのはこのような事だったのか」と納得して感心された方もおられる
かと思う。だが、正直に言えば,私はこの辺りに落とし穴が潜んでいると
思っている。

それは、「Maryの分析は丁度我が国の学校教育における英語の教え方、
就中文法の教え方にも似ているか」と思うのだから。即ち、「英語を理論
的に考えようとする余りに『be動詞』の次に目的語が来る場合には代名詞
の目的格ではなく、主格を持ってこなければいけないと理解し認識してい
ると、”It is“と来たから次は meではいけなくて Iにしなければならない
のだ」のような思考にとらわれてしまうのではないかと危惧するのだ。こ
れでは中々滑らかに英語を話す事が難しくなるだろうという意味。

そこに登場するのが私が永年繰り返し繰り返し主張し強調して来た「音
読・暗記・暗唱」なのである。より具体的に言えば、“It’s I.”のような
文法的に正しい文章を徹底的に音読して暗記しておけば咄嗟の場面で文法
的に誤りである“It’s me.”は出てこなくなるものなのである。この点は高
校3年の時の英語の担任だった故鈴木忠夫先生は「重要な点は口から文法
的に誤りである言葉の使い方や文章が出てこないように覚え込んでしまう
事」と明確に言われた。もっと言えば「理屈は忘れて音読を通じて覚え込
んでしまえ」という主張なのだ。解説などは後から付いてくれば良いこと。

更に具体的に指摘すれば、私はこのようにして文法的に正しい言葉遣いと
文章を徹底的に暗記して暗唱出来るようにして見たのである。その意味は
「単語をバラバラに覚えるのではなく、飽くまでも流れの中でどのように
使うのが正しく且つ文法的に正確か」を音読・暗記・暗唱方式で覚えてき
たという事。この方式に対しては「そんなやり方で英語が出来るようにな
るのか」との疑問を呈された方は諸賢のご想像通りに多かった。だが、何
度も述べてきた事で「この方式では学校教育方式で学ばれた方たちより
も、実践的な効果が挙がった例が何件もあった」のである。

これも何度か述べてきたことで「私は文法などは後から理論付けしたもの
であると思っている。その理論に生き物である言葉を無理矢理にはめ込ん
でいくのは本末転倒ではないのか」なのである。故に“It’s me.”や“Me,
too.”のような表現は覚えないようにしなければならないのだ、仮令それ
が通俗的には受け入れられ一部の階層では使われていても。

念の為に補足しておくと、MBAであるMaryの長男はハーバートでMBAを取
得してIntelのdirectorであり、長女はIvy League のBrown Universityを
経て一旦Intelに勤務した後でUCのバークレーで文学のマスターを取って
大学教授であるという、絵に描いたようなインテリの一家である。余談だ
が、Maryは我が国では普通に「メアリー」とカタカナ表記されるが、事が
Garyとなると何故か「ゲーリー」か「ギャリー」となってしまう。カタカ
ナ語製造業者は何をやっているのかと何時も奇異に感じている。これは
「ゲアリー」が正しいのだ。



◎英語が苦手の一読者様のご質問に答えます:前田正晶

“It’s I.“であるべきだ:

この屡々我が国でも使われることがある表現が正しいか否か質問を頂戴し
ていたので、私の元の上司で私が最も尊敬している典型的なアメリカの
アッパーミドルの代表のような、W社リタイア後に大学院大学の教授を務
めた人物(当然のようにMBAである)にその質問を転送してみた。彼はそ
れを更に前妻の私がアメリカで出会った最も知的な女性(彼女もMBAで人
事・労務のコンサルタント)と尊敬していた婦人に更に転送していた。そ
のご婦人から”It’s me.”を非常に解りやすく解説して貰えたので、日本語
にしてお知らせする次第。


翻訳文:

“It’s me.”の文法的考察:

「この質問は多くのアメリカ人にとっても扱いにくいものだ。文法的に
は“It is I.”とするのが間違いなく正しい。ここでは「be動詞」がつかわ
れていて現在形の単数であるので、目的語は“I”か“he”か“she”であるべき
で目的格(objective)の“me”,“him”、“her”ではないのだ。少し難しく
言えば「“I”、“he”、“she”を動詞の主語に立てる時は、常に“It is he.”
か“It is I.”のようにすべきだ。

“me”や“him”や“her”は動詞の目的語に使われる性質の「目的格」だと心得
ておくべきである。例文を挙げれば“Give the book to me.”のように使わ
れる。

ここで私が述べてきたことは“Queen’s 乃至はKing’s English”とでも言
うべき正しく正確な英語であって、最も正式で正確な話し方である。確か
に屡々“It’s me.”という言い方をする者はいるが、それは正式な英語では
ない。

“It’s I.”という正式な言い方をすると、中には「それは人を見下した言
い方だ」と採られる場合もあるし、上流階級を気取っていると思われるこ
とすらあると申し上げておく。

だが、最早“It’s me.”を使うのはそう珍しいことではなくなったとも言
えるが、正しく文法を心得ていることを示す為には“It’s I.”を使うべき
だと言える。」

念の為に申し上げておけば、私は"It's me.”を使った記憶はないのだ。こ
れは理屈ではなく本能的に文法的に正しくないと感じていたからだろう。


━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

21 日野東京湾岸は曇天。

20日の東京湾岸は久し振りに快晴。都立猿江恩賜公園での散歩は爽快だっ
た。夜は向島の洋食屋「あきら」で義姉夫婦と久しぶりに懇談。

                        読者:6003人

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
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