政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針5167 号  2019・9・14[土)

2019/09/14

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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5167号
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       2019(令和元年)年 9月14日(土)



              ブーン・ピケンズ死去:宮崎正弘

           政治家の「英語力」を考える:前田正晶

         ジョン・ボルトンの解任について:Andy Chang

                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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ブーン・ピケンズ死去
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)9月13日(金曜日)
         通算第6193号  
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 M&A(企業合併、買収)の暴れ者、ブーン・ピケンズ死去
  その荒っぽい乗っ取り手口を真似ているのが中国人のファンド
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 石油成金、世界の「乗っ取り王」として悪名高かったT・ブーン・ピケ
ンズ氏が死去した。91歳だった。

ウォール街の一部には彼を尊敬する人も多かったが、日本で悪名が高く
なったのは小糸製作所の株式20%を買い占め、TOBを仕掛けたから
だ。日本の経営風土になじみのなかった「乗っ取り」だったから「黒船来
る」と大騒ぎだった。筆者はピケンズに一度インタビューしている。

もともとが石油エンジニア、それが石油を掘り当てて石油企業を起業した
のではなく、次々と乗っ取りを仕掛け、濡れ手に粟の利益を得てのしあ
がったのだ。買収を仕掛けると言っても、もともと買収を成功させ、企業
を乗っ取って経営しようという意欲はなく、要は高値買い取り(これを恐
喝のブラックメイルにひっかけて「グリーンメール」という)。

買収後、会社経営に乗り出したのはアイカーン(TWA航空を買収し自ら
経営した)。買収した後、当該企業をバラバラに部門売却して差益を貸せ
いたのがゴールドスミス、そして買収資金を捻出する手口として、ジャン
ク債を起債して、巨額の融通資金をつくる手助けをしたのがミルケン。
80年代から90年代にかけて、アメリカ資本主義は「乗っ取り屋たちの
天下」だった。

防御する側は「ポイゾンビル」という条項を会社約款に入れたり、買収が
しにくいデラウェア州に本社登記を移したり、TOBが難しいように自社
株買いを行ったり、これまた弁護士の稼ぎ場だった。

その強欲資本主義が日本にもやってきて、M&Aが常識となったものの、
アメリカ的な敵対的買収のケースは稀だった。

ピケンズの真似をして荒稼ぎを展開したのが中国の強欲ファンドである。
シャープを買収した郭台銘の典型例が明示するように、日本的経営とは
まったく違った、殺伐とした企業風土を日本にもたらした。
ということは日本的経営の美徳が同時に破壊された

植民地経営とは、未開地、もしくは非武装の国を乗っ取り、人民を駆使
し、利益を搾り取り、教育も福祉も与えず、ひたすら我欲を達する。

香港は英国の植民地だった。その旧植民地の香港が、旧宗主国の企業を
乗っ取る。主客転倒、というより強欲がAからBに移転した。香港の証券
取引所がロンドンの証券取引所を買収すると発表した。直後に、ロンドン
証券取引所は、この買収提案を拒否した。

明後年の大河ドラマが渋沢栄一と聞いて、「算盤と論語」を説いた人が、
ようやく再評価されるのかと安堵した心理になった。
    
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(速報)
  郭台銘、国民党を離党、無所属で総統選挙へ立候補表明
   国民党も韓国諭では勝てないと判断し、裏側で支援する方向
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「中国の代理人」=郭台銘が次期台湾総統選に立候補する。9月13
日)、正式に記者会見する。

郭は「鵬海精密工業」を立ち上げ、アップルへの部品納入などで、のし上
がったが、「台湾企業」というより中国共産党の意向に沿ってシャープを
買収したり、米国へ食い込んだりして、ビジネスを急拡大させ、一部に
「台湾のトランプ」という評価もある。

国民党は予備選を行って正式に韓国諭(高雄市長)を党公認候補とした
が、郭台銘は諦めずに、無所属でも挑戦する可能性を探ってきた。世論調
査では、郭と韓国諭は互角とされるが、問題は中国共産党の「意向」だった。

北京は韓国諭では勝てないと判断し、郭台銘支持に廻ったとされ、それが
無所属での立候補を決断させたのだ。しかも何文哲(台北市長)も、郭支
援に廻るらしい。

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 読者の声  どくしゃのこえ  READERS‘ OPINIONS
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   ♪
(読者の声1)妙に納得したことがあります。雑誌の
『RESIDENT』(10月4日号)に「トップに立つ人、補佐役の必
読書」という特集があって、まずは管義偉のそれが吉川英治『宮本武
蔵』、堺屋太一『豊臣秀長』。コーリン・パウェル(元国務長官)のリー
ダーシップ論とか。

問題はその次です。

猪瀬直樹・元都知事が登場し、政治思想で三つ、文学で三つを揚げていま
す。後者は順当ともいえるカズ・イシグロ『日の名残り』とトルーマン・
カポーティの『冷血』、そして吉行淳之介の『私の文学放浪』でした。
問題は政治思想で猪瀬があげた三大書物が、丸山真男、網野善彦、橋川文
三でした。

日本の戦後思想界の『三莫迦』といわれる人たちが、彼の源流だと知っ
て、なるほど!。

保守の顔しつつ、「革新」的なアイディアだなどと、変なことを言い、西尾
幹二氏が「狂人宰相」と名づけた小泉に取り入ったひとですが、彼の謎
が、これで解けたと思いました。この話、いかに?(HS生、水戸)


(宮崎正弘のコメント)評価は措くとして、小生が感動した小説のひとつ
は吉川英治『宮本武蔵』でした。カポーティは英文科時代、訳書の龍口直
太郎教授が担任でしたので、毎日のように言っていたため辟易です。小生
としては彼の『ティファニーで朝食を』のほうが面白いし、印象もカポー
ティらしいですね。

猪瀬氏のあげた小説でカズ・イシグロの作品は、郷愁と哀惜があって、な
ぜ彼がさきにノーベル賞に輝き、村上春樹が取れないかを、解説したあた
りも参考になりました。

御指摘の「丸山真男、網野善彦、橋川文三が戦後思想界の『三莫迦』」と
いうのは、その通りでしょう。
   ♪
(読者の声2)貴誌前号でしたか、英国の分析ですが、キャメロン前政権
時代にオズボーン元財務相を中心とした中国資本への傾斜が混迷の背景の
一つかと膝を打ちました。

キャメロン政権に巣くった中国人脈が英国の進路を誤らせ、国民投票で雌
雄を決する形になったのかもしれません。香港の混乱も、英国の中国に対
する影響力低下が一国二制度を揺るがし、増幅させているのかもしれません。

メイ前首相は、中国が関与した原発計画に国家管理の規制を打ち出すな
ど、中国と一定の距離を置く政策をとりましたが、ファーエイ問題で、ト
ランプ米政権と軌を一にして全面規制を主張するMI6の意見を取り入れ
ず、すでに導入している基地局などは継続して新規導入を控える部分規制
に留まっています。

全面規制を主張したウィリアムソン国防相がメイ氏と対立、辞任に追い込
まれました。経済を考えると正面から中国を刺激したくない政権の思惑が
滲みました。ウイリアムソン氏は、南シナ海の航行の自由作戦に英艦隊を
参加させ、空母「クイーン・エリザベス」をアジア太平洋に派遣すると対
中強硬派でした。

英国内では、対中政策を巡って、腰が定まりません。移民問題とともに中
国問題が英国の混乱に拍車をかけたことは間違いありません。
  (NO生、千代田区)

  ♪
(読者の声3)「日本国史学会」第69回連続講演会のお知らせ。
            記
【日時】 9月14日(土)14:00〜16:45(開場13時30分、終
了後懇親会)
【講師】 久野潤(大阪観光大学国際交流学部講師)
「日本人は紀元2600年をどう迎えたか」
     田中英道(東北大学名誉教授、当会代表理事)
「新連続講座(22)」&講演後、質疑応答
【会場】 拓殖大学文京キャンパス
(東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷」駅下車徒歩3分)C館C603教室
【資料代】 学会員2,000円 / 非学会員3,000円(大学生・大学院生は一
律500 円)
当日入会可能)
【主催】 日本国史学会 http://kokushigaku.com/
【お問合せ】 03-6709-8872/kokushi@kei-bunsha.co.jp



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政治家の「英語力」を考える
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         前田 正晶

我が国では国際化(グローバル化?)が進んで来た現代にあっては、英語
による自己表現がどれだけ出来るかが重要になってきた。よって「小学校
3年から英語を教えよう」という愚にもつかない風潮が出てきた。そこに
政治家にも国際的な交渉等々の場では英語力が必要であるという説も出て
きたようだ。現に河野前外相はジョージタウン大学出身の英語力を活かし
て海外でも講演をされたり、韓国の康外相とも英語で渡り合うなどと活動
された。

そこに、この度の内閣改造ではライトハイザーUSTR代表との交渉を無事
仕上げ終えた茂木敏充前経済再生大臣が外務大臣に就任された。茂木新外
相は何と言ってもハーバードの大学院で行政学終始を取得されている。そ
こに何処からともなく茂木外相の英語力を云々する件が流布されていると
聞いたので、さて如何なる事かと検索してみた。するとどうやらそれは週
刊FLASHが新閣僚や自民党の幹部の英語力の査定の記事をケビン・クロー
ン(越智啓斗?)なる者が寄稿していたことよることのようだった。

その内容では90点が小泉進次郎新環境大臣、85点が河野太郎防衛相、75
点が安倍晋三総理、70点が岸田秀雄政調会長、50点が茂木敏充外相と加藤
勝信厚労相とされていたという内容だった。この勝手な査定に対する反論
のような記事では、茂木敏充氏に対する評価は如何に何でも低すぎると
なっていた。その茂木氏が外国人記者クラブでの講演に通訳付で語られた
時の動画も出ていて挨拶までは英語でされていたが、私にはそれほど酷評
するような質ではないように聞こえた。

私の経験上も言えることだし、アメリカの有名私立大学で教鞭を執ってい
たYM氏から聞いたことで、確かに我が国のビジネスパーソンたちやビジネ
ススクールに留学してくる方たちの英語力の質には難点がある例が多い。
だが,多くの方は修士課程は修了出来ているのだそうだ。そうであれば,
かのハーバードで大学院の修士課程を修了された茂木氏は、相当以上の英
語力を備えておられるはずだ。現にライトハイザー代表との難しい交渉を
纏め上げられた実績があったではないか。

ここから先が肝腎なことで、問題は如何に上手に聞こえるように滑らか
に話せるかとか、TOEICなどの試験で高い点数が取れていたかではなく、
その人物がアメリカ人を始めとする諸外国の交渉相手に対して「説得力あ
る緻密な論旨の組み立てて行けるか」にあるのだ。それは同時に如何にし
て“debate”の力を養っておくかであり、アメリカ人が屡々用いてくる「こ
れを言うことで失うものはない」のような交渉術に臆することなく感情を
排して、論争と対立を恐れない断固たる姿勢が取れるか否かにかかってい
るのだ。私はそれこそが「真の英語力である」と信じている。



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 ジョン・ボルトンの解任について
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           Andy Chang

私はトランプ大統領がボルトンの解任の原因をリビア・モデルにある
と説明したことに大きな疑問を持っている。

AC通信:No.754 Andy Chang (2019/09/11)
AC論説 No.754 ジョン・ボルトンの解任について

今からちょうど一時間前にトランプ大統領はホワイトハウスの記者会
見で前の日に大統領がジョン・ボルトン国家安全顧問(National
Security Advisor、NSA)の職務を解いたことについて説明があった。

これに先立つ10日朝、ジョン・ボルトンはその前夜にトランプに辞職
願いを出したがトランプはこの話は明日にしようと答えた。そして翌
朝にランプは辞職に同意したと述べた。ところがトランプはツイート
で前夜にボルトンの辞職を求めた、つまり免職にしたと述べたので、
双方の言い分に違いがあった。トランプは今朝の記者会見で改めてボ
ルトン氏の免職処分にについて説明したのである。

記者会見でトランプ大統領は「ボルトンは大きな間違いを犯した」と
切り出した。間違いとは北朝鮮との交渉でリビア・モデルを使えと主
張したと述べた。そしてリビア・モデルに言及したため北朝鮮は会談
を中止したと述べた。リビア・モデルを口にしたため金正雲はボルト
ンとの会談を中止したとトランプは述べ、リビア革命でカダフィがど
うなったと思えば金正雲を責めることは出来ないと述べた。

前の記事で書いたように、アメリカはテロ組織に武器を提供してチュ
ニジアでジャスミン革命を起こした結果ベンアリがサウジに亡命し、
つづいて同じ武器を使ったリビア革命でカダフィが死亡したのである。
だから若しも北朝鮮との交渉でボルトンがリビア・モデルに言及すれ
ば金正雲が会談を中止するのは当然だ。

メディアはトランプとボルトンの間にイランと中国との交渉に意見の
違いがあったと報道していた。トランプのタリバン交渉は数日前にア
フガニスタンでテロ攻撃があって米兵が死亡したためトランプが緊急
ストップした。トランプは米軍をアフガニスタンから撤退させるため
タリバンと交渉しようとしていたが、ボルトンはテロ組織と交渉して
も得る所がないと主張していたと言う。

リビア・モデルの話は記者会見でトランプがボルトンの解任について
述べた一方的な説明である。メディアはこれまでトランプがタリバン
の首脳をキャンプ・デヴィッドに招待したことにボルトンが反対した
から罷免されたと解説していた。ボルトンが北朝鮮との会談でリビ
ア・モデルに言及したのなら大きな間違いだが果たして彼はそれほど
大きな間違いを犯したのかと言う疑問が残る。

リビア・モデルと言えば誰だってカダフィの死を連想する。いくらバ
カでも交渉相手に言うはずがない。国連大使を務めた経験のあるボル
トンがこのような間違いを起こすと思えない。私はトランプ大統領が
ボルトンの解任の原因をリビア・モデルにあると説明したことに大き
な疑問を持っている。でもアメリカの大統領がこう言えばボルトンは
メディアで反論することは出来ないだろう。




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重 要 情 報
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◎国際間の狂気;北村維康

東京駅の八重洲口に、八重洲ブックセンターといふ本屋がある。ここではお客の生年月日に、朝日新聞がどのやうに新聞に書いてゐたか、その紙面のコピーを販売するサービスをしてゐた (現在もしてゐるかどうかは未確認ではではあるが)。私はかつて自分の誕生日にどんな新聞が売られてゐたかを知るためにそのコピーを買ったことがある。それは日本が大東亜戦争の敗色濃い、昭和20年4月17日の記事であった。それによると、米軍は日本にB29の大編隊で空襲を行ったが、そのうちの50機を撃墜し、我が方の損害は軽微だったとのことであった。これは大本営の発表に基くものであり、朝日はそれをそのまま記事にしたのであるが、「50機撃墜」は全くの嘘であった。大体、高高度で侵入してくるB29に届く高射砲を、当時の日本は有してゐなかったのである。因みに、私が生れてから丁度2カ月目の、6月17日には、我が町の鹿児島市が空襲され、およそ2千人が死んだが、私達家族は奇跡的に生き延びた。この日の朝日新聞がどのやうに報じたか、いずれ調べてみようと思ってゐる。

さて、本題に入るが、50機撃墜と言ふ虚偽の報道をさせた大本営は、全く狂ってゐるが、その狂気たるものは、現代でも世界のどこかに処を変へて生き残ってゐる。それが韓国である。今回も、WTOの評定で日本が勝ったのに、逆に韓国の方が「自分たちが勝った」と逆の発表をした。ここにも「狂気」が独り歩きをしてゐる。それは文といふ大統領の表情にも窺へる。それはかつて、ヒットラーの表情に見られたものと同一のものである。しかしその狂気の表情は、我が国に憲法第9条を押し付けた連合軍総司令官の、マッカーサーにも見られるのだ。そもそも、占領中で主権を喪失してゐる我が国に対して、基本法たる憲法の改定を迫ったのは、国際法違反である。それを知らなかったか、または知ってゐても無視したマッカーサーはやはり狂気の部類に入る。また、占領が終って、占領憲法を破棄するのが当然のことであったのにそれをせずに温存した吉田茂首相にも、その狂気の幾分かが感染してゐた。それはさらに朝日新聞やNHKにも感染して、現在に至ってゐる。

安倍首相がこの度の内閣改造で、憲法改正の本部長たる役職を新設し、それに細田氏を指名したことは、やっと狂気が内閣から駆逐されたことを示すものだ。我等国民は気を許すことなく、この狂気の行方を監視しなければならない。

◎私のスポーツ経験談:前田正晶

これは私のブログにコメントを寄せて下さった方に対してのお礼の言葉で
あるとともに、私の経験を簡単に振り返ってみたものです。

コメントを頂戴し誠に有り難う御座いました。身に余るお言葉で恐縮して
おります。そこで、この機会に私の野球とサッカーの経験を振り返ってみ
ようと思いました。

既にご高承かと思いますが、私は昭和20年4月に旧湘南中学に入学した時
からの蹴球部員(現在ではサッカー部と言うようですが)で、野球は余技
のような競技でした。但し、湘南では戦後になって設立が許された野球部
では、慶応大学野球部のOBの佐々木久男氏(故人で、佐々木信也君の父
君)が監督をされていました。その佐々木氏の力で慶応在学中の別当薫
(故人でタイガース)や大島信男と加藤のバッテリー(中日でしたか)、
矢野外野手といった一流の大学選手がコーチに来ていました。

蹴球部は野球部と同じサッカー場の広さしかないグラウンドを半分にて
使っていたので、先に練習が終わった時にはその大学の名手たちの指導法
を聞きに(見に?)行っていました。また、慶応大学の練習に参加して
コーチ学を習得していた2期上の中学生助監督もおられました。その理論
をベンチの横で聞いて知り得た知識の例には「一死で走者二三塁て四球を
取ってきた者が叱られていました。それでは相手にダブルプレーのチャン
スを与える危険性があると言ったじゃないか」というのもありました。

また、昭和24年に甲子園で優勝した時の三塁手で東大に進み、東洋紡の専
務になってからの引退後に大阪大学大学院で経済学博士となった脇村春夫
君は同期の同級生でした。彼は大学院に行きながら高野連の会長も務めて
いました。彼とは高校2年時の野球の野球部員も出て良いという異例の組
別の軟式野球の校内大会では、テイームを組んで優勝しました。私は普段
は投手兼三塁手で余技の野球を楽しんでいましたが、脇村君がいるので一
塁手にさせられました。

その際に生真面目な脇村君に練習までさせられて指導されたことは「一塁
手は悪送球の備えての捕球の練習と、無理に捕球しようとせずにベースを
離れてでも、球を内野の中に残すように注意せよ。それは打者走者を二塁
に行かせない為だ」でした。脇村君は帰国子女でアメリカで基礎の野球理
論を身につけていました。因みに、投手は甲子園でベストナインに選ばれ
たセンターの根本君で、その他に甲子園に補欠で行った者が2人いたので
したら、勝って当たり前のテイームでした。彼らは皆東京六大学野球並み
の理論を承知していました。彼らから基本を学べたということです。

その上にアメリかでは会社というか、我が事業部の副社長がキングドーム
のボックス席を持っていたのでMLBの野球を見に行けましたし、ともに観
戦した部の内外の野球通たちからも野球の理論を聞かされる機会もあると
いう幸運もありました。その1人はかの大魔神・佐々木主浩の投球を見て
「この投手のあのフォークボールは投手に有利なカウントに持ち込まない
と空振りは取れない」と指摘した途端にホームランを打たれました。彼ら
は確かにシアトルマリナーズを応援していましたが、我が国の仲間に気ば
かり遣っている解説者よりも立派な野球理論に通じていたので勉強させら
れました。

私自身は社会人になってからは会社の野球を30歳になるまで内野手と投手
をやって楽しんでおりました。本職であったはずのサッカーは28歳で一度
止めてから、42歳で藤沢四十雀クラブで再開し48歳まで続けました。そし
て、70歳になった頃から昭和23年の国体で優勝し損なった顔ぶれが集まっ
てフットサルをやっていました。それも私は72歳の末期に心筋梗塞を発症
して止めることになりました。このフットサルの代表者は優勝し損ないの
時の主将で、後のメルボルンオリンピック選手だったKさんです。

だが、遺憾ながら現在のサッカーは我々の頃のWMフォーメーションの時代
とは別世界のような高水準にあるので、その試合振りを批評するのは僭越
かと思うのです。だが、ついつい「俺にも言わせろ」となって妄言を吐い
ている次第です。私は精神主義は排除すべしと思っておりますが、現代の
サッカー(だけとは限られていないと見えますが)の指導者の一部には未
だそういう観念が抜け切れていないように見える時があります。

余談ですが、何かと言えば「パワー」だの「フィジカル」だの「メンタ
ル」だの「ハードワーク」などと言う訳の解らないカタカナ語を乱用する
のは止めて欲しいと思っております。こういう英語の表現はないのです。
語ればキリがないのですが、何かのご参考になれば宜しいかと愚考し、簡
単に解雇してみました。



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身 辺 雑 記  
━━━━━━━

東京湾岸は14日も曇天、うんざり。

13日の東京湾岸は曇天。それなのに隣の中学校のプールでは9時過ぎから
女生徒たちが泳いでいた。

                          読者:6003人。










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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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