政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5147 号  2019・8・25(日)

2019/08/25



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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5147号
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       2019(令和元年)年 8月25日(日)



雀庵の「良い体罰、悪い折檻・・・難問だ」:“シーチン”修一 2.0

           国際金融筋の強い関心事とは:宮崎正弘
         
      全体像を欠いた新聞の「萩生田報道」:櫻井よしこ

         
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記



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雀庵の「良い体罰、悪い折檻・・・難問だ」
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         “シーチン”修一 2.0



【Anne G. of Red Gables/15】小生が先生から体罰を受けたのは中2(昭
和40/1965年)までだった。国語の大沢先生は輪ゴムで頬をパッチンとや
るので有名だった。しょっちゅうやるし、大して痛くないから効き目はあ
まりなかったと思う。

エンジニア上がりの技術科の神藤先生からはビンタを貰った。工作室の針
金製フェンスの下部がグチャグチャになっているので、チリトリ製作の
際、友達が針金をなくしたと言うので、グチャグチャの部分から30センチ
ほど切って「これ使えばいいよ」と渡したのだ。備品を故意に傷つけたの
は悪いが、まあ、ビンタは仕方がないけれど、ちょっと悲しかった。

神藤先生も何となく辛そうだった。

今から思えば「お前の責任で、あそこをきれいに直しておけ」と言われた
ら、小生はみんなに声をかけてきれいに修理しただろう。

中1の時、大学出たての石井先生は女子をぶった。ぶたれた女子が泣くの
は当然として、先生は「生徒をぶつなんて、それも女の子をぶつなんて、
初めてだ・・・」と言って、顔をまっ赤にしながら大泣きした。

小学校まで年に1回ほど家庭訪問や学校での個別父兄会があった。母は先
生に「悪さをしたらどんどんぶって下さい」と頼んでいた。他の母親もそ
んな感じだったろう。「子供に一度も手を上げたことがない」なんて自慢
気に言う父親はバカにされていた。「親の躾がなってないから兄弟そろっ
てクズだ」なんて非難されたものだ。

1920〜30年、明治末から昭和初期あたりの欧米小説(L.M.モンゴメリ、
サキ、O.ヘンリ、ステインベックなど)には、先生(住民もクリスチャ
ン)がムチで生徒に体罰を与えたり、親が子を物置に閉じ込める、食事を
与えないといった場面が結構ある。子供の教育には洋の東西を問わず、体
罰は当たり前だったのだろう。

軍隊は体罰というか、鉄拳制裁の世界でもあった。職業軍人を目指して
いた父の遺品になった手帳にはこんなことが書かれていた。

<やたらと殴りつける上等兵が満期除隊して数年後、俺の部下として応
召してきた。思い切って殴ってやった>

戦友会などでも理不尽な鉄拳制裁を繰り返したような輩は嫌われ、やが
て姿を見せなくなるとか。

「日本軍は悪逆非道した」とか“告白”する輩は、戦友会でも嫌われた奴
が多かったようだ。一種の意趣返し、下郎の逆恨み。捕虜になると敵の
「露助やチャンコロ、アメ公」(父の言葉)に寝返り、敵の歓心を呼ぶ嘘
八百を言い、喜んで戦友を虐待したりする。洗脳されて帰国するや日共に
入党するような人も多かった。

軍隊は「真空地帯」だからずいぶん理不尽なことが多かった、今でも、
どこの軍隊でも陰湿ないじめや暴力はあるだろう。小生は高校の時に体育
会系の応援団に入部したが、根性を鍛えるとかで1時間の正座、柱によじ
登って30分ほどミンミン鳴く「セミナー」、「修一、声が小さい!」など
と尻を叩かれて大音響で「ミーン、ミーン!」、毎週土曜日の5キロマラ
ソンではどん尻の数人はプラス1キロとか、伝統のしごきで鍛えられた。

周囲を見れば野球部では「ケツバット」「グランド5周」は当たり前だっ
た。卓球部とバスケ部は陸上部並みに走り回っていた。体育会系は多かれ
少なかれそんなものだったのではないか。年に1回の全校(1200人)8キロ
マラソンでは1位陸上、3位卓球、4位バスケ、6位野球とかで、応援団の小
生は20位以内だった。

中間、期末テストの上位50人は掲示板に掲載されたが、運動部の奴らが
多かった。バスケの大津君は東大教授になったが、結構皆いい職業につい
た。小生は入学時はドンケツで青ざめ、「帰宅部の連中はモーレツに勉強
している、余程頑張らないと脱落する」と帰宅するや11時ごろまで勉強し
ていた。

ところが2年生になってから50人リスト入りし、やがて5位以内になった。
「なぜだろう」と思い続けていたが、帰宅部の連中の多くは遊んでいたの
だ。どう遊んでいたかは知らないが、TV、音楽、趣味、デート、ファッ
ション、ショッピング、おしゃべりなどか。試験前の他は家で勉強はあま
りしなかったろう。

運動部の連中は小生同様に皆焦って勉強していたと思う。今思えば文武両
道だ。理系、芸術系の部活の連中でも読書をする奴は早稲だった、「修一
君、司馬遼の『竜馬がゆく』、とても面白いぜ」なんて言っていた。『竜
馬がゆく』を高校時代に読めば、明るい青年になるだろう。少なくともア
カ≒バカにはならない。閑話休題。

体罰・・・家庭でも体罰が過ぎると母親が丸くなって子を抱え込み、
「気が済むように替わりに私を殴って」と守り、父親はそれで正気に戻
る、というケースは多かったろう。子供を殺してしまう「折檻死」は多分
珍しくなく、「事故死」と処理されたに違いない。

子供を折檻死させた父親は「あのバカは子供を叩き殺しやがった、手加減
を知らない畜生だ」と相手にされなくなり、引っ越しせざるを得ないと
いった「社会的制裁」を受けたのである。奥さんを殴って顔に青あざを
作った亭主は井戸端会議で所払いの判決が出て消えていった。

(数年後に「奥さんの浮気が原因だった」と分かって、亭主は街に戻っ
たが、一人暮らしで晩年を終えた。ガチャガチャポンプ式井戸端会議は消
えていたから舌禍の戦後補償もなし。気の毒だった)

スラブ民族の格言には「馬と女は殴って調教しろ」というのがある。日
本では「鉄は熱いうちに打て」「矯めるなら若木のうち」とかいう。

折檻死、児童虐待を非難するのは分かるが、「体罰=悪」と短絡するの
は、いささか浅知恵ではないか。父親は怒りに任せて行きすぎる傾向があ
るが、母親がブレーキを掛けることで「父は怖い、母は優しい」「それで
も父は家族のために一所懸命に働いた、母は父を大事にした」ということ
が子供心にも分かったのではないか。

モンテーニュは「怒りに駆られた時に下男下女(や敵、捕虜など)を罰
するな、やり過ぎてしまう。しばし落ち着いてから罰を与えよ」と言う。
その通りだろう。「考えてみると自分だって潔白じゃない、人を非難した
り、叩くほど立派だなんてとても言えやしない。一言、諭して、二度とす
るなと注意しておこう」となったりする。それで下男が懲りればいいが、
旦那は甘い、バレなければいいや、となったりしかねないが。

叱ると伸びる子、萎縮する子、褒めると伸びる子、付け上がって怠ける
子・・・いろいろだで、とても難しい。一方で体罰、折檻、鉄拳制裁を受
けずに社会に出たら、そこは激烈な競争社会、理不尽なことも多い戦場、
やわな子は落伍しかねない。クソガキで親父や近所のオッサンからしょっ
ちゅう殴られ、叱られ「ちょっとイタズラしただけなのにゲンコツ3発。
ああ、この世は理不尽だ、弱肉強食、野生の王国だ、俺は絶対トップに
立ってやる」と発奮する子。

どちらが健全か。体罰を受けた方が「タフ」であることは明らかだ。タ
フであり、仕事ができて、弱者にも優しく、子育ても時に厳しく、時に優
しい男・・・理想的な人間は、まあいないわな。

立派な人の子孫には立派な人物はあまりいない。乳母日傘、大事に甘や
かされて育ち、攻撃性がないのは、名門の「守り」に傾くからだろうか。
数代後(せいぜい頑張っても玄孫)にはご先祖様の遺徳はほぼ消えるようだ。
鞭と愛 使いようで 子の禍福(修一)

発狂亭“無恥と哀、終わりなき煩悩”雀庵の病棟日記から。

【措置入院 精神病棟の日々(132)2017/1/7】【産経】「トランプリス
ク現実に トヨタのメキシコ工場批判」の記事の一方で、「平成29年度見
込み国・地方税収 初の100兆円超」。トランプの景気対策、円安効果も
今のところ日本にプラスになっている。

「子供の頃からプレゼン磨け ユニーク塾 大人気」「対話型授業で活
発議論、発言力伸ばす」

日本(企業)の風土に発言力は馴染むのか。雄弁は銀、沈黙は金の国柄
で、小生の経験だと会議の後の飲み会で、「ところでドーヨ、本音を聞か
してくれ」となって、大筋の方向が決まていたと思う。ペラペラ、アーダ
コーダと喋る奴はほとんど信用されていなかったのではないか。「男は
黙ってサッポロビール」「四の五の言わずに斬る」のが美学だったし・・・

記者で、記者会見の時に質問しまくる口舌の徒は、一時期敬意を集めて
いたが、彼は記者会見で納得するのだろう、記事を書かないのだ。お口は
達者で筆不精、やがて軽視されていった。

「中国、深海データ軍事利用 西太平洋に即時観察網 技術革新、原潜
で米に対抗」。中共が東シナ海でワイヤを垂らしてやっていたのは、やは
り観測機器の設置だった。つぶすべし。(つづく)2019/8/22



 
             
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国際金融筋の強い関心事とは
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)8月22日(木曜日)参
          通算第6180号  
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香港騒擾の影で、国際金融筋の強い関心事とは
  香港(HK)ドルは米ドルペッグ制を何時まで維持できるのか?
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デモが長期化し、国際線がとまり、ストリートにガスが充満して通行人が
涙し、遂に観光客が激減した。

それどころではなかった。貿易も船積みペースが緩慢となり、GDP成長
率が凹んだのは予測通りだが、香港の大学と交換留学プログラムを組んで
いたシンガポール国立大学は今年度の交換留学生百人の派遣を中止した。

アリババは8月に予定していた香港株式市場への上場を10月に延期すると
し、香港財閥一位の李嘉誠は新聞各紙に意見広告を打って「暴力はいけな
い」と唱えた。大手銀行は、おなじ意見広告でも「香港政庁の路線を支持
する」と北京よりの意見を開陳した。

悲鳴を挙げているのは観光シーズンを迎えて連日空室ばかりのホテル業界
だ。チムサチョイの目抜き通りにあるミラホテル(部屋数492)、海岸よ
りのインタコンチネンタルホテル(523室)では賃金未払いのうえ、ス
タッフの解雇がおきているらしいとサウスチャイナ・モーイングポスト
(8月22日)が報じている。

李嘉誠が経営する10のホテルも部屋が連日のように空き、キャンセルは
あっても、予約がない。ホテル従業員、観光業者の多くに自宅待機がなさ
れているという。

反対に嬉しい悲鳴を挙げたのはマレーシアだ。風が吹けば桶屋が儲かる?

フォレストシティのマンション群、不評だったが、香港のデモ発生以来
2ヶ月で、香港の人が200軒を投資ではなく居住用として購入したとい
う。これまで香港人の主力はカナだと豪だったが、両国が移民制限に傾い
たことも影響しているという。
 
 ▲香港ドルにはアキレス腱がある


香港経済の血流を支える通貨「香港ドル」の固定相場制にアキレス腱が露
呈した。

香港ドルは1983年以来、対米ドル固定制度である。1ドル=7・8HKド
ル(日々の変動幅は7・75−7・85)という為替レートは厳格に守られ、
しかも1997年の「アジア通貨危機」に際しても微動だにせず、2003年の
SARS危機でもさしたる変動はなかった。通貨下落はなかった。

 香港ドルのレート不動の秘訣は、厳格な発行基準と通貨管理である。
 すなわちHKドルの発券銀行は、その発行量に見合う米ドルを香港貨幣
局(HKMA)に預託しなければならないのだ。

現在、HKドルの発券銀行は3つ。香港上海銀行、スタンダード&チャー
タード銀行、そして中国銀行である。

そのうえ、三つの銀行が発券するHKドルのデザインはみな異なってお
り、色も違う。香港へ行く日本人は戸惑ったものだった。

1996年まで、香港返還の前年までだが、筆者はよく香港に取材に行った。
その度ごとに中国銀行のエコノミスト王某氏を訪ねた。

彼は日本の金融事情が知りたく、筆者は香港の金融事情などより大陸の状
況が知りたく、おたがいに情報交換をしたものだった。その中国銀行が返
還以後、香港ドルの発券業務にも参入してきたのである。

以後、香港へあまり行かなくなったのは簡単な理由で、香港経由で中国に
行かざるを得なかったのはヴィザの関係だった。

当時まだ日本人は中国旅行の度にヴィザを申請する必要があった。抜け穴
は海南島におけるアライバル・ビザと、香港で2万6000円を支払うと、半
年有効のマルチ・ヴィザが「買えた」からだ。以後、東京から直行便で広
州へも成都にも、西安へも哈爾浜にも直接行けるようになった。

3つのデザインが異なるHKドルの整合性のなさ、しかし偽札対策が急務
だった。このため2018年末から1000ドルのデザインを統一し、19年3月か
らは500ドル札のデザインも発券3行が統一図案とし、色も同じにした。

デザインでことなるのは発券銀行の名前だけとなった。20−50HKド
ルのデザイン統一も年内に予定されている。

さて香港の外貨準備はGDPの1・25倍で、3800億ドル前後あり、外貨
準備からHKMAに預託されている外貨は449億ドル。ちなみに香港住民
の銀行預金はGDPの4・7倍、1・7兆ドルに達する。これほど健全
で、安心できる通貨は稀であり、とりわけ中国からの観光客は香港ドルに
交換しがちだった時期もある。いまでは人民元のほうがHKドルより強く
なった。
 
香港経済は金融、不動産、情報産業そして第三次サービス産業でもち、第
一次産業は1%以下、ものをつくる工場はほぼ中国大陸へ移転した。
それでも香港の景気はよく、GDP成長は3・02%、の一人当たりの
GDPは48500ドルだ(ちなみに日本のひとりあたりのGDPは41020ドル)。

異変は為替レート市場において対ドルは不変であったが、対円の為替レー
トで下落がおきていた。2018年9月に1HKドルは14円60銭だった。19
年8月1日、13円80銭。デモの激化、国際空港座り込みによる欠航などが
つづき、1HKドルは、2019年8月22日に13円58銭まで低くなった。

金融筋はいう。「厳格な為替管理が裏目に出るというアキレス腱がある。
米中貿易戦争は中継地としての香港経済にも悪影響があったが、そればか
りか、もし、騒擾が長期化し、不動産価格が下落し(すでに相場は下落し
ているが)、GDP成長が鈍り、投資家が一斉に預金を海外へ逃がすとな
ると、HKドルは外貨準備の大きさにかかわらず下落する」

ならば、人民元ペッグ制に切り替えるシナリオは考えられないのか。

「そんなことはあり得ない。世界で信用のない人民元をHK貨幣局に預託
しても、信用力があがることはないからだ」。

専門家ならずとも、香港という國際金融市場はマネーロンダリングの本場
として中国共産党が活用している市場であり、香港ドルの乱高下はたちま
ち人民元に響く。つまり中国としても香港ドルが脆弱化することは避けない。

それゆえに想定外の角度から香港のアキレス腱が露呈したということである。
    
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者之
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   ♪
(読者の声1)貴誌前号にはトランプのグリーンランド購入が、娯楽番組
ではなく、アメリカは本気なのだという分析は目から鱗でした。であると
すれば、日本の大手マスコミがいうような突拍子もない与太話という解説
こそ、あやしく、というより認識不足ということになりますね。
   (HF生、埼玉)


(宮崎正弘のコメント)トランプのやること何でもかんでも深く取材もし
ないで、悪いという前提があり、左の歪んだプリズムから批判する。その
立場からNYタイムズやCNNは勝手なことを書き散らしているわけで、
安部降ろしのためにフェイクを量産した朝日と、そのあくどい手口は似て
います。

  ♪
(読者の声2)「伝統に即した大嘗宮造営を願ふ国民の会」より御報告です。

8月19日付にて、内閣総理大臣、及び宮内庁長官あてに、大嘗宮、特に悠
紀殿・主基殿の屋根の仕様を「茅葺き」とするやう、「要望書」を提出致
しました。茲に御報告申し上げます。なほ、今回、「要望書」提出に当
り、連署の御承諾を頂きました先生方は、以下の通りとなります。
【賛同者】(正五十音順)
阿羅健一(近現代史研究家)、荒木和博(拓殖大学海外事情研究所教授)
荒谷卓(国際共生創成協会熊野飛鳥むすびの里代表)、伊藤哲夫(日本政
策研究センター代表)、大橋幸雄(岡堰土地改良区理事長)、大原康男
(國學院大學名誉教授・連署呼掛人)
加瀬英明(外交評論家)、加藤司郎(乃木神社宮司)、小堀桂一郎(東京
大学名誉教授・連署呼掛人)、阪本是丸(國學院大學教授)、櫻井よしこ
(国家基本問題研究所理事長)
四宮正貴(四宮政治文化研究所代表)、新保祐司(文芸批評家)、?池勝
彦(弁護士)
!)橋史朗(麗澤大学大学院特任教授)、田久保忠衛(杏林大学名誉教授・
連署呼掛人)
辰守弘(真清田神社宮司)、頭山興助(呉竹会会長)、長谷川三千子(埼
玉大学名誉教授)
藤原正彦(お茶の水女子大学名誉教授)、堀茂(政軍関係研究家)、宮崎
正弘(評論家)
茂木貞純(國學院大學神道文化学部教授)、百地章(日本大学名誉教授)
屋山太郎(日本戦略研究フォーラム会長)、岡本幸治(京都大学法学博士) 
 首相官邸、及び宮内庁には抗議のファックスやメールは相当数に及ん
でをり、宮内庁もこの状況を深刻に捉へてゐるやうです。残された時間は
殆どありませんが、今後、特に宮内庁の動向を見つつ、更に働きかけを行
つて参ります。
  (「伝統に即した大嘗宮造営を願ふ国民の会」)

  ♪
(読者の声3)先週の貴誌にソウルにおける文在寅糾弾集会の保守側の参
加者のほうが、文支持集会より多いとの指摘、しかも日本のメディアはな
ぜか、この重要な事象を報じていません。

今週の『週刊新潮』に桜井よしこ女史が、ソウルのほか、韓国の数カ所で
行われている反文在寅集会は、文支持集会の「数倍の規模」と伝えていま
す。(吉岡生)



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全体像を欠いた新聞の「萩生田報道」
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           櫻井よしこ

なるほど、事実とは必ずしも合致しない“情報”はこんなふうに作り上げら
れ広がっていくのか・そんな体験の真っ只中にいま、私はいる。

7月26日、自民党幹事長代行の萩生田光一氏が、私の主宰するインター
ネット配信の「言論テレビ」で衆院議長交代論を展開したとする話が広
がっている。その“情報”は正確ではない。そのように報じたり、批判した
りする人々は、本当に言論テレビの番組全体を見たのかと、問わざるを得
ない。

番組の全体を見れば、参議院議員選挙を受けて秋の政府・与党人事につい
て語ったのは政治ジャーナリストで産経新聞前政治部長の石橋文登氏であ
ること、萩生田氏は石橋発言を受ける形で議長の職責について解説したに
すぎないことがわかるはずだ。

そこで、当の言論テレビの議論の全体、そこに至る過程について、少々長
くなるが語ってみたい。

眼前の国際情勢は、誰がどう見ても日本の危機である。北朝鮮が発射し続
ける弾道ミサイルは米国でさえ防ぐのが難しい軌道修正機能を備えている
といわれる。7月24日に中国は国防白書を発表し、中国の軍事力はおよそ
すべて防衛的性格だと虚偽を語りつつ、これまでにない強い表現で米国に
対抗する姿勢を見せた。日本の領土である尖閣諸島を中国領だと主張し続
け、現に、連日わが国の排他的経済水域に武装船を送り込み、領海侵犯は
いまや日常的に行われている。

一方、トランプ米大統領からは日米安全保障条約は不平等だとの不満が
頻々と伝わってくる。米国はわが国唯一の同盟国であるが、トランプ氏は
日米安保条約破棄の可能性さえ、「友人達」との間で語っていたと報じら
れた。

地理的に最も近い韓国の文在寅政権は反日の動きを強める一方で、朝鮮半
島が北朝鮮主導での統一にさえ向かいかねない。

国会の実態は実にお粗末

これら一連の事象が日本の安全保障上の危機であるのは今更言うまでもな
い。その危機に対処することが、参院選挙を乗り切った安倍晋三首相と政
府にとっての喫緊の課題である。憲法改正を急ぎ、国防力を強化しなけれ
ば、国民の命も領土領海領空も守りきれなくなるということだ。

そんなことを念頭に私は前述の7月26日、言論テレビで日本の課題につい
て語った。番組ゲストは萩生田、石橋両氏に、雑誌「正論」編集長の田北
真樹子氏だった。

参院選では安倍首相は応援演説の先々で、憲法改正を議論する党か議論し
ない党か、どちらを選ぶのかと問いかけ、かつてないほど憲法改正の公約
を前面に出して戦った。自民公明の与党が勝利したが、改正案の発議に必
要な3分の2に、4議席足りない結果となった。安倍政権は戦後初めて手に
していた衆参両院での3分の2の議席を、当面失った形だ。しかし、萩生田
氏は意外にも非常に前向きだった。

「3分の2を欠いたことで逆に野党の維新や国民民主の人たちに声をかけて
いく(状況が生まれました)」と、柔軟な反応だった。

番組ではその後、憲法改正には肝心の自民党がもっと積極的になるべきだ
という議論になった。選挙で公約に掲げ続けているのであるから、自民党
がもっと積極的になるべきなのは当然である。

それにしても国会の実態は実にお粗末だ。これほど世界が激変する中で、
日本の国防に直接かかわる憲法改正について、それを論じるべき憲法審査
会では議論らしい議論はほとんどなされていない。衆参両院の憲法審査会
には各々10人規模の常勤の職員が配置されているというのに、である。こ
うした状況を踏まえて石橋氏が政府・与党人事の重要性を次のように説いた。

「今回は珍しく、衆院議長人事が最も注目される。憲法審査会は国会の話
で、政府ではない。大島さん(大島理森衆院議長)も随分長いし、本当に
宥和派で動かない。与野党に対してかなり力のある議長でないと駄目かな
と思う。そう考えれば二階さんだ」

時事、日経、毎日、産経も秋の人事の焦点は現在幹事長を務める二階俊博
氏の処遇だと報じており、その意味で右の指摘は目新しいわけではない。
だが石橋氏が、二階氏の衆院議長への就任について語ったのは、憲法改正
という重要案件を推進し日本周辺に押し寄せる脅威を巧みに回避する責務
を托せる人物は、実力者でなければならないということだろう。

そこで私は萩生田氏に、野党にも睨みが利く実力者の議長登用は、総理の
憲法改正への熱意を示すことになるのかと、議長職の役割の重要性に焦点
を合わせて問うた。

朝日流の引用は杜撰で傲慢

この問いに萩生田氏は議長の職責をざっと以下のように説明したのだ。

「憲法改正をするのは総理ではなく国会だ。本来、国会議員が審査会を回
していかなければならず、最終責任者は議長だ。大島議長は立派な方だ
が、調整型だ。野党に気を遣いながらも審査を進めるのも議長の仕事だ。
いまのメンバーでなかなか動かないとすれば、有力な方を議長に置いて、
憲法改正シフトを国会が行うのは極めて大事だ」

踏み込んではいるが、氏の発言はあくまでも議長の役割とは何かを説明し
たものに過ぎない。

だが、朝日新聞は7月30日、大久保貴裕記者の署名原稿を「萩生田氏の議
長交代論 波紋」の見出しで伝えた。同記事では言論テレビの議論の内、
本件前段の石橋発言が削除されている。その結果、議長交代は石橋氏の論
であり、萩生田氏のものではないという事実が薄められた。

全体の流れを踏まえれば、萩生田氏が議長交代論を展開したとして批判す
るのはあたらないだろう。詳細の全体を言論テレビのホームページから
入って、聞いてほしいと思う。

もう一点、朝日のインターネットテレビに対する姿勢には大いなる疑問を
抱かざるを得ない。朝日は言論テレビの配信を元に原稿を書いたが、そこ
には情報元として「インターネット番組」としか書かれていない。「言論
テレビ」とは書かないのである。週刊誌に対しても同様だ。

記者にとっても研究者にとっても情報を引用するとき、情報元を明記する
のは最低限の知的マナーだ。物を書く人々の常識でもある。「インター
ネット番組」という朝日流の引用は杜撰で、傲慢である。同時に、報道倫
理及び著作権法にも反しているのではないか。

今回の件で伊吹文明氏、辻元清美氏らを筆頭に、幾人かの政治家たちが萩
生田氏を批判し、憲法改正の議論に遅れが出かねない旨語っている。全体
の枠組みから一部の発言を切り出した批判論に乗って、行うべき議論も行
わずに、憲法改正議論を遅らせる愚を繰り返すとしたら、国民や国家のた
めにならない。発言の全体を見るべきだ。

『週刊新潮』 2019年8月16・22日号 日本ルネッサンス 第864回



      
   
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重 要 情 報
━━━━━━━
◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2019年8月25日◇◆◇◆◇

▼唸声一言/韓国必殺技の蝋燭デモ?ボイコット・ジャパンも復活、でも・・・

映像:Ruptly 8/24:South Korea: Anti-Japanese protesters hold candlelight demo in Seoul (1:45)

https://youtu.be/Ysx7Eyz4REU


映像は8/24土曜日にソウルで行われた反日蝋燭デモです。反安倍だけでなく、ボイコット・ジャパンも復活し、反日色を強めていますが、何だか参加者が疎らです。反日よりも反文在寅の方が韓国にとっては優先事項です。反日ドーパミンをたくさん出して満足したとしても、それは一時的なものですから。文在寅大統領は韓国を北朝鮮へ導くためのリーダーであって、韓国の政治も経済も外交も何一つ満足にできていません。その分、反日ドーパミンで国民の支持を引き留めています。


8/15の文大統領の演説に関して、日本は何の反応もなく感謝もしていないと政権内の忖度親父が話していたことには本当に驚きました。それがGSOMIA終了の理由であるかのような発言も驚きです。日本向けでもない自国内の演説を聞いていない日本がおかしいと言わんばかりの屁理屈で国家間の重要事項を決めてしまうアホ政権!国益を考えず、自分のことだけを考えるような政治家は国家にとって不要です。韓国国民も同じ事を考える筈ですが・・・。


では、今週号をお楽しみください。

https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12511415997.html


2019/8/25 唸声


◎韓国の出方のイヤらしさには気が滅入る:前田正晶

それにつけても思うことは韓国の我が国に対するやり方のイヤらしさ
だ。彼らは「我が国に事前に文大統領の光復節の演説の内容を告知したに
も拘わらず、反応がなかったからGSOMIAを破棄した」などと言う甚だしい
言いがかりを付けてくる作戦にまで出た。また、事前にアメリカと十分に
打ち合わせて了解を取った上での破棄だなどと言い出したのには呆れる他
はない。それでは、韓国の破棄を真っ向から批判したポンペオ長官など
は、元CIA長官ならではのお惚けだったのかと、ついつい考え込まされて
しまう。

私はそれはそれとしても、地方の韓国からの観光客に依存してきた経済に
問題が起きそうな事態が生じていることは解るが、それをさも我が国の対
応が悪かったのでかかる影響が出ているかの如くに報じるテレビや新聞も
如何なものかと非難したい。だが、彼らの我が国への観光旅行を見送る姿
勢が飽くまでも見当違いであるにもせよ、もしかするとこのまま政府が韓
国のやり口に対して政府が全て静観の姿勢を維持しているだけで良いのか
と気になってしまう。虚言を弄する相手にの論戦を挑む必要はないにもせ
よ、沈黙では彼らは「屈服させた」と言い出しかねないのではないか。

具体的なことを考えて見れば、特に福岡県などは韓国から至近距離にあ
るので東京で考えるよりも事態は深刻なのかなどと危惧する次第だ。政府
の善処を待ちたいが、何時まで韓国の厭がらせが続くのかと思う時に気分
が悪くなる今日この頃だ。安倍総理、可及的速やかに善処方宜しくお願い
申し上げます。


◎韓国の出方のイヤらしさには気が滅入る:前田正晶

それにつけても思うことは韓国の我が国に対するやり方のイヤらしさ
だ。彼らは「我が国に事前に文大統領の光復節の演説の内容を告知したに
も拘わらず、反応がなかったからGSOMIAを破棄した」などと言う甚だしい
言いがかりを付けてくる作戦にまで出た。また、事前にアメリカと十分に
打ち合わせて了解を取った上での破棄だなどと言い出したのには呆れる他
はない。それでは、韓国の破棄を真っ向から批判したポンペオ長官など
は、元CIA長官ならではのお惚けだったのかと、ついつい考え込まされて
しまう。

私はそれはそれとしても、地方の韓国からの観光客に依存してきた経済
に問題が起きそうな事態が生じていることは解るが、それをさも我が国の
対応が悪かったのでかかる影響が出ているかの如くに報じるテレビや新聞
も如何なものかと非難したい。だが、彼らの我が国への観光旅行を見送る
姿勢が飽くまでも見当違いであるにもせよ、もしかするとこのまま政府が
韓国のやり口に対して政府が全て静観の姿勢を維持しているだけで良いの
かと気になってしまう。虚言を弄する相手にの論戦を挑む必要はないにも
せよ、沈黙では彼らは「屈服させた」と言い出しかねないのではないか。

具体的なことを考えて見れば、特に福岡県などは韓国から至近距離にあ
るので東京で考えるよりも事態は深刻なのかなどと危惧する次第だ。政府
の善処を待ちたいが、何時まで韓国の厭がらせが続くのかと思う時に気分
が悪くなる今日この頃だ。安倍総理、可及的速やかに善処方宜しくお願い
申し上げます。

◎テレビ局は老化の実態を理解していない:前田正晶

いきなり英語で恐縮だが、“They don’t know what it means to be 80
or above years old.”とでも言っておきたい。「彼らテレビ局の連中は80
歳を超えたら体が如何なる状態になるかが解っていない」と言うことだ。
そんな高齢化の辛さを知ってか知らずにか、先ほどもテレ朝がさも解った
ような調子で高齢者のアクセルの踏み間違いの事故が多いと言い、高齢者
の教習所での講習会の様子を採り上げていた。彼らは何も解っていないな
と腹立たしかった。87歳が迫ってきている私だから言えることだ。

先日も昭和11年生まれのYM氏と語り合ったのだが、往年は小型飛行機操縦
の免許と船舶一級の資格を持っていた身体能力抜群の彼も「歳には勝てな
くなって、室内でも何でもない時に脚がふらついて危うく転びそうになる
ことが屡々」と嘆いていた。黒井千次氏の「老いのゆくへ」という本には
「低い位置にあるコンセントの抜き差しに苦戦した」とあるそうだが、余
りにもその通り過ぎて悲しくなってしまった。そうなんである、今や脚が
痛くて床に何か落としたら、身体をかがめて拾うのは大苦痛なのである。

私は若い頃から身体が柔らかい(英語では「関節が柔軟」という表現に
なっている)ことを誇ってきた。だが、86歳の今となっては両脚の付け根
が痛んで一寸でも外に出て歩く度に苦しめられている。そこを何とか我慢
して5分ほど経つと身体が温まってきて何とか普通に歩けるようにはなる
が、そこに一寸した上り坂でもあれば再び塗炭の苦しみである。2年ほど
前には言うなれば「80肩」に苦しめられたが、一昨日はつい気取って洗濯
物を投げたところ、右の肩と肩甲骨の周辺に激痛が走って、姿勢如何では
PCを扱っても痛いという情けなさ。

今年の前半くらいまでは13年の夏以来苦しんでいた気象病が未だに自分
の身体を蝕んでいてあちこちが痛むのだと信じていたが、掛かりつけのク
リニックの医師も国立国際医療研究センター病院の主治医も「大病を何度
もしたことと年齢の問題だ」とヤンワリと引導を渡された。そうなんであ
る。「老化」とはそういうことで、何時までも若い頃のように身体が柔ら
かいなどと言うことはなく、それこそ順番にあちこちが痛んでくるものら
しいと漸く解ってきた。今でも、ジムでストレッチをしていれば「柔らか
いですね」などとお世辞を言われて喜んでいるが、「老い」は着実に進ん
できたのだ。

ここまでで何が言いたいのかと言えば、思うに高齢の方々が車を運転し
て事故を起こされるのは「最早手も足も往年のように思うようには動いて
いないし、また動かせるものではないのだ」という自覚が不足されている
ことも相当以上手伝っていると推察しているのだ。72歳まで中学以来の仲
間と何ら年齢を感じることなくサッカーをやっていた私の脚が、腰が、床
に物を落とせば痛さを堪えて拾うわねばならないほど老化しているのだ。
運転をされる高齢者の頭脳と脚が思うように連動しなくても何ら不思議で
はないと思う。

それを知らずして、如何にも高齢者の踏み間違いを悪であるかの如くに
責め立てて、社会問題であるかのように騒ぎ立てるマスコミの無神経さを
非難したくなるのだ。そう言われて悔しかったら80歳になって床に物を落
として見ろ。階段を降りる怖さを味わって見ろ。急な坂道をこの酷暑に中
を痛む足を引きずって上って見ろと言ってやりたい。高齢化社会とはこう
いうものであり、何も身体障害者の為だけにバリヤーフリー(念の為に申
し上げておくが、これはカタカナ語だ)があるのではないと思っている。
これ以上騒ぎ立てる気ならば、いっその事高齢者全員に自動運転の車を支
給するべしとでも訴えたらどうだ。


◎【変見自在】許せない嘘  高山 正之  『週刊新潮』 2019年8月29
日秋初月増大号

朝鮮人女が拉致され、性奴隷にされたとかのいわゆる従軍慰安婦話は日本
で創られ、韓国に輸入された。

戦前の朝鮮は売春が一大産業で、拉致する必要もなかった。彼女らはただ
の売春婦で、兵隊が十円の月給を貰っていた当時、月に千円を稼いでいた。

朝鮮人が賃金差別に泣いたという事実はない。徴用工にも差別なくきちん
と賃金が支払われていた。

日帝支配36年を悪夢のように描くが、それは間違った認識だ。

北朝鮮は李氏朝鮮時代と同じ、人権もない国家農奴制で、南北が統一する
ならまず北の首領体制を解体しなければならない。

以上、とても明確で朝日新聞風に言えば現実と向き合い、直視した論文抄
訳だが、これは渡部昇一ではない。

歴とした韓国人で、ソウル大学経済学部名誉教授の李栄薫、68歳だ。

上の論文は李のほか5人の学者が執筆した『反日種族主義』からの引用
で、目下、ソウルでベストセラーになっているという。 

文在寅の言う日本観とは180度違う。いずれは親日派の烙印が押されて発
禁、逮捕となるのだろう。

韓国人はみんな文在寅か若宮啓文かと思っていたから6人もまともな人が
いたことに大いに驚く。

翻って、日本が常々「理解を求めて」きた米国の日本通は、日本のホワイ
ト国外しと、それに蝋燭灯して五寸釘を打つ韓国の対応をどう評しているか。

先日のジャパンタイムスには明大准教授というショーン・オドワイヤーが
移民問題を論ずるコラムで「朝鮮人移民が大和朝廷の発展に大きな影響を
与えた」「皇室にも朝鮮の血が入った」果ては「法隆寺など精緻(セイチ)な
寺院建築の技術も朝鮮人が持ち込んだ」と書く。

朝鮮にない心柱も精緻さも彼らの発案というつもりか。

ショーンは日本人が一時は百済(クダラ)を治めたことを知らない。百済の血
筋を持つ者の末裔が天皇の側室になったのは事実だが、素戔嗚尊(スサオ
ウノミコ
ト)のように向こうに行き来した日本人の一族があることも彼は知らない。

この男は太地(タイジ)のイルカ漁を野蛮と批判するリック・オバリーの腰巾
着という顔を持つ。日本を批判の対象としか見ない。

この一文も日本侮蔑のためにことさら朝鮮を持ち上げているように見える。

ニューヨーク・タイムズにはイアン・ブルマの日韓問題コラムが載った。

これも凄い。のっけに「日本と韓国は言語も文化もほとんど一緒。本来な
ら親友同士で少しもおかしくはない」と紹介する。

しかし目下は「先の大戦中、日本が強制労働させた徴用工への償い問題で
韓国最高裁が三菱や新日鉄の資産を差し押さえた。対して日本は前に5億
ドルをくれてやった、終わった話だとにべもない」と深刻な対立状態ある
と伝える。

さらに「この対立には前段があって日本は36年間の残忍な植民地支配をし
ながら詫びていないこと、戦時中、朝鮮人女を組織的に連行し、皇軍の性
奴隷にした事実を保守系政権がずっと否認してきたことが事態をこじらせ
ている」と続けている。

筆者ブルマはオランダ系米国人で同紙の書評欄の編集責任者をやっていた。

その割には無知が過ぎる。「残忍な植民統治」はカイロ会議が発出で、日
本誹謗のために遣った言葉だ。

彼の祖国がインドネシアでやった殺人を厭わない植民地統治とは雲泥の差
があることを知らない。

日韓の軋轢についても知識がない。ほとんど朝日の引用で済ませている。

それで日本を見下す。先の大戦で祖国が植民地を失った、そんな底意で書
かれた低レベルの記事だ。

米国のジャーナリズムには実は李栄薫のような正論を吐く論議が出てくる
素地がない。なぜなら白人の面子として日本人が彼らよりまともだと認め
たくはないからだ。

今さら米メディアを啓蒙しても無駄かもしれないが、ただ一点、日韓が言
語も文化も一緒という嘘だけは早急に訂正させたい。

出典:『週刊新潮』2019年8月29日秋初月増大号【変見自在】

著者:高山 正之

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
松本市 久保田 康文採録 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◎テレビ局は老化の実態を理解していない:前田正晶

いきなり英語で恐縮だが、“They don’t know what it means to be 80
or above years old.”とでも言っておきたい。「彼らテレビ局の連中は80
歳を超えたら体が如何なる状態になるかが解っていない」と言うことだ。
そんな高齢化の辛さを知ってか知らずにか、先ほどもテレ朝がさも解った
ような調子で高齢者のアクセルの踏み間違いの事故が多いと言い、高齢者
の教習所での講習会の様子を採り上げていた。彼らは何も解っていないな
と腹立たしかった。87歳が迫ってきている私だから言えることだ。

先日も昭和11年生まれのYM氏と語り合ったのだが、往年は小型飛行機操
縦の免許と船舶一級の資格を持っていた身体能力抜群の彼も「歳には勝て
なくなって、室内でも何でもない時に脚がふらついて危うく転びそうにな
ることが屡々」と嘆いていた。黒井千次氏の「老いのゆくへ」という本に
は「低い位置にあるコンセントの抜き差しに苦戦した」とあるそうだが、
余りにもその通り過ぎて悲しくなってしまった。そうなんである、今や脚
が痛くて床に何か落としたら、身体をかがめて拾うのは大苦痛なのである。

私は若い頃から身体が柔らかい(英語では「関節が柔軟」という表現に
なっている)ことを誇ってきた。だが、86歳の今となっては両脚の付け根
が痛んで一寸でも外に出て歩く度に苦しめられている。そこを何とか我慢
して5分ほど経つと身体が温まってきて何とか普通に歩けるようにはなる
が、そこに一寸した上り坂でもあれば再び塗炭の苦しみである。2年ほど
前には言うなれば「80肩」に苦しめられたが、一昨日はつい気取って洗濯
物を投げたところ、右の肩と肩甲骨の周辺に激痛が走って、姿勢如何では
PCを扱っても痛いという情けなさ。

今年の前半くらいまでは13年の夏以来苦しんでいた気象病が未だに自分
の身体を蝕んでいてあちこちが痛むのだと信じていたが、掛かりつけのク
リニックの医師も国立国際医療研究センター病院の主治医も「大病を何度
もしたことと年齢の問題だ」とヤンワリと引導を渡された。そうなんであ
る。「老化」とはそういうことで、何時までも若い頃のように身体が柔ら
かいなどと言うことはなく、それこそ順番にあちこちが痛んでくるものら
しいと漸く解ってきた。今でも、ジムでストレッチをしていれば「柔らか
いですね」などとお世辞を言われて喜んでいるが、「老い」は着実に進ん
できたのだ。

ここまでで何が言いたいのかと言えば、思うに高齢の方々が車を運転して
事故を起こされるのは「最早手も足も往年のように思うようには動いてい
ないし、また動かせるものではないのだ」という自覚が不足されているこ
とも相当以上手伝っていると推察しているのだ。72歳まで中学以来の仲間
と何ら年齢を感じることなくサッカーをやっていた私の脚が、腰が、床に
物を落とせば痛さを堪えて拾うわねばならないほど老化しているのだ。運
転をされる高齢者の頭脳と脚が思うように連動しなくても何ら不思議では
ないと思う。

それを知らずして、如何にも高齢者の踏み間違いを悪であるかの如くに責
め立てて、社会問題であるかのように騒ぎ立てるマスコミの無神経さを非
難したくなるのだ。そう言われて悔しかったら80歳になって床に物を落と
して見ろ。階段を降りる怖さを味わって見ろ。急な坂道をこの酷暑に中を
痛む足を引きずって上って見ろと言ってやりたい。高齢化社会とはこうい
うものであり、何も身体障害者の為だけにバリヤーフリー(念の為に申し
上げておくが、これはカタカナ語だ)があるのではないと思っている。こ
れ以上騒ぎ立てる気ならば、いっその事高齢者全員に自動運転の車を支給
するべしとでも訴えたらどうだ。


◎奥川恭伸君は何か勘違いをしていたのでは:前田正晶

何時までも文在寅大統領の大勘違いに付き合っていても詮無いことなの
で,昨22日に最後まで見てしまった甲子園の野球の決勝戦を冷静な評論家
の目で回顧してみよう。なお、本日は午前中に懇談してきた某私立大学の
新聞学科の教授は「文在寅大統領の今日までのやり方を見ていれば、当然
GSOMIAを破棄してくるものと決めつけていた。あの破棄声明は何の不思議
もなく意外でもない」と語っておられた。全く同感だった。


さて、高校野球である。私は既に「奥川恭伸君は言わば完成してしまった
ような好投手で、最早伸びしろが残っていないのではないか」という見方
を披露していた。昨日の決勝戦はどちらが贔屓という訳でもないので、も
し何かの閃きでもあるかと思ってチャンネルをNHKではなくテレ朝のBSの
元横浜高校監督の渡部氏と古田敦也の解説を選択した。いきなり結論めい
たことを言えば「渡辺氏は奥川君は6回で既におかしくなっていた」との
見解を聞かせて下さり、その通りで奥川君が打たれて負けた。こういうの
を本当の解説というのであり、NHKの解説は説明に過ぎない。

私は試合開始前の奥川君の緩んだ表情を見て「これでは駄目だろう」と
密かに履正社の勝ちを予想していた。尤も、アナウンサーによれば星稜高
校は「必笑」(ヒッショウ)をモットーとしているそうだが、それにして
もあの表情は私には油断にしか見えなかった。それにアナウンサーは繰り
返して「奥川君はキャッチャーの山瀬君と小学校からのバッテリー」を強
調していたが、それだけで甲子園で優勝出来るものではない。問題は奥川
君の特徴を如何に活かす配球をするかだろう。

奥川君は150 kmを超える直球をビシビシと決める高校生離れした能力を
持っていると私は見ていた。即ち、私の考えではその快速球を軸にして
ピッチングを組み立てるのだと思っていた。ところが、あの決勝戦では意
外や意外奥川君は変化球を主体にしたかの如く三振を取りに行く投球では
なく、寧ろ外していくような組み立てになっていた。それにも拘わらず、
あの試合では制球力が整っていなくて全ての球種が高めに流れていたの
だった。その最悪の結果がスリーランホームランになった高めのスライ
ダーで、あの一球で試合を壊してしまったと私は見ていた。

要するに「小学校からのバッテリーである事」は勝利に結びつかなかった
のだ。この辺りが勝負の怖いところで、ベンチから監督が余程細かくシグ
ナル(「サイン」というのはカタカナ語であり意味を為さない、念の為)
を送って、バッテリーを指導しておくべきだっただろう。ベンチから守備
中に指示しないでも、ベンチに戻った時に組み立てを注意していたのかと
疑っていた。私の言いたいことは「そこが勝負の分かれ目だった」との点
である。即ち、山瀬君は投手と当日のどの球種が一番良いかを事前に綿密
に打ち合わせておくべきだったということ。

子供のやることを超後期高齢者が批判しても意味はないと思うのでここま
でにするが、非常に緊迫した一定以上の技術水準に達している両高校が非
常に良い試合をしてくれた。履正社はあの兵庫県の高温多湿に馴れていた
のだろうが、あの苛酷な条件の下にまだ身体が出来上がっていない高校生
たちに連日連夜試合をさせるのを、もうソロソロ朝日新聞も高野連も本気
になって考え直すべきだとあらためて言っておきたい。あの期間中に大阪
市内の京セラドームで阪神が野球をやっていたが、その空き時間の昼間に
あのドームを活用する企画でも立てたらどうだろう。

「何、甲子園は高校生たちの聖地だから譲れない」だと。そんなのは時代
感覚の欠如した野球馬鹿の言い分だ。高校生たちの健康問題に気を配るの
が当然だろう。終わりに優勝した履正社高校にお目出度うを言って上げよ
う。実は何を隠そう、私は高校2年の時にあの大優勝旗に触ったことが
あったのだ。それは昭和24年にたった一度だけ出た我が母校の野球部が優
勝して、あの優勝旗を持ち帰って学校に飾ってあったのだ。



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身 辺 雑 記  
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東京湾岸は25日も曇天。太陽は何処へ行った。

24日の東京湾岸は曇天。
                   読者:6001人



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