政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針5141 号  2019・8・19(月)

2019/08/19


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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5141号
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       2019(令和元年)年 8月19日(月)



         中国利権では目がギンギラギン:宮崎正弘

       中国国防白書、対米戦勝利への決意:櫻井よしこ

84でまだ走る山田敬蔵:渡部亮次郎


         
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記



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中国利権では目がギンギラギン
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)8月18日(日曜日)
        通算第6173号  
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「居眠りジョー」(バイデン)と息子、中国利権では目がギンギラギンだった
中国国有企業と面妖なファンド、軍事技術移転に手を貸した
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オバマ政権はズブズブの親中派幹部が多かった。
副大統領も、歴代国務長官も、中国利権には目がなく、息子達が怪しげな ファンドを設立し、こともあろうに殲21ジェット戦闘機のハイテク向上 に間接的に関与していた。

トランプはバイデン元副大統領を「居眠りジョー」と揶揄したが、どっこ い。中国利権では目がギンギラギンだった。

連邦議会上院のチェック・グラスリー財政委員会委員長(アイオワ州、共 和党)は、CFIUS(外国投資審査委員会)に対して、過去にバイデン 副大統領ならびにケリー元国務長官の息子らが絡んだ、米国ハイテク企業 買収の案件について再調査をするかどうか、打診をしていることがわかっ た(サウスチャイナ・モーニングポスト、8月17日)。

話は2009年に溯る。つまりオバマ政権、バイデンは現職の副大統領、ケ リーは上院議員だったが、オバマ第二期にヒラリーの後釜として国務長官 になる。バイデンの息子ハンターとケリーの義理の息子クリストファー・ ハインツは「ローズモント・セネカ」なる面妖なファンドを設立し、2013 年には中国の国有企業「渤海キャピタル」と合弁の「BHRパートナー ズ」を設立した。
 
2015年、中国国有企業のAVIC(航空産業集団)が米国ミシガン州に あったヘミングス買収の推進役となり、結果、AVIC側が51%、BHR パートナーズが49%の株主となった。

ヘニングス車は自動車の耐震装置技術にすぐれる企業であり、この汎用技 術は「殲21」と「殲31」ジェット戦争期の耐震テクノロージーに応用 されたことがわかっている。

どうみても、この商行為は純粋ではなく、角度を変えて謂えば売国奴的行 為ではないのか。

グラスリー議員はCFIUSに対して当時の審査記録の提出を求め、再審 査要求の構えにある。
    
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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  国家が壊れていく音が聞こえないか?
   女系天皇論とかの偽の議論がなぜ世にはびこるのか

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西尾幹二『西尾幹二全集 第十九巻 日本の根本問題』(国書刊行会)
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うっかり猛暑と冷房の温度差で、夏風邪を仕入れ、外に出かけるのを控え ていた。書斎に籠もっているからには、やはりツンドク状況を少しでも解 消しなければ、と取り出したのが本書だ。

浩瀚、なにしろ上下2段組で876ページ。精密に読むと1週間はかかりそ うな西尾全集の最新配本である。夏休み以外におそらく読む機会には恵ま れないかも知れない。

この巻には『歴史と科学』、『神話と歴史』。そして皇室問題と若干の関 連テーマに平田氏と竹田氏との対談ダイジェストが収録されており、巻末 の解説は『西尾幹二論』として加藤康男氏が書いている。

最初のページから襟を正して読んだ。

大ベストセラーとなった『国民の歴史』を世に問われた氏だけに縄文時代 から日本の歴史が簡潔に説き起こされる。

レヴィ・ストロースの縄文土器を通じての日本文明論が出てくる。おっ と、ここで膝を打った。じつは評者(宮崎)、昨年来一年がかりで取り組 んできたのが、九月に上梓する『神武天皇「以前」――縄文中期に天皇制の 原型が誕生』(育鵬社)で、この5月に脱稿、6月に責了し、この下旬に 見本が出来上がる。

なぜ、このことを書くのかと言えば、西尾全集を読んでいない段階での拙 論の結論が、じつはこの西尾さんの論理と似ているからである。

縄文と弥生に区別はない。重なり合って混交していた。稲作は縄文時代か ら既に存在していた。したがって縄文時代に集落の長が祭りを司り、付近 の集落を集めての長は、つぎに地域を治め、大王となる。それが天皇の原 型である。

縄文と弥生の区別がひとつあるとすれば、弥生人と大別される渡来人は、 戦争を運んできた。それまで縄文時代の1万年以上にわたって日本には戦 争がなかった。というようなことを評者は書き込んでいた。

西尾氏は縄文時代と弥生時代に関して次のように説かれる。

「縄文弥生の土器文明と、天上の神々と地上の支配者とが直接結ばれる天 孫降臨神話とは、必ずしも正反対に対立する関係にあるのではない。前者 は歴史、後者は神話とはっきり区別されるものでもない。無限に開かれた 時間と空間の中で、人間が一つの区切りを設定して、そこの『神の視点』 を持ち込もうとして点ではどちらも同じである」(858p)。

日本の古事記が天皇支配の合法性を与えるフェイク文書などと左翼の歴史 学者がしきりに唱えていた時代があったが、『古事記』には宮廷内の陰謀 あり、美女をめぐる争いがあり、嫉妬あり、まことに人間くさく、あから さまに醜聞にも触れていて、とてもシナの正史とは雰囲気も異なる浪漫が ある。

それが古事記の世界だが、戦後、この重要古典を学校では教えなくなった。

歴史教育は左翼とGHQに奪われた。道徳は地に落ちた。女系天応論がま かり通り、ロボット専門家が皇室問題の有識者会議の座長に選ばれた。
 国家がこわれていく音響が鳴り響く。

「西洋の王室は神格ではない。中国の皇帝も天の概念の介在によって神話 の世界と繋がっていない。ひとり日本の天皇だけが神話と直結している」 (14p)。

だから本居宣長は一切の疑念を差し挟むことなく、神話が存在したとして 古事記伝を書き、閑却されていた当時の日本歴史解釈に突破口を開いた。 西尾氏は本居宣長に挑んだ。

本巻の第1章に編まれた「歴史と科学」は平成13年に上梓された。この中 で展開されている議論は、令和の今日も何一つ色褪せないで通じる議論である

「日本文化の背後にある縄文文化」という見出しだけでも、大いに考えさ せる。
 
評者自身、過去5年ほどで、日本精神論、吉田松陰論、西?隆盛論を書 き、つぎに明智光秀を書きながら、日本精神の源流は、さてどこまで遡及 するべきかと思案してきた。たどり着いた結論は「原日本人とは縄文人で ある」と、単純明快な、しかし左翼考古学者や歴史学者が受け入れない原 理であった。

アイヌは先住民だと主唱しようが、彼らは北海道に15世紀に樺太からやっ て来た北方からの渡来人だ。

文字こそ無かったが、縄文土器は象形によって、当時の人々の生活習慣、 信条、信仰を顕している。縄文語と琉球語は似ているが、朝鮮語もアイヌ 語も日本語とは形態も系列も似てもにつかない言語体系にある。

「縄文人は言語を持っていたと思うが、文字をしらない。ケルト人やゲル マン人と同様である。しかし(中略)文字記録がまったくなくても、語り かけてくる表現世界があれば、そのほうがずっと雄弁である」(21p)
 ストロースが言ったように縄文は世界4大文明に匹敵する独自の文明 だったのだ。

「縄文文化にはわびやさびといった室町以来の日本の伝統文化と見なされ る枯淡への傾きとはなにかまったく別の、どろどろした情念的なものがあ る。そこには深い、暗い森の奧に宿っている神秘的なもの、冥府的なもの がある」(34p)

文学者らしい西尾流の語彙の魅力に引き込まれながら読んだ。以下、女系 天皇論の誤謬、Y染色体議論などにも話題が飛ぶが、いま縄文に触れただ けで紙幅が尽きた。
       
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読者の声  どくしゃのこえ READERS‘OPINIONS 読者
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(読者の声1)貴誌6171号(読者の声1)の拙文、「貴誌6010号(読者の 声3)に掲載された拙文中の『オーストラリアン』紙の記事が見れない様 なので同じ内容のものを貼ります」は、「貴誌6160号(読者の声3)」の 誤りです。さらに、同6171号(読者の声1)で自由ガザ船団のトルコ船籍 を「ナヴィー・マルマラ号」と書いたが、「マヴィー・マルマラ号」の誤 りで訂正。他にも誤字脱字が目立つ様で気を付けます。文章を短く簡潔に する為に出来るだけ文字を削ってますが、削り損ねたり、足りなかった り、断定的で妙に強い表現や、丁寧と言えない表現になりがちですが御容 赦を。

さて同6160号(読者の声2)で「関野通夫」様の御投稿拝見。御著書が有 るらしく検索すると、GHQ政策や宗教関係の著作を書いておられる。投稿 文中では四つ設問を上げた後に、「こんなことを明快に解説していただけ る方がおられればお願いしたいものです」とある。だが、既に御自身解答 をお持ちの感じ(笑)。

大前提として、宗教は主観の信仰を基礎とするので、どの宗派が正しいな どの評価は野暮です。「関野通夫」様御自身も何らか好みがお有りで、そ れを客観事項の様に並べてる御様子。で、それはそれとして、釈迦に説法 と断りを入れた上で、「明快に解説」は無理としても、意見まで行かない 寝言か独り言を述べます。(寝言は寝て言え、独り言は一人で言え、と言 われそうですが、失笑)。

まず、設問(1)の「キリスト教を、本来ユダヤの律法から離脱せしめ、 憎しみと偏愛のユダヤ教から離脱せしめたのは、イエス・キリストである のは間違いない」への寝言か独り言。そもそもナザレのイエスは「キリス ト教」をユダヤ教から離脱させたのか。イエスは生涯ユダヤ人として生き た。彼にはヘブライ語聖書(キリスト教で言う旧約聖書)の知識があり、 対立したパリサイ派達とも同じ土俵で論じた。基本的にイエスの教え自体 はユダヤの伝統と著しく矛盾した訳では無い。両者が衝突したのは、当時 エルサレム神殿を支配した司祭らエリート階級サドカイ派や、死海周辺の 洞窟で集団的隠遁生活を送るエッセネ派と違い、民衆の中に入り辻説法を 行うパリサイ派と、同じ空間でイエスが行動したので、現場のパリサイ派 が危機感を持った事による。加えて、(神がユダヤ人に約束した)ダビデ 王の血統でない者がメシア(救世主)と主張した事、つまり僭称者に対す る怒りです。

それで、キリスト教の離脱はいつ行われたのか。これはイエス生存中でな く死後です。イエスの弟子達はほとんどユダヤ人で、彼らがイエスの教え を伝えたのは(ローマ・ユダヤ戦争やバル=コフバの乱より前から)地中 海沿岸に広がるユダヤ共同体の住民の間です。当時非ユダヤ人に「メシア が来た」と言っても全く意味をなさなかった。

もしもウィキペディアからの引用が失礼でないなら、英語版の『Jewish Christian(ユダヤ人キリスト教徒)』項の「Etymology(語源)」欄に、 古代ギリシア語で一番最初に「キリスト教」という用語が使用された記録 は、西暦100年頃にアンティオキアのイグナティウスによるものとある。 (The earliest recorded use of the term "Christianity" (Greek: Χριστιανισμ??) was by Ignatius of Antioch, in around 100 AD.)。

さらに、同項の分項「Split of early Christianity and Judaism(初期 キリスト教徒とユダヤ教の分裂)」の「Emergence as separate religious communities(別々の宗教として出現)」欄には、初期のユダ ヤ人キリスト教徒は何世紀にも亘りユダヤ教会シナゴーグで礼拝して、完 全な離脱には数百年かかった、とある。(It is difficult to trace the process by which the two separated or to know exactly when this began. Jewish Christians continued to worship in synagogues together with contemporary Jews for centuries.Some scholars have found evidence of continuous interactions between Jewish-Christian and Rabbinic movements from the mid-to late second century CE to the fourth century CE.)。

しかし事の本質は空間的問題でなく、同分項の「First Jewish?Roman War and the destruction of the Temple(第一次ローマ・ユダヤ戦争と第二 神殿の破壊)」欄には、ユダヤ教からのキリスト教離脱の要因はエルサレ ム神殿の破壊に関する神学的解釈の違い、とある。

ユダヤ教は、神殿破壊をユダヤ人が律法を無視した為の神の懲罰とした。 対してキリストの弟子達は、ユダヤ人がイエスを拒絶した為の神の罰と見 なす。

最大の問題は今日まで続く、「真のイスラエルはユダヤ人ではなくキリス ト教会」とする主張を始めた事です。(A significant contributing factor to the split was the two groups' differing theological interpretations of the Temple's destruction. Rabbinic Judaism saw the destruction as a chastisement for neglecting the Torah.The early Christians however saw it as God’s punishment for the Jewish rejection of Jesus, leading to the claim that the 'true' Israel was now the Church. Jews believed this claim was scandalous.)。一 神教の本家本元を差し置いて僭称者を救世主とする集団が、「自分達こそ 本当のイスラエル」とするのだから、逆に本家が偽物にされる事になる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Jewish_Christian#Split_of_early_Christianity_and_Judaism

自他により誰かを救世主認定するのは何もイエスだけではなく、ユダヤの 歴史で繰り返し起こる。代表例は、17世紀オスマン・トルコのシャブタ イ・ツビィですが、十年位前にネットで見たイスラエル国営テレビの番組 『ヨマーン(ヘブライ語で日記・日誌の意)』では、自身を救世主と言い 張る青年が、公園で通行者にボコボコにされた。でも、当人は懲りずに、 「見ろ、傷一つ無い。やはり、おれはメシアだ!」とカメラに向かって主 張(笑)。救世主になるのは凄く痛そうです(笑)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%96%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%84%E3%83%B4%E3%82%A3

さて、設問(1)の後半部分「憎しみと偏愛のユダヤ教」という言葉は、 「寛容と普遍愛のキリスト教」という反語が前提にある。しかし、キリス ト教の「寛容さ」とは、十字軍の異教徒大虐殺であり、異教徒殺しの宗教 裁判や異端尋問、さらに新旧教の血みどろの争いである。

「女を欲望の目で見てはいけない」「結婚はしない方がよい」とかいう非 現実的な「普遍愛」は、2千年来連綿と続く聖職者による幼児性愛犯罪に 帰結する。それらは妻帯を是とするユダヤ教やイスラム教とは対象的。過 ちに気付いた新教各派は、妻帯是認どころか利益追求も是とした。結局イ エスの教えは、祈りや断食など実践的なユダヤ教やイスラム教と違って実 行不可能である。例えば、地球上に現存するキリスト教徒で、「右の頬を 打たれたら、左の頬を出せ」という教えを守る者は誰も居ない。それどこ ろか、「右の頬を打たれる前に、相手の頬を打つ」のが常識。敢えて、イ エスの教えに近い事をする馬鹿が居るならば、「右の頬(広島)」も「左 の頬(長崎)」も散々打たれても、地下シェルターも核ミサイル迎撃シス テムも備えない日本国民だろうか(苦笑)。
https://www.bbc.com/japanese/45505322
https://www.asahi.com/articles/ASL8Y3JQTL8YUHBI00V.html
 
次に、設問(2)の「そのキリスト教に、律法的思想を忍び込ませたのは パウロであることも、ほぼ間違いないが、どれだけ紛れ込ませたのかの定 量的分析はできていない。しかし、要は、真のキリスト者は、イエス一人 だというのは言えていると思う。ところで、他の信徒、特に使徒たちは、 このことをどう見ていたのであろうか」への寝言か独り言。これは宗教学 を体系的に学んだ事のない身としては答え難いですが、繰り返し言うと、 あくまでイエスはユダヤの救世主として自身を規定したのであり、キリス ト者ではない。

さらに、設問(3)の「宗教改革では、ルターとカルバンは結構思想が 違ったと思うが、論争したと聞いたことがない。ルターは、アンチユダヤ のはずである。

イエスを磔けにしたのがユダヤのラビであったとすれば、キリスト教徒が (少なくともルーテル派は)ユダヤ人を憎んでも一理あると思う。(日本 人がそれに与するかは別問題)」への寝言か独り言。両者の思想の違いと 論争の有無については、専門的過ぎ分からないが、単に地理的問題かもし れない。この設問で重要なのは、ルーテルの反ユダヤ的態度の理由です。
それは、ルターが一方的思い込みでユダヤ人の為にキリスト教への改宗を 勧めたが、思い通りにならなく恨んだ事。夢中になって憧れた女に振られ た男が愛情の深い分だけ憎み嫌がらせするストーカーになるのと同じ。端 からダビデ王の血統でないイエスをユダヤ人が救世主として受け入れる訳 は無い。

最後に、設問(4)の「現代のキリスト教徒、特にアメリカプロテスタン トの中の最大宗派である長老派が、なぜ強いプロ・イスラエルなのか。
トランプは長老派に引きずられてプロ・イスラエルなのであろう」への寝 言か独り言。一般的には、ユダヤ人の聖地イスラエルへの帰還運動とユダ ヤ人国家建国運動、及びイスラエル国支援運動の近代シオニズムは19世 紀終わり頃から始まったとされている。代表的指導者はテオドール・ヘル ツェル。ところが、それより二百年前の17世紀には既に近代シオニズム の萌芽は始まった。それはユダヤ人の自発的なものでなく、長老派の流れ を汲む清教徒革命の指導者オリバー・クロムウェルらによるもの。

ウィキペディア日本語版の『メナセ・ベン・イスラエル』項の「イギリス 議会での審議」分項にはこうある。(引用開始)1649年の清教徒革命で は、市民階級の清教徒が「イスラエルよ、汝らの幕屋に戻れ!」を合言葉 とした。清教徒革命は王室と癒着した教会への攻撃でもあり、クロムウェ ルはユダヤ教徒と非国教派を保護した。また、至福千年説が流行し、ユダ ヤ人を解放してキリスト教に改宗させることがメシア降臨の条件とみなさ れるようになった。

清教徒の至福千年派は、ユダヤ人の改宗のために(嫌がる)ユダヤ人をパ レスチナに呼び戻すべきだと主張した。こうしたことから、クロムウェル の出自はユダヤ人ではないかと囁かれ、またクロムウェルはセントポール 大聖堂を80万ポンドでユダヤ人に売却しようとしているという噂が流れ た。一方、非国教会の分離派は、イギリスの内乱は過去のユダヤ人迫害へ の天罰であるとみなし、メナセのユダヤ人イギリス入国請願運動を励まし た(引用終り)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/
メナセ・ベン・イスラエル
 
つまり、キリスト教徒シオニズムはユダヤ人のシオニズムより古くから存 在して、数の上でも後者を圧倒的に上回る。

元々清教徒により基礎を創られた米国では、長老派の流れを汲む福音派シ オニスト達の支持が無ければ、ネオコンなども何も出来ない。従って、民 主党のヒラリーがネオコンだとか奇説でしかない。

リベラルな民主党のユダヤ系議員とは必ずしも上手く行かない、イスラエ ル右派のネタニヤフなど米国の福音派シオニスト団体詣でを繰り返してい る。自身ユダヤ人でネオコンの出世頭のジョン・ボルトン大統領補佐官 は、ポンペイオ国務長官らと共に『CUFI(イスラエルの為のキリスト教連 合)』という強力な組織に呼びつけられて講演している。
https://www.youtube.com/watch?v=Z6zKQc9brAI
   (道楽Q)
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(読者の声2)「白村江の戦い」につきまして、これまでの通説や学説で は全く知られていなかった新たな「史実」を発見しました!奮ってご参加 ください!

【第46回 家村中佐の兵法講座 兵法書として読む『古事記』『日本書 紀』】

日本史上初めて重祚(ちょうそ)された女帝・斉明天皇とその政務を一任さ れていた中大兄皇子は、百済復興を企図して朝鮮半島に遠征されました。 今回の兵法講座では『日本書紀』巻第二十六「斉明天皇」及び巻第二十七 「天智天皇」を読みながら、阿部比羅夫(あべのひらふ)による蝦夷(えみ し)・粛慎(みしはせ)討伐、有間皇子の謀反と処刑、白村江の戦いの経緯 と敗戦後の西海防備などにつきまして、図や絵を用いてビジュアルに、分 かりやすく解説いたします。
          記
日 時:8月24日(土)13:00開場、13:30開演(16:30 終了予定)
場 所:文京シビックセンター5階 会議室A
講 師:家村和幸(日本兵法研究会会長、元陸上自衛隊戦術教官・予備2 等陸佐)
演 題:第19話 天智天皇と白村江の戦い 
参加費:1,000円(会員は500円、高校生以下無料)
お申込:MAIL info@heiho-ken.sakura.ne.jp
 FAX 03-3389-6278(件名「兵法講座」にてご連絡ください)。なお事 前に、「新説『古事記』『日本書紀』でわかった大和統一」(宝島社新書 486)をお読みいただくと、理解が深まります!
(日本兵法研究会 会長 家村和幸)


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(読者の声3)三島由紀夫研究会、8月の「公開講座」は評論家で憂国忌 発起人の西村幸祐氏が講師です。
           記
◇日時 8月30日(金)午後6時開場、6時半開演
◇会場 アルカディア市ヶ谷(私学会館)
     (JR・地下鉄「市ヶ谷」駅徒歩2分)
◇講師 西村幸祐氏(評論家、憂国忌発起人)
◇演題 「三島由紀夫は甦る」
◇講師略歴 昭和27年生れ。東京都出身。慶應義塾大学文学部哲学科中 退。学生時代に『三田文学』の編集に携わる。現在評論、言論の世界で活 躍中。主な著書に『21世紀の「脱亜論」中国・韓国との決別』(祥伝社 新書)、『日本人に「憲法」は要らない』(KKベストセラーズ ベスト 新書)、『韓国のトリセツ』(ワニブックスPLUS新書)など多数。
◇会場分担金 会員・学生千円(一般2千円)
三島由紀夫研究会 http://mishima.xii.jp/contents/index.html



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(読者の声4)貴誌前号、インドネシアの新首都移転問題という、日本の メディアがまるで報じない問題を取り上げておられましたね。ジャカルタ は雨が降ると道路が冠水し、そのうえ北部の旧オランダ地域は廃墟が多く て治安も悪く、首都がジャカルタから他へ行くとすっきりするかも。
 ブラジルからはじまった戦後の新都心ですが、ミャンマーのネピー ドー、カザフスタンのアスタネ、そして、インドネシアですか。日本も一 時首都移転騒ぎがありましたが、その後、どうなったのでしょう?
   (FH生、茨城県)


(宮崎正弘のコメント)畝傍、朝倉、まきもく、難波、奈良、長岡京、大 津、そして京都。日本の首都はすなわち御所のあるところですから、もし 移転となれば、御所の問題が最優先課題となります。
 さてインドネシアの新首都ですが、週末から候補地の3つを回ってきま
す。



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中国国防白書、対米戦勝利への決意
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           櫻井よしこ

中国が7月24日、4年ぶりに国防白書、「新時代における中国の国防」を発 表した。米国への強烈な対抗意識を剥き出しにした同白書は、2017年12 月、トランプ大統領が発表した「国家安全保障戦略」、続く19年1月に米 国防総省が発表した「中国の軍事力」の報告に、真っ向から対抗するものだ。

トランプ政権は中露両国を米国の安全と繁栄を侵蝕する脅威だと定義し た。国際法や戦後の世界秩序を否定して、力で現状変更を試みるのが中国 を筆頭とする国々だと名指しで非難し、米国主導の体制を守り通さなけれ ばならないと謳い上げたその米国に、中国が立ち向かっているのが今回の 白書である。

同白書は、新時代の中国の国防は習近平国家主席の「強軍思想」に全面的 に従うことによって成されるべきだと繰り返し、強調している。

「戦えば必ず勝つ」強い軍を作るために高度の技術革新を行い、情報化を 徹底して「軍事革命」を完遂することを掲げている。

目標は2020年までに戦略構築能力を顕著に磨くこと、35年までに軍事戦 略、軍組織と人材、武器装備体系の近代化を成し遂げること、21世紀半ば までに世界最高水準の軍を創ることである。

習氏はなぜ、このようにあからさまに軍拡を強調するのか。理由のひとつ は、国内政治基盤が盤石ではなく、強気の政策で求心力を高めなければな らないからだとの指摘がある。習氏の強気の構えが、白書では軍拡の責任 をすべて米国に押しつける形となって表れている。以下のように、米国が 一方的な軍拡路線を突き進んでいると非難するのだ。

「米国の挑戦で主要国間の競合が激化した。米国は核能力を増強し宇宙、 サイバー、ミサイル防衛を進め、世界の戦略的安定を損ねている」

そもそも国際社会の軍事的緊張は、中国が過去30年間、世界史の中でどの 国も行ったことがないような大軍拡を続けてきたことに起因するとの自覚 はどこにも見られない。

「一番ダーティな仕事」

台湾情勢についても、台湾が「米国の影響」を虎の威のように借りて頑強 に独立を志向している、と中国は断ずる。台湾は92年合意を認めず、中国 との関係を切り、独立を手にしようとする。憎悪の対立を深めるこれら分 離主義者は中国の安定を最も深刻かつ直接に脅かすと、言葉の限り、非難 している。チベット独立、東トルキスタン(ウイグル)独立も中国の安全 保障と社会の安定において同様に脅威だと非難する。

米国を秩序と安定を乱す勢力として厳しく責めるのとは対照的に、中国自 身の軍事力はあくまでも防衛と平和維持のためだと言い張るのだ。

たとえば第一章の「国際安全保障の状況」の中では、「アジア太平洋諸国 は運命共同体の一員としての自覚を強めている」として、南シナ海の情勢 をバラ色に描いている。

「南シナ海情勢は安定しており、沿岸諸国のリスク管理は適切になされ、 相違は超越され、均衡と安定、開放性を備えたアジア安全保障の枠組みに 多数の国々が包摂されている」という具合だ。

他国の島々を奪い続ける中国に不満を持ちながらも、弱小国であるが故に 十分な抗議ができないベトナムやフィリピンを持ち出すまでもなく、南シ ナ海情勢が安定しているとは、中国以外の国々は考えないだろう。

ここで私は、静岡大学教授の楊海英氏が雑誌『正論』9月号で語った言葉 に深く納得する。氏は「中国という国はいつも世界で一番美しい言葉を 使って一番ダーティな仕事をします」と喝破したのだ。

中国の内モンゴルに生れた楊氏は、モンゴルの人々が中国共産党から受け た信じ難い迫害の詳細な調査を長年続けてきた。だからこそ氏の中国観察 には真の力がある。中国の国防白書には楊氏が指摘したように、背後に暗 い闇を隠した美しい言葉がちりばめられている。

再度南シナ海を見てみよう。日本のタンカーは石油を満載してホルムズ海 峡からインド洋を東進し、マラッカ海峡から南シナ海南端部に入り、台湾 海峡またはバシー海峡を通って日本に到達する。

日本の生命線の一部である南シナ海を、中国は均衡と安定を特徴とする開 かれた海だと白書に謳った。だが、約ひと月前の7月2日、中国は同海域で 対艦弾道ミサイル東風(DF)21Dと、東風(DF)26の2発を発射し た。対艦弾道ミサイルは中国だけが配備する特殊な兵器だ。

中国大陸から発射されたDF21Dに関しては、江蘇(こうそ)省南京と広 東省韶関(しょうかん)に各々一個旅団が配備されている。射程は1500キ ロ、南シナ海全域はカバーできないが、空母キラーと呼ばれて恐れられて いる。

台湾の次は尖閣と沖縄

なぜ、空母キラーか。DF21Dはイージス艦に搭載される弾道弾迎撃ミサ イルのSM3なら撃ち落とせる。だが、イージス艦に搭載できるSM3の数 は限られており、中国が同時に多数のDF21Dを発射すれば、防御は困難 で空母への大きな脅威となるのだ。

DF26も脅威だ。射程4000キロで、南シナ海全域をカバーする。無論、日 本も射程内だ。核弾頭と通常弾頭の両方を搭載可能で、彼らはこれをグア ムキラーと呼んでいる。

中国軍は彼らの最新兵器であるこの東風ミサイルを正確に撃ち込むため に、ゴビ砂漠に空母を象(かたど)った目標を建築し、日々、訓練したと いう。

こうして見ると、「南シナ海情勢は安定」という中国の主張は、南シナ海 が中国の支配する海になりかけているという意味だと思えてくる。万が 一、そうなった場合、日本のタンカーも商船も負の影響を受けずには済ま ないのは明らかだ。

南シナ海の東北の出入口に当たる台湾はどうか。習氏は今年1月、台湾は 香港と同じく「一国二制度」を受け入れよ、台湾独立の動きには軍事力行 使の選択は除外できないと演説したが、まったく同じ主旨が白書にも明記 された。

「何者かが台湾の分離独立を目論むなら、いかなる代償も惜しまず、国家 統一を守る」と、蔡英文台湾総統に向けて、青白い炎のような恫喝を放っ た。台湾が中国の手に落ちれば、次は尖閣と沖縄であり、長崎県五島列島 だと考えなければならない。

中国の白書は実に多くの警告を日本に突きつけている。中国は米国と全力 で覇を競い続けるだろう。当面中国に勝ち目はないが、中・長期的に、仮 に中国が覇者となったとして、その支配する世界は日本やアジア諸国に とって不幸のどん底の世界になるだろう。一国二制度の実態も、民主主義 を約束する中国の言葉の欺瞞性も、私たちは既に知っている。

だからこそ、我が国は米国との協調を密にし、一日も早く、軍事を含むあ らゆる面で日本自体の力を強化しなければならない。
『週刊新潮』 2019年8月8日号 日本ルネッサンス 第863号




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84でまだ走る山田敬蔵
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     渡部亮次郎

米ボストン・マラソンの優勝者山田敬蔵は秋田県民の誇りだ。

私は彼の出身地大館市に記者として1年間駐在しながらチャンスなく未だ に面識は無い。既に84歳で、さすがにフル・マラソンからは引退したよう だが、未だに走る事は止めていない。

山田敬蔵 やまだ けいぞう、1927(昭和2)年11月30日 ―は、日本のマ ラソン選手。ヘルシンキオリンピック男子マラソン日本代表。

秋田県大館市出身。現役時代の所属は同和鉱業花輪鉱業所。1952(昭和 27)年、戦後の日本が初参加となったヘルシンキオリンピックに、マラソ ン日本代表として出場し、25位。

1953(昭和28)年4月20日ボストンマラソンにおいて優勝。記録は2時間18 分51秒。当時世界最高記録とされた(のちに距離不足が判明している)。
ボストンマラソン(Boston Marathon)は、毎年4月にアメリカ合衆国マサ チューセッツ州ボストンで開催される、マラソン大会。第1回オリンピッ クの翌年、1897年に開催され、オリンピックに次いで歴史の古い大会で、 2010年4月現在開催されているマラソン大会開催数では世界一。

誰でも走れるわけではなく、参加には参加資格タイムをクリアしている必 要がある。
日本人では、瀬古利彦が2回優勝している(1981年・1987年)。このほか の日本人優勝者としては、
? 田中茂樹(1951年) 2:27:45
? 山田敬蔵(1953年) 2:18:51
? 浜村秀雄(1955年) 2:18:22
? 重松森雄(1965年) 2:16:33
? 君原健二(1966年) 2:17:11
? 采谷義秋(1969年) 2:13:49
がいる。このうち、田中・山田・浜村の走ったコースは後に距離不足が判 明し、いずれも記録抹消の憂き目を見ている。山田の記録は当時世界最高 記録とアナウンスされていた。

女子での日本選手の優勝はまだない(過去最高順位は1992年に出場した山 本佳子の2位)。ただし、日本出身で米国籍を取得したゴーマン美智子が 1974年と1977年に優勝している。

また、ボストンマラソン優勝者は優勝年から50年後の大会に招待される。 田中茂樹は2001年にボストンマラソン前日の交流レースに出場。山田敬蔵 は2003年にフルマラソンに出場、山田は4時間10分11秒で70歳以上の部で5 位であった。山田は1995年から毎年出場しており、2007年までに17回出 場、1998年から2001年まで70歳以上の部を4連覇している。チーム・ホイ トも参加した。

優勝時活躍の様子は、1954年大映によって「心臓破りの丘」と題して映画 化された。映画は、監督木村恵吾、脚本須崎勝弥、主演根上淳である。主 演の根上淳は既に鬼籍だが歌手ペギー葉山の夫だった。

山田はその後もボストンマラソンには1953年、1957年、1975年、1976年、 1995年からは毎年出場しており、1998年から2001年は70歳以上の部を4連 覇している。2003年にはボストンマラソン優勝50年を記念して招待選手と して出場している。

また、優勝年の1953年にちなみ、ゼッケン番号1953は永久欠番となってお り、出場時には山田のみがこの番号を付けることが許されている。2007年 大会も4時間24分07秒のタイムで完走している。

1961年の秋田国体炬火リレーの最終走者である。2007年の秋田わか杉国体 でも炬火リレーの走者(最終走者の直前の走者)となった。現在でも各地 のマラソン大会に招待選手として参加しており、その健脚を披露している。

2009年7月、81歳でフルマラソンから引退を表明した。

故郷である秋田県大館市の名誉市民であり、大館市では、山田敬蔵の栄誉 を讃えて毎年4月29日に山田記念ロードレース大会を開催している。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


    
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重 要 情 報
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◎野球を羨むの記:前田正晶

先ず高校の全国大会、就中甲子園の野球を否定する者としては、妙なことを言っているではないかと笑われそうなことから始めよう。甲子園の野球を止めてしまえと言いつつも時間がある時と興味ある対戦の時は見ている。非難されることを覚悟で言えば、本日の準々決勝戦にまで勝ち上がってくる学校には、検索してみるとどちらかと言えば偏差値に疑問を感じさせられるところが多いのである。それは子供たちの野球の技術をあの水準にまで鍛え上げようと思えばそういうことかななどと、密かに思わせられている。

だが、今回言いたいのはそういうことではない。近頃屡々聞くようになった「自分の子供にサッカーと野球の何れを選ばせようかと思えば、今やサッカーを選択する親も子供も圧倒的に増えました」という時代である。であれば、サッカーには体格、運動能力、身体能力に優れた子供たちが集まっているかと問われれば「どうかな?」と答えざるを得ない。我が国のエースと嘗て褒められていた本田圭佑、香川真司、岡崎慎司、長友佑都といった連中に、大谷翔平並みの体格と身体能力を備えている者がいるか。八村塁君のような抜群の能力を見せるサッカーの選手がいるか。

そういう視点で高校野球を見ていると、あの年齢で既に180〜190 cmの身長で100 kgに迫る体重の生徒たちが当たり前のようにいるではないか。何も野球だけをやらせておかずとも、他の球技をやらせればもっと伸びると思わせられた者を何名も見かけた。例えば星稜高校の奥川君などは既にプロ級の投手としては完成してしまっているかの如くに見えるので,ここから先の伸びしろがどれだけあるかを疑問に感じた。それならば、本日も連投して潰されはしないかと危惧する間に、他の球技に転向させても立派に通用する気がする。

私が非常に遺憾に思っていることは、何人かのフットボールのトレーナーに聞かされた「サッカー界の体格作りに関する遅れ」であり、欧州に行った者たちが少しは改善されたとは言え、未だに外国人と対戦すれば当たり負けしている基本的な身体能力の弱さと劣勢な体格なのである。何故そう言うかと言えば「ラグビーの日本代表級の日本人選手たちの体格を見よ」という点だ。物が違うと断言出来るほど鍛え上がられた体格をしている。

その点に着目された元法政大学アメリカンフットボール監督でUnder Armourの販売会社「ドーム」の社長でもあった安田氏は「ラグビー選手の体格を備えたサッカーのテイームを作ろうとFCイワキを設立された。サッカー界にそういう着眼点がない時に、フットボール界では慧眼の安田氏にはそういう着想があったのだ。つまり、私が見た限りでは近い将来甲子園で肩を潰してしまおうと何だろうと、サッカーやフットボールやラグビーの世界では彼ら野球少年の体格や身体能力を活かして日本代表級にまで上がっていける機会があるということだ。

現に私が見てきた限りでも、高校時代に野球部では補欠だった者が,大学ではフットボールの世界に身を投じて全日本級の選手になった例を何名もいた。特に日大の安部奈知君などは「彼が高校の野球部では補欠だったとは,一体どのような生徒たちがレギュラーだったのか」と驚かされたという例もある。運動選手の運命などは解らないもので、体育会制度がある我が国では一旦選んだ運動部以外に転じてその先で芽を出すという例は余りに少ない。私には未だ「高校の野球部は埋もれた人財の宝庫」のように見えるのは僻目か。


◎今日もまたPrime Newsで行こう:前田正晶

16日(金)のPrime Newsの企画は仲々興味深いものだった。即ち、反 日・抗日で一色となっているかの感が濃厚な韓国で、ソウル大学名誉教授 の李栄薫氏の近著「反日種族主義」と題した反日を諫める内容の本がベス トセラーになっているとの話題を採り上げて,韓国から李氏をお招きし、 その他のスピーカーには新藤義孝衆議院議員、一橋大学法科大学院准教授 の権容ソク氏だった。新藤氏は事 韓国問題となると遠慮会釈なく厳しい 発言をする点が際立っている。

李名誉教授が紹介した「反日種族主義」の内容というか要点を、私なり に極めて簡単に纏めれば「慰安婦問題、戦中の半島からの労務者問題等々 が今日までのような事態に至った大きな要因に日本の良心的知識人,学 者、マスコミが挙って捏造したことを発表し、それが韓国に入っていった 為に現在のような日本と韓国に間に大混乱を生じたことがある。慰安婦の 強制連行はなかったし、労務者も徴用されたのは僅かだ。韓国の教科書に 載っている朝鮮人炭鉱労働者の写真も全く別のものである」という辺りに なる。

李名誉教授の主張は「歴史を正しく検証すべきだ」だったのである。これ で十分だろうが、俗に言われている保守派の意見である。記憶が正しけれ ば、櫻井よしこさんも先日この本のことを採り上げておられた。私は見損 なっていたが、13日(火)のテレ朝のモーニングショーでも採り上げられ ていたそうだ。こういう本が韓国で売れているということは、文在寅大統 領に対する批判が表向きになって出てきているということだそうだ。退陣 要求の声もあるやに聞くが。

私はこの件の他に気懸かりだったのは、一橋大学法科大学院の権准教授が かなり反抗的だったことで、寧ろ反日的な意見を縷々述べていた点だっ た。しかも,彼は如何なる根拠があるか不明だが「日本の政府の一部には 現状から考えて、征韓論が出てきている」と言い出して新藤議員を怒ら せ、司会の反町を慌てさせたのだった。彼は反日は根強く、彼自身が「何 で日本の大学などに行っているのか」と非難されているという始末。言わ ば、韓国の反日・抗日の代弁者の如きで、その点では恵泉女学園大学の李 泳采教授と双璧を為すだろう。一橋もとんだ人に教えさせているものだと 思った。

あらためて言えば、李名誉教授の言わんとすることの中には悲しいかな 「朝日新聞や吉田清二のような反日本勢力連中が、韓国にこれらを材料と して我が国を非難攻撃して下さいと願い出たのも同然ではないか」と言っ ておられたと思う。だが、彼は韓国語で発言され同時通訳の音声が流れて いたので、どこまでが真意だったのかは確認でいないかと感じた。だが、 朝日新聞や吉田清二の具体的な固有名詞を出さなかっただけで、韓国でも そういう反日日本人がいたという事実があったと認識しておられる学者の 存在を証明されていた。

なお、李名誉教授のような見解を持つ勢力は韓国全体では10%かと言わ れたのも印象的だった。私も近頃は老化の傾向著しい上に連日の酷暑に苛 まれ、折角の番組も終了まで集中して聞けていなかったので、この辺りま ででお茶を濁したい。本日はまた高校野球で智辯学園和歌山が出ていたの で、何となく3時間以上も2時近くまで見てしまったので、纏めるのが今頃 になってしまった。何故和歌山に関心があったかを考えて見れば、何と我 が家は祖父が和歌山から養子に出て東京に来たという因縁がそうさせたよ うだ。なお、和歌山は石川の星陵の奥川投手に負けてしまった。



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身 辺 雑 記  
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19日の東京湾岸は曇天。やがて雨になりそうだ。

隣の中学校ではせっかく水を 張ったプールが夏休みで手持ち無沙汰そうだ。
                          読者:6001人






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