政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針5133 号  2019・8・11(日)

2019/08/11



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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5133号
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       2019(令和元年)年 8月11日(日)



        人間社会を蝕むカネとテクノロジー:加瀬英明

 雀庵の「ヘイトスピーチ規制に反対」:“シーチン”修一 2.0

             アメリカが見た鏡なかの:斎藤吉久
         
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記



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人間社会を蝕むカネとテクノロジー
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           加瀬 英明

この30年ほどだろうか、日本の都会に住んでいると、市井の人々もかつて
の王侯貴族のような生活を営んでいる。

贅を極めているのに、贅に耽っていることに、気付かないほどの贅沢はな
い。私たちの日常がまさにそうだ。

スマホを使って世界中の料理が、自宅まで届けられる。タクシーを拾っ
て、運転手に行き先をいえばよい。指先1つで冷房、暖房によって、冷暖
がもたらされる。昔だったら召使が大きな扇であおるか、氷柱を据える
か、暖炉の薪を燃した。

いまでは、あらゆるサービスが身の回りにある。サービスserviceの語源
は、ラテン語で「奴隷」を意味する、「セルヴスservus」だ。

日本は世界のなかで奴隷が存在しなかった、珍しい文化だ。民主主義が発
祥したといわれる古代ギリシアの市民生活は、奴隷によって支えられてい
たが、ヨーロッパ、アメリカでは19世紀というと、このあいだまで奴隷が
存在した。

英語の召使サーバントservantという言葉も、「セルヴラservula」女奴
隷、「セルヴラス男奴隷servulus」から発している。

日産のゴーン前会長が、巨額を横領した容疑で起訴されているが、日本の
常識からして、古い言葉を使えば、箆棒(べらぼう)な報酬を得ていた。べ
らぼうは信じがたい、という意味だ。

アメリカや、ヨーロッパの友人と、ゴーン前会長の桁外れの報酬について
話題にしても、少しも驚かない。日産よりも小さなGM(ジェネラル・
モーターズ)の会長の給料は、ゴーン氏よりはるかに高いものだ。日本の
トヨタの会長の報酬の100倍以上も、貰っている。

やはり西洋は長いあいだにわたって、奴隷社会であったからだ。経営者か
らみれば、下積みの社員は奴隷でしかない。

いまでは工業用ロボットや、AIが、私たちの日常生活を支えている。

新しいテクノロジーが私たちの生活に、大きな変革をもたらしていること
を、毎日、肌で感じさせられる。

日本はOECD(経済開発協力機構)に、加盟している。36ヶ国が加わる
先進国の経済クラブだが、メキシコとか、スロベニア、リトアニアのよう
な新興経済諸国も、入っている。

OECDのなかの先進諸国は、どの国も「人手不足」の悲鳴をあげてい
る。日本も例外ではない。

アメリカでは、失業率が3.6%まで落ちているが、半世紀ぶりのこと
だ。日本では10年前の平成11(2009)年には、失業率が5.09%だったの
が、今年4月には2.4%まで急落している。イギリス、ドイツ、フラン
スをはじめとする諸国でも、「求人難」が深刻だ。

「ジョブス・ブーム」(就業ブーム)といわれるが、これは政府の政策に
よって、景気が上向いたからではない。

庶民のなかにはロボットや、AIによる自動化によって、人々が職を奪わ
れることになると杞憂する声があるが、杞憂は古代中国の杞の国の無知な
民衆が、空が落ちてくることを憂えた偶話にもとづいている。

どうして就業ブームが起っているのだろうか。ハイ・テクノロジーがつぎ
つぎと新しい職業を、生み出しているのだ。サービス業は、人手を必要と
する。求人については、先進諸国ではパソコン、スマホによって、新聞か
ら三行広告が消えて、求人と求職が効率よく結ばれるようになっている。

ハイ・テクノロジーと金(かね)が、私たちを支配するようになっている。
人と人との絆が金(かね)によって結ばれるから、絆が短時間で使い捨てに
なる。家族の結びつきが、弱まる。

そのうえ、テクノロジーは理によってつくられているから、心も情もな
い。だが、人の心は生きているから、金(かね)とテクノロジーだけを相手
にすると、神経症を患う者が急増する。



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雀庵の「ヘイトスピーチ規制に反対」
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       “シーチン”修一 2.0


【Anne G. of Red Gables/8】川崎市のイメージを漢字で表すと「汚」だ
と多くの市民が回答した。川崎駅の東口(東京湾、臨海工業地帯側)は表
玄関だったが、西口側が再開発できれいでおしゃれになったため、表玄関
の栄誉は西口に移った。東側は多少はきれいになったが、未だに「汚」の
印象で、閑散としている、「罵」騒動の時以外は。

<●川崎で再びヘイトめぐる対立 市民困惑「みっともない」産経2018.10.7

在日コリアンが多く住む川崎市内で続くヘイトスピーチ(憎悪表現)をめ
ぐる対立で、JR川崎駅東口で7日午後、街宣活動が行われ、現場は2時間以
上にわたり騒然とした。神奈川県警の警察官が警備に当たり、駅利用者ら
は一様に困惑の表情を浮かべた。

川崎では近年、ヘイトスピーチをめぐる対立が激化。3月の川崎市のヘイ
トスピーチ事前規制をめぐるガイドライン施行を受け、市内はヘイトス
ピーチに反対する勢力と、「表現の自由」を訴える団体の主張がぶつかる
“主戦場”となっている。

この日、川崎駅前に設置された仮設のステージには外国人参政権の反対
や、生活保護の支給停止を訴える団体が登壇。用意したプラカードやのぼ
りなどには、「日本人差別をしないでください」「日の丸が好きで何が悪
い」「演説妨害は民主主義の敵だ」などの文言が書かれていた。

一方、対立する集団は「この街を差別で汚すな」「川崎を汚すな」「の
さばるなレイシスト(差別主義者)」などと書かれたプラカードを掲げた。

現場では、スピーカーを通して口汚い単語や罵声が響き、中指を突き立て
る行為などが散見された。通行人らは警察が設置した迂回路の歩行を余儀
なくされ、警察官に不満を訴える様子も見られた。

友人と待ち合わせをしていた川崎区在住の50代の男性は「みっともない
し、恥ずかしい。いい年をして、子供のけんかみたいだ。お互いもっと違
うやりかたがあるだろう」と憤った。

7日の街宣活動を前に、福田紀彦市長は「不適切な言動がないことを望
む」との考えを示した上で、「公的な主張の際に、差別や人を傷つけるよ
うなことがないようにしてほしい」と注文した>

<●川崎で“住民不在”のヘイト対立激化「違うやり方ないのか」市側混迷
 産経2018.11.6

演説内容はまったく聞こえてこない。街宣に反対する集団が演壇を囲
み、「カウンター」と称して、妨害音を発してかき消しているからだ。周
辺には双方の発する大音量が響きわたっていた。

反ヘイト集団側では、参加者が「レイシスト(差別主義者)帰れ」「川崎
を汚すな」「出ていけ」などと口々に叫んでいる。中指を突き立て、演説
者をののしる人も見かけられる。

通行人らの対立への関心は極めて薄い。一方で、喧噪や通行規制、双方
が演じる醜態にいまいましさを感じている人は少なくない。

双方が持論や正義感、道徳観に基づいて行動しているのだとしても、そ
の主張や手法、態様は決して住民らの理解や共感を得られていないという
のが実情だ。

反ヘイト集団側で、参加の理由を尋ねた。千葉県から来たという30代の
女性は「(街宣活動では)政党のふりをしているが、演説の中身はヘイト
スピーチ。許せない」と話した。東京都内在住という30代女性は「ヘイト
スピーチが行われる場所には、どこにでも行く」と意気込んだ。

川崎市外からの参加が目につく。埼玉県在住という40代男性は「川崎は何
十年もかけて異文化が共生できる環境ができあがった。ここでヘイトス
ピーチを根絶しないと、川崎が負けてしまう」と憤った。

一方、市内在住の20代女性は「無関係の人にはうるさく思われるかもしれ
ない」とした上で、「川崎という多国籍の街でヘイトスピーチが行われる
ことが許せない。実態を知ったら行動しないわけにはいかない」と話した。

後日、街宣活動を支持するという人の話も聞いた。横浜市から演説を聞き
に来ていたというこの女性は産経新聞の取材に対し、「ぜんぜん聞こえな
かった。聞く権利が奪われている」と憤った上で、「ヘイトスピーチだと
決めつけて演説を妨害している。不当な行為だ」と訴えた。

市はヘイトスピーチ規制を含む人権条例について、平成31年度中の可決、
成立を目指し、条例案の検討を進めている>

新宿歌舞伎町は「汚にして野だが、醜ではない」、荷風の愛した「陋
巷」の風情はある。一方、川崎駅東側は「汚にして罵だが、乱でもあ
る」、まるで哀愁のかけらもない不毛地帯(本心を言えば、まるで一昔前
の公衆便所みたい。逃げ出したくなる)。

「わてら市民にしてみれば「恥」で「悔」ですわ、いつの間にか朝鮮人
が来て公有地や社有地にバラック立てて住み着き、法外な立ち退き料、こ
れ税金だっせ、ふんだくって、さらに生活保護や。それに飽き足らず今度
は罵倒騒ぎ、ええ加減にして欲しいわ」

大方の市民はそう感じているだろう。

「半島人は自国で日本叩き、日本でも日本叩き、頭おかしいで。日本へ
の激しい劣等感があるのなら、日本以上のいい国にすればいいものを。叩
いたところで反感を買うだけやろ」と小生は思うがの。

まあ、理性や正論が受け入れられる民族ではない、気分と感情だけの万
年発狂状態。条約なんぞ知ったことか、革命外交や!南北手を合わせて日
本を潰せ! まるで宗主国(清)を失ってドタバタ、ジタバタ、右往左往
する李朝末期みたい。バックミラーだけを見ながらアクセルとブレーキを
間違えてひたすら暴走。暴走妄想老人、騒音バアサン。

まあ隣人というのは概ねいやな存在だろう。「引っ越し、引っ越し、バン
バンバン!」とやり合っても不毛どころか憎悪を高めるだけ。川崎市が市
民に意見を求めているので、以下を郵送した。

<【ヘイトスピーチ規制に疑問】

・ヘイトスピーチの定義があいまいである。表現の自由を侵害しかねない。

・ヘイトスピーチを大声で罵るヘイトスピーチはスルーなのか。

・北朝鮮は日本の敵、脅威である。犯罪国家であり、圧迫すべきではない
のか。

・今の韓国は北朝鮮と一体化を目指し、日本への憎悪、敵意を募らせてい
る。日本に禍をもたらしかねない危険国家ではないのか。

・こうした犯罪国家、適性国家による脅威がヘイトスピーチを起こして
いる原因ではないのか。

・反半島系と、反日系のグループのスピーチ場所、時間を別々にして、
双方はヤジらないことでスピーチ許可を与えるようにしてはどうか。(犬
と猿を一緒にすると喧嘩すると、古人は言っている)>

戦後にリベラル≒アカモドキは多くの国で我が世の春を謳歌していた。国
家とは、類似の人種や宗教、風俗、国民とか民族、価値観、歴史など大昔
から引き継いだ絆、接着剤があって同胞、仲間、群を作っている。そこに
異分子が強引に割り込んでくると、先住民は最初は戸惑い、やがては脅威
を感じるようになる。

リベラル≒アカモドキは、当面の政治的な目的が一致すれば肩(スクラ
ム)を組む「人民戦線方式」で、代表的なのは国共合作だ。ご都合主義
で、節操なんてない。昨日の敵は今日の友、紛争や戦争、選挙で勝てばい
いのである。目標が達成すれば、昨日の友は今日の敵、トロツキーは殺さ
れ、蒋介石は追放された。

アカモドキは欧州、日本などで衰退し続けている。すっかり晩秋で、この
ままではやがて凍え死んでしまう。以前のように美味しい思いをしたい、
そのためには人民戦線の仲間を増やさなければならない、で「移民さん、
いらっしゃーい」。

米国の民主党も同様だろう。大統領が替われば幹部公務員はポリティカ
ル・アポインティー(政治任用制度)で馘首されるのが普通だ。トランプ
になり、オバマ時代に美味しい思いをした民主党員たちは「夢よ、もう一
度」と、移民=支持層を増やしたいのである。

先住民はそういうアカモドキの手口を以前から知っていたが、報復を恐れ
て黙っていた。ところがここ数年で新住民が急増し、堪忍袋の緒が切れ始
めた、「いい加減にしてくれ、もう嫌だ!」と。EUがガタついているの
も、欧米などでテロが目立ってきたのも、アカモドキの「正義を振りかざ
した私利私欲の無理」が原因ではないか。

反日にいそしむ輩を日共系や民主党系の政党は支援しているだろう。野党
の政治家は天下国家ではなく議員報酬目当てに立候補するから、票になれ
ば反日だろうが寄り添う。政権を取るんだ、という確信犯的野党議員はい
ない。100年経っても「確かな野党」でオシマイ。

アカモドキだった誰かさんみたいに早目に見切りをつけて(自民党な
ど)政権党に入れてもらったら。世界中のアカモドキはそんな誘惑に駆ら
れているのではないか。レーガンは民主党から共和党に鞍替えしてソ連を
潰し、世界史に名を残した。

First come, first served. 早い者勝ちやで、米国製護憲パンツ脱いで
詫び入れ、媚び売ればアンタも与党の議員さん。半年もすればオギャー
と、ポストも生まれるやろ。やってみなはれ。



    
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アメリカが見た鏡のなかの「軍国主義」
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 近代化の道をひた走った末に、日本はほとんど世界を相手に戦争し、ポ ツダム宣言を受け取れ、敗戦国となった。尊い人命が数多く失われ、国土 は焦土と化した。宣言の受諾を国民に伝える詔書には「五内爲ニ裂ク」と 無念が表明されている。

 日本に降伏を迫るポツダム宣言には、「軍国主義」「世界征服」の言葉 が登場する。

「われらは、無責任なる軍国主義が世界より駆逐せらるるに至るまでは、 平和、安全および正義の新秩序が生じ得ざることを主張するものなるを もって、日本国国民を欺瞞し、これをして世界征服の挙に出ずるの過誤を 犯さしめたる者の権力および勢力は、永久に除去せられざるべからず」 (日本語訳文の原典は漢字片仮名交じり)

 この「軍国主義」「世界征服」とは、具体的に何を指すのだろう。

 戦中からアメリカは、「国家神道」が「軍国主義・超国家主義」の主要 な源泉で、靖国神社がその中心施設であり、教育勅語が聖典だと考えたと いう。なぜそう考えたのか。

 たとえば、日米開戦後、アメリカ陸軍省が製作した、新兵教育、戦意昂 揚のための「Why We Fight」シリーズというプロパガンダ映画がある。 「最高傑作」とも評価される一連の作品の多くを手がけたのはフランク・ キャプラである。生涯に3度のアカデミー賞を受賞し、アカデミー会長を も務めた名匠であった。

 キャプラが最後に監督し、製作されたのが「Know Your Enemy ; Japan」(1945年)である。キャプラは「敵国」日本の何を、「軍国 主義」と考えたのだろうか。

 実写フィルムを巧みにつないだ約60分の映画には、神道、日本軍、天 皇、八紘一宇、靖国神社などをキーワードにして、日本の「軍国主義」の 残忍さ、妖怪ぶりが描かれている。そのなかでも、とくに注目されるのは 「田中メモランダム(田中上奏文)」である。「世界征服の原案・設計 図」として真正面から取り上げられている。

「田中上奏文」は、昭和2年に、田中義一首相が昭和天皇に、「世界征 服」の手順を極秘で報告した、とされるもので、日本では当初から偽書と 一蹴され、今日、歴史的評価はほぼ定まっているが、当時のアメリカでは 事実と信じられたらしい。

 皇祖神を絶対化し、「現人神」天皇のもと、侵略地に次々と神社を建 て、新たな国民にも参拝させ、学校では教育勅語を奉読させ、急速に領土 を拡大していった「八紘一宇」の勇猛は、キリストの教えとローマ教皇の 勅書に基づき、異教世界を侵略し、異教徒を殺戮、異教文明を破壊した大 航海時代以降のキリスト教世界の暗黒史と二重写しだ。

「教育勅語」の一節「之を中外に施して悖らず」は「日本でも外国でも間 違いがない道だ」と解釈されており、「全世界に行って、すべての造られ たものに福音を宣べ伝えなさい」(新約聖書)というキリストの言葉とダ ブって聞こえても不思議はない。

 たとえば、占領軍の教育・宗教を担当したCIE(民間情報教育局)の 政策に大きな役割を果たしたR・K・ホールは、教育勅語が「国家神道の神 聖な教典」であったと理解していたという(貝塚茂樹『戦後教育改革と道 徳教育問題』、2001年)。

 とすれば、一神教的に擬せられた近代日本とあくまで一神教的なキリス ト教世界との軍事対決は避けられず、一神教的「国家神道」は主たる攻撃 目標に設定されざるを得ない。彼らはまるで鏡に映る自分に戦いを挑んだ かのようである。

 それは多神教文明と一神教文明の衝突ではなくて、一神教と一神教の対 決だった。

 靖国神社は占領軍内部では爆破焼却の噂がもっぱらだったという。アメ リカは、靖国神社の宮司らが世界征服戦争を実際に陰で操っている、と本 気で考えていたらしい。

 キリスト教世界では、絶対神と救世主イエスの存在があり、聖書があ り、聖職者がいて、教会がある。同様に、日本の「国家神道」もまた、皇 祖神と天皇、教育勅語、神道家たち、靖国神社があると見えたのだろうか。

 皇祖天照大神は至高至貴ながら絶対神ではない。神道には布教の概念す らない。宮中祭祀には教義も教団もない。しかし文部省編纂の『国体の本 義』(昭和12年)には「天皇は現御神であらせられる」と明記された。 天皇は個人崇拝ではないし、昭和天皇は神格化を嫌っておられたのに、で ある。

 欧化思想の席巻を憂える明治天皇の思召しに始まった教育勅語の作成 は、井上毅らによって、非宗教性、非政治性、非哲学性が追求された。し かし、完成後は教育勅語それ自体が政治主導で神聖化され、宗教的扱いを 受けることとなった。ドイツ留学から帰国したばかりの哲学者・井上哲次 郎による解説本作成は、国民教育の必要性を強く訴えるものとなってお り、明治天皇ご自身、不満を示されたが、叡慮は反故にされた。

 文部省は教育勅語の神聖化をさらに進め、御真影とともに教育勅語の謄 本を納める奉安殿の設置が全国展開された。当初の目的と構想を外れ、の ちに教育勅語は「国家神道」の聖典として批判されこととなり、敗戦後は 国会で排除・失効確認がなされるのである。

 ところが、戦後の嵐は瞬く間にやんだ。占領後期になると、「国家神 道」敵視は急速になりを潜め、神道形式による松平参院議長の参院葬、皇 室喪儀令に準じた貞明皇后大喪儀、吉田茂首相による靖国神社参拝さえ認 められた。靖国神社は爆破焼却どころか、宗教法人として存続した。

 渦中のGHQ職員はのちに、占領軍の宗教政策が厳格主義から限定主義 (教会と国家の分離)に変更されたことを公にしているが、いつ、だれ が、なぜ変更したのかについては明らかにされていない(ウイリアム・ ウッダード「宗教と教育──占領軍の政策と処置批判」=国際宗教研究所紀 要4、昭和31年12月)。

 この政策変更は「国家神道」をめぐる最大のテーマであり、歴史の謎で ある。もしや彼らは自分たちが幻影を見ていたことに気づいたからではあ るまいか。(つづく)


◇ 発行人プロフィール ◇

斎藤吉久(さいとう・よしひさ) 昭和31年、第32代崇峻天皇の后・小手 姫(おてひめ)が里人に養蚕と機織りを教えたとの物語が伝えられる福島 県・小手郷(おてごう)に生まれる。子供のころ遊んだ女神川は姫の故事 に由来する。弘前大学、学習院大学を卒業後、総合情報誌編集記者、宗教 専門紙編集長代行などを経て、現在はフリー。著書に『天皇の祭りはなぜ 簡略化されたか』など。過去の発表記事は斎藤吉久のブログで読める。 「戦後唯一の神道思想家」葦津珍彦(あしづ・うずひこ)の「没後の門 人」といわれる


          
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重 要 情 報
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◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2019年8月11日◇◆◇◆◇

▼唸声一言/正義はウソに負けるのか?

残暑お見舞い申し上げます。

毎日暑い日が続きますが、どうぞお体にはご注意ください。


勝手な解釈、嘘八百、プロパガンダに関しての超一流大国は言わずと知れた韓国!慰安婦像と20万人強制連行とのウソを世界中にバラ撒き、日本を貶めてきました。そのロビー活動とプロパガンダに関しては金を惜しむことはありません。
我が国は正義や真実を重んじますが、韓国では強引にウソを真実に変えていくのです。何度も煮え湯を飲まされたにも関わらず、対応してこなかった?いや、対応できなかったのが日韓関係です。

今回の貿易普通化も日本や世界にとっては当たり前のことですが、韓国は不必要に騒ぎ、混乱を大きくしました。フタを開ければ、何と言うことはないにも関わらず、日本に報復されたと主張します。これでは徴用工問題で本格的に報復するとどうなるか、日本国民に警告を与えているかのようです。

福島の問題でもWTOへのロビー活動で逆転勝訴していますし、優遇措置撤廃に関してもWTOでどうなるのか?徴用工の国際司法裁判所への提訴もどうなるのか?とても心配です。

正義がウソに負けるなんて絶対にある筈ないと考えているのが我々日本人ですが、世界は思った以上に悪辣であるのが現実です。そんな悪辣な世界に無防備な日本はどう映るでしょうか?

正義が勝つためには軍事力抜きでは無理です。我が国は理想の憲法を抱えていますが、世界は理想とは程遠いのが現実、故に正義はウソに負けてしまうのです。憲法は理想よりも現実に合わせるべきです。

100年もしたら世界は変わるでしょうか?残念ながら、食糧争奪戦による戦争が起きるかもしれません。気候変動によりそれはもっと早く来るかも!正義がウソに負けてしまう世界に話し合いなんてあるでしょうか???私は戦争せよと言っている訳ではなく、戦争に備え、正義が勝つためには軍事力もそれに呼応した憲法も必要だと言っているのです。


では、今週号をお楽しみください。

https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12504356110.html


2019/8/11 唸声




◎暑すぎる8月9日に思ったこと:前田正晶

9日は多忙だった。朝は9時に出発して先ず国立国際医療研究センター病
院に向かった。その為には新大久保駅間のバス停まで南向きに600 m程を
10分かけてゆっくりと歩かねばならない。その時刻でも既に暑い。病院で
は泌尿器科(前立腺肥大の経過観察)と、耳鼻咽喉科で耳管開放症の治療
開始後1ヶ月の状態の診察。会計を終わって持参した昼食を食べ終わって
既に午後1時。それからバスを乗り継いでジムにジェットバスで寛ぎに向
かった。何故暑い時に無理をするかと言えば、明日から又ぞろ3連休が来
るので私の会員資格では3日間締め出されるからだ。憎きは3連休。

オリンピックと甲子園野球は大変だろうな:

バスを乗り継ぐ間に僅かの間でも直射日光に思いきり曝されるのだ。年老
いた体には大変過剰な負担であるが、高齢化すると鈍感になり新陳代謝の
機能が衰えるそうでほとんど汗はかかない。その間に思ったことは来年も
この暑さが襲ってくると仮定すると、オリンピックを開催するのは正気の
沙汰ではないという事。我が国のような高温多湿の気象条件に慣れていな
い外国の人たちは「とんでもないところに来た」と嘆くか恨むだろうとい
う点。アメリカの時差に合わせたとも聞いたが、合わさせたアメリカ人も
「しまった」と感じるのではないのかな。

ではあっても、恒例の「聖地甲子園」の野球は東京よりも遙かに蒸し暑
い兵庫県で開催されている。「高校生は耐えているではないか」と朝日新
聞と高野連に言われそうだが、彼らは何を言われようと形振り構わず開催
するこの野球は、何の全国を盛り上げるような催し物がなく、中等学校の
数か少なかった時代に受けていた古物化した実績に縋っているとしか思え
ない面がある。時代感覚の欠如だが、その頑迷さは大方の有識者が批判す
る「トランプ大統領の信念は50年も前の我が国対アメリカの関係に基づい
ている」にも似ているかと思う。

猛練習に耐えてきた私:

私も昭和25年までは全国制覇の意気に燃えて1年中苦しい思いをして「な
んでこんな事をしなければならないのか」とブツブツ言いながらも夏場の
練習にも耐えてきたのだった。だが、21世紀に入っての暑さとあの頃とで
は比較にもならない違いがある。連日100人を超える熱中症に倒れた人が
搬送されているではないか。昭和20年代半ばのあのろくに食べる物がない
時代でも練習や試合で倒れた者がいなかった。今や激しい運動をしていな
い普通の方が倒れているのだ。それでもオリンピックをやらねばならない
のでは観戦に行く方々も大変な危険を冒すことになりはしないか。

もう一働き:

ジムでの安らぎの一時を終えてからまたバスに乗って帰宅したのだが、折
角この暑さに何とか耐えてここまで来たのだから、明日また出掛けるより
も“Don’t put off till tomorrow what you can do today.”だとばかり
に、バスを降りてから400 m程歩いて調剤薬局に向かって行った。ここで
も暫くの間は涼んでいられるからと割り切ったのだ。それからは耳鼻咽喉
科の医師に「耳管開放症の治癒には体重を増やすことが肝要なので敢えて
間食をしなさい」と教えられたので、我が家の前のイオン系の食品スー
パーでおやつにワッフルを購入。帰宅すれば15時半近くだった。

病気の対策:

そこから先は泌尿器科の医師に教えて頂いた「夜間の頻尿対策」を実行。
ソファーの上に頭よりも高く脚を上げた状態では見えなくなっているテレ
ビを聞きながら休憩。この方法は本当に効果があって、1日中出歩いてい
て横になれる時間が短いと頻尿気味になるのだった。9日は横になれる短
時間だった為に多少熟睡を妨げられたが、何とか我慢出来る状態だった。
嘘だと思われる方はお試しあれ。尤も、私はこういう暗示のようなものが
効いてしまう方の性格らしい。

夜になってからはPrime Newsまでの間を野球を見て過ごした。読売はま
さか最下位のヤクルトには負けないだろうと善意で予想していたが、何と
いきなり大量失点。先日の菅野の出来の悪さよりも未だ酷い今村だった
が、閃きでは読売が勝つと出ていたので素直に受け入れて、Prime Newsに
切り替えた。9日のこの番組は愛知淑徳大学の真田教授と前日経論説委員
の鈴置氏は情報力も多く言うべきことは自信を持って言われるので、その
主張は聞く価値大いにありと高く評価している。

Prime News:

今回も「切り取り」で興味深いと思って聞いたことだけ挙げておこう。お
二方のどちらの発言かは省かせて頂く。それは“韓国の新聞には読者が書
き込める欄があり「そこには負けるような争いを仕掛けた文在寅大統領は
間違っている」というのもあれば「日本が相手では勝ち目がない戦だか
ら、仕掛けた文在寅大統領は辞任せよ」という保守派の意見が出てい
る。”というのもあれば、「韓国は国会議員までが東京オリンピックの開
催を阻止しようと本気で動いている。

即ち、「放射能を浴びるからだと、東北地方を真っ黒に塗った地図を外国
に配っている」といった「とんでもない」ものまであると紹介された。彼
らは子供の頃から「日本は悪。我が国の方が歴史的にも上位にある」と
いったような日本を敵視し蔑む教育を受けているので、文在寅大統領以下
の「何でも日本が悪いのだ」というプロパガンダには乗せられやすいので
あるとも指摘された。

中には私でも承知しているような意見もあったが、文在寅大統領が対日戦
略を考え直すとは思えないと締め括られていたのは尤もだと思う。それは
アメリカのトランプ大統領に軽んじられ、すり寄っていった中国がアメリ
カとあのような激しい係争中では経済の杖とも柱とも頼む輸出が振るわな
くなっていくのは必定だ。それに加えて経済的には益々苦境に立っていく
ことになるが、そういう財政危機に陥った時に我が国は「通貨スワップ」
には応じないだろうと予想された。

Prime Newsが終わった頃には集中して聞いていたことと、日中の酷暑の
中で動き回ったことの結果で疲れ果てて、22時前に寝てしまった。矢張り
一寸動きすぎると体がついていけないと再認識した次第だった。


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身 辺 雑 記  
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東京湾岸は11日も快晴。

10日の東京湾岸は快晴。散歩は爽快だった。10日夕は向島の洋食屋「あき
ら」で義姉夫婦と懇談」。私はビーフ・シチューで焼酎を?んだ。

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
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