政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5108 号  2019・7・17(水)

2019/07/17



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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5108号
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        2019(令和元年)年 7月17日(水)



     マレーシア「パイプライン」プロジェクト:宮崎正弘

          「尖閣」から遁走の売国政権:渡部亮次郎

     米中・米朝首脳会談、つきまとう危うさ:櫻井よしこ

      
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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マレーシア「パイプライン」プロジェクト
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)7月16日(火曜日)弐
        通巻第6142号  
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 マレーシア「パイプライン」プロジェクト、40億ドルが消えていた
  ナジブ前政権、ケイマン諸島へ送金。前代未聞の資金洗浄疑惑
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前々から怪しいプロジェクトだった。

ボルネオのサバ州から662キロの海底パイプラインを敷設して、マレー半
島の東海岸までガス輸送を行い、その工事は中国石油の子会社「中石パイ
プライン・エンジニアリング」が行う。

中国はこれを「シルクロード」プロジェクトの一環と宣伝していた。新幹
線工事と併せて合計23億ドルという途方もない資金が、無駄なプロジェク
トに投下されようとしていた。

「トランス・サバ」と名づけられたパイプラインの工事はナジブ政権時代
の親中路線による積極姿勢で、「2016年に開始され、2018年9月の正式の
キャンセル決定までに13%の工事が完了していた」(ストレートタイム
ズ、2019年7月15日)。

しかも、マレーシアは80「%の資金を「前払い」していた。総額30億ド
ルもの大工事を延べ払いではなく、一括して80%も支払ったという「気前
よさ」!

じつはHSBC(香港上海銀行)のマレーシア支店口座から、このカネは
ケイマン島へ送金されていた。明らかな資金洗浄である。

ナジブ政権は、このプロジェクトを含む資金調達のため、総額60億ドルの
財団(1MDB)を設立して投資資金をつのり、カタール、ドバイなど産
油国のファンドが応じていた。IMDB疑惑は当時からマレーシアで騒が
れていたが、マハティールの逆転勝利の選挙までナジブ前首相の逮捕は行
われなかった。

スキャンダルの浮上にともない、ドバイ、カタールなどの投資グループ
は、資金返還を求めて米国の裁判所に提訴した。なぜなら、前述60億ドル
の起債幹事はゴールドマンサックスであり、同社は、起債手数料として6
億8000万ドルという法外な手数料を手にしていたからだ。

また「1MDB」の口座からは60億ドルのうちの45億ドルが蒸発してい
た。これは国家財政を食い物にしていたことになる。

7月15日、マハティール首相は記者会見し、総額23億ドルの工事費の
80%、およそ20億ドルが支払われたのに、工事は13%しか完成していな
い。残り部分に相当する金額は返還して貰う必要がある。とりあえず、口
座残金の2億4340万ドルを差し押さえた」と発表した。

      
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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日本の政治家は、なぜこれほどまでに劣化したのか
  その元凶とも言える小沢一郎が、永田町に居残っているのは何故か?

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乾正人『令和を駄目にする18人の亡国政治家』(ビジネス社)
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題名が通俗的なので、書店で手に取らない人も多いのではないか。しか
し、中味はすこぶる面白いのである。

評者(宮崎)は、旅先で、一気に読んだ。

そもそも日本の政治評論というのは政局を論じるだけで、そのうえ人物論
に傾きがちなため、大局的な政治姿勢や外交戦略に関しては語られること
が少ない。ブラウン管で物知り顔で解説している『政治評論家』の多くは
時局にしか興味が及ばす、「政局解説屋」とでも呼ぶべき講釈師である。
ただしそれを聞く視聴者も、漫談的であれば、それをおもしろおかしく聞
き流している。

著者の乾正人氏は産経新聞論説委員長。首相官邸番から政治部長、編集局
長を歴任し、30年に亘って永田町を見つめてきた。

 ¥トランプ政権誕生の日、殆どのメディアがトランプを批判していた
が、ひとり乾氏は、産経の1面に「トランプで良いんじゃないの」と大胆
な論説を掲げた。

平成日本の日本政治を敗北に導いてしまった「A級戦犯」は小沢一郎、河
野洋平、竹下登だったとズバリ言い切り、さらに「国賊議員があとを絶た
ない」のは何故か、巨悪中国を造った親中派の懲りない面々とは誰々か。
そして「安倍一強」の功罪も最後に論じている。

永田町の動きはあまりにも退屈であって、二流の政治家が三流の政治を展
開する世界に評者はとうに関心を失ってきたが、本書は平成の30年間の永
田町を総攬する視点で書かれており、そのことに注目した。

政治を動かす要素の一つはカネである。理想で奔走する政治家はまれにし
かいない。

宇宙人に群がったのは、かの男がもつカネであった。田中角栄、金丸信な
ど理想が希薄な政治家に多くが群がったのも、カネの磁力、あるいは魔力
である。

「小沢一郎は権力とカネを掌中に置くことを最大の目的に永田町を半世紀
にわたって歩んできた。目的がぶれない、という点でこれまた端倪せざる
を得ない」と著者はいう。だからこそ、小沢は「大変節を恬として恥じな
い」ことが出来るのだ。もし「求道者」であれば、変節を恥として、さっ
と引退するか、武士なら自決しただろう。

著者は敢えていう。

「『平成の戦犯』の東の横綱が小沢一郎なら西の横綱は河野洋平である」と。

同時に宮沢喜一も戦犯である。

乾氏はこういう。

「彼(宮沢)には確固とした政治理念がないからこそ、強いのである」
宮沢喜一というエリート臭丸出しの男は、天安門事件で人権批判が巻き
起ったが、国益を損なう行動に出た。かれの国賊的裏切り行為は西側が中
国を制裁している最中に、正常化と天皇訪中を認めてしまったことである。

「宮沢は実行力のある政治家ではなく、問題を適格に把握できる評論家に
過ぎなかった」

経済的に言えば「失われた20年」を醸成したのは宮沢の優柔不断からだった。

これら悪習をぶち破り、ようやく再生の道を開きかけたのが安倍晋三だった。

安倍はカネに群がる政治を断ち切ろうとして、理想を掲げてカムバックし
た。岸信介以来、久しぶりの信念の人、だから底力を発揮した。

とはいえ、その「一強時代」も、長引くと必ず綻び、疲労が出てくる。あ
の重度に疲れ切った様を目撃していると、エネルギー切れを感じさせる。
しかも消費税増税容認、中国への再接近、靖国神社不参拝、加憲改正議論
など、安部支持者の間にも大きな失望が拡がっている。もう賞味期限が過
ぎたのではないか。乾氏の鋭い筆法は、そのことも文中で示唆している。
 読み終えて、旅先の仙台駅前でのんだ珈琲の美味かったこと!
             
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜▲アンディ・チャンのアメリカ通信  ▲アンディ・チャンのアメリカ通信
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アメリカの闇の帝国渦の中心はヒラリーである。

闇の帝国が摘発されたら選挙どころか民主党の破滅となる。
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AC論説 No.746 トランプと闇の帝国の戦い

マラー検察官はロシア癒着調査の報告を提出してから、以後は国会の召喚
に応じないと声明したが、国会議員の圧力があったので今月の17日に国会
の司法委員会と情報委員会の召喚に応じることにしたが、委員会の都合で
24日に延期した。

この2つの委員会は委員が44人もいるので各委員の質問時間は5分しかな
い。みんな聞きたいことがたくさんあるので要点を練っていると言う。

マラー検察官はすべてを報告書に書いたから余計に言うことはないと述べ
た。それでも民主党側も共和党側も聞きたいことが山ほどある。

民主党側はマラーがトランプ有罪の証拠を見つけると期待していたのにマ
ラーが証拠はなかったと結論したので大いに失望した。

マラーはトランプが疑惑調査を妨害した証拠はないが潔白でもない、国会
が罷免できると述べた。

検察官が調査したけど証拠がない、それなのに国会が罷免しろと言ったの
である。これでマラー検察官は中立でなく反トランプの仲間だったことが
判明した。

だから国会の民主党議員は新証拠を探すため彼を召喚し、共和党側の委員
はマラーが検察官として公正でなかったことを詰問する。つまり国会喚問
ではマラー検察官の報告書そのものが疑問視される。

あろうことか検察官自身がトランプの罪を発見できなかったから国会で罷
免しろと述べたのである。

調査委員会の委員長は2人とも民主党員だがらマラー氏を召喚して報告書
に書いてなかった新事実を見つけだすつもりだ。反対に共和党議員はマ
ラー特別検察官が2年かけてトランプ大統領を調査したこと自体が陰謀で
ある証拠を探す。

もともとマラー検察官は「ロシア癒着の調査」を任命されたのであって調
査妨害は任命の範囲外である。

マラー氏は司法省の古参上級幹部でFBIのコーメィ長官とも親しかったか
らロシア癒着が嘘だと知っていたはずである。

ロシヤ癒着の証拠はスティール文書だけである。スティール文書はヒラ
リーの資金で作成した偽物と選挙の前からわかっていた。

わかっていたにも拘らず調査を二年続けた。反トランプの中心人物、ワイ
スマン、ストロークなどを雇って調査を続けた。こんな調査が中立公正で
あるはずがない。マラー検察官はなぜスティール文書の信憑性、ヒラリー
とスティールの関連を調査しなかったのか。マラー氏も陰謀の仲間だった
と考えれば納得がいく。

アメリカの闇の帝国とは大きな渦のようなもので、渦の中心はヒラリーで
ある。

ヒラリーが犯した数々の罪を隠蔽するためにいろいろな政府機関の複数の
高級官僚が関与していた。彼女の罪を隠すために数多の高級官僚が罪を犯
し、罪の上に罪を重ねて行ったのである。

ヒラリーの犯罪は彼女が12個以上の個人スマホとクリントン家のサーバー
を違法と知りながら、しかも部下から何度も違法を注意されても平気で続
けて使用していたことに始まる。

Judicial Watch社がベンガジ事件を調査するため国務院とFBI、オバマと
ヒラリーと彼女の部下のメール通信記録を要求した。ヒラリーとオバマは
ベンガジ事件の真相を隠すため通信データの提供を渋った。

この調査でヒラリーが違法に個人のスマホを使って通信していたことが判
明し、しかもクリントンのサーバーが中国とロシアにハッキングされてい
たことも判明した。

ヒラリーの罪を隠すため国務省、ホワイトハウス、司法省やFBI、CIAの
トップが証拠隠滅に加わった。ベンガジ事件に続いてオバマとエリック・
ホールダー司法長官のFast & Furiousの失敗事件、ヒラリーのUranium
One事件、スティール文書の作成、トランプのロシア疑惑、大統領罷免陰
謀などいろいろなオバマ政権の犯罪がどんどん増えていった。

これがオバマ民主党の「闇の帝国」である。

彼らは数多の犯罪を隠蔽するためにトランプ罷免を始めたのであった。と
ころがトランプは辞職に追い込まれず、闇の帝国の犯罪が暴かれるように
なったのだ。

オバマ民主党は数多の犯罪を隠すためヒラリーを絶対に当選させたかった。

そのために複数のDOJ/FBI、CIAとDNAのトップが反トランプに介入した。
これだけ多くの民主党員が陰謀に参加したのでトランプが大統領になって
もトランプ下ろしを続ける必要があった。

マラー氏を特別検察権に任命してロシア疑惑を調査させたが、2年かけて
も犯罪の証拠がなかった。だから次にトランプがマラーの調査を妨害した
証拠を捜し、それも証拠がないので国会が罷免するという。

闇の帝国は選挙の前、当選したあと、大統領になったあとも闇の帝国はト
ランプの罪を追及し続けた。

この間トランプは国会で民主党側のボイコットとメディアのフェイク
ニュースにさらされながら、この3年で経済は向上し株価が高値を更新し
続け、雇用増加と50年来の失業率低下の業績を挙げた。

国際問題でも中国、北朝鮮、イランなど良い結果を得ている。それでもメ
ディアとサヨク民衆のトランプ反対が続いている。民主党はトランプ再選
を阻むため罷免を続けるだろう。

闇の帝国が摘発されたら選挙どころか民主党の破滅となる。


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読者の声  どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS  
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(読者の声1)日本文化チャンネル桜より番組のお知らせです。
「闘論!倒論!討論!2019 日本よ、今...」

テーマ:「暗夜航路の世界経済−どうなる!? 中・韓・独・中東」(仮)
放送予定:令和元年8月3日(土)夜公開 日本文化チャンネル桜。
「YouTube」「ニコニコチャンネル」オフィシャルサイト。インターネッ
ト放送So-TV
<< パネリスト:50音順敬称略>>
田中秀臣(上武大学教授)
田村秀男(産経新聞特別記者・編集委員兼論説委員)
宮崎正弘(作家・評論家)
室谷克実(評論家)
吉川圭一(グローバル・イッシューズ総合研究所代表)
渡邉哲也(経済評論家)
司会:水島総(日本文化チャンネル桜 代表)
(日本文化チャンネル桜)

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(読者の声2)河添恵子先生の講演会のお知らせです。来る9月7日、場
所は文京区センター3階です。

             記

とき    9月7日 18:00−20:00(開場18:00)
ところ   文京区区民センター3階
講師    河添恵子(ノンフィクション作家)
演題    「米中新冷戦と瀕死の習政権」
参会費   1500円(事前申し込み)、当日2000円
申し込み  9月6日21時までにFAXかメールで
      Morale_meeting@yahoo.co.jp
      FAX(0866)92−3551
主催    千田会



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(読者の声3)「緊縮財政国の経済は停滞し、積極財政国の経済は繁栄す
る」、これは下記のグラフで一目瞭然である。
https://twitter.com/sima9ra/status/1008165715268866048
 中国の統計数値が作文であっても、日本もアメリカ並みの財政出動をす
ればいいわけだ。( TA生、川崎市)



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「尖閣」から遁走の売国政権
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       渡部 亮次郎

尖閣ビデオは非公開、「日中」再悪化を懸念

政府・与党は7日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の様子を海上保
安庁が撮影したビデオについて、公開に応じない方針を固めた。

公開すれば日中両国で相互批判が再燃し、4日の日中首脳会談を機に改善
の兆しが出てきた日中関係が再び悪化しかねないとの判断からだ。

国会がビデオ提出を求める議決をした場合などは、予算委員会など関連委
員会の「秘密会」への提出とし、限定的な開示にとどめたい考えだ。

衆院予算委員会は7日開いた理事懇談会に法務省の小川敏夫法務副大臣ら
を呼び、ビデオの扱いについて協議した。法務省側は「中国人船長を起訴
するか否かの結論が出ていない段階で、捜査資料を出したケースは今まで
ない」と説明し、現時点での国会提出に難色を示した。与党側も慎重な姿
勢を示した。
読売新聞 10月8日(金)5時14分配信

この答弁からして反日だ。あわてて釈放した船長を起訴する自信もハラも
無いくせに「起訴するか否かの結論が出ていない段階で、捜査資料を出し
たケースは今までない」とは誤魔化しもいい加減にしろ、だ。

今度の尖閣問題について菅首相には国家的見地にたった戦略がまるでな
い。背負っているのが日本という国家の運命であり、その誇りであるとい
う責任感がまるでない。

7日、偶然、取材できたところによると、最初、菅首相の訪米中、仙谷官
房長官は、困り抜いた挙句、民間人の手づるで元中国政府
高官に接触。

そのルートで、ASEM会場での「偶然」の温首相との会談設営に成功した。
これが「改善の兆し」なんだそうだ。

その結果、菅首相と仙谷官房長官は「これ以上もめさせない」で一致。問
題のヴィデオの非公開の方針を決めたしまった。言うなれば
「尖閣」を手放す結果を招くかも知れないが、菅政権維持のためには、日
中関係を穏便に保つこと、止む無しと決めたのである。

これは明らかな「売国行為」である。或いは「偶然」会談をセットした
「根回し」の際、ここまで約束させられた疑いも濃厚だ。「今は書かない
で欲しい」というのが、7日取材の中国側の態度だったことからの推測だ。

尖閣諸島が日本固有の領土、東シナ海に領土問題が存在しない事は
様々な資料からも歴然たる事実である。たとえばジャーナリストの水間政
憲氏が「週刊ポスト」(10月15日号)で明らかにした1960年4月に北京市地図
出版社発行の「世界地図集」では尖閣諸島は日本の領土として日本名の
「魚釣島」「尖閣群島」と表記されている。

水間氏によれば、その12年後の1972年発行の同じ北京市地図出版社の地図
ではいきなり自国領として「釣魚島」「赤尾嶼)とか書き変えてある。

更に驚くべき事に中国は「清」時代の地図の改竄まで行なっているのだ。
「目的のためには、どんな手段も正当化してしまうのだ」(水間氏)。

1960年4月に北京市地図出版社発行の「世界地図集」は日本外務省中国課が
現在も所蔵しているはず。それなのに、中国と対等に向き合うのが厭だと
ばかり、遁走した菅首相。さっさと総辞職すべきだ。
私は中国人にされたくない。2010・10・8


    
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米中・米朝首脳会談、つきまとう危うさ
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             櫻井よしこ


国際政治はテレビと共にある。 安倍晋三首相の20カ国・地域(G20)首
脳会議での巧みな采配も、惜しくも吹き飛ばされた感がある。世界の目は
板門店でのトランプ・金正恩両首脳に集中し、その他の印象を消し去っ
た。凄いものだ。 6月30日、15時45分、トランプ大統領が韓国の「自由の
家」からゆっくりと軍事境界線に向かって…

「新潟選挙区、野党統一候補のおかしさ」

『週刊新潮』 2019年7月4日号 日本ルネッサンス 第858回 「アリさ
ん、早くこっちによけないと、ひかれちゃうよ!」 幼い少女は、列に
なって道路を這っている蟻の群れが車に轢かれてしまうと心配して、一所
懸命、群れを道路の端に誘導しようとした。少女は横田めぐみさんであ
る。早紀江さんが当時を懐かしみながら語った。 「幼い頃のめぐみはい
つもこんなふうでした。生きものは何でも大好きで…



「日本の歴史をどれだけ深く学ぶかによって近未来を切り開く道が自ずと
明らかになる」

『週刊ダイヤモンド』 2019年6月29日号 新世紀の風をおこす オピニオ
ン縦横無尽 最終回  安岡正篤氏は首相まで務めた宮沢喜一氏を「ヨコ
の学問はできてもタテの学問がなっていない」と評した。安岡氏は、真の
教養ある日本人は欧米の事情のみならず日本の文化文明、歴史を修めなけ
ればならないと言っているのである。 その意味で近年読んだ本の中でと
りわけ重要だと感ずるのが白鳥庫吉博士の書いた日本。



       
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重 要 情 報
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◎マスコミの報道姿勢を正すことが必要な輸出手続き変更の件:前田正晶

この韓国を3品目のホワイト国扱いを通常に戻す件については、韓国側の理解が全く不足していたことも判明した。その上に文在寅大統領は何としても我が国を悪者にして、国内向けに自らの経済政策の失敗をこの我が国の意外に早かった変更の措置に乗じて糊塗しようという意図も明白になった。この件では本日もTBSの「ひるおび」に宮家邦彦氏、細川昌彦氏、共同通信の磐村氏を招いて色々と討論していた。余談だが、私はかかる案件を恵俊彰に司会をさせるのは不適切であると思っている。

そこで、順序不同でこのことについて思うところを採り上げてみたいと思う。

細川昌彦氏:

私はこの方を評価している。その理由は簡単明瞭で「彼は通産省貿易管理課長から部長を経験され、その職責でアメリカとも韓国とも交渉の実務を担当されただけではなく、輸出手続きなどは実際に韓国に出向いて指導されたという。これは、私が最も重視している「実務の経験がおありだ」という点である。その意味では綿密に取材して報道するメデイアの専門家とは一線を画していると言って良いと思っているのだ。外務省ご出身の宮家氏も現場のご経験があるのは貴重であるとは承知しているが、細川氏のそれとは少し趣は違うかとも思っている。

私はこういう根拠を以て、細川氏の意見と韓国側に対する率直な批判というか、事の次第を完全に把握出来ていないままに我が国に刃向かってきた都解説しておられる内容を、マスコミも一般の方々も素直に受け入れて良いと思っている。特に世耕経産相がTwitterで「韓国側がこの件について3年間話し合いに応じていなかったこと」と「輸入品の不適切な扱いをしたこと」に加えて「我が国の半島からの戦中の労務者裁判について話し合いの要求に応じてこなかったことに対する措置(報復?)」を採り上げたのは言わずもがなだったと指摘されたのは細川氏だけである。

細川氏は更にマスコミがこの我が国が独自にする手続きの変更を、やれ「報復」だの「禁輸」だの「輸出規制強化」だのと報じてしまう姿勢が、韓国側が世耕経産相の採り上げた最初の2項目を無視して3番目に飛びつかせて韓国内の世論をそれ一本に集中させる結果をもたらしたのと共に、大いに遺憾であると穏やかにズバリと指摘されていた。誠に尤もで、私でさえ、彼らが未だに「輸出規制強化」という表現しか使わないことを不適切だと思うし、知らない一般人をミスリードしていると批判したいのだ。

文在寅大統領:

16日だったか閣内の重要会議で7分23秒だったかぶち上げられた大演説は、本日のゲストスピーカーのお三方が否定され且つ誤りを指摘されたように、文在寅大統領は事の内容も性質も全く理解も認識も出来ておらず、ただひたすら自己保身と国内向けに今後生じるであろう如何なる時代も「イルボンのジョンブ」(=日本政府)が悪いのであって、彼らは外交的交渉に応じるべきだとまるで見当違いのことを言っているだけなのだ。この点については、私は我が国のマスコミに文大統領の誤認識を指摘する勇気があるか否かは疑問であると恐れている。

磐村氏も指摘されていたことで、折角トランプ大統領が板門店で金正恩委員長と会談されて韓国の立場少し改善されたかと思った途端に、7月1日に手続きの変更が発表されて慌てふためいたのではないかと指摘された。更に同氏は韓国を取材した限りでは「彼らは何れ日本が何らかの手を打ってくるだろうとは思っていたが、予想外に早かった。精々今年後半と考えていた」という結果だったとも語られた。私は細川氏が指摘された「3年も放置した」のであれば、多少の自覚症状があって然るべきかとも思って聞いた。

WTO対策:

私は外務省だろうと何処だろうと、韓国の手慣れたロビーイングに十分に対抗出来るだけの「我が国の正当性だけではなく、韓国が騒ぎ立てているのは彼らのこの輸出手続きの変更に対する認識と理解度の不足があるのだ」という点を国際的に訴えて出ていく必要があると思っている。細川氏は「韓国自身がこのような輸出手続きに基づいて行動しているのであり、知らないはずはない。だが、経産省に説明を聞きに来た2人の課長さんたちは経産省の説明を聞いて初めて事の次第を知ったくらいだから、上層部が承知していた訳がない」とまで指摘された。

なお、敢えて言わせて頂けば、「私がアメリカの貿易政策というか輸出入の手法とかそれに関連して起きる問題を語る根拠には、22年半もの間、アメリカ側の一員として彼らの思想信条と哲学と企業社会の文化の下で、対日輸出に勤しんできた経験に基づいているのだ(その点では細川氏と同じような経験をして来たのだと思っている)」ということをご理解賜りたく、改めてここに申し上げる次第だ。



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身 辺 雑 記
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17日はPCの機嫌が悪く、遠隔操作を受けて完了。助かった。


                     読者数:6001人












-- 
渡部 亮次郎 <ryochan@polka.plala.or.jp>


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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
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