政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5102 号  2019・7・11(木)

2019/07/11



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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5102号
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        2019(令和元年)年 7月11日(木)



              天洋丸の薄焼いわし:馬場伯明

         中国の海外貸し付けは5兆ドル:宮崎正弘     

            1万人の死んだ大気汚染:渡部亮次郎        

                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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天洋丸の薄焼いわし
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     馬場 伯明

家庭の主婦に人気と信用が高い「通販生活」という生活情報誌をご存じだ
ろうか(カタログハウス・季刊・180円)。長年講読し利用している。

その2019盛夏号に6カ月頒布会商品として、私のふるさとの「天洋丸の薄
焼いわし」が掲載されている。驚いたことに、何と、A2(新聞1面)大の
表裏・上質紙カラー印刷の特別広告が折り込まれていた。

この商品は妻が購入し食しているが、「このような大々的な宣伝が、な
ぜ、なされているのだろう?」と少し不思議に思いつつも、ふるさとの産
品が全国に宣伝され売れていくのは、とてもうれしい。

本誌主宰者の許しを得て、天洋丸とその薄焼いわしについて、私からも紹
介したい。この商品が健康によいことと、ひとえに愛郷心からという理由
である。通販生活の森川潤・通販生活食品部部長の冒頭の文章を記す。

《拝啓、カルシウム不足の通販生活読者の皆様へ 長崎たちばな湾産 天
洋丸の薄焼いわし 「通販生活ではこれまで2回、長崎橘(たちばな)湾
産の薄焼いわしを紹介してまいりましたが、大変な反響をいただいて、今
さらながら、高齢化社会における骨粗しょう症問題の深刻さを痛感した次
第です。そこで今回〈毎月異なる風味をお届けする6ヵ月頒布会〉として
本格展開することにいたしました。詳細は中面をご覧ください」》と。

この商品の製造方法は? 橘湾の片口いわしを、巻き網船団で獲り、港に
揚げたら10分以内に真水で茹で、屋内で乾燥(酸化防止)させ煮干しを作
る。それを粉砕し鉄板でプレスし薄焼にする。要するに「いわしのせんべ
い」である。澱粉や保存料などは添加せず自然のまま。真水で茹でるので
塩分は1枚(直径65mm)当たり0.026gしかない。おいしく体にやさしい。

産婦人科医師として女性の骨粗しょう症の予防と治療にあたる山王メディ
カルセンター太田博明先生は「現在わが国の骨粗しょう症患者は1,280万
人。その76%は女性です」と警鐘を鳴らす。本品2枚で「いわしカルシウ
ム」約52mg。60代女性のカルシウム不足分は1日52mgなので本品2枚で不足
分を補える。

製造者は長崎県雲仙市南串山町の((株)天洋丸(竹下千代太社長)。竹
下社長(1964年生まれ)は南串中学校・県立口加高校卒の私の後輩であ
り、帰省すれば私も酒の席に加えてもらう。東京海洋大学(旧東京水産大
学*1)に学び、水産関係の企業に勤務した後、田舎へ帰り家業を継いだ。
伝統の漁法を引き継ぎ、昔気質の「漁師」の心を持っているが、大学で基
礎を学んだ水産技術者である。船団を率いて今夜も若者らと漁に出る。

竹下社長は言う。長崎県は片口いわしの本場、漁獲量は年間3万トンで1
位、2位香川県(1.15万トン)、3位広島県(1.05万トン)である。県内で
もとくに橘湾は良質な漁場である。水深36mの平板な海底、北上する外洋
水と有明海沿岸水が湾内で回流し混ざり合い、カタクチイワシの餌になる
プランクトンを発生させる。絶好の漁場環境となる。

今回の商品には、いわしカルシウムの体内吸収を助けるビタミンDなど5種
類の大切な栄養素も入っているという。ビタミンD、ビタミンK、マグネシ
ウム、亜鉛、そしてβカロチンだ。カルシウムの吸収率を高めながら絶妙
の味わいを作り出している。

私事であるが、私の身体はこの「片口いわし」で作られたと言っても過言
ではない。田舎の方言では片口いわしを「エタリイワシ(*2)」と言う。
高校を卒業した18歳まで毎日エタリイワシやアジを食っていた。朝は三枚
おろしの刺身、味噌汁のだしは煮干し、夕食などには頭や骨を含め、から
揚げ、カマボコ、ツミレなどがあった。

私は骨が太く体の強い男に育った。1944年生まれだが病院知らず。現在、
医療機関の「診察カード」を持っていない。骨年齢30歳台、健康診断の数
値は良好で、握力も50kg。2019.6.15の長崎県でのゴルフコンペでは、490
ヤード(パー5)を2オンした(バーディ)。ふるさと・両親・先祖とエタ
リイワシに感謝しなければならない。

高校卒業後大学進学し全国有数の大企業でそれなりに働き、現在も都内の
法人にフルタイムで勤務している。元気に働くことができるのは楽しい。
しかし、振り返れば、自分は育った故郷に何を残したのか、故郷に何か貢
献したのかと、忸怩たる思いが頭をもたげることもある。

島原半島雲仙市も、わが国の少子高齢化の影響を避けられず、厳しい経済
環境にある。その中で、新しい商品や全国の消費者を直接相手にする「通
販生活」などの優れたビジネスモデルにより、既存の伝統産業や商品の販
売が進展している。喜ばしいことだ

本誌読者の方々が使ってくださればこの上ないことである。「天洋丸の薄
焼いわし」の販売の拡大を願い、ふるさとの創生と発展のためにがんばる
竹下千代太・敦子夫妻・家族の健勝と(株)天洋丸の隆盛を心から祈念す
る。(了)(3*)


(*1)若き日、竹下社長と妻敦子さんは共に東京水産大学に学び、学生の
とき知り合い結婚した。敦子さんは浜っ子(横浜市生まれ)の才媛であっ
た。夫の島原半島の漁村へUターンという環境変化をものともせず、4人の
子供を産み育ててきた。「4人の子供。敦子さんは南串山町へ最高の貢献
をしている!」と私は帰省の度に誉める。

(*2)「エタリの塩辛」というエタリイワシ(片口イワシ)を発酵させた
珍味がある。敦子さんが普及させた「エタリの塩辛」は、イタリア・ス
ローフード協会の「食の世界遺産」と称される「味の箱舟」計画に登録さ
れた。小泉武夫先生(東京農大名誉教授)も絶賛した。酒飲みには最高の
つまみである。

(3*)「天洋丸の薄焼いわし」「エタリの塩辛」の購入方法など。
https://www.cataloghouse.co.jp
http://tenyomaru.com/index_qhm.php?%E3%82%A8%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%81%AE%E5%A1%A9%E8%BE%9B
(2019.7.7千葉市在住)




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中国の海外貸し付けは5兆ドル
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)7月10日(水曜日)
        通巻第6135号  
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中国の海外貸し付けは5兆ドル、半分が不透明、正規の銀行業務から逸脱
 「世界の負債総額の6%、発展途上国へ3兆9000億ドル」とドイツ有数 の研究所
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 キール世界経済研究所」といえば、ドイツ有数の経済シンクタンクであ る。直近のレポートが発表され、世界のエコノミストに衝撃を与えた。
「中国は2000年に5億ドルでしかなかった海外への貸し付けが、2017年ま でに累積5兆ドルに達しており、これは世界経済の6%を占めている」と いうのだ。

同研究所によれば、中国の貸し付けは正規の手続きを取らずに行われたも のが半分ちかくあり、全体の貸し出し残高の80%が発展途上国に貸し出さ れ、そのうちの85%がドル建てだった。この数字はBISも、IMF世銀 も把握していないデータだ」としている。

すなわち中国の発展途上国への貸し付けは3兆9000億ドルであり、同期間 の「パリクラブ」(日米欧など先進国の銀行がおこないIMFに報告され る)のそれは2兆4600 億ドルだった。中国一国でパリクラブの総額を超 えているのだ。
 
マルパス世銀総裁は「負債超過の国々に、不透明で、質の高くないプロ ジェクトに対して行われている」とし、「もっと透明性を高める必要があ る」と発言した。

そういえば、嘗てマティス前国防長官が「一帯一路を名目に、発展途上国 が所謂『借金の罠』に落ち込む金融が中国の拠って為されている」と批判 したことがある。

それにしても、中国の外貨準備は3兆1000億ドルなどと表向き報告されて いるが、対外債権が5兆ドルあって、その大半がいずれ不良債権化するの は時間の問題であり、4月の『一帯一路國際フォーラム』に世界30 ヶ国の 元首を北京に集めておきながら具体的金額の提示がなかった事実を重ね合 わせて考えると、中国のドル払底の実相が浮かんでくる。
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(読者の声1)日本ウイグル協会主催講演会のお知らせです。
 「いま、ウイグルで何が起きているのか」。講師:福島香織(ジャーナ リスト)

ウイグルにおける中国政府の弾圧について、様々な証言や報告が行われて います。しかし、実際に現地に赴き、生活するウイグル人たちに接した報 道は決して多いとは言えません。

ジャーナリストの福島香織氏は、この5月にカシュガルを訪れ、以前とは 変わり果てた街の実態を直接その目で見てきました。一見静かで平和に見 える都市の影には、まさに徹底した弾圧が敷かれていることが、人々の表 情や、若い男性の少なさ、町中の警察官と監視装置の存在が明らかにして いました。

今回の日本ウイグル協会主催講演会では、現地を直接体験した福島香織氏 のお話を通じて、ウイグルの弾圧の実態について学び、私たちが何をすべ きかを考えていきたいと思います。



日時: 7月23日(火)午後6時半開場 7時開会
場所: TKPスター貸会議室 四谷第2会議室
(新宿区四谷1-8-6  ホリナカビル 301号室(Google地図)
JR「四ツ谷駅」徒歩2分 / メトロ「四ツ谷駅」 2番出口 徒歩1分
http://www.kaigishitsu.jp/gmap/gmap-yotsuya.html
講師:   福島香織(ジャーナリスト)
演題   「いま、ウイグルで何が起きているのか」。
参加費:  1000円
主催:   日本ウイグル協会

   ♪
(読者の声2)韓国に対するフッ化水素ほかの輸出管理の見直しについて ネットに面白い話がありました。経産省の安全保障管理のページに個別許 可申請の書類と窓口さらに仕向地がいろはの「い」から「り」まで掲載さ れています。
https://www.meti.go.jp/policy/anpo/apply08.html
https://www.meti.go.jp/policy/anpo/apply09.html

傑作なのは「り地域」が韓国単独なこと。どういうカテゴリー分けかわか りませんが、韓国だけ特別扱いなのは確かです。

フッ化水素やレジストを作る会社は大阪に多く、いままでは大阪で書類申 請できていたのが7月からは書類が三倍にふえてしかも霞が関の本省まで 行かなくてはならなくなった、という記事がありました。

ソウルの日本大使館建て替え問題ほかさんざん嫌がらせをしてきた韓国、 霞が関の「お役所仕事」の恐ろしさに痛い目を見ることでしょう。今回は 霞が関を応援ですね。

以前、韓国の掲示板にルーマニアのチャウシェスク大統領夫妻の最期に文 在寅夫妻の顔を重ねて加工した画像がありました。

サムスン・SK・LGほか韓国の工場が操業停止になったなら、青瓦台を 取り囲む100万人デモすらやりかねないのがかの民族。

ネットの書き込みにソウルは4カ国管理、済州島はアメリカ、竹島は日本 で話がついているという未来予想図がありましたが、これは当然在韓米軍 引上げ・北朝鮮の南進・韓国政府崩壊の後の話になります。今の状況を見 ているとあり得ない話でもなさそう。
 韓国がベネズエラ化しようが、ジンバブエ化しようが自業自得ですが、 日本は決して助けてはいけません。中国が鞭を振るって躾け直したとして も半万年変わらぬ腐った心根はかわることはないでしょう。
   (PB生、千葉)


   ♪
(読者の声3)「現代ビジネス」今週号の【今週の東アジア関連新刊図 書】(近藤大介氏のページ)に下記の簡潔な書評があります。

『地図にない国を行く』著者=宮崎正弘(海竜社、税込み1728円)
 
(引用開始)「これは痛快な旅行書であり文明論である。団塊世代の「暴 走老人」(失礼!)宮崎氏が、グーグルマップ時代に「秘境」を渡り歩 く。貝殻経済&黒呪術師&中華門が支配するパプアニューギニア、「JICAが 金を出し中国が請け負う」東ティモール、中国漁船にマグロを根こそぎ取 られているフィジー、チャイナタウンが阿鼻叫喚のミャンマー、中国人 ツーリストが「郷に入らば郷に従わせる」ブルネイ、中国が虎視眈々と農 地を狙うラオス、中国の植民地化するカンボジア、世界一旧いチャイナナ ウンがあるフィリピン……。要は一級の中国論にもなっている。はて、近未 来のアジアはどうなっていくのだろう?」(引用止め)。
 短評ではありますが、痛快な書評でした。
   (HF生、富山)

   
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1万人の死んだ大気汚染
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     渡部 亮次郎

霧のロンドンは日本の流行歌にもなっているほど有名だが、実際の霧はそ んなのんびりしたものではない。秋だった。ロンドン郊外で貸切バスが霧 に包まれて動きが取れなくなった。

興味から、外に出て驚いた。まるで牛乳瓶に飛び込んだみたい。上も下も 右も左も見えない。急に殴られても相手を確認する事は不可能だ。歌謡曲 でロンドン霧を称えた作詞家はロンドンへ行ったことが無かったに違いない。

このように濃い霧だから、ヨーロッパには悪魔がやってくるのも霧に乗っ て、凶悪犯も霧に紛れてやってくると考えられている。そんな話をフリー 百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で捜していたら「ロンドンス モッグ事件(Great Smog of 1952、London Smog Disasters)」が出てき て驚いた。

1952年にロンドンで発生し1万人以上が死亡した、史上最悪級の大気汚染 による公害事件だという。現代の公害運動や環境運動に大きな影響を与え た。日本で言えば昭和27年。高校生のころだったから知らずに育った。

ロンドンは冬に濃い霧が発生する事で知られている(実はこの霧も大気汚 染の一つ)が、19世紀以降の産業革命と石炭燃料の利用により、石炭を燃 やした後の煙や煤が霧に混じって地表に滞留する。

それがスモッグと呼ばれる現象を起こして呼吸器疾患など多くの健康被害 を出していた。1950年代までの100年間にも10回ほどの大きなスモッグが あったが、その中でもっとも健康被害が大きくなったのが1952年である。

1952年12月5日から10日の間、高気圧がイギリス上空を覆い、その結果冷 たい霧がロンドンを覆った。

あまりの寒さにロンドン市民は通常より多くの石炭を暖房に使った。同じ 頃、ロンドンの地上交通を路面電車からディーゼルバスに転換する事業が 完了したばかりだった。

こうして暖房器具や火力発電所、ディーゼル車などから発生した亜硫酸ガ ス(二酸化硫黄)などの大気汚染物質は冷たい大気の層に閉じ込められ、 滞留し濃縮されてpH2ともいわれる強酸性の高濃度の硫酸の霧を形成した。

この濃いスモッグは、前方が見えず運転ができないほどのものだった。特 にロンドン東部の工業地帯・港湾地帯では自分の足許も見えないほどの濃 さだった。

建物内にまでスモッグが侵入し、コンサート会場や映画館では「舞台やス クリーンが見えない」との理由で上演や上映が中止された。同様に多くの 家にもスモッグは侵入していた。

人々は目が痛み、のどや鼻を傷め咳が止まらなくなった。大スモッグの次 の週までに、病院では気管支炎、気管支肺炎、心臓病などの重い患者が 次々に運び込まれ、普段の冬より4,000人も多くの人が死んだことが明ら かになった。

その多くは老人や子供、慢性の患者であった。その後の数週間でさらに 8,000人が死亡し、合計死者数は12,000人を超える大惨事となった。

この衝撃的な結末は大気汚染を真剣に考え直す契機になり、スモッグがす ぐそこにある深刻な問題であることを全世界に知らしめた。

イギリスでは多くのすす(煤)を出す燃料の使用を規制し、工場などが煤 を含んだ排煙を出すことを禁じる新しい基準が打ち出され、1956年と1968 年の「大気浄化法(Clean Air Act)」と、1954年のロンドン市法(City of London (Various Powers) Act 1954)の制定につながった。2008・01・30



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重 要 情 報
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◎テレビも新聞も「輸出規制強化」としか報じないのでは:前田正晶

この対韓国との案件ではマスコミの報道姿勢は「矢張りか」と慨嘆せざる を得ないのである。総理も世耕経産相も「輸出手続きを元に戻して韓国を ホワイト国からは外しただけである」と説明しておられたにも拘わらず、 彼らマスコミは恰も「韓国に日本政府の規制強化は不当であると言って下 さい」と言わんばかりの報道の仕方である。それに勢いを得たかの如き韓 国は、1965年の協定に基づく話し合いの申し入れに期限を過ぎてもはソヨ とも反応しなかった割りには、今回の輸出手手続き変更には速効で反応し てきた。

日本時間9日夜のWTOの会合でも我が国のやり方を非難するまでやってのけ たし、これまで如何なる申し入れにも沈黙を守っていた文在寅大統領は財 界人まで青瓦台に招き入れて対応を協議したというではないか。「矢張り 予想通りにそう来たか」という以外の感想はない。戦時中の半島からの自 発的労務者問題では我が国が何をどう言おうと糠に釘で音無だったにも拘 わらず、この件ではこの騒ぎ立て方で矢張り想定内だったが日本製品の不 買運動まで開始した。

ソウルでだと思うが、街頭インタビューでは「日本に旅行に行くはずだっ たか、この件があって止めた」と言わせている場面を嬉しそうに流したテ レビ局があった。そりゃー、彼らテレビ局はそういう姿勢を採るだろうな と思っていたが、これも「矢張りか」だった。

テレビ局は措くとしても、私が気になるのは政府というか外務省の姿勢で ある。既に諸外国に向けて我が国の立場の正当性を可及的速やかに公表す べきだとは指摘しておいたが、韓国は時間を浪費することなく我が国の批 判を流し始めている。私は我が国の外交姿勢は上品なのか紳士的に過ぎる というか、あるいは論争と対立を恐れているのか知らないが、余りにも温 和しすぎると思っている。何度も言ってきたことだが我が国以外では「何 か非難されて黙っていれば、相手はその言い分を認めた」と解釈するもの である。言うべきことは明確に言ってやるべきだ。

今回は反日的分子が多いと聞かされているマスコミが口裏を合わせたかの ように「輸出規制の強化」で押してしまったので、韓国に付け入らせてし まったと見ている。しかも諸々の韓国との間に発生している好ましくない 案件に対する報復措置だなどという見方まで採り上げた輩までいる。当然 のように朝日新聞は手続きの変更を口を極めて非難する論陣をはって「撤 回せよ」とまで主張してその反日的というか相変わらずの我が国を貶める 挙に出たのである。矢張りと言うべき何と言うべきか、敵は内側にいたこ とまで明らかになった。

政府はWTOに良識があると信じておられるのかどうか知らないが、既に彼 らは水産物の件で中立でも何でもないことを立証して見せてくれたし、放 置しておけば韓国は全力を挙げて「イルボンは怪しからん」というロビー イングというか宣伝広報活動を継続すると予測出来る。私は総理の声明や 官房長官がモゾモゾ言われただけでは韓国は蚊が刺したほどにも感じない と思う。既に彼らは12日に協議をしたいと申し入れたそうだが、私でさえ この手続きの問題は二国間の協議の対象にはならないと思う。そうであれ ば公式に駐韓大使辺りからでも韓国側に通告して欲しいと思う。

同時に、政府には朝日新聞を始めとする報道機関に「姿勢を正せ」と厳し く通告して頂きたい思いだ。更にテレビ局にも喜多川・ジョン・擴氏の死 を悼む訳は解らないでもないが、こういう国として重要な案件には正当に 時間と労力を割いて我が国の正当性を報ずるべきではないのかと言ってや りたい。彼らの反省を求めたい。話は変わるが、ここに喜多川氏のご冥福 を祈って終わる。

◎テレビも新聞も「輸出規制強化」としか報じないのでは:前田正晶

この対韓国との案件ではマスコミの報道姿勢は「矢張りか」と慨嘆せざる を得ないのである。総理も世耕経産相も「輸出手続きを元に戻して韓国を ホワイト国からは外しただけである」と説明しておられたにも拘わらず、 彼らマスコミは恰も「韓国に日本政府の規制強化は不当であると言って下 さい」と言わんばかりの報道の仕方である。それに勢いを得たかの如き韓 国は、1965年の協定に基づく話し合いの申し入れに期限を過ぎてもはソヨ とも反応しなかった割りには、今回の輸出手手続き変更には速効で反応し てきた。

日本時間9日夜のWTOの会合でも我が国のやり方を非難するまでやってのけ たし、これまで如何なる申し入れにも沈黙を守っていた文在寅大統領は財 界人まで青瓦台に招き入れて対応を協議したというではないか。「矢張り 予想通りにそう来たか」という以外の感想はない。戦時中の半島からの自 発的労務者問題では我が国が何をどう言おうと糠に釘で音無だったにも拘 わらず、この件ではこの騒ぎ立て方で矢張り想定内だったが日本製品の不 買運動まで開始した。

ソウルでだと思うが、街頭インタビューでは「日本に旅行に行くはずだっ たか、この件があって止めた」と言わせている場面を嬉しそうに流したテ レビ局があった。そりゃー、彼らテレビ局はそういう姿勢を採るだろうな と思っていたが、これも「矢張りか」だった。

テレビ局は措くとしても、私が気になるのは政府というか外務省の姿勢で ある。既に諸外国に向けて我が国の立場の正当性を可及的速やかに公表す べきだとは指摘しておいたが、韓国は時間を浪費することなく我が国の批 判を流し始めている。私は我が国の外交姿勢は上品なのか紳士的に過ぎる というか、あるいは論争と対立を恐れているのか知らないが、余りにも温 和しすぎると思っている。何度も言ってきたことだが我が国以外では「何 か非難されて黙っていれば、相手はその言い分を認めた」と解釈するもの である。言うべきことは明確に言ってやるべきだ。

今回は反日的分子が多いと聞かされているマスコミが口裏を合わせたかの ように「輸出規制の強化」で押してしまったので、韓国に付け入らせてし まったと見ている。しかも諸々の韓国との間に発生している好ましくない 案件に対する報復措置だなどという見方まで採り上げた輩までいる。当然 のように朝日新聞は手続きの変更を口を極めて非難する論陣をはって「撤 回せよ」とまで主張してその反日的というか相変わらずの我が国を貶める 挙に出たのである。矢張りと言うべき何と言うべきか、敵は内側にいたこ とまで明らかになった。

政府はWTOに良識があると信じておられるのかどうか知らないが、既に彼 らは水産物の件で中立でも何でもないことを立証して見せてくれたし、放 置しておけば韓国は全力を挙げて「イルボンは怪しからん」というロビー イングというか宣伝広報活動を継続すると予測出来る。私は総理の声明や 官房長官がモゾモゾ言われただけでは韓国は蚊が刺したほどにも感じない と思う。既に彼らは12日に協議をしたいと申し入れたそうだが、私でさえ この手続きの問題は二国間の協議の対象にはならないと思う。そうであれ ば公式に駐韓大使辺りからでも韓国側に通告して欲しいと思う。

同時に、政府には朝日新聞を始めとする報道機関に「姿勢を正せ」と厳し く通告して頂きたい思いだ。更にテレビ局にも喜多川・ジョン・擴氏の死 を悼む訳は解らないでもないが、こういう国として重要な案件には正当に 時間と労力を割いて我が国の正当性を報ずるべきではないのかと言ってや りたい。彼らの反省を求めたい。話は変わるが、ここに喜多川氏のご冥福 を祈って終わる。

◎毀誉褒貶相半ばすると言われるトランプ大統領を考える:前田正晶

私はアメリカの元大学院大学教授だったW社のOBが“I am not a great big fan of President Trump.”と言ったのとほぼ同じような感覚で、あの 大統領の振る舞いを見ている。アメリカの私流に言う大手地方紙が自国の 大統領を悪し様に言っているのを、我が国のメデイアがそのまま垂れ流し ているという見方も心得ている。だが、今回のUKの駐アメリカ大使ダロッ ク氏(Sir Kim Darroch)が本国に発信したトランプ大統領を「無能」で あり「不安定」と評したメモの内容がリークされ、遍く知れ渡ってしまっ たと報じられたのには驚く他なかった。

これまでにもウイキリークスなどという事件もあったし、スノーデンな どという者も現れた。私はUKには国家の情報管理本部がありその点は行き 届いていると聞かされていたし、MI-6などというのは映画の中でも絵空事 だとも聞いていた。何れにせよ、外国に駐在する大使が本国に向けて発し たメモが漏れるべきではないし、漏れたのは異常であり非常事態だと思 う。それにつけても感じたことはトランプ大統領に対する評価が、見る人 にもよるが余りにも割れすぎているのではないのかという点だった。

私は既に「トランプ大統領が好きではない」という一派に属するかと 思っていると表明したが、苟もアメリカの大統領に選ばれた方を好き嫌い の見地から云々するのは避けて、任期が終わって国内外で如何なる実績を 築き上げられ、成果を挙げられたかが明らかになってから評価するべきで はないか」という考え方を採ることにした。故に、現時点で色々と毀誉褒 貶相半ばする感があっても論評を避けると表明してきた。確かに岩盤の非 インテリ層のプーアホワイト以下に大統領がworking classと表現された 支持層以外でもアメリカ国内では評価する人が増えて支持率が40%を超え たと言われているのも承知している。



9日もTBSの「報道1930」にゲスト出演されたYO氏は「無秩序的な政策を 打っている」という表現をされたが、かかる言い方は所謂専門家の方々の 間では決して珍しいことではないと思う。アメリカ国内では知識階級に属 する人たちの中でも、内政面での減税やインフラ投資を評価し失業率を下 げ、新たなjob(何度でも言うがこれを雇用と訳すのはアメリカの実情を 知らない誤訳だ)も大量に増やされたことを高くする向きは増えているよ うだ。

また、DPRKの金正恩委員長と再三会談されてミサイル発射も核実験もさせ なくなったではないかとその実績を自画自賛しておられるが、その通りだ と思っている。しかし、同じ核問題が絡んでいるイランに対する強硬な姿 勢を見る時に、両国に向けての対応が違い過ぎているという批判的な見方 をする専門家もまたいるのだ。そこにはオバマ前大統領が残していった事 柄を全て廃棄するという公約を着々と実行されているという評価の仕方が ある。

私は既に述べたことだが、トランプ大統領がTwitterを駆使しつつも実行 してきた内外の諸々の政策の底流にあるものは、選挙キャンペーンの頃か ら掲げてこられた「アメリカファースト」と「アメリカを再び偉大に」が 流れているし、一部の専門家や評論家が指摘したがる「全ては再選に向け てのプロパガンダであり、岩盤の支持層向けという点がある」というの も、強ち真っ向から否定しきれない様相があるかと思う。

私はここから先は対中国との貿易を含む重大な交渉、イラン問題の処理、 改訂されたNAFTAの議会での承認、NATOとの関係、DPRKとの非核化交渉 (既にビーガン氏は「凍結案」を言い出したとか)、国内の利下げ問題、 我が国との貿易赤字解消交渉等々、選挙キャンペーンなどを離れても、交 渉し解決すべき案件が山積している。アメリカとトランプ大統領の命運は かかる案件群を如何に快刀乱麻を断つが如くに解決して行かれるかにか かっているのではないかと思っている。その時期の最中にあって、大統領 の能力を批判するような行為は適切かなと思って、UKの一件のニュースに 接している。

◎「最高です」は国語の語彙の貧弱化乃産物か:前田正晶

9日にも楽天イーグルスの肘の手術から復帰した則本昂大投手が勝利投手 となってインタービューに答えて「最高でーす」と叫んでいた。私はこの ような言い方というか表現が気に入らないのだ。

この「最高」という表現はテレビに登場する運動選手や芸人たちに「この 上なく良かった」、「良い結果を出せて無上の幸せだった」、「これ以上 ない出来だった」、「素晴らしい勝利(出来映え)だった」、「これ以上 の感激はないだろう」、「非常に幸せだった」と言いたい時に重宝に使わ れるようになって久しいものがある。私は単に「最高です」と言っただけ では、何ものも特定していないと思って聞いている。だが、もしかして上 記のような事柄を全てを包含して言っているのかも知れないと疑うことも ある。

9日夜の則本の場合には「テイームの連敗を止められたのが大変良かっ た」、「自分が手術を乗り越えて復活出来たのが素晴らしかった」のか、 「漸く今シーズンで1勝出来たことが幸せだった」のかは「最高でーす」 だけでは不明だとしか聞こえないのだ。思うに、彼らは上記のような嬉し さというか幸せさを表したい時には、以前に誰かが使った「最高です」を 真似れば良いのだと考えているだけであり、細かい表現をすることにまで 思いが至っていないのではないかと解釈している。換言すれば、語彙が不 足している為に陥った表現力不足なのだろう。

私が情けないと思っていることは「何故自分の感情を思うように表現しな いのか」という辺りにある。嬉しかったら「私はやりました」でも良いし 「自分は今日は思い通りにやり遂げました」でも良いじゃないかと考えて いる。まさか中日ドラゴンズの与田監督が球団の応援歌の「お前」がいけ ないと言い出したように、球団側から「勝利者インタービューでは多弁は 無用で最高とだけ言え」と制限されているのかと疑いたくもなってしま う。それとも見出しのように、国語教育に至らざる点があって「語彙と表 現力が低下した」のかも知れない。


◎毀誉褒貶相半ばすると言われるトランプ大統領を考える:前田正晶

私はアメリカの元大学院大学教授だったW社のOBが“I am not a great big fan of President Trump.”と言ったのとほぼ同じような感覚で、あの大統 領の振る舞いを見ている。アメリカの私流に言う大手地方紙が自国の大統 領を悪し様に言っているのを、我が国のメデイアがそのまま垂れ流してい るという見方も心得ている。だが、今回のUKの駐アメリカ大使ダロック氏 (Sir Kim Darroch)が本国に発信したトランプ大統領を「無能」であり 「不安定」と評したメモの内容がリークされ、遍く知れ渡ってしまったと 報じられたのには驚く他なかった。

これまでにもウイキリークスなどという事件もあったし、スノーデンなど という者も現れた。私はUKには国家の情報管理本部がありその点は行き届 いていると聞かされていたし、MI-6などというのは映画の中でも絵空事だ とも聞いていた。何れにせよ、外国に駐在する大使が本国に向けて発した メモが漏れるべきではないし、漏れたのは異常であり非常事態だと思う。 それにつけても感じたことはトランプ大統領に対する評価が、見る人にも よるが余りにも割れすぎているのではないのかという点だった。

私は既に「トランプ大統領が好きではない」という一派に属するかと思っ ていると表明したが、苟もアメリカの大統領に選ばれた方を好き嫌いの見 地から云々するのは避けて、任期が終わって国内外で如何なる実績を築き 上げられ、成果を挙げられたかが明らかになってから評価するべきではな いか」という考え方を採ることにした。故に、現時点で色々と毀誉褒貶相 半ばする感があっても論評を避けると表明してきた。確かに岩盤の非イン テリ層のプーアホワイト以下に大統領がworking classと表現された支持 層以外でもアメリカ国内では評価する人が増えて支持率が40%を超えたと 言われているのも承知している。

6日もTBSの「報道1930」にゲスト出演されたYO氏は「無秩序的な政策を 打っている」という表現をされたが、かかる言い方は所謂専門家の方々の 間では決して珍しいことではないと思う。アメリカ国内では知識階級に属 する人たちの中でも、内政面での減税やインフラ投資を評価し失業率を下 げ、新たなjob(何度でも言うがこれを雇用と訳すのはアメリカの実情を 知らない誤訳だ)も大量に増やされたことを高くする向きは増えているよ うだ。

また、DPRKの金正恩委員長と再三会談されてミサイル発射も核実験もさせ なくなったではないかとその実績を自画自賛しておられるが、その通りだ と思っている。しかし、同じ核問題が絡んでいるイランに対する強硬な姿 勢を見る時に、両国に向けての対応が違い過ぎているという批判的な見方 をする専門家もまたいるのだ。そこにはオバマ前大統領が残していった事 柄を全て廃棄するという公約を着々と実行されているという評価の仕方が ある。

私は既に述べたことだが、トランプ大統領がTwitterを駆使されつつも実 行されてきた内外の諸々の政策の底流にあるものは、選挙キャンペーンの 頃から掲げてこられた「アメリカファースト」と「アメリカを再び偉大 に」が流れているし、一部の専門家や評論家が指摘したがる「全ては再選 に向けてのプロパガンダであり、岩盤の支持層向けという点がある」とい うのも、強ち真っ向から否定しきれない様相があるかと思わせられる。

私はここから先は対中国との貿易を含む重大な交渉、イラン問題の処理、 改訂されたNAFTAの議会での承認、NATOとの関係、DPRKとの非核化交渉 (既にビーガン氏は「凍結案」を言い出したとか)、国内の利下げ問題、 我が国との貿易赤字解消交渉等々、選挙キャンペーンなどを離れても、交 渉し解決すべき案件が山積している。アメリカとトランプ大統領の命運は かかる案件群を如何に快刀乱麻を断つが如くに解決して行かれるかにか かっているのではないかと思っている。その時期の最中にあって、大統領 の能力を批判するような行為は適切かなと思って、UKの一件のニュースに 接している。



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身 辺 雑 記
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東京湾岸は11日も曇天。

9日夜は亀戸の韓国風居酒屋で例会。美人が一緒で楽しかった。

10日夜は久し振りに向島の洋食屋『あきら』へ行き義姉夫婦と懇談.私は ビーフ.シチューで焼酎を?んだ。

私は大酒飲みだが、日本酒は飲まない。甘すぎるからだ。焼酎が口に合 う。児童の時からドブロクを飲んだ。中学生で焼酎。高校生で日本酒、大 学生でウイスキー。成人して焼酎に本家帰り。これだけ飲んでも体のどこ にも故障はナシ。大政治家の河野一郎は一滴も呑めなかった。親友の池尻 さんも呑まない。尊敬する前田正晶さんものまない。

私は別に自己規制しているわけでは無いが毎夜、麦焼酎を2合呑む。
                         
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