政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5096 号  2019.7・5(金)

2019/07/05

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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5096号
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        2019(令和元年)年 7月5日(金)



           米国、バロチスタン解放軍を:宮崎正弘

            「味の素」発明は108年前:渡部亮次郎

           韓国「青瓦台」襲撃未遂事件:毛馬一三
              
      新潟選挙区、野党統一候補のおかしさ:櫻井よしこ

            
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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米国、バロチスタン解放軍を
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)7月3日(水曜日)
       通巻第6126号
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 米国、バロチスタン解放軍を「テロリスト」と認定へ
  中国の「借金の罠」を念頭にしながらも、中国の見解に同調
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7月2日、米国務省はバロチスタン解放軍を「テロリスト」と認定した。

パロチスタンはパキスタンの西部地方に位置し、州都はクエッタ。

その国土面積は広いが、人口はパキスタン全体の5%、タリバンやアル
カィーダの秘密出撃基地としても活用され、また西にイランをひかえる交
通の要衝として中世からシルクロード中継地として栄えた。

 最西端のグアダールや州都のクエッタにおける中国人襲撃ばかりか、バ
ロチスタン解放軍とそのシンパはバザールに爆弾をしかける無差別テロを
展開した。

2018年11月にはカラチの中国領事館を自爆テロの攻撃目標とした。

2019年5月にはグアダールの最高級ホテルを襲撃し、5名を殺害した。

そもそもバロチスタンで中国人を攻撃するテロ活動は、中国の推進する
CPEC(中国パキスタン経済回廊)が攻撃目標である。

石油、ガスパイプライン、鉄道、ハイウェイ、そして光ファイバー網の建
設が進むが、バロチスタン現地にはなんら裨益せず、労働者の雇用もほと
んどなく、中国から労働者ならびにコックまで連れてきたため、かれらか
ら見れば「中国は侵略者」となる。

中国は「一帯一路」の目玉にグアダール港の近代化をすすめ、パキスタン
政府が借金を支払えないとみるやグアダール港の43年間の租借を認めさせた。

これらすべてがバロチスタン州のあずかり知らぬところで行われてきたこ
とに不満を爆発させたのである。もともバロチスタンは独立国で、英国が
無理矢理にパキスタンに編入させた歴史的経緯もある。

とはいえ、米国が中国の主張に同調するかのようにバロチスタン解放軍を
テロリストと認定したことにより、かれらへの弾圧が合法化される。

そのネットワークや、背後のスポンサーなどの情報を米国はパキススタン
に提供することになるか、これまでにも米国はパキスタン軍情報部への不
信感があり、協力体制を組むかどうかは定かではないものの、北京として
は米国の決定にほくそ笑んだことだろう。

米国は2001年9月11日にNYの貿易センター爆破テロに衝撃を受け、対テ
ロ戦争に中国の協力が必要という文脈から「東トルキスタン解放軍」をテ
ロリストと認めた。

これによって中国はウィグル人への弾圧の正当性を主張してきた経緯を振
り返ると、今回の措置も同様な結末を招くのではないか。


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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1919回】                   
 ――「支那は日本にとりては『見知らぬ國』なり」――鶴見(13)
鶴見祐輔『偶像破壊期の支那』(鐵道時報局 大正12年)

                ▽
張謇(1853年~1926年)は1894年に42歳で科挙試験に全国トップで合格し
ているから、当時における最高の頭脳の持ち主(とはいえ伝統的思考では
あるが)と言える。

それゆえに清朝最後の皇帝である宣統帝溥儀の退位詔書を起草したこと
も、なにやら頷ける話ではある。中華民国成立後、政界中枢で働いたが、
その後、実業家に転じ、中国近代化の先駆者とも呼ばれる。鶴見が向かっ
た南通は、張謇が心血を注いで建設した近代化モデル都市とでも言えそうだ。

1903年春には日本を訪れ、2カ月半ほどを掛けて長崎から北海道までを教
育状況を中心に視察。当時の著名な新聞人や実業家、さらには嘉納治五郎
など教育者とも交友を深めた。

張謇を訪れるに際し、鶴見は「(閻錫山の進める)自治といふことが、支
那の國情の根本に立脚する政治的一特色であるやうに、經濟といふこと
は、支那人の國民性に根ざす重要な社會現象であ」り、じつは「渾沌たる
現代支那の救匡が、必ず?育と自治と經濟開發との3點から出發しなけれ
ばならいことが、明白すぎるほど?然たる事業である」との考えを記して
いる。

であればこそ「南通洲の一縣」で「教育と自治と經濟開發」を実践する張
謇に、是非にも会わねばならなかった。

鶴見を出迎えた欧陽予倩は日本に留学し成城学校に学び革命運動に参加し
たものの、「近年支那の政治に愛相つかして、役者となり、自作の戯曲を
演じて、支那劇壇に新思想を鼓吹している」。じつは欧陽は日本留学中に
当時流行していた新劇に興味を持ち、これを中国に持ち帰り演劇活動を始
めたのである。

歌劇の性質が色濃いだけに、京劇などの伝統演劇の歌詞やセリフは一般庶
民には難解に過ぎる。そこで日常会話による現代劇を、さらに言うなら現
代劇によって社会を変革しようとしたわけだ。これを「話劇」と呼んだ。

鶴見は続ける。

「(欧陽が活動する)其の劇場は更俗劇場と言つて、矢張り張謇の南通州
に於ける社會改良事業の一端であるといふことを聞くと、張氏の見識の凡
ならざることに、?々驚かされるのである」。民衆に「?育と自治と經濟
開發」の重要性を学ばせるには、やはり“娯楽の王”である芝居に限るとい
うわけだ。毛沢東が人民教育の手段として一貫して芝居を活用したのも、
同じ事情である。

さて張謇と話をしているうちに鶴見が最も注意を惹かれたのは、「先生の
目であった」。その目は「こうキッと見据ゑるときに、一種の壓するやう
な威嚴があつた」。
かくて「自分は支那で會つた凡ての人の中で、張謇先生ほど『威力』のあ
る人を外には見なかつた」という。科挙全国トップの学識を基盤に学者と
して事業家として想像を絶する研鑽を重ねたからだろうと、鶴見は考えた。

先ず鶴見の「今日の支那の?育の中心は、何に置かれるお考えであります
か」との問いに対し、「それは、色々ありませう。併し、私は矢張り支那
傳來の?義たる儒?によることがよいと考える」と。

 先に対話した「北京大學の新人胡適君が『儒?なんてものは、支那で
は死んで仕舞つた』と喝破し」ていたが、やはり張謇のような「隨分しつ
かりした人々」のなかに「儒教を國本としやうと言ふ考えの人」がいるこ
とに鶴見は安堵する。

次は「支那の低廉なる賃銀が、全世界の勞働者の脅威となる日が來
る」。「(経済問題だけからも)今日の如く無制限に人口が増殖するので
あつては、いつまでも一人前の勞銀は上らない」。「(伝統的家族制度を
基礎にして)子孫の増加を奨勵しては、支那人民全體の繁榮は困難ではあ
りますまいか」と、人口問題に就いて質した。

鶴見の話を「じつと聽き乍ら」、威厳のある目が「折々こちらを、キッと
見た」。QED》
     
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)我々の研究所が国連人理事会に並行して行ったサイド・イ
ヴェントに関する産経新聞電子版の報道です。かなり大きく取り上げられ
ています。パリ支局長の三井美奈さんからの現地報道です。
https://www.sankei.com/world/news/190702/wor1907020038-n1.html
   (山下英次)

  ♪
(読者の声2)東京の夕刊紙(誌)で小沢一郎応援団の「日刊ゲンダイ」が
発狂しています。

https://www.moeruasia.net/wp/wp-content/uploads/2019/07/index_5-5.jpg

安倍暴挙 韓国禁輸 日本企業大打撃」「韓国制裁 国際社会は唖然だろ
う」「安倍首相とシンパたちは狂っている」といった見出しが並び、なん
とも心地よい。

一方、安倍応援団側の「夕刊フジ」は『「ファーウェイの10倍」衝撃 禁
輸韓国破綻』縦見出しには『室谷氏「他の優遇措置も廃止すべきだ」』と
いつもの論調。駅の売店では夕刊フジ他が売り切れているのに日刊ゲンダ
イだけ売れ残っていたのが印象的。

日刊ゲンダイの発行元は講談社系の日刊現代社ですが、当初は講談社のク
レジット。政治経済文化競馬までまんべんなく扱う夕刊フジに対しピンサ
ロ等の風俗系の記事と広告がやたら多い印象でした。

講談社といえば戦前の大日本雄辯會講談社であり、大衆雑誌「キング」
「少年倶楽部」の発行元。山中峯太郎「敵中横断三百里」江戸川乱歩「怪
人二十面相」田河水泡「のらくろ」などが有名。江戸川乱歩など図書館で
は今でも児童書の定番です。

そんな歴史のある講談社から日刊ゲンダイが発行されるのはどうも納得し
がたいですが、朝日新聞と週刊朝日の論調が全く違うように売れ筋に合わ
せているうちに路線も編集部も半島系になってしまったのでしょうか。

小沢一郎を何度も押しては選挙のたびに大外れ、ジリ貧でいずれは廃刊に
なることでしょう。

G20サミット前には滋賀や京都で関西生コン関係者の逮捕が相次ぎました。

組合の仮面をかぶった朝鮮ヤクザというのがもっぱらの評判で、委員長の
武健一を『大阪のお父ちゃん』と呼ぶのが辻元清美。ガサ入れの際の写真
にはハングルとともに前堺市長ほか自民党政治家のポスターもありまし
た。自民党内も半島利権ずぶずぶの政治家が多数。岩屋防衛大臣もパチン
コマネーが噂されています。

トイレの消臭剤のCMで「臭いにおいは元から絶たなきゃゃダメ」という
のがありました。カビ取り剤でも「5分で根に効く」がキャッチフレーズ。

今回の韓国に対する禁輸措置の発動が韓国産業の心臓を直撃するレベルに
至ったのも韓国の自業自得ですが、ソウルの日本大使館建て替え申請の取
り下げで日韓断交まで視野に入れていたのでしょう。

今まで好き放題に暴れまわった在日も韓国・北朝鮮もまとめて排除する流れ。

「ナチス占領下のフランス」にはユダヤ系の帰化取り消しやフランコ政権
からの亡命者の送還といった事例がでてきます。
韓国が反発すればするほど日本の対抗措置は強くなる。キレたら怖い日本
を戦後初めてキレさせた韓国に対する制裁は100倍返しになることでしょ
う。(PB生、千葉)

 
(宮崎正弘のコメント)約5、6年ぶりでしょうか、日刊ゲンダイをみま
した。なるほど狂っていますね。

ところでG20大阪はおわり、米朝首脳会談の板門店へ世界のテレビは移
動して、すっかりG20は話題からはずれました。
 
20ですから、20ヶ国の国と機関のトップが大阪に集合したわけです
が、安部首相は19人のトップと会見しました。ひとりだけ、会わない人
がいましたね。
 
その大統領は自国にやってきた米国大統領からも、すっかり見放された風
情で、板門店の会議では同席出来ませんでした。

翌日、日本政府は韓国をブラックリストに加えて、制裁案を提出したよう
にG20終了をまっていたことになります。

  ♪
(読者の声3)「日本文化チャンネル桜」の「フロント JAPAN」
(7月2日)の宮崎正弘 v 福島香織の番組は下記でご覧になれます。
 テーマは宮?さんが「米朝首脳会談が『思いつき』、『一日で決まっ
た』って本当か?」。

福島さんが「香港7.1デモと立法会占拠」(番組を終えて福島さんは香港
取材に旅立ちました)。

とくに後半のトークでは日本のメディアが使わなかった様々な写真の臨場
感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=6uYrtJafcMk
        (桜チャンネル)



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「味の素」発明は108年前
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       渡部 亮次郎

「味の素」に特許権が下りたのは108年前の7月25日だった。経済産業省特
許庁は発明した東大教授池田菊苗(いけだ きくなえ)を日本の10大発明
家の1人として顕彰している。

また、食品添加物として広く普及し日本のみならず世界の人々の食生活を
豊かにした、と言っているが、昭和20年代の東北や北海道には味の素は無
かった。昆布があり過ぎたからでもあるまいが。

発明した池田菊苗は、元治元年(1864)京都に生まれた。明治22年東京帝
国大学理科大学化学科を卒業し、明治32年から2年間、ドイツに留学した。

帰国後、明治34年に東京帝国大学教授に就任した。彼は、専門の物理化学
の研究を行うとともに日本人の生活の改善と社会の進歩に直結するような
応用研究に関心を持ち様々の研究を行ったが、この中に昆布の「うまみ」
の研究があった。

彼は、昆布のうまみの成分を解明すれば調味料として工業的に生産できる
のではないかと考え、研究を続けた結果、うまみの成分が「グルタミン酸
ソーダ」であることを突き止めた。

これを主要成分とする調味料の製造方法を発明し、特許権を得た(特許第
14805号、明治41(1908)年7月25日。我が母の生まれし年なり。今から108
年前)。

「グルタミン酸ソーダ」は、彼の働きかけによって商品化され、調味料と
して広く売り出された。このグルタミン酸ソーダは、品質が安定しており
食物に独特のうまみを与えるため、食品添加物として広く普及し日本人の
食生活を豊かにした。

これが今日の「味の素」である。工業化をどこにさせるか。熟慮の結果、
池田が依頼した先は鈴木三郎助。味の素株式会社の創設者である。

また、海外にも調味料として広く受け入れられた。彼は、大正12年に東京
帝国大学を退官した後もグルタミン酸ソーダ製造技術の完成に熱意を注
ぎ、主として甜菜糖の廃液を原料としたグルタミン酸ソーダの製造法の研
究に従事した。昭和11年(1936)没。

ところで「味の素」株式会社の事である。
<味の素[株] あじのもと 〈味の素〉で知られる総合食品化学会社。2代
目鈴木三郎助とその家族によって1888年創業された鈴木製薬所が前身。

神奈川県葉山で,ヨード製造を家内工業で行っていたが,化学薬品にも手
を広げ1907年合資会社鈴木製薬所に改組(1912年鈴木商店)。

東大教授池田菊苗が08年に取得したグルタミン酸調味料製造法の特許の工
業化を依頼された鈴木は,新化学調味料の製造に取り組み,同年11月〈味
の素〉の名で売り出した。

しかし当初はまったく売れず,軌道に乗るまでに10年近い年月を要した。
大正の末からは順調に伸び,海外へも輸出されるようになった。

35年宝製油(株)を設立(1944合併),味の素の原料となるダイズ油の製造を
開始。第2次大戦後,46年2月社名を現社名に変更,50年に原料・製品の統
制撤廃後は,急速に生産水準を回復,52年には戦前水準に戻った。

その後,グルタミン酸ソーダの製法転換(植物タンパク分解法から発酵法
へ)に協和鍋酵工業に続き成功(1959製造開始)。これに伴い油脂関連部門
を拡大,この部門でも大手になった。

また,多角化を進め,総合食品化学会社への脱皮に成功した。とくに加工
食品部門の拡大が著しく,61年にスープ,63年コーンフレーク,68年マヨ
ネーズ,70年マーガリン,調理済み冷凍食品と,相次いで新分野に進出した。

73年にはゼネラル・フーズ社と提携し味の素ゼネラルフーヅを設立,イン
スタントコーヒー等にも進出。最近では,飲料・乳製品部門,加工食品部
門が調味料部門を上回る。

さらに海外進出の面では,戦後も1958年にフィリピンで味の素の生産を開
始したのを最初に,欧米,東南アジアを中心に進出しており,海外売上高
比率は連結ベースで2割に達する。

また近年は発酵技術を生かして,医薬品分野への進出に力を入れてい
る。>世界大百科事典  2008・07・27


  
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韓国「青瓦台」襲撃未遂事件
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       毛馬 一三

全国版メルマガ「頂門の一針」主宰の渡部亮次郎氏が、以前掲載された
「歴史の現場に立ちながら」を拝読し 北朝鮮ゲリラによる韓国大統領府
「青瓦台」襲撃未遂事件のことを改めて思い出した。

私がNHK大阪府庁記者クラブのキャップをしていた折、同事件に深い関
心を覚えたため、単独で渡韓し、既知の韓国有力新聞社社長の紹介で韓国
政府公安機関の要人と面会し、事件「詳細」を“取材”した。

勿論休暇をとっての私行動だった。その取材内容は立場上「公」には出来
なかったが、思い出した序でに「ドキュメント小説風」に纏めた当時の
「取材メモ」を探し出した。ご参考までに下記に添えておきたい。

韓国青瓦台奇襲は、1968年1月21日夜10時を期して決行する命令が、金日
成首領から金正泰を通じて出された。青瓦台奇襲部隊は組長の金鐘雄大尉
(事件後4日目に射殺)ら31名で、唯一生き残った金新朝も一員だった。

全員が機関短銃1丁(実弾300発)、TT拳銃1丁、対戦車手投げ弾1発、防
御用手投げ弾8発と短刀で武装した。

奇襲部隊は、1組が青瓦台の2階を奇襲して朴正煕大統領と閣僚を暗殺、
2組は1階を襲撃して勤務員全員を殺し、3組は警備員、4組は秘書室全
員射殺というのが任務だった。

16」日の午後、黄街道延山基地を出発。途中軍事休戦ライン南方の非武装
地帯を緊張しながら訓練通り過ぎ、ソウルに真っ直ぐのびる丘陵を辿っ
た。歩哨所や検問に遭遇しなかったため。金組長は「南」の士気が乱れて
いる所為だと勘違いした。このため、31人全員が隊列を組んで堂々と行
軍するという行動に出た。

だが行軍しているうち、「戸迷い」にぶち当たった。所持した地図に従い
ソウルにいくら接近しても、「北」で教育されたような荒廃している筈の
ソウル市街は21日の夜になっても現れてこない。

南下すればするほど煌々とした市街地が現れてくるばかりだ。「これはソ
ウルではない」。「じゃ、一体ここは何処なんだ」。「北」の教育が間
違っているとは一瞬たりとも気付かないミスを更に重ねた。

その上に韓国軍の服装、装備に身を固めている限り怪しまれることはない
と思い上がった金組長が、敵地で初めて出会った韓国人2人に「訓練中に
道に迷ったのだが、ソウルに行く道を教えてくれないか」と、呆れた質問
をしている。

奇襲隊に遭遇した2韓国人は、ソウルへの道筋を教えたものの、不審に
思った。眼下に広がるソウルを韓国軍が見つけられない筈はない。発音も
韓国訛ではない。まして前年6月から「北」の武装スパイが上陸して韓国
軍から射殺された事件を2人は知っていた。2人は急ぎ山を降り、警察に
通報した。

奇襲隊は21日夜9時、ソウル北方紫霞門の坂道を通過しようとして、警察
の検問にひっかかった。尋問を受けた奇襲隊は慌てて機関短銃を乱射し、
市バスと民家に見境なく手投げ弾を投げた。

奇襲隊は、青瓦台の800m手前まで迫りながら、韓国軍と警察の掃討作戦
によりちりじりに撃退された。2週間に及ぶ掃討作戦により、金新朝1名が
逮捕され、他は全滅させられた。この銃撃戦で韓国側は、崔警察署長を含
め68名が死亡している。

序でながら私の「メモ帳」には、青瓦台襲撃に失敗した「北」が、10ヶ月
後の11月2日、襲撃組長金鐘雄大尉ら31名の同期生120人のいわゆるゲリラ
別斑が、韓国慶尚北道蔚珍郡と荏原道三に海上から「南」に進入している。

このゲリラ隊は、山岳地帯の小部落を武力で占領、赤化せよという工作命
令を受けていた。部落民を集めて赤化を強要する「部落拉致事件」。事実
従わない者は短剣で刺し、石で殴り殺すという虐殺を行っている。

「共産党は嫌い」と叫んだ李承福という10歳の少年の口を引き裂いて殺し
た。断崖絶壁をロープでよじ登り、部落を占領して住民を」拉致し、赤化
地帯にするという想像を絶するこの「北」のゲリラ事件は、何故かわが国
では余り知られていない。

渡部氏は、<私も同様だが、青瓦台襲撃未遂事件、文世光事件がつながっ
ておることを系統的に追跡取材する必要性を感じなかった。これらの事件
が「北」による日本人大量拉致事件とつながっていると考える記者は知ら
なかった>と言っている。

<文世光事件をして、北による日本人拉致事件を予想出来る態勢が大阪府
警にあったかどうか。その取材を指揮できる記者かデスクがいたか>とも
指摘されている。

「メモ帳」を繰り返し見返しながら、私自身もそこまでは考えもつかな
かった。

<今回の拉致事件担当相による売名パフォーマンスをマスコミが非難しな
いのは自らの足許が暗いからである>という指摘は、まさにその通りだと
思う。(了)2010.07.25



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新潟選挙区、野党統一候補のおかしさ
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           櫻井よしこ

「新潟選挙区、野党統一候補のおかしさ」

「アリさん、早くこっちによけないと、ひかれちゃうよ!」

幼い少女は、列になって道路を這っている蟻の群れが車に轢かれてしまう
と心配して、一所懸命、群れを道路の端に誘導しようとした。少女は横田
めぐみさんである。早紀江さんが当時を懐かしみながら語った。

「幼い頃のめぐみはいつもこんなふうでした。生きものは何でも大好き
で、変なものもしょっちゅう、家に連れてくるんです」

丸々とした頬の心身共に元気なめぐみさんを想い出してか、早紀江さんは
笑みを浮かべながら語った。

「ある日は両手に余る大きなガマガエルを、ナフキンに大事にくるんで家
にもってこようとしていたんです。お友達のお母様がめぐみが抱えている
大きな蛙を見てびっくりして私に電話してきました。めぐみは弟たちに見
せてあげたい一心でもってきたんですねぇ。小さかった頃、子供たちはい
つもこんなで、楽しかったんですよ」

早紀江さんも御主人の滋さんも、最初の子供は男の子だと信じ、名前は
「拓也」と決めていた。早紀江さんが隣の拓也さんを見ながら語る。

「生まれてきたのは女の子でしたからねぇ、めぐみにして、拓也という名
前は次の子のためにとっておいたんです」

ころころと笑う早紀江さん。

「拓也と哲也のお産もよく憶えています。拓也が最初に生まれて、もう一
人いるのに、私はすっかり疲れて、眠りかけたんです」

話をきいていた参議院議員の山谷えり子氏も私も、ここでどっと笑った。
早紀江さんが続ける。

「お医者さんが私の頬っぺをピチャピチャ叩いて、眠ってはいけません
よ、もう一人いますよ、眠る前に頑張りましょうと声をかけて下さって、
それで哲也が生まれたんです」

「神さまの御意志」

二人の男の子は小さい頃は喧嘩でプロレス技をかけ合った。団子のように
からみ合い、玄関先まで転がってガラス戸を破ったこともある。けれど弟
二人はいま両親を支え、めぐみさん奪還に向けて頼もしく行動している。
早紀江さんが続けた。

「めぐみちゃんは大変な人生を生きていますが、世界中の皆さんからご心
配いただいて、本当に幸せです。日本全国の人たちが気にかけて下さり、
安倍総理の働きかけで世界の指導者も拉致問題を知って下さっている。ト
ランプ大統領も真剣に拉致問題解決に力を貸して下さっている。家族には
大きな驚きですが、私は神さまの御意志を感じています」

この日、私たちは五嶋龍氏のコンサートを聴いたあと、一緒に食事をした
のだが、五嶋氏は拉致問題に非常に深い想いを抱き、解決を訴える多くの
コンサートを開いてきた。五嶋氏の母、節氏は拉致のニュースに涙し、家
族会を応援してきた。

拉致問題はいま、これまでのどの時より解決に近づいている。無論、並大
抵ではない。安倍晋三首相が呼びかけた日朝首脳会談実現の目途も立って
いない。それでも、私たちは拉致解決に近づいている。

「ここまで本当に多くの方たちが努力して下さった。姉と寄居中学で同窓
の塚田一郎さんもそうです」

拓也氏が語ったのは参議院議員の塚田氏のことだ。氏は関門新ルート(下
関北九州道路)整備構想に関して、首相や副総理を忖度したと発言して国
土交通副大臣を辞職した。

氏は福岡県知事選挙の応援でその場を盛り上げるために過剰なリップサー
ビスをしたのだが、この道路は地元も、立憲民主党も国民民主党も切望し
てきたもので、首相への忖度とは全く関係なく進められている。公職にあ
る人物が事実と異なることを語るのはとんでもないことだ。だからこそ、
塚田氏は自分の言葉を厳しく反省し、陳謝し、辞任した。

「そのことだけを批判し続けて、塚田さんの功績をまったく認めないのも
おかしい。塚田さんは私たち国民のために、地味ですが本当によく働いて
くれています」と、拓也氏。

「救う会」会長の西岡力氏も語る。

「一昨年9月、トランプ大統領が国連演説で、13歳の少女が北朝鮮に拉致
されていると語り、めぐみさん拉致事件を世界に知らしめました。背景に
塚田さんの力があったのです」

事情はこうだ。2017年5月に加藤勝信拉致担当大臣が訪米を計画したが、
要路の閣僚と日程調整ができず延期された。加藤大臣に同行することを考
えていた家族会、救う会は迷ったが、単独で訪米した。

「塚田さんがとにかく動こうと言って訪米が決まり、国家安全保障会議
(NSC)アジア上級部長のポッティンジャー氏に会えたのです。氏に拓
也さんがめぐみさんのことを語り、それを聞いたポッティンジャー氏が、
これからトランプ大統領に会うので、必ず伝えると約束してくれたので
す。その1週間後にめぐみさんに言及した国連演説があり、11月6日、ト
ランプ大統領が家族の皆さん方に初めて会って下さった」(同)

考え方もバラバラの野党

家族会、救う会の人々は、一様に、塚田氏が拉致被害者支援法改正、13項
目の対北朝鮮制裁の決定、米国人拉致被害者デービッド・スネドン氏救出
を目指す米議会の決議実現への働きかけなどを行ったことを評価し、未だ
に「忖度」発言で塚田氏を批判することを疑問視する。

7月に予定される参議院議員選挙の新潟選挙区は、全国で展開される与党
候補と野党統一候補の一騎討ち選挙区のひとつだ。新潟では共産党から国
民民主党まで一列に並んで弁護士の打越さく良氏を支援するが、これら野
党に共通項はあるのか。

たとえば拉致に関して、これまで共産党も社民党も力になったことなどな
い。国民民主党などとの決定的な違いのひとつであろう。

天皇と皇室についても、共産党は繰り返し「天皇制の転覆」や「天皇制の
打倒」を謳い、現委員長の志位和夫氏は「天皇の制度のない民主共和制を
目標とする」と語っている。共産党の主張に国民民主党は同意できるの
か。価値観がまったく異なる政党が統一候補の打越氏を応援するという
が、打越氏が当選したとしても、一体どんな政治ができるのか。

打越氏の現状認識にも違和感を抱く。16年9月21日付のネットサイト
「LOVE PIECE CLUB」に、「かなりリベラルと信頼する友人たちからも、
『慰安婦って、朝日新聞のねつ造なんでしょ?』と言われてびっくりする
ことも多い」と書いている。

朝日新聞は14年8月5,6の両日に、自社の慰安婦報道を、吉田清治氏の関
連記事すべてを虚偽として取り消すことで大誤報だと認めた。そうした指
摘を「びっくり」とはこちらがびっくりだ。考え方もバラバラの野党が担
ぐ極めてリベラルな打越氏と塚田氏の一騎討ちで、重要なことは、共産党
をも代表する人物の政治的立場を信用できるか、ということだ。

『週刊新潮』 2019年7月4日号日本ルネッサンス 第858回



                                 
           
━━━━━━━
重 要 情 報
━━━━━━━

◎「思考と精神がマヒしている」文在寅氏への攻撃を強める北朝鮮

対韓国宣伝サイトの「ウリミンジョクキリ(わが民族同士)」は28日、韓
国の文在寅大統領を激しく罵倒する論評を掲載した。

訪韓したトランプ米大統領と金正恩党委員長が非武装地帯(DMZ)で対面
する可能性が示唆される中でのことだ。韓国は日米との間で不協和音を抱
えているが、北朝鮮までが「韓国はずし」に走る実態がまたもや鮮明に
なった形だ。

文在寅氏は24日、朝鮮戦争に参戦した韓国軍と国連軍の元兵士ら功労者
182人を青瓦台(大統領府)に招いて昼食会を開催。あいさつで「1953年7
月27日に戦争の砲煙は消えたが、まだ完全な終戦はなされていない」と
し、「悲痛な歴史だが、北の侵略に打ち勝ったことで韓国のアイデンティ
ティーが守られた」として、功労者らを称えた。

これに対して同サイトは、韓国が北朝鮮との対話を主張しながらも、「南
朝鮮の執権者までもが前面に出て『北の侵略』と『韓米同盟』をうんぬん
し、米国と共に朝鮮戦争を挑発した者たちの罪を否定し、戦争を扇動する
動きを見せるというのは実に驚くべきこと」と主張。

さらには「まともな思考と精神がまひした者の奇怪な醜態と言わざるを得
ない」などと口をきわめて文在寅氏を非難し、「現在の南朝鮮執権勢力も
やはり、保守「政権」の轍を踏み、同族対決と外勢依存の軌道をなぞって
いるということを見せつけている」と断じた。

北朝鮮は27日にも外務省局長の談話を通じ、「(朝米対話の)仲介など必
要ない」として韓国を突き放している。

こうした北朝鮮の言動について、メディアには「トランプ米大統領が
29〜30日に訪韓するのを前に米韓の連携をけん制する狙いがありそうだ」
との論調がある。確かにそのとおりだろうが、それだけではないような気
もする。米韓をけん制することだけが目的なら、必ずしも文在寅氏個人を
攻撃する必要はないからだ。

いずれにせよ、このような「口撃」がいつまでも続けば、韓国の世論とて
穏やかではいられまい。

今後、南北関係は難しさを増すだろう。すでに本欄でも指摘したことだ
が、韓国では政府系シンクタンク・統一研究院が毎年発行してきた『北朝
鮮人権白書』の2019年版の公開が遅れていることが問題視されている。国
民への残忍な人権侵害を非難されることを何より嫌う、金正恩党委員長へ
の「忖度」であることは明らかだ。

だが、このところ内政で失点続きの文在寅政権である。北朝鮮からここま
でけちょんけちょんに言われながら、いつまでも「忖度」を続けるのは難
しいだろう。

そして言うまでもなく、公開したら公開したで、北朝鮮からの「口撃」も
激しさを増す。文在寅政権はこの難局を、どのようにして乗り切るのだろ
うか。
【写真】
文在寅韓国大統領
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190704/for1907040004-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2019.7.4 〔情報収録 − 坂元 誠〕

◎3日夜のPrime Newsの桜井さんの語りには聞くべき事が多かった:前田正晶

いきなり本論から逸脱するが、私は各種のスポーツの中継に登場するその
スポーツ界出身の解説者の言うことには全く評価する価値がない、単なる
アナウンサー並み以下の説明者に過ぎないと切り捨てている。それは野村
克也氏か嘗ての広岡達朗氏のような大御所でもない限り、自分の出身母体
の選手たちを酷評する訳には行かないからで、当たり障りのない「良いプ
レーですね」と誰にも解る程度のことしか言えないのだ、イヤ言う訳には
行かないのだ。あるOBは「言える訳がないに決まっているじゃないか」と
吐き捨てるように行った。迂闊なことを言えば、その世界には住む場所が
なくなるからだ。

私は感覚としては女性評論家というか言論人の方々の方がある意味で「遠
慮会釈なく」思っておられる通りを言われていると思う。現在では桜井さ
んの他にも河添恵子さんもそういう優れた語り手にだと評価して良いと
思っている。

櫻井よしこさんの場合にはスポーツ解説者のようなそういう「ひっつり
はっつり」とでも言うか束縛がないので、ご自身でも「それを言わせる
の」という表情をされたり、司会の反町に穏やかに食って掛かられたよう
な場面もあったが、男性の専門家たちと比較すれば遙かに思い切って「ズ
バリ」と言うべき事(=言いにくいだろうこと)を指摘しておられた点が
心地良かったし、聞き所と聞かせどころが多い正味1時間半ほどだった。

桜井さんは反町が振るままに実に多くの現在我が国が当面する難局という
か安倍内閣が毅然として対応自処すべき難問題を採り上げて、彼女独特の
鋭い切り口で論評しておられた。私が最も心すべきで印象深いと感じた点
は「トランプ大統領が再三アメリカで言及されたという、日米安全保障条
約破棄を現実問題として考えるべきだと確証を挙げて指摘されたこと」
だった。安倍総理との首脳会談でこの件が出なかったからというマスコミ
報道で胸をなで下ろしている場合ではないという事。簡単に言えばトラン
プ大統領が言われたことは「我が国は自分で自力で国を守れ」という解釈
である。

私には「トランプ様がそう言われるの仕方がないか」と思わせられる節は
前からあった。それは「アメリカが我が国を骨抜きにしてうやろうという
作戦で作られて憲法だから、自衛の為の戦力も保持せずともアメリカが安
保で守ってくれる」という姿勢と駐留軍の予算を70%以上も負担している
から良いのではと私自身が思い込んでいたこともあった。

だが、現今の世界情勢と中国の公船(軍艦である)が連日尖閣の近くを航
海し、誰でも知っていて欲しい台湾を自己の物として次は尖閣で、更には
沖縄をという中国の計画どころではなく、河添さんが指摘された「中国の
究極の狙いの一つが我が国の属国化である」という情勢下に、憲法も改正
出来ずにアメリカの保護下で丸腰で過ごしていて良いのかと、私でさえ
「安閑としていて良いことなどない」とは考えていた。トランプ大統領が
実際に破棄するのか条約の内容を書き換えるのか読めないが、破棄論への
言及には現実味があると考える方が妥当だし、その時期だと桜井さんは言
われたと解釈している。

でも、安倍総理と雖も如何にして防衛費を増額する手段をお持ちなの
か。そういう時期になっても2,000万円がどうしたの、年金が危ないのは
政治がわるいのだくらいしか他に言うべき事を知らない野党どもは、無用
の長物では褒めすぎで「無用の短物である」とでも言うべきだ。彼らも1
日にせめて2〜3分でも良いから緊迫する世界情勢に目を向けるべき時だろう。

韓国に対してはこの度の半導体の原料の輸出の厳格化に対しては、これま
でに(桜井さんは戦時中の半島の労務者のような表現しか使われなかった
が)徴用工問題の判決や現金化の動き、レーダー照射問題、慰安婦問題へ
の対応が全て国際条約を無視して国内法を優先して頬かむりして来た韓国
政府は直ちに反応し対抗策云々と言いだした。桜井さんも文在寅大統領は
アメリカに“Korea fatigue”と見放され、北問題で頭が一杯だからと言っ
ておられた

余談の部類だが、桜井さんはDMZの“Z”を「ズイ」と発音される。万一ご
存知ではない方の為に解説しておけば「これがアメリカ式のアルファベッ
トの読み方で、ゼッド乃至はゼットはUK式」である。私はアメリカ式を採
るのか安保条約で守って頂いているアメリカへの礼儀だと信じている。

この対韓国の原料輸出制約は韓国の製造業と経済には痛棒になるだろう
が、それを輸出している我が国の企業にも火の粉が降りかかるだろうとは
以前に予測しておいた。菅官房長官は対抗措置ではないと断言されたが、
韓国政府があれほど機敏に対応してきたことは、彼らにとっての重大事
だったからと証明したことになった。韓国政府はWTO提訴を言い出した
が、桜井さんも言われたし、先日は木村太郎氏も指摘されたが、今やガタ
ガタになっているWTOでは余程しっかりと態勢を整えておかないと我が国
が先日の水産物のように負けることがあり得るのだ。

これ以外にも多くの話題を語り尽くされて、興味深く聞き、大いに勉強さ
せて頂けた。フジテレビが桜井さんお一人に語って頂く時間を取ったのは
極めて優れた企画であったと思う。褒めたいと同時に感謝する次第だ。

最後に言って良いかどうかと迷うことを。私は各テレビ局があれほどお出
で願っている早大教授の中林美恵子さんを女性の優れた論客に加えること
を留保した。それは中林教授の語られることを評価していないからでは決
してない。ワシントン州立大学(WSU)のご出身だということが気になる
からだ。アメリカの大学事情に精通された方はお解りだと思うが、WSUか
らアメリカ議会に採用されたのは素晴らしいと思うし、10年も予算編成に
携わってこられたという経歴は尊敬に値すると思う。

何を言っているのか解らないと思われるだろうが、ここまでの事にした
い。本心を言えば中林教授が桜井さんや河添さんのように自由に思い切っ
た発言をなさる日が来るのを期待しているのだ。

◎日本共産党の存在:前田正晶

畏メル友YO氏はその存在に対して、

「共産党の綱領には、天皇制の打倒、日本の敗戦、ソ連の勝利、中国共産
党の支援のために闘うと規定されています。それを忠実に実行してきたの
が日本共産党です。こんな共産党だから、これでは野党と言えども共産党
とは一線を画してきたのです。ところが、何と現在の野党は共産党と連携
しているのです。まさに、世界の奇観ですね。」と語調鋭く指摘されまし
た。私には特に異論はないのですが、YO氏ほどには強硬派ではなく単に感
性から同感だと言っているだけです。そこで、私なりの思いを以下のよう
に述べてみた次第。

当に「天下の奇観」です。志位、小池、穀田の他に枝野と玉木と玉城が出
てくるテレビ画面は即刻チャンネルを変えたくなります。辻元は村田でも
同じように思います。

私が既に何度か採り上げた経験談ですが、1991年のアメリカ転進の前に
初めて未だ戒厳令下の韓国に出張した際に、製紙会社と輸入専門の商社他
を経営する中小財閥のオウナーに一般人は入場出来ない板門店に案内され
ました。トーチカから機関銃等が北側を向いている厳しくも恐ろしい戦時
の非常態勢の光景でした。その際にオウナーのK氏が我々に向かって厳し
い表情で言ったことは

「こうして我が韓国が国民の命を賭けてまでも日本も含めた共産主義の
脅威から自由主義の諸国を守っているのが解ったでしょう。それにも拘わ
らず、日本は共産党の存在を許しているとは何事ですか」だった。返す言
葉が見当たらずに恐れ入って拝聴したものでした。

金氏は勿論日本語世代であり、我が国に対しては敵意などを示されること
もなく、我が国との輸出入の取引を開始しようとの意欲満々でした。K氏
には日本の会社在職中に2度、W社時代に休暇を取って観光に行った時に1
度、リタイア後の2度のパック旅行の際と合計5度お目にかかっていまし
た。W社転進後の話題は常に世界の紙パルプ業界の動静とアメリカの業界
の変化の凄まじでした。それに引き換え現在の韓国はと彼らが如何に変化
してしまったかを痛感するのです。

全くの余談ですが、K氏からいくつかの韓国語の直ぐ役に立つ日常会話の
表現を教えて頂けました。その中で「貴方の名前は」というのを使ってみ
たところ「貴方はその言い方を余程身分が高い人に教えられましたね」と
切り返されてしまいました。そこであらためて韓国における儒教に根ざし
た年功序列制というか長幼の序、階級制度の厳しさを知りました。


◎時代の影響なのかな:前田正晶

言葉狩り?:

中日ドラゴンズの与田剛監督が球団の応援歌の歌詞にある「お前が打たな
きゃ誰が打つ」の「お前」を選手を見下しているのではないかと苦情を申
し立てたそうだ。それに反応した応援団は早速その応援歌を歌うことを自
粛したそうだ。そうしたら、相手も目下好調の巨人だったこともあって連
敗してしまったそうだ。この「お前が打たなきゃ・・・」は甲子園でも歌
われていると記憶する。私には特に見下した言葉というか表現でもなく親
しさが籠められているか程度にしか思わなかった。

ところが与田監督は「止めてくれとは言っていない」と言ったそうだが、
応援団の者たちは恐らく監督さんのご意向を忖度したのだろう。私にはこ
の現象には所謂「言葉狩り」と同様なものを感じてしまう。ある国語学者
の「お前」は昔は「御前」となっていたが、時代の流れとともに「お前」
と短縮されたもので、決して現在受け止められているような(私の好みで
はない言い方の)「上から目線」ではないのだそうだ。

現に不勉強な私でさえ「太郎冠者おるか」に対して「御前に」というのを
覚えている。私には与田監督が「選手に対する応援歌の上から目線」を
嫌ったのか、古語に通じていなかったのかは知らないが、かかる言葉狩り
的現象は決して好ましくないと思う。与田監督には「そんなことに目くじ
らを立てている暇があれば、巨人如きに連敗しないようにテイームの強化
に専念せよ」と言ってやりたい。いや、負けるならば、他の球団との試合
にしてくれ。

ここで好みの英語の講釈に行こう。我が国に広まっている挨拶の仕方に
“Nice to meet you.”というのがある。だが、私はアメリカの何処かで誰
かに meet は目下に向かって使うべき言葉で、目上には“Nice to see
you.”が良いと教えられた記憶があって、先ずmeetは使わないようにして
いる。英語にだってそういう差別かも知れない言葉遣いがあるのだと感じた。

鹿島の太田裕葵(20歳)FCバルセロナに移籍:

FC東京の久保建英(18歳)がレアルマドリードに移籍したかと思えば、今
度は鹿島の将来有望と言われる若手が抜かれた。この現象を見て感じたこ
とは、スペインのリーガエスパニョウラは日本式サッカーで出来上がった
代表選手たちよりも原石に近い者たちを取って行こうという作戦のようだ
と思った。実は、今どこの国のリーグに所属しているかも知らない富安も
20歳でヨーロッパに出て行った結果目覚ましく成長して、代表でのポジ
ションを確保した感があり、十分に強いと見ている。久保建英はそもそも
スペインが育てと看做しているのだが、それ故に優れていると思う。

こう見てくると、先日のサニブラウン・ハキーム君にせよNBA入りした八
村塁君にしても、その天与の素質をアメリカで伸ばしたと言えるし、テニ
スの錦織圭君もまた然りだ。私が常に酷評している責任逃れの華麗なパス
ワークを展開し、暇さえあれば後陣に戻してしまっては相手にデイフェン
スの備えを固めさせてしまうなサッカーをやっている環境では、南アメリ
カやヨーロッパに対抗出来るような選手は育つまいとスペイン等の世界の
強豪国は読んだのだろう。

私は森保一監督の奮起を促そうとは思わない。これと思う子供たちが皆J
リーグの下部組織に行って育てられている現状を思う時に、中学・高校と
3年置きに指導者が替わる教育制度の問題を何とかする方が先決問題だと
思う。もう40数年前にほんの少し小学校のサッカーの指導をお手伝いした
ことがあった。そこではサッカー経験無しの若い先生が意気と情熱で指導
された結果で、最も重要なサッカーの基本がほとんど教えられていなかっ
た。そこから先にまた(公立のかな)中学と高校で3年ずつ細切れで教え
られるならば、Jの下部組織に流れる訳だと思う。何とかしなきゃ。

◎日本共産党の存在:前田正晶

畏メル友YO氏はその存在に対して、

「共産党の綱領には、天皇制の打倒、日本の敗戦、ソ連の勝利、中国共産
党の支援のために闘うと規定されています。それを忠実に実行してきたの
が日本共産党です。こんな共産党だから、これでは野党と言えども共産党
とは一線を画してきたのです。ところが、何と現在の野党は共産党と連携
しているのです。まさに、世界の奇観ですね。」と語調鋭く指摘されまし
た。私には特に異論はないのですが、YO氏ほどには強硬派ではなく単に感
性から同感だと言っているだけです。そこで、私なりの思いを以下のよう
に述べてみた次第。

当に「天下の奇観」です。志位、小池、穀田の他に枝野と玉木と玉城が出
てくるテレビ画面は即刻チャンネルを変えたくなります。辻元は村田でも
同じように思います。

私が既に何度か採り上げた経験談ですが、1991年のアメリカ転進の前に初
めて未だ戒厳令下の韓国に出張した際に、製紙会社と輸入専門の商社他を
経営する中小財閥のオウナーに一般人は入場出来ない板門店に案内されま
した。トーチカから機関銃等が北側を向いている厳しくも恐ろしい戦時の
非常態勢の光景でした。その際にオウナーのK氏が我々に向かって厳しい
表情で言ったことは

「こうして我が韓国が国民の命を賭けてまでも日本も含めた共産主義の脅
威から自由主義の諸国を守っているのが解ったでしょう。それにも拘わら
ず、日本は共産党の存在を許しているとは何事ですか」だった。返す言葉
が見当たらずに恐れ入って拝聴したものでした。

金氏は勿論日本語世代であり、我が国に対しては敵意などを示されること
もなく、我が国との輸出入の取引を開始しようとの意欲満々でした。K氏
には日本の会社在職中に2度、W社時代に休暇を取って観光に行った時に1
度、リタイア後の2度のパック旅行の際と合計5度お目にかかっていまし
た。W社転進後の話題は常に世界の紙パルプ業界の動静とアメリカの業界
の変化の凄まじでした。それに引き換え現在の韓国はと彼らが如何に変化
してしまったかを痛感するのです。

全くの余談ですが、K氏からいくつかの韓国語の直ぐ役に立つ日常会話の
表現を教えて頂けました。その中で「貴方の名前は」というのを使ってみ
たところ「貴方はその言い方を余程身分が高い人に教えられましたね」と
切り返されてしまいました。そこであらためて韓国における儒教に根ざし
た年功序列制というか長幼の序、階級制度の厳しさを知りました。


◎時代の影響なのかな:前田正晶

言葉狩り?:

中日ドラゴンズの与田剛監督が球団の応援歌の歌詞にある「お前が打たな
きゃ誰が打つ」の「お前」を選手を見下しているのではないかと苦情を申
し立てたそうだ。それに反応した応援団は早速その応援歌を歌うことを自
粛したそうだ。そうしたら、相手も目下好調の巨人だったこともあって連
敗してしまったそうだ。この「お前が打たなきゃ・・・」は甲子園でも歌
われていると記憶する。私には特に見下した言葉というか表現でもなく親
しさが籠められているか程度にしか思わなかった。

ところが与田監督は「止めてくれとは言っていない」と言ったそうだ
が、応援団の者たちは恐らく監督さんのご意向を忖度したのだろう。私に
はこの現象には所謂「言葉狩り」と同様なものを感じてしまう。ある国語
学者の「お前」は昔は「御前」となっていたが、時代の流れとともに「お
前」と短縮されたもので、決して現在受け止められているような(私の好
みではない言い方の)「上から目線」ではないのだそうだ。

現に不勉強な私でさえ「太郎冠者おるか」に対して「御前に」というのを
覚えている。私には与田監督が「選手に対する応援歌の上から目線」を
嫌ったのか、古語に通じていなかったのかは知らないが、かかる言葉狩り
的現象は決して好ましくないと思う。与田監督には「そんなことに目くじ
らを立てている暇があれば、巨人如きに連敗しないようにテイームの供花
に専念せよ」と言って上げたい。いや、負けるならば、他の球団との試合
にしてくれ。

ここで好みの英語の講釈に行こう。我が国に広まっている挨拶の仕方に
“Nice to meet you.”というのがある。だが、私はアメリカの何処かで誰
かに meet は目下に向かって使うべき言葉で、目上には“Nice to see
you.”が良いと教えられた記憶があって、先ずmeetは使わないようにして
いる。英語にだってそういう差別かも知れない言葉遣いがあるのだと感じた。



鹿島の太田裕葵(20歳)FCバルセロナに移籍:

FC東京の久保建英(18歳)がレアルマドリードに移籍したかと思えば、今
度は鹿島の将来有望と言われる若手が抜かれた。この現象を見て感じたこ
とは、スペインのリーガエスパニョウラは日本式サッカーで出来上がった
代表選手たちよりも原石に近い者たちを取って行こうという作戦のようだ
と思った。実は、今どこの国のリーグに所属しているかも知らない富安も
20歳でヨーロッパに出て行った結果目覚ましく成長して、代表でのポジ
ションを確保した感があり、十分に強いと見ている。久保建英はそもそも
スペインが育てと看做しているのだが、それ故に優れていると思う。



こう見てくると、先日のサニブラウン・ハキーム君にせよNBA入りした八
村塁君にしても、その天与の素質をアメリカで伸ばしたと言えるし、テニ
スの錦織圭君もまた然りだ。私が常に酷評している責任逃れの華麗なパス
ワークを展開し、暇さえあれば後陣に戻してしまっては相手にデイフェン
スの備えを固めさせてしまうなサッカーをやっている環境では、南アメリ
カやヨーロッパに対抗出来るような選手は育つまいとスペイン等の世界の
強豪国は読んだのだろう。



私は森保一監督の奮起を促そうとは思わない。これと思う子供たちが皆J
リーグの下部組織に行って育てられている現状を思う時に、中学・高校と
3年置きに指導者が替わる教育制度の問題を何とかする方が先決問題だと
思う。もう40数年前にほんの少し小学校のサッカーの指導をお手伝いした
ことがあった。そこではサッカー経験無しの若い先生が意気と情熱で指導
された結果で、最も重要なサッカーの基本がほとんど教えられていなかっ
た。そこから先にまた(公立のかな)中学と高校で3年ずつ細切れで教え
られるならば、Jの下部組織に流れる訳だと思う。何とかしなきゃ。

◎アメリカの一般人の意識:前田正晶

私はトランプ大統領がこの条約の片務性を不公平だと何度か不満を述べて
おられたので、この際にアメリカの元上司、同僚、知人等の言わば知識階
層にある数名に「日米安全保障条約の存在を知っていますか」と敢えて問
い合わせてみた。

以前にも指摘したことだが、アメリカの一般人は全般的に自分が住む州内
の諸々の事柄には関心があるが、国際的な面や他国のことには我が国の一
般人ほど(と言うかマスコミが気を配って報じているようなとでも言えば
良いか)には関心がないのだ。古い例だが、私は何度か「日本は中国の中
にあるのか」と真顔で尋ねられた経験がある。そういう辺りを前提にして
考えるとき、彼らが安保条約の存在を知らなかったとして驚くには当たら
ないと思っている。

話は本筋から少し離れるが、アメリカの会社の社員は同業他社の情報に
は、我が国の場合と比較すると、極めて疎いのである。意外に思われる方
はおられると思うが、これは一にかかって「独占禁止法」(通称
“Antitrust”(「アンタイトラスト」と発音されている)の為である。詳
細は省くが、この規制がどれほど厳密かと言えば、例えば「万一同業他社
の担当者と語り合うか同席する会合に出る場合には上司の許可は当然必要
だが、弁護士を同席させよ」となっているし、極端に言えば何処かで
competitorの会社の担当者と偶然出会っても握手などをしてはならない。

その場面を第三者に写真にでも撮られると、その場で値上げの談合をした
かも知れないという嫌疑がかかるのだ。こういう次第だから同業他社の株
式を持つことなどが許される訳がなく、このような独禁法の規則に従わな
かった事が判明した場合には「即刻馘首されても異議申し立てません」と
いう誓約書にサインしているのだ。であるから、同業他社というか競合す
る相手の営業政策や品質改良の実態の調査などは困難を極めるのがアメリ
カだ。

彼らの物の見方が主として自州内に限られていることの一つの表れである
のが、彼らが読む新聞は(21世紀の今となっては彼らが毎日「紙」の新聞
を読んでいるかどうかは疑問だが)ほとんど州内の出来事を報じているの
であって、国際的なニュースはほんの一握りでしかない。読者に関心がな
いことは載せない方針なのだろう。その例として何時も挙げてきたことは
「第一次安倍内閣の総辞職」の報道は全国紙的な USA TODAYでもベタ記事
だった。アメリカ人の意識はそういう辺りにあると思って頂きたい。

現在までに私の質問に答えてくれたのはW社を早期リタイアしてコンサル
タント事務所を夫妻で開設し、最終的には大学院大学教授となったシカゴ
のノースウエスタン大学のMBAである典型的なアッパーミドルの人物。彼
はアッサリと「そういう条約があったとは知らないし、トランプ大統領が
片務性を不公平だと指摘し、破棄も云々」という件は知らなかったと知ら
せてきた。別段驚きではなかったが、知識階級にある彼ほどのインテリが
知らなかったというのは衝撃的だったが。

私はこれまでにも触れたことで、M社とW社に合計22年半も在職したが、そ
の間に誰とも政治的なことを議論したことも触れたこともなかった。まし
てやアメリカ国内には少ない得意先や、出入りされている船社等の担当者
と商談の席でもこういう話題(や宗教関連の話題)を採り上げたこと事な
ど皆無だった。これは日本の会社時代に「得意先で政治や宗教には触れる
な」と厳しく戒められていたのと同じ事だと思う。

今は他に質問のメールを送った先からの返事待ちだが、果たして「承知し
ていた」との答えが来るだろうか。

全くの余談だと思うが、先日結婚報告をした春風亭昇太がお相手は一般人
ですと言った後で、「一般人って言い方は変ですね。我々がまるで特殊み
たいで」と述べていた。実は私にもテレビが使いたがる「一般人」なるも
のの定義が解っていないのだ。


━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━
5日の東京湾岸は曇天。梅雨時だから晴天は仲仲無い。

4日朝の東京湾岸は雨。傘を差して散歩した。病を持つ私に散歩は不可欠
なのです。夕方には焼酎。ワインは高カロリーだから敬遠。

雨は午後には上がったので、隣の第3亀戸中学校の芝生の校庭では生徒た
ちが球技に興じていた。これが普通の光景だろう。

83。方々から友人の訃報が届くのもやむなし。肺炎または癌が多い。ある
友人によれば高校の同級生の4割は死んだという、残念。冥福を祈る。私
は母が98歳と長生きだったので、遺伝上楽観している。

NHK政治部で記者として担当した河野一郎氏は下戸だった。秘書官として
ついた外務大臣 園田 直(すなお)氏も下戸だった。しかし外遊時には
独人にされるのを恐れて私にウイスキーの水割りを作ってくれた.その時
は警察のSPも招き入れて酒を飲ませていた。およそ威張らない人だった。
ホントの大物とはこういうものだろうと思ったものだった。
二男が代議士の後継者となっていたが先ごろ逝去された。未亡人の天光光
さんもすでに逝去されているので長かった園田家とのご縁もこれで切れる。
                      読者数:6001人









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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2019/07/05

    米中揃って経済危機に直面したことで、金融再起動に向けた動きは加速している。その象徴が2018年10月24日、ロスチャイルド&カンパニーによる驚くべき発表である。その内容とは、「ロスチャイルド一族が信託ビジネスを売却する」というものだ。



     ロスチャイルド財閥の成功は、1769年に初代マイアー・ロスチャイルドが小さな地方国家ヘッセン=カッセル方伯領の宮廷御用商の銀行家に任じられたことに始まる。ロスチャイルド家にとって、今回の発表はそれ以来の歴史的な大変化と言えるだろう。



     さらに欧米金融の頂点に君臨するバチカン財務事務局の長官ジョージ・ベル枢機卿が、2018年12月11日、オーストラリア国内で起きた性的暴行事件を巡り有罪判決を受けている。そして、その翌12日にローマ法王庁はフランシスコ法王が高齢を理由にジョージ・ベルを含む枢機卿3人を顧問評議会から外したと発表している。これにより、「欧米金融界の権力バランスが変わった」。



     バチカン財務長官の変更で、どうして「権力バランスが変わる」のか? 

    旧来の支配者たち(ディープ・ステイト)は、大国の国家元首や大企業の経営者と言った一定基準を満たした権力者たちを取り込むためにバチカン銀行を利用してきたからである。つまり、大統領に就任すると、バチカン銀行関係者が訪ねてきて「通帳」を渡す。そこには何百億円(円換算)がすでに入金されており、「これであなたも世界の支配者の一員になりました。このお金を受け取るか、暗殺されるか、あなたには2つに1つの選択肢しかありません」と説明する。いわゆる銀か鉛かの究極の選択を迫られるわけである。つまり、バチカン銀行は旧支配者たちの「会員証」でもあったのだ。



     このシステムを管理してきたのがバチカン財務事務局長の長官職となる。それが「性的暴行」で排除となれば、「支配者クラブの会員証」の効力も失われたことを意味する。特権階級であった旧来の権力者たちに罪を問い、根こそぎ逮捕できる状態になったのである。だからこそ、このニュースは重要なのだ。いわば「新時代への金融再生」の動きである。



     これに関連してFRBの大株主である超富裕層の家族群れがアメリカ軍事政権との交渉を水面下で始めた。しかし、その家族群れが円満にリタイアできるかどうかは不明である。「FRBの国有化」及び「彼らの逮捕と財産没収」が実施される可能性が高い。



     今水面下では金融システムのリセットに向けて、「未来経済企画庁」と言うべき国際機関の設立の話が進み、ローマ法王の承認待ちだ。



     また民間中央銀行の国有化に向けた話し合いも進んでいる。「中央銀行の国有化と政府紙幣の発行」に関する欧米経済学会の最新の論述はURLでも読める。内容は「インフレさえ起こさなければ、政府は借金や徴税をすることなく政府紙幣ですべてを賄うことができる」というものである。



     一方、既存の民間中央銀行が市場にお金をばら撒く方法は特定の個人や企業など、ハイレベルなインサイダーを経由して行われている。いわゆる「トリクルダウンの理論」だ。本来、そこから下にお金を分配させていくはずだが、インサイダーたちが実体経済にはほとんどおカネを回していないため、貧富の格差が記録的に拡大している。現在は「上位0・1%の超富裕層」が「下位99・9%の人々」よりも多くの資産を保有している状態である。



     しかも、中央銀行が刷るお金は「無から創造した裏付けを持たない紙幣」(不換紙幣)である。超富裕層が汗水たらして得たお金ではない。この事実が、各地で見られる反体制デモや反体制派による新政府誕生の流れに繋がっている。



     FRBを頂点とした石油ドル体制を切り替えることは決まっている。だが、その方法は決まっていない。最も簡単なのはFRBを入れ替えることだろう。あるいは石油とドルを変えることもあり得る。中国は石油ではなく金本位制を望んでいる。



     現在は複雑な利害調整の最中であり、その主導権を巡る争いの中で、世界権力層の大掃除は続いている。



     2019年1月7日には、世界銀行のジム・ヨン・キム総裁が突然辞任することになった。任期が3年半も残っていたのにである。トランプと対立する米連邦最高裁判所のルース・ベイダー・ギンズバーグ判事も健康状態を理由にそのまま引退する。



     そのためなのか2019年に入って1月2日のナスダックの新年初取引で終値が「悪魔の数字」とされる6665・94→666になった。「666」は悪魔の数字である。何かのメッセージと見るべきだろう。



     いずれにせよ、ダボス会議に集まる世界の指導者らが地球をダメにしてきたことは事実である。1月15日に公表された国際金融協会(IIF)の報告によると、世界の負債は244兆ドル(対世界GDP比の318%)を突破した。また世界銀行の報告によると、世界人類の46%が1日5ドル50セント未満の収入で暮らしている。



     その結果、世界の貧困層の人々が生きるためにやむなく過度の耕作、薪採取を行い、環境上必要な森林を不法に伐採、耕地化している。そうすることで、自然界の生態系が崩れ、地球上の生き物の数が激減の一途をたどっている。これが今の世界の有様である。



     革命は始まった。まだ終わりは見えていない。混乱は続くだろう。だが、ゴールには必ずたどり着ける。