政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針5074 号  2019・6・13(木)

2019/06/13



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 わたなべ りやうじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5074号
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        2019(令和元年)年 6月13日(木)



          「尖閣」から遁走の売国政権:渡部亮次郎

        ファーウェイは「アンドロイド」に:宮崎正弘    
    
                「ほととぎす」考:眞鍋峰松

                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記

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「尖閣」から遁走の売国政権
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        渡部 亮次郎

<尖閣ビデオは非公開、「日中」再悪化を懸念

政府・与党は7日、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件の様子を海上保
安庁が撮影したビデオについて、公開に応じない方針を固めた。

公開すれば日中両国で相互批判が再燃し、4日の日中首脳会談を機に改善
の兆しが出てきた日中関係が再び悪化しかねないとの判断からだ。

国会がビデオ提出を求める議決をした場合などは、予算委員会など関連委
員会の「秘密会」への提出とし、限定的な開示にとどめたい考えだ。

衆院予算委員会は7日開いた理事懇談会に法務省の小川敏夫法務副大臣ら
を呼び、ビデオの扱いについて協議した。法務省側は「中国人船長を起訴
するか否かの結論が出ていない段階で、捜査資料を出したケースは今まで
ない」と説明し、現時点での国会提出に難色を示した。与党側も慎重な姿
勢を示した。>
読売新聞 10月8日(金)5時14分配信

この答弁からして反日だ。あわてて釈放した船長を起訴する自信もハラも
無いくせに「起訴するか否かの結論が出ていない段階で、捜査資料を出し
たケースは今までない」とは誤魔化しもいい加減にしろ、だ。

今度の尖閣問題について菅首相には国家的見地にたった戦略がまるでな
い。背負っているのが日本という国家の運命であり、その誇りであるとい
う責任感がまるでない。

7日、偶然、取材できたところによると、最初、菅首相の訪米中、仙谷官
房長官は、困り抜いた挙句、民間人の手づるで元中国政府高官に接触。

そのルートで、ASEM会場での「偶然」の温首相との会談設営に成功した。
これが「改善の兆し」なんだそうだ。

その結果、菅首相と仙谷官房長官は「これ以上もめさせない」で一致。問
題のヴィデオの非公開の方針を決めたしまった。言うなれば「尖閣」を手
放す結果を招くかも知れないが、菅政権維持のためには、日中関係を穏便
に保つこと、止む無しと決めたのである。

これは明らかな「売国行為」である。或いは「偶然」会談をセットした
「根回し」の際、ここまで約束させられた疑いも濃厚だ。「今は書かない
で欲しい」というのが、7日取材の中国側の態度だったことからの推測だ。

尖閣諸島が日本固有の領土、東シナ海に領土問題が存在しない事は様々な
資料からも歴然たる事実である。たとえばジャーナリストの水間政憲氏が
「週刊ポスト」(10月15日号)で明らかにした1960年4月に北京市地図出版社
発行の「世界地図集」では尖閣諸島は日本の領土として日本名の「魚島」
「尖閣群島」と表記されている。

水間氏によれば、その12年後の1972年発行の同じ北京市地図出版社の地図
ではいきなり自国領として「釣魚島」「赤尾嶼)とか書き変えてある。

更に驚くべき事に中国は「清」時代の地図の改竄まで行なっているのだ。
「目的のためには、どんな手段も正当化してしまうのだ」(水間氏)。

1960年4月に北京市地図出版社発行の「世界地図集」は日本外務省中国課が
現在も所蔵しているはず。それなのに、中国と対等に向き合うのが厭だと
ばかり、遁走した菅首相。さっさと総辞職すべきだ。
私は中国人にされたくない。2010・10・8



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ファーウェイは「アンドロイド」に
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)6月12日(水曜日)
       通巻第6107号 
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ファーウェイは「アンドロイド」に代替できるOS開発を2012年から
  「湖畔の討議」を経て秘密チームを発足、この日に備えていたとか
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ファーウェイのスマホ、世界で2億台を突破している。中国市場で優に5
割のシェア。しかしOSはグーグルのアンドロイドだ。マイクロソフトと
同様に、OSそのものは公開されているが、数々のアプリは、アンドロイ
ドが基礎になる。

ところが米中貿易戦争の勃発、トランプ政権のファーウェイ排除によっ
て、スマホ販売は激甚な落ち込み、それもOS「アンドロイド」が使えな
くなるとどうなるのか、と消費者は顔面を引きつらせた。

現にフェイスブック、インスタグラムなどはファーウェイのスマホへのア
プリ事前搭載をやめた。フラッシュメモリーの大手「ウェスタンデジタ
ル」もファーウェイとの「戦略的関係」をやめると発表し、フォックスコ
ンの生産ラインの一部が停まった。

インテルがZTEへの半導体供給をやめたように、米国が同社への供給を
中断すれば、つぎに何が起きるかは眼に見えている。

ファーウェイの部品供給チェーンは、国内生産が25社、米国が33社、日本
が11社、台湾が10社。他にドイツ、韓国、香港のメーカーがファーウェイ
に部品を供給してきた。まさに国際的サプライチェーンである。

深センが中国ハイテクの本丸である。香港に隣接し、港湾も空港も複数
あって、グローバルアクセスの要衝でもある。貧しい漁村だった頃、1975
年頃だったか筆者は初めて周辺を取材したて経験があるが、当時の人口は
僅か3万、屋台が商店街で、冷蔵庫はなく、ビールも西瓜も冷えておら
ず、肉は天日の下で売っていた。

深センの人口、いまでは1300万人。ハイテクパーク、科技大道、くわえて
付近には衛星都市の中山、仏山、東莞、厚街などを抱える。ZTEも、テ
ンセントも、本社はここである。

ファーウェイ本社は深センに西海岸の悦海地区にあって本社だけでも従業
員八万人。このうち3000人がRD(研究開発)に携わっている。


 ▲独自のOS「鴻蒙」、間もなく登場

ファーウェイは記者会見して「独自OS」(鴻蒙)のスマホを八月か九月
には販売開始できる」と胸を張った。

ひそかに、この日に備えて独自の自家製のOSを開発してきたので、安心
せよという宣言、その独自OSは「鴻蒙」と名づけられた。海外では
「ARK」というブランドにすると、その手回しの良さには舌を巻く。

だが、次の話は本当だろうか。ためにするフェイクニュースのような気が
しないでもない。 

2012年、深せんの「湖畔の宿」に秘かにファーウェイ社内の腕利きエンジ
ニアを中心とする専門チームを担う社員が集められた。創業者の任正非じ
きじきに出席し、「将来、グーグルからOS使用を拒否された場合、独自
のOSを用意しておく必要がある」として、秘密チームの発足が決まっ
た。湖畔の宿の合宿は一週間続けられたという。

この独自OS開発チームは社内でも機密とされ、ラボは警備員の特別警戒
にあたり、2012年の秘密会以後、開発と研究が秘かに続けられてき
た。場所は東莞あたりと推定された。
 
2014年頃から米国は連邦政府職員、軍人のファーウェイのスマホ使用を禁
じ、トランプ政権になってからファーウゼイの全面禁止が検討され、まず
は地上局から排除された。

2018年12月1日、CFOの孟晩舟がカナダで拘束された。同日、サンフラ
ンシスコで「中国物理学の神童」と言われた張首晟教授が自殺した。

2019年に入るや、米国はファーウェイを「スパイ機関」と認定し、米国内
の部品メーカーに至るまでファーウェイ部品を使わないよう通達が及ん
だ。5月、トランプは「非常事態」を宣言し、国防権限法により、ファー
ウェイの米国市場からの駆逐を決め、同盟国に呼びかけた。英・豪・加に
続いて日本も追随し、携帯電話各社はファーウゼイ新機種の予約受付を中
止、もしくは延期するに至った。

市場でファーウェイのスマホの値崩れが起こり、中古スマホは大暴落、
OSのグレードアップをしたら使えなくなったなどの苦情が殺到した。
いよいよ正念場である。
      
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読者の声 ★READERS‘ OPINIONS 
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(読者の声1)三島由紀夫研究会からお知らせです。6月の「公開講座」
は渥美饒児氏(文藝賞受賞作家)をお招きします。

浜松在住の作家・渥美饒児氏が小説家を志した20代より30年間にわたって
蒐集した「三島由紀夫コレクション」を通じて、三島由紀夫への熱い思い
を語って頂きます。渥美氏は文藝賞受賞作家です。
      記
日時  令和元年6月24日(月)18時半より(18時開場)
会場  アルカディア市ヶ谷(私学会館)
https://arcadia-jp.org/access/
演題  「私の三島由紀夫コレクション」
講師  渥美饒児氏(あつみじょうじ、小説家)
会費  一般の方、2000円。会員と学生は千円。

<講師プロフィール> 昭和28年生、静岡県浜松市出身。日本大学文理学
部卒。『ミッドナイト・ホモサピエンス』(河出書房新社)で昭和59年度
文藝賞を受賞。『十七歳、悪の履歴書―女子高生コンクリート詰め殺人事
件』(作品社)を原作とした映画「コンクリート」(中村拓監督)が平成
16年に上映される。その他『孤蝶の夢―小説北村透谷』(作品社)、
『原子の闇』、『沈黙のレシピエント』(何れも中央公論新社)。その他
最新作として警察小説の傑作として評価の高い『潜在殺』(河出書房新
社)がある。浜松市在住。
 平成25年浜松文芸館で「三島由紀夫コレクション展」を主催した。 


    ♪
(読者の声2) 昨日、橿原神宮、神武天皇陵を参拝してきました。緑の美
しい橿原神宮では美智子皇后陛下(当時)の「遠つ世の風ひそかにも聴く
ごとく、樫の葉そよぐ参道を行く」の歌碑を拝見し感動いたしました。
 さて加藤康男『通州事件の真実 昭和十二年夏の邦人虐殺』(草思社文
庫)のご紹介がありました。私のこの事件の視点は、独ソ戦を控えたス
ターリンの支那事変を起こすための意図的な虐殺であったのではないか、
言うものです。

全体の因果関係は、1936.12.12の西安事件で蒋介石はスターリン指揮下
の中共の手先張学良に逮捕されます。この後蒋介石はそれまでの反共か
ら、反日に転向しました。

かれは翌1937年の前半には対日戦の準備を完了しました。兵員百万の半年
分の食糧というのですから驚くべきです。

兵器については、ソ連が極秘裏に北方の蘭州を兵站基地に、シベリヤ鉄道
ウランバートル経由とウルムチ経由の2系統の大トラック輸送で大量の兵
器弾薬を運び込んでいました。最終的には飛行機(爆撃機、戦闘機)1千
機、赤軍顧問(将軍、パイロットなど)4千名など上りました。軍事援助
借款の総額は2.5億ドルに上りました。

そして1937.7.8から蒋介石は盧溝橋事件など対日挑発を開始します。こ
れは戦争責任を誤魔化すためと、日本人を興奮させ、冷静さを奪うためと
思われます。

ロシアには「神は滅ぼす前にその理性を奪う」と言う格言があるそうで
す。相手を激昂させるのです。

したがってこの通州事件はその材料に行われたのではないか。だから意図
的に残酷な殺人を行ったのではないか。

果たして、日本人は激昂しました。それこそスターリンが狙っていたこと
でした。

蒋介石が1937.8.13に上海国際租界を奇襲すると、日本軍中枢は対応に困
りました。

作戦部長の石原完爾少将は冷静に上海からの即時撤収を主張しました。
ソ連を恐れていたからです。しかし国民が激怒していたので、他の幹部は
反撃して蒋介石に痛撃をあたえてから講和することを主張しました。これ
は支那事変が講和のない戦争であることを知らなかったということです。

なお米国の支那通スティルウェル大佐(後米国支那派遣軍総司令官)は、
日本にとっての上策は撤退。そうすれば蒋介石は国共内戦を再開せざるを
えない。下策は反撃して、泥沼の戦争に引きずり込まれること。おそらく
日本は下策をとるだろう。上策をとるにはよほど冷静な国民性と強い政府
の指導力が必要だから、と記しました。

残念なことに彼の予言通りになりました。これが小生の通州事件を巡る因
果関係の推理です。
詳しくは拙著『黒幕はスターリンだった』(ハート出版)をご参照下さ
い。(落合道夫)



  
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「ほととぎす」考
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  眞鍋 峰松


先月、激しい腰痛が突然に我が身を襲った。丁度、入浴のために身を屈め
た途端の出来事。「魔女の一撃」とも表現される、突如に身動き一つもで
きないほどの激痛が起った。 

私にとっては30台からの年代物で、以来、約40年間で5回目の「魔女の一
撃」。 用心々々しながらでも家の中での歩行が漸く可能となった現在、
「魔女」ならぬ「美女の一撃」なら未だしも我慢できるのだが、と冗談混
じりの言葉を口に出すことができるまでに回復した。 このような次第
で、久振りのこの原稿。

それにしても、月日の経つのは驚くほど速い。寝込む直前には、今年は5
月晴れの日々が長く続くな〜と思っていたら、起きれば、もはや梅雨入
り。夏も目前だ。 

そう言えば、道元禅師には「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて
 すずしかりけり」という有名な歌がある。 一年の移ろう様を斯くも繊
細に、しかも短い語句で見事に表現している歌だと感心するのだが、道元
禅師が「夏はほととぎす」と詠われているのだから、「ほととぎす」が夏
の代表的な風物ということなのだろう。               
        

さて、この「ほととぎす」を漢字で書けば、どうなるのだろうか。 

勝 海舟には「時鳥 不如帰 遂に 蜀魂」( ほととぎす ほととぎす
 ついに ほととぎす )という「ほととぎす」尽くしの句がある。ある
書物の受け売りだが、『この句の意味は、少壮のときには時局に対応して
いろいろ活躍し、時鳥のように騒ぎ立てるが、やがて挫折し、世を慨嘆し
て故山へもどり、不如帰の心境に生きることになる。これが中年から初老
へ掛けてであり、さらに年をとって蜀魂の思いにたつ。 

人生とは斯くの如きものだというのである。その底には同じ「ほととぎ
す」が、時世が変わり、年をとるにつれて変貌するものの、依然として
「ほととぎす」であることには変わりはない、人間も同様であるといった
達観がよこたわっていた』というのである。 

時鳥とは「時節に応じてそれを知らせる鳴く鳥」の意で、特にほととぎす
が夏の鳥の代表とされたという。

句の中でも、「不如帰」という漢字には最も馴染みがある。徳富蘆花の有
名な小説の題名「不如帰」(川島武男と浪子の恋愛小説)のお陰である。 

また、最も難解なのが「蜀魂」で、中国戦国時代の蜀の国で望帝と称した
名君がおり、名を杜字といった。見込んだ宰相の開明に譲位するとさっさ
と山に隠れ住み、やがて世を去った。 

ちょうどその時に、その死を悲しむかのようにほととぎすが高い声で鳴い
たらしい。そこから望帝の魂魄はほととぎすに化して天翔けた、という伝
説が生まれる。そこから「蜀魂」というほととぎすを表す言葉ができた。

この故事を踏まえて、人は老骨となって隠遁したあと、まさに「蜀魂」と
化せれば誠に目出度いかぎり、ということになる。 

私のような年齢ともなれば、同じ「ほととぎす」でも、差し詰め形だけは
「蜀魂」ということなのだろうが、仙骨にほど遠い浅薄な我が身、単なる
老骨に過ぎないのだろう。

また、花の名前には「杜鵑草」と書いて「ほととぎす」と読む漢字まであ
る。 この「杜鵑草」は百合科に属し、開花時期は、8/25 〜 11/15
頃。秋に日陰に多く生え、若葉や花にある斑点模様が鳥のホトトギスの胸
にある模様と似ていることからこの名が付いた、また「杜鵑」とも書く、
とのことである。

 花言葉は「秘めた意志」というのであるから、本来は男女の秘めたる交
情の意なのだろうが、恰も目下、政府・与党と野党間で丁々発止と展開さ
れている安全保障を巡る国会論議のような気がする。
果たして如何なる「秘めた意志」を抱き、如何なる「志」を秘めているの
だろうか。

 それとも、現下の東アジアに於ける一触即発の危機を外にした政権争い
の野望レベルの「時鳥・ほととぎす」なのだろうか。 それにしても、最
終的に、危うし危うし日本の領土・領海の結末でなければ幸いなのだが。  

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重 要 情 報
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◎吉田輝星をいきなり先発で使うのは如何なものかな:前田正晶

暫く振りに野球の話である。今採り上げておかないと、マスコミが過剰に鳴り物を入れNPBに送り込んだだとでも言いたい昨年の甲子園を湧かせた金足農高の吉田輝星投手が、今夜の広島との試合に初登場するというので、それでは何か一言述べておかねばと考えた次第だ。日本ハムは比較的に大学・高校で持て囃された選手をドラフトで引き当ててくるが、斎藤佑樹君と言い誰と言い、目覚ましく成長したものが少ない嫌いがあると思っている。清宮幸太郎も1年経った今でも私に言わせれば原石のままだ。

そこに今度は吉田輝星を引き当てて、二軍でもそれほどの成果が挙がっていないにも拘わらず、栗山監督はセントラルリーグを連覇中で鈴木誠也のような優れた打者がいる広島相手で先発で使うと来たものだ。監督にどれほどの勝算があるかは知らないが、私はこの投手を甲子園の頃から見ているので、素材としてはある程度以上のタマだとは認めるが、プロデ使えるようになるのはかなり時間がかかるだろうと踏んでいる。それは修正すべき欠陥が複数あるからだ。だから、今夜は上手く行く確率は低いのではないかと危惧するのだ。換言すれば「使うのは時期尚早」だ。

その問題点の第一は「制球力不足」であるようで、甲子園でも目立った高めへのすっぽ抜けの投球が多い点だ。かなり力一杯投げる型の投手だから、無駄球が多ければ消耗するのが早くなるのではないか。高校では高めに抜けても空振りが取れたが、プロデはそういう訳には行くまい。次の欠陥は制球力不足の延長線上にあることだと思うが、相手打者の欠陥を突く精密な投球が出来ずに自分で勝手に組み立てた自己流でしか打者と対峙出来ないこと。これではプロには通じないだろう。丁度巨人の力感溢れる澤村拓一が常に自滅していたのと同じで。

栗山監督は当然そういう問題点を承知で使われるのだろうが、吉田君には試合中に気が付いて問題点を自分で修正していく能力は未だ身に付いてはいないと思う。監督の意図がOJTで覚えさせていこうというのならば解らないでもないが、目下1位と半ゲーム差の時に高校から来たばかりのポッと出の投手を使うとは随分思い切った作戦だなと半ば呆れ、半ば感心している。広島にはバテイスタのように力任せの域を脱しつつある外国人もいるので、あの程度の投手を当てていくのは「本気かな」と疑いたくなる。前途有為(なのだろう)の投手を上手く育てて欲しいとは思うが。


◎2,000万円蓄えるには株式投資をしろか:前田正晶

12日朝から方々のテレビ局で金融庁の「2,000万円蓄えよ」に対する否定
的というか、批判的な特集が続いている。あそこまで居丈高な村田蓮舫は
歳費だけでは2,000万円は蓄えられないとでも言う気なのかな。TBSのヒル
オビでは「100世帯の聞き取り調査30世帯が2,000万の貯蓄ありと答えた」
と報じていた。これが驚くほど高いか否かは私には解らないし、第一他人
様がどのように老後、それも90歳まで生きていく予定(見込み?)で貯蓄
をされたり投資をされているかなど解る訳がないと思うのだ。

一方、テレ朝では末延吉正(東海大学教授であると思うが、近頃はジャー
ナリストという肩書きになっているのは何故だろう)が「2,000万不足説
には投資への誘いであると思わせる面がある。だが、アメリかでは株式投
資への依存度が高いのは我が国とアメリカの文化の違いであり、アメリか
では貯蓄性向が低いのが一般的である。それと同じことを我が国に持ち込
もうとしても、そもそも学校で投資を教えているアメリカとは違う点に無
理があるのではないか」という指摘をしていた。

アメリカ人の社会の中にいた経験から言えることは、先ずは「彼らが日
本に来て驚くのが現金決済社会である点」なのである。何しろスーパー
で$3の買い物をしてレジで悠々と小切手を切って後ろに並んでいるお客を
待たせる国の人だから、何処に行っても現金で払っているのを見れば訝る
のは当然だろうと思う。次はある程度以上我が国の生活様式というか、貯
蓄性向の高さが解ってくると「何で君等は株式投資をしないのか。市場は
その為にあるのに」と言って、四六時中と言うか暇さえあれば、NY市場等
の相場を見守っている。であるから、彼らにとっては株式市場の$1の変動
でも重大事なのだ。

当方は「その方面の知識もないし、投資に関するセンスがないと思ってい
るから、仮令どれほど低利息でも安全だと思う銀行に預けておくのだ」と
いう意見を述べると、何とも異なことを言う奴だという顔をされたもの
だった。ところが、私の知人にも株式投資等で十分以上な資産を形成した
人物は複数いる。羨ましいなとは思うが、それこそ投資は“Not for me.”
だと思って眺めているだけだ。麻生副総理兼財務大臣は金融庁の報告書の
受け取りを拒否されたそうだが、「投資への誘い」には否定的なのだろうか。



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身 辺 雑 記
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13日の東京湾岸は久し振りの快晴、爽快。

12日の東京湾岸は曇天、暑くも寒くもナシ、自宅近くの都立猿江恩賜公園
をゆっくり散歩してきた。


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