政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針5038 号  2019・5・8(水)

2019/05/08


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わたなべ りや うじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5038号
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        2019(令和元年)年 5月9日(木)



        郭台銘が台湾で初めて記者会見:宮崎正弘

            3橋が国重要文化財に:渡部亮次郎

米の対中関税引き上げ実行:中西経団連会長
           
                           
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記



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郭台銘が台湾で初めて記者会見
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)5月7日(火曜日)
        通巻第6068号 
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 訪米から帰国後、郭台銘が台湾で初めて記者会見
  「『中華民国』という正式名称を交渉の前提条件とする」
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 5月6日、訪米したトランプ大統領と会見した郭台銘(鴻海精密工業・ 会長)は台北市で、記者会見に臨み「北京との交渉は?」ときかれ、「先 方がまず我が国を『中華民国』と正式な名称で呼ぶことから交渉が始ま る」と煙幕のようなことを言いだした。そのうえで「中華民国は中華人民 共和国の一部ではない」と言った。

大陸に百万人を雇用し、数ケ所に最新家工場を持ち、中国との密接な関連 から「台湾を売り飛ばすのか」と批判が強い問題に関して、郭の言い分は 「主権」に触れず、『92年合意』にも触れず、ひたすら次のように述べた。

「中国大陸においても、年次総会(創立記念日をさすらしい)では従業員 に中華民国の国歌を唱うこと、国旗を掲揚することをやってきたし、日本 でもシャープでそうしてきた」、「われわれは中国で工場を展開し利益を 上げてきたのであり、中国重視はビジネスの拡大だが、政治は異なる。先 方が中華民国という呼称をみとめることから、交渉が始まる」と不思議な 論理を展開した。

また米中対立は「台湾にとっては好機だ」とし、トランプ大統領が突然、 中国からの輸入品に10%の関税上乗せ発表を受けての追加発言をなした。

与党・民進党は、「92年合意なぞ存在しない」とする一貫した立場から、 これを前提とする中国との交渉を拒否してきたが、国民党の幹部も『主 権』に関しては譲っておらず、郭台銘の発言に批判的である。

「ああいうことを主唱して総統選挙に出馬するとなると、むしろ独立派の 支持を増やす皮肉な結果をもたらすのではないか」と国民党の選挙スペ シャリストが分析している。

郭台銘は、ホワイトハウスでトランプ大統領からウィスコンシン州の新鋭 工場の建設の約束を守るよう強く迫られてた模様で、予定になかったウィ スコンシン州知事との会見もこなして帰国した。

訪米中、郭台銘は『中華民国の青天白日旗とアメリカ国旗』を並列した特 注の帽子を被っていたが、中国では、この中華民国旗にぼかしを入れた映 像を流した。

郭があえて中華民国と発言した裏には、蒋介石時代から『中華民国』のな かに、中国を含んでおり、つまり中国人民共和国は「中華民国共匪区」と いう歴史認識で来たからである。

つまり「中華人民共和国が中華民国の一部」というニュアンスが籠められ ている。

郭は、その一点に詭弁の基盤をおいたわけだが、マスコミの反応とは異 なって台湾財界の支持はゼロに近く、国民党内でも有力政治家、幹部らは そっぽを向いている。この不利な状況から脱しようと、郭台銘は懸命だっ たことが分かる。

世論調査でダントツの1位だが、組織票も国民党の指示もない、浮動票が 頼みのポピュリズムだけで、国民党はむしろ安全パイとして朱立倫擁立に 向かうとする分析もあるようだ。
       
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1890回】              
――「民國の衰亡、蓋し謂あるなり」――渡邊(2)
渡邊巳之次郎『老大國の山河 (余と朝鮮及支那)』(金尾文淵堂 大正 10年)

                 ▽

世界的に認められた「民族自決主義に一致せる日韓併合」によって、朝鮮 半島には「平和と安寧と幸福と文化」とがもたらされた。

つまり「擾亂、強奪、誅求、壓制、窮苦、寒慘、薄瘠、其他あらゆる厭惡 すべき文字を以て自然と人事の總てを形容するも足らざる惡政の下に、人 心地もなく生活したる一千五百万餘萬の鮮人」を救い出し、彼らに「今日 何の點においても殆ど日本と擇ばざる太平と文化と繁榮との下に、世界五 大強國の民族として、樂しき生活を送りつゝあるに徴して明白なりといふ べ」く、「日鮮同族の親和結合は、現代思潮の民族主義を最も完全に發揮 する所以といふべきなり」である。

――このような渡邊の主張を、現代の視点から批判することは容易い。こ こでは日韓併合問題について深入りすることを避けておくが、やはり当 時、こういった主張が大阪毎日新聞で堂々と論じられていたという事実を 確認しておくに止め、渡邊の旅を急ぎたい。

鴨緑江を渡って朝鮮を離れ、中国人が営む安東県に入った。

車中からチラッと目にしただけだが、建物は朝鮮の街と較べ「やゝ高大に して整然、復殆ど白衣の影を見ず、喧囂、殷賑、人亦活氣を有せるの趣あ り」。ここから「鮮人の支人に及ばざる、一見して明らかなるを得るが如 し」。

広大な満洲で目にした人々を「其純朴の風や愛すべきものをあるを思」 うが、それがまた「支那の支那たる所以」だ。「徒に無懷氏の民尚多くし て人文の進歩なく、晝耕夜息、帝力何か我にあらんやと嘯くも、比々皆然 るの状なるを察知し得べく、彼等のため支那の爲に悲しむべきなり」と綴る。

次に渡邊は「一滿鐵職員の能く語る」ところを引用し、両民族を比較す る。それによれば、「支那人は利に偏して氣慨乏しく、朝鮮人は意氣稍日 本人に類するものあり、必ずしも利を以て誘ふべからず、其信念の發する 所、其敵愾の迸る所、慷慨激越、斷じて非禮を受け昂然として威力に抵抗 し、得失と休戚とを問はざるもの少なからず、時に學童亦排日の理由を説 いて肯綮に當るものありといふ」とか。

奉天で渡邊は「平滑無髯の一紳士」で「言語平靜、一點矯激のところ」 のない「赤塚總領事」と面談し、滿洲問題について意見を交換している。

「日本人の朝鮮に移住して鮮人を驅逐し」たことから、「鮮人の滿洲に入 り込み支那との間に面倒な交渉の頻起するは面白からず」。だから「寧ろ 日本人の朝鮮を飛越して滿洲に移住するを可とする意見」もある。

これまで「日支葛藤の調査し來」たが、「非慨し我にあり」。「又陸軍側 に徒に威武を輝かすに偏するを非とする」――こう総領事が説いた。

総領事の説いたところが当時の外務省公式見解と言うわけではないだろう が、それにしても我が外交最前線に在った奉天総領事が、「日支葛藤」に 関わる「非」が「慨し我にあ」るばかりか、軍事的影響力に過度に偏る陸 軍の対応を「非」としている点は注目しておきたい。

総領事の話に耳を傾けながら渡邊は、「支那政局に中心點なく、勢力相錯 綜し、一斑を以て全豹を斷じ難」いから、「一切の交渉問題、交渉の徑路 等」は「内房に私議して」こそ「平隱なる決着を得」ることができる

「人道と正義とを標榜せる外交」という立場に立って、「鮮人移入によつ て生ずる問題」の外交的解決を目指も外務当局にとっての障害は「陸軍の 武斷的態度」である。

だが「外交當局の微力」「自己權限の小少」という現実を前に、打つ手な し――との『嘆き節』と受け取った。

たしかに満鉄(政府)、陸軍、外務省の3者の権限が錯綜しているだけに 満州問題解決は困難ではある。だが外交交渉当事者が泣き言を口にしてど うする! 渡邊は怒る。《QED》
  
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★読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこえ
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(読者の声1)石平さんのツィッター(5月5日)に次の内容がありました。
 「連休の読書で、宮崎正弘氏の『明智光秀 五百年の孤独』を面白く読 んだ。信長の暴走によって「易姓革命」の危機が迫ってきている中、日本 の国体を守るために義挙の軍事クーデターを敢行したという、本書の書き 上げた明智光秀像に心を打たれた。令和が始まった今こそ、読んでおくべ き一冊だ」(引用止め)。(X生)


(宮崎正弘のコメント)小生はツィッターをやらないので、存じませんで した。有難う御座います。

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(読者の声2)ちょっと古い話ですが4月21日の地方選挙です。ニューズ ウィーク日本語版にもコラムを持っていて「歌舞伎町の案内人」を自称す る李小牧さん、メディアの報道は派手でしたが、やっぱり落選でした。

日本に帰化しているので問題はないといえ、中国人メンテリティの人物 で、問題が多く、それが当選には結びつかなかったとは思いますが、如何 でしょう。(JJセブン)


(宮崎正弘のコメント)選挙当日、小生は外国にいたので、帰国後知りま した。新宿をあるけば、いまも彼のポスターが所々の飲食店の看板に残り ますが、区議レベルの選挙はどぶ板であり、日常の活動を抜きにして、い きなりメディアだけで突出していても、よほどの利害関係でもない限り区 議選挙には有権者は投票にいきませんから。

新宿は嘗て小生も15年ほど住んでおりましたので、1300票で当選できま す。それこし2票差で当落を分けた事例もあり、今回は最低ラインが1450 票ほどにふえていますね。

新宿に住む中国人で国籍を取った人はむしろ台湾出身者が多いはずです し、基礎票が脆弱、浮動票は都議レベル以上でないと、なかなか集まらな いでしょう。中国からの帰化が多い埼玉県川口市あたりだと、意外に当選 していたかも。
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(読者の声3)「闘論・倒論・討論」という番組で、左翼の本質という テーマで、未だに世界にしつこく蔓延っている共産主義について、実際に 闘っている先生方の議論を聞いて、大変参考になるところがありました。
と同時に私が前々から主張していた、マルクス主義を根本的かつ学問的に 批判し葬り去ることの必要性が共通認識として示されたことは、我が意を 得たりの思いでした。

共産主義が人類に幸福をもたらさないどころか、不幸しかもたらさない、 ということを示す事実が次々に明らかになっているのにも拘わらず、それ と逆行する様に、堂々と共産主義を標榜し、あまつさえ世界をその一色に 染めようとの野心をもって、覇権を狙う国家が世界を揺るがせています。

それと軌を一にするように、欧米や日本などの先進諸国においても、堂々 と共産主義を謳うものはなくなった(反日本共産党を除いて)面、リベラ ルなどと看板を挿げ替えただけの、中身は何も変わっていないマルクスを 信奉する者たちが、驚異の粘りを見せて蔓延し、人類を不幸のどん底へと 引きずり込もうとしています。何より始末い負えないところは、これらの 輩が、自分たちの方が正しい、正義だと信じ込んでいることです。

その議論の中で、そういう輩が正しいと信じ込んでいる、マルクスを学問 的に克服することの必要性が、取り沙汰されていました。
これは全くその通りだと思います。

かつて私は、この投書欄で次のような内容の投稿いたしました。

「人類は、そのマルクスの誤りが、事実的に明らかになっているにもかか わらず、未だにその亡霊に取り憑かれたまま、克服できていない現実が 多々あります。こういう現実に、共産主義の非道や脅威ばかりをいくら並 べ立てても、共産主義を根本的に克服することは不可能です。それは何故 かと云いますと、それに替わりうる、それよりも格段に見事な、本物の理 論が出てきていないからに他なりません。つまり、人類を輝かしい未来へ と導きうるものがないからです。しかしじつは、人類は、それをとっくの 昔に、手に入れてはいるのです。人類はマルクスの目晦ましにあって、そ のことに気づいていないだけなのです」

マルクスが、人類に対して犯した最大の犯罪は、学問の体系化への道を切 り開いたヘーゲルを葬り去ることによって、学問の体系化に向かうべき人 類から、学問の体系化への道を奪ってしまったことです。

これによって人類は、自ら主体的に絶対精神となり、神となる道を閉ざさ れて、いつまでも人類に主体性を奪っている乳母的な宗教を卒業できなく なって、とうに歴史的使命を終えている宗教同士の不毛な対立に悩まされ る一方で、唯物論的な無神論の対自のない即自の欲求丸出しの独善的共産 主義の猛威にさらされるようになってしまったのです。

マルクスは、ヘーゲルの学問的な全体と部分との相関関係論を理解でき ず、というより観念論だと決めつけて頭から無視して、全体性である哲学 や国家・家族を否定して、部分を全体の上においた、共産党を国家の上に 置くプロレタリア独裁など、自分たちに都合の良い非学問的主張をしてい るのです。

これは、全体性である国家を解体して、部分性に過ぎない経済権力による 世界の一元的支配を企図する金融グローバリズムと全く同じ構造です。

ところが、この非学問的なマルクスの全体ー部分論を、事実的・学問的に 真っ向から否定し、破壊する歴史を持った国が世界の中でたった一つだけ 存在します。

それがヘーゲルの学問的な全体‐部分の相関論・国家論を、ものの見事に 実践し、実現してきた、天皇を萬世一系の国家理念として仰いで、まっと うな国造り・歴史創りをしてきた日本です。

これこそが、非学問的・形而上学的・観念論的な共産主義および金融資本 による硬直したグローバリズムに対する、強烈なアンチテーゼなのです。 だから、彼らは、日本の<全体性としての天皇>を壊そうと躍起になって いるのです。そういう日本の国家そのものを壊さなければ、自分たちの非 が公にさらされて、世界支配はできないと分かっているからです。

そういう見事な歴史を持った日本人は、当たり前のように、対自の全体の 中の自分と、即自の自分そのものとを見事に有機的に統一した自己形成を 行ってきたので、そういう日本人が主体的に創り出す経済は、必然的に社 会全体を潤すことになるのであたかも社会主義であるかのような外観を呈 することもあります。

だからそのように評されたこともあります。これに対して、共産主義国の 作り出す経済は、俗物的で即自的な自分の利益にならないと真面目に働か ないために破たんするしかなくなるわけです。

その違いの所以は、ヘーゲルとマルクスの人間解放論の違いに由来します。

ヘーゲルの人間解放論は、物質の歩み・生命の歩み・人類の歩みという絶 対精神の歴史的な発展性を自分のものとして、主体的に自らを絶対精神と して神として創って、理想的な世界創造をしていくことが、すなわち人間 の解放だとしています。

これに対して、マルクスは、差別され抑圧された人間こそが人間解放の主 体だとして、抑圧者と闘って、その頸木を断ち切ることが、人間解放だと して、差別されている者や抑圧されている者の即自的な感情をそのまま容 認して、より高次の人間性の歩みを求めないがために、即自の自己中心的 な欲求を、全体性の国家の上において、国家の秩序を乱し、自分たちが政 権を取ったあとは、その自己中心的な欲求によって、経済の破たんをきた して失敗するというのが、マルクスの人間解放論なのです。

現在の日本は、人権の名の下に、このマルクス的な歪んだ人間解放論に よって、せっかく日本が歴史的に創り上げてきた見事な社会性・経済性・ 人間性が浸食され、破壊されつつあります。

ですからこれとの闘いは、まさしく日本が自分を取り戻す闘いです。

そのためには、彼らの思想の根底に存在するマルクスの考え方の誤りを、 学問的に明らかにしたうえで、ヘーゲルを葬り、統一を否定して対立ばか りを煽る誤ったマルクス主義が蔓延してしまったために、人類がどれほど 不幸のどん底に陥ってしまったかを、明らかにする必要があります。

何よりマルクス主義のとの闘いは、マルクス主義の大本であり、マルクス が葬ったヘーゲルの学問をもって戦うのが、唯一の勝利の道であることを 強調しておきたいと思います。
さらに言えばこのヘーゲルの学問をもって、日本の歴史的な歩みの正当 性・正統性が学問的に証明されるからです。(稲村正治)
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(読者の声4)我が国の財務省が固執する緊縮財政・増税は、その一因に 財政法(第4条)の存在があるようだ。

■公債発行を禁じた財政法の規定はなぜできたの?
https://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-04-24/ftp20080424faq12_01_0.html
              ( TA生、川崎市)


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3橋が国重要文化財に
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     渡部 亮次郎

春のうららの隅田川には有名ないくつもの橋が架かっているが、下流に近 い勝鬨(かちどき)橋、永代(えいたい)橋、清洲(きよす)橋の3橋が2007 年4月20日に国の重要文化財(建造物)に指定された。隅田川にとっては初 めてのことである。

また敗戦時からの復興著しく、最近は「水彩都市」を自称する江東区(一 部は元深川区)は松平定信の墓、旧弾正橋(八幡橋)、明治丸に次ぐ4、5件 目の重要文化財指定だと喜んでいる。

と言っても橋そのものは江東区ではなく国の所有物だ。永代橋と清洲橋 は、共に関東大震災(1923年9月1日)後の帝都復興事業の象徴として内務省 (現在の国土交通省)直営で作られた。

また勝鬨橋は当時、最先端の技術を駆使した日本で最大規模の跳ね橋とし て作られ、いずれもわが国橋梁技術史上、高い価値があると評価された。 遊里深川に渡る永代橋は男性的、清洲橋は曲線の美しさから女性的といわ れている。

永代橋が架橋されたのは、元禄11(1698)年8月であり、江戸幕府5代将軍 徳川綱吉の50歳を祝したもので、現在の位置よりもやや北側、(西岸中央 区日本橋箱崎町、東岸江東区佐賀一丁目付近)当時大渡し(深川の渡し) のあった場所である。隅田川で4番目に作られた。

当時は深川新地の象徴として歌川広重などの錦絵にもよく描かれている。

「永代橋」という名称は当時佐賀町付近が「永代島」と呼ばれていたから という説と、徳川幕府が末永く代々続くようにという慶賀名という説 (「永代島」は「永代橋」から採られたとする説)がある。

幕府財政が窮地に立った享保4(1719)年に、幕府は永代橋の維持管理を あきらめ、廃橋を決めるが、町民衆の嘆願により、橋梁維持に伴う諸経費 を町方が全て負担することを条件に存続を許した。

文化4(1807)年8月19日、深川富岡八幡宮の12年ぶりの祭礼日に詰め掛け た群衆の重みに耐え切れず、落橋事故を起こす。

橋の中央部よりやや東側の部分で数間ほどが崩れ落ち、後ろから群衆が 次々と押し寄せては転落し、死者は実に1500人を超え、史上最悪の落橋事 故と言われている。この事故について、大田南畝が狂歌を書き残している。

永代と かけたる橋は 落ちにけり きょうは祭礼 あすは葬礼

なお古典落語の「永代橋」という噺も、この落橋事故を基にしている。

明治30(1897)年、道路橋としては日本初の鉄橋として、鋼鉄製のトラス 橋が現在の場所に架橋されたが、関東大震災に被災し、木製の橋床が損傷 し大正15年に震災復興事業の第1号として現在の橋が再架橋された。

「震災復興事業の華」と謳われた清洲橋に対して、「帝都東京の門」と言 われたこの橋は、ドイツライン川に架かっていたレマーゲン鉄道橋をモデ ルにし、現存最古のタイドアーチ橋かつ日本で最初に径間長100mを超えた 橋でもある。

平成12(2000)年に清洲橋と共に土木学会の「第1回土木学会選奨土木遺 産」に選定された。

構造形式
中央径間:スチールアーチ橋
両側:鋼桁橋
工法 ニューマチックケーソン工法
橋長 184.7m
幅員 25.0m

着工 1923年(大正13年)12月
竣工 1926年(大正15年)12月20日

施工主体 東京市復興局
設計 田中豊原案、竹中喜忠設計
橋桁製作 神戸川崎造船所
施工 太丸組/間組

清洲橋(きよすばし)は、東京都道474号浜町北砂町線(清洲橋通り)を 通す。西岸は中央区日本橋中洲町、東岸は江東区清澄1丁目。「清洲」と いう名称は公募により、建設当時の両岸である深川区清住町と日本橋区中 洲町から採られた。

関東大震災の震災復興事業として、永代橋と共に計画された。「帝都東京 の門」と呼称された永代橋と対になるような設計で、「震災復興の華」と も呼ばれた優美なデザインである。

当時世界最美の橋と呼ばれたドイツケルン市にあった大吊り橋をモデルに している(この橋は第2次世界大戦で破壊され、現在は吊り橋ではな い)。海軍で研究中であった低マンガン鋼を使用して、鋼材の断面を小さ くする努力がなされた。

もともと「中州の渡し」という渡船場があった場所でもある。

構造形式  自碇式鋼鉄製吊り橋
橋長 186.3m
幅員 22.0m

着工 大正14年3月
竣工 昭和3年3月

施工主体 東京市復興局
設計 鈴木精一
橋桁製作 神戸川崎造船所

勝鬨橋(かちどきばし)とは、東京都中央区で隅田川に架かる橋。晴海通 り(東京都道304号日比谷豊洲埠頭東雲町線)が通る。

日本では珍しい可動橋(跳開橋)であるが、現在では機械部への電力供給 も無く、可動部もロックされ、跳開することはない。近年、再び跳開させ ようとの市民運動や都の動きはあるものの、機械部等の復旧に莫大な費用 (約10億円)がかかること、また現在は多数の道路交通量があることか ら、実現のめどは立っていない。

1905年(明治38年)1月18日、日露戦争における旅順陥落祝勝記念として 有志により「勝鬨の渡し」が設置された。

築地と、対岸の月島の間を結ぶ渡し舟である。埋め立てが完了した月島に は石川島造船所の工場などが多く完成しており多数の交通需要があったこ とで、1929年(昭和4年)「東京港修築計画」に伴っての4度目の計画によ りようやく架橋が実現することとなった。

建設当時は隅田川を航行する船舶が多かった。このため陸運よりも水運を 優先させるべく、3千トン級の船舶が航行することを視野に入れた可動橋 として設計され、跳開により大型船舶の通航を可能とした。高架橋とする 案もあったが建設費が安く済むため、可動橋案が選定された。

勝鬨橋の工事は1933年に着工し、1940年に完成を見た。1940年に「皇紀 2600年」を記念して月島地区で開催予定であった国際博覧会へのアクセス 路とする計画の一環でもあったため、格式ある形式、かつ日本の技術力を 誇示できるような橋が求められた。

そのため、アメリカ等から技術者を導入せず、全て日本人の手で設計施工 を行った。結果的に博覧会は日中戦争の激化などもあって軍部の反対によ り中止されたが、勝鬨橋は無事完成し「東洋一の可動橋」と呼ばれるほど の評判を得た。なお当初から路面電車用のレールが敷設されており、1947 年から1968年まで橋上を都電が通行していた。

設置当初は1日に5回、1回につき20分程度跳開していた。この頻度はほぼ 1953年ごろまで続いたが、船舶通航量の減少と道路交通量の増大により次 第に跳開する回数は減少し、1964年以降は年間100回を下回るようになった。

1967年には通航のための最後の跳開が行われた。その後は年に1度ほど試 験のため跳開されていたが、1970年11月29日を最後に跳開されることはな くなり、1980年には電力供給も停止された。

構造形式
中央部 跳開型可動橋
両側 鋼ソリッドリブタイドアーチ橋
可動部 双葉跳開型(可動支間長 44m)

橋長 246m
幅員 22m

着工 1933年(昭和8年)6月
竣工 1940年(昭和15年)6月14日

施工主体 東京都・銭高組

橋桁製作
月島側アーチ橋 石川島造船所
築地側アーチ橋 横河橋梁製作所
跳開橋 川崎車両
橋脚 宮地鉄工所
可動部(機械)渡辺製鋼所 (電気)小穴製作所

参考資料:ウィキペディア    2007・05・01


    
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米の対中関税引き上げ実行されれば影響大
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中西経団連会長

2019.5.7 19:13|経済|産業・ビジネス

経団連の中西宏明会長は7日の定例会見で、トランプ米大統領が中国 への追加関税を10日に引き上げる方針を示したことについて「サプライ ズ(驚き)で、本当に実行されると影響度は大きい」と日本を含めた世界 経済への悪影響への警戒感を示した。

 中西会長は「関税引き上げによる中国への政治的な効果が大きいとのト ランプ大統領の判断がある」とした上で、「交渉はまさにヤマ場を迎えつ つあり、本当に実行するかどうかは注視する必要がある」と述べ、トラン プ氏独特の交渉術かどうかの見極めが必要との認識を示した。

 また、経済界としての処方箋は「早期に解決するとは思っていないのが 現状で、中国企業も工場をミャンマーやベトナムに移管するサプライ チェーン(部品物流)変更の動きが現実に起きている」と無防備ではない と強調した。

            
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重 要 情 報
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◎10%から25%の関税で末端価格がどれほど上がるのか:前田正晶

アメリカの中国からの輸入品と聞いて真っ先に思い出したのが、2012年
10月にYM氏の案内でSM氏と3人で訪れたロスアンジェルスの“Fashion district”における圧倒的な中国製の繊維製品と雑貨の値段の安さだった。念の為に説明しておくと「ファッション。デイストリクト」とは膨大な面積に無数の店が並ぶ問屋街であるが、日本企業の多くのLA駐在員には「日本からの客様をご案内しないこと」と禁じられていると聞く、治安に不安があるとされている地域である。

我々は何の不安もなく2時間ほど滞在して韓国人かヒスパニックが店番をしている問屋街でのひやかしを楽しんだものだった。だが、カリフォルニア州に40年近くも住んでいるSM氏は初めてここに足を踏み入れたそうで、それほど敬遠されている場所にYM氏は絶対に問題はないからと入って行ったのだった。YM氏は序でがある度にここに立ち寄って4枚で$10ドルほどのコットンのTシャツ等の下着類を永年購入してきたと言っていたのにはやや驚かされた。裕福な人ほど「お買い得な店を知っているものだ」と感心したという意味。

兎に角、どの店に入っても並んでいる衣料品は中国製で、4枚で$10は極端な例としても、中国からの輸入品は「そんな値段で売って利益が出るのか」と疑いたくなるほど安いのだった。だが、安いからと言って決して粗悪品ではなく、YM氏が言うには「安心して着ていられる品質」なのだそうだ。品物以外に印象的だったのは売り子は先ず韓国系アメリカ人かヒスパニックばかりだったことで、アメリカ人が店頭に立っていた雑貨屋で「中国製以外の品物はあるのか」と尋ねたところ「隅から隅まで全部中国製以外のものなどない」と忌々しそうに言っていた。

この店では中国製という玩具のようなRay Banの形をしたサングラスが3個で$10だと言うので、折からのカリフォルニアの強い日光対策に3個を購入して我々のファッション・デイストリクト」探訪の記念品とした。私はその時には中国からの繊維や雑貨等の輸入品に関税がかかっているかなどは全く考えてもいなかったし、この街一つを取ってもアメリカが如何に中国からの輸入に依存しているかを痛感したものだった。

そこで、試しに4枚で$10というTシャツが無税だったとしてトランプ大統領に政策で25%の関税が賦課されたとすれば、ファッション・デイストリクト等における店頭価格がどれほど上がるかをやや乱暴な方法で試算してみた。計算の基礎は輸入通関等の諸掛かりが10%かかっていて、輸入業者と問屋のマージンが合計で10%というか共に5%取っていたとしてある。この仮説通りとすればロスアンジェルスの港に着いた値段は4枚で$8ドルということになってしまう。1枚ならば$2となってしまう。諸掛かりとマージンが10%にしても、LA着で$9であって大差はないのだ。

と言うことは、仮令$9だったとしても25%の関税をかけられても$2.25しかコストは上がらないのだ。この価格に諸掛かりとマージンが20%乗っかっても最終価格は$13.5と確かに上昇するが、それでも1枚辺りは$3.375であり、私は安価だと思う。関税以前は$10だと承知していれば「大変な値上がり」だと思うだろうが、初めてこの値段に接したならば「安い。買い得だ」と思って買ってしまうこともあるだろう。言うまでもないが、関税分は最終消費者が負担するのだ。

このように大雑把に試算してみると、関税を引き上げた18年度のアメリカの貿易赤字が6,210億ドルと過去最高になったのも解る気がするし、中国からの輸入の総額が目立って減少していない(と聞いた気がするが)のも「そういうものか」と思わせてくれる。見方を変えれば、この程度の関税率では輸入は急には減少しないということだと思わせる。オバマ政権時代に中国とインドネシア等のアジアの新興勢力からの印刷用紙にかけた反ダンピングと相殺関税の合計は優に100%を超えて、見事にアメリカ市場から閉め出してしまった。

この手法と現在のトランプ政権下での対中国の貿易戦争とは大いに狙いも次元も何もかも違うと思うが、私はオバマ大統領のやり方の方が解りやすい保護貿易策だったと考えている。思うに、トランプ大統領はオバマ大統領の手法を採ることは先ずあるまいと思うが、中国を相手にして今後貿易戦争というか通商政策をどのように展開して行かれるかで、我が国の経済にも大いなる影響があると思うので、政府は引き続き注意深く見守っていくと共に、確実且つ慎重な対応策を講じねばなるまい。


◎通院叶わず体調整わず:前田正晶

安倍内閣を深く恨む10連休が未だ1日残っているだけでも憂鬱である。と 言うのは、ここ新宿区では歯科以外の開業医は見事に10連休を休診にされ てしまったので、当方のように週に一度は体調を整える為の注射を受けて いたのでは、明後日(7日)までは何とか耐え忍んでいなければならない のだった。ここまで体力が衰えたのは勿論老化もあるが、1月半ばに発症 した「顎関節症」に苦しめられて胃腸が変調を来しているのが最も辛いと ころなのだ。目下の所毎月1 kgも体重が減少しつつあるのも気懸かりなのだ。

とは言え、動かないでいれば一層体力が低下すると愚息に警告されて、日 に一度は買い物なり何なりで外出して歩くようにしてはいる。体力維持の 為には頼りするジムも10連休中は私のシニア会員資格ではその間に3度し か入場出来ないようにされたので、ジェットバスで体を温める機会も奪わ れて?しまった。この事態も10連休などなければ発生しないで済んだこと だ。誠に恨めしい10連休めなのだ。

結局昨日までは体調の不備もあって専ら室内に閉じこもってテレビでス ポーツ観戦をしていた。そこで、気が付いたことを幾つか採り上げておこう。

野球:

先ずはプロ野球と言うかMLBとNPBの比較から。張本勲はMLBも質が低下し たと非難するが、私は何度も採り上げたダルビッシュの「アメリかでは何 か異質の競技をやっているのかと思った」が当て嵌まると思う。これまで は私は「中南米からの選手があれほど多く入ってしまったMLBは、技術を 売り物にするのではなく身体能力ショーと化した」と批判してきた。

だが、それだけに止まらず南米系の者たちはbaseballしか知らないだけで はなく日本の野球界のような細かい基本技とテイームプレーを仕込まれて いないので、張本がことあるごとに指摘するように、テイームプレーを始 めとしてやることが極めて粗雑なのである。その点ではNPBと比較すれば 見劣りがする。

だが、身体能力と腕力には優れているので、アメリカ人も含めて投手たち は当たり前のように150〜160 km台の速球を投げ込んでくる点は、余り150 km台を常時投げる投手がいないNPBとは大いに異なると思う。しかも、 バッテイングの面では、彼らの頭の中には「自分の為」しかないので、テ イームが置かれた状態などにはお構いなしに「我が力を見よ」とばかりに 強振するのだがら、凄いホームランも出るが、いともアッサリとボール球 を振って三振してしまうのだ。

要するに「個人主義」と「身体能力ショー」が合体した感があるのがMLB で、飽くまでも「皆で一丸となってテイームの為に」の我が国の野球とは 大いに異なるのである。であるから、田中将大も、ダルビッシュ有も、今 年から参加した菊池雄星もMLBにあっては速球派の投手ではなく、言わば 「並」の部類になってしまうのだ。

サッカー:

野球はこれくらいにしてサッカーにも触れておこう。何処かに「神戸は泥 沼の6連敗」という見出しがあった。既に採り上げたことだが、ヴィッセ ル神戸の三木谷オウナーは金に糸目はつけないとばかりにスペイン等から 世界的な名手(VIPと言うのだそうで、ヴィジャ、イニエスタ、ポドルス キを指す)を連れてきたが、一向にその効果が現れていないようだ。私は 「サッカーという競技では2〜3人優れた者を入れても即効果が出るとは限 らない」と「周りの日本人選手と技術的な差があれば、矢張り名手たちは 機能しない」と指摘してあった。

そこで、最近見た神戸の試合では外国の名手たちが本気で「目に物見せて やるぞ」という気迫も見せず、ただ何となくサッカーをやっているだけで はないのかとう違いたくなった。周りとも意志の疎通が十分だとは思えな い場面も多かったが、何となく異種のサッカーで育ってきた2組の選手た ちが同じテイームで、しようこと無しにボールを蹴っているだけのように も見えた。私は通訳を使って話し合うことの難しさもあるのではないかと 思っている。それだけではなく、神戸は監督をを変えすぎていないか。折 角世界的な名手を連れてきたのだから、早く効果のほどを見せて欲しい。



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身 辺 雑 記
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8日の東京湾岸も快晴、爽快。

7日の東京湾岸は晴天、爽快。

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