政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5036 号  2019・5・6(月)

2019/05/06


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わたなべ りや うじらう のメイル・マガジン「頂門の一針」5036号
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        2019(令和元年)年 5月6日(月)



         中国には譲歩しないことが肝腎:阿比留瑠比

          有名になった中国人女性は20歳:宮崎正弘
         
     北朝鮮をさらに追い詰めることが必要だ:櫻井よしこ

         中性脂肪が気になる人の食事療法:庄司哲雄    
      
                      
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記



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中国には譲歩しないことが肝腎
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         阿比留 瑠比

「日中外交というのはある意味、日本外交の(あり方の)一つの象徴でも
あったのだろう」

安倍晋三首相はかつて、こう語っていた。昭和47年の日中国交正常化以
来、日本外交は「日中友好至上主義」に自縄自縛(じじょうじばく)とな
り、友好に反することは全否定する空気に支配されてきた。首相は、国益
を確保する「手段」であるはずの友好が、いつの間にか「目的」となった
倒錯を指摘し、さらに付け加えた。

「友好に反することは何かを誰が決めるかというと、中国側が専ら決める」

首相がこれまでの対中外交で実行してきたことは、こんな旧弊を打ち切る
ことではなかったか。

振り返れば平成24年12月に第2次安倍政権が発足した当時、日本と中国の
関係は最悪となっていた。野田佳彦内閣による尖閣諸島(沖縄県石垣市)
の国有化がきっかけで、完全に膠着(こうちゃく)状態に陥っていた。

中国は日本を軽視する一方で、旧日本軍をナチス・ドイツに重ね、首相を
危険な軍国主義者だと喧伝(けんでん)する宣伝工作を続けていた。

首相との首脳会談も拒否し、会談に応じる条件として首相の靖国神社不参
拝の確約や、尖閣諸島の領有権問題の存在確認など無理筋な要求を突きつ
けていた。

挑発乗らず冷静対応

それが26年11月には、首相と習近平国家主席による日中首脳会談が実現す
る。この時の習氏は仏頂面で笑顔はなかったが、今年9月の会談では満面
の笑みを浮かべる豹変(ひょうへん)ぶりである。

この間、日本は中国の要求には一切応じず、友好を請うような言動も取ら
なかった。何ら譲歩しなかったにもかかわらず、である。

理由はいくつも挙げられる。首相自身が展開した自由や民主主義、法の支
配を訴える「価値観外交」が少しずつ中国を追い詰め、包囲網を築いて
いったことや、中国の軍事的膨張主義が国際社会で広く認知されたことも
一因だろう。

新疆(しんきょう)ウイグル自治区でのイスラム教徒弾圧が欧米から非難
を浴びたことや、米国との貿易戦争で打つ手がない中国が、活路を日本に
求め始めたという事情も、もちろん大きい。中国共産党にとって死活問題
である経済成長には、日本の協力が必要との判断もあろう。

ただ、何より重要なことは安倍政権が中国の揺さぶりに動じず妥協せず、
挑発にも冷静に対応したことではないか。習政権は日本と対決路線を取っ
ても得るものはなく、損をするだけだと思い知ったのである。

最近では逆に、安倍政権側も中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力
など、中国との接近に前のめりになっているのではないかとの見方も出て
いる。だが、首相は周囲にこんな本音を漏らしている。

「別にこちらが前のめりということではない。一帯一路の件は、リップ
サービスをしているだけだ。中国にカネをやるわけでも出すわけでもない」

パンダ頼みたくない

首相が日中首脳会談で、新たなジャイアントパンダの貸与を求めるとの観
測についても突き放す。

「パンダの件は地方自治体の要請で外務省が勝手に進めていることで、
私は知らなかった。そんなこと頼みたくもない」
首相は今回の訪中に合わせて対中政府開発援助(ODA)の終了を決める
など、姿勢は全くぶれていない。むしろ懸念されるのは政界、経済界の今
後だろう。中国の友好ムード演出に浮かれてこちらからもすり寄るようだ
と、利用されるだけされてはしごを外される。歴史の教訓である。(論説
委員兼政治部編集委員)

産経新聞阿比留瑠比の極言御免2018.10.25



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有名になった中国人女性は20歳
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
令和元年(2019)5月4日(土曜日)
        通巻第6066号 
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 一夜明けて、全米でもっとも有名になった中国人女性は20歳
  「裏口入学? 冗談じゃないわ、猛勉強でスタンフォード大学に合格
できたのよ」
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ふてぶてしく開き直れる度胸。それも20歳になったばかりの中国人女性が
演じた。

ロスアンジェルスタイムズが報じ、たちまちウォールストリートジャーナ
ル、NYタイムズ、そして英国でもハロー校の裏口斡旋男(ニール・ヘイ
ウッド)が、中国の薄煕来夫人に毒殺された事件もあったためか、ディ
リーメールなどが一斉に報じた。

さきにハリウッドの俳優等が有名大学に裏口入学をしていたスキャンダル
があって、全米メディアの話題をさらった。その余波とも言えるが、以前
から言われていた中国の高官や富豪の子弟らが、なぜ一流大学へ入学でき
るのか、よほどの寄付をしたのかというダークサイドの噂だった。

なにしろ習近平最大の潜在ライバルだった薄煕来(重慶特別市党委員会元
書記)の息子、薄爪爪は、英国の名門校ハロー校へ留学し、そのあとハー
バード大学へ進んだ。相談相手はエズラ・ヴォーゲル教授だった。

仲介役の英国人は中国でアストンマーチンの販売代理人などをしながら、
裏口入学の斡旋をして荒稼ぎをしていたと言われ、最後には薄夫人と財
産、資金洗浄の問題でトラブルとなり、殺害された。リゾートホテルで毒
殺後、すぐに火葬され、未亡人(中国人)に贈られたのは遺灰だけだっ
た。事件は闇に葬られるはずだった。

発覚した原因は、最強の実力者夫人であり、警察公安がまともに取り調べ
ることがなかったのに、想定外の事件が惹起されたからだ。薄煕来の右腕
だった重慶公安局長兼務副市長の王立軍が、政治亡命を求めて成都の米国
領事館へ駆け込んだ事件が切っ掛けとなった。
 
米国の一流大学へ裏口入学を斡旋するシンジケートの存在。分かっただけ
でも50の中国人の不法入学があり、舞台裏で動いたカネの実体は不明。
報じられているのは氷山の一角にすぎない。

エール大学、ジョージタウン大学、スタンドード大学、南カリフォニア大
学など。裏口入学ばかりか、プリンストン大学、マサチューセッツ工科大
学などでは、ファーウェイから巨額の寄付が舞い込み、「共同研究」など
が進展していた。国家安全保障的に言えば、こちらの事態がより深刻である。


 ▲成績水増し、成績表の偽造なんてお茶の子さいさい

以前から有名大学への裏口を斡旋するフィクサーの存在が言われ、相場は
100万ドル以上。手口は大学への寄付とその筋に配る賄賂、試験成績の水
増し、スポーツ優良の証明書偽造など、とくに大学によってはアスリート
の有望選手を特別待遇するため、やったこともないスポーツの競技会で優
勝したなどと偽造の証明書が添付されるケースもあった。

裏口不法入学の典型例としてメディアが報じたのは中国山東省の有名漢方
薬企業経営の趙涛発の娘、趙雨思(音訳)。600万ドルを大学へ寄付し、
50万ドルを斡旋した男(自称「教育コンサルタント」)ウィリアム・シン
ガーに支払ったと報じられたケースだ。

趙涛発は「中国のフォーブス」と言われる『胡潤百富』の82位にランクさ
れ、一家の財産は320億人民元(邦貨換算5400億円前後)を誇るという。
華字紙は、趙が習近平と握手している写真も配信している。

彼は香港にも販売店をもっており、香港子会社を通じて資金洗浄ができる
から、裏口工作のドル資金などいとも簡単に調達できる。およそ50人の中
国人が、同様手口で米国の著名な大学へ入学していると米国メディアは伝
えている。 

一夜明けて、全米でもっとも有名になって、実名が報じられた趙涛発の
娘、趙雨思、この中国人女性は20歳、しかし反応が凄い。

「裏口入学? 冗談じゃないわ、猛勉強でスタンフォード大学に合格でき
たのよ」と開き直った。

やっぱり日本人との鮮明な違いがここで浮かんでくる。日本人なら恥ずか
しくて逃げ隠れするだろうし、学校は自発的に退学するだろう。開き直る
度胸、たいしたものである。
        
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★読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこえ
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(読者の声1)前に貴誌コメントで「元号は御名御璽を以て天皇がきめ
る」と書かれましたが、そうであるとすれば安倍政権がやったこと、元号
を内閣が決め、それを新天皇に伝達するなど、不敬の極みということにな
ります。

世の中、新元号「令和」ブームですが、先帝の御譲位を「生前退位」と書
き散らしたメディア、内閣も歴史の本質を歪めた由々しき事態を、主要メ
ディアはまったく問題にしていない。じつに、おかしな、おかしな日本に
なったものです。(HG生、水戸)


(宮崎正弘のコメント)「天皇が勅定あそばされるべき『元号』が内閣に
よって決められたのは国体隠蔽である」(四宮正貴『政治文化情報』、4
月28日号)。

いうまでもなく日本の天皇は祭祀王(プリースト・キング)であって、諸
外国の、皇帝、ツアー、王などとはまったく異なり、天皇の統治は古事記
に明記されたように「しらしめす」。権力、暴力を武器に人民を支配し富
を収奪するシステムでないことは明白です。

ネパールは帝政を廃止し、エチオピアも皇帝は不在となりましたが、タ
イ、カンボジア王室は存続しています。しかし日本の皇室と同一視するこ
とは出来ません。英国の王室も北欧も、所詮は征服王朝の末裔、しかも日
本の皇統のように長くはありません。

安倍内閣の言い分は「憲法と皇室典範と元号法に従い、法の下に」粛々と
手続きを踏んだとするものですが、「法治」と言うより、こうなると、
「法匪」でしょう。

臣下たる内閣が、天皇の勅定を無視し、元号をきめ、新天皇に報告したこ
とは伝統の破壊です。

天皇の意向を軽視した徳川幕府ですら元号の制定は介入し得なかったので
すから。

国語学者の金田一秀穂(杏林大学教授)は『エルネオス』(令和元年6月
号)でこう言われています。

「元号は天皇制とかかわりが深く、法律などの世俗的決まりを超えた次元
のものである。例えば神託によって決められているようなものだ。だか
ら、その名前について、否定することが一切出来ない。皆で決めた規則と
は違うのだ。(中略)発表までの間、厳密に秘酒されなければならない
し、誰が言い出したものなのかも言ってはいけないことになっている。言
霊中の言霊」なのである。

それを軽々に総理風情が解釈するなど越権行為です。

   ♪
(読者の声2)貴誌通巻第6065号(読者の声2)でPB生氏が「平成最後の
日の朝刊に全国紙で唯一『天皇皇后両陛下』の写真を掲載しなかった朝日
新聞。もちろん新元号にもモリカケ同様、安倍総理の意向があったのだろ
うとイチャモンを付けている。朝日新聞社内はよほど帰化人が多いのだろ
うか」

とお書きになった。帰化人ではなく、渡来人が多いのでしょう。

現代日本語では帰化人と渡来人は同じですが、本来は異なります。7世紀
に朝鮮半島から大量に日本へ帰化したのは、主に朝鮮半島に住んでいた日
本人です。

仁徳天皇の教師となった王仁博士も帰化人でしょう。だから通訳が不要
だったのです。百済や新羅との外交交渉で通訳の記録がないこと日本人が
朝鮮語を話せた証拠という人がいます。違います。

当時、百済や新羅のテクノクラートは朝鮮半島に住んでいた日本人です。
だから通訳がいなかったのです。したがって7世紀に在朝日本人が日本へ
大量に帰化した後新羅の文化水準が大きく下がったのです。

日本書紀に新羅が任那へ侵攻したとき偶々日本に来ていた新羅の外交使節
がそんな残虐なことをする国に帰りたくない」と言って、日本への帰化を
願い許されたとあります。これは彼らが在朝日本人だったからです。
さらに新羅が侵攻するときどんな残虐なことをするか知っていたからです。

新羅に在朝日本人がいて、新羅の政権で大きな役割をもっていたことは、
高麗の時代に書かれた三国史記に明かです。ただし現在、韓国では、韓国
の歴史学者の定説に遇わない部分を削除した三国史記しか手に入りませ
ん。三国史記の新刊本は削除されたものしか出版されず、図書館や古書店
にあるものも回収されているそうです。

以前は、このことを知って本物の三国史記を読もうとした韓国人は日本の
古書店で買い求めました。現在ではAmazonで簡単に手に入ります。
日本の国会図書館デジタルライブラリでは無料で読めます。

しかし韓国では本物の三国史記に基づいた論文や本を書いても認められな
いので、敢えて手に入れて読もうなんて韓国人はいなくなっていることで
しょう。このおぞましい事実を知っている韓国人も、だんだんいなくなっ
ていると思います。

その内、国会図書館デジタルライブラリで公開している三国史記は間違い
なので削除しろと要求してくるかもしれません。日本もこういう国になら
ないように韓国で起きていることを他山の石として気を引き締めていきま
しょう。(當田晋也)

  ♪
(読者の声3)貴誌前号で、台湾の学生・李家宝さんの事件(台湾へ亡命
申請)への先生のコメントも拝読いたしました。

私共が台北で李くんを取材したときの記事がございますので、よろしけれ
ばご参照ください(おそらく日本メディアでは、いまのところ唯一と思わ
れます)。

【緊急取材】台湾の中国人留学生が習近平批判動画で帰国命令 「両親と
連絡取れない」
https://the-liberty.com/article.php?item_id=15532
台湾留学中の中国人学生が「帰国命令」を食らった感動演説【新番組│未
来編集#1前編】
https://the-liberty.com/article.php?item_id=15602
   (LIBERTY編集部)
    
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1889回】           
――「民國の衰亡、蓋し謂あるなり」――渡邊(1)
  渡邊巳之次郎『老大國の山河 (余と朝鮮及支那)』(金尾文淵堂 
大正10年)

               ▽

著者の渡邊は明治2(1869)に茨城に生まれた新聞記者。中卒後の明治21
年に都新聞へ。2年後には大阪毎日新聞に転じ、東京支局長(34年)、編
集主幹(36年)を経て大正9(1920)年に辞職。その後は悠々自適の生活
を送ったとか。その時期の中国旅行を纏めて本書を出版したようだが、出
版から3年後の大正13(1924)年に没している。

冒頭に「余の日東男兒として朝鮮及支那に對するの情」を「痴人夫の戀愛
に類するものあるを自認せずんばあらず」と記した渡邊は、朝鮮と支那に
対しては「同文同種の近親族たるやを否定」できないし、「余の腦中常に
朝鮮及支那を以て別國視する」ことはできない。

「余の日々朝鮮支那に遊びて其山靈に觸れ其水神に接し又其國民を親まん
とするの念切」と公言する。

このように「病」の篤い渡邊であればこそ、「日鮮併合を力説して止ま」
ず「日支親善を以て日夕の題目」としている。

だが一方で渡邊は「日本國民の一員」の立場に立って、「帝國の經濟的運
命」「政治的利害」「國防的位置」を「世界の大勢に照らす」なら、やは
り「日鮮支の三國は夢寐にだに之を分離」することはできないし、「之を
一體とし、之を一圏域として、其密着、其親和、其融合を希圖せざるを
得」ないと説く。

つまり個人的心情でも国際情勢から考えても、やはり「百聞は一見に如か
ず」というわけで、辞職直後の大正9(1920)年5月12日に「欣然として
獨り夙川の宅」を離れ、「宿志到達の第一歩」を踏み出し、「阪神電車に
乘じて三ノ宮」を経て下関へ。

釜山に上陸した渡邊は朝鮮半島を縦断して鴨緑江を渡り、安東県から奉
天に向かうことになるが、それはちょうど韓国が「三・一運動」「独立万
歳運動」と呼ばれる反日独立運動から1年ほどが過ぎた頃に当たる。

今年3月1日、韓国において文在寅大統領主導で「三・一運動百周年」を
記念し、大々的な反日機運を盛り上げようと狙ったことは記憶に新しい
が、当時の日本が朝鮮問題をどのように捉えていたのかを振り返ることも
必要だと思う。そこで渡邊が編集主幹として大阪毎日新聞に発表した主張
――「伊藤公の遭難」(明治42年10月26日)、「韓國併合すへし」(同
日)、「日鮮の融合」(大正8年3月4日)など一連の「對鮮論策」を簡単
に見ておきたい。

「我に累し世界の平和を脅かす」のが「韓人」だ。日清戦争にせよ日露戦
争にせよ、我が国に「絶東の禍根を絶つの大任務を負はしめ」たのも、韓
人あればこそである。かくして「我が保護の下に其平和と其進歩を全う」
できるようになった。その結果、「多くの良民が我が保護政策を喜こ」ん
でいるにも拘わらず、「比較的少數なる上流者、尚頑冥固陋にして、面從
腹非、表面我が恩に懷いて裏面之を仇敵視」するばかりだ。彼らは「韓國
の爲に誠意を傾倒して將來の良圖を畫せる者を、悉く殺害し去らんとする」。

「米人顧問スチーヴンスを桑港に暗殺し」、「伊藤公を哈爾濱に狙撃
し」、「常に全國各地に蜂起して日本人を害し、韓國の良民を苦し」める
のも、全て韓人だ。しかも彼らは朝鮮半島のみならず米国、清国、露国な
ど各地に潜み連携を強めている。我が国が「絶東及世界平和に對して十分
に其道を盡」すためには、「宜しく韓國を併合して我が版圖となし、韓國
皇帝を廢して華族に列し、以て日韓統一の實を擧げ、以て絶東平和の基礎
を安全にし、内外における韓人の取締を嚴重にし諸般政務の改良を日本の
意の如く行ふべし」。これこそ「歐米諸國の異議なかるべき所のみなら
ず」、日本の直接統治こそが「彼等の身命財産の安全に利なる」ところ。
「固より諸他列國の異議」があろうわけがないはずだ・・・が。
《QED》

             
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北朝鮮をさらに追い詰めることが必要だ
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            櫻井よしこ


「核・ミサイル・拉致問題の解決に向けて北朝鮮をさらに追い詰めるこ
とが必要だ」

日本は春爛漫の美しい季節だ。花のあとは瑞々しい若葉を愛でる。日本列
島に住む私たちは、一人ひとりさまざまな課題や苦労があるにせよ、概し
て幸せだと思う。

そんなことを考え、北朝鮮に捕らわれている拉致被害者を想う。横田めぐ
みさんや増元るみ子さん、有本恵子さんをはじめ800人を超える拉致被害
者は無事にすごしているだろうか。

4月から5月の北朝鮮は最も食糧が不足する。5月末からジャガイモの収穫
が始まるが、それまでに前年の穀物は食べ尽くされている。沿岸漁業権が
中国に売り渡されたために北朝鮮の漁船は遠い沖合でしか漁ができない。
油代は高く、大きな船もなく、北朝鮮の住民には満足に魚も供給されな
い。今年に入って餓死者が出始めたとの少なからぬ情報が伝わってくる中
で、2月11日、北朝鮮は国連に140万トンの食糧援助を申請済みだ。

2月末に米朝首脳会談が決裂し、それを受けての4月11日の最高人民会議
で、金正恩朝鮮労働党委員長は27回も「自力更生」の重要性を強調した。
これこそ北朝鮮の国民が最も恐れている言葉だ。それは、北朝鮮政府は国
民のための食糧を確保できないという告白であり、自力で生き延びよと国
民を突き放す宣言に他ならないからだ。

最高人民会議で発表された党人事からも、正恩氏の切羽詰まっている様子
が窺える。

首相に任命された金才竜(キム・ジェリョン)氏は慈江道(チャガンド)
県の党の責任者だった。慈江道は中朝国境に位置する軍需産業の中心地
だ。ここでかつて「慈江道の人々」という四時間の映画が製作された。
1990年代に正恩氏の父親、金正日氏の指導の下、核開発を優先する余り、
経済不振で人々がバタバタと餓死した。しかし、人民は自力更生の精神で
立ち向かい、泥を食べて飢えをしのぎ、神聖な国家防衛の軍需産業を守り
通したという政治学習用の映画だった。

その映画が製作された県の実力者が首相に任命された。それは、正恩氏が
父親と同じく、人民を飢えさせても核・ミサイル開発を続けるということ
か。かつて300万人が餓死した正日時代の「苦難の行軍」を、北朝鮮の国
民は再び迫られるということか。

正恩氏は米朝首脳会談でベトナム・ハノイに出発する直前に、労働党幹部
の政治学習で、米朝会談は成功する、5月から主食の配給が復活すると説
明させていた。朝鮮問題の専門家、西岡力氏は4月12日、インターネット
の「言論テレビ」でこう語った。

「通常、指導者の日程などは極秘にする北朝鮮で、ハノイ会談のときは出
発前から大々的に宣伝した。党の宣伝や扇動の最高責任者は正恩氏の妹の
与正氏です。彼女はトランプ米大統領との交渉に自信を持ち、米朝交渉の
過程を最初から公開したのです。ところが会談は決裂、彼女の戦略の失敗
です」

正恩氏は会談決裂後、大酒を飲み「この結果は何だ!」と不満をぶちまけ
たと、西岡氏は言う。

「正恩氏は与正氏を粛清できない。それで人事を大きく変えることはしな
かったのですが、ハノイに同行した崔善姫外務次官は国務委員に大抜擢です」

国務委員は全部で11人、正恩氏の次に位置する特権的指導者層で、異例の
出世である。しかし、正恩体制下の出世は災いの元だ。責任を取らされ、
処刑されかねない。正恩氏は与正氏は切れないが崔善姫氏なら簡単に切る
だろう。北朝鮮の幹部たちは、こんな危険は真っ平で、責任ある地位には
つかず賄賂で蓄財に励むのが一番よいと考えていると、西岡氏は語る。幹
部の蓄財に気づいている正恩氏は資金枯渇を補うために、党に献金すれば
不正蓄財の罪は問わないという指示を出した。すでに体制は崩壊している
のだ。

正恩氏が、生き残りの道は核・ミサイル・拉致の全てを解決するしかない
と悟るまで追い詰めることが必要だ。
『週刊ダイヤモンド』 2019年4月27日・5月4日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1277 




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中性脂肪が気になる人の食事療法
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           庄司 哲雄


<中性脂肪とは>

血液中の中性脂肪(トリグリセリドともいう)には2つの由来があり、食
事で摂取した脂肪が小腸から吸収され血液中に現われたものと、肝臓で炭
水化物から脂肪に作り変えられて血液中に放出されたものがあります。

いずれも、体の組織でエネルギーとして利用されるのですが、血液中の濃
度が極端に(1000mg/dL以上)増えすぎますと、急性膵炎を引き起こ
すことがありますし、それほどでない場合でも(150mg/dL以上)動脈
硬化の原因のひとつになります。

<中性脂肪を下げる食事の第一歩>

食事療法の基本は、摂取エネルギーの適正化です。脂肪の摂りすぎのみな
らず、炭水化物の過剰も中性脂肪を増やしてしまいますので、全てのトー
タルを適正にする必要があります。

身体活動度にもよりますが、標準体重1Kgあたり25〜30kcal/日程度が
適切です。肥満気味の方は少なめにし、減量を目指します。アルコール多
飲や運動不足は中性脂肪の大敵です。

<炭水化物と脂肪のどちらをひかえるか>

各人の食習慣により異なる場合がありえますが、炭水化物1グラムで
4kcal、脂肪1グラムで9kcalですから、脂肪摂取を控えることが大変効
果的です。

<ジアシルグリセロールとは>

少し難しくなりますが、中性脂肪とはグリセロールという物質に脂肪酸が
3つ結合した構造(TAG)をしており、いわゆる「油」です。これに対
して、脂肪酸が2つだけ結合した油もあり、これをジアシルグリセロール
(DAG)といいます。同じような油であっても、小腸で吸収されてから
の代謝が異なるため、中性脂肪の値や体脂肪への影響の程度に差があります。

通常の油TAGは、小腸で膵リパーゼという酸素のはたらきで、脂肪酸が
2つはずれ、脂肪酸ひとつだけが結合したモノアシルグリセロール
(MAG)に分解されます。それぞれは吸収された後、小腸でまた中性脂
肪に再合成され、血液中に放出されます。

一方、DAGは中性脂肪へ再合成されにくいため、食後の中性脂肪の上昇
が小さく、また体脂肪の蓄積も少ないといわれています。最近、DAGを
利用した機能性食品が開発されています。しかし、DAGの取りすぎもカ
ロリー 過剰につながりますので、通常の油TAGとの置き換え程度にす
べきでしょう。

<脂質低下作用のある機能性食品>

動物に含まれるステロールという脂質の代表はコレステロールですが、
植物には植物ステロールという脂質が含まれます。これは小腸でのコレス
テロール吸収を抑制する働きがあります。

<専門医に相談すべき病気>

中性脂肪の増加する病態には、糖尿病やある種のホルモン異常、稀には先
天的な代謝障害もありますので、一度は専門の先生にご相談いただくのも
大切だと思います。

<大阪市立大学大学院代謝内分泌病態内科学>


     
━━━━━━━
重 要 情 報
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◎通院叶わず体調整わず:前田正晶

安倍内閣を深く恨む10連休が未だ1日残っているだけでも憂鬱である。と
言うのは、ここ新宿区では歯科以外の開業医は見事に10連休を休診にされ
てしまったので、当方のように週に一度は体調を整える為の注射を受けて
いたのでは、明後日(7日)までは何とか耐え忍んでいなければならない
のだった。ここまで体力が衰えたのは勿論老化もあるが、1月半ばに発症
した「顎関節症」に苦しめられて胃腸が変調を来しているのが最も辛いと
ころなのだ。目下の所毎月1 kgも体重が減少しつつあるのも気懸かりなのだ。

とは言え、動かないでいれば一層体力が低下すると愚息に警告されて、日
に一度は買い物なり何なりで外出して歩くようにしてはいる。体力維持の
為には頼りするジムも10連休中は私のシニア会員資格ではその間に3度し
か入場出来ないようにされたので、ジェットバスで体を温める機会も奪わ
れて?しまった。この事態も10連休などなければ発生しないで済んだこと
だ。誠に恨めしい10連休めなのだ。

結局4日までは体調の不備もあって専ら室内に閉じこもってテレビでス
ポーツ観戦をしていた。そこで、気が付いたことを幾つか採り上げておこう。

野球:
先ずはプロ野球と言うかMLBとNPBの比較から。張本勲はMLBも質が低下し
たと非難するが、私は何度も採り上げたダルビッシュの「アメリかでは何
か異質の競技をやっているのかと思った」が当て嵌まると思う。これまで
は私は「中南米からの選手があれほど多く入ってしまったMLBは、技術を
売り物にするのではなく身体能力ショーと化した」と批判してきた。

だが、それだけに止まらず南米系の者たちはbaseballしか知らないだけで
はなく日本の野球界のような細かい基本技とテイームプレーを仕込まれて
いないので、張本がことあるごとに指摘するように、テイームプレーを始
めとしてやることが極めて粗雑なのである。その点ではNPBと比較すれば
見劣りがする。

だが、身体能力と腕力には優れているので、アメリカ人も含めて投手たち
は当たり前のように150〜160 km台の速球を投げ込んでくる点は、余り150
km台を常時投げる投手がいないNPBとは大いに異なると思う。しかも、
バッテイングの面では、彼らの頭の中には「自分の為」しかないので、テ
イームが置かれた状態などにはお構いなしに「我が力を見よ」とばかりに
強振するのだがら、凄いホームランも出るが、いともアッサリとボール球
を振って三振してしまうのだ。

要するに「個人主義」と「身体能力ショー」が合体した感があるのがMLB
で、飽くまでも「皆で一丸となってテイームの為に」の我が国の野球とは
大いに異なるのである。であるから、田中将大も、ダルビッシュ有も、今
年から参加した菊池雄星もMLBにあっては速球派の投手ではなく、言わば
「並」の部類になってしまうのだ。

サッカー:
野球はこれくらいにしてサッカーにも触れておこう。何処かに「神戸は泥
沼の6連敗」という見出しがあった。既に採り上げたことだが、ヴィッセ
ル神戸の三木谷オウナーは金に糸目はつけないとばかりにスペイン等から
世界的な名手(VIPと言うのだそうで、ヴィジャ、イニエスタ、ポドルス
キを指す)を連れてきたが、一向にその効果が現れていないようだ。私は
「サッカーという競技では2〜3人優れた者を入れても即効果が出るとは限
らない」と「周りの日本人選手と技術的な差があれば、矢張り名手たちは
機能しない」と指摘してあった。

そこで、最近見た神戸の試合では外国の名手たちが本気で「目に物見せて
やるぞ」という気迫も見せず、ただ何となくサッカーをやっているだけで
はないのかとう違いたくなった。周りとも意志の疎通が十分だとは思えな
い場面も多かったが、何となく異種のサッカーで育ってきた2組の選手た
ちが同じテイームで、しようこと無しにボールを蹴っているだけのように
も見えた。私は通訳を使って話し合うことの難しさもあるのではないかと
思っている。それだけではなく、神戸は監督をを変えすぎていないか。折
角世界的な名手を連れてきたのだから、早く効果のほどを見せて欲しい。

◎鯉のぼりが泳ぐ中、今年も子供の日がやって来た。しかし少子化は止ま
らない。日本は、いぢめ問題が解決しない、困った国である。その原因は
憲法にある。それはいぢめ憲法である。アメリカが日本をいぢめ続けて、
70年経った。日本国中、いぢめだらけである。いぢめをなくすには、憲法
を変へればよい。一旦は大日本帝國憲法に戻し、それから現代に合ふやう
に、それの改定規定に則り、粛々と改正すればよいのである。「過ちを改
むるに憚ることなかれ」と古人は言った。その原則は、それこそ万古不易
である。(北林維康)



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身 辺 雑 記
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6日の東京湾岸は曇天。

近隣はマンションだらけ、拙宅もそう。子供の日だからと国旗を掲揚して
いるのは隣の亀戸3中だけ。
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創刊日:2004-01-18  
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