政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針5023 号  2019・4・23(火)

2019/04/23


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わたなべ りや うじらう のメイル・マガジン「頂門の一針」5023号
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        2019(平成31)年 4月23日(火)



          アサンジ逮捕の顛末は漫画的だ:宮崎正弘

             「葱」知らずで不合格:渡部亮次郎

     ドゥテルテ比大統領が示す中国への怒り:櫻井よしこ
       
         
                      話 の 福 袋    
                       反     響
                      身 辺 雑 記



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アサンジ逮捕の顛末は漫画的だ
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019)4月19日(金曜日)
        通巻第6049号  <前日発行>
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 一連のドタバタ、アサンジ逮捕の顛末は漫画的でさえある
 裏切り者の末路なのに、アサンジ支持の左翼は抗議集会、ウィルス攻撃
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ウィキリークスの創業者、少年時代からの天才的ハッカー、世界の情報漏
洩のセンター、婦女暴行常習犯、奇行愛好家、そして自由世界の機密を漏
らした裏切り行為の数々。世界にその悪名を轟かせたジュリアン・ポー
ル・アサンジが4月11日にロンドンで逮捕され、起訴された。

米国は国防総省、国家安全保障局などから機密情報を盗み出しウィキリー
クスに掲載したことを反逆罪と見なしており、いずれ身柄の引き渡しを英
国に要求すると見られる。

アサンジは2016b年の大統領選挙のおりも民主党本部のコンピュータに忍
び込んで機密を盗んだとされ、げんにヒラリー・クリントンは「わたしが
トランプに負けたのはアサンジの所為よ」と批判しているくらいだ。

また国防機密は米国内における協力者マニングという共犯者がすでに逮捕
され、服役しているため米司法省は主犯格のアサンジを法廷で裁くのは当
然としている。

アサンジがロンドンのエクアドル大使館に逃げ込んで亡命を求めたのが
2012年6月だった。

爾来7年、寛大なエクアドルは彼を大使館内に住まわせ、その大使館とい
う治外法権を活用したアサンジのスパイ行為を黙認した。アサンジ警護の
ためにエクアドル政府はおよそ6億5千万円、くわえて食費など大使館七
年間滞在中にアサンジに使われた金額はおよそ7億円に達する。エクアド
ルは貧困な国であり、この出費は納税者の税金でまかなわれる。

エクアドルは赤道直下という意味だが、政治的にも不思議のくに、でもあ
る。太平洋上はるか沖1000キロにはガラパゴスをかかえ、他方でバナナ、
カカオ、珈琲など輸出国としても知られるが、法定通貨は米ドルなのである。

首都はグアイキル。人口は1400万人。1人あたりのGDPは6000ドル弱。
最大都市はキトだ。

これらの輸出に携わる商社、明治時代からの移民があって、ささやかな日
系社会もあるが、国民の主力は原住民とスペインの混血である。

アサンジは英国のエクアドル大使館をスパイ活動のセンター化し、施設内
では寄行を繰り返し、さんざんな悪態のうえ、エクアドル政府の機密を
ウィキリークスに漏らしていた。とくにモレノ大統領の私的会話やら、家
族の機密を漏らしたため、大統領側も激怒していた。

もともとエクアドル政府が、アサンジ亡命を受け入れたのは、反米という
政治イデオロギーからである。

コレア前大統領は反米政治家で、騒ぎを大きくしようと受け入れ指示を出
したとされる。その証拠に、現在、事実上ベルギーに亡命しているコレア
は「モレノ政権のアサンジ逮捕は自由言論への野蛮な挑戦だ」と反米意識
丸出しの非難声明を出している。

世界をかき荒らしたアサンジの直接の犯罪容疑は、2010年にスウェーデン
で4件の婦女暴行で訴えられ、裁判となり、保釈が認められたが、2012年
に保釈中の身でありながらスイスに亡命を申請し却下されたりした。

そこでロンドンのエクアドル大使館に逃げ込んだが、エクアドルはアサン
ジに市民権をあたえたばかりか、2017年には国籍も与えた。それほど厚遇
だった。今回の逮捕により、市民権剥奪、国籍取り消しも予定している。
なおスエーデンは告訴を取り下げている。


 ▲反米国家なのに通貨は米ドル、急速に親米外交に修正していた

温厚で福祉政策を推進するレーニン・モレノ(エクアドル大統領)を激怒
させたのは、限界を超えた悪行で、壁に汚物を塗りたくったり、警備員を
殴ったりのやりたい放題を、これ以上放置できなくなったからだとされる。

しかし実際は反米路線から大規模な軌道修正で、エクアドル外交を親米路
線に切り替えたことが基本の流れにある。
その前段階にエクアドルは、南米諸国家のALBA(ボリバル同盟)から
脱退し、ついでUNASUR(南米諸国連合)からも脱退。米国と急速に
関係修復に動き、ペンス副大統領が訪問したあたりから、米国は武器供与
を再開した。

そもそもモレアは、コレア政権10年の時代、副大統領であった。また1990
代に銃撃を受けて半身不随となり、車いす生活。世界でも珍しい車いす元
首として福祉予算を50倍にするなどノーベル平和賞推薦の動きがあったほ
どだった。


 ▲南米で親米路線は難しい選択なのだ

モレアはタイミングを選んだ。

南米諸国の中でエクアドルは孤立を避けたい。なにしろアサンジ保護は反
米諸国からは歓迎され、称賛されていたのだから。

しかし、南米諸国の団結は脆かった。

転機はベネズエラだった。原油価格暴落によって経済が立ちゆかなくなっ
たベネズエラは中国に救いを求めたが、ひややかにあしらわれた。インフ
レ率はついに280万倍、通貨は紙くず化し、国民の350万人がブラジルとコ
ロンビアに避難した。

資金枯渇のベネズエラはニカラグア支援が困難となり、このタイミングを
選ぶかのようにトランプ政権はニカラグア、ベネズエラ、キューバの三カ
国に対して規制強化と経済制裁を加えるとした。

このタイミングを見逃してはならない。モレアはアサンジ追放を決定した。

他方、アサンジ逮捕に抗議し、言論の自由の弾圧だなどと豪、スペインな
どでは極左グループが集会を開催したほか、ハッカーにとってアサンジは
英雄。逮捕直後からエクアドル政府にかけられたサイバー攻撃は4000万回
を超えた。

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★読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこえ
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  ♪
(読者の声1)戦後体制が壊れてきている今こそ、日本が自らすすんで自
らを虜としてきたその呪縛を解き放って、本来の自分を取り戻す絶好の
チャンスだと、青山繁晴氏が檄を飛ばしていますが、そんな時に「令和」
の時代への御代替わりを迎えるということは、まさしく絶妙なる天の配剤
と云うべきでしょう。

そういう日本を取り戻す「令和」の時代を迎えるにあたって、誰もが問題
にもしていないであろう問題、否、むしろ克服すべき課題として認識され
ている問題について、全く新たな視点からの問題提起をしてみたいと思い
ます。

それは何かと云いますと、日本の伝統的な言霊思想についてです。

私はこの日本の言霊思想について、大方の批判的な議論に反して、これこ
そが、日本が、全人類の中で唯一、かのヘーゲルが羨むほどの、世界の本
質である絶対精神としての歩みを、見事にしてきた国であることの証しで
ある、と考えています。

「令和」の出典となった「万葉集」や「古事記」に、この言霊思想が濃厚
に貫かれている意味・意義は何か?

それは、日本の国造りにこの言霊思想が大きく関わっていたことを物語る
ものです。

ところが、この言霊思想に批判的な人々、とりわけその代表格と云える故
山本七平氏や井沢元彦氏は、憲法9条を後生大事に守ろうとする日本人の
心底には、この言霊思想が存在すること、臭い物に蓋をして済まそうとす
る心理が、自由な議論を阻んでいる、と指摘しています。

この批判は、事実としてはこの通りであり、その事実を否定するものでは
ありません。しかしながら、これはまだ現象論に過ぎず、問題の核心は更
にもっと奥に存在するのですが、その奥の構造への切込みがないという意
味で、表面的な皮相な批判でしかないと思います。

なぜならその言霊思想が、今より支配的だった時代に、日本は強大な大
国・隋に対して臆することなく対等であることを宣言し、侵略してきた
元・高麗連合軍を撃退して、独立国家としての歩みを見事に守り切ったと
いう歴史を持っているからです。

言霊思想を説く場合は、この両者を統一して解かなければ、正しい答は得
られません。言霊思想から脱皮しなければ本当の自由は得られない、とい
う指摘は本当に正しいのか?の検証も必要になると思います。

この問題を正しく解くためには、まず言霊思想とは何か? が正しく説か
れなければなりません。

では、言霊思想とは何かと云いますと、人間の精神・言葉には世界を変え
る力がある、という思想です。

これは自分が世界の本質であり世界を変える主体であるという思想ですか
ら、強烈なと言って良いほどに主体的な思想です。

ところが、戦後の日本人はどうでしょうか?

主体性を喪失した抜け殻になってしまった日本人と云わざるを得ません。
そういう主体性を喪失した日本人の言霊思想は、はたして本当の言霊思想
といえるでしょうか。つまり、本物でないものを批判しても、本当に言霊
思想を批判したことにはならないということです。

ここはむしろ安易に批判することよりも、本物の言霊思想を持て!と叱咤
することの方が大事だと思います。

では、本物の言霊思想とはどういうものでしょうか?

それをより鮮明にするために、ここで言霊思想と、ヘーゲルの本物の学問
との共通点について見ていきたいと思います。言霊思想では、「言と事」
とを同一性・一体と見ます。じつは、ヘーゲルの学問も「存在と認識・精
神」とを同一性・一体と見ます。西洋社会では、神はあくまでも神であっ
て、人間は絶対に神にはなれない存在ですが、そんな西洋社会にあって、
ヘーゲルは人間が神になる道を説きました。それによって、彼は、ものす
ごいバッシングを浴びることになったのです。

ところが日本では人間が神になるのです。

その人間が神になる方法・道が、言霊思想です。ヘーゲルは、世界の本質
である絶対精神が、現実の様々な存在になって発展していって、最終的に
人間の精神となった時、絶対精神は本来の自分自身に回帰したと見ます。
そしてさらに、即自的な絶対精神が、己自身を対自的な絶対的理念へと発
展させて、学問的な世界創造をするようになることを、ヘーゲルは、人間
が神になる、と説いてのです。

一方、古代の日本人は、「カタカムナ」の第七首にある通りマガタマ
ノ・・・・本物の世界の本質=魂はアマノミナカヌシ・・・天(全宇宙)
の御中主である。その全世界の魂がタカミムスヒ・・・・現実世界に存在
する多くの神すなわち八百万の神となったりカムミムスヒ・・・・本質の
世界におわす八百万の神の大元となる神そのものに戻ったりミスマルノタ
マ・・・・その魂が、現在の現実の世界にみ住まって人間となる、つま
り、人間は、世界の本質すなわち神なのだ。(人間よ神としての自覚を持
て!ー稲村)

と考えていました。

そして、人間が世界の本質=魂となる方法・道としての言葉を創り上げて
実践していたのが、古代の日本人だったのです。

だから全人類の中で、日本人のみが、即自の自分の利己的な自由を他人に
押しつけて、皆殺しをしたり、奴隷としてこき使ったりせず、天の気(全

体性=国家)と自分とを一体化して把えた自由の観念を持ていました。
だから、日本人の自由観は、他と分かち合う自由、全体の中の自分を自覚
した自由でした。これこそが、本当の言霊の自由であり、ヘーゲルの云う
「自由とは必然性の洞察」の自由であり、すなわちこれが、「令和の自
由」なのです。

人間は動物と違って、本質的に自分の周りの世界を変えようとする存在です。

言霊によって、自らを即自的に絶対精神化した人間は、その言霊によって
直接に世界を変えていきます

これに対して対自的に自らを客観化して学問的に対象の構造を解明して、
それに則って世界を大きく造り変えてきたのも、人間の別の一面でもあり
ます。

その両方の統一が、真の人間なのです。即自的な絶対精神として歩んでき
た日本が、学問的な技術力を持った西洋と遭遇した時に、瞬く間にそれを
自分のものとすることができたのも、即自的な絶対精神と、対自的・学問
的な絶対理念とは、本来同一のものだったからに他なりません。

言霊思想とは、世界と一体化した即自の自分の整え、それを通じて世界を
変える思想です。

自分自身を整えるために、不吉な考え・言葉を排除するのです。それに
よって即自の自分が乱され、それが周りの世界にも悪影響を及ぼすことを
防ぐためです。

もちろん、それに影響されない方法も存在します。そのことを分かってい
れば言霊思想が問題から逃避させているという批判が、見当違いであるこ
とが分かるはずです。

なぜなら、問題の解明と対策は、対自の問題だからです。

言霊批判の多くは、この即自と対自の区別と連関が分かっていないので
す。なぜなら、問題から逃げずに真正面から問題に対処しようとする、即
自の自分の整えとしても、この言霊思想は非常に有効な方法だからです

令和の時代を迎えるにあたって、日本人は日本の歴史における言霊思想の
意義を、もう一度噛み締めるべきであると考えます。
そして絶対精神の道を歩んできた歴史的な日本の凄さを改めて見直し、そ
れを受け継ぎ発展させていく覚悟を持つべきだと思います。
      (稲村正治)



  ♪
(読者の声2)「大阪都構想」について、前稿で「組織論などは、それほ
ど新奇なものが出てくるわけもなく、歴史的に見ると『逆行』のような場
合も多いのです。」と述べました。

たとえば衆議院小選挙区制などもそうです。

戦前を含めた歴史を見ると、我が国も、大選挙区制、中選挙区制、小選挙
区制をすべて「体験」しています。小選挙区制については、戦後だけで
も、鳩山一郎内閣、田中角栄内閣で提言されています。

したがって小選挙区制の実行も、「変革」ではあったとしても、新規性は
なく、革新性もない、いわば回帰というにすぎません。予期された以上の
弊害が顕在化しているのが現状のように私には思えます。

しかし、これを実施しようとした際は、多くの人が、「政治改革」の切り
札かのごとき口調で、熱気をもって唱導したのではなかったか。

組織論で言えば、たとえば、多くの金融グループが、純粋持株会社の合法
化(これも、GHQの占領政策以来、長く禁止されていたものが、規制緩
和で「復活」したもの)にともなって、純粋持株会社を設立しました。

しかし、「二層構造」とする以上は、そこでは当然に、持株会社と個別企
業との間で相克、二重統治の問題が生じることは必然でしょう。

グループ経営を所掌する持株会社と傘下企業との間で、グループ経営施策
と個別企業施策を調整できない弊害が大きく、これを一元化したいという
のならば、組織的に、持株会社と主要企業を合併して、事業持株会社にす
るほかないでしょう。

しかしそうすると、事業持株会社と子会社企業群との間で、明白な支配・
被支配関係、上下関係が生じますから、グループ経営という面では問題と
なります。

また、これでは、元々の問題局面に回帰するということに過ぎず、組織的
に、以前から取られてきたグループ体制、資本政策に「復帰」するという
ことです。

今回の、大阪府と大阪市を、実体的に合体するという案は、従来は、広域
行政を行う府と基礎行政を行う市の間で、その権限(財源)配分が円滑に
行われていなかったことから、これを一体化するということでしょうか
ら、少し粗っぽい比喩をすれば、純粋持株会社体制で二重統治の弊害が大
きくなりすぎてきたので、持株会社と最大子会社が合併して、事業持株会
社体制に変えるということでしょうか。

もちろん、それが望ましいのならば、そうすればよいのでしょうが、提案
者とそのお為ごかし連中が言うほどの「改革性」はない。

要するに私が言いたいことは、組織体制など、しょせんは完全ではありえ
ず、メリット・デメリットは夫々に想定され、不可避なのであって、安易
な組織いじりに頼るのは愚策だということです。

まずは、作用的に、運用的に問題解決を図っていくべきです。

私の知る限り、大阪府と大阪市の水道事業の一体化を図ろうとしたもの
の、成功せず、個別事業の統合ではなく、組織全体の統合に「転換」した
というのが、今回の提案経緯ではないでしょうか。

それも当初の構想のように、政令指定都市である堺市はもちろんのこと、
大阪市周辺都市の相当部分をも包含した、構造的一体化というような「建
設的」「未来展望的」な構想ならともかく、現在の案は、単なる大阪市解
体論に矮小化されてしまっています。

橋下元知事・市長というか「維新」と称する怪しげな組織体は、水道事業
の統合さえ実行できなかった自らの統治能力、調整能力の不足を隠したま
ま、「大阪市解体論」に逃げているのでしょう。

単に大阪市を解体するだけでは、現在の大阪市水道事業は、特別区から成
る一部事務組合が管理主体とならざるを得ず、「改革」どころか、まった
くの「改悪」でしかない。

何よりも水道事業の統合さえ実行できなかったような者が、さらに大きな
統合政策を建設的、未来指向的に実行できるわけがないではないか。

こんな簡単なごまかしに騙されようとしている大阪市民には哀しくなりま
す。(椿本祐弘)


         
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「葱」知らずで不合格
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      渡部亮次郎

葱知らずで不合格は石原慎太郎の息子良純。家人のかじりついている民放
のクイズ番組で勝ち抜き、最終、「ネギ」を漢字で書けと言われて書けな
くて海外旅行をのがした。

そういいえば、まだ子供のころ笠置シヅ子の歌う「買い物ブギ」(作詞、
作曲服部良一)で「東京ねぎ」というフレーズがあって、ねぎに品種がい
ろいろあることを知らないものだから不思議に思っていた。

長じて大阪に左遷されたら関西では葱の白いところじゃ無しに青いところ
しか食べない。だから白い部分の長い葱は東京葱、と知った。

ネギ(葱)の英名はScallion。植物分類体系ではネギ科ネギ属。原産地は
中国西部・中央アジアとする植物。日本では食用などに栽培される。

ネギは「シボル」とも呼ばれ、古名は「き」という。別名の「ひともじぐ
さ」は「き」の一文字で表されるからとも、枝分れした形が「人」の字に
似ているからとも言う。

ネギの花は坊主頭を連想させるため「葱坊主」(ねぎぼうず)と呼ばれ
る。萌葱色(もえぎいろ)は葱の若芽のような黄色を帯びた緑色のことで
ある。

日本では古くから味噌汁、冷奴、蕎麦、うどんなどの薬味として用いられ
る他、鍋料理に欠かせない食材のひとつ。硫化アリルを成分とする特有の
辛味と匂いを持つ。

料理の脇役として扱われる事が一般的だが、青ネギはねぎ焼きなど、白ネ
ギはスープなどで主食材としても扱われる。ネギの茎は下にある根から上
1cmまでで、そこから上全部は葉である。だから食材に用いられる白い部
分も青い部分も全て葉である。

関西では陽に当てて作った若く細い青ネギ(葉葱)が好まれる。一方、関
東以北では成長とともに土を盛上げ陽に当てないようにして作った、風味
が強く太い白ネギ(長葱・根深葱)が好まれる。また秋田など東北地方で
は「曲がりねぎ」という栽培法もある。

関東と同様に土を盛上げながらある程度育てたら、一度抜いて横向きに植
え直し、植物の光に向かって伸びる性質を利用して曲げる。これは、地下
水位が高い土地で効率よく白葱をつくる方法だと言われる。ただし、栽培
に手間がかかるため、作付面積は減少している。

欧米ではチャイブ、リーキなどが栽培されている。

古くから薬効成分が含まれている植物と知られていた。痰や鼻水を押さえ
る作用があるようで、風邪をひいた時に、ネギをくるんだ手拭やガーゼな
どを首に巻くというものは有名な民間療法である。 お尻に刺しても効果
があると言われるが効果の程は不明である。

病虫害の予防効果を狙って、しばしばユウガオ、トマト、ナス、ホウレン
ソウなどの畑に混植される(→ コンパニオンプランツ)。

ネギの種類
<青葱>
九条葱(京野菜)
万能葱
谷田部ネギ
観音ネギ
ワケネギ(わけねぎ) 株分れ(分けつ)しながら成長する葉ねぎ

<白葱>
深谷ねぎ(埼玉県)
下仁田ネギ(太く短い)
ポロねぎ 地中海料理などで普通に使われるネギ。
曲がりねぎ(白葱)
一関曲がりねぎ(岩手県一関市)
仙台曲がりねぎ(宮城県仙台市)
横沢曲がりねぎ(秋田県大仙市)
阿久津曲りねぎ(福島県郡山市)
その他
越津ネギ 愛知県発祥。日本の東西の中間だけあり、根の部分も葉の部分
も丁度同じぐらいの長さで、白葱と青葱の中間にあたる。
徳田ねぎ 岐阜県特産。白葱と青葱の両方の特徴を持つ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2009・05・29





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ドゥテルテ比大統領が示す中国への怒り
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            櫻井よしこ


「ドゥテルテ比大統領が示す中国への怒り 国際社会で共に対処する発
想こそ重要だ」

フィリピンのドゥテルテ大統領が4月4日、自国が領有する南シナ海の島周
辺に数百隻の中国船が押し寄せているとして、中国に強い不快感を表した。

「パグアサ島に手を出すな。手を引かない場合、自爆任務を担う部隊を送
り込むことも辞さない」と、当然のことだが、領土に関しては一歩も引か
ない構えを示した。

パグアサ島は南シナ海のスプラトリー諸島の一部で、フィリピンが領有す
る9つの島の内、最大の島だ。住民はおよそ100人である。

今年2月4日、国防大臣のロレンザーナ氏は、同島の港湾施設の改良工事が
進行中だと発表した。空港の滑走路などが老朽化しており、早急に修理が
必要で、資材搬入に港の整備が必要だという。同計画は前年末には完成予
定だったが、中国の不当介入で進行は遅れ、現在も未完成だ。

中国はどのように介入してきたのか、ロレンザーナ氏が昨年11月に語って
いる。

「フィリピン駐在中国大使がパグアサ島の港の整備計画中止を要求
(urged)してきました」

フィリピン政府が自国領の島を整備するのに、中国が口を挟むべき理由な
どない。だが、中国は以前から露骨に介入し続けている。2017年8月、
フィリピン漁民が同島の砂州に休憩用の小屋を建てたとき、中国側は小艦
隊を派遣して島を取り囲んだ。100隻近い漁船も押し寄せた。フィリピン
政府は米沿岸警備隊から譲り受けたハミルトン級の艦船を派遣した。

シンクタンク「アジア海洋透明化構想(AMTI)」によると、パグアサ
島に押し寄せた中国漁船はすべて中国海洋軍への所属を示す旗を立ててい
た。さらに注目点は、漁船の大半がGPS(全地球測位システム、中国の
GPSは「北斗」)を搭載していなかったことだ。約100隻の漁船の内、
「北斗」搭載は一隻だけだった。残りの小型漁船は何を期待されているのか。

シンクタンク「国家基本問題研究所」研究員で東海大学教授の山田吉彦氏
は語る。

「中国政府は彼らを、パグアサ島に置き去りにするということでしょう。
漁民たちにはその島の住人となって、中国政府の次の指令を待つことが求
められていると思います」

漁民の中には軍人も当然交じっている。彼らはいざという時には立ち上
がって中国軍と一緒に島を奪う。彼らの常套手段だ。

中国は南シナ海を派手に埋めたてて国際社会の反発を招いたが、派手な立
ち回りの陰で、パグアサ島のように、国際社会が余り注目しない、目立た
ない島々でも確実に侵略の手を広げている。まさにその点で憂慮すべき事
態が起きていると、AMTIが警告する。

南シナ海の北部にあるパラセル諸島のボンベイ礁に中国が新たなプラット
ホームを建てた。灯台しかなかった島に、27メートル×12メートルのプ
ラットホームが海面から一定の高さの所に造られ、124平方メートルの太
陽光パネルが設置された。隣に航空機用のレーダーアンテナを保護する屋
根も見てとれる。建造物の下部構造は、衛星情報では判断できない。

AMTIの専門家はこれを次のように分析した。ボンベイ礁はパラセル諸
島とスプラトリー諸島間の航行路の要衝に当たるため、ここにレーダーを
設置して行き交う船の情報すべてを得ることが目的と思われる。比較的小
型の設備で十分に機能するため、インテリジェンスの視点では非常に重要
な役割を果たし得る。目立たない形で、中国は情報戦における対米優位を
確立できる。国際社会の非難の的になる派手な大規模工事から隠密行動へ
と、中国は戦術転換をしたとの分析だ。

ドゥテルテ大統領の怒りを共有して、共に対処する発想こそ重要だ。
『週刊ダイヤモンド』 2019年4月20日号
新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1276


          
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重 要 情 報
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◎顎の運動を継続せよ:前田正晶

20日(土)には余り希望を抱かないままに目黒線・洗足駅近くの昭和大学
歯科病院顎関節症治療科に再診に向かった。前回の初診から丁度1ヶ月
だった。希望がないと言ったのは「菅沼教授に指示された思い切りの開口
と下顎を右手で降ろす運動を毎日3セット忠実に実行してきたが、未だに
口を大きめに開ける食べ物を噛み続けると頬の筋肉に痛みと言うよりも疲
労感を覚えるので、回復への道は未だ半ばであろう」と勝手に判断してい
たからである。即ち、1ヶ月前にはその余りの痛みで食べ物を噛むのを中
止せざるを得なかったような事態は生じないということ。

最初に現れた言わば代診のような先生にこれまでの状態を質問した上で定
規をあてがって口がどれほど開くかの検査をしたところで、菅沼教授が
入ってこられて問診の結果が入力されたPCの画面を読まれて「このままこ
れまで通りの顎の運動を継続するように」と指示されて退出されてしまっ
た。そして、代診の医師が次回の予約を5月30日の午後4時と決められて診
察は終了となった。前回には教授が「軽症の部類だから顎の運動を続けれ
ば95%は治る」と言われたが、1月経ってこの状態では「これで大丈夫な
のかな」と少し不安が残った。

永年診て頂いている近所の歯科医の先生は「貴方は口が3 cmも開くのだか
ら未だ軽い方で、重症ともなれば1 cmも開けられない患者さんもいる」と
慰められているが、好きも嫌いもなく大きな口を開けずに噛みやすくて柔
い物だけしか食べていないのでは「これで十分に体力が維持できるのか
な」と多少不安に感じている。現に発症以来毎月1 kg体重が減っている。
これは心臓に対する負担の軽減にはなるから良いことかも知れないと思っ
て慰めている。何れにせよ、早くこの顎関節症から脱出したい。



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━
23 日の東京湾岸は曇天。

散歩する都立猿江恩賜公園では新緑の中で躑躅が満開を誇っている。日本
の誇りを満喫している気分だ。

                          読者数:6001人
                        





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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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