政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

全て表示する >

頂門の一針5007 号  2019・4・6(日)

2019/04/07


                         □■■□──────────────────────────□■■□ 
わたなべ りやう じらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」5007号
□■■□──────────────────────────□■■□

        


        2019(平成31)年  4月7日(日)


    中国、北朝鮮、“日本国憲法”の脅威に直面する日本:加瀬英明

              香港財閥の帝王=李嘉誠の中華圏抜けだし:宮崎正弘

       緊迫した状況が生まれている北朝鮮情勢:櫻井よしこ               
                     
                      話 の 福 袋
                        反     響
                      身 辺 雑 記


━━━━━━━━━━━━━━━━━
“日本国憲法”の脅威に直面する日本
━━━━━━━━━━━━━━━━━


            加瀬英明

中国、北朝鮮、“日本国憲法”の脅威に直面する日本


与党が衆参両院で憲法改正を発議できる議席の3分の2を占めているのに もかかわらず、憲法改正へ向けた歩みが滞っている。

朝日、毎日、読売新聞、共同通信社などによる世論調査をみると、「改憲 を急ぐべきでない」という回答が、改憲に取り組むべきだという意見を、 上回っている。

このままゆくと、安倍政権が続くあいだに、戦後72年にもわたって、日 本の国家形態、統治組織、統治作用を規定してきた“占領憲法”を、改正す ることができるか、不安に駆られる。

アメリカは日本占領下で、日本がアメリカの軍事保護なしには亡国となる 「日本国憲法」を、強要した。とうてい独立国の憲法といえないものだ。 日本が2度と独立国となることを、否定していた。

もうすぐ、平成の30年あまりが終わるが、このあいだに日本を取り巻く国 際環境が、いっそう厳しいものとなって、日本が独立することを強いられ ている。

日本が置かれた状況が、アメリカによった占領下の時代と一変したという のに、いまだにアメリカの占領下にあることを、前提としている憲法を奉 じている。

米朝首脳会談が8ヶ月ぶりにハノイにおいて鳴り物入りで行われたが、ト ランプ大統領は金正恩委員長が経済制裁の緩和を求めたのに対して、金委 員長を「私の友人だ」とおだてながら、何一つ与えることなく物別れに終 わった。

上々の首尾だった。私は以前から北朝鮮が核兵器を手放すことはありえな いと論じてきたが、アメリカは経済制裁を加え続けるから、手ぶらでピョ ンヤンに戻った金委員長の苦境は、いっそう厳しいものになる。

北朝鮮は米朝間で話し合いが続いているあいだは、核実験も、ミサイルの 試射も慎むはずだ。これは、トランプ大統領の大きな功績である。

といって、北朝鮮が核兵器を捨てることは、考えられない。

習近平国家主席の中国は、アメリカによる経済の締めつけによって、蹌踉 (よろ)よろめいている。アメリカの顔色を窺(うかが)って、しばらくは “よい子”を演じることになる。だが、アジア太平洋の覇権を握ろうとい う、野望を捨てることはない。

北朝鮮の脅威と中国の脅威は、しばらく中休みとなるが、去ることはな い。日本としては、「鬼の居ぬ間に洗濯」ならぬ、このあいだに防衛力の 強化を急ぎ、憲法改正に取り組まなければならない。

アメリカは、来年11月の大統領選挙へ向けて、動きはじめた。

アメリカで、新聞、テレビの主要なマスコミが“反トランプ熱”を煽り続け ているが、それにもかかわらず、トランプ大統領の支持率が上がってお り、このままゆけば、トランプ大統領が再選されることになると私は思う。

民主党は“金権候補”だったヒラリー夫人を担いで敗れた反動として、名乗 りをあげている候補はそろって、経済格差の是正、社会福祉の充実、国防 費の大幅な削減など訴えており、民主党が劇的に左傾している。

もし、民主党が政権を奪還すれば、日本を守る意志が弱まることになりか ねない。

日本は、3つの安全保障の深刻な脅威に、直面している。中国、北朝鮮、 日本国憲法だ。

日本は世界のなかで、憲法が自国の安全を脅かしている唯一つの国なのだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
香港財閥の帝王=李嘉誠の中華圏抜けだし
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019)4月3日(水曜日)弐
        通巻第6036号
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
香港財閥の帝王=李嘉誠の中華圏抜けだし、収入構造が変わっていた
  香港デベロッパーとしては第四位に転落したが、海外進出が凄い
**********************************

李嘉誠が率いるCKアセット・ホールディングとは、旗艦の「和記」 (ハッチソン・ワンポア)と長江実業の持ち株会社だ。1972年に創業、躍 進につぐ躍進を遂げてきた。

とくに儲かったのが香港の不動産ならびに住宅開発だった。

ところが真っ先に中国の不動産資産売却に走り出し、3年前からは本丸で ある香港の不動産ビジネスを劇的に縮小させてきた。代案は、海外進出の 加速だった。

英国ロンドンでの住宅開発、エネルギー関連企業の連続買収、カナダで給 水企業も買収し、空港管理、駐車場、英国のエネルギー関連企業買収、通 信、薬局チェーン買収、さらには米国の鉄道会社の株式取得など。誰が見 ても李嘉誠グループは香港をいずれ捨てるとみた。

明確な成績がでた。かつてトップだった香港の不動産開発において、CK アセット・ホールディングは四位に陥落していたのだ
 
順位 会社名       2018年売上高(単位 HKドル)
== ===       ================
1)  新鴻海       2140億HKドル
2)  ヘンダーソン    1400
3)  新世界       1177
4)  CKアセット     600
出典 『「サウスチャイナ・モーニングポスト」(2019年4月3日)

なぜこうなるかと言えば、中国経済の将来に明るさを見ていないからであ る。直感の人だけに、しかもこれまでの経済予測を独自に分析し、他人よ り先を常に走ってきた李嘉誠の決断ゆえに、ますますの暗雲を中国にみる。


 ▲「このままでは中国経済は史上嘗てなかった最悪の事態を迎える」

西側メディアで有名な中国人エコノミストのミンシン・ペイ(クレアモン ド・マッキーナ大学教授。中国名は翠敏欣)は、先ごろ開催されたクレ ディスイス銀行の経済ファーラム席上で次の分析を展開した。

「中国の対米貿易交渉の不適切な対応ぶりをみていると、中国経済は過去 三十年で最悪の景気後退に陥り、国有企業から数百万の失業が産まれるだ ろう。なぜなら経済改革を急がず、政治的改革を前進させず、かえって逆 方向に、庶民が貧困化し、不自由な環境を強いられている。このような状 況下、さらなる政治的締め付けが強まれば、独自の創造性に富む企業活動 は生まれないからである」。

また彼はこう付け加えている。
 
「ラジカルな政治改革を実現し、国有企業を効率化し、経済規制を劇的に 緩めなければ、中国経済は歴史上、嘗てないほど悪性の事態を迎えるだろう」
 
            
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
日本人の祖先が朝鮮族だと間違いを公言した司馬遼太郎
  この世の中にあふれる偽知識人、嘘つきジャーナリストの虚妄を暴く

  ♪
長浜浩明『新・文系ウソ社会の研究』(展転社)
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

題名から受ける印象は学制改革、あるいは文部省批判かなと思った。こ の世の中には平然と日常的に嘘をつく中国人や朝鮮人がいるが、かれらも びっくり、虚偽と邪悪に生きる日本人がいる。

病的な左翼、朝日新聞とNHKが代弁する売国的ジャーナリストと、これ に靡く左翼学者や偽記者たちだ。その悪魔たちの詐術の仕組みを本書は解 明している。

小説家のなかで、嘘つき代表は司馬遼太郎である。

著者の長浜氏はこう言う。

「日本人の多くは朝鮮半島からやって来た」(『湖西の道』)と信じ、 『韓のくに紀行』では「日本人の祖先の国にゆく」、『日本よりも古い時 代から堂々たる文明と独立国を営んだ歴史をもつ朝鮮人』と書き、『神武 天皇はむろん架空の存在である』(『砂鉄の道』)と司馬遼太郎は公言し てはばからなかった。

そんなことはありえない。

「日本人の主な祖先は縄文時代から1万年以上に亘りこの地に住んできた 人々であり、前五千年頃には朝鮮半島へも進出し(中略)、日本人と中国 人や朝鮮人のY染色体ハプログループ(亜型)パターンは大きく異なること が、彼らは日本人の祖先ではない別民族であることを証明している」のだ と長浜氏は言う(52p)。
 つまりファシストと共産主義者は兄弟であり、NHKや朝日新聞の報道 は偏向業者のなせるわざと比喩する。

 左翼ジャーナリズムや左翼政治家は北朝鮮への賠償責任が日本にあると 言いつのっているが、逆であり、日本は債権の返還を要求しなければなら ないのだ。
 「日本が作ってあげたダム、鉄道、建物、道路、橋、学校、灌漑施設、 工場、植林、農地、電力、通信インフラなどへの投資金額を算定すれ ば」、7兆円から8兆円に及ぶのである。

なぜならオランダはインドネシア独立に対して、投資金額60億ドルを 要求した。

しかし「北朝鮮の借金は他にもある。1970 年代に日本から輸入した プラ ント類の代金が未払いであり、現価で2000 億円を上回っている。 更に 1995年に北の要望で30万トンの米支援を行った。その半分は有 償で合意 したが、その元利合計約86億円の返済が滞っている」(227p)
 日本の左翼メディアも政治家も、この点をスルーして、まだ日本の賠償 責任云々とおかしな論理を振りまいているのである。

     
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 読者の声 ★READERS‘ OPINIONS ★どくしゃのこえ 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声1)新元号「令和」のことを、ある人は「天から降りてきた元 号だ」と云っていましたが、全くその通りだと思います。

つまり、「令和」の時代は、日本が、見失っていた自らの歴史的使命に目 覚め、本来の自分を取り戻して世界を牽引していく時代だ、ということで す。現在の国民の熱狂ぶりの中に、そういう流れも感じられます。
 そうであればあるほど、現在の日本人の本性を失った状態は、本当に深 刻な問題と云えます。

これについては、その原因がいろいろ分析されていますが、自虐史観や左 翼思想など認識・心の悪い食べ物ばかりが取りざたされていて、なぜか、 その土台となる身体の食べ物について、問題にされていることはないよう に思います。

しかしこの問題は日本の存亡にかかわる重大問題です。

なぜならそれまでの日本人の心と身体を造ってきた本来の日本の食が、欧 米のパン・乳製品・肉の食に侵食されて、日本人本来の生命力弱くなって しまった結果として、現在の日本人の健康状態は、癌・アレルギー・不妊 症の蔓延があるのです。長寿世界一だと浮かれている場合ではないのです。

これは日本の消滅の危機という深刻な問題としてとらえなければならない と思います。

昔の日本の子供たちは、炎天下で長時間立ちっぱなしでも、平気で倒れ る者はいませんでした。青山繁晴氏が涙ながらに、硫黄島の兵士たちが高 温・灼熱地獄の洞窟の中で半年間頑張ってくれたおかげで、本土空襲が遅 れて多くの日本人の命が救われた、と仰っていました。

ところが、今の子供たちは、常温でさえも、少し立っただけでバタバタと 倒れる者が続出する現実があります。

今の日本人は、これほどに生命力が弱くなっているのです。ではそうした 現実に、日本人の健康を守るべき医療はどうしているのでしょうか?

現代医学は、病気の苦しみから人々を救っているように見えて、じつは 己の技術力を誇るばかりで、肝腎の患者本人の生命力を損ない弱めて、ま すます医療に依存せざるを得なくしている、という皮肉な現実があります。

これは、治已病という現代医学の方法論上の欠陥からくる必然性なので す。これはどういうことかと云いますと本人の生命力が弱って病気になる と、現代医学は、その過程をほとんど問題にしないで、結果としての病気 を一生懸命研究して何とかしようとします。だから、その症状を抑えるこ とに熱心で、本人の生命力で元に戻そうとする発想がそもそもないのです。

加えて、変動する環境の中で免疫防御・循環など総合的・全身的に調節し て命を守っている<交感神経ー副腎系>と腸管を中心とする内臓のみを統 括している副交感神経(本当は腸管運動神経)という次元の全く異なる神 経を同列の拮抗関係にあるとみる、現代医学の自律神経論の誤りを、両者 は生まれた時代が全然違うという事実が明らかになっても修正しようとな い現代医学こそが、その誤った交感神経論が。熱中症の蔓延の原因でもあ るのです。

これに対して、東洋医学の方法論は、治未病といって本人の生命力で何 とか元に戻そうとするものです。

じつは、これに対して、東洋医学は病気になる前に治すという予防医学 だ、という矮小化された解釈が横行していますが、末期の患者でも、本人 の生命力で何とかしようとするのが、本来の東洋医学の治未病なのです。

ところが今の東洋医学の実態は、吾こそが本来の医療の王道を行く、とい う矜持を持っている者がほとんどいなくなり、西洋医学の下請けに成り下 がっている現実があることは、残念なことです。もっとも、西洋医学の医 者が東洋医学をやるケースが増えているので、やむを得ない面はあります。

しかし、その東洋医学の治未病ですらもが、かすんでしまう衝撃を最近 経験しました。

病気を治すのは薬、食は身体を造るものであり健康を維持するもの、と いうこれまでの固定概念が粉々に粉砕される現実を目の当たりにしたのです。

東洋医学の治未病はあくまでも薬で、つまり、毒を以て、現在の本人の生 命力の中のある部分の力を発揮させて、生命力を邪魔している毒を排出さ せて、生命力そのものが滞りなく発揮させるようにするものです。
しかし生命力そのものを遺伝子レベルからより見事にバージョンアップさ せる力はありません。

ところが、その生命力そのものを見事にするものがあったのです。それ も部分的な薬ではなく、それも食の中にあったのです。

公言すると医事法・薬事法に触れますので、あまり大きな声では言えませ んが、これは事実です。あまたの健康食品は、みな部分的ですが、その スーパー天寿食は、ロジャーウィリアムス博士が発見した<生命の鎖>と 云う食の栄養の一般性を完全に満たすだけでなく、遺伝子レベルでの遺伝 子の修復までもできるすごいパワーを持った食が存在していたのです。

このことは、私個人としては、ステロイドによる緑内障で50年間まったく 見えなかった片方の目が、その食で見えるようになってきているという衝 撃的な体験で実感させられました。

このような奇蹟は、このスーパー天寿食では、普遍性なのです。

食によって生命力が見事になれば、癌も、アレルギーも、不妊症さえも消 えてなくなるのです。何故ならそれらは、みな生命力の衰えによるものだ からです。不妊症に対して、現代医学は、本人の生命力などそっちのけ で、ホルモン剤を投与し、人工授精で手段を選ばず無理やり妊娠させよう とします。

その人工授精も、自然の摂理では生命力の強いもの・運の強いものが選ば れるようになっていますが、現代医学は、恣意的に選択しています。
ある医者に、その場合生命力の強いものを選んでいるのか、と問いかけた 人がいましたが、そんなことわかるわけがない、という返事が返ってきま した。これが現代医学の現実なのです。

スーパー天寿食で生命力を見事にすると、そんな不妊症の人でも、生命 力あふれる元気な子が自然分娩で授かるようになります。これは実証され た真実です。どちらが日本の未来にとって有益でしょうか?

日本の本性を取り戻す取り組みは、この点を忘れてはならないと思います
ちなみにそのスーパー天寿食とは、アロエベラジュース・プロポリス・

はちみつ花粉です。花粉は遺伝子そのものです。

脳は遺伝子が巨大化したものと云えます。だから、脳の発達障害の児が、 普通の仔の脳よりも見事になったという奇跡も生まれているのです。

このことは「子育てレシピ」という本に書かれている実話です。この食 は、本当に信頼できるメーカーの中身の濃いものでなければ意味がないこ とを、老婆心ながら申し添えておきます。

日本が日本を取り戻すためには、まず食から、食を本来の日本の食に戻 すこと!歪んだ食によって汚染されてしまった身体には、スーパー天寿食 という力強い味方が存在していることを、是非とも知ってほしいと思いま す。 (稲村 正治)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
(読者の声2) 新元号の発表だけで株が400円、内閣支持率も10ポイント 上昇したとか。日本人の皇室への思いの大きさに今更ながら瞠目するので すが、貴著『明智光秀 五百年の孤独』でお説きのように、光秀を駆り立 てたのも同じ皇室への思い、これは間違いないでしょうね。

「吾妻鑑」や「太平記」を読んでいても感じるのは、天皇のマジカルな力 です。それは武士階級だけでなく農民にとっても同じことで、「中世の 人々がなぜ領主に毎年年貢を払ったのか、その理由は本当のところ判って いない」(新田一郎『太平記の時代』)といいますが、ボクにはボクの先祖 の能登の百姓たちでも、年貢を一種天子様への義務のように心得ていたの でないか、変転する徴税権者をとばして、と想像しています。

日本民族のはるかな成立に「祭祀的統一」を見だしたのは和辻哲郎です。
「われわれは祭祀的統一としての日本民族の成立を見て来た。それは単な る生活共同体ではなくして精神的共同体であり、また単階的な集団ではな くして複階的団体、即ち祭祀的統一たる地方的団体を更に祭祀的に統一せ る高次の団体である。」(日本倫理思想史)

西部邁さんによると天皇への敬重は日本語習慣に浸透しています。「兆民 は、あえていえば、日本人の道徳、法律、自由そして権利の根底に、その 一箇所に、天皇を「神様と同様なり」とみる類の言語習慣がある、とわ かっていたのです。」(『中江兆民 百年の孤独』)。
 
江崎道朗さんが『天皇家百五十年の戦い』で明治の初めに金子堅太郎が バークを紹介して『政治論略』を書き、幸いなことにこの影響が大きかっ たことを紹介しています。
「政府を建設することは一世の人民が独り契約したるに非ずして、既に九 泉の黄壌に化せし祖先と目下政府に支配せられたる人民と及び爾後出生す る所の子孫との三種に関係ある契約を旧来より遵守せしものなれば、決し て一時人民の思想に依て指揮せらるるものに非ず」
 過去と現在と未来、祖先から子孫へと、時間軸における国民統合の象 徴。政府がその担保者だ、というと専制の誹りもありえますが、天皇には そんな恐れがありませんから、バークの理想をも超えているのかもしれま せん。(石川県、三猫匹)



     
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
緊迫した状況が生まれている北朝鮮情勢
━━━━━━━━━━━━━━━━━━


            櫻井よしこ

「緊迫した状況が生まれている北朝鮮情勢 日米主導の制裁をこのまま続 けるべきだ」

2月末のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談決裂後、金正恩朝鮮労働党委 員長の足下が不穏である。

朝鮮問題の専門家、西岡力氏が3月22日にインターネットの「言論テレ ビ」で、北朝鮮の平壌を出発した保衛部の幹部5人、部長3人と課長2人が 姿を消したと報じた。彼らは3月19日に平壌を出発し、中国との国境に近 い新義州で昼食をとり、中朝国境の川、豆満江にかかる橋を渡り中国・丹 東に向かった。そこで中国に派遣されている保衛部員らと落ち合い北京に 向かうはずだったが、忽然と消えた。

保衛部はナチスの秘密国家警察、ゲシュタポと似た組織で政治警察部隊の ことだ。

北朝鮮は直ちに追っ手を出した。保衛部は信用できないとして、軍の工作 部隊である偵察総局の精鋭20人を中国に送り込んだ。元韓国公使で「統一 日報」論説主幹の洪熒(ホン・ヒョン)氏が指摘した。

「幹部の集団逃走は保衛部解体につながる程の衝撃でしょう。5人は家族 を置き去りにして逃げている。家族は間違いなく収容所送りでしょうか ら、余程切迫した状況だったはずです」

正恩氏は祖父も父もしなかった苛烈な粛清に走っている。叔父の張成沢氏 の処刑、母違いの兄、金正男氏の暗殺、自分を守る役割で自分に最も近い 保衛司令部、さらに党の組織指導部までをも粛清し始めている。

組織指導部とは正恩氏自身が作った党の中の党だ。重要政策の決定から幹 部の人事権、正恩氏に上げる情報の取捨選択まで行う。

5人の逃走から8日、北朝鮮は中国当局にも捜索を依頼し、偵察総局の面々 も、ホテルや食堂、民家まで徹底的に捜索しているが、杳として行方が知 れない。ここまでは事実で、これから先は西岡、洪両氏の推測である。

3月1日に北朝鮮臨時政府を作ったと「自由朝鮮」と名乗る勢力が宣言し た。彼らは2月22日にスペイン・マドリッドの北朝鮮大使館を襲い、コン ピュータを持ち去った。米紙「ワシントン・ポスト」が一部始終を詳しく 報道した。自由朝鮮は暗殺された正男氏の長男のハンソル氏をマカオから 脱出させて保護している勢力だが、マカオ脱出は中国当局の協力なしには 不可能だったとされている。

とすれば、保衛部幹部5人が逮捕されていないこととも、中国当局は関係 があるのか。洪氏は次のように憂う。
 「仮に自由朝鮮がハンソル氏を担いで臨時政府樹立を画策しているのな ら、失敗すると思います。それは王朝四代目になり、中国の傀儡ですから」

西岡氏の感想だ。

「もしも自由朝鮮の犯行だとすると、彼らはかなりの組織力を持ってい る。襲撃事件を起こした、それを米国紙に書かせた、マカオからハンソル 氏を救出した。脱北者だけではできないでしょう。米中共に正恩氏の核保 有を望んでいないことを考えると、一連の事件に何らかの工作がされた可 能性はあると思います」

正恩氏はハノイから戻って、すぐに初級宣伝活動家大会を開き、以下の3 方針を打ち出した。(1)米国とは長期戦になる、(2)自給自足を強め よ、(3)指導者(自身)の神格化をするな。

ハノイに出かける前は、党幹部らを前に、対米交渉は順調だ、もうすぐ (日本から)大金をとれる、もう少しの我慢だと言っていたのとは正反対 だ。金一家は常に自分たちを神のように崇めよと命じてきた。それがい ま、人民は首領を神格化せずに、つまり、首領にたよらず食べていけと 言っている。

北朝鮮の国民は1990年代に金正日氏の悪政で300万人が餓死した。彼ら は、「今回は黙って死ねない」と誓っている(「自由北朝鮮放送」代表、 キム・ソンジン氏)。何があってもおかしくない緊迫した状況が生まれて いる。日米主導の制裁が功を奏している。
『週刊ダイヤモンド』 2019年4月6日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1274




           
━━━━━━━
読 者 の 声
━━━━━━━

◎◇◆◇写真映像情報網◇◆週刊AWACS 2019年4月7日◇◆◇◆◇

▼唸声一言/任命責任の追及しかもう手がない野党のアホさ加減

[https://stat.ameba.jp/user_images/20190406/08/unarigoe/0d/b5/g/o0480027014385691099.gif]<https://stat.ameba.jp/user_images/20190406/08/unarigoe/0d/b5/g/o0480027014385691099.gif>

GIFは忖度副大臣辞任で薄ら笑いを浮かべる立憲民主党枝野代表 /youtubeより

塚田一郎国土交通副大臣の口が災いのもとなら、枝野代表の薄ら笑いも災 いのもとでしょう。副大臣を辞任に追い込んだのですから、それは笑いが 止まらないのかもしれません。副大臣の忖度などと言う言葉をこの時点で 使うのはウケ狙いなのでしょうが、そんなことを言わなくても日本人には 阿吽の呼吸と言うものがあります。民主党政権が誕生した時には、小沢一 郎が忖度の対象となりました。共産党政権となれば、さらなる忖度があ り、忖度を無くすことなどできないのです。


野党は忖度に関して未だにグチグチ言っており、その任命責任を追及する そうですが、それでは誰が鳩山政権を作ったのでしょうか?あの鳩山が首 相を続けていたら、この日本がどうなったかを考えるとうすら寒くなりま す。そうなのです。任命責任は国民にあるのです。野党が徹底追及すると 言うことは国民に対して「お前らアホか」と言うのと同じなのです。それ に上記の薄ら笑い、聡明な日本国民であれば、アホは誰か分かる筈です が・・・。


では、今週号をお楽しみください。

https://ameblo.jp/unarigoe/entry-12452480498.html

2019/4/7 唸声


━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

7日の東京湾岸は浅野うちは曇天。
読者:6001人

                          

                        

                          

                         


規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。

  • コメントはありません。