政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4993号  2019・3・24(日)

2019/03/24

                                 
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わたなべ りやう じらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」4993号
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        2019(平成31)年  3月24日(日)



           8ヶ月ぶりの米朝首脳会談:加瀬英明

「拉致:朝鮮半島の闇、日本の闇」第27章:“シーチン”修一 2.0

              「夜と朝の間に」:渡部亮次郎
                    
                       
                      話 の 福 袋
                        反     響
                      身 辺 雑 記

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8ヶ月ぶりの米朝首脳会談
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       加瀬 英明

手ぶらで帰った金正恩委員長の誤算

8ヶ月ぶりにハノイで、米朝首脳会談が行われた。物別れになったのは、 上首尾だった。

サミットの前日、私は都内の帝国ホテルで、経営者団体の例会で講演を 行った。

私は「北朝鮮が核兵器を手放すことはありえない。米朝サミットは、まっ たく成果がなく終わろう」と、予想した。

トランプ大統領は会談後、金正恩委員長を「よい友人だ」と誉めそやした が、何一つ土産を渡すことがなかった。アメリカは北朝鮮に対する経済制 裁を緩めないから、金委員長の苦境が深まることになる。

北朝鮮はアメリカと話し合っているかぎり、核実験や、ミサイルの試射を 行えない。これは、トランプ大統領の大きな功績だ。

金委員長は、ハノイでしくじった。トランプ大統領が“ロシア疑惑”によっ て追い詰められ、来年の大統領選挙へ向けて功名をたてるのを焦っている から、北朝鮮に譲ろうという、アメリカの偏向したマスコミの報道によっ て、日本の識者と同じように騙されたのだ。

アメリカの主要なマスコミは、日本のマスコミが「反安倍」であるよう に、根のない反トランプ報道に血道をあげている。

“ロシア疑惑”はトランプ政権の致命傷にならないし、トランプ大統領の支 持率はかえってあがっている。

このままゆけば、トランプ大統領は再選されることとなろう。

民主党はこの前の大統領選挙で、金粉に塗(まみ)れたヒラリー候補を担い で敗れてしまった反動として、これまで大統領選に名乗りをあげた候補 は、全員が左旋回している。

レースに加わった顔触れのなかで、誰よりも支持が高く、最有力といわれ ているのが、前の選挙でヒラリー候補に肉迫をした、77歳のバニー・サ ンダース上院議員だ。サンダース議員は自らを「社会主義者(ソシアリス ト)」だと呼んでいるが、昔、ソ連を称えたこともあった。

大統領候補の指名レースに参入した顔触れの大多数が、「民主社会主義 者」だといって、経済格差の解消、富裕税の導入、社会保障の充実、国民 健康皆保険、環境保全、国防費の削減などを訴えている。

やはり77歳になるジョー・バイデン前副大統領は民主党主流派で、出馬す れば有力候補になるといわれる。

「社会主義(ソシアリズム)」という言葉が、アメリカで甦ったのは、稀有 (けう)なことだ。これらの候補の支持者は、北欧型の高度福祉国家を目指 している。“アメリカ・ファースト”の変形だといえるが、日本を守る意欲 が萎えよう。

たしかにアメリカでは、富裕層と一般国民との所得の格差が拡大してき た。日本ではカルロス・ゴーン前日産会長が、国民からみて桁外れな報酬 を手にしていたが、アメリカの新聞によれば、2017年にゴーン氏の1690万 ドルに対して、日産より規模が小さいGMのマリー・バラ会長が2190万ド ルを受け取っていた。世界一の自動車メーカーのトヨタの会長は、僅か 400万ドルだった。

習近平国家主席も終身主席となって悦に入っていたが、米中対決を免れよ うとして、トランプ大統領のもっぱら鼻息を窺っている。

北朝鮮が非核化することはありえないし、中国も、アジアと太平洋の覇権 を握る野望を、捨てることはない。

日本が直面する大きな脅威が、3つある。中国と北朝鮮と、日本国憲法 だ。日本は憲法が自国の存立を脅かしている、唯一つの国だ。



       
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「拉致:朝鮮半島の闇、日本の闇」第27章
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        “シーチン”修一 2.0

生前葬を翌日に控えた3月9日夜、奥歯が抜けた。

奥歯抜け さっぱりとして 生前葬 白梅香り ツグミ鳴く苑(修)

相変わらずへたくそである。情緒とか気分といった、琴線に触れるような トッピングがないから散文的で、なんか病院食みたいにまずい。「冷めた 病院食」・・・

「歯」ね。はははは。先日は孫の7歳男児にどこかの永久歯が生えたと 言って春琴様は喜んでいたが、小生が興奮しながら抜けた奥歯を見せに 行ったら、つまらなそうに「もうお粥だね」。切った貼ったのオペ室勤務 が長かったから、血の流れない、命にかかわらない、それもヂイサンの抜 歯なんて「ドーデモエー」なんや。2月の誕生日も祝ってくれへんかった やで!

上下で噛み合う奥歯は一対のみだったが、下のが抜けたから、もう硬いも のは「歯が立たず」で、多分、しゃぶるのかもしれない。上も下も役立た ず、30分くらい肉をクチャクチャペロペロやっているヂイサン・・・美し い・・・とはとても言えないなあ。

菩提寺で、大腸手術で元気になったご住職にお経をあげてもらい、その間 「ご先祖様、父上、母上様、人生はおいしゅうございました、修一はもう 食べられません、間もなくお側に行きます」と祈っていた。あの世では バーボンのメイカーズマークと冷えた吟醸酒、お湯割り焼酎を朝から飲む んだ! あの世は♪酒は美味いしネーチャンはきれーなんや、早いもん勝 ちだで、「お先にーっ」。

ダイエーの写真館では「出張撮影はお宮参りだけ」と断られたので、昼餐 会後に長女に遺影写真を撮ってもらった。何しろ正装なんてめったにしな いから、白いネクタイに変えた正装で数枚、それからペンキ塗りスタイル で数枚。大きく引き伸ばしてもらうのだ。招魂社風の祭壇は先日リニュー アルしたから、そこに飾るのである。

素敵じゃない?「Anne G. of Red Gable、そこそこの善と、数多のいたず らと悪さをした老兵、ここに眠る」なんてさあ、もうあの世の気分だわ。 そう思わないこと?

先日、モード・モンゴメリの自伝的作品「可愛いエミリー」を求めて久し 振りに隣町の書店を覗いてみたが、新潮文庫の棚はずいぶん小さくなって おり、「エミリー」はなかった。悪貨は良貨を駆逐するというが、書店に とっては「売れる本」が「いい本」であって、知性よりも痴性・娯楽・エ ロ志向の品揃えがずいぶん目立つようになった。いくらエロヂヂイでも恥 ずかしくなるほどよ。いやーね!

駅前書店は街の文化程度を代表する、と小生は思ってきたが、小規模の書 店はこれからも痴性優先になるから、書物や読書に特別な思いを持つ読書 人はどんどん書店離れをしていくだろう。ネットで注文できるから書店の 必要性は年々下落していくに違いない。「ショテンとした書店」、ぜんぜ ん役立たずや。

2000年当初は2万店あった書店は今は1.5万店、2025年あたりには1万店を 割るだろう。街の本屋さん(大体小規模)はまず消えているだろう。書店 は返品自由の委託販売で、ローリスク=ローリターンだから、老いた経営 者も店をたたむことに未練はないだろう。跡継ぎもいやしない。取次店が データをもとに書店に本を送り、売れない本を返品するのが書店の仕事 で、「個性的な書店」にしたければ買い切り/返品不可でリスクを背負っ てやるしかない。

駅前で本屋をやるよりもコンビニや飲食店などに店舗を貸した方がよほど いいから、書店廃業の波は続くだろう。

出版社にとっても良書は「売れる本」だが、それだけでは「文化の担い 手」として格好がつかない、メンツが立たないという気分があり、たまに は学術的に「いい本」を出すこともある。学術的だから買ってくれるのは 学術的な人で、これは少数派だから「初版の2000部を売るのに3年かかっ た」なんていうケースはザラだろう。「わが社の良心で出版した」とは言 え、社内からは「あれは社長の道楽。趣味・道楽が過ぎると会社が潰れち まうよ、ウッタクもー」なんて陰口を言われたりするのだろう。

昨秋、左膝の皿を骨折して入院したが、病棟には福祉団体が提供している 本棚がある。市民の協力で本を集めているのだろうが、本当にいい本は皆 手元に置いておくから、大体、ろくでもない本ばかりになる。小生も暇つ ぶしで何冊か読んだが、川上弘美著「古道具 中野商店」を読んでいて気 持ち悪くなり、吐き気がした。67歳にして初めての経験だったので、とて も驚いた。

「わたし」と年下の「タケオ」は同じ職場で恋愛関係になった。吐き気が したのは、この行(くだり)だ。

<「猫って、かわいいね」話のつぎほがなくて、わたしはそれでも明るい 口調のまま、言った。

「そうすかね」ようやくタケオは口を開いた。
「かわいいよ」
「そうでもないす」
「じゃなんで餌やってるのよ」
「べつに」
なんなのよ、とわたしは叫んだ。わたしがなに言ったっていうの。・・・
「べつに」とタケオはもう一度繰り返した。・・・
わたしはますます腹がたった。ものすごく意地悪なことを言ってやりたく なった。
「もう会わないからね」わたしは言った。タケオが振り返る。
「もう、二人では、会わない」・・・
タケオは店から出ていってしまった。待って、とわたしは言おうとした が、声にならなかった。
なぜ自分が咄嗟にあんなことを言ってしまったのだか、ぜんぜんわからな かった。>

その場の感情だけで動く・・・理性がなく、まるで狂気だ。女はやっぱり そういうものなのか・・・と心が動揺し、嘔吐感に襲われ、しばらく目が 回るほどだった。耐え難い、救い難いほどの直情径行、無思慮、自己中、 支離滅裂、暴走、軽薄、無礼、狂気、被害妄想。統失一歩手前じゃないか。

川上弘美って何者よ。

<1996年に「蛇を踏む」で第115回芥川賞を受賞。2009年に離婚してい る>(WIKI)

<文壇における川上弘美の地位が向上しつつあるにも関わらず、その向上 を後押しする評価に関しては不思議な傾向が見られる。というのは、書 評、批評の数から川上弘美の作品が読者に刺激を与えていることが明らか だが、作品の解釈は批評家によって千差万別である。例えば、芥川賞を受 賞した「蛇を踏む」に対する選考委員の評言だけをとっても作品の評価が いかに揺れているかが分かる。

宮本輝は「蛇が人間と化して喋ったりすることに、私は文学的幻想を感じ ない。(中略)寓話はしょせん寓話でしかないと私は思っている」と言 い、石原慎太郎は「蛇がいったい何のメタファなのかさっぱりわからな い。(中略)こんな代物が歴史ある文学賞を受けてしまうというところに も、今日の日本文学の衰弱がうかがえるとしかいいようがない」と断言し た>(「川上弘美研究序論」)

慎太郎(シンプルなガキ大将、トムソーヤとかハックみたいな自然児、障 子破り)が分からないのだから、のび太みたいなパープリンの小生が理解 できないのは当然か。理性、理論、科学ではなく、感性、感覚、感情、気 分、空気、思い込みで動くような、得体のしれない、まるで鵺(ぬえ)、 魑魅魍魎、狂気の世界。旦那も逃げるわな。

これが「典型的な女の特徴」だとすれば、繰り返しになるが「赤毛のア ン」作者のモード・モンゴメリは理性と感性を高いレベルで止揚した、稀 に見る才能を持った人だったと思う。

「アン・ブックス」には一神教(プロテスタント)の特定宗派(長老派) に洗脳された「私は賢く、正しく、それと違う人はバカかキチ〇イ」と愚 弄する女がごろごろ出てくる。

先鋒:レイチェル・リンド夫人

<(孤児のアンを受け入れた)マリラが、そっけなく云った。「あんたは アンが見たいんでしょ。呼んできますよ」

アンはすぐにとんで来た。果樹園をほっついていた喜びが、そのまま顔に 輝いている。けれど、見知らぬお客のいることに気付くと、すっかりはに かんで、もじもじ立ちどまった。一見、彼女はたしかにヘンテコな子供と いうほかはなかった。孤児院から着てきた、寸のつまった交織の服を着 て、やせた脚がぶざまに長く見える。そばかすがいつにもまして沢山に、 はっきりあらわれている。

無帽で風に吹きまくられてきた髪はもじゃもじゃになって、こんなにも 真っ赤に見えることも珍しい。

「なるほどね、この様子じゃ誰も拾い手はなかったろうよ、確かにね」と リンド夫人は力を込めて云った。彼女は遠慮会釈なくものを言うのを自慢 にしている、気のいい、罪のない部類の女だ。

「なんともやせっこけで、みっともない子だね、マリラ・・・ちょっとこ こへ来て、おばさんに見せておくれよ。なんとまあ、あんなそばっかすっ てあるかねえ。髪ときたら、にんじんそっくりの赤さじゃないか。さあ、 お前さん、こっちへおいでよ」

アンは確かに来たが、レイチェル夫人に呼ばれた来方ではなかった。台所 の床をひと飛びにしてレイチェル夫人の前に突っ立った。怒りで顔をまっ 赤にし、唇をふるわせ、やせた全身をわななかせた。

「あんたなんか大嫌い」と彼女は、床を踏みならし、声をつまらせながら 叫んだ。「きらいよ・・・きらいよ・・・きらいよ・・・」一つずつ憎し みをぶちまけるごとに、床を鳴らす音は大きくなった。

「よくも、やせっこけでみっともないなんて云ったわね。よくも、そばか すだらけで赤っ毛なんて云ったわね。あんたこそ乱暴で、失礼で、ずうず うしい人だわ!」

「アン!」と、すっかり面食らったマリラが叫んだ。

けれどアンは、頭をあげ、眼を燃やし、手を握りしめて、なおレイチェル 夫人へ勇敢に立ち向かっている。激しい怒りが蒸気のように彼女から立ち 上った・・・>

嫌なババアだが、やがてレイチェル夫人はマリラと同様にアンにメロメロ になり、なんと同じ屋根の下で暮らすまでアンを愛し、アンに愛されるの である。孤立無援になって強制措置入院、精神病棟に隔離された発狂亭雀 庵とはなんと大きな隔たりがあるのだろう! 可哀そうなヂイヂ、Ann G. は、今日もハシゴを昇ってあの世を目指しているのよ、たった一人で。古 人曰く「自業自得、身から出た錆、世のため、人のため、逝ってよ し!」・・・うーん・・・

反論の 言葉もなくて 空を見上げる 笑って許して 雨やみ東風吹く(修)

駄洒落集なんて面白そうだが、「恵存」「謹呈」と贈ったところで資源ゴ ミか病院の本箱行きだろうな。(つづく)

さてさて、全然進展しない拉致問題。「WiLL」2007年11月号、重村智計早 稲田大学教授「拉致問題はなぜ解決しないのか」から要約する。(敬称略)

<なぜ、拉致問題解決は進展しないのか。最大の原因と責任は、小泉純一 郎元首相にある、と指摘せざるを得ない。

小泉は拉致被害者を取り返し、金正日に拉致を認めさせた。これは歴史的 な成果である。しかし日本政府は2002年9月の日朝首脳会談の際に金正日 に「拉致日本人全員の帰国」を要求しなかった。日本政府が求めたのは 「(日本政府が拉致認定した)12人の安否情報」だけである。それ以上の 日本人が拉致されているのは間違いない。

それなのに「北が把握している拉致日本人全員の帰国」を要求しなかっ た。本来ならこう迫るべきであった。

「偉大な指導者は、問題を一挙に解決すべきだ。そうすれば日朝正常化を 実現できる。そうでないと日本国民が納得しない。後々まで問題を残すこ とになる。偉大な指導者の偉大な決断で歴史を変えていただきたい」

北は、日本政府が「安否情報」だけを要求したから「5人生存、8人死亡」 と回答したのである。外交交渉では要求されないものを出す必要はない。 北は「安否情報」に応じた。だから北は「拉致は解決した」と言い張るの である。

拉致問題が進展しない原因と責任について整理するとこうだ。

1)拉致被害者全員の帰国を求めなかった。
2)主権侵害を主張しなかった。
3)首相は、拉致被害者救出より支持率上昇が目的だった。

4)拉致解決を日米同盟の共通の目的にしなかった。
5)平壌の内部情報を入手し、分析できなかった。

国際法上、拉致は明らかに主権侵害である。工作機関員や軍、工作機関の 船舶が日本の主権を侵害したのである。「主権が侵害された」との認識 が、日本の政治家はもちろん、小泉元首相と(外務省の)アジア太平洋州 局長(田中均)にもなかったのではないか。主張しなかったのだから主権 意識が欠如していた、と指摘されても仕方がないだろう>

<修一:田中均はまるで北の外交官だった。WIKIから引用する。

《田中均は、2003年9月には「建国義勇軍国賊征伐隊」を名乗る右翼団体に よって、自宅ガレージに爆発物が仕掛けられる事件が発生。この事件に対 し、石原慎太郎東京都都知事は「(売国的行為をしたのだから)当ったり 前の話だと思う」とコメントした。

同年12月12日の東京国際フォーラムで開かれた日本とASEANとの交流を記 念したレセプションでは、拉致議連の顧問を務めている中川昭一経産相 (当時)に対して「大臣、北朝鮮のような小さな問題ではなく、もっと大 きな事に関心をもってくださいよ」と発言し、中川は「北朝鮮による拉致 で、子どもや家族が26年間も帰ってこない人たちがいる。それでも小さい 問題なのか。 あなたみたいに北朝鮮のスパイみたいなようなことをして いては駄目なのだ」と激怒したと伝えられる》

北や中共に寄り添うアカが外務省やマスコミを含めて日本には先進国には 稀なほど多い。先進国で「共産党」が議席を持っているのは日本だけ。も はや暗愚。慎太郎はいいことを言うが、外務省は相変わらずのアカ、バ カ、高級ワイン飲み放題の下司、面従腹背の嘘つき野郎の巣窟だろう> (つづく)

そういえば、昨年(2018)8月の中共重鎮による恒例の密会「北戴河会 議」はどうなったのだろう。小生は台風24号などの災害復旧で忙しかった ためか、産経を見過ごしていたかもしれない。元産経の福島香織氏が日経 ビジネス8/8に「長老たちの『習近平おろし』失速か 問われる対米戦略 における習近平路線の是非」を書いている。以下はその一部。

<体制内アンチ習近平派の存在

一部長老たちの弱点である出来の悪い子供たちをうまく取り込んで、長老 たちの団結をくずし“習近平おろし”の流れを封じ込めたのではないか、と いうことだ。

もし博訊の報道を信じるなら、(7月)31日の政治局会議で、習近平が一 部長老たちの間にあった不満の声をうまく抑え込むことに成功した、と想 像できる。ひょっとすると習近平サイドから、長老たちをなだめるための 妥協案がだされたかもしれない。

長老、太子党、党中央、メディア、軍部、知識人層にアンチ習近平派が存 在するのは間違いない。清華大学法学院教授の許章潤が7月24日、天則経 済研究所のサイト上に「我々が目下抱いている恐懼と期待」というコラム を発表したが、この中ではっきりと習近平の現政策を「逆行」と批判し、 天安門事件の再評価、国家主席任期の復活、個人崇拝の制止、公務員財産 開示法の施行などを訴えている。個人崇拝は知的レベルの低い行為、とい い、まるで習近平の知的レベルが低いといわんばかりだ。

また国務院発展研究センター金融研究所総合研究室副主任の高善文が7月 28日、地方の証券会社の講演で、習近平がトウ小平の韜光養晦戦略を放棄 したことが米中関係の破壊の原因だ、と指摘したと伝えられている>

「韜光養晦」、まあ「能ある鷹を爪を隠す、で行け」という歴戦の強者、 トウ小平の遺訓だが、中学もまともに出ていない習近平には難しかったの だろう、理解できずに強引な天下取りを宣言し、これが米国トランプの制 裁を招いて経済がガタつき始め、国内でも「アンチ習近平派」の息を吹き 返させてしまった。内憂外患、中坊は山頂からころばないように下山し始 めた。

タガが緩みだすと「溺れる犬をさらに打て」という国柄だから、へたをす ると天安門で公開処刑されかねない。第2次天安門事件は文革方式のリン チか、あるいは高射砲で銃殺の金北豚方式か、習近平は選ぶ権利がある。 戦車で引かれてミンチになるとか、トウ小平の息子は文革で追い詰められ てビルから転落したが、これもなかなか味わい深いな。生前葬をお勧めし ます。

発狂亭“天寿全うザ・デストロイヤー”雀庵の病棟日記から。

【「措置入院」精神病棟の日々(117)】【2016/12/26】【産経】「露軍 機 黒海に墜落 シリア行き、92人搭乗、故障か」。ツポレフ154型機 で、離陸から2分後にレーダーから消え、ソチの沿岸から1.5キロ、深さ 50〜70メートルで残骸が発見されたという。胴体着水すれば浮いていたろ うが、上昇中にエンジン不調で前部か後部から海に突っ込んだのではない か。この機種は中型機だろうが、イリューシンという評判の悪い旅客機も あったが、ロシア製は国際競争力があるのか。経済制裁で輸出もできない のではないか。

遠藤良介「民主化、経済成長・・・消えた希望 ソ連崩壊25年 露の改革 難しく GDPや平均寿命 東欧諸国との差鮮明に」。今さら国外移住もで きないほとんどの国民はプーチンと心中する覚悟なのだろう。プーチンも 習近平も“最後の皇帝”になりそう。ロシア連邦解体、中共は連邦制 へ・・・早く見たいものだ。

「中国空母が宮古島通過」、さっさと第一列島線と離島にミサイル部隊を 配備すべし。(つづく)2019/3/11



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「夜と朝の間に」
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    渡部 亮次郎

このタイトルの歌を唄ったのは女装で有名になったピーターである。作詞 のなかにし礼は男なのか女なのか判然としないピーターを
夜と朝の境目の判然としない時間に譬えて作詞した。

「夜と朝の間に」

唄 ピーター
作詞 なかにし礼
作曲 村井邦彦

<夜と朝の間に ひとりの私 天使の歌を聴いている死人のように

夜と朝の間に ひとりの私 指を折っては繰り返す 数はつきない

遠くこだまをひいている 鎖につながれた むく犬よ
お前も静かに眠れ お前も静かに眠れ

夜と朝の間に ひとりの私 散るのを忘れた一枚の花びらみたい

夜と朝の間に ひとりの私 星が流れて消えても 祈りはしない

夜の寒さに耐えかねて 夜明けを待ちわびる小鳥たち
お前も静かに眠れ お前も静かに眠れ>

ピーター 本名:池畑 慎之介 いけはた しんのすけ
1952年8月8日(62歳) 大阪府堺市西区 生まれ。
血液型 A型  俳優、タレント、歌手

慎之介は、上方舞吉村流四世家元で、人間国宝にもなった吉村雄輝 の長 男として生まれた。3歳で初舞台を踏み、お家芸の跡継ぎとして父から厳 しく仕込まれた。5歳の時に両親が離婚。母・池畑清子と暮らすことを選 択、鹿児島市で少年時代を過ごした。慎之介が母方の池畑姓を名乗るのは これ以降である。

池畑の性的指向は長らく公表されていなかったが、のちになってバイセク シュアルであることを明言し、男女共に恋愛経験があることを公にした。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

そう言えば私はラヂオとテレビの記者として育ったので、「きょう」とか 「きのう」「おととい」「今月」「先月」「今年」「去年」というテンスの原 稿を書き続けた。だが、これは新聞や雑誌では通用しない言葉であった。

たとえば、きょうに「きょう」とラジオやテレビで放送するのは当然だ が、新聞で「今日」と書いても、配達されるのは「あす」だから、きょう は昨日になってしまっている。だから日付を書くしかない。

TVの記者の古手になったら、盛んに雑誌から原稿を依頼されるようになっ て、このことを厳しく実感した。原稿は例えば、2月に「今月」と書いても 発売される頃は「先月」になってしまっているから
原稿はもともと「今月」ではなく「2月」と書かなくてはならない。

このことはインターネットの世界でも同様である。今日はすぐ明日になっ てしまい、4,5日経ったらいつの今日かわからなくなってしまうではな いか。

投稿してくる人はTVを見ながら「今夜の番組で」と打ち込んでくるが、明 後日になってメルマガやブログに掲載しようとしても、「今夜」とはいつ の今夜か分からなくて困る。今夜とか昨夜ではなくて初めから日付で語っ ていただかないと、主宰者泣かせの原稿になっている。

これきりのことを書くのに、ピーターのことから書きはじめた。
「夜と朝の間に」と言えばピーターだから、こうなった。私はNHKで政治 記者を約20年やったが、正式なNHK教育を受けていない。

非正式職員に採用されて、秋田県大舘市駐在の記者(単身)になり、放送用 (耳から聞かせる)文章を独りで考えて送った。1年後、試験に合格して正 式記者に採用されたが、もはや教えるところは無いのか研修所(東京・ 砧)へは入れられず仙台の現場に突っ込まれた。ネタや文章がNHK的でな いのは、その所為だろう。2010・2・27




          
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読 者 の 声
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◎22日夜の対コロンビアのサッカーに思う:前田正晶

導入部:

このアパートに先頃惜しくも故人になられた中国地方の野球の名門校で監 督を務められ、何人もの選手をプロ野球界に送り込まれたH氏がおられ た。何時のことだった「プロや甲子園の野球のテレビ中継をご覧になりま すか」と伺ったことがあった。答えは「見ない」であり、理由は「我々は 試合進行の全体を見て判断するので、部分的なことしか映し出さないテレ ビ中継は意味がないと思うから」だった。「なるほど」と思って伺った。

サッカーと野球では試合の進め方がまるで異なるが、高齢者となった私は 最早サッカーのテレビ中継を見るしかないのだが、H氏と同様の不満はあ る。それは、テレビ中継をしているプロデューサーかカメラマン次第かと も思うが、全体が見えず部分的にしか「何がどうなっているかは解らな い」のであるから。換言すれば「逆サイドで誰が走っているか、何処にい るか、前方では何処が空いているのか」が解らないようなことが多いのだ と言うこと。

サッカー経験者がお解りだと思うが、同一平面上でも全体の動きは瞬時に 読み取るか、または自分の所にパスが回ってくる瞬間科寸前に「誰が何処 にいるか」くらいは把握しておくべきだし、また瞬時に見ておくことはで きると思っている。だが、テレビカメラの動きでは容易にそこまで映し出 せないようだし、重要なことである「無駄かも知れないと解っていても、 チャンスが来るかも知れないと考えて反対側を全力で走っている者」の存 在は先ず解らないのだ。

いきなり講釈になってしまったが、そういう不満はあるものの、昨夜も 「もしかして勝てるかも知れない」との淡い希望の下にご贔屓の香川真司 が暫く振りに呼ばれた対コロンビアのキリンカップ戦を見ていた。残念な がら淡い期待は淡いままに終わったが、あの顔触れでは「試行錯誤」の段 階だろうと思っているので、それほど落胆はしないで済んだ。マスコミの 予測では「南野、中島翔、堂安」と香川が合うのかが問題であるように なっていた。私は「彼ら新世代の3人が香川にどう使われるかの問題で は」と思っていた。即ち、合わせるのが彼ら3人の務めだということ。

攻撃面:
攻める方から振り返ってみよう。確かに、中島翔はその特徴であるキープ 力を活かして動き回ったが、あれは優れた個人技の域を出ておらず、ゲー ムメーカーとしての働きではないと思って見ていた。しかも昨夜は「機を 見るに敏」と評したいような鋭いロング(なのだろう)シュート放って見 せたが、遺憾ながら殆どテレビ用語にいう「枠を外れていた」に終わっ た。その点を別な表現をすれば「決定的なチャンスの形を作り出すタイプ の選手ではなく、ここぞという時に別人のゲームメーカーが活かしてやる べき選手なのかなと思わせられた。

南野も堂安も現時点での彼らの持てる力を出せていたとは思うが、その力 では南アメリカの強豪を振り切るまでの域には達していなかったというこ とのようだった。だからこそ、途中で交代する結果に終わったと思う。 (私の好みではなく未だ力強さが不足していると見ている)大迫を呼べず に出した鈴木武蔵は、昨夜だけの出来で批判すべきではないのかも知れな いが、身体能力だけが目立っていたようでは仕方があるまい。何しろ全体 が「試行錯誤」段階にあった試合だったから。なお、私には森保監督が香 川を20分程度しか使わなかった真意というか意図が解らなかったのも遺憾 である。

守備面:
守る方では、吉田麻也も長友佑都のいない4バックは敗れたりと雖も善戦 健闘だったとは思う。富安も復帰してきた昌子源は持てる力を出せていた と思う。守屋はJリーグに在籍する選手としては良くやっていたとは思う が、何をしても外国に移籍しないのが解る程度の不正確なのが気になっ た。私は解説者やアナウンサーが褒めるほど柴崎岳ほど評価できないまま になっているのが残念だ。また昨夜は安定していると評価してきた山口蛍 の影が薄かったのが不思議だった。

対戦相手:
所で、相手のコロンビアだが、W杯の時は10人で戦わざるをえなかったこ ともあって「本当に強いのか、上手いのか」を測りかねていた。だが、昨 夜の出来では「戦術的には中くらいであり、個人の身体能力と天性かと思 わせるほどの球扱いの上手さ」が目立った程度だったようにしか見えな かった。アナウンサーがうるさいほど怖れて見せた「ハメス・ロドリゲ ス」もあれほど厳しくマークされれば、普通の人に終わらざるをえなかっ た程度らしいと思って見ていた。

もしかして、彼らは本気で当たってきていなかったのかなと、ふと疑った ほど「上手いな」と感心させられる試合運びがなかった。敢えて極端な表 現をすれば「コロンビアも小汚いサッカーをするという点では、中近東の 諸国と余り変わらないのでは」という時間潰しをやってみせるは、反則を 取られた場面でボールを持ち去って相手に直ぐに蹴らせないような悪さを するのが目立った。尤も、昨夜に限っては、我が方は抜き去っていく相手 に足をかけては転倒させるという反則が多かったのが目立っていたが。

結び:
現時点では、森保監督が何時になったら試行錯誤の段階を終えて「最善の 代表テイーム」を構成できるかだと思うが、欧州に行っている連中を代表 に呼び戻せないような契約をさせないことには、今回の大迫の不参加のよ うな問題が生じるのだと思う。鈴木一朗君は契約には「ホームラン王と 取った時」という条項を入れていたそうだ。「まさか」と思う向きもある だろうが、その危険性(可能性)が皆無ではないと当人は承知していたと 聞いた。そういうのが契約社会なのだ。


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身 辺 雑 記
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自宅近くの都立猿江恩賜公園の桜も開花していた。23日は土曜日だが雨の 心配もあり花見の宴は展開されるだろうか。公園側は臨時の大型ゴミ置き 場を設けるなど大童だったが。
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創刊日:2004-01-18  
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