政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4990 号  2019・3・2([木)春分の日

2019/03/21

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わたなべ りや うじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」4990号
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        2019(平成31)年  3月21日(木)春分の日



         タリン海底トンネルに中国が資金:宮崎正弘

             「の」に賭けた初入閣:渡部亮次郎

    前向きな報じ方が多かった韓国大統領演説:櫻井よしこ
                     
                      話 の 福 袋
                        反     響
                      身 辺 雑 記
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タリン海底トンネルに中国が資金
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)3月14日(木曜日)
   通巻第6016号   
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こんどはヘルシンキ ーー タリン海底トンネルに中国が資金
  大法螺に聞こえるのは少数、EU諸国は深刻にウォッチへ
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 フィンランドの首都ヘルシンキから対岸エストニアの首都タリンへ、海 底トンネルで繋げようという掛け声は今世紀初頭から本格化していた。

この巨大プロジェクト、まだゴーサインが出ているわけではないが、2016 年にEU委員会はフィージビリティ・スタディを開始している。実現の可 能性く一説には2025年完成という報道まである。

だが、問題は費用の捻出とNATOの安全保障との絡みとなる。

ヘルシンキ ー タリン間に敷設が計画されている海底トンネルは50キロ から70キロ。ルートによって距離が異なる。ちなみに青函トンネルは53・ 9キロ。ドーバー海峡の海底トンネルは50・5キロ(海底部分では青函ト ンネルより長い)。技術的には難しい工事ではない。中国の港珠澳大橋は 全長55キロに及ぶが、海底トンエル部分は23キロだ。

EU諸国とて景気浮揚のための公共投資、土木工事の必要は認めており、 とくにバルト3国の経済活性化は喫緊の課題である。

この世紀のプロジェクトをファイナンスしようとする財団に、中国が突如 擦り寄ってきた。「建設資金のうち、1500万ユーロ(米ドルで1690万ド ル)を出資したい」というのだ。

この噂話は、ヘルシンキの中国大使館も知らないところで拡がり、フィン ランド外務省は預かり知らないと案件に関するコメントを避けている (ジェイムズタウン財団、ユーラシア・ディリー、2019年3月12日)。
何が出てくるか?
    
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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閉塞感が漂い、鎖国状態にあった日本人に与えた一種の羨望と衝撃
 兼高かおるの処女作、みずみずしい世界旅行記が甦った

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兼高かおる『世界とびある記』(ビジネス社)
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一世を風靡した兼高かおるの「世界の旅」。

彼女の著作のうち2点ほど新潮文庫に入っている。本書は1959年に上梓さ れた兼高かおるの記念すべき処女作の復刻である。

当時、閉塞感が強く、事実上の鎖国状態にあった日本人にこの著作が与え た一種の羨望と衝撃は甚大だった。女性一人で世界の危険地帯に飛びこむ のだ。彼女を囲む狭い社交界では「東京ローズ」という渾名もあった。

兼高かおる女史とは故・藤島泰輔氏の紹介で何回か会ったことがある。古 き良き時代の淑女だが、反面でお転婆。そして活発で活動的な大和撫子 だった。

評者(宮崎)の中学生時代、小田実の『何でも見てやろう』が大ベストセ ラーだった。同時にミッキー安川の『ふうらい坊留学記』があり、海外雄 飛に憧れた。まだ日本人の海外渡航は制限されていて、1964年の東京五輪 前後にようやく自由化された。

だが当時の旅行費用はべらぼうに高く、また一ドルは360円、闇では1ド ルが500円だった。富裕階級の人しか、海外旅行に出かけられず、代替 に著名人等の紀行文をむさぼるように読んだ。

一生に一度でも海外にでる機会があるのだろうか、と漠然と考えていたの が、当時の時代環境だったのである。

さて本書に出てくる兼高女史の最初の雄飛先はハワイ、それから米国本土 留学だった。

帰国後、海外ドキュメントの仕事が入り、台湾、香港、澳門、フィリピン などを取材するのが、本書の主要部分で、当時の風景、裏街の表情にも、 そこで暮らしている人々にも現代とは隔世の感がある。

評者が最初に香港へ行ったのは半世紀ほど前、啓徳空港をでると、むっと 現地の臭いが鼻をついて、体臭と料理の臭気が濃き混ざって吐き気を催す ほどだった。街は不潔で塵だらけ、ホテルのシャワーを浴びて、ホットし た。どの家にもエアコンは装備されておらず、人々は半裸で夕涼みをして いた。屋台における牛肉麺、その異臭。油のような顔つき、サンダルか裸 足であった。

台湾へ行くにも大所帯の荷物、羽田空港には大勢が見送りにきた時代だっ た。飛行場で壮行会などもよくおこなわれた。

彼女は台湾印象期を次のように書いた。

「私は台北の街を縦横に走る輪タクに乗る。そしておよそ前時代的なこの 乗り物に乗って自転車のペタルを汗流して踏む運転手と話をしながら、の んびり街を見て歩く」。

そうだった。人力車が主流で、台北の街は平屋建て、トタン屋根、屋台 村。高い建築物といえば日本時代の総統府、迎賓館くらいしかなかったのだ。

ところで本書は復刻版だが、初版に序文を寄せている人をみて、驚きの声 を挙げた。三島由紀夫だったからである。

三島はこう推薦の辞をこう述べている。

「兼高さんが無頼飛びきりの美人であることは前から知っていた。しかし 早周りの世界一周で有名になった兼高さんと、同一人物であることには、 すぐ気がつかなかった。それほどに男というものは盲目なもので、美女に 対しては、その内(うち)に隠された才能や行動力や智恵などが、なかな か見えてこないのである。彼女の美貌に目をくらまされず、直にその美し い才知にまず接することのできるこの本の読者は、しかし果たして幸福だ ろうか、不幸だろうか」。

原始的冒険心と浪漫的情感に溢れた本書を再読して、評者はもちろん、幸 福な時間、というより懐古の時を過ごした。 
         
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 読者の声 READERS‘ OPINIONS どくしゃのこえ 読者
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(読者の声1) 日本の海洋(排他的経済水域EEZ)は世界6位の面積であ り、中国のそれより広い。中国は本来大陸国家であるにも拘わらず南シナ 海を領有化し太平洋分割論まで出して海洋進出に執着している。また韓国 は日本海を東海と呼称するよう国連に提起したりしている。

近年、中国そして韓国も異常なほど海軍力増強に力を注いでいる。日本の 海洋波高しと云えます。

3月の例会下記の通りです。事前申し込み下さい。

              記

1.日時:平成31年3月23日(土) 14:00―17:00

2.内容:1400  講演 :東海大学海洋学部 教授 山田吉彦 先生
        テーマ: 「日本の海洋権益」
       1620 懇親会
3.場所:たかつガーデン(大阪府教育会館)3F 「ローズ」会議室
TEL:06(6768)3911 〒543-0021 大阪市天王寺区東高津町7番1号
    (地下鉄千日前線(又は谷町線)谷 町9丁目下車北東へ5分
4.会費:4,500円程度(懇親会費を含む。講演のみは1,500 円)ただ し、学生は無料
5.主催: 弘志会 幹事 福井成範 fukuima@tree.odn.ne.jp
TEL090-3090-5452
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(読者の声2)維新の会が提言している「大阪都(現行)案」は無内容な 愚論、暴論だと私は考えるが、橋下前市長が実施したものに「区長公募 制」があった。

その後、この「成果」についての検証は行われているのだろうか。
また、制度が継続されているのだろうか。

この制度により誕生した「公募区長」なる方々の提言を見ると、公用車が 無いのはけしからぬと宣うた方、自転車を減らし電気代を節約すると宣言 した方、登校拒否対策として区長が直接相談に乗ると言った方、区長室を 1階に移して区民と対話すると言う方、その提言は、私には「政策」には 勿論のこと、思い付きにさえも値しないレベルとしか感じられないものば かりであった。

この程度の「政策」を実施するために、1千万円を超える年棒で区長を公 募する意味があったのだろうか。

しかもこんな連中では実務(区の業務は、戸籍関係など定型的ながら適正 さが要求されるもの生活保護などかなり困難な窓口業務等が多いはず)が 動くわけもないから、結局は、従来の区長クラスを副区長として置いただ けではなかったか。人件費の無駄以外の何物でもない。

橋下前市長を称賛する向きもあるが、水道事業民営化案の討議資料を読む と、経営論においても、法律論においてさえも、実に杜撰で軽い思考しか できない人物であることが分かる。小泉、小池などとともに典型的な衆愚 政治家であるように私には思える。

郵政民営化PRの主たるターゲットがB級国民であったというように、世 の中では「改革」と称されていると、その実質も分からずに飛びついてし まう愚かな方々が多すぎる。(CAM)


(宮崎正弘のコメント)しょせん、民主主義とは下克上のことであり、ポ ピュリズムとは衆愚政治でしょう。理想は賢人政治、アリストテレス、ソ クラテス、プラトンの時代に、一度は実現した理想社会も、貝殻追放を もって終わりました。

「最大多数の最大幸福」というデモクラシーの制度を悪用しているのが、 欧州の鼻持ちならぬエリート主義、そして乱暴な多数決原理

(WINNER TAKES ALL)を突っ走る米国ということになり ますか。

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(読者の声3)貴誌前号の書評(渡部昇一『古事記の読み方』、WAC文 庫)の中で紹介されている魯迅の孫の話は、じつに面白いですね。中国共 産党の本質がよくわかります。

 宮崎さんが魯迅の孫の台湾亡命直後にまっさきにインタビューに行かれ たとは、しりませんでした。あの頃から行動力があったのですねぇ。

我々が歴史で習った中国共産党の歴史で創始者だった陳独秀の名前が見え なくなったと思っていたら、そういうことだったのですが。まるで写真を 入れ替えるように歴史を変えてしまうわけで、呆然となります。
   (AT生、杉並)



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「の」に賭けた初入閣
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     渡部 亮次郎

建国記念「の」日が初めて施行された昭和42(1967)年2月11日。その時園 田直(すなお、故人)は衆院議員当選既に9回なのに未入閣で衆院副議長 のまま。しかも4日後に副議長に再選と言う椿事。

だが佐藤栄作首相は、園田の異能ぶりに感服していた。忘れずにこの年の 11月25日に行った第2次内閣の第1次改造で厚生大臣に抜擢した。園田は53 歳の初入閣だった。

「建国記念の日」と定められた2月11日は、かつて紀元節という祝日で あった。

紀元節は、『日本書紀』が伝える神武天皇が即位した日に基づき、紀元の 始まりを祝う祝日として、1872年(明治5年)に制定された。

この紀元節は、1948年(昭和23年)(連合国による占領下)に制定された 「祝日に関する法律」附則2項で、「休日ニ關スル件」(昭和2年勅令第25 号)が廃止されたことに伴い、廃止された。

しかし独立を果たす1951(昭和26)年頃になると紀元節復活の動きが見ら れ、1957年(昭和32年)2月13日には、自由民主党の衆院議員らによる議員 立法として、「建国記念日」制定に関する法案が提出された。

とはいえ、当時野党第1党の日本社会党が、この「建国記念日」の制定を 「戦前回帰、保守反動の最たるもの」と非難・反対したため成立しなかっ た。

1957年8月2日、神社本庁、生長の家、郷友会、不二歌道会、修養団、新日 本協議会などの右翼団体は紀元節奉祝会(会長:木村篤太郎)を結成して 推進を画策した。

しかし、その後9回、法案提出と廃案を繰り返しただけだった。これに目 を付けたのが1965(昭和40)年12月20日、第45代衆院副議長に選出された 熊本県天草選出の園田直だった。

社会党国対委員長石橋政嗣(まさし=長崎選出}と密かに手を組み、建国記 念「の」日にして「2月11日」を国会ではなく政令で定めるなら反対しない と言う妥協案を創り上げた。

名称に「の」を挿入して「建国記念の日」とすることで、“建国されたと いう事象そのものを記念する日”であるとも解釈できるように修正したの である。1966年(昭和41年)6月25日、「建国記念の日」を定める祝日法 改正案は成立した。

同改正法では、「建国記念の日 政令で定める日 建国をしのび、国を愛 する心を養う」と定め、同附則3項は「内閣総理大臣は、改正後の第二条 に規定する建国記念の日となる日を定める政令の制定の立案をしようとす るときは、建国記念日審議会に諮問し、その答申を尊重してしなければな らない」と定めた。

建国記念日審議会は、「粋人」菅原通済を会長に学識経験者等からなり、 総理府に設置された。約半年の審議を経て、委員9人中7人の賛成により、 「建国記念の日」の日付を「2月11日」とする答申が同年12月9日に提出さ れた。

同日、「建国記念の日は、2月11日とする。」とした「建国記念の日とな る日を定める政令」(昭和41年政令第376号)を公布、即日施行した。当 に「の」が自民、社会両党の妥協を成立させた。

また佐藤内閣にとっては実兄の岸信介内閣以来、歴代内閣の成しえなかっ た事実上の紀元節復活を成し遂げたのであった。この「の」という奇策へ の「回答」が園田の初入閣だったのである。

私はこうした経緯を当時NHK政治記者としてつぶさに取材。園田の頭の良 さにつくづく惚れた。彼が特攻隊生き残りである事も知って尊敬した。そ うした事が後に私を外務大臣園田直の秘書官にした理由である。(文中敬 称略)2008・2・10


      
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前向きな報じ方が多かった韓国大統領演説
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             櫻井よしこ

「前向きな報じ方が多かった韓国大統領演説 私の印象はむしろ底意地の 悪い日本非難だ」



文在寅韓国大統領の「3・1運動記念式」での演説を前向きに報じたメディ アが多かった。

「時事通信」は「日本批判を控えた」とし、「毎日新聞」は「文大統領 『協力の未来』強調、対日批判避ける」の見出しで「直接の対日批判を控 え、『朝鮮半島の平和のため、日本との協力も強化する』と日韓協調を呼 びかける内容」だと伝え、「朝日新聞」は「外交摩擦を避ける姿勢を示し た」と報じた。

私の印象は異なる。文演説を貫く思想と論理に「対日批判を控えた」など の論評は当たらない。むしろ、まつわりつく底意地の悪い日本非難だった と感ずる。

氏はざっと次のように語っている。

「日帝(大日本帝国)は独立軍を『匪賊』、独立運動家を『思想犯』と見 做し弾圧した。このときに『アカ』という言葉もできた。これは民族主義 者からアナキストまで、全ての独立運動家にレッテルを貼る言葉で、日帝 が民族を引き裂くために用いた手段だった」

日本の敗戦で朝鮮は独立した。彼らはそれを「解放」と呼ぶが、文氏は 「解放された祖国で『日帝警察の出身者』が『独立運動家をアカとして追 及し、拷問』した」と演説している。

日本が「民族を引き裂く手段」を朝鮮社会に埋め込み、それが独立後も生 き続けたと主張したのだ。「多くの人々が『アカ』と規定され」「家族と 遺族は反社会的の烙印を押された中で不幸な人生」を送り、現在もその呪 いが続いているというのが文氏の非難だ。

「今も、攻撃する道具としてアカという言葉が使われており、変形した 『イデオロギー論』が猛威をふるっている。一日も早く清算すべきは、こ のような代表的な親日残滓です」

どう読んでもこれは、「対日批判を控え」「日韓協調を呼びかける内容」 ではないだろう。文氏の批判は反日にとどまらず反米にも通ずる。朝鮮半 島を巡る国際政治の力学を、従来の「日米韓vs中北」から「日米vs中 北韓」の構図に変える意図が読み取れる。

3月1日のインターネットの「言論テレビ」で朝鮮問題の専門家、西岡力氏 が解説した。

「文演説に先立つ2月27日に、韓国の第一野党である自由韓国党の代表選 挙が行われました。3人の候補者は、文政権は安全保障で北への武装解除 を進め、経済では社会主義政策を取る亡国政権だ、これでは韓国も自由民 主主義体制も滅びると、激しく非難しました。彼らは文政権の思想的基盤 は共産主義に近いと疑っています。そのような中で展開される『アカ』批 判は日帝そのものだという反撃が、先の文氏の3・1演説なのです」

文氏が訴えたのは、日本統治が終わっても憎むべき親日派は清算されずに 韓国に残り、反共勢力、親米勢力に化けて(朴正煕元大統領のような)軍 事政権を作った。自分がその勢力を一掃するのだという決意に他ならない。

それに対して、保守派は文氏の動きの背後には結局、北朝鮮、「アカ」が いると突きつける。さらにそれに対して、その表現こそ日帝の影響を受け た親日派の証拠だというのが、文演説の真意だ。文氏は決して日本に配慮 しているのではない。西岡氏の指摘だ。

「文氏は一方で、大きな嘘もついています。1919(大正8)年の3・1独立 運動の参加人数を202万人、死者は7500人だったと演説しました。実は韓 国の国立機関、国史編纂委員会が2月20日に最新の研究成果として、デモ 参加者は103万人、死者は934人と発表しました。文氏は国立機関の調査結 果を無視して、それに倍、または8倍の大きな数字を言ったわけです。対 日歴史戦はまだまだ続ける執念深さがあるのです」

ちなみに朝日新聞も専門家で構成する国史編纂委員会報告を無視して文氏 同様、死者7500人と報じた。こちらは間違いか、大嘘か。教えてほしい。
『週刊ダイヤモンド』 2019年3月16日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1271


            
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読 者 の 声
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 ◎一寸気になることがある:前田正晶

カルロス・ゴーン氏の裁判:

無罪を常に勝ち取るという強力な弘中惇一?弁護士が新たに選任され態勢 が強化されたと報じられている。だが、保釈の際の仮装は高野という弁護 士の発案だったそうだ。私はその辺の小細工はどうでも良いと思ってい る。だが、気になることは報道によれば、正式な裁判が始まるのは来年か も知れないというではないか。それはそれとして、保釈の際にはフランス 大使館差し回しの車が来ていた。私にはあれでは「フランスという国家ぐ るみの事案になっているのか」と思わずにはいられなかった。

我が国では専らマスコミにとっては動もすると芸能ネタの延長であるが如 き扱いだが、ルノーを抱えるフランスでは言わば「国家マター」であるか とすら思わせてくれる。即ち、フランスとして国家の威信がかかっている 裁判であると看做しているのかと思わずにはいられないのだ。しかも、 ゴーン氏自身は終始無罪を主張し、日産側の陰謀であるかの如き事まで言 い出しているのだ。

そこまでの大がかりな案件になってしまったいるということは、特捜部と しても鉄壁の態勢を採って何としても有罪を勝ち取らねばならない事態で はないのかと、密かに気にかけているのだ。私には法律のことは解らない し、弘中弁護士がどれほどの実績を誇る辣腕弁護士かなどは知る由もない が、我が国の法治国家としての威信や国家としての体面が保てる方向に 持って行って頂きたいものだと思わずにはいられないのだ。それはゴーン 氏の日産立て直しの功績であるとかそういう問題を離れて、国対国の案件 であるが如き方向にフランスが持って行ったことが気になるのだ。

真子様と小室圭さん:

この問題は私如きが口を差し挟む必要などない案件だと思う。だが、その 成り行きは気になるのだ。外野から見れば「事は小室氏の母親対元婚約者 の金銭貸借問題」と「小室氏の一方的なフォーダム大学のロースクール入 学」という二つの問題が恰も一つの案件のようにマスコミが採り上げてい る感があり、単純であったはずの問題が複雑になってしまったように見え る点が気懸かりだ。

フジテレビのバイキングだったかに出ていた石田衣良という小説家は「一 度婚約した女性に婚約を破棄した後で金を返せと言っているのは如何なも のか」という意見を述べていたが、そのように見る人がいるのだと些か感 心していた。方や「解決済み」と言い、方や「上げたつもりはない」と言 い合っていたのでは水掛け論であり、小室家側が未解決で放置しているこ とを秋篠宮様が不快に思われている状態で膠着しているようだ。小室氏の 母親の方はご子息が無事に真子様と結ばれたいのならば、如何なる手段を 講じても解決すべき案件のように見えるが、弁護士まで立てても譲る気が ないようでは如何ともしがたいと思えて気になるのだ。

小室圭さんもニューヨーク州の弁護士の資格を獲得してもアメリカでしか 生計が立たないと聞くから、それ以外にも我が国の弁護士資格まで取得せ ねばならないのであれば、これから先何年かはただ只管勉強に励むことし かしていられないはずで、結婚どころではあるまいし、その間の学費や生 活費を如何にして賄う気なのかと、他人事ながら気になって仕方がないのだ。

トランプ大統領のメキシコ国境の壁:

トランプ大統領は下院を抑えている民主党とは飽くまで事を構えてでも、 この公約を実現する固い決意でおられるようだ。私がその意志自体を云々 する気などはない。だが、どうやら「幽霊の正体見たり枯れ尾花」のよう だったかも知れないロシアゲート問題等々の不利な材料を抱えておられる 大統領は、もうそう遠い先のことではなくなった次の大統領選挙のことを 考えれば、この壁問題は何としても片をつけて鉄壁の労働者階層以下の支 持層を揺るぎなき状態に持って行かねばなるまい。

そこに立ち塞がるのは歴戦の勇であり資金力も豊富と言われているナン シー・ペローシ下院議長率いる民主党なのだ。多くのアメリカ問題の専門 家たちが指摘しているように民主党で次期大統領選挙に出ると名乗りを上 げている者たちの多くは無名であり、しかもリベラルというかアメリカ式 に見れば左派ばかりなのだ。これでは、既にその支持層が
50%に迫っていると言われているト現職のランプ大統領に対して勝ち目は 薄いのではないか。何れにせよ、アメリカの大統領選挙の成り行きは気に なるのだ。

丸佳浩を失念していた:

これは自分で丸君を採り上げ損なったことが気になっているということ。 先日、稲葉監督の言わば日本代表二軍のとでも形容したいような顔ぶれを 批判したと時に、「本来の日本代表はかくあるべし」を論じた。だが、そ こに誰かを漏らしていた気はしたが「良いじゃないか」とばかりに先を急 いでしまった。後になって気が付いたのだが、広島の鈴木誠也を挙げた時 に「確か広島にはもう一人有力な外野手がいたはず」と閃いたのだが、思 い出せずに終わった。要するに、巨人に移った時点で私の記憶から削除さ れたのだ。

それが丸だったのだ。正直に読売巨人軍嫌いの視点から言わせて貰えば 「丸佳浩は何を血迷って巨人の甘言に乗って移籍先に巨人を選んだのか」 と立腹したと同時に悪い言い方をすれば「過去にクルーズ、片岡、杉内、 森福、ゲレーロ等々の多くの飼い殺し、乃至は二軍暮らしの強要(?)等 のように、他球団に移って巨人に害を及ぼさないように高額の年俸で取っ てしまう」という悪い例が幾らあったかなのだ。原監督は報道だけでも丸 に対して上手いことを言っていた。

読売巨人軍嫌いとしては丸君に読売に移って広島の頃のような実績を残し て欲しくはないのだが、それ以前に他球団から金に糸目をつけないで獲得 してきた優秀な者たちが眠っているのだ。ゲレーロだって中日ではホーム ラン王だったが、移籍してきては補欠扱いだ。原監督が如何にして丸君を 使っていく気か知らぬが、片岡やゲレーロや森福のような扱いにして、全 日本代表の有力な外野手を飼い殺しにしないかと一寸気になっている。



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身 辺 雑 記
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21日の東京湾岸は曇天、午後に晴れるか。 


20日、隣の第三亀戸中学校では卒業式。

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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