政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4986 号  2019・3・17(日)

2019/03/17

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 わたなべ りや うじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」4986号
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        2019(平成31)年  3月17日(日)



      中国には譲歩しないことが肝腎:阿比留瑠比

     バングラデシュへ200億ドルを投資:宮崎正弘

  「拉致:朝鮮半島の闇、日本の闇」第26章:“シーチン”修一 2.0

           1億総白痴化は成った:渡部亮次郎             
                       
                      話 の 福 袋
                        反     響
                      身 辺 雑 記
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中国には譲歩しないことが肝腎
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       阿比留 瑠比

「日中外交というのはある意味、日本外交の(あり方の)一つの象徴でも あったのだろう」

安倍晋三首相はかつて、こう語っていた。昭和47年の日中国交正常化以 来、日本外交は「日中友好至上主義」に自縄自縛(じじょうじばく)とな り、友好に反することは全否定する空気に支配されてきた。首相は、国益 を確保する「手段」であるはずの友好が、いつの間にか「目的」となった 倒錯を指摘し、さらに付け加えた。

「友好に反することは何かを誰が決めるかというと、中国側が専ら決める」

首相がこれまでの対中外交で実行してきたことは、こんな旧弊を打ち切る ことではなかったか。

振り返れば平成24年12月に第2次安倍政権が発足した当時、日本と中国の 関係は最悪となっていた。野田佳彦内閣による尖閣諸島(沖縄県石垣市) の国有化がきっかけで、完全に膠着(こうちゃく)状態に陥っていた。
 中国は日本を軽視する一方で、旧日本軍をナチス・ドイツに重ね、首相 を危険な軍国主義者だと喧伝(けんでん)する宣伝工作を続けていた。
 首相との首脳会談も拒否し、会談に応じる条件として首相の靖国神社不 参拝の確約や、尖閣諸島の領有権問題の存在確認など無理筋な要求を突き つけていた。

挑発乗らず冷静対応

それが26年11月には、首相と習近平国家主席による日中首脳会談が実現す る。この時の習氏は仏頂面で笑顔はなかったが、今年9月の会談では満面 の笑みを浮かべる豹変(ひょうへん)ぶりである。

この間、日本は中国の要求には一切応じず、友好を請うような言動も取ら なかった。何ら譲歩しなかったにもかかわらず、である。

理由はいくつも挙げられる。首相自身が展開した自由や民主主義、法の支 配を訴える「価値観外交」が少しずつ中国を追い詰め、包囲網を築いて いったことや、中国の軍事的膨張主義が国際社会で広く認知されたことも 一因だろう。

スラム教徒弾圧が欧米から非難を浴びたことや、米国との貿易戦争で打つ 手がない中国が、活路を日本に求め始めたという事情も、もちろん大き い。中国共産党にとって死活問題である経済成長には、日本の協力が必要 との判断もあろう。

ただ、何より重要なことは安倍政権が中国の揺さぶりに動じず妥協せず、 挑発にも冷静に対応したことではないか。習政権は日本と対決路線を取っ ても得るものはなく、損をするだけだと思い知ったのである。

最近では逆に、安倍政権側も中国の巨大経済圏構想「一帯一路」への協力 など、中国との接近に前のめりになっているのではないかとの見方も出て いる。だが、首相は周囲にこんな本音を漏らしている。

「別にこちらが前のめりということではない。一帯一路の件は、リップ サービスをしているだけだ。中国にカネをやるわけでも出すわけでもない」

パンダ頼みたくない 首相が日中首脳会談で、新たなジャイアントパンダ の貸与を求めるとの観測についても突き放す。

「パンダの件は地方自治体の要請で外務省が勝手に進めていることで、私 は知らなかった。そんなこと頼みたくもない」

首相は今回の訪中に合わせて対中政府開発援助(ODA)の終了を決める など、姿勢は全くぶれていない。むしろ懸念されるのは政界、経済界の今 後だろう。中国の友好ムード演出に浮かれてこちらからもすり寄るようだ と、利用されるだけされてはしごを外される。歴史の教訓である。(論説 委員兼政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】



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バングラデシュへ200億ドルを投資
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)3月16日(土曜日)
   通巻第6019号  
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 サウジ、パキスタンに続き、バングラデシュへ200億ドルを投資
  中国とのバランス回復が主目的。イスラム圏の安定目指す
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バングラデシュの主力産業は繊維、縫製加工、中国資本の工場が約500 社、100万人のミシン女工を雇用している。バングラデシュは世界最貧国 の一つだが、出稼ぎ労働者による送金で外貨収入の30%近くを占める。

 最大の援助国は日本である。しかしJICAの職員10人がダッカでテロ リストに殺害されて以来、バングラへの派遣に尻込みする日本人若者が増 え、次々と投資を拡大する中国とは対比的である。

バングラデシュからサウジアラビアへの出稼ぎは2017年ピーク時に280万 人。ついでインド、フィリピンと続いたが、原油代金下落によるサウジの 不況入りによって陸続と出稼ぎ組は帰国しはじめた。とくにフィリピンで は出稼ぎ組の帰国をドゥテルテ大統領自らが空港に出向き慰労した。

2016年10月、習近平はBRICS会議の帰路、バングラデシュを公式訪問 し、1320メガワットの発電所建設に16億ドルなど、合計260億ドルのプ ロジェクトをぶち挙げて大歓迎された。そのなかにはチッタゴン港の近代 化も含まれていたが、後者のプロジェクトはバングラデシュ政府が断った という。

直前にインドはバングラデシュに対して20億ドルの信用供与を約束してい たが、中国はいきなりインドの10」倍以上の金額を提示し、ハシナ政権の 度肝を抜いた。しかし例によってプロジェクトは遅々として進まず、大半 は具体化せず、中国の誠意のなさに苛立って、サウジアラビアと水面下の 交渉を続けてきたのだ。

 ¥カショギ事件のほとぼりも冷め、ハシナ首相は2月にリヤドを訪問 し、サルマン国王と会見した。

100メガワットの太陽光発電への投資、チッタゴン近郊の工業特区建設と バイオ薬品の共同開発プロジェクトなどおよそ200億ドルの投資が決まった。

地政学的にはチッタゴンが最重要であり、インド洋を扼し、ベンガル湾航 路の死活を制することが出来る。中国海軍にとってはマラッカからミャン マーの西海岸に港を建設し(チャウッピューが最有力候補)、ついでチッ タゴン、スリランカのハンバントタはすでに海軍基地化が進み、モルディ ブからパキスタンのグアイダール、その先がてジブチに造成した中国軍初 の海外基地へと繋げる。


▲バングラの頭痛のタネはロヒンギャ避難民だ

ミャンマーから逃げてバングラデシュに入ったロヒンギャはおよそ90万 人、スーチー政権は国際的な非難に晒され、窮地に陥った。孤立したミャ ンマーの政治空白に入り込んだのは中国だった。

ところでロヒンギャ難民をかかえるバングラデシュは、国連や支援団体を 通じて、いまのところ53万人を難民キャンプに収容している。不衛生で 下水設備などあるはずがなく伝染病で死亡する犠牲が絶えず、急ごしらえ の墓所もあちこちに出来た。

この事態に対処するためバングラデシュ政府は、新しいキャンプ兼職業訓 練センターを建設し、雇用に活用する方針に切り替えた。そのためベンガ ル湾の無人島を開発し、ここに10万人の難民を収容して、工業団地とす る。すでに造成工事は開始されている。

ジュネーブの国連、人権ウォッチ委員会は14日に人権状況の年次報告を発 表し、ロヒンギャ問題を引き続き深刻な問題としたが、同時に中国新彊 ウィグル自治区における100万人の強制収容所を人権侵害の典型として報 告した。
https://www.state.gov/j/drl/rls/hrrpt/humanrightsreport/index.htm#wrapper

国連ジュネーブのキュリエ米大使は、イスラム諸国に対して「同胞が虐待 されている現実を前に、なぜ中国非難に立ち上がらないのか」とし、最 近、エルドアン大統領が中国の遣り方を「人類の恥」と非難したが、この トルコの路線変更を高く評価した。

     
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評 BOOKREVIEW
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 孔子の「心」は中国になく、日本にあった
  日本人は『論語』の「愛」を体現し、中国人は「儒教」に「権力」を 求めた

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石平『なぜ論語は「善」なのに、儒教は「悪」なのか』(PHP新書)
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渋沢栄一は「右手に算盤、左手に『論語』」と言った。

二宮尊徳は「経済のない道徳は戯事だが、道徳なき経済は犯罪だ」と書き 残した。

出光佐三は「道徳には美がある、モラルには美がない」との箴言を残した。

意味するところはモラルはルールでしかなく、道徳は不文律の人間のみち である、ということだろう。

 儒教はたしかに道徳を説いたが、それはルールの強制であり、モラルの 法化とも言える。
『論語』は心のあり方、人間の精神を説いた。つまり儒教と論語は基本の ところが異なるのである。
 しかし学校でも家庭でも道徳を教えなくなったため現代日本人は道徳ど ころか、モラルさえなくした。典型例を挙げれるなら、地下鉄やバスの 「優先席」である。身体障害者、妊婦、老人が優先する座席とは、本来な ら一般席であっても、尋常な人間なら席を譲った。いまはルールを設け、 優先席を人工的に作ったが、すると若者は一般席では老人に席を譲らな い。いやいや、そればかりか優先席にふんぞりかえる若者は老人が前に 立っていても平然としている。
 日本人に道徳がいまも生きているとは思えない。情けない世情である。

 さて本書の著者、石平氏の大活躍については、いまさら記述する必要は ないだろう。次々とアイディアが沸き出ずるように、旺盛な創作意欲の噴 出がある。それも新作毎に新しい分野への挑戦があり、おろそかにして読 み飛ばすことが出来ない。論壇で重要な位置をしめるようになったことは 慶賀に堪えない。
 石平氏は「聖徳太子は仏教を取り入れたが、同時に輸入された儒教は日 本で定着しなかった」と『なぜ日本だけが中国の呪縛から逃れられたの か』で述べ、また前作(『中国人の「善」と「悪」はなぜ逆さまなの か』)では、中国人の精神の基軸になるのは一族(宗族)イズムであると 説かれた。
 
 本書の急所は、「儒教」と『論語』は別々の存在であり、孔子の心を体 現したのは日本であって、中国では儒教は、残酷な「礼教」に化け、人々 を暴力的に支配し、また儒教に「権力」を求めた。この箇所が中国人の認 識する儒教の本質である。
 文革の煽りで石さんの両親は田舎へ下放され、幼年時代の石少年は四川 省の田舎、祖父の下で育った。祖父は漢方医で、『論語』を徹底的に石少 年に教え込んだ。暗記するほどにそれを覚えたが、文革最中の或る夜、祖 父が秘かに『論語』を燃やしていた。後難を怖れたからで、『論語』を 持っているだけでもつるし上げの対象となったからだ。
 四川省から北京大学へ入学した頃、中国には自由の風が吹き始めていた。
 「哲学専攻の私たちは当然のように、孔子や儒教などよりも、ルソーや フランス革命の理想、そしてサルトルに心酔していた。儒教でいう『仁義 礼智信』よりも、『自由平等人権』などの言葉がわれわれの心を捉えた」 (20p)

 「『論語』には、人間性の抑制や人間の欲望の否定を唱える言葉など何 一つなく、ましてや女性の『守節』や『殉節』を(礼教のように)奨励す るような表現はどこにも見あたらない。そのかわりに、孔子が『論語』の 中で盛んに語っているのは『愛』(仁)であり『恕』(思いやり」であ り、親の気持ちを大事にする意味での『孝』なのである」(29p)。
 日本留学を思い立ち、神戸で生活し始める。
「日本にきてからわずかひと月で、私は『礼』に満ちている社会の中で生 きる実感を得」た。日本では礼節、こころのぬくもりがあり、「故子供の 頃に祖父から教わった「論語の言葉と同じような暖かさを(市井の人々 が)持っていた」(35p)。
 すなわち「儒教とは結局、孔子が没してから三百数十年後に、孔子とは まったく関係のないところで作られた一種の政治的イデオロギーであり、 権力の奉仕するための御用教学なのである」(142p)。
 だから儒教は論語とは無縁であり、「「論語」は大いに読まれるべきで あるが、儒教とは単なる過去からの負の遺産であり、廃棄物として捨てて おくべき」であると、ハッとするような指摘がある。
 中国および中国人の理解に大いに役に立つ。

       
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1872回】            
 ――「劣等な民族が自滅して行くのは是非もないこつたよ」東京高商(12)
東京高等商業學校東亞倶樂部『中華三千哩』(大阪屋號書店 大正9年)

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 この若者は「何ぞその臥薪嘗胆の悲痛なる」と綴り、「主として支那が 直接關係する領土方面」における「國耻」に同情を寄せている。

 さらには「各種の方面に於て或は鐵道の敷設經營、鑛山の採掘事業の投 資、かうした場合にも歐米人なら必ず利?折半で隱當だが日本人は大抵の 場合四分六分だといふ、しかもいろんな有利な密約なんかを劍を以て強迫 して定めると訴へられた時僕はむしろ彼らに同情したくなる」と、日本の 強圧姿勢を前にして受け身になる中国側に同情を示す。

 若者が2つの同情を寄せてから12年が過ぎた昭和6(1931)年の春――数か 月後には満州事変勃発する――、日本における英語学の祖とされる市川三喜 は北平(北京)を旅し、「北平で新教育によって名高い孔徳学校を参観」 した際の思いを次のように綴った。

 「日本に対しては国恥地図が小学四年の室にかけてある」のを見て、 「阿片戦争やなんかはおかまい無しの、日本を目標としたものだ。よき支 那人を作る為には、其自尊心養成に必要なら、国恥地図も是非無いとして も、そんなら各国からうけた恥を大小の順に並べるがいい。さしあたって 突かかる目標なる日本に対しての反感を養うべく琉球までを、奪われた、 此恨不倶戴天なんて焚きつける事は、教育をして人間を作る機関から切り 離し、国家の道具製造場と化す苦々しい態度だと思う」のであった。

 若者が「國耻」に同情を寄せたのは大正8(1919)年。一方、壮者の市 川が学校は「国家の道具製造場と化」し、「さしあたって突かかる目標な る日本に対しての反感を養うべく琉球までを、奪われた、此恨不倶戴天な んて焚きつける」と憤慨したのは昭和6(1931)年――同情から憤慨へ。一 介の若者に対するに第一級の英語学者である。経験、識見、社会的影響力 に大きな違いはあれ、同じような事象を捉えながらも、真反対の反応を示 す。この間に過ぎた年月は僅かに12年に過ぎないものの、やはり12年の間 に両国を取り巻く内外状況が激変したということだろう。

 だが、こうは考えられないだろうか。同情も憤慨も支那=中国に対する 過度の思い入れに起因している。そうなって欲しくないから同情し、そう ではないだろうと思うから憤慨する。どちらにしても心情的には根っ子は 同じだ。

 ここで甚だ飛躍するが第2次世界大戦、ことに中国戦線において重要な 役割を演じたアルバート・C・ウェデマイヤー将軍が綴った『第二次大戦 に勝者なし  ウェデマイヤー回想録(上下)』(講談社学術文庫 1998 年)の冒頭に掲げたアメリカ初代大統領のJ・ワシントンの「訣別の辞」 を挙げておきたい。

 「国家政策を実施するにあたってもっとも大切なことは、ある特定の 国々に対して永久的な根深い反感をいだき、他の国々に対しては熱烈な愛 着を感ずるようなことが、あってはならないということである。(中略) 他国に対して、常習的に好悪の感情をいだく国は、多少なりとも、すでに その相手国の奴隷となっているのである。これは、その国が他国に対して いだく好悪の感情のとりこになることであって、この好悪の感情は、好悪 二つのうち、そのいずれもが自国の義務と利益を見失わせるにじゅうぶん であり、(中略)好意をいだく国に対して同情を持つことによって、実際 には、自国とその相手国との間には、なんらの共通利害が存在しないの に、あたかも存在するかのように考えがちになる。一方、他の国に対して は憎悪の感情を深め、そこにはじゅうぶんな動機も正当性もないのに、自 国をかりたて、常日ごろから敬意をいだいている国との闘争にさそいこむ ことになる・・・(以下略)」。

 大正8年の同情から昭和6年の憤慨へ・・・「熱烈な愛着」から「根深い 反感」へ。《QED》
     
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 読者の声 READERS‘ OPINIONS  どくしゃのこえ 
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(読者の声1) 貴誌通巻第6018号(読者の声2)で稲村正治氏が、 「また、なぜ天皇を名乗ったのかは、云われているように中国の皇帝に対 抗して名乗ったのではなく、本当に人間が神になるものと捉えていたから こそ、天皇と名乗ったのです」とお書きになられました。
気持ちは理解しますが、私は以下の宮崎市定氏の説が正鵠を射ていると思 います。
1.「おおきみ」(大王または王)は尊称、つまり現代日本語での「殿 下」、「陛下」に相当するものである。
2.「天皇」は称号である。
3.「天皇」は、元々は「天王」であったものが、「天皇」と書き改めら れた。根拠は、以下のとうりである。
(1)もともと「天皇」なら読み方が「てんこう」のはずである。
(2)三国時代と隋王朝の時代の間は、中国が小国に分れた南北朝時代で あり、中原全体を支配した王がいなかった。
   そのため、諸王の内で最も有力な王を「天王」と呼んだ。「天王」 はもともと仏教用語で仏教の守護者である王のことを言った。
   南北朝時代は仏教が有力であったためこの呼び名が流用されたので あろう。
(3)隋の時代になり、皇帝という呼び名が復活し、皇の方が王より格が 上なので、日本では「天王」を「天皇」と書き方を改めたが、読み方は変 えなかった。

 この説を宮崎先生は昭和40年頃に提唱されましたが、一般には認めら れませんでした。
この説を傍証するものとして、大宝律令で、「すめらみこと」を内政では 「天皇」、宮中祭祀では「天子」、外交では「皇帝」と呼ぶと規定しました。
 日清戦争開戦の詔勅でも日露戦争開戦の詔勅でも「大日本帝國皇帝」の 名で渙発されています。三つの呼び方を天皇で統一したのは昭和になって からです。
  (當田晋也)



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(読者の声2 貴誌前号にあった投資家のジム・ロジャースが「日本経済 はもはや望みがなく、衰退、自滅に向かう」などと悲観的見解をのべてい るそうです。
じつに、いやな意見ですが、今年秋に予定されている消費税増税はどう考 えてもおかしいと思います。
 『クライテリオン』でも反対の論陣を張っているようです。
https://the-criterion.jp/backnumber/s01_201812/
 世界経済の悪化も懸念されている今、安倍首相、本気でやるのでしょうか?
   (HT生、大田区〜



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(読者の声3)次回の「千田会」は黄文雄先生講演『韓国レーダー照射事 件でわかった、日本を見くびる韓国の愚かさ』。
12月20日に発生した、韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管 制レーダー照射事件。常識的な抗議を行った日本に対し韓国側は筋が通ら ぬ弁明を繰り返しているが、何故この様な事態が起きてしまったのか。日 本を見くびる韓国の愚かさについて、評論家の黄文雄先生が多角的な視点 から冷静に語ります。

とき   3月23日(土) 18時30分〜20時30分(開場:18時 10分)
ところ  文京シビック5階会議室C(文京シビックセンター内)
       東京都文京区春日1-16-21  03-3812-7111
講師    黄文雄先生
演題    『韓国レーダー照射事件でわかった、日本を見くびる韓国の 愚かさ』
参加費   事前申込:1500円(当日2000円、学生:500円、高校生以下 無料)
懇親会   21時〜23時頃 参加費:事前申込3500円、当日申込4000円
申込先   22日21時迄にメール又はFAX(当日受付も可)(懇親会は 21日21時迄)
      FAX 0866-92-3551 
E-mail:morale_meeting@yahoo.co.jp
主 催   千田会 https://www.facebook.com/masahiro.senda.50
 https://twitter.com/Masahiro_Senda


       
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「拉致:朝鮮半島の闇、日本の闇」第26章
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        “シーチン”修一 2.0

ムショからムッシュー・ゴーンが奇抜なファッションで出てきた。それだ け見てもタダモノじゃないなあと思う。泣く子も黙る、情け知らずのコス ト・カッター、切れ味抜群、死屍累々、それでも「下請けの 涙の池で  イチニッサン」、どん底泥沼の日産を蓮の華のように甦らせたのだから、 何妙法蓮華経、神様、仏様、ゴーン様。永遠に「中興の祖」として記憶さ れるだろう。その功を私たちは忘れない、日本電装そっくりのファッショ ンとともに・・・

刑務所や拘置所、留置所では「3」が結構な意味を持つ。3日、3週間、30 日、3か月、300日、3年、30年・・・3日耐えれば3週間はもつ、3週間耐え れば30日、30日耐えれば3か月はもつということだが、この3か月≒100日目 あたりは独房暮らしでは結構しんどい。

逮捕後の最初の3週間は新聞も本も読めず、カレンダーと「房内心得」し か読むものがないので辛いが、まだ戦意はあるからどうにか凌げるが、 100日頃には戦意喪失、“拘禁ブルー”になり、娑婆が恋しくなって、とに かく保釈されたいなあと思いが募って、無実なのに検事のシナリオに沿っ てゲロったり、同志を売ったりすることは結構多いようだ。

(裏切りは自責で一生苦しむから割が合わない。新宿騒乱事件(1968年) で逮捕された道浦母都子の短歌に「爪立てて 同志よ黙秘をと 刻みきし  独房の壁 今宵誰が見む」とかいうのがあったが、その同じ事件でパク られたN(某企業の御曹司)は分離公判でいち早く執行猶予になった。そ の後のNは友人をほとんど失い、事件にはまったく触れず、まるで世捨て 人のようだった。同志を売るとろくなことはない。

なお、房の壁はカチカチで、運動場で拾って頭髪に隠して持ち込んだ釘で も歯が立たなかった。道浦の爪は相当硬度が高いようだ)

ゴーンさんは容疑を否認したままで“保釈を勝ち取った”。裁判では一審で ケリがつくのではないか。氏は年齢を考えると、さっさとお仕舞にしてビ ジネス界に復帰したいだろう。実刑でも功績を考えると懲役あるいは禁固 3か月、罰金20億円で、3か月拘留されていたから実際に刑務所に収監され ることはないし、保釈金プラス10億円で罰金は賄える。

必殺無罪請負人のヤメ検もずるずる最高裁まで持ち越すことは勧めないだ ろう。ゴーン氏は娑婆でまだまだニーズはあろうから、10億円なんぞすぐ に稼げるだろう。不動産のいくつかを売ればいいし・・・

まあ、ちょっと公私混同して脱線しただけよ、実業家にはよくあることだ わ、禊をすればOK、引きこもりするより、社会のためにあなたの桁違いの 能力を発揮すべきだと私は思うわ。ガンガン稼いで、ジャンジャン遣うの よ、貯め込むと嫉妬を買うから、アドバイスをしておくわ、良くって?

カネと無縁の小生は3月6日に確定申告の書類を税理士に送った。40年近く 確定申告をしているが、今年は税務署から申告用紙が届かず、「歳だし、 キチ〇イだし、骨折もして廃車寸前だから納税免除なのかもしれない」と 思ったりしたが、情け容赦しない泣く子も黙る税吏がそんな温情をするわ けはないわなあと考えていたら、「そうか、税理士が小生に代わって去年 からネット申告し、それで用紙が来ないのだろう」と思い至った。

で、慌てて書類と数字をまとめて簡易書留で税理士に送ったというわけ。 ゴーン氏と違って納税額はクズみたいなものだが、決まりは決まりだから 仕方がない。税理士は小生が起業した時からお世話になった先代の息子さ ん。先代は亡くなってしまったが、息子さんがクライアントを引き継いで おり、生前贈与などでもお世話になっている。

確定申告は小生でもできるが、書類に「税理士のハンコ」があれば、税理 士と税吏はグル(税吏は退職後に税理士になったりする。取材でお世話に なった四谷税務署の署長さんとは仲良しになったが、退職後に四谷で税理 士事務所を開業した。記者はいろいろな人と仲良しになれるのがいい)だ から、すんなりいくのだ。ハンコの威力は抜群。2代目の税理士には以下 のことも書き添えた。

<昨秋9月3日に自転車でこけて左膝を複雑骨折し、酷い目に遭いました。 腰痛もあってヨタヨタ、ヨロヨロです。3月10日には「生前葬」(お別れ の会 or 感謝の集い)を催します。

相続は家内一人にし、孫1人につき100万円の教育費を与えようと思ってい ます。手続きをお願いできますか。

確定申告もあと1、2年でしょう。家内は「古稀まで生きて」と言っており ます。DIYで棺を作り、セレモニー業界をアッ!と驚かせ、My Coffinブー ムを世界に広めたら、もう満足です。ハハハハハ・・・>

古稀までは コキコキシコシコ 生きてみる(修)

相変わらずの愚作だ。

隔離部屋と庭園の掃除、パノラマ展望台の修繕を終え、3月9日は墓掃除、 10日は法事。どこかへ消えてしまったビートルズの3枚組CDの代わりにベ ストヒット27曲を1枚に収めたCDを8日にブックオフで入手したから、なす べきことの95%は終わった。キャロルの火事付き解散コンサートCDを残す だけで気に入りのCDは全部そろった。

いい気分で生前葬を迎えられそうだ。長くなったので今回はこれで終わり にします。(つづく)2019/3/9



     
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1億総白痴化は成った
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     渡部 亮次郎

<1億総白痴化(いちおくそうはくちか)とは、社会評論家の大宅壮一 (故人)がテレビの急速な普及を背景に生み出した流行語である。「テレ ビというメディアは非常に低俗な物であり、テレビばかり見ていると、人 間の想像力や思考力を低下させてしまう」という意味合いが強い。

元々は、1957(昭和32)年2月2日号の「週刊東京」(その後廃刊)における、 以下の詞が広まった物である。

「テレビに至っては、紙芝居同様、否、紙芝居以下の白痴番組が毎日ずら りと列んでいる。ラジオ、テレビという最も進歩したマスコミ機関によっ て、『一億総白痴化』運動が展開されていると言って好い。」

又、朝日放送の広報誌『放送朝日』は、1957年8月号で「テレビジョン・ エイジの開幕に当たってテレビに望む」という特集を企画し、識者の談話 を集めた。ここでも、作家の松本清張が、「かくて将来、日本人一億が総 白痴となりかねない。」と述べている。

このように、当時の識者たちは、テレビを低俗な物だと批判しているが、 その背景には、書物を中心とした教養主義的な世界観が厳然としてあった と考えられる。

書物を読む行為は、自ら能動的に活字を拾い上げてその内容を理解する行 為であり、その為には文字が読めなければならないし、内容を理解する為 に自分の頭の中で、様々な想像や思考を凝らさねばならない。

これに対して、テレビは、単にぼんやりと受動的に映し出される映像を眺 めて、流れて来る音声を聞くだけである点から、人間の想像力や思考力を 低下させるといった事を指摘しているようである。>
『ウィキペディア』

都会でもいわゆる井戸端会議を聞くとも無く聞いていると、テレビが放っ た言葉や映像はすべて「真実」と受け取られて居る。だから納豆を朝夕食 べれば痩せる、といわれれば、ちょっと考えたら嘘と分りそうなものなの に、納豆買占めに走ってしまう。

識者はしばしばマスメディアが司法、立法、行政に次ぐ「第4の権力」と いうが、実態は、マスメディア特にテレビを妄信する視聴者と称する国民 の「妄信」こそが4番目の権力ではないのか。

手許に本がないので確認できないが、若い頃読んだものに「シオンの議定 書」と言うのがあり、権力(政府)がヒモのついた四角い箱を各家庭に配置 し、政府の都合の良い情報で国民を統一操作するという条項があった。

<シオン賢者の議定書
『シオン賢者の議定書』(しおんけんじゃのぎていしょ、The Protocols of the Elders of Zion)とは、秘密権力の世界征服計画書という触れ込 みで広まった会話形式の文書で、1902年に露語版が出て以降、『ユダヤ議 定書』『シオンのプロトコール』『ユダヤの長老達のプロトコル』とも呼 ばれるようになった。

ユダヤ人を貶めるために作られた本であると考えられ、ナチスドイツに影 響を与え、結果的にホロコーストを引き起こしたとも言えることから『最 悪の偽書』とも呼ばれている。

1897年8月29日から31日にかけてスイスのバーゼルで開かれた第一回シオ ニスト会議の席上で発表された「シオン24人の長老」による決議文である という体裁で、1902年にロシアで出版された。

1920年にイギリスでロシア語版を英訳し出版したヴィクター・マーズデン (「モーニング・ポスト」紙ロシア担当記者)が急死(実際は伝染性の病 気による病死)した為、そのエピソードがこの本に対する神秘性を加えて いる。

ソビエト時代になると発禁本とされた。現在、大英博物館に最古のものと して露語版「シオン賢者の議定書」が残っている。>
『ウィキペディア』

議定書は19世紀最大の偽書とはされたが、19世紀末に既にテレビジョンの 装置を予測し、しかもテレビを通じた世論操作を描いていたのだから、偽 書を作った人物なり組織は天才的というほかは無い。

実際、日本では昭和28年のテレビ本放送開始とともに、大衆は力道山の空 手チョップを通じて、電波の魔力にしびれていたが、あれから数十年、い までは「テレビこそ真実」という妄想を抱くに至った大衆と言う名の「妄 想」が権力と化している。

たとえばテレビがそれほど普及していなかった時代、政治を志す人間に とって知名度と言うものが、最大のウィークポイントとされた。名前を有 権者にどれだけ知れ渡っているかが、勝敗の分かれ目であった。

しかし、今ではそれはテレビに出演することで大半を解決できる。まして 出演を繰り返すことが出来れば「露出度満点」でたちまち知名度は上が る。大衆がとっくに白痴化してしまって「テレビは真実」と妄想している から万全だ。

かくて政治はテレビ制作者に合わせた政治を展開するようになった。国会 の予算委員会がNHKテレビのタイムテーブルどおりに運営されているこ とを見るだけで明らかであろう。

その実態に気付きながら自身は気付いてないフリをして5年間も政権を維 持したのは、誰あろう小泉純一郎氏である。

成果が上がらないまま、大衆の人気が落ちてくると、テレビは「総理の支 持率が落ちた」と放送し、大衆は更にテレビを信じて支持率を下げる、と いう何とか循環に陥りながら気付かない。自分自身で考えることを何故し ないの。

なんで支持しないか、テレビがそういっていたから。どこがいけないかな んて、私分らない、テレビに聞いて、が実態じゃないか。

このように、大宅壮一や松本清張の指摘したテレビによる「1億総白痴 化」はとうの昔に完成しており、日本と言う国はテレビに振り回される低 級国家に成り下がってしまっているのだ。

したがって政治は真実からはなれてテレビを妄信する大衆の白痴状態に合 わせた流れを辿ってゆくはずである。また若いも中年も思い描くと言う 「痩せればもてる」信仰がある限り、関西テレビがいくら止めても「痩せ る偽情報」はどっかのテレビから永遠に流れるはずである。2007.03.04

  

        
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  • 名無しさん2019/03/17

    癌治療の根本的間違いー「10大証拠」



    (メディアも黙殺、専門家も知らない)



     癌の専門家も癌治療の致命的な間違いに気づいていない。そして、日夜、癌患者の大量殺戮にいそしんでいる。まさに、背筋の凍る悪魔的光景である。ここに癌学者ですら知らない癌治療の過ちを証明する「10大証拠」を掲げる。



    1マクガバン報告→正式名称は「米上院栄養問題特別委員会」報告である。5000余ページの報告書は、先進諸国の食事は「高カロリー」「高タンパク」「高脂肪」「高精白」「高砂糖」の5高食で、これらが万病の原因と指摘する。これらを5低食に改めると癌発生も死亡も20%減らせると断言する。ちなみに心臓病発生も死亡も25%減となっている。糖尿病は約50%減である。理想は日本の伝統食であると結論付けている。



    2デヴュタ証言→抗癌剤治療は無力と米国立癌研究所の所長が衝撃的証言をしている。アメリカ最高の癌研究機関のトップの証言は決定的である。



    3ADG(アンチ・ドラッグ・ジーン)→抗癌剤無効を医学的に証明するのが反抗癌剤遺伝子ADGである。恐ろしいのは、抗癌剤の毒性が、癌細胞遺伝子ADGを変化させ、超悪性、スーパー・キャンサーをつくり出すしてしまうことである。



    4東海岸リポート→米国東部の20近い大学、医療機関の共同研究であり、肺癌患者743人を抗癌剤数で4つのグループに分類し、その結果を見ると、抗癌剤投与するほど、早死にすることが判明する。最も良好だったのは一切放射線を受けなかった患者であった。



    5NCI報告→「癌の病因学」と言う数千ページの論文で、「抗癌剤は強力な発癌性物質で、投与された癌患者の別臓器に新たな癌(2次癌)を発生させる」と結論付けている。



    6OTA報告→米政府技術評価局(OTA)は、「抗癌剤などの三大療法は効果なく副作用がきわめて大きい」「末期癌は代替療法の方がはるかに治っている」と断定する。同報告は、米政府の癌治療方針を180度方向転換させた。



    7チェコ・リポート→肺がん検診を受けた人ほど、肺癌にかかり、肺癌死し、早死にしている。



    8チャイナ・スタディ→「動物タンパクは史上最悪の発癌物資」と断定する。牛乳タンパク(カゼイン)を2倍にすると、癌は11倍に激増する。動物タンパクの発癌性は、植物タンパクの8倍である。この報告は米国の菜食主義を推進する起爆剤となった。



    9ウイスコンシン大報告→同大学が20年にわたって行ったアカゲザル実験は、カロリー制限が癌を防ぎ、長寿を保つことが証明された。同大学の結論は、カロリー制限こそが癌などの老化病を防ぎ、若さを保ち、寿命を延ばすという真実だった。



    10長寿遺伝子説→レオナルド・ガレンテ教授は、「カロリー制限するほど長生きする」謎の長寿遺伝子(サーチュイン)発見によって解明した。さらにマッケイ教授はマウスのカロリーを60%に制限すると、寿命が2倍に伸びることを発見する。長寿遺伝子は空腹刺激で発動し、体細胞の遺伝子周囲に活性酸素・紫外線等を防ぐバリア形成で、老化を防ぐことが解明されている。



    (立花隆氏もびっくりした臨床医の本音)



     評論家の立花隆氏は、癌にかかり、その体験取材を通じて癌治療の実態に切り込んだ。以下は立花隆著「癌ー生と死の謎に挑む」からの引用である。



    「僕以外の演者(NHKの番組)はすべて、大学や大病院、癌センターのそうそうたる癌の有名臨床医たちでした。昼休みだったと思いますが、控室(NHKの控室)で皆が雑談的にいろいろな話をしていた時の事です。いつの間にか、話題が抗癌剤の話になっていました。「抗癌剤がどれほど効かないか」と言う話を一人がし出すと、みんな具体的な抗癌剤の名前を出して、次から次に、それがどれだけ効かないかを競争のように話し始めました。「結局、抗癌剤で治る癌なんて実際にはありゃせんのですよ」と、議論をまとめるように大御所の先生が言うと、皆そのとおりと言う表情でうなづきました。僕(立花隆)は、それまで「効く抗癌剤が少しはあるだろう」と思っていたので、「エーツ、そうなんですか? それじゃ「患者よ、癌と闘うな」で近藤誠医師が行っていたことが正しかったということになるじゃありませんか」 すると、大御所があっさり、「そうですよ。そんなことみんな知っていますよ」と言いました。僕は、それまで近藤医師が臨床医たちから強いバッシングを受けていた時代の記憶が強く残っていて、近藤理論は、臨床医たちから、最もネガティブな評価を受けているとばかり思っていたので、これにはびっくりしました。誰か異論を唱えるかと思ってしばらく待ちましたが、誰も唱えませんでした。「近藤理論は基本的に正しいのだ」と認識が大きく変わったのは、あの瞬間でした」



    (厚労省は、癌マフィア中央指令部)



    これら癌臨床医の大御所たちは、非公開の待合室では本音を言うけれど、公の場では決して本当のことは言わない。その意味で、真っ向から既成の癌利権に挑んだ近藤誠医師の勇気は素晴らしい。



     癌産業と言うのがある。いわゆる癌利権で、その中枢が国家である。各国厚労省が癌マフィアの中央指令部である。そして、それらを束ねて利益収奪しているのがロックフェラー財閥などの国際医療マフィアである。