政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4956 号  2019・2・15(金)

2019/02/15

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わたなべ りや うじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」4956号
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        2019(平成31)年  2月15日(金)



   中国当局、トルコに「ツーリズム」激減通達:宮崎正弘

     米国は貫徹できるか、厳しい対中政策:櫻井よしこ

             心筋梗塞は予知できる:石岡荘十
                                
                      話 の 福 袋
                        反     響
                      身 辺 雑 記



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中国当局、トルコに「ツーリズム」激減通達
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)2月14日(木曜日)
         通巻第5989号  
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中国当局、カナダ、スエーデンに続き、トルコに「ツーリズム」激減通達
  2018年は中国からの観光客が80%増えていたが
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中国がカナダへの渡航注意勧告を意図的に発令し「中国人が狙われてい る。身の回りの品物に万全の注意を」などと嫌がらせとしか考えられない 通達を出して、ツーリスト激減策を取り、裏では旅行代理店に団体ツアー のキャンセルを指示していた。

中国からの観光客は激減、理由は言うまでもないが、孟晩舟(ファーウェ イ副社長)の拘束への露骨な圧力である。

とくに米国への身柄引き渡しを極度に怖れる中国は、在中国カナダ人を13 人も拘束したうえ、ひとりのカナダ籍の男に麻薬密売に関わったとして死 刑判決を出した。日和見主義のトルードー政権も、中国への態度を硬化さ せ、米国政府からの身柄引き渡しの正式要請に前向きに対応する。

スエーデンもこの例に漏れず、中国人観光客が路上で理由もなく警察から 暴力を受けたと訴えた。対中国国内向けの宣伝であり、指令された「演 出」でないかと噂された。

スエーデンへの観光客は著しく減少した。

直接の切っ掛けは銅鑼湾書店のオーナーがタイの保養先から拉致された事 件だった。このオーナーがたまたまスエーデン籍であったため、執拗な釈 放要求がなされた。「中国には表現の自由がない」と抗議の声が北欧諸国 にもおきた。

中国は同様な手口でトルコに狡猾な脅しをかけ始めた。

中国からトルコへの観光客は2018年に80%増えていたが、それもこれも、 トルコ政府が「一帯一路」に協力する、ウィグル族弾圧には無言、かわり に36億ドルの融資を中国工商銀行から得ていたこともある。

しかしシリア難民問題以後、EUとの関係がギクシャクしたばかりか、米 国との対立激化によって経済が悪化し、とくにトルコ通貨リラが50%の 大暴落となった。こうした経済危機を乗り切ろうと、エルドアン政権は中 国にも投資を依存したのだ。

イスタンブールのファテー地区はウィグル族の居住区となっており、付近 には「楼蘭」などのレストラン、羊肉料理、強い香辛料、イスラムの建 物。もちろん地区住民には中国のスパイが混入しており、テロとの関連を 警戒している。

ウィグルの若者およそ5千人から1万人がISに流れたが、その拠点が、 このファテー地区とされた。


 ▼トルコ国内にウィグル居住区がある

2018年10月31日、この地区に移住以来10年も住んできたケルム・マハット は、子供を病院に連れて行き帰宅したところ20名の警官に囲まれ、爾来、 3ヶ月も拘束された。

電話が防諜されており、ISの関係先の人物と会話した所為で、テロリス ト容疑とされたのだった。ということはそれほどトルコ政府が中国に協力 的だったのである。しかしウィグル族はチュルク系民族であり、トルコ人 の同胞である。

昨夏、国連がウィグル族弾圧、強制収容所の問題を明るみだし、およそ百 万のウィグル族が不当に拘束され、収容所内で洗脳教育を受けていると報 告書が提出された。

同じ頃、トルコ議会に証言に呼ばれたミルザムと名乗る29歳の女性は 「3ヶ月、理由もなく収容所に拘束され、ひどい拷問を受けました。あま りの苦痛に『私を殺して』と叫んだほど。げんに収容所内で9人のウィグ ル女性が死亡しています。釈放され自宅に戻ると3人のこどものうち、 4ヶ月の乳飲み子が死んでいました」。

トルコ国内にはこの証言を聞いて民衆が街頭に飛び出し「中国には宗教の 自由がない」「ウィグルの文化を尊重しているというのは嘘だ」とプラ カードが掲げられた。

状況は変わった。

エルドアン大統領は「中国のウィグル族弾圧は人類の恥」と発言した。ト ルコの指導者の多くは「これほどの不道徳があろうか」と訴えた。
2009年にウィグル族虐殺事件当時、首相だったエルドアンは「これは ジェノサイドだ」と非難した。その後、中国からの投資を前にして、エル ドアンは中国を批判しなかった。

トルコの態度変更は周辺の中東諸国から歓迎された。

中東諸国にも中国の札束外交の魔手で、しばらくウィグル族弾圧に無言 だった。しかし最近は中国共産党への抗議デモが各地で組織されるように なり、『人類の恥』『ナチスより酷い』とういプラカードが並んだ。

中国は悪印象を払拭しようとして「収容所内では再就労教育、訓練プログ ラムと実践が行われており、中国はウィグルの文化を保護している」など と反論した。しかし誰も信用しなかった。

中東諸国は一帯一路の裏に隠された中国の覇権を警戒し始め、「アジア諸 国の失敗」に学び、「借金の罠」に陥落しないようにとの共通の認識を抱 くようになった。

        
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1858回】             
 ――「社稷既に亡んで、帝陵空しく存す」――大町(4)
大町桂月『遊支雜筆』(大阪屋號書店 大正8年)

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吉林で孔子廟を訪れた。孔子像を祀る「大成殿は鳩の住居となりて、その 糞、幅十八間、奥行八間ばかりの殿堂の床一面に充滿す。(中略)詣づる 人なく、祭祀全く絶えたる有樣也」。やはり満州でも孔子の教えなど屁の 役にも立たない、ということだろう。

「滿洲の野は廣けれども、支那人開き盡して、山上に及べる也」と大町を 驚かせた漢化の波は、蒙古にまで及んだ。

「南滿洲の野は到る處、開墾せられて、畑となれり。山までも開かれた り。勤勉なる支那人は、更に鍬を執つて蒙古に進めり。遊牧の地、次 第々々に畑となれり。蒙古人は次第々々に退けり。(中略)踏みとどまれ る蒙古人は支那化して、衣服も家屋も全く支那風なり」。言葉と言えば 「支那語を用ゐるものもあるが、蒙古語を用ゐるものもあり。滿洲語は既 に亡びたるが、蒙古語はいまだ亡びざる也」。

蒙古には蒙古語がわずかに残るが、すでに満洲には満州語なし。イデオロ ギーではない、漢族が生まれながらに持つ漢化の力というものだろうか。 漢化、恐るべし。要々注意。
  
たびたび大町を離れるが、ご容赦願いたい。

満洲に満州語がなくなった背景に、北京に都を定め八旗――万里の長城以南 の中国本部に住む圧倒的人口の漢族を軍事制圧するための駐屯軍――と共に 大量の満州族が満州を離れる一方、人口が希薄になった満洲に喰いっぱぐ れた漢族の大量不法流入が始まった点も挙げておく。八旗を先頭に満州族 自らが漢族の人の海に呑み込まれ、民族文化を失った。

八旗が万里の長城東端を固める関所の山海関を破り南下し北京を押さえて から80年ほどが過ぎた雍正2(1724)年、雍正帝は「八旗官員等を諭」し 綱紀粛正を厳命した。そこには「清朝創業の始めを思い起こし、歌舞音曲 に現を抜かし、博打やら芝居に興じ遊び呆けることなく、武芸の操練に励 め」とあるが、「清語」の学習も怠るべきではないとの一項も加えられて いる。清語が満州語を指すことはいうまでもなかろう。

時代が下った嘉慶11(1806)年、嘉慶帝は風紀を乱す八旗高官の処分に関 して、「昨日、召見したが、軍人の本分である乗馬や射撃の稽古を怠り、 滿洲語に至っては全く通じない」と嘆き、新疆ウルムチへの流刑処分の再 考を促している。それというのもウルムチでも漢化が進み、まるで中国本 部の都市のような賑わいを見せ、京劇公演も盛んである。そんな場所に流 刑したところで監視の目は届かず芝居小屋に入り浸るのが関の山であり、 流刑の意味をなさない、ということだ。早くから漢族は新疆にも押し寄せ ていたのである。

ここでまたまた大町に。

 龍泉寺を訪れると境内で奇妙な碑文を目にする。日清戦争に一軍を率い て参戦した除慶障なる人物が自らの『軍功』を誇って建てたものらしい。

「支那人はよくよく名を好む人種と見えたり。日本人ならば軍に勝ちて功 ありとも、自ら碑を立つるものなし。除慶障の如きは我が本國の軍敗れて 不利の局を結びたるにも拘はらず、たゞ己れだけが進軍せず、從つて敗れ ざりしことを誇る。その心理作用は到底日本人の解する能はざる所也」。

除慶障は戦場に馳せ参じて勝利したわけではない。ぐずぐずして進発しな かった。

その間に清国は敗れ、彼らからすれば不利な条件を呑んで和議(馬関条 約)を結ばざるを得なかった。にもかかわらず除慶障は戦場では「敗れざ りしことを誇」る。やはり「その心理作用は到底日本人の解する能はざる 所」というものだ。

戦わないのだから勝利も敗北もない。「敗れざりしこと」は当たり前だ。 だが、それすらも誇ろうというのだから、やはり彼らに対した時には「そ の心理作用」を十二分に弁えておくべきを忘れてはいけない。
《QED》
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読者の声 ☆どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)先週、作家の堺屋太一さんが亡くなりましたが、宮崎さん とはどのような関係でしたか、またいかなる評価をされておられました か?(JJセブン)

(宮崎正弘のコメント)留守中の新聞を読んで知りました。たしか昨師走 に『正論45周年』のパーティでお目にかかったのが最後になりました。 そのとき、小生はふたつのことを話合った記憶があります。

第一は信長の安土城の再建とセルビア万博への出品に関して氏がプロ ジューサーでもありましたから、安土の屏風絵がなぜシナ風だったのか、 それは誰の発案だったのか、という質問で、氏は「信長の発想ではなかっ たでしょうね」というものでした。

第二はプライベートなことなど雑談のなかに氏が雑誌『財界』に連載して いるエッセイに触れると、意外な読者に嬉しそうな顔をされたこと。
 氏への評価と言うことであれば、現在の日本の空気にうまく乗ったとい うことで氏の歴史小説はゴーストが書いたと言われていますが、近未来予 測の連作小説は発想がじつにユニークであり、分析方法も豊かで、参考に なったものです。
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(読者の声2)御新刊の『青空の下で読むニーシェ』(勉誠出版)をよう やく読了したので、一言二言、雑感を。

大学時代ニーチェはもっとも苦手な哲学者で、当時はポストモダンが全 盛、ジャック・デリダとか、ジル・ドゥルーズの著作でもニーチェが取り 上げられていて、ニーチェに挑んだのですが、今ひとつぴんと来ない。
ニーチェの言説は高飛車の物言いが反発を生みやすく、ようやく理解の糸 口になったのが、西尾先生の翻訳されたアンチキリストでした。

御指摘のように三島由紀夫がニーチェを克服したという御論ですが、あの 時代の圧倒的な文明的文化的な圧力に反抗した点で共通しています。ニー チェは当時のドイツであるいは欧州全体で、キリスト教的な文明に反応で きない状況があった、その中で呻吟した結果の思考がニーチェであったと すれば、文明の基軸に批判を浴びせる営為は非情に胆力のいる生き様だっ た。その文脈でふたりに共通性があると思いました。(RA生、山梨)

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(読者の声3)貴誌1月7日付けの「読者の声」欄で「PB生氏」が既に 書評されましたが、『奇妙な同盟? 〜ルーズベルト、スターリン、 チャーチルはいかにして第2次大戦に勝ち、冷戦を始めたか』の読後感です。

本書はとくに分割された2巻本で、1941〜1945の4年間に持たれた3巨頭 (ルーズベルト、チャーチル、スターリン)によるサミットを舞台とし、彼 等が演じた実像と史実を綴り、そこで繰り広げられた虚々実々の駆け引き を微に入り、細を穿って語る一種のドキュメンタリーとして非常に面白い。

第一巻をスキップし(2)を手にした理由は日本にとって最も関係の深 い、「ヤルタ会談」と「ポツダムム会談」が含まれるからであり、当初は この2つの会談箇所だけでも拾い読みの積もりが結局は最初から最後まで 全部読み通してしまった。
 本巻では日本に関する言及はほんの僅かであるが、その点では不満が残 る。また戦後、戦勝国として国連において中共にとって代えられるまで安 保理の常任理事国だった中華民国の蒋介石についても記述も少ない。

ここからは本書を離れ、東と西の戦争の実態を論じてみる。

東側の戦争は緒戦で真珠湾奇襲に成功した日本が東南アジアでは英仏の軍 事力を消滅させ戦勝したが、重慶まで逃げた蒋介石の中華民国を米が所謂 援蒋ルートにより援助したため決着がつかず、中華民国は日本の敗戦まで 持ちこたえた。

終戦後はチャイナ(中華民国と中共の両者を指す)の内戦により、日本軍か ら奪った武器を手に、毛沢東の中共が蒋介石の国民党を台湾に追い落とし た。その後毛沢東の中共はスターリンのソ連と対立し、ソ連との冷戦さな かのニクソンの米は、敵の敵は味方とばかりに中共への支援を開始する。

米の属国、日本も米の尻馬に乗って対中ODAを3.65兆円も提供した。現 在の中共の軍事力、経済力が米に次ぐ規模まで拡大できた遠因は日米の莫 大な援助にあり、結局、米は「自分の蒔いた種は、自分で刈り取る」事態 に立ち至ったのである。米と中共との間の「第2次冷戦」がそれである。
 
西側の戦争はナチスドイツに対して、英とソ連が物理的に軍事力を総動員 して闘うものであり、米はソ連に対するレンドリースによる莫大な軍事支 援を行い、兵器の消耗を補給していた。例えばソ連に対しては航空機1万 4700機と、日本の零戦の全生産量に匹敵した。それ以外に戦車7千 両、トラック37万台、食料448万トンと支援した。

ソ連はこの米からの支援により、ナストドイツに戦勝し、戦後には東欧諸 国を勢力下に置き、チャーチルの言う「鉄のカーテン」で区切ってNATOと 対峙する、所謂「冷戦」に至る。米からの莫大な軍事援助により実力以上 に力を付けたスターリンのソ連は東欧への領土拡大を図ったのである。

第2次大戦は連合国と枢軸国との「熱戦」としては終了しても、ソ連との 「冷戦」の開始によりその後も継続し、結局1991.12のソ連の崩壊まで続 いたと見るべきである。

ソ連崩壊後27年にして開始された米と中共との間の「第2次冷戦」は、 がっぷり四つに組んだ米中覇権争いであり、結局は中共の崩壊まで続くこ とであろう。

第2次大戦とは枢軸国と連合国との戦争という枠に留まらず、自由主義諸 国と共産主義国家との戦争であり、最終的には中共が敗戦し、地球上から 共産主義国家が消滅した時、ようやく第2次大戦も終了したと言えるので あろう。

さて、本書に戻って若干補足しよう。

ポツダムム会談は米からは死んだルーズベルトに代わりトルーマンが出席 し、1945/7/24の会談後、スターリンに囁いた『私たちは今までにない破 壊力を発揮する新兵器を持っています』と。

対してスターリンは格別の興味を示さなかった。これは実はスターリンは スパイの情報から、米のニューメキシコにおける原爆実験成功の事実を 知っており、この場では素知らぬ振りをしようと決めていたからだという。
原爆はその2週間後の8/6に広島に投下された。

本書には読む面白さを倍加させるようなトリビア(雑学)が盛り込まれている。

「モロトフは英国諜報部に篭絡されてイギリスのスパイとなったが、ス ター リンの死により救われた」

「共和党の議員ウェンデル・ウィルキーは蒋介石夫人の宋美齢と愛人関係 にあった」
「原爆は最初から日本に使用する目的で開発された」
「チャーチルが旅先のチュニスで肺炎を発症したとき、研究中のペニシリ ンの実験台になった」(ちゅん)。


(宮崎正弘のコメント)御高文を拝読しながらヤルタとポツダムの会談跡 を見学した時のことを思い出しました。

 ヤルタ会談は黒海を見下ろすリバーディア宮殿で開催され、それを見下 ろすかのような別の宮殿にスターリンは陣取って上から見張っていまし た。チャーチルはそこから一時間ほどかかる別の宮殿が宿舎としてあてが われ、付近はワインの名産地。まさに保養地ですね。全体を俯瞰する場所 にスターリンは陣取って、会議をコントロールしたのかという印象です。 小生が宿泊したホテルには、目の前の黒海の海水を引き込んだプールが あって、泳ぐと塩辛い水でした。

ポツダムは現在観光地となっていて入場料を取られますが、小生が最初に 行ったのは30年ほど前のことで、当時は東ドイツでした。

広い敷地には小川が流れ、宏大な庭園で乗馬もポロも、ゴルフも出来る。 会議場は小さなお城のような建物(ツェツェリンホフ宮殿)で、「嗚呼、 こんなのんびりした場所で、戦後体制の分割案を決めたのか」と、日本人 からみれば悲壮な感慨でした。昨年、再訪してみて、その夥しい観光客、 それも中国人が多いのには驚かされました。



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米国は貫徹できるか、厳しい対中政策
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            櫻井よしこ

2日間にわたる米中閣僚級貿易協議が終わった1月31日、トランプ米大統領 は中国代表団を率いる劉鶴副首相と会談した。トランプ氏は、「極めて大 きな進展があった」とし、中国が米国の大豆500万トンの輸入を約束した ことについて「アメリカの農家がとても喜ぶだろう」と上機嫌で語った。

中国による大量のオピオイド系鎮静剤、フェンタニルの密輸出阻止につい ても、トランプ氏は習近平主席が対策を講じると約束したと、語ってい る。この約束は、実は昨年12月の米中首脳会談で決めたことだ。酒も煙草 も嗜まないといわれるトランプ氏は、習慣性が強く最悪の場合過剰使用で 死に至るこの種の薬剤がとても嫌いなのである。

現時点では、トランプ氏の喜びは中国の苦しみだ。今回、米通商代表部の ライトハイザー代表がぎりぎりまで詰めた主要事項は、米国の貿易赤字削 減、中国による技術移転の強要阻止、同じく中国による知的財産の窃盗の 阻止などである。こうした点についての合意を如何に確実に実施するか、 そのための監視システムの構築も焦点だった。

トランプ氏が喜んだ大豆は、全体の問題のごく一部にすぎない。現に、米 国内では大豆や天然ガス、その他の対中輸出拡大は大きな問題ではなく、 「中国製造2025」に代表される中国の産業、技術政策を阻止することこそ 大事なのだという意見が強い。

1月31日の「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙に、元来アメリカが 最も得手とするサービス分野こそ中国におけるシェアを高めるべきだが、 そこには厚い障壁があると解説する記事が目についた。金融、保険、エン ジニアリング、コンサルティング、ソフトウエアの開発などで中国市場を もっと開かせよというのだ。

しかし、フェイスブック、グーグル、ユー チューブなどの苦い体験を思 い出せば、これらのサービス分野こそ、中国 が最も開放したくないと考 えていることは明らかだ。こうした分野でアメ リカの要求を受け入れて しまえば、人々の意識も生活も大きく変わりかね ない。中国共産党一党 支配の崩壊が猛スピードで進む結果になるだろう。

構造的な景気減速

中国人民大学米国研究センター主任の時殷弘(じいんこう)教授が、米側 の要求である究極の構造改革やその実行を担保する監視メカニズムは、中 国の主権への侵犯や国内秩序への干渉となる可能性が高い、とのコメント を「産経新聞」に寄せていたが、それこそが米国の狙いであり、中国の恐 れる点であろう。

米国の対中政策は凄まじく厳しい。貿易に関する米中閣僚級協議開催直前 に、米司法省はファーウェイの孟晩舟副会長兼最高財務責任者をニュー ヨークの連邦大陪審が起訴したと発表し、孟氏の身柄引き渡しをカナダ当 局に正式に要請した。

カナダ政府は米国との協定に従って要請に応じざるを得ないであろう。孟 氏が米国に引き渡された場合、彼女は最高で60年の刑を受ける可能性があ ると、福井県立大学教授の島田洋一氏は語る。

「米国当局は長期刑をチラつかせながら、孟氏にファーウェイと中国共産 党が行ってきた全ての不法行為を自白させようとするでしょう。協力しな ければ、彼女は100歳をすぎてもまだアメリカの刑務所に入れられている ことになりかねません。協力すれば、彼女と彼女の息子のために、一生米 国で安全に暮らせる環境も、そのための資金も用意するでしょう。アメリ カはなんとしても中国に5G(第5世代移動通信システム)の分野で主導権 を取られたくないのです」

孟氏のケースは、米中間で進行する貿易交渉と同じく、否、それ以上に深 刻な問題だと、島田氏は強調する。いま、米国は貿易、軍事、人権、外交 などで中国締め上げに力を注いでいる。米中の戦いで中国に勝ち目はある のか。

中国経済の2018年の成長率は6.6%と発表された。28年ぶりの低い伸びだ と発表されたが、実はもっと低く1.67%だったという資料もあると、人民 大学国際通貨研究所副所長の向松祚(こうしょうそ)氏が指摘している。 向氏は別の試算方法ではGDPはマイナス成長になるとの見解さえ示して いる。

向氏の言を俟たずとも中国の統計の信頼性の低さは余りにも有名で、中国 経済が公式発表の数字よりもはるかに深刻な低成長に落ちていることは十 分に考えられる。

中国のGDPの約25%を生み出す不動産業界の不況も甚しい。去年1年間 で、大手不動産会社は住宅価格を30%といわれる幅で引き下げたという。 今年もかなりの値下げが懸念されており、銀行は大量の不良債権を抱え込 んでいる。地方政府は過剰債務に陥っており、中小企業にはお金が回らな い。構造的な景気減速に入ってしまっているが、打つ手がないのが中国経 済だ。

四面楚歌の中国

国内経済の減速に加えて、対外事業としての一帯一路への信頼を、中国は すでに失ってしまった。債務の罠のカラクリは見破られ、中国と協力した いという国はなくなりつつある。国際戦略の専門家、田久保忠衛氏が「言 論テレビ」で語った。

「中曽根康弘氏の名言ですが、外交で大切なことは筋を通すとか通さない ということではなく、国際世論を敵にしないことだというのです。いまの 中国は世界のほぼすべての国を敵に回しています」

中国が他国の領土を奪う手法は債務の罠だけではない。南シナ海での振る 舞いが示しているのは、中国は軍事力の行使もためらわないということ だ。世界はこのことをすでに十分理解した。だからこそ、米国の「航行の 自由」作戦に、英国とフランスは、昨年夏から合流し始めた。

まさに四面楚歌の中国である。このままいけば、米国は中国の横暴を止め るだろう。だが、物事はそれ程うまくいかないかもしれない。最大の不安 要因がトランプ氏である。

1月31日、トランプ氏の中東政策に共和党上院議員、53名中43名という圧 倒的多数が反対した。シリアからひと月以内に撤退すると、トランプ氏が 唐突に言い出し、反対したマティス国防長官の更迭を発表したのが昨年末 だった。状況不利と見たのであろう。トランプ氏は、メラニア夫人を伴っ て突然イラクを訪れ、米軍関係者を慰問した。撤退時期などで多少、軌道 修正をはかったとしても、シリア及びアフガニスタンからの撤退という基 本方針は変えないと見られている。

イラクからの早すぎる撤退で失敗したのがオバマ大統領だった。トランプ 大統領も同じ轍を踏みかけている。それは中東の混乱を増大させ、トラン プ氏の政治基盤を崩しかねない。そのとき、笑うのは中国であり、世界は 本当の危機に陥る。
『週刊新潮』 2019年2月14日号 日本ルネッサンス 第839回



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心筋梗塞は予知できる
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     石岡 荘十

まず、死因について。

私の父親も死因は「心不全」とされていたが、長い間、この死亡診断書に 何の疑問も感じなかった。しかし、よく考えてみれば「心不全」というの は単に「心臓が動かなくなった」という意味であるから、病気の「結果」 そのものであり、死のトリガー、「原因」ではない。

<最初は背中が痛いと言われたと報じられていた。亡くなった後では容易 に心筋梗塞だったとは解らないのではないか。誰でも経験して学習し教訓 に出来る病ではないので、発症した場合の対処は困難だろう>、これこそ が「死因」となった心筋梗塞を疑わせる症状だ。

私も大動脈弁がうまく開閉しなくなり、10数年前人工の弁に置き換える手 術を受けているが、そこに至る症状として<背中が痛い>を何年にもわ たって、何度も経験している。

心臓の血流が途絶えると、背中が重苦しくなる。痛いと感じる人もいる。 この苦しさは、血流が滞った程度(狭心症)の場合は、15分程度で回復す る。不整脈のひとつ心房細動の時もそうだ。

私が何度も経験したが、それ以上自覚症状が長く、30分とか続くのは血管 (冠動脈)が完全に詰まっている(心筋梗塞)だと考えた方がいい。ほっ ておけば死に至る。

胸が痛くなるという症状だと、「心臓がおかしいのではないか」と分かり やすいが、心筋梗塞になると左の奥歯がうずいたり痛くなったり、肩が 凝ったりすることもある。歯医者や整形外科に駆け込む人もいるが、これ は心筋梗塞の症状のひとつなのである。

歯医者で鎮痛剤をもらって「一丁上がり」となるが、じつは心筋梗塞の症 状だ。こういうのを「放散痛」という。

不幸にして、こんな知識がなく死んでしまった後、患者を解剖すると死因 が心筋梗塞であったことは明らかになる。

<発症した場合の対処は困難だろう>といっておられるが、心臓疾患の9 割は、対処の仕方を誤らなければ、決して「死に至る病」ではないのである。

本誌常連の前田正晶さんが書いておられる記事が見事にそのポイントを突 いている。

その要点をまとめると、

<失神するほどの、激痛と胸部に圧迫感があった。自分で119番に電話し て症状を説明していた>

<放っておけば治るとかとは思ったが、何故かこれは「一過性の痛みでは ない」と判断した>

<救急患者を受付けてくれる大病院が多いこと、救急車が搬送してくれた 先が国立国際医療センターだったこと、最も偉い先生が日曜日の当直だった>

<心筋梗塞に対応する準備が整っていたのだった。処置も素早かった>

<その判断が正しかったと後で判るのだが、私の場合は幸運の連続だった>

つまり、前田さんのケースは<幸運が重なった>結果であり、誰でもがこ ううまくいくわけではない。

年間の死者5千人を切る交通事故死にあの大騒ぎで安全運動を展開してい る。なのに、心臓疾患で年間15万人以上が死ぬ。なぜか。前田さんのよう な幸運の女神の恩寵に浴する人はそんなに多くない、それだけ啓蒙が行き わたっていないということだ。

<時間との争いであるなどとは知る由もないだろう。知識は皆無だった> とおっしゃるが、そんな人に幸運が訪れることは滅多にない。

この歳になったら、天下国家の危機を憂うる高邁な論議をする前に、わが 身の危機管理に少しのエネルギーを注ぐべきだというのが私からのアドバ イスだ。心臓病は<誰でも経験して学習し教訓に出来る病>なのである。

       
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読 者 の 発 言
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  ◎あれはスマートフォンの所為だ:前田正晶

最近話題となっているアルバイトがおかしな動画を撮ってSNSに載せた結 果で拡散してしまう「悪ふざけ」を、「バイトテロ」と呼ぶのだそうだ。 週刊新潮によれば、あのテロリストどもは概ね「ゆとり世代」であり、彼 らの特徴の一つである「古き(良き?)我が国の伝統のような事柄を破壊 する傾向」があのテロに表れているのだそうだ。「なるほどねー、86歳に もなった私には何故あのような馬鹿なことをして喜んでいるのかが解らな い訳だなー」と妙に納得した。

私は15〜20年ほど前に「携帯電話20世紀最悪の開発商品だ」と書いて、多 くの方から「文明の利器を非難するとは何事か」とお叱りを受けた。正直 に言って「単細胞なオヤジたちだ」と笑っていた。そして、スマートフォ ンが出現して若者から幼児までに燎原の火の如くに広間ているのを見て 「21世紀最悪の開発商品だ」と罵った。不思議なことにこれには批判が来 なかった。

だが、その最悪振りがここに来てイヤと言うほど現れた。それは、静止画 像だけではなく「動画が撮れるアプリ」なるものを開発したので、アルバ イトをするデイジタル化世代の若者たちに絶好のテロ用の器機を与えてし まったのだ。となると、悪い奴はアップルとかサムスンとか華為かも知れ ないが。兎に角、古きを挫いて新しきを創造することに馴れた若者は 「チャンス到来」とばかりに前後を弁えずに、テロリストと呼ばれること も考えずに、SNS利用の愚挙に出たのだ。

何しろ、あのキラキラネームを恥ずかしくもなく子供につけてしまう世代 であるから、親や祖父母の名前から一字を貰うとか、その家に繋がる由緒 正しき字を使うとかいう古き慣習を弊履の如くに捨てた世代のようである から、あのような動画を公開すれば刑事罰にまで行ってしまうなどとは夢 想だにしなかったのだろう。私に言わせて貰えば「そういう連中の何処に 『ゆとり』があるのか」だ。寺脇某にでも解説して貰いたい。と言うこと で、あれもこれも「スマートフォンの所為」なのだ。


 ◎カタカナ語の考察、何故こうなってしまうのか?:前田正晶

テレビを見ていると、多くの局で欧米系の人の声明を最初は彼らの文化で ある「ファーストネーム・ファースト」で表記しておきながら、遺憾なが ら圧倒的に多くの場合に名字、即ち「ラストネーム」ではなく名前即ち 「ファーストネーム」の方に「さん」を付けて呼んでしまうのである。こ れはおかしいと私はこれまでに何度も繰り返して指摘して、遠吠えながら 是正を求めてきた。心中では「彼らは学校で何を学んできたのか」と叫ん でいた。

ところが、他のカタカナ語、例えば「インフル」や「フロント」等々を見 ていると、どうもこの現象は必ずしも彼らの不勉強というか「英語とは何 であるか」を知らないことからだけ生じているのではないように思えてき た。そこで、日頃から批判してきたいくつかのカタカナ語を、大袈裟に言 えば、分析してみようと考えるに至った。

マイケルさん、ポールさん:
解説)言うまでもあるかも知れないが、これらは「マイケルさん」はマイ ケル・ジャクソンのことであり、「ポールさん」はポール・マカートニー のことである。私にとっては非常に腹立たしい「誤り」というか「英語圏 における姓名の在り方と我が国との違いを知らない非常識」だと看做して いた。即ち、学校教育の英語では「この程度の初歩的な文化の違いを教え ていないのか」という怒りでもあった。

だが、学校教育の英語ではこのようなことを教えるのでもなく、ひたすら 入学試験やTOEIC等の対策に集中しているだけらしいと、入試等の色々な 試験の問題を見ていて疑うようになってきた。このような文化比較論より も、遙かに英語力向上には何の役にも立たない「この単語のアクセントが 来るところに印を付けよ」の方が重要らしいのだ。要するに、テレビ局等 では「洋の東西の文化の違い」などは無視して、我が国の姓名の在り方の ままに最初に出て来たのが名字だろうとばかりに、そっちの方に「さん」 を付けただけらしいのだ。

即ち、何のかんのと文句を言っている私の方が良く解っていなかっただけ らしいのだ。何も文句を言うほどの問題ではなかったのだと解った。これ で力抜けしたが、最後に一言言っておくと、Michael
の正しい発音は「マイクル」なのだ。矢張りテレビ局には「英和か英々の 辞書でも改めて準備させて、その都度発音記号を確認せよ」とでも言って やらなければならないと思うのだ。

フリップ:
解説)これも散々槍玉に挙げてきた恥ずかしい言葉の誤用だ。だが、良く 考えて見れば「最初に出て来た単語を採ってカタカナ語を創る方式」が採 用されていると解れば、怒っても無駄だと判明する。即ち、彼らは「フ リップ・チャート」(=flip
chart)の頭の単語を採っただけのことだったのだから。でも、せめて 「チャート」くらいにはして欲しいのだが。

フロント:
解説)これも、批判したことなどエネルギーの浪費だった。“「ホテルの フロントで会いましょう」と言ったところ、何時まで経っても「待ち人来 たらず」だった”という有名にして陳腐なエピソードがある。これは、そ う言った邦人は「フロント・デスク」のつもりだったのだが、そう聞いた アメリカ人はホテルの前で待っていたという笑いたくても笑えない話だ。 即ち、英語では“front
desk”とも言うが、海外では多くの場合“reception”と表記されていると思う。

タッグ:
解説)これはプロレスの試合形式を表す言葉で、本来は“tag
team”2人一組となって、形勢によっては仲間の手に触って(tagである) 選手交代をする方式である。ところが、これも
tagだけを採って「コンビ結成」の意味にしてしまった。怒るのも無駄 だった実態で、単なる最初の単語だけで「タッグ・テイーム」の代用にし ただけのこと。なお、面白いのは野球の「タッチ」が英語ではこの“tag” である事。すなわち、「タッチアウト」何で英語では言わないのだ。“tagged
out”らしい。

インフル:
解説)ここまで来れば説明の必要もないと思う。“influenza”を2分して前 半分を採ったというAHO見たいな手法で「流行性感冒」をカタカナ語に変 えてしまっただけの代物。思うに、そこには「おかしいと言われないか」 などと言う深い?慮り等薬にしたくてもなかったのだろう。

要するに、ここまでは全て嘗て韓国の李さんだったかに指摘された我が国 独特の「縮み指向」の産物だと言えると思う。



 ◎一寸気になったもので:前田正晶

14日は時間の制約があるので、軽いというか短い話ばかりで。

何が気になったかと言えば、英語のアクセントのつけ方と“o”の発音。最 初に採り上げたいのがアメリカ合衆国の第63代下院議長の Nancy
PatriciaD’Alexandro Pelosiさんのラストネームの読み方。テレビも新聞 もキチンとローマ字読みして「ペロシ」としてしまっている。これはおか しいのであって、確か外交問題の権威・宮家邦彦氏も「ペローシさん」と 言っておられたし、私もこの3番目のか大統領に何かあった場合に後継候 補となる人はペローシと発音してきた。

一般論としてイタリア語も英語も「終わりから2番目の母音」にアクセン トを置くので、Pelosiは「ペロシ」ではなく「ペローシ」とするのが順当 だと思う。

次は嘗てはステータスシンボルの如きだったスイス製の時計 Rolex
の読み方。我が国のマスコミは挙って「ロレックス」だが、上記の原則か らすれば「ローレックス」が本当だろうと思う。ペローシさんの件でもそ うだが、何故我が国のマスコミは頑なにカタカナ表記では元の発音を離れ てローマ字読みにしてしまうのだろう。以前にもこの容疑者に某通信社の ハンドブックを採り上げたが、そこには母音の読み方まで指定されている のだろうか。

国産のアルファベット表記にも面白いのがある。住宅関連の会社だと記憶 するが *POLUS *というのがある。そのCMでは勿論「ポラス」と言ってい る。だが、私には綴りを見る限り「ポーラス」としか口から出てこないの だ。これも「お仕舞いから2番目の母音」を知らず知らずのうちに適用し ていた。“L”なんていう字を使うのならば「ポーラス」にしようよ、ロー マ字読みは忘れて。

最後は*“body”*で行こう。これはもう絶対的に近く「ボデー」乃至は「ボ デイー」となっている。例えば「ボデーブロー」や「ボデーチェック」の ように。でも、先人は誰に断ってローマ字読みで「ボデー」か「ボデ イー」としたのだろう。Oxfordだって発音記号は「バデイー」としてあっ てアメリカ式が「バーディー」となっていても。この言葉は勿論日本語し て通用しているのだから、止めろのなんのと野暮は言わない。でも先人が 信奉したはずのUKでも「バデイー」なんだけどね。


 ◎桜田五輪担当大臣の発言に思う:前田正晶

何時の発言の後だったか、何処かのテレビ局が元JOCの国際部参事の春日 良一氏をゲストに呼んで桜田大臣の発言についての意見を求めたことが あった。春日氏は苦笑しながら「大臣を責める野党にも事実誤認があるよ うだ。桜田大臣が実際にオリンピック開催の指揮を執っている訳ではない のだから。

実務は組織委員会とJOCが担当していることであり、大臣が指揮を執ると か何か命令する性質ではない」と述べた。

私は一時この春日氏を多くの局が多用してきたので何度か彼の発言を聞く 機会があった。私の印象では「その発言を聞く限り運動部等で実際の経験 がない方で、余り信用することはないのでは」という辺りだったが、実務 は云々の発言を聞いたときには「これは信じても良いのでは」と思ってい た。春日氏は「内閣に置かれた担当大臣は言わば添え物であり、実務やそ の進行状況を詳細を聞かされている訳ではないのでは」と言っていたの だった。

だが、これまでの失言と言い今回の「ガッカリ発言」と言い、桜田氏は幾 ら正直のようだとは言え、その発言は少し配慮に欠けすぎていたと思う。 私はあの記者たちが桜田大臣を囲んで質問している光景を見せられると、 ある評論家が指摘した彼の「語彙」の問題もあるようだ。

だが、春日氏が指摘した実務担は誰かくらいは承知のはずのマスコミが、 野党と 結託して大臣を狙い撃ちにしたが如くに質問攻めにして、おかし な発言を 引き出して、安倍内閣非難の材料としようとしているのではと 勘ぐりたく なってしまう。

私はこの野党と揚げ足取りとマスコミ側の姿勢は、桜田氏がオリンピック 担当に適任であるかないかは別な問題ではないかという気がするのだ。



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身 辺 雑 記
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15 日の東京湾岸も曇天。

14日の東京湾岸は曇天。暑くもナシ、寒くもなく爽快に散歩を済ますこと が出来た。

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創刊日:2004-01-18  
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  • 名無しさん2019/02/15

    人工透析の8割は不要である!



    (患者一人、年間500万円の荒稼ぎ)



     人工透析の原因とされる腎臓病も、食事療法で改善できる。特に有効なのがファスティング(少食・断食)である。専門医・菅野喜敬医師は、「人工透析を始めて1か月以内なら、半分は食事療法で離脱可能」という。



     今、全国に人工透析クリニックが乱立している。それは、「患者は金の成る木」だからである。人工透析患者は、自動的に一級障害者に認定される。透析費用から生活費用まで国が保証してくれる。透析患者を1人捕まえると、病院は最低500万円の荒稼ぎができる。だから、患者の奪い合いが起きている。透析患者を1人紹介すると、謝礼の相場は100万円。わざと、腎機能を破壊する薬を処分して、腎臓を弱らせ、透析送りにしている悪徳医もいる。



    (食事療法で8割不要なのに教えない)



     最低8割の患者が、食事療法で完治する。それならどうして医者は、その食事療法を指導しないのか? 

    「患者に治ってもらうと困る」のである。そうして、「生かさず、殺さず」金儲けのダシにする。これは、あらゆる医療に言える。透析は一度始めると、もはや死ぬまで続けるしかない。これは患者にとって苦痛以外の何物でもない。食事療法で治ると知ったら、誰でも100%そちらを選ぶ。しかし、医師も病院も絶対に食事療法については一言も教えない。



     「最近は、検査数値を見ても、透析が必要ないのに透析しなさいと送り込んで来るので呆れました」とある医者は憤慨している。人工透析患者の平均余命は約10年。深刻な身体負担のため透析性心不全などで死んでいくのである。



    「20年以上生きている患者もいるが、もともと透析が必要ない健康体の人を引きずり込んでいるから、長生きしているのだね」と菅野医師は苦笑いする。



    (貧血、頭痛、ED、最悪は透析性心不全)



     人工透析の合併症は、貧血、けいれん、頭痛、低血圧、神経障害、ED(インポテンツ)、生理不順、感染症、悪性かゆみ、心筋傷害、免疫力低下、骨・関節破壊が報告されている。人工透析の最大の苦痛は、1週間に3回もベッドに数時間も横たわらなけばならないことである。



    (缶コーヒーを飲んでいる点滴患者)



     病院に行くと、点滴装置を引きずって廊下を歩いている患者をよく見かける。点滴とは口から水分を摂取不能の患者への緊急措置である。口から飲めないという条件で点滴治療を行うことになっている。ところが缶コーヒーを患者がうまそうに飲んでいる。医師も看護師も注意しない。本来なら点滴をされそうになったら、患者の方から「口から飲めますから結構です」と断る必要がある。点滴の強制は、水分補給という本来の目的から大きく逸脱している。その目的は薬剤の大量かつ高速注入である。病院側は多種類の薬剤をこっそり注入する方法を発見したのである。点滴は患者を大量薬漬けにする高速道路なのである。



     医者の隠語で「香典医療」とは老人に大量薬剤をここぞとばかり注入し最後の荒稼ぎであり、延命を口実に大量薬剤で殺して稼ぐのである。「弱った老人に1日1・5リットル以上点滴すれば確実に死にます」と内海医師は断言している。



    (10人に9人薬漬けであの世行き)



     日本人に訊くと10人に9人が「自宅で家族に見守られて」と答える。ところが、実際は病院の冷たいベッドで息を引き取っている。それも鼻や口、喉にチューブが突っ込まれている。腕や首には点滴の針が刺さって、顔には酸素マスクが被せられ、声も出ない。さらにコードが繋がれ、尿道には採尿管が差し込まれている。身体はベッドに縛り付けられている。点滴の針から各種の薬物が大量に注入される。



     恐るべき老人薬殺テクニックはつぎのとおりである。



    1重大副作用を起こす薬を複数投与する。



    2老人に重篤副作用が発生する。



    3危篤事態から救命を口実に大量投与を行う。



    4裁判を起こされても医者の裁量権に基づく救命措置で責任は問われない。



    5最後の仕上げは患者にまたがって心臓マッサージをし、手の下でボキボキ肋骨が折れる。



    このような惨殺を免れる方法は「いかなる延命治療も望まない」という意志を書き残しておくことである。

  • 名無しさん2019/02/15

    婚姻は両性の合意のみ

    https://www.google.co.jp/search?biw=1097&bih=563&tbm=isch&sa=1&ei=6fZlXP2DO8ap8QX1v5KoBw&q=%E5%A9%9A%E5%A7%BB%E3%81%AF%E4%B8%A1%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%90%88%E6%84%8F%E3%81%AE%E3%81%BF&oq=%E5%A9%9A%E5%A7%BB%E3%81%AF%E4%B8%A1%E6%80%A7%E3%81%AE%E5%90%88%E6%84%8F%E3%81%AE%E3%81%BF&gs_l=img.3...3011.3011..3250...0.0..0.0.0.......0....1..gws-wiz-img.t4zEHOh5BoY

    抗がん剤で殺されている日本人 がんの3大療法を否定したOTAリポート

    http://www.asyura2.com/09/iryo03/msg/795.html

    在日の通名は犯罪の温床

    http://hatekorea.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

    政府と自衛隊はすぐに証拠映像を公開せよ!

    http://melma.com/backnumber_256_6773625

    国連が北朝鮮と韓国の違反を指摘!北朝鮮が核開発を継続!瀬取りで石油製品密輸!韓国も無断で輸出http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-7376.html

    朝鮮戦争、武器を放り出して敵前逃亡する韓国軍。やっぱり関わったらあかん。 

    https://gekiokoobachan.jp/blog-entry-548.html

    【拡散】漫画でわかる外国人特権 日本人への結婚差別

    https://samurai20.jp/2019/01/relateddocuments3-3/

    女学院

    https://www.google.co.jp/search?q=%E5%A5%B3%E5%AD%A6%E9%99%A2&source=lnms&tbm=isch&sa=X&ved=0ahUKEwig7t3ls7zgAhXHUd4KHTJ6CuMQ_AUIDygC&biw=853&bih=438