政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4945 号  2019・2・4(月)

2019/02/04

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わたなべ りや うじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」4945号
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        2019(平成31)年  2月4日(月)



     スリランカ、またまた中国に10億ドルの:宮崎正弘

               泌尿器科腹腔鏡手術:坂本亘

      対露外交は希望的観測を持つことなく:櫻井よしこ           
                         
                      話 の 福 袋
                        反     響
                      身 辺 雑 記



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スリランカ、またまた中国に10億ドルの
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)2月3日(日曜日)
         通巻第5978号  (節分)   
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 スリランカ、またまた中国に10億ドルの融資を要請
  コロンボからキャンディへの高速道路建設を再開させる
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 スリランカの対外債務は531億ドル(2018年9月末時点)。2019年に償 還期限のくる負債は49億ドル。さらに2020年までにあと150億ドル。 ま、パキスタンと同様にIMF管理は時間の問題だと騒がれている。

99年の租借を飲まされ、ハンバントタ港を中国に明け渡す無惨な結果を招 いたのはラジャパクサ前大統領の、強気の読みと中国との親密なコネク ションからだったが、結局は返済できず「借金の罠」に落ちた。番狂わせ で彼は落選し、無名のシリナセがスリランカ大統領となった。

コロンポからスリランカの名勝地キャンディに至るハイウエイは途中悪 路、崖や河沿いを縫うように、車で四時間近くかかる。鉄道もあるが、一 日二本程度、しかも外国人観光客でほぼ満員だ。この区間に、ハイウエイ を通すのはスリランカの政治家なら誰もが魅力と思うだろうし、票に繋が るプロジェクトと考えられた。ところが、資金不足に陥り、現場労働者の 日当がはらえず、あちこちで工事が中断した状況になっていた。
 
そかし、そのプロジェクトの再開はなしより、喫緊の課題は償還期限のき た負債処理で、債務不履行に陥りそうな条項はパキスタンと同じ。ここで 救世主として登場するのがインドという役割も同じである。

インドはモルディブへ14億ドルの信用供与に踏み切った後、こんどはス リランカへも同額の信用供与を、通貨スワップを通して行い、工事が中断 している高速道路工事に廻す手筈を整えた。
なにしろインドは中国の浸透を快しとはしていないので、無理してでもス リランカを救済し続けるのだ。
        ☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆⌒☆書評 しょひょう  BOOKREVIEW 書評BOOKREVIEW
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 「最後の皇帝」=溥儀の虚実、異常な性格破綻を抉り出した労作
   なぜ、このような最低レベルの皇帝に歴史は振り回されたのか

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加藤康男『ラストエンペラーの私生活』(幻冬舎新書)
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本書は平成26年に刊行された『禁城の虜』を大幅に加筆、修正した新書版 である。発売と同時にベストセラー入りしている。

最後の皇帝となった溥儀の性格異常的な愛欲、それも偏執的な性欲、そし て迎えた悲惨な結末。映画『ラストエンペラー』はかなりの綺麗事をフィ ルムにしたが、真実とはかけ離れている。

家庭教師だった英国人が書いた『紫禁城の黄昏』も、大事な部分を、岩波 の翻訳書は割愛していた。

溥儀は異様な性欲のなぜ持つように至ったのか。

溥儀は2歳と6ヶ月で皇帝の座について、幼年期から女官に性行為を教え 込まれ、10代で宦官との同性愛、そして宮廷内で宦官達を虐待する悪質な 性癖を身につけた。

しかも16歳で本妻と妾を同時に娶り、後に正妻の産んだ子を「不義密通の 疑いがある」として「捨てよ」と命じ、正妻を幽閉した。

あれほど日本に依存し、紫禁城を追われてからは天津の日本租界に逃げ延 び、28歳で満州国皇帝となった。ところが、終戦後はソ連に抑留された。
 このあたりの顛末が明瞭に語られたことは少なかった。加藤氏は克明に 追跡調査をおこない、通化事件の舞台ともなった場所から、溥儀は日本軍 の用意した飛行機で奉天へ逃げ、そこから日本へ逃亡する予定だった。と ころが、偶然進駐してきたソ連軍に発見され拘束されてしまったのだ。

ソ連を転々としていたのも束の間、東京裁判では、のこのことソ連側証人 として市ヶ谷の軍事裁判法廷に出てきた。でたらめな証言をスターリンの 命じるままに行い、さらにそのあとは中国に送還されて撫順刑務所で洗脳 された。

評者(宮崎)は嘗て通化の現場や、遼寧省の炭鉱町に残る撫順刑務所跡で は溥儀の拘束されていた部屋を見学したことがある。

したがってこのあたりの記述と撫順刑務所の情景とが重なった。

やがて釈放されると、溥儀はこんどは毛沢東の飼い犬の如くに、中国共産 党の宣伝材料に酷使された。

「数奇の運命」といえば、なにやら悲劇の主人公のようだが、自立性を完 全に欠如させた異常人格というより性格破綻者。そのうえ比類なき権力 欲、物欲、我欲、性欲、名誉欲、自己保身の権化。結局、日本はこの程度 の人物に振り回されるしかなかったのか。

本書は溥儀の虚実を語り、異常な性格破綻者を抉り出した労作であり、読 後感といえば、  なぜ、このような最低レベルの皇帝に歴史は振り回さ れたのかという歴史のアイロニー、というより歴史の悲しみであった。
      
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1852回】         
――「支那はそれ自身芝居國である」――河東(10)
河東碧梧桐『支那に遊びて』(大阪屋號書店 大正8年)

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河東は長江を望む甘露寺の眺望に満足すると共に、「音もしなければ、動 くとも見えない、海のうねりも池の漣も立たない、このノッペラボーな (長江の)水が、人間の力も機械の働きも、容易くはなし得ない、沈黙の 活動をしてゐることが、そこに測るべからざる力強さの包蔵されているこ と」に驚嘆し、納得する。

甘露寺では、「この附近の豪家の某氏が、この長江での水死人の爲めに、 近く大きな施餓鬼をする其の準備に忙殺されてゐ」た。「長江の水死人を 考へることが、私に堪らなく詩的な情趣を誘」ったという。かくして「そ こに慈悲を及ぼす隠れたる善人のあることが、ソシアルデモクラシー化し てゐる支那の現状を裏切る重大なものに思ひ做さるゝのであつた。よし、 さういふ施主は、恐らく佛?的な迷信から出發してゐるとしても」である。

どうやら河東は「ソシアルデモクラシー化してゐる支那の現状」を余り好 ましいものとは見做していないようだ。

南京の脂粉の街を散策する。

聞こえてくるのは「遊冶郎の遊冶氣分を唆る」歌声だった。「そこに伴奏 する月琴胡弓の低音といふ者を持たない最高音階の樂器が鼓膜を通して肉 の活躍を煽つて來る」から、「氣を靜め思ひを沈ましめる餘裕などありや うはない」。

そこで支那の音楽に思いを馳せた。

「音樂が其時の情緒を動かす力を持つてゐるといふことが眞實であるなら ば、支那の樂器と聲樂とは、たゞ肉を煽動し肉に喝かしめる程度の材料に 過ぎなくなる、たゞ肉の伴奏を勤める役目である」ところの「支那の音樂 の今日に到つた徑路は、餘處事でなく、支那の無自覺から自覺運動に至る 道程を暗示する者ではないだろうか」と。

「支那の音樂が刺戟性の頂點に停滯してゐる、それでなければ音樂として の價値を持たないといふことに、この私達の味つた寂しさが原因づけてゐ るのではないだらうか。

帝王になれば國家の安泰、大官になれば位置の安泰、庶民になれば財産の 安泰、それらを通じて生命の安泰の絶對に保證されない國柄、そこに四千 年の長い?史を持つた思想、それが因となり果となつて訓致された國民 性、それに反抗することも、それから逃避することも不可抗力で壓しつけ られてゐる人生の桎梏、それを手短かくつゞめて見れば、不完全な飛行機 の搭乘者のやうな心理、そこから湧くドン底の寂寞味が、自然に音樂をも 肉的に誘致せしめるのではないだろうか」。

とどのつまりは「刹那に生きようとする所以」ということだろう。

 この河東の考えを敷衍するなら、あのけたたましい音楽は「刹那に生き る」ことを運命づけられた中国人の人生にくっついて離れない「ドン底の 寂寞味」がもたらすもの。いわば人生の寂寥感を噛み締め自らの内側に閉 じ込め昇華させるのではなく、ひたすら外に向かって発散させるためのも の。であればこそ「最高音階の樂器が鼓膜を通して肉の活躍を煽つて來 る」ことになるわけだ。

「刹那に生きんとする心持は、帝王の尊貴を以てしても、どうすることも 出來ない自然の運命であつた」がゆえに、「?代の帝王が、其の先人の墓 陵を華麗にするといふことも」、「それによつて我が滿足を買はんとす る」からだ。その背景には「其の一時の榮譽を誇示せんとする自我の發揮 が基調になつてゐることを閑却することは出來ない」。

「百千の人を使役し、巨萬の金を散ずる豪快味」は、それが先人の壮大華 麗な墓陵建設に投ぜられたにせよ、「美酒佳肴に費やされる」にせよ、 「刺戟性の頂點に停滯してゐる」音楽と同じように、共に「刹那の慾求を 充たす心理」がもたらすことになるようだ。
      
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◎読者の声 ☆どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)貴著『青空の下で読むニーチェ』(勉誠出版)、読み進め るにつれて益々おもしろくなり、いたるところで宮崎さんの精神と思想が 強く示され、まことに真剣勝負。感動しました。鉛筆でメモを入れながら 読了しました。
心の底にズシンと響くご本でした。
(HN生、新潟)


(宮崎正弘のコメント)ようやく再版の運びとなりました。なお、既読の 読者で初版乱丁本をお持ちの方は版元に交換を要求して下さい。出版社側 の送料負担で実物と無料交換になります。

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(読者の声2)日本にとって韓国は日本の国防面での必要性はまだあるの でしょうか? 

この辺は一度整理し直してみた方がいいように思いますがいかがでしょうか?

下記の通り、朝鮮半島は今日の日本にはほとんど戦略的な意味はないよう に思いますが、いかがでしょうか?

日清や日露戦争の頃、ロシアの南下政策に対抗する地政学的な目的より、 日本にとって朝鮮半島は大陸側の橋頭保として軍事的に必要であったこと は容易に理解できますが、この当時は航空機もなければ、ロケット兵器も 巡行ミサイル兵器もなければ、当然、潜水艦や航空母艦などもない時代の 頃の地政学的必要性から、日本にとって朝鮮半島を確保することはそれな りに戦略的な拠点としての利点があったと思いますが、航空機やロケット 兵器や巡行ミサイル兵器が進歩し、航空母艦などの機動戦力も発展した今 日において、日本にとって朝鮮半島はほとんど戦略や戦術的な重要度なな いように思います。

上記のような状況変化から推察して、大陸側からどこかの国(例示的に言 えばロシアと中国と思いますが)が日本に侵攻して来た場合でも、朝鮮半 島が日本にとって防衛上のクッション(防波堤)になるというような発想 はもはや時代錯誤のような感じを持っていますが、いかがでしょうか?

従いまして、日本は朝鮮半島とは可及的速やかに決別し、同時に経済制裁 を行い朝鮮半島の経済力を抑制しながら、一方で日本の防衛力を整えるべ きと思います。

日本がどのような形式で核武装するかはともかくとして、日本も必要にし て充分な核武装をすれば、北朝鮮の核兵器など何も心配する必要がなくな りますし、また日本も必要にして充分な性能と量の巡行ミサイル兵器など の通常兵器を持てば、韓国や北朝鮮のロケット攻撃も抑止できるので、韓 国や北朝鮮と日本が交渉する必要もなくなります。

広島、長崎が核攻撃を受けた頃に、日本も核爆弾を保有していれば、広 島、長崎が核攻撃を受けることはなかったことは、容易に想像できます。
 核廃絶は理想として否定しませんが、核保有国がある以上、日本の核武 装は避けて通れない道のように思います。(堀居生、在マレーシア)

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(読者の声3)金曜日の「マット安川のずばり勝負」、マットさんはアメ リカ取材でお休み。アシスタントの加藤知華さんが進行役ですが過去に何 度も出演している宮崎正弘先生とは息もピッタリ。

番組冒頭、中学入試の話題から。先日、電車で見かけた塾帰りらしき女児 二名、「あまのはらふりさけみれば」などと百人一首を口ずさんでいる。 リュックから取り出したのは分厚い国語の問題集。東京の最難関中学入試 で合格者数一番を誇る進学塾のもの。月謝は小4で4万円、小6で6万円 強、小6で各種講習にすべて参加すると年間150万円ほどかかるという。 小学生も楽じゃない。

番組に戻ると、アメリカ中西部の大寒波から宮崎氏のNYでの大雪の体 験、インターネットのない時代に国際電話の回線を確保するのがいかに重 要だったかの体験談をまじえながら来週はフィジーへ中国進出の現場を取 材との予告。

米中貿易戦争について、アメリカの新聞はそれほど騒いでいない。米中貿 易の重要度が非対称(中国が大きく依存している)。アメリカからの農産物 の輸入が途絶えると豚肉の飼料がなくなる中国が圧倒的に不利なのは明ら か。大躍進時代には豚肉は缶詰でソ連に送られ中国人民の口には一口も入 らなかったのですが、贅沢を知った今の中国国民に耐乏生活を強いるのは 不可能でしょう。

ファーウェイの問題は米中にとどまらずEUはもちろんハンガリー・ポー ランドまで中国排除に向かっている。ペンス副大統領のハドソン研究所で の演説では中国はキリスト教を弾圧している、さらにウイグルのイスラム 教を弾圧していると人権を踏みにじる中国を非難。

米中貿易の問題として合弁による強制技術移転を問題視。次世代高速通信 技術である5Gをめぐる技術覇権ではファーウェイ・ZTEといった中国 企業による盗取を許さない姿勢を明確化。トランプ政権は金儲けよりも国 家安全保障を優先。

アメリカ取材中のマットさんによるとLAは大雨、ハリウッドも大雨、つ まり反中の空気に満ちている。戦前の日本が対米英戦争に打って出てどう なったか、中国は分析できているのでしょうか。

日欧EPA発効でワインやチーズがすでに値下がりしています。

TPPではアメリカの離脱表明とともにアメリカ産の牛肉はオーストラリ ア産に、豚肉はカナダ産に取って替わられました。カナダ産の豚肉はホル モン剤不使用で安全安心が売り、国産豚肉よりも色目はいいですね。農協 系が意図的に価格を釣り上げていたバターも輸入割当が増大し供給は安 定。TPP参加の目的が農協つぶしというよりも既得権益にあぐらをかく 勢力に対し農業にも企業家精神が必要だという時代の要請に応えるもの だったのですね。

米中貿易戦争で先行きの怪しい中国マーケットに代替できるのはインド。 その他ベトナム・フィリピンも人口1億人目前。人口増で兄弟間の競争が 激しい国は文明に活力を与える。中国は1人っ子政策を緩和しても少子化 に歯止めがかからない。

中国都市部の北京・上海・天津の出生率はすでに 0.8以下まで落ちていま すから都市化の進む中国で出生率を上げるのは無理かもしれません。

インド・ベトナムでは哲学書が売れているという指摘。インドは宗派を問 わず生活に宗教が関わっている。ベトナムも仏教は南無阿弥陀仏だしカト リックの教会もイスラムのモスクもある。

もうじき春節(旧正月)ですが、ホーチミン市・シェムリアップ・バンコク どこでも豚の丸焼きを中心にお供え物を並べて賑やかでした。

Googleが中国再進出を目指して開発しているのが中国政府によって検閲さ れたインターネット情報のみを表示する「Dragonfly」という検索エンジ ン。中国ではデジタル監視社会がすでに実現している。江西省南昌では有 名歌手のコンサート会場で指名手配犯36人も捕まえた。

中国ではド田舎の貴州省貴陽市を歩いていたBBCの記者は無許可取材の 名目でわずか7分で拘束された。人権無視の中国はビッグデータを使い放 題。外国企業にとってもビッグデータを活用するソフトウェアの開発には もってこい。民主主義を知らず「皇帝様」に楯突くなど考えない国民性が なせるわざ。

中韓とのコンテンツ戦争の問題、日本語では特許(特別許可)なのに中国で は専利となる。利益をもっぱら・独り占めにするという意識が現れてい る。マンガの著作権もクレヨンしんちゃん・ドラえもんもセリフは中国語 だからオリジナルと嘯き海外からの批判には馬耳東風。

対策としてはアメリカのように強い法的措置を取る、あるいはアメリカ進 出の中国企業に制裁を加えるスーパー301条のような法律が必要。

加藤知華さんは声優を養成する学校でアナウンスの授業を受け持ってい て、クラスの三分の一は中国人だという。中国にいけばどこもかしこも日 本風のキャラクターがあふれていますから当然かも。最近ではアニメの動 画部門にも中国人の名前が増えてきました。

海外下請けでは韓国がいまだに強いのですが中国企業もだいぶ力をつけて きたようです。背景担当ではベトナム人名が多くなっていますしタイ人の 名前もちらほら。アニメの下請けでは当初は韓国と台湾が主、台湾系は中 国に進出し現在に至っていますが、フィリピンにも進出していたはず。 フィリピン人はアニメのような細かい作業には向いていなかったのかもし れません。

日本が守るべきは先端技術。自衛隊員と結婚している中国人は800人。 中国人嫁をもつ自衛隊員は隠れた内規である程度以上は昇進できない現実 がある。スマホは先進国と途上国とでマップを分ける、つまりAIで世界 は分割される。下手をすると米中百年戦争かも。

視聴者からの質問に答えてアメリカと中国の文明の話題へ。アメリカは若 い国で映画くらいしかないでしょう、中国は連綿とした歴史がなく、この 百年で発明はない、と切り捨てる。中国は衰退期、アメリカは飛行機・宇 宙開発を始めとする数々の発明をしてきた。日本はからくり人形など独自 の発展を遂げ北斎の浮世絵など西洋に大きな影響を与えた。日本は文明と いうより文化的な影響を与えている。

中国は欧米に追いつけ追い越せで粗鋼は世界一、ところがZTEはアメリ カの半導体がなければスマホを作れない。さらに半導体製造装置は日米と ドイツ。

韓国との関係。文政権は政敵を排除しながら娘は外国へ。口先だけの愛 国、随が潰れたのは朝鮮半島に関わったため。朝鮮戦争もスターリンの命 令で毛沢東が派兵した。

国体の本義を忘れ、なんでも経済的利益に結びつける風潮を批判。オリン ピックでもカジノでもすぐに経済効果は〇〇億円などという記事がでます がうんざりです。

番組の終盤、宮脇淳子氏との共著「本当は異民族がつくった!虚構国家中 国の真実」の紹介。漢字を書けて中国の食事を食べたら「中華民族」と実 にわかりやすい。

改憲論議がこのところ低調なのは北朝鮮が今はおとなしいため。政治家は 理想と現実のギャップを埋めるため一歩一歩、匍匐前進。安倍総理は外交 と比べ内政にあまり興味がないのではとの指摘。西尾幹二氏など安倍総理 を強く批判していますが、それは評論家としての役割なのでしょう。
内政は菅官房長官に丸投げではないか。コンビニの店員はいまや外国人ば かり。工事現場では流れる音楽が中国語。

近所のコンビニは深夜・早朝はネパール人ばかり。日中はほぼ日本人です がたまに上海出身の中国人。他のコンビニもベトナム人やタイ人の割合が 急増しています。 

移民を受け入れた欧州は職を奪われる国民が怒りの声を上げている。アメ リカは中国人のビザ発給を厳格化。グローバリズムの敗色が濃いのに経団 連はいまだに中国に幻想をもっている。

戦前の支那事変も上海進出企業への排日・抗日活動が遠因とも。中国に深 入すると火傷を負いますし、朝鮮半島にかかわるともっとひどいことになる。
日韓・日朝の関係はトルコとギリシャのように徹底的に反目するのが正常 な関係なのでしょう。日韓関係の正常化とは日韓断交にほかなりません ね。(PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)いやはや番組の完全活字収録のごとしで、記録に 残ります。有り難う御座います。
          
       
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泌尿器科腹腔鏡手術
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    坂本 亘

最近の泌尿器科領域の腹腔鏡手術をご説明します。腹腔鏡手術とは、 1cmぐらいの小さな穴をお腹に数箇所あけて、ガスで膨らませたお腹の なかを、小さな穴から挿入した内視鏡を使ってテレビ画面に写し、テレビ 画面を見ながら、別の小さな穴から挿入した鉗子やはさみを使って行われ る手術です。
 
最大のメリットは、小さな傷で手術が行われるため、術後の痛みが少ない こと、早期離床や早期退院が可能です。

問題は、手術は難しく一定の技術が必ず要求されることです。
 
泌尿器科で初めて主な腹腔鏡手術がなされたのは1991年の腹腔鏡下の腎摘 出術ですが、その後、十数年の間に瞬く間に世界中に広まり、現在では、 多くの施設で、さまざまな泌尿器科手術が、腹腔鏡で行われるようになっ ています。

例を挙げますと、悪性腎腫瘍に対する腎全摘出術、腎部分切除術、腎尿管 全摘除術、副腎腫瘍摘除術、睾丸腫瘍に対する後腹膜リンパ節郭清術、前 立腺癌に対する前立腺全摘除、小児領域では腹腔内停留睾丸、水腎症に対 する腎盂形成術、膀胱尿管新吻合術などがあります。

前立腺全摘除、腎部分切除、腎盂形成術など、腹腔鏡では特に難しいとさ れてきた縫合操作を必要とする手術も、普及してきています。

最近の話題としては、2004年に泌尿器科腹腔鏡手術の技術認定制度が発足 したことがあげられます。 

この制度は、認定を希望するものは、自ら執刀した腹腔鏡手術をビデオに 撮影し、そのビデオを数名の審査員が全行程を審査し、この手術技術が妥 当か否かを判定するというものです。 一定基準をクリアーしなければ、 技術認定を受けることはできません。

技術認定者は、日本内視鏡外科学会のインターネット上で公開されていま す。泌尿器科では、初年度は約160人が応募し、約60%が技術認定を授与 されています。

このように、腹腔鏡手術が持つ多くのメリットを損なうことなく、安全か つ確実で患者さんの体に優しい負担の少ない腹腔鏡手術が多くの施設で行 われるようになってきているのが最近の泌尿器科手術の傾向です。
     
大阪市立総合医療センター  泌尿器科・小児泌尿器科



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対露外交は希望的観測を持つことなく
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            櫻井よしこ

「対露外交は希望的観測を持つことなく厳しい要素を過小評価しないのが 大事だ」

「心配が現実になった」と感じた日露首脳会談だった。1月22日、日本時 間の夜8時45分から小1時間遅れで始まった日露首脳会談は、約3時間続いた。
その後、安倍晋三首相とウラジーミル・プーチン大統領の共同記者会見が 行われたが、中継画像で両首脳が会見場に入った姿と表情から不首尾は瞬 時に見てとれた。

会見ではまずプーチン氏が、「たったいま、会談が終わりました。非常に ビジネスライクな建設的なものでした」と素っ気なく語り始めた。氏の話 は二点に大別される。日露経済協力の具体的プロジェクトの進展具合と、 平和条約締結についてである。

明らかに前者には力が入っており、全体の約4分の3を占めた。貿易はこれ から数年間で1.5倍の300億ドル(約3兆3000億円)にするなどの具体的目 標も語った。

他方、平和条約締結についての話は全体の4分の1でしかない。その内容 も、「私たちは平和条約の締結を目指します。調整担当として外務省高官 と外務大臣を任命しました」などというものだ。

日本側は平和条約と領土の問題は、外務省ルートでは実際の話は進まない ため、別ルートでの交渉に期待をかけてきた。そのうえで最終的に安倍・ プーチン両首脳の決断によってのみ、解決できると考えている。プーチン 氏の発言はそうした日本の腹づもりに応えるものではないだろう。

安倍首相が日露間の往来者数がふえて、昨年は過去最高だったと発言し た。昨年ロシアから日本への訪問者数は年間10万人に達し、逆もほぼ同水 準だったという。いま関係がギクシャクしている韓国からでさえ、毎日2 万人以上が訪日している。日露間の交流の貧弱さは、日本人の対ロシア観 を反映しているのである。

首脳会談を最も前向きに報じたのは「産経新聞」だった。ロシア相手の非 常に難しい交渉だが、それでも推進しなければならないのは「中露の蜜 月」を避けるためだとの内容だった。

中露の連携は日本にとってのみならず、米国にとっても、たしかに厄介 だ。しかし、注意すべき点は、ロシアは本当のところ、中国をどのように 考えているかである。

力をつけた中国は中央アジア諸国を手始めにユーラシア大陸の北に西にと 勢力を広げつつある。北極圏にも明確な位置を占めるべく戦略的に動いて いる。中国の勢力拡大の動きの中で、ロシアは日本が期待する程、中国を 退けようとはしていないのではないか。

たとえば北極圏開発だ。中国は自らを「極地強国」であり、北極の利害関 係国だと位置づけている。一帯一路に北極海を組み込み、「氷のシルク ロード」などと呼んでいる。この中国の方針にロシアは基本的に協調的で ある。2017年にロシアで開催した「国際北極フォーラム」でも、ロシアは 北極海航路とシベリア鉄道を結ぶプロジェクトへの中国の投資を呼びかけた。

中国の北極圏進出の狙いは資源エネルギーに加えて、米国に対する核抑止 力の構築にある。防衛研究所の主任研究官、山口信治氏は、中国が戦略原 子力潜水艦を北極海に進出させることができれば探知は殆ど困難で、米国 に対して確実な反撃能力を獲得すると指摘する。米国のみならず、ロシア も警戒すること必至だが、中国はロシアに警戒感を抱かせないように巧く 立ち回っているというのだ。

クリミア半島強奪以降、国際社会の経済制裁に苦しむロシアにとって中国 の占める位置は日本で考えるより遙かに大きく重要である。

日本のロシア外交は、希望的観測を一旦横に置き、厳しい要素を過小評価 しないことが大事だ。一方的に経済協力だけさせられて終わってはならな いであろう。
『週刊ダイヤモンド』 2019年2月2日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1265 


                 
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重 要 情 報
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 ◎世間知らずの教育界を改革せよ:前田正晶

この度の千葉県野田市で起きた10歳にもなる我が子を虐待して死なせてし まった事件ほど、酷い例は見たことも聞いたこともなかったと痛感させら れたほど、悲しくさせられる一件だった。私はこの件には二つの問題があ ると思って見ている。

一つは学校の教員たち(教育委員会なる存在の構成員たちはその成れの果 てだと認識しているが)の一般社会とビジネスの社会での常識が欠如して いる為に生じた事件ではないかと思っている。教師の方々は常に(仮令子 供が相手でも)生徒を下に見て指導する仕事を続けていれば、相撲の世界 にも似て「一般社会の文化」に接することがなく、価値観も自ずと異なっ て行ってしまったのではないかということだ。

一般社会の常識を知らなかったが為に「モンスターペアレント」如きの跳 梁跋扈を許してしまうような結果になったのではと考えているのだ。だか らこそあの父親の恫喝に屈してしまったのだろう。話し合うことも出来な いほど縮み挙がったというのには、呆れる前に驚愕だった。

もう一点は「非常識なままに経験と年齢を重ね、何時かは教頭だの校長だ のという管理職に昇進してしまう事」が問題だと見ている。これは少し意 味が異なるかも知れないが「名選手必ずしも名監督たり得ず」であり、優 れた教師が必ずしも学校の運営や管理に適しているか否かは別問題だとい うことだ。即ち、アメリカにはあると聞く「学校や病院の経営者乃至は管 理運営の任に当たる手法を学んできたMBA、またはビジネスの世界の経験 者に管理と運営を任せる事」を、我が国でも本格的に検討すべき時期が来 たのではないかと言いたいのだ。

私は学業を終えてからは「先生」という職業の方には大学の先生方としか お付き合いがなかったので、その小中学校の実態を詳しく論じるだけの資 料も経験も持ち合わせはない。だが、長い間所属してきたある財界人や有 識者が集う勉強会では「元小学校教師」の女性と色々と語り合う機会も あった。彼女らは勿論博学多識だったが、その反面かなり独善的というか 少なくとも我々(私?)のように何十年もビジネスの世界で過ごしてきた 者の常識(感覚?)とは違う面が多々あるなと思わせられていた。

とは言っても、教育委員会も含めて学校の世界に異なる世界から管理職に 教員以外の方を導入してどれほど効果が挙がるかという疑問も、当然生じ てくるだろうし、反対論も出てくるものと考えられるし、入って行かれる 方も大変だろうとは思われる。だが、嘗て杉並区などでは民間人(元ビジ ネスパーソン)を公募して中学校の校長に任じた例があったではないか。

そこで、私の知人の例を挙げておこう。彼は40歳台で某商社を辞任して関 西に戻って家業を継がれたのだった。だが、親戚の方が経営しておられた 女子高が経営不振に陥ったので、再建すべく学校経営に転進していったの だった。その学校は彼の能力と努力で立派に立ち直り、今では国公立大学 に進学する生徒が出てくるまでの改革に成功されたのだった。彼は現在は 理事長兼校長の職にはあるが、授業は一切持っていないのである。

私が強調したいのはこういう成功例があるということだ。こういう例を見 るにつけても、アメリカのビジネススクールには学校や病院等の管理・運 営を教えるMBAのコースがあるのも至極尤もな気がするのだ。私は何も学 校にいきなり元ビジネスパーソンたちを起用しようとまでは言わないが、 少なくとも学校で管理職に任命する前に一般の世界に触れておく機会を与 え「責任とは」を学ばせておくべきだと考えているのだ。

恰も、アメリカの大企業では将来副社長等の地位に就けようと上層部が見 込んだマスターを取っていない人材をハーバード等の短期コースに派遣し て学習させるように。


 ◎何とかできませんか。:北村維康

この心愛ちゃんの悲痛な叫びは、早や今年の流行語大賞になり兼ねない勢 ひである。

このSOSに対して、誰も何ともできなかった。その結果、小学4年生の女の 子は、極寒の中、父親から冷水を浴びせられ、10時間も放置されて、早す ぎる死へと旅立ったのである。

何故か。何ともできなかったからである。

もし、何とかできたのであったならば、このアンケートを受け取った先生 は、職を賭してまで、この子の命の救済に対して、それこそ猪突猛進し て、両親、校長、教育委員会、警察を巻き込んででも、運動するしかな かった。また自分でできないと判断したならば、「できない」ことを大声 で天下に知らせなければならなかった。

これの事の元凶は、言ふまでもなく、日本国憲法、就中9条の、それも第 二項である。できないことをあたかも出来るやうに言ってしゅれッとして ゐる偽善の塊であるこの元凶を潰せば、そこからやっと日本は立ち直る。 そのことを知らせてくれただけでも、心愛ちゃんの死は無駄ではなかった。



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身 辺 雑 記
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4日の東京湾岸は晴れ。PCの師匠の旦那さんが3日、ハノイから一時帰国された野で4日夕、『あきら』で一献傾ける。

東京湾岸は依然として好天が続いている。洗濯物は午前中に乾燥する。雪 国では考えられない。

先月13日で83歳になったが、すこぶる元氣。手相観によれば長生きするそ うだ。

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