政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4934 号  2019・1・24[(木)

2019/01/24

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わたなべ りや うじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」4934号
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        2019(平成31)年  1月24日(木)



        意味不明な言葉に頼る「専守防衛」:加瀬英明

      中国経済GDP成長は28年ぶりの低成長:宮崎正弘            
    米大統領選挙に向け最初に名乗り出た女性:櫻井よしこ

              風邪や肺炎にご注意を:柴谷涼子
                 
                      話 の 福 袋
                       反     響
                      身 辺 雑 記


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意味不明な言葉に頼る「専守防衛」
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           加瀬 英明

意味不明な言葉に頼る「専守防衛」 国防と防衛の違いとは

12月に、平成31年度政府予算案が発表された。

防衛費が7年続けて脹らんで、前年比で1.3%増の5兆2594億円となる かたわら、『いずも型』ヘリコプター搭載・大型護衛艦を、空母に改装す ることとなった。

日本が講和条約によって独立を回復してから、66年以上もたって、ようや く旭日旗を翻した航空母艦が、最新鋭ステルスF35Bを載せて、日本の海 の守りにつく。

といっても、岩屋防衛相が「状況に応じて戦闘機を載せるから、他国への 脅威とならない」と述べ、読売新聞が「常時戦闘機を搭載せず」という大 きな見出しを組んで、報じた。

さらに、自民・公明与党が、新空母について「専守防衛の枠内で運用す る」という、確認書を交換した。

私は頭が悪いので、艦載機を危機が迫ってから載せると、どうして専守防 衛に変わるのか、理解できない。艦載機を常時搭載しないで、訓練、運用 に支障はないのだろうか。

「専守防衛」という言葉は、英語をはじめとする外国語に訳することがで きない、まったく意味不明な言葉だ。

英字新聞は、”defense-oriented policy”と訳しているが、「防衛を主と した政策」であれば、どの国もそう装っている。アメリカは国防省、中 国、韓国も国防部を称している。

国家の安危と国民の生命を、このような意味不明な言葉に、依存してよい ものだろうか。 

戦後の日本の政治家や、マスコミは、脳腫瘍を患っていて、言語障害にお ちいっている。これでは、国を守ることができない。

11月に、私はワシントンで政権の友人たちと会食した。

なかに、国家安全会議(NSC)補佐官がいた。

「ドイツの国防費は、GDP(国内総生産)の1.15%だ。自国を守る価 値がないと思っている国を守るために、アメリカの青年たちが、血を流す だろうか?」といった。

オバマ政権下で、北大西洋条約機構(NATO)ヨーロッパ27ヶ国は、 GDPの2%を国防にあてることを、約束した。ところが、イギリスなど 7ヶ国しか、約束を守っていない。GDP比で日本の防衛費は、ドイツ以 下だ。

政府も、私も「防衛費」といっていることに、注目してほしい。「国防」 は禁句とされている。

なぜ、国防といってはならないのか。日本の国防は米軍が行うことで、自 衛隊は米軍をわきから援けて、防衛に当たるからだ。

空母に常時艦載機を載せると、周辺諸国に脅威を与えるというが、中国、 北朝鮮、韓国を除く他のアジア諸国は、日本が空母を保有することを、双 手を挙げて歓迎しよう。「刺激してはならない」というのでは、中朝韓 3ヶ国がまるで暴力団の組事務所のようで、失礼ではないか。

日の丸を翻す空母が登場するのは、60年遅かった。もし、独立を回復した 後に、空母が出現していたら、北朝鮮によって多くの日本国民が、拉致さ れることがなかった。

拉致被害者は、「日本国憲法」の被害者なのだ。

人体の健康と同じように、平和は守らなければならない。平和を守る努力 をしないのは、平和を大切にしないからだ。


                                          
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中国経済GDP成長は28年ぶりの低成長
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月22日(火曜日)
        通巻第5963号   
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 中国経済GDP成長は28年ぶりの低成長(6・6%)と騒いでいるが
  対米投資は60%の激減、シルクロート破産は目の前に
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 米国のシンクタンクAEI(アメリカン・エンタプライズ・インスティ チュート)の報告に拠れば、中国の対外投資が数字統計でも激減している ことがわかった。

 2016年  2709億ドル
   17年  2798億ドル
   18年  1791億ドル

 これを裏付けるのが、海外不動産の売却、旅行客への外貨持ち出し制限 などで顕著な動きが裏付けている。
 そして上記のうちの対米投資であるが、

 2016年   541億ドル
   17年   249億ドル
   18年   106億ドル

安邦生命はNYの老舗ウォルドルフ・アストリア・ホテルやニュージャー ジー州のトランプタワーなどを売却、海航集団はヒルトンホテルチェーン の株式を売却、万達集団は全米の映画館チェーン売却、ハリウッド映画製 作会社買収を断念した。ほかの売却、ドル確保の事案は枚挙に暇がない。

女優のファンビンビンは脱税など不正行為がばれて、在米不動産資産の強 制売却を迫られ、いずれの動きも外貨準備払底を露骨に物語っている。 
  
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1847回】              
――「支那はそれ自身芝居國である」――河東(5)
河東碧梧桐『支那に遊びて』(大阪屋號書店 大正8年)

               ▽

河東は寧波の名刹を巡り、日本と支那の仏教の違いに気づかされた。「一 方に順次に支那化して行き、他方が順次に日本化して往つた」と考える。

たとえば「今日の支那の僧侶は(中略)、それは體のいゝ乞食に過ぎな い」。かくて「昔の名僧知識の學問と氣概、それは支那に50年目毎にある 大洪水で東海に流れ去た」というのだ。つまり「昔の名僧知識の學問と氣 概」は「50年目毎にある大洪水」によって「東海に流れ去」り、日本の仏 教が深みを増していったという。これが河東の考えだろう。

 一帯の名刹を歩くと、そこここに倭寇による災害の跡を認めることがで きる。「一旦金碧燦爛を出來上つた佛閣も、それが倭寇によつて灰燼に歸 した例は、前後56回に達する」。こう聞かされると、現代人は間違いなく 倭寇の「罪業」を詫びるだろう。だが河東は違っていた。頭など下げるわ けもなく、倭寇の時代に想いを馳せ、彼らの振る舞いの雄々しさに憧れる のであった。

「獵人の著るやうな蓑頭巾を肩まで垂れて、腰に四尺の太刀をたばさんだ 倭寇の異樣な風俗が、(名刹の)巧妙に反り返った碧瓦の甍の下に立ち塞 がつた光景を腦裏に描いて、事は不自然であるにしても、海波萬里を物と もしない壮者の湧き立つた血の脈々と動くのを覺えなければんらないの だ」。倭寇は「海波萬里を物ともしない壮者」だったのだ。

寧波近くの舟山列島の東の端にある小島に向かった時のことである。「埠 頭を離れて一歩島の土を踏むや否や、私の脚下には、蓆を展べて物を乞ふ 僧が坐つてをり、私の間の前には、其衣の袖をひろげて錢をねだる幾人か の僧が立ち塞がつてゐるのを見出した」。

 また、ある名刹でのことだ。その寺の境内の石畳は「塵一本も止めない ように掃き清められてゐた」。そこで「穿き汚した靴で、この石疊を蹈む ことが憚り多い事にも感ぜられた。大股にのさばつてあるくのさへ氣が咎 める程だつた。自然と氣も澄み、尊い匂ひに打たれる、我ながら畫中の人 のやうな思ひをしてゐる目先きに、これは又餘りにあからさまに、餘り無 造作に、之を見のがすことの出來ない人糞一塊!更らに支那的に現實暴露 がこゝに行われてゐるのだ」。

ある名高い廟でのこと。「昔は金碧燦爛たる廣大な建物であつたのであら うが、これも御多分に漏れないで、隨分荒れ果てたまゝ打棄てゝある。廟 内の石碑を仔細に見て回っても、やはり康熙帝時代以前の古いものは見当 たらないという「悲しむべき結果に了つた」。「支那といふ國は、どうし てかやうに、過去を抹殺するに性急なのだらう」と訝しむ。

かつては文明を輸出した寧波の現在が、これである。それはまた「總て が利己と唯物化してゐる現代の支那」の、偽らざる姿というものだろう。

そこで河東は考える。

「多數の支那人の生活が、未來の理想も、過去の追慕をも切り放した、 無自覺な今日主義に魅化されていることが、朽ちも腐りも錆びもしない、 固ち永久であるべきである素質の石にまで滲透してゐる」。つまり本来、 そこに残されておいてしかるべき石碑すらも見当たらないのは、やはり 「無自覺な今日主義」が背景にあるからだ。

「たゞ民衆の思想が一切の過 去を忘れた時、其の過去の思想が滅亡して しまふやうに、一切の過去の物 質も亦た無に歸するのだ。若し尋ねるも のゝの見當らない腹立たしさを癒 やさうとするなら、先づ今日の民衆の 思想を呪はねばならないのだ」と、 憤懣やるかたない思いを記す。

歴史や文明の長さを徒に誇りはするが、「民衆の思想が一切の過去を忘 れ」ている。
そこで「其の過去の思想が滅亡してしまふやうに、一切の過去の物質も亦 た無に歸する」。これが現実の姿であると、河東は考えた。そう、この国 には過去は存在しないのです。

    
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読者の声 ☆どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)日本文化チャンネル櫻からのお知らせです。
今晩の「フロントジャパン」に宮崎正弘さんが生出演です。主要テーマは 「見えてきた中国経済破綻の時刻表」です。

ホストは福島香織さん、ゲスト宮崎正弘さんでお送りします。

今晩から放映。日本文化チャンネル桜、「YouTube」「ニコニコチャン ネル」
「Fresh!」オフィシャルサイト。インターネット放送So-TV
    (チャンネル桜)



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(読者の声2) 安倍総理が日露首脳会談に向け出発のニュース。極東ウラ ジオストクやモスクワでは北方領土引き渡し反対のデモが広がっていると の報道ですが、どうも嘘くさい。
 極東ロシアでは日本からの輸入中古車を右ハンドルを理由に規制しよう としたところ猛反発があり規制は撤回されました。最近では日本の国籍が もらえるなら帰属を日本に変更したいという声も高まっているとか。
 デモの映像を見てわかりました。
握りこぶしのマークはアラブの春からカラー革命までおなじみ。アメリ カ・メキシコ国境を目指す中南米からの移民も同じスポンサーなのでしょう。
反トランプ派のジョージ・ソロスを筆頭とするグローバル・ユダヤあるい はシオニスト・ユダヤとその仲間たちです。
 ソロスはかつて「イングランド銀行を潰した男」といわれ、アジア通貨 危機ではマハティール首相に「ごろつき」と酷評されました。
1990年代の日本も資本の自由化で外資系ファンドが日本の優良企業を喰い 物にするような事例が相次ぎました。2000年代は株や証券などでボロ儲け していたのにリーマンショックでどん底へ。こうなると次なる手は戦争か もしれない。
世界中で緊張を煽り、紛争・戦争では双方に武器と資金を供給し、紛争当 事国双方から利益を得るのがユダヤ商法。だから彼らにとって米露および 日露間での緊張緩和は望ましくないのでしょう。

 北方領土問題は昭和20年代には国後・択捉も諦めていたはず。日本が歯 舞色丹で手を打つならアメリカは沖縄を返さないと脅され、それ以来北方 四島返還を叫ぶようになったときいています。
ソ連崩壊時には自衛隊が国後・択捉に上陸したらソ連は手も足も出なかった。
ところが1991年の日本は海部内閣・宮沢内閣という自民党最悪レベルの政 権でした。
 北方領土はとりあえず歯舞色丹返還で平和条約締結、それ以降は日本の 国力と文化力でロシア極東を日本化していけば自然に日本のものになる。 クリミアの住民がロシア帰属を望んだのなら、平和条約締結後の極東ロシ ア住民が50年後には日本化され日本帰属を望むこともあるかもしれません。
朝鮮半島は中国の千年属国だったのに、日本統治わずか35年で近代国家寸 前まで成長しました(あとは退化するばかりですが)。
 古来より領土は取ったり取られたり、プーチン大統領のいるうちは2島 返還で我慢。中国を牽制してもらうだけでもありがたい。
プーチン後のロシアはエネルギー価格低迷が続いて財政破綻、日本に北方 領土を買ってくれと土下座外交かもしれません。
   (PB生、千葉)


(宮崎正弘のコメント)エリツィン大統領が来日時に、解決するばかりの シナリオだったのに、酔っぱらって駄目になったという実劇、当事者から 聞いたことがあります。
 北方領土返還反対デモですが、あれは完全なヤラセですね。



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(読者の声3)東大闘争の時代の話ですが、ちょうど赤軍派の永田洋子の回 想録を読んでいたところなので以下ご参考まで。
                      記
1.無知の問題。無知が狂気を生み、狂気が暴力を生み、自滅へと向かっ た。歴史を知らない。人間や人生を知らない。道徳を知らない。実に幼稚 である。これは戦後教育のせいもある。ビスマルクの言葉「賢者は歴史に 学び、愚者は体験に学ぶ」しかし破滅してしまっては学んでも手遅れである。
2.指導者の必要性。若者は悩むものだ。正しい指導者の必要性を痛感し た。それをいい加減な人間についていったために永田はボロボロにされて しまう。.若者は少し年長の人を過大評価する。30才,40才といっても子 供だ。人間は重病のような個人で悩む重大問題を経験しないと本当の大人 にならない。

3.左翼運動や思想の知識が足りない。これは日本に本格的な左翼批判の 本がないからだ。左翼運動とは思想を道具に使って黒幕が政治目的を達成 する運動であり、思想を実現する運動ではない。その証拠に権力を握ると マルクス主義もリベラルも禁止されてしまう。

4.論理でなく心象(イメージ)。当時過激派の学生が米国人の留学生に 英語で主張を説明しようとしたが不可能だった。英語は論理だが過激派の 主張は論理でなく心象だったからだ。過激派の行動はルボンの「群集心 理」の分析がピッタリである。

5.左翼なのに共産主義を知らない。格言「共産主義を知る者は共産主義 者にならない。共産主義を知らないものが共産主義者になる」

6.「民族は階級に勝る」これはカール・シュミットの言葉だが、左翼は 困ると愛国主義に逃げてくる。独ソ戦のスターリンがよい例だ。当初ドイ ツ軍兵士に階級闘争を呼び掛けたが反応はゼロだった。ソ連軍もマルクス 主義では戦えない。そこでスターリンは帝政ロシアのコサック騎兵部隊を 軍装もろとも復活したのである。左翼は偽の思想だ。

7.過激派の就職。さんざん大企業を非難していたが、就職になると親の つてで大企業に入りこんだ。彼らもその後の人生でいろいろ学んだと思 う。一つ間違えば危なかったのだ。
      (落合道夫)

       
        
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米大統領選挙に向け最初に名乗り出た女性
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              櫻井よしこ


 「米大統領選挙に向け最初に名乗り出た女性 ウォーレン氏の出馬表明 が映す米国の分裂」

1月3日、昨年11月の中間選挙で改選された米連邦議員らが初めて議会に招 集された。4日付の米各紙は下院に集った民主党議員団の写真を大きく掲 載したが、女性議員が多いために文句なしのカラフルさだった。若い議員 も多く、子連れ姿も少なくなかった。椅子の数に較べて議場に詰めかけた 人数の方が多く見えたのは、1年生議員たちが嬉しさの余り伴侶を連れて 登院したということだろうか。

改めて振り返ると、民主党が下院435議席中、235議席を占めて多数を取っ た。女性議員は102人で内、89人が民主党である。選良たちの宗教も多様 化し、宣誓で用いるためにキリスト教、ヒンズー教、仏教などの教典が用 意された。国家、国民のために全力を尽くすと、神や仏に誓うのは大統領 だけではないのである。一人一人の議員も誓ってようやく正式に議員にな れる。大事なことだと思う。

アフリカ系議員は上下両院で55人、LGBTの人たちも上下両院で10人。 米国社会はさらなる多様性の新しい時代に入ったという印象だ。

8年間の野党暮らしを経て、議長に返り咲いたナンシー・ペロシ氏(78) は真っ赤なワンピースに身を包んでいた。民主党内からは世代交替を求め ペロシ氏に反対する声もあったが、彼女は執念を燃やし、党内への説得工 作を続けた。8年間のブランクを経て議長に返り咲いたケースは、彼女が 初めてだ。

民主党応援団の新聞として知られる「ワシントン・ポスト」(WP)紙は 喜びを隠しきれないような報道振りだった。たとえば、最年少の下院議員 となったニューヨーク州選出、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス氏 に関連して次のように報じた。

「オカシオ・コルテスがペロシに一票を投じ、共和党陣営の方を向いてに こやかな表情で『お気の毒ね(sorry)』と口パクで言ったときは、 共和党議員のうめき声が聞こえるようだった」

若くて、女性で、魅力的なオカシオ氏への入れ込み振りは、彼女を含めた 女性議員らへの、WPの熱い期待そのものだ。

そうした中、上院議員のエリザベス・ウォーレン氏(69)が2020年の大統 領選挙への出馬につながる準備委員会を設立した。大統領選挙に向けて名 乗り出た最初の人材も女性だった。まさに米国は女性の時代である。

彼女は反ウォール街のリベラル派だ。弱者の味方としての立場を強調する ためか、自分には先住民の祖先がいると主張し、昨年秋、DNAの鑑定結 果を公表して話題を集めた。

鑑定結果は、6〜10代前に先住民の祖先がいることを示したが、彼女の地 元の新聞は彼女の血の「64〜1024分の1」が先住民の血だと冷ややかに報 じた。この血の薄さを以て、「先住民の血を受けついでいると言えるの か」という意味合いであろうか。

彼女が約2年先に行われる大統領選挙で民主党候補に選ばれるのかなど、 現時点では全くわからない。しかし興味深いのは、彼女がいち早く名乗り を上げたとき、「彼女はどれだけ当選の可能性があるか」という議論が起 き、それがヒラリー・クリントン氏との比較においてなされたことだ。

ヒラリーはあと一歩で史上初めての女性大統領になるところだった。選挙 資金の集金力も抜群で、得票数もトランプ氏を上回った。しかし、落選し た。そしていま、ウォーレン氏が出馬に向けて走り出した。グラスルーツ の庶民の味方という姿勢で億万長者を排斥するが、ヒラリー同様、資金集 めには極めて秀でると分析されている。ヒラリーに関して米国社会は熱烈 な支持者と強い拒否層とに二分された。先はまだ長いが、ウォーレン氏の 出馬表明が米国社会の深い分裂を反映しているように思えてならない。
『週刊ダイヤモンド』 2019年1月19日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1263




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風邪や肺炎にご注意を
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     柴谷 涼子

「風邪やインフルエンザ」が流行する季節です。特にこの時期、朝晩の気 温の変化が激しいことに加えて、空気が非常に乾燥するときには、風邪の 原因になるウイルスの活動も活発になり、風邪をひきやすくなります。

●事前の予防

日ごろの心掛けとしては、外出から帰った後の「うがいと手洗い」が基本 です。また、お天気の良い日には、日光浴や散歩など適度な運動をするよ う心がけ、入浴により身体を清潔にしておくことも大切です。

●肺炎は高齢者にとって危険な病気

肺炎はお薬の進歩によって、かなり治療ができるようになりましたが、高 齢の方にとってはまだまだ怖い病気です。

とくに糖尿病や心臓、呼吸器系に慢性的な病気を抱えている方、腎不全や 肝機能障害のある方も罹患しやすく、病状も重くなる可能性があります。 厚生労働省が報告している人口動態統計でも肺炎による死亡率はここ数年 上昇してきています。

肺炎は細菌やウイルスなどいろいろな原因で起こりますが、肺炎を起こす 原因となる細菌に肺炎球菌があります。

●肺炎球菌による肺炎を予防する

肺炎球菌は健康な人でも鼻腔などに常在する菌です。しかし加齢などによ り免疫力が低下すると、病気を引き起こしやすくなります。

日本では、ペニシリンという抗生物質が効きにくい肺炎球菌の割合が増加 しています。抗生物質の効きにくい肺炎球菌による肺炎に罹患すると、治 療に難渋する場合があります。
 
そこで、肺炎球菌によって起こる肺炎を予防するワクチンが肺炎球菌ワク チンです。ただし、肺炎球菌ワクチンを接種してもこれ以外の原因で起こ る肺炎は残念ながら予防することはできません。
 
ワクチンを接種して得られる免疫は約5年以上持続するといわれています。

次のような方に「肺炎球菌ワクチン接種」をおすすめします。
・65歳以上の高齢者 
・心臓や呼吸器系に慢性疾患のある方 
・糖尿病の方 
・腎不全や肝機能障害のある方

肺炎球菌ワクチンの接種については、最寄りの病院やかかりつけの医師に ご相談下さい。肺炎球菌ワクチンのみでなく、今年もインフルエンザワク チンを積極的に接種しましょう。
       (大阪厚生年金病院 看護師) 



              
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重 要 情 報
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 ◎読書感想(『ある外交官の回想』・・/高橋利巳著/展転社/1,500円+税)
・・・戦中・戦後の真実/激動の昭和に生きて・・

昨年暮れから正月にかけて一気に読了、正直 爽やかな感動を覚えた。しかも私の感
性かもしれないが、そこには「昭和の匂い」がたっぷりと詰まっている。
本書は新しい歴史教科書をつくる会・東京三多摩支部の会員でもある畏友・高橋利巳
氏(昭和6年生れ)の力作でもあるが、内容的には激動の昭和を生きてきた氏の、人
生の総括とも言えるものであり、大東亜戦争という戦禍を潜り抜け、戦後逞しく行き
抜いてきた日本国民の涙なくして知り得ない逞しさ、ときに我々の記憶から忘れられ
がちな戦前から戦後に亘る中南米に移民された先人達の御苦労がるる紹介されてい
る。一読して、これは平和な時代の安眠を貪っている我々が、子や孫にしっかり伝え
て行かなければならない使命があると深く認識した。
当時、移民された先人達はみな、貧困に喘ぐ小さな祖国・日本から、重なる不安と期
待を抱いて外地に植民されたのである。ところが昨今、我が国の政府が法案を通した
「移民法」(入管難民法改正)はいったい何だろうか?と考えさせられた。
これは昨年7月以来、法務省に設置された「外国人人材の受入れ・共生のための総合
的対応検討会」が出発であり、どうみても移民受入態勢の整備に他ならない。日本人
特有の明確な定義を曖昧にしたままでの法制化がいかなる結果をもたらすのか、混乱
という想像力を欠いた亡国法案であると保守の間からも猛烈な反対運動が起こってい
る。自民党法務部会でも紛糾したが、最後は「官邸の意向」で押し切られた。背景に
は関係省庁並びに経済団体等からの圧力があった。この移民法により法務省の権限・
所管事務が増えること(大幅な権限拡大)も目に見えており、国会論議における曖昧
な官僚的答弁には、まさに官僚筋の意向が濃厚にあったことが窺われる。「人手不足
解消」は表面的なことで、裏には外国人移民受入により社会全体の「賃金(コスト)
削減」も意図されているように思われる。ただでさえ在日管理でもたついている行政
当局だ。問題がないと言えるだろうか。その先には更に地域コミュニティの破壊と劣
化が待っているのではないだろうか?(以上は敢えて挿入)
さて、この話は別に譲るとして、著者が話題にした日本人の移民問題は、今日の内容
空疎で拙速な政策ではなく、日本国が世界の先進国に比して、幾多の経済的課題(貧
困が主)を抱えていた時代、生き残りをかけて入念に計画されたものであり、涙なく
しては読めない植民ドラマを含むものであったが、今日の移民法制定の動きにはドラ
マ性も何もなく、のっぺらとした「経済性」の問題だけが突出するという、欧州移民
問題の教訓も考慮しない「場当たり」なものであると杞憂する。今日の移民法が亡国
法と言われる所以でもある。
その日本からの海外移民であるが、海外日系人の数は今や380万人とも言われてお
り、それぞれの移住先において、困難を乗り越えながら受入諸国からも高い評価を受
け、社会の発展に大きく寄与していることは周知の通りである。その背景には、日本
人移住者の持つ勤勉、誠実、礼節・・といった民族の資質が在り、彼らの活躍が内地
の発展と相なって、今や世界中から称賛を受けていることは常識である。しかし忘れ
てはならないことは、此処まで来るまでには、移住者の涙ぐましい努力という壮大か
つ過酷な物語があってのことであった。それを単に歴史の一部として看過してはなら
ない。先人移住者の過酷な歴史は我々日本人が、子々孫々に至るまで、お互いに「共
有」し、しっかり伝えて行かねばならない。個人的には学校教育の場でも、移民紹介
の副読本でも与えて、子供達も涙するような教育指導が必要ではないかと思う次第で
ある。
さて、高橋氏は外交官として南米各地を回り、アマゾンやパラグァイ、ボリヴィアな
どの未開地にまで、黙々と開拓精神に燃えて勤しんできた移住者達の姿を実際に見て
きた。それも米国史に見られるような一攫千金を狙うようなえげつないものではな
く、日本民族特有の、人種や国境を超えての大自然の開拓と、移住先国家への貢献を
念頭に置いたものだった。その姿は、かつて満州開拓に見られた開拓精神、それも五
族共和の「王道楽土の建設」という壮大な夢を携えてのものであり、満州開拓団と中
南米移住者の開拓精神は二重写しとなって底辺でつながっていると著者は力説する。
本の内容は驚くほど簡明で、しかも内容的には精緻を究めている。その気になれば一
気に読むことも可能であり、読後は何とも爽快な気分になって、昭和の時代、我らの
先人が歩んでこられた歴史は読者の血肉となって迫ってくるから不思議である。斯く
いう私でさえも、機会をみて多くの友人知人に本書の喧伝に努めて行かねばならない
と決心したところである。
最後、本書は単に移住者の歴史を綴ったものではないことを付記しておきたい。本書
には著者の健全な歴史観というフィルターを通して移住者の姿がパノラマとなって浮
かび上がってくる。更に言えば、それは著者の精神の「古層」とも言うべき悠遠な日
本文明観が核となって、それに対する著者の「信」が元になっている。その「信」な
くして読者を感動させる移住者物語を書くことはできないと信ずる。
とにかく本書は、実際手に取って、著者の言霊を味わいながら読んでいただきたい。
若い方たちへのプレゼントとしても意味があるのではないだろうか。
<目次概略>
第一部・・生い立ち、教育勅語と八紘一宇、支那事変・・〜敗戦、進駐軍、占領時代
 他
第二部・・日本建国の歴史、引上げ調査と慰安婦問題、・・懐かしの外務省文書課、
憲法改正問題 他
第三部・・再び外務省へ、神戸移住センター、南米移住船「ぶらじる丸」輸送監督、
ブラジルの大地、ボリヴィアの開拓 他
第四部・・ボリビア在勤「チェ・ゲバラの死」と「ゴム景気と日本人」、ウルグァイ
在勤「都市ゲリラ・ツパマロス」と「日本赤軍」、キューバ在勤「大量亡命事件」、
南米移住の終焉「ブラジルJICA資産の処分」、グァテマラ在勤「経済協力の実態」と
「屋須弘平」そして「日本人の心」、キューバ在勤二回目「カリブ海の真珠の島」と
「中南米一大きい日本庭園をつくった話」以上

(東京三多摩)濵田 實

 ◎私には小室圭さんは理解不能だ:前田正晶

私は秋篠宮家の真子様と小室氏の縁談話にはミーハー的な関心がないの で、「小室氏とは理解不能な点が多い人物だ」と感じてきた以外には言う べき言葉を知らない。1月22日付けで小室氏が(代理人を通じて?)発表 された、秋篠宮が明解にすべしと問題にされた「彼の母親の方が元婚約者 との間の金銭対着問題は解決済みである」との声明文にはこれまた非常に 解りにくい点があるのだ。

それは、マスコミ報道では真子様はかかる発表があると事前にご承知だっ たと言うが、報道からはその内容までお聞き及びではなかったような印象 を受けた。私はあの声明文の内容の正否か妥当性は兎も角、あの文章には 宛先がないのが気になった。私は小室氏は事態の弁明というか釈明をする のであれば、彼と母親が直接秋篠宮様にお目にかかって、自分たちの口か らご説明申し上げるべき筋の事柄ではないのかと思っていた。

ところが、マスコミ報道では、小室氏はどちらかと言えば抜き打ち的にア メリカでの弁護士資格を取得すべく、ニューヨークのフォーダム大学の ロースクールに入学してしまった以上、こちらには不在なのである。不在 であれば、もしかすると一帰国でもしない限り将来義父となる秋篠宮様に 直接ご説明には上がれないのである。そこで悪い言い方を敢えてすれば 「アメリカ留学中」という美名に隠れて、為すべき弁明を文書で行ったと いうことになるかと思って事態を眺めている。

間違っていたらごめんなさいだが、それでは余りにも礼を欠いていること にはならないのだろうか。まさか、電話なりEmailなりで一方的に済ませ た後で、マスコミ当てに代理人を通じてその内容を公表したのではあるま いな。もしも、代理人を使っているのであれば、私にはその手法はとても 理解できるものではない。宮様との面談の約束をニューヨークからでも取 り付け可能であれば、そういう手順を踏んだ後で午前中に羽田乃至成田到 着で、遅くとも翌日の最初のNY行きの便でアメリカに戻れるので大学院を 長期欠席せずに済むのではないか。

私はそれくらいの費用を負担するのが当たり前の礼儀ではないかと思う。 そういう行動を敢えてしようとしない小室圭という人私の理解を超越して いるのだ。



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身 辺 雑 記
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24日の東京湾岸は快晴、爽快。

23日の東京湾岸は結局、終日快晴だった。



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創刊日:2004-01-18  
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