政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4932 号  2019・1・22(か)

2019/01/22

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わたなべ りや うじらう のメイ ル・マガジン「頂門の一針」4932号
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        2019(平成31)年  1月22日(火)



     マリアナ諸島をめぐる米中の軍事的確執も:宮崎正弘

            人工関節手術で歩ける喜び:小池達也

    米大統領選挙に向け最初に名乗り出た女性:櫻井よしこ

                  
                      話 の 福 袋
                       反     響
                      身 辺 雑 記


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マリアナ諸島をめぐる米中の軍事的確執も
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月21日(月曜日)
        通巻第5960号   
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 マリアナ諸島(グアム、サイパン)をめぐる米中の軍事的確執も
  中国の深海探査船「探索一号」はマリアナ海溝で何をしているのか
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ミクロネシアの北西部に拡がるマリアナ諸島は北から南へ800キロの海域 に15の島々からなる。グアム、サイパン、テニヤンが含まれ、南西端が ヤップ島。そう、あの石貨で有名な島である。

 グアムの四分の一は米軍基地、ここには戦略爆撃機、核兵器搭載の戦闘 機などが配備されており、また韓国配備でもめたTHAADミサイル基地 もある。ヤップ島にも嘗ては米軍の無銭連絡所が置かれていた。

 ワシントンからは1万2529キロ、13時間の飛行だが、北京からは2953キ ロ、わずか5時間の飛行で到達できる。

東には世界一深いとされるマリアナ海溝(11902メートルが日本の測量結 果)、もともとは英国、米国が競って探査してきた。マゼランが発見する 前までは原住民チェモロ族が住んでいた。

中国は深海探査を目的として「探索一号」という深海探査観測船を投入 し、ヤップに基地を置いている。

米国のシンクタンクCSISはさきごろ「ミクロネシア海域にも中国の軍 関連スパイ船が頻繁に出没している。海洋探査は名目に過ぎず、目的は潜 水艦の航路調査、海中発射ミサイルの可能性調査などを展開している可能 性が高い」とする警告を出した。

軍事専門家のなかには南シナ海に造成した軍事基地との連携でマリアナ海 溝に潜行する潜水艦が台湾攻撃の際に使用されるだろうとも分析している。
       
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1846回】                   
 ――「支那はそれ自身芝居國である」――河東(4)
河東碧梧桐『支那に遊びて』(大阪屋號書店 大正8年)

                 ▽

景勝地の杭州西湖に向かう汽車の旅である。

「列車のボーイのついで呉れたビールには一向泡が立たない。飲んでも苦 い許りの氣の抜けたものだ」。それもそうだろう。「人の飲みさしたビー ルを集めて、それを一杯にし、いゝ加減に口栓をして、新しいものゝやう に装」っているのだから。だが、その程度のことは「支那人根性では何で もない事だつた」。

西湖をはじめとして杭州各地に在る『由緒』に満ちた名勝古跡に遊ぶ。
  「青史を血に染めた悲壮な事實も、高風に萬世に仰がるゝ飄逸な傳説 も、今の支那では遺憾ながら何の興趣も惹かない、故跡の外形は殘存して をつても、故跡の感味は疾くに泥土に委してゐる」。

かくして河東は「過去の史傳の?へた強烈な感味と、現在の故跡の示す落 寞たる光景の餘りにかけ離れた相違!」に驚き、「それを仔細に觀てゐる に」耐えられず、「うら悲しく涙」する。そして「觀るに堪へない落寞た る故跡など、もうどうでもいゝことになる」わけだが、それにしても「今 日の支那人は人間として持つべき一番大事な餘裕を忘却してゐる」とも感 じている。

「今日の支那人は人間として持つべき一番大事な餘裕を忘却してゐる」と の言葉は、河東の感懐から1世紀以上が過ぎた現在の中国人にも当てはま るように思う。

「狭い日本、そんなに慌てて何処へ行く」といった安全運転のための標語 があったが、それに倣うなら「そんなにだだっ広い中国、そんなに慌てて 何処へ行く」「中国人、そんなにカネ稼いで何をする」。些かの脱線だ が、「YOUはどうして総書記に?!」と言いたいところだ。

とある古刹へ。仏殿に安置してある釈迦三尊は「たゞ金色燦爛たるのみ で、近代支那に藝術のない好標本をしめすものだつた。一體近代支那には 人爲の藝術の無い許りか、天然の藝術的現はれの一部さへが破壞されて顧 みられてないのだ」。

何処に行っても「百年前後の樹齡を保つてゐる高齡の樹木の容易にみつか らない」。「高齡の樹木許りではない、今日の支那には野にも山にも、先 づ先づ樹木らしいものゝ無いのが普通」というほどに自然破壊が進んでい たのである。

たとえば「上海を出發して杭州に行くまでは、支那北方の大平原の餘勢を うけた限界のない野放圖な平野」である。「水にしても、長江であれ太湖 であれ、二六時中たゞ黄泥を染めた」ように、ともかくも無味乾燥極まり ない自然環境である。天下の景勝地で知られる西湖にしたところで、じつ は「際涯もない大曠野」のなかにポツネンとあるだけ。


だから、そこに「我々の親しんでいる日本の湖水の事を想起」することな ど出来はしない。だが、そんな西湖であったとしても、「先天的に山水に 対する粗食、粗食より饑餓を餘儀なくされていゐる人達が、こゝに歡喜の 聲を揚げたと言つて、それは笑ふべき事なのだらうか、それとも痛々しい 同情に値する事なのだろうか」。

次いで寧波へ。

「一望見渡す限り」が「手づくね位の小山」である。「行く手を見ても、 過ぎ去つたうしろを振り返つても、たゞ其の小山許りが、累々としてゐ る」。なんとそこは「驚くべき共同墓地! 眞に驚くべき土饅頭の數だ」。

そこで考える。

「支那人の死亡率が、どれ程餘計であるにしても、又たどれ程古い?史を ここに印すにしても、これ程の土饅頭を並べ立てることは容易のことでは ない」と。

「自分の田であらうが、人の畑であらうが、方位の許す所に、柩を置き放 しにする。それを邪魔だとも不縁起だともいふ者もない程に習慣になつて ゐる」。

かくて「個人――利己に徹底してゐるとも見られている支那人は、亦た墓地 にも徹底してゐるの」である。

     
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読者の声 ☆どくしゃのこえ ★READERS‘ OPINIONS
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(読者の声1)先日(1勝ち18日)の上島嘉郎氏との対談(フロント・ ジャパン)で原子力発電が話題になりました。AIとかEVとか騒ぎながらそ のエネルギー源を考えない近視眼的風潮に苛立ちを覚えています。

太陽や風のエネルギーで新幹線が走るとでも思っているのだろうか。しか し、民主主義国家では「国家百年の大計」を考えるのが難しいのもの事実。

世界では原発の需要は増えているが廃炉技術はまだ確立されていない。現 在、日本の大学では原子力関連学科はほぼ全滅。このままでは、現存の原 発を廃炉にする技術者すら不足することになる。

廃炉技術はこれからの先端技術であり、そこから派生する技術は計り知れ ない。

小型原子炉の開発・実用化も急務だ。業界は長期的視野を持って、自ら原 子力技術者を養成することを考えて欲しい。

私立(業界立)の原子力工業高等専門学校(高校+短大の5年間一貫教育 校)はどうだろうか。最初の設置場所は福島第一原子力発電所敷地内。実 験実習場所には事欠かない。核廃棄物の貯蔵場所は地下・海底にある。常 磐炭鉱の廃坑だ。

教授陣は関連企業の研究者(世界のトップクラス)、学生は関連企業社員 の子弟(放射線アレルギーがない)。海外からの留学生も殺到するだろ う。業界は全学生に奨学金を出しても、長期的には十分に採算が取れると 思うがどうだろうか。(SK老)


(宮崎正弘のコメント)貴重なアイディアをお聴かせいただきました。有 り難う御座います。

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(読者の声2)西部邁さんの一周忌にあたる追悼シンポジウムとコンサー ト、絶妙の組み合わせ。出席させてもらい感動しました(1月19日、星陵 会館)。

こういう企劃、誰が思いつかれたのか、西部先生が愛煙家であり、かつ愛 妻家であり、連夜のごとくに新宿のスナックに出没してカラオケに興じる という話はMXテレビなどでも知れ渡っていたのですが、歌ったレパート リーの中で、軍歌、それも一般のカラオケ店にも置いていない「桜井の別 れ」をアカベラで歌っていたこと初めて知りました。

追悼会では、ソプラノ歌手が、「桜井の別れ」を六番まで朗々とみごとに 歌い上げられ、これは前代未聞、引き続きの懇親会でも京都大学の先生で したか、このような絶妙のアンバランスこそ、西部さんの追悼会にふさわ しいとおっしゃっていて、場内の笑いを誘われていました。

ともかくしんみりと(富岡幸一郎、西村幸祐、三浦小太郎先生のシンポジ ウムも、宮崎さんや浜崎さんの追悼挨拶も良かったです)、晴れ晴れとし た気持で帰路につきました。(NN生、港区)


(宮崎正弘のコメント)西部さんの『妻と私』だったと記憶しますが、或 る葬儀の帰り、タクシーの中で悲しい気持に沈んでいたときに、西部さん が、ふと口をついて出てきたのが「桜井の別れ」だったと述懐する印象深 い場面があります。

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(読者の声3)西部邁さんの追悼シンポジウムと追悼コンサートに出席し ました。場内ほど満席で、某新聞社長とか、テレビでお馴染みの評論家と か、おやっと思われる人たちがたくさん出ていたことや、入り口に献花台 があって、白いカーネーションで飾られた遺影の優しさにしばし見とれま した。

プログラムのなかで老生、やはり宮崎さんのお話が一番印象的であり、か つわかりやすいと思いました。

西部邁さんとは「いったい何者だったのか」という概括を、宮崎さんは三 つにまとめられた。メモを取りました。

第一に『保守』という語彙が不当に蔑げずまれた全共闘全盛時代のときか ら、正当な保守主義の回復に先頭切ってなされた、これが西部さん最大の 功績だったという評価でしたね。賛成です。

第二に福沢諭吉の評価を、ちゃんとされた。丸山真男ら左翼文化人が「近 代化」「進歩思想」のカリスマに祭り上げていた福沢ですが、かれは西? 隆盛を礼賛し、勝海舟を批判したほどに保守主義、国家の命運を重視した 思想家だったことを西部さんは書いたこと。

第三がルソーの民約論で知られ、てっきり進歩主義革命主義と誤解されて いた中江兆民が、じつは頑迷な保守主義だったことを、西部さんは単行本 で評価した、この三つが西部さんの功績と総括され、これまで漠然と考え てきた西部邁の全体像がはっきりと見えてきました。
   (HU生、さいたま市)


(宮崎正弘のコメント)小生と西部さんとの対談集『アクティブ・ニヒリ ズムを越えて』(文芸社文庫)の解説に、同様なことを書きました。
 西部さんが福沢諭吉、中江兆民を論じるのは、その人生と考え方に自己 を投影させたからでしょうね。「評論とは対象を通して自己を語ること だ」とは小林秀雄の言葉ですが。。。

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(読者の声4) 吹っ切れないものがあったのです。西部邁さんって、「転 向」の代表者、「変節漢」という、ややマイナス面のイメージがずっとつ きまとっていて、あのテレビでの饒舌も、論理的鮮やかさに、相槌を打ち ながら、どこか言葉を弄んでいる風情を感じたものでした。
しかしこんな解釈で良いのだろうかという疑念がつねに小生の意識の中で つきまとっていました。

貴誌にも告示されたのですが、雑誌『表現者』の後継誌『クライテリオ ン』の巻末広告でも西部さんの追悼会が行われるというので、ともかく 行ってみようと思い立ち、茅ヶ崎から電車で上京しました。

冒頭に登壇された宮崎正弘先生の解説に、おもわず膝を打ちました。「林 房雄さんが下獄するとき、左翼の仲間は誰も見送りに来なかった。刑務所 まで一緒にきて見送って呉れたのは小林秀雄ただひとりだった」。

嗚呼、そうだ。嘗ての西部さんの全学連のお仲間は、一周忌には誰も来な かった。集まったのは国を思う、保守的なインテリが目立つ集まりでした し、最後に全員で「海ゆかば」を唱ったのには驚かされると同時に『日本 人、ここにあり』と感動しました。(TB生、神奈川県)

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(読者の声5)半島の国による主張がますます支離滅裂になって、かりにも これがマトモな「国家」によるものか、首をかしげるレベルになってきた と思います。

しかも北からだけではなく、南からのものも、低劣、論理矛盾の度を強め てきていることが憂慮されます。

私が約10年前、在日の男から民事提訴を受けた経験を述べたことがあると 思います。その際も、弁護士(左翼系?)は、「証拠写真を送ってくれれ ば、それを見た上で、提訴はとりやめます」というから、こちらから証拠 写真を送ったら、なんと、当方からの主張にはまったく答えないまま、そ の写真を相手側が証拠写真として使って提訴する、と言ってきました。
 その電話のやりとりを録音しておかなかったのは当方が迂闊でしたが、 半年近く、その動きもなかったので、さすがにもう止めたのかと思ってい たら、新年が明けた早々、東京地裁からの訴状送達を受けたときは、さす がに憂鬱だった。
 ところが、その訴状を読んでみると、失笑したいほどの転換ミスの文章 で、内容的にもまったく拙劣。支離滅裂な論を述べて「社会通念上、違 法」などと結論していたことには、当方は呆れてしまった。

当方から、反論、反証すると、冒頭から訴えの大部分を取り下 げて、 残った一部の請求については、当方から、繰り返し相手側からの反 論を 望んでいるにもかかわらず、まったく反応せずで、第1審は、結局は 当方 のほぼ全面的な勝利に終わりました。

それで終わるかと思ったら、まさかの控訴。こちらは、おかげで、さら に、時間を浪費する結果となりました。相手方も、訴訟費用を考えたら まったく無意味な提訴だったと思いますが、防御側は、防御してもとも と、何の益もなく、まったく苦々しい戦いでした。

控訴が結審した後、相手の弁護士の事務所に乗り込み、「さんざん、い ろいろなことを教えてやったが、こちらは、こんなつまらない訴訟で費や した時間が惜しい」と言ったら、その弁護士は下を見て「人間としては、 申し訳なく思っている」と発言したものの、当方としては、そんな言葉を 受けても、何の慰めにもならない。
あらためて怒りを感じました。

半島の「国家」が行っている言動も、以上の私の個人的体験とほぼ相似 したものです。私は「あの方々」とは、できる限り関わらないようにする 他ないと思っています。(CAM)


(宮崎正弘のコメント)たいへん卑近な例で、「あの方々」を譬喩され、 腑に落ちること多く、おそらく裁判に限らず近所付き合いでも同様な経験 をした読者が多いだろうと想像しております。


        
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人工関節手術で歩ける喜び
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         小池 達也

整形外科の分野ですばらしい発展を遂げていると考えられているのは、人 工関節分野です。現在では、肩・肘・股・膝・足関節に人工関節手術が施 されますし、手や足の指関節にも応用が始まっています。

特に、股関節と膝関節に関しては膨大な数の手術が毎年日本中で行われて います。

成績も安定しており、それほど高度な手術でもなくなりつつあります。

しかし、本当に人工関節は進歩したのでしょうか。

1962年にチャンレイという先生が人工股関節手術を初めて実施されまし た。 今から振り返ってみても、良く考え抜かれたデザイン・材質・手術 方法でした。やっぱりパイオニアと呼ばれる人たちには何か光るものがあ ります。

このチャンレイ型人工股関節は長期成績も良く、スタンダードとなりまし たが、もちろん完璧ではないので、チャンレイ自身を含め様々な改良が加 えられました。

ところが、それらの改良、良かれと思ったデザインや材質の変更は逆に長 期成績を悪化させました。

そうすると、また改良が加えられ、猫の目のようにくるくるとデザインや 果てはコンセプトまで変わっていきました。最近ようやく、コンセプトも 成熟し成績も安定してきました。しかし、改良が加えられ続けていた時代 に人工股関節手術を受けてしまった人は恩恵を受けることが出来なかった わけです。

最先端のものが最良とは限らない好例ではないでしょうか。これは人工関 節の性格上、結果がすぐに出ないことが一番の理由です。そして、この危 険性は今後も出てくる可能性はあります。

では、人工関節手術などすべきではないのでしょうか。

そうではありません。歩くことさえ大変な方が、人工関節手術を受けて痛 みなく歩けるようになった時の喜びは、本人でない我々でさえ感じること の出来る大きなものです。

「人生が変わった」・「旅行に行けるようになった」・「歩くのって楽し い」など、多くの喜びの声を聴かせていただける、医者にとっては実にや りがいのある手術です。これを永続する喜びに変えるために、いくつかの 合併症を克服してゆくのが、我々の今後の使命でしょう。

人工関節の合併症で厄介なのは感染とゆるみです。ゆるみの方は、多くの 研究により克服されつつありますが、異物を体の中へ入れる手術であるこ とから、感染の危険性はなかなか解決されそうにはありません。また、ス ポーツも可能になるような丈夫な人工関節もまだ存在しません。真の人工 関節出現はもう少し先になりそうです。
 
ところで、最近ではナビゲーションといって、コンピュータが人工関節を 入れる方向を指示するシステムやロボットが人工関節を入れる方法も実用 化されています。
あなたは、ロボットと人とどちらに手術して欲しいですか?
         
(大阪市立大学大学院医学研究科リウマチ外科学医師)



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米大統領選挙に向け最初に名乗り出た女性
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             櫻井よしこ

「米大統領選挙に向け最初に名乗り出た女性 ウォーレン氏の出馬表明が 映す米国の分裂」

1月3日、昨年11月の中間選挙で改選された米連邦議員らが初めて議会に招 集された。4日付の米各紙は下院に集った民主党議員団の写真を大きく掲 載したが、女性議員が多いために文句なしのカラフルさだった。若い議員 も多く、子連れ姿も少なくなかった。椅子の数に較べて議場に詰めかけた 人数の方が多く見えたのは、1年生議員たちが嬉しさの余り伴侶を連れて 登院したということだろうか。

改めて振り返ると、民主党が下院435議席中、235議席を占めて多数を取っ た。女性議員は102人で内、89人が民主党である。選良たちの宗教も多様 化し、宣誓で用いるためにキリスト教、ヒンズー教、仏教などの教典が用 意された。国家、国民のために全力を尽くすと、神や仏に誓うのは大統領 だけではないのである。一人一人の議員も誓ってようやく正式に議員にな れる。大事なことだと思う。

アフリカ系議員は上下両院で55人、LGBTの人たちも上下両院で10人。 米国社会はさらなる多様性の新しい時代に入ったという印象だ。

8年間の野党暮らしを経て、議長に返り咲いたナンシー・ペロシ氏(78) は真っ赤なワンピースに身を包んでいた。民主党内からは世代交替を求め ペロシ氏に反対する声もあったが、彼女は執念を燃やし、党内への説得工 作を続けた。8年間のブランクを経て議長に返り咲いたケースは、彼女が 初めてだ。

民主党応援団の新聞として知られる「ワシントン・ポスト」(WP)紙は 喜びを隠しきれないような報道振りだった。たとえば、最年少の下院議員 となったニューヨーク州選出、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス氏 に関連して次のように報じた。

「オカシオ・コルテスがペロシに一票を投じ、共和党陣営の方を向いてに こやかな表情で『お気の毒ね(sorry)』と口パクで言ったときは、 共和党議員のうめき声が聞こえるようだった」

若くて、女性で、魅力的なオカシオ氏への入れ込み振りは、彼女を含めた 女性議員らへの、WPの熱い期待そのものだ。

そうした中、上院議員のエリザベス・ウォーレン氏(69)が2020年の大統 領選挙への出馬につながる準備委員会を設立した。大統領選挙に向けて名 乗り出た最初の人材も女性だった。まさに米国は女性の時代である。

彼女は反ウォール街のリベラル派だ。弱者の味方としての立場を強調する ためか、自分には先住民の祖先がいると主張し、昨年秋、DNAの鑑定結 果を公表して話題を集めた。

鑑定結果は、6〜10代前に先住民の祖先がいることを示したが、彼女の地 元の新聞は彼女の血の「64〜1024分の1」が先住民の血だと冷ややかに報 じた。この血の薄さを以て、「先住民の血を受けついでいると言えるの か」という意味合いであろうか。

彼女が約2年先に行われる大統領選挙で民主党候補に選ばれるのかなど、 現時点では全くわからない。しかし興味深いのは、彼女がいち早く名乗り を上げたとき、「彼女はどれだけ当選の可能性があるか」という議論が起 き、それがヒラリー・クリントン氏との比較においてなされたことだ。

ヒラリーはあと一歩で史上初めての女性大統領になるところだった。選挙 資金の集金力も抜群で、得票数もトランプ氏を上回った。しかし、落選し た。そしていま、ウォーレン氏が出馬に向けて走り出した。グラスルーツ の庶民の味方という姿勢で億万長者を排斥するが、ヒラリー同様、資金集 めには極めて秀でると分析されている。ヒラリーに関して米国社会は熱烈 な支持者と強い拒否層とに二分された。先はまだ長いが、ウォーレン氏の 出馬表明が米国社会の深い分裂を反映しているように思えてならない。
『週刊ダイヤモンド』 2019年1月19日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1263

    
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重 要 情 報
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 ◎我が国の民度の高さで他国を考えるな:前田正晶

私はここで我が国と余りにも多くの軋轢を生じさせてくれる韓国の民度を 考えて見ようと考えた。だが、その前に私が従来から唱えてきた「アメリ カには知的水準が低い者が多く100人に1人しかまともな知的水準にない」 を採り上げてみよう。そう言う根拠の一つには1994年7月に当時のUSTR代 表、カーラ・ヒルズ大使が指摘した「アメリカの対日輸出を増加させる 為には労働者階級の識字率の向上と初等教育の普及が必要だ」があること も確認しておこう。

ヒルズ大使は我が国では教育水準が高く、それに伴って民度も高く洗練さ れた労働力を備えているとご存じだったと解釈して聞いた。その民度と教 育程度の平均的な高さは世界でも最高水準にあると、私は経験上からも確 信している。そこで言えることは「他国も我が国と同等の水準にあるのだ ろう」などとは考えてはならないことだ。例えば、「我が国で識字率の心 配などした経験がある者がいるか」を考えて見れば、直ちに解ることだ。

そのアメリカには、現在では私が低水準を論じた20数年前と比較すれば、 6,000万人もの知識的に低層に属する移民を中心に人口が増えたのだか ら、全般的には以前よりももっともっと知的水準が低下した者たちが増え たと推理して良いだろうと考えている。トランプ大統領は賢明にもそうい う階層からの支持を取り付けることに成功したので、現在でも支持率が高 く虎視眈々と再選が狙える状態にあるのだと見ている。

その程度の教育水準にある国民(所謂少数民族だが、アメリカでの表現は “minorities”と複数になっているのを忘れてはなるまい)が圧倒的に多く なってきたアメリカが「日本は同盟国であり、安保条約を結んでいるのだ から、我々が犠牲を払っても守ってやるべきだ」と、イザという時に立ち 上がってくれるだろうかと、私は不安に思っているのだ。

そもそもアメリカの白人も含めた一般大衆は自分の生まれ育ったか、また は居住している州のことしか知らないかまたは意識していないので、世界 というか海外の事情にも疎く、日本との間柄などは対日関係の業務にでも 従事して者以外は極めて関心が低いのが普通だ。であるから、日本と安保 条約があるとか同盟関係にあるかなどについては、無関心な者たちが圧倒 的に多いのだと言って誤りではないと、経験上からも指摘できる。

同盟国のアメリカですらこの状態であるから、反日無罪、抗日も無罪の教 育で育ってきた国民が構成する韓国民が如何なる思考体系と知的水準にあ るかなどは論じるまでもないと事だと思う。そこにあるのは感情と情緒だ けだし、大方のマスメディアの報道も常に対日悪感情を煽ってきた。その 日本敵視(と言って過言ではあるまい)政策の頭目が文在寅大統領であ る。彼ら韓国民の民度も疑わしいと思わざるを得ないのだ。

私はかかる情勢下にあっては、「文在寅大統領以下の韓国民につける薬を 開発しよう」と意図することからして無駄だという気にもさせられるの だ。とは言っても、効果があるだろう薬を開発して欲しいという願望は捨 てきれないのだ。正直にい言えば「これ以上不快な念を味合わされては堪 らない」のであるから。政府の奮起に期待したい。

それは韓国との関係を改善して友好国として付き合っていき、その国民と も親しくなろうという意味などではなく、何とかして彼らの無法且つ不法 な非難攻撃や中傷から我が国と我が身を守るかと言う意味で言っているのだ。

私には不思議に思えてならないことがある。それは、大統領以下があれほ ど我が国に対して何らの善意を示さず、嫌っているとしか思えない国から 毎年のように7〜800万人も観光と称して訪れている事実だ。「嫌いならば 来なけりゃ良いのに」と思わせられてしまうし、そんな連中をも含めて観 光客を増やしたいと願っている政府も何かが間違っていると思えてならな い。「世界では我が国の国民のように高い民度を維持し、物事を善意から 考えている者たちは極めて少ないと思うべきではないか」と言って終わる。

 
◎前田様

ありがとうございます。

密であるとは、安全保障が口先ではなく、保たれている状況です。どこま で抑止力があるかがその見極めの要点です。

この点に関しては、民意などは屁の役にも立ちません。リベラル含めて、 理想と現実の違いを政治家が意識しないと戦争が起こります。
                            佐藤隆一

 

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身 辺 雑 記
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21 日夜は家人の次姉の招きで長姉夫婦ともども自由が丘のレストランで 焼き肉を御馳走になった。但し血糖値が気になって3枚しか食べなかっ た。22日の東京湾岸は快晴、爽快。
          読 者:5587人
           
            
                     



       




       
       

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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