政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

全て表示する >

頂門の一針4926 号  2019・1・16(水)

2019/01/16

                                           □■■□──────────────────────────□■■□ 
わたなべ  り やうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4926号
□■■□──────────────────────────□■■□

        
        2019(平成31)年  1月16日(水)


             さぁ次はオマーンの漁場を狙え:宮崎正弘

               認知症には「散歩」が効果:向市眞知

                見えないトランプ大統領:櫻井よしこ
            
                     
                      話 の 福 袋
                       反     響
                      身 辺 雑 記


━━━━━━━━━━━━━━
さぁ次はオマーンの漁場を狙え
━━━━━━━━━━━━━━
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◇◆◇◆◇
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月12日(土曜日)弐
        通巻第5952号  
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
さぁ次はオマーンの漁場を狙え、中国「一帯一路」の罠
  470隻の近代漁船が2万3000の小舟、零細漁師の漁場を直撃
*********************************
ホルムズ海峡の隘路、対岸がイランのバンダル・アッバース。サウジアラ ビア半島側はオマーン(旧国名はマスカット・オマーン)の飛び地である。

ドバイに滞在していたおり、オマーンの国境まで4WDを疾駆させて行っ たことがあるが、荒れた台地に茶褐色に岩肌、農地にもならない曠野。そ れが国境だった。

オマーン本国は、ホルムズ海峡を扼する飛び地から東南東。アラビア海と インド洋に「7」のような地形でせり出している。海岸線が3165キロのも 及ぶ。

海洋地政学にとって、要衝となるのは当然だろうと思える。首都のマス コットから南西南へ500キロ。ここがインド洋に面するドクムという漁村 である。

つい昨今まで、ドクムを中心とする5万人の漁師たちは2万3000といわれ る小舟にヤマハのモーターを駆動させて漁場を移動し、漁獲類は「干し 物」にしてから駱駝の背にのせ、首都マスカットまで500キロ、月の砂漠 をキャラバンで運搬していた。

俄かに、この寒村に焦点が当たった。

「一帯一路」を標榜する中国が舌なめずりしながら大々的に進出してきた からだ。中国はこう言った。「ドクムを中東最大の漁業基地にして東アフ リカ一帯の漁業センターにしよう」。

オマーンを取り込む「一帯一路の」の罠が仕掛けられたのだ。

2017年、中国はこのドクムを「免税特区」「輸出工業区」として開発する ために107億ドルを投資する、条件は25「年の租借で、更新可能としたい と提案した。この降って湧いたような巨額投資にオマーンはすぐ合意に達 した。

オマーンは歳入の55%を石油に依存しているため、ほかの産業育成による 収入源の確保に魅力がある。

しかし中国の隠された企図とは、いずれ漁場拠点の軍港転用であり、ジブ チに海軍基地をつくったように、長期戦略に基づいている。

オマーンは絶対君主制、サィード国王の独裁政治だが、一応、議会があ る。大政翼参会的な議会はすぐに中国の案件を諒承し、2020年完成を目指 して工事が始まった。すでに10の漁場に冷凍倉庫、魚介類加工、製氷製造 工場などが建設された。

中国は合計470隻の近代的漁船を投入するとしており、10の工場がすでに 稼働している(アジアタイムズ、1月11日)。

怒ったのは地元の漁民、零細で小舟による釣りで生計を立ててきたが、大 型漁船、冷凍設備をもつ近代船などが近海から魚を収獲すると、地元漁民 の生活が成り立たなくなるではないか。

オマーン政府は漁民の怒りをいかに静めるか注目が集まっている。

        
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
  ♪
樋泉克夫のコラム
@@@@@@@@

【知道中国 1842回】     
 ――「只敗殘と、荒涼と、そして寂寞との空氣に満たされて居る」――諸橋 (15)
諸橋徹次『遊支雜筆』(目?書店 昭和13年)

              ▽

長江を遡り諸橋の旅は続く。

よくもまあ、と思えるほどに丁寧に名勝旧跡を回り、関連する故事来歴を 記しながら、時の流れの中で惨澹として珍妙に変わり果てた姿を綴ってい る。だが、これまで見て来た惨状と大同小異なので敢えて割愛するが、や はり大冶鉄山については日本人として記憶しておくべきと思うので、手短 に綴っておく。

 じつは大冶が全山鉄鉱山であることを発見したのは、清末に近代化を進 めた代表的指導者の張之洞の秘書だった。彼は古書の記述から一帯には鉄 鉱山があると推測する。そこでドイツ人技師に調査を依頼すると、はたせ るかな豊富な鉄鉱脈を発見したものの、「其の技師は張之洞に先立つて、 本國の公使に知らせた。獨乙公使は素知らぬ顔で其の邊りの土地を讓與し て欲しひ」と張之洞に申し出る。

すると「此のくせものと、張は一喝の下に技師を解雇した」。なんともド イツ人の振る舞いはセコイ。やはりドイツ人はセコイのだ。

 陶淵明の墓に詣でるべく旅を続ける。某村に着く。「夕日輝きて心地よ し」。農家に宿を頼むと「殊勝にも御泊りなされ」と。「地獄に佛な り」。だが「室に入れば汚きこと限りな」く、「戸障子とては一枚もな し」。「先ず伴へる苦力に飯を炊かせて」、諸橋は「其の家より芋と葱と を買求め」て調理して食事とした。

疲労の余りかバタン、キュー。「一睡の後醒むれば、予の伴へる苦力と宅 の主人とは、尚頻りに酒を呑みて興がる」。苦力は得意げに諸橋は老朋友 だと説明している。「可笑い」。

そこまではよかったが、そのうちに「苦力小便せまほしと云ふ」。すると 「主人自ら導いて至れる」のは諸橋の寝ている部屋だった。「南無三寶、 臭氣鼻を撲ちて堪へ難し。點燈して見れば汚き便器四疊半にも足らぬ我が 室にあるなり」。かくて我慢ならなくなった諸橋は「苦力を呼び、命じて 其の便器を取去らしむ」。

あの謹厳実直を絵に描いたような漢学者の諸橋が、なんと「汚き便器」の 隣で「臭氣鼻を撲ちて堪」い思いを抱きながら寝ていたとは。古人の言う ように、確かに艱難汝ヲ玉ニスルものらしい。

 某地でのこと。「最上の旅館なりと馬夫の案内」に誘われると、「狹隘 湫隘殆ど馬小屋にも劣る處」だった。しかも「室外には馬糞積んで山の如 し」。

 また或る所では。「此の地旅館なし。驛長に一宿を乞うへば、近來土匪 猖獗にして、城外の地は保證し難し、日の暮れざる間に」、早く市街地 行って衙門(やくしょ)を訪ねよ、と。

その土匪だが「居民に課する強制徴収は甚だ苛酷」であり、支払いに応じ な場合は「立ちどころに之を殺す」。当時、一帯に土匪が多かったのは、 北京中枢の一角を占めていた段祺瑞麾下の軍が敗北したからであり、兵士 たちは「段軍の潰散と共に今郷に歸り、土匪とな」ったからである。

そこもと左様にして食いっぱぐれれば流民になり、流民は匪賊になり、匪 賊が兵士になり、運よく戦で軍功を挙げればトントン拍子に出世して、将 軍となり政府の役人に。破れた兵士は匪賊になり、匪賊は流民に。やがて 流民から乞食に。これが「好い鉄は釘にならない。好い人は兵にならな い」人々の、人生双六ということになる。

 曲阜の孔子廟を訪ねた時のこと。「今朝來土匪の猖獗を傳ふる事頻りな り。曰く尼山に五百人の土匪あり、首領を于三?と云ふ。久山に二千五百 の土匪あり、首領を劉某と云ふ。之に對して濟南第五師團歩兵の一營千五 百人之に當り居れども、官軍戰毎に利あらず、今は曲阜を去る遠からざる 姚村まで土匪の襲來あり」。どうやら孔子サマの有難さもご利益も、土匪 の前では役には立たなかったようだ。

やはり小人は閑居して不善を為すものだ。

数多くの奇天烈な体験も、また『大漢和辞典』作りの下地になったのだろ うか。



━━━━━━━━━━━━
認知症には「散歩」が効果
━━━━━━━━━━━━


       向市 眞知


以前、住友病院神経内科先生の「認知症」の講演を聴きに行きました。そ の時、「こんな症状があったら要注意!」という話から始まり、下記の 11の指摘がありました。

1、同じことを何度も言ったり聞いたりする
2、ものの名前が出てこない
3、置き忘れやしまい忘れが目立つ
4、時間、日付、場所の感覚が不確かになった
5、病院からもらった薬の管理ができなくなった

6、以前はあった関心や興味が失われた
7、水道の蛇口やガス栓の閉め忘れが目立つ
8、財布を盗まれたといって騒ぐ
9、複雑なテレビドラマの内容が理解できない
10、計算のまちがいが多くなった
11、ささいなことで怒りっぽくなった

「これらがいくつかあったり、半年以上続いている時は、専門病院へ行き ましょう」といわれました。

私自身、同じことを言ったり、物の名前が出てこなかったり、置き忘れや ささいな事で怒りっぽくなったなあと思い当たるフシがいくつもありまし た。専門診療の対象といわれてしまうと本当にショックです。

「認知症」というと周りの人に迷惑をかけてしまう問題行動がクローズ アップして、その印象が強いのですが、新しいことが覚えられない記憶障 害もそうです。また、やる気がおこらない意欲の低下もそうですし、もの ごとを考える思考力や判断する力、そして手順よくし処理する実行力の低 下も「認知症」の症状です。

「認知症高齢者」のかた自身の不安は、時間や場所がわからなくなった り、体験そのものを忘れていく中で暮らしているのですから、自分以外の 外界のすべてが不安要因になってしまうのです。

ご本人は真剣に外界を理解しようとしているのですが、家族は「ボケ」 「痴呆」ということばの印象から、「認知症だからわからないだろう、理 解できないだろう」と思い込んでいる例が多くみられます。
 
診察室でなんとご本人を目の前にして「認知症高齢者」の失態を平気でド クターに訴えたり、「母さんがボケてしまって」とはばかりもなく言って しまったりします。

その瞬間に、ご本人はその家族に対してまた不安をつのらせてしまいま す。また話を向けられたドクターも、ご本人を前にしてウンウンとうなづ くべきか、ほんとうは困っているのです。

うなづけば家族は安心しますが、ご本人はドクターへの信頼感をなくして しまいます。

よく「まだらボケ」とか言いますが、「正気の時もあるからやっかいだ」 と表現されるご家族もあります。しかしそれは逆で、やっかいと考えるの ではなく正気の部分があるのならその正気の部分を生かして日常生活を維 持するようにしむけてみませんか。
 
「認知症」があっても、くりかえし続けている一定の日常生活はできるは ずです。老年期以前の過去の生活を思い出させてあげると、高齢者は自分 の価値を再発見し、意欲も湧いてくるとききました。

高齢者にとって脳機能の低下だけではなく、視覚や聴覚、味覚や嗅覚など の感覚もおとろえてきていることを理解してあげてください。

すべてを「認知症」の一言でかたづけてしまわないで下さい。見えやすく する、聞こえやすくするというような場面の工夫で問題行動が小さくなる こともあります。
 
「認知症だからわからないだろう」と思い込むのは大まちがいです。 「言ってもしかたない」と決めつけるのは悪循環です。「認知症」の方の 感じる外界への不安を考えると、情報が遮断されると余計に不安が大きく なります。

どしどし情報を与えることが不安の軽減につながります。そのために外出 しましょう。

「認知症」には「散歩」の効果があります。外界の空気は聴覚、視覚、嗅 覚への刺激になり、脳の活性化につながります。
                    医療ソーシャルワーカー

 
━━━━━━━━━━━
見えないトランプ大統領
━━━━━━━━━━━


     櫻井よしこ
 
「「同盟重視論」が見えないトランプ大統領 米国の攻勢に中国・習 政 権は後退の一年か」

2018年は最後まで気の抜けない1年だった。19年の今年はその延長線上 で、より大きな変化と試練が生じるだろう。そうしたことを念頭に置いて 決断を下せば、逆に日本にとっては好機の年になる。世界情勢に油断なく 気を配り、気概を持ち続けることが必須だ。

昨年12月、ジェームズ・マティス米国防長官はドナルド・トランプ米大統 領に辞任の意向を伝えた。トランプ氏のシリアからの米軍撤退に同意でき ず、2月末に政府を去るとしたマティス氏をトランプ氏は、今年1月1日を もって辞任させた。

日本が注目しておくべきことは、マティス氏が「米国は自由世界に不可欠 の国だが、強い同盟関係を維持し同盟国に敬意を示さなければ国益を守る ことはできない」として、同盟関係の重要性を説いたのに対し、トランプ 氏にその気がないことだ。

昨年10月にマイク・ペンス副大統領が行った激烈な中国批判の演説を、日 本は歓迎した。確かに日本にとって基本的に歓迎すべき内容だった。しか しここでも注目したいのは、ペンス氏の演説には、トランプ氏同様、「同 盟重視論」がないことだ。

シリアで米軍と共に戦ったクルド人勢力を見捨てる決定をしたトランプ氏 の立場で見れば、米国大統領として自分はかねてシリアからの撤退を明言 していた。それは自分の公約だという思いがあるのだろう。

トランプ氏の特徴は、ひとつひとつの公約をその善し悪しは別として、実 行することだ。氏の価値観はあくまでも「米国第一」で、同盟国は大事だ が、米国の国益を揺るがせにすることはない。日米同盟に大きな比重を置 く日本にとって、自力を強めることなしに米国に依存し続けることの危険 は承知しておいた方がよいだろう。

中国の現状をよく伝えていたのが習近平中国国家主席のブレーンの一人、 ヤン・スウエトン氏が「フォーリン・アフェアーズ」の2019年1〜2月号に 書いた論文だ。題名は「容易ならざる平和の時代 分断世界における中国 の力」である。明らかに中国政府の意向を反映していると思われる論文で 目を引くのは「中国はジュニア・スーパーパワーの役割を果たす」という 表現だ。

この件りは、中国のあらゆる側面を厳しく批判し敵対視した10月のペンス 演説を「誤解を招く」としながらも、「一面の真実がある」と評価した中 で出てきたものだ。そこにはこう書いている。

「ポスト冷戦期の米国一強時代は終わり、二極時代が戻ってきた。中国が ジュニア・スーパーパワーの役割を果たす時代だ」

確かに米国一強時代は終わった。その点では米国が抱く脅威には理由があ る。しかし、中国は米国を排除するのでなく、米国をいわば兄貴分と見做 す。中国は弟分でよいと、言っているのである。中国はかつてのように米 国に対して弱者としての立場を強調する外交に転じようとしていると読み とれる。

12月21日に「ニューヨーク・タイムズ」紙に、コーネル大学のエスワー・ プラサド教授が「中国は米国と妥協したがっている」と書いていた。

中国での広範な意見交換の結果、指導者の多くが中国経済の先行きに非常 に深刻な懸念を抱いており、改革志向の人々はトランプ氏の強圧を、中国 の改革を進める上での追い風として評価さえしているとの内容だ。

習氏は本来なら昨年中に開催していなければならない中国共産党中央総会 を遂に開催できずに年を越した。その年毎の基本政策を決める中央総会が 開かれなかったのは毛沢東時代以来約60年振りの異常事態だ。米国の攻勢 の前に習政権がじりじりと後退する1年になるのか。日本にとっても難し い外交が待っている。だから覚悟が必要だ。

『週刊ダイヤモンド』 2019年1月12日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1262

            
━━━━━━━
重 要 情 報
━━━━━━━

 ◎またもや無情にも3連休だった:前田正晶

本当にウンザリである。以前にも泣き言を言う羽目になったが、小さなと ころでは私はジムには土日祝日は入場出来ない会員なので、この連休中に はあのジェットバスにも入りに行けないのだ。大きな問題は連休ともなれ ば、掛かりつけのクリニックに緊急事態で駆け込めなくなってしまうし、 国立国際医療研究センター病院(NCGM)のような大手にも救急以外は駆け 込めなくなってしまうのだ。現在のように高齢化して体の方々が弱ってく ると、この医療機関が休んでしまうのは大きな問題なのだ。安倍さんはそ こまでお考えなのだったのかと伺いたくなる。考えていなかったのだろう と疑っている。

事実、14日夜のように「お仕舞いまで見なけりゃ良かった」と悔やむよう な凡戦(サッカーのことだが)を夜中の12時過ぎまで見てしまった後は、 その後遺症で体調が狂ってしまって苦しんだのだが、甚だ遺憾ながら、家 でジッと休養している以外に方法がないのだ。言うまでもないことで、掛 かりつけのSクリニックに行って助けては頂けないのである。これが第何 次だか知らないが、安倍内閣が決めて下さった、何かと言えば連休にして しまう法律のお陰なのだ。

今回はほんの3日間の連休だったが、5月の御代代わりには10連休とやらが 待っているのだと思うと、今からゾッとしている。10日間も医療機関を休 みにさせて何とする気かと問いかけたい。とんでもないことだ。それは、 確かに万一の時はNCGM等に救急車で駆けつければ良いのだろうが、今度心 筋梗塞か心不全を起こした時には「本当に一刻を争う事態となるだろう」 と解っているので、NCGM以外だって混雑しているだろうから、容易に受け 付けて貰えないこともあるかと怖れている。

マスコミ報道では「その10日間を全休とはせずに、何日かを開けておくこ とを検討中の大病院もある」となっているようだが、先生方だって好き好 んで休日出勤される訳でもあるまい。私には10連休を打ち出した政府の目 茶苦茶な方針に怒りすら感じている。私は事態は何も医療機関だけに限っ た問題ではなく、経済活動にしたところで、この世界情勢が微妙な時期に
10日間も休んでしまおうという感覚に呆れている。恐らく活動の大停滞を 来すだろうよ。政府はそれを覚悟しているのか。

個人的な事情を言えば、15日の午前中には絶対に外せない約束があるの で、それに備えて本日は掛かりつけのクリニックで体調を整える為に最悪 でもブロック注射か所謂ニンニク注射でも受けておきたかったのだ。それ なのに、無情にも本日は三連休とやらの最終日だった。私以外にもこの連 休に苦しめられている高齢者はおられるだろうと思っている。「それでも 安倍内閣を支持します」とでも言えというのか。正直なところ、そうとは 言いたくない気分なのだが。

 ◎「韓国は我が国を弟分だと考えているようだった」:前田正晶

一寸聞き捨てならない一言だが、これは今朝ほどフジテレビに出演してお られた川淵三郎氏の発言をつまみ食いしたものである。全体は「日韓共催 のW杯の際に韓国側と交渉して感じたことは“韓国は中国を兄貴分であると 看做し、我が国は弟と見ているようなので我が国が韓国の言い分を聞くべ しと言いたいようだった”ということだった」だったのだ。川淵氏はこの 件(クダリ)を余りにもサラッと流されたので、隣に座っていたパッ君と やらも殆ど反応した様子がなかった。正直に言って、初めて聞いた見解 だったので驚いた。

そう聞かされてみた上で考えて見れば、今回の戦中朝鮮人労務者問題や我 が国のEEZ(正確には「イー・イー・ズイ」だが)内での韓国の駆逐艦の 我が国の哨戒機に対するレーダー照射問題に対する韓国側の、言うなれば 「上から目線」的(決して私が好むマスコミ用語ではないが、ここでは敢 えて使っておく)とも言える不遜な態度が、ある程度説明できるような気 さえするのだ。でも、川淵氏は何故今までこのことを言わないでおられた のだろう。

上から目線だが、先日の文在寅大統領の記者会見での発言を聞いても「日 本政府はもう少し謙虚になれ」だの「三権分立を尊重し、韓国の司法の判 断に従うべき」といったような鉄面皮な事が平気で言える訳だとも思わせ て貰えた。私は既に「我が国のマスコミが戦中の朝鮮人労務者への賠償判 決問題で文在寅大統領が何ら公式に発言をしてこなかったのは、司法と政 治の板挟みであるからだとするのは誤った観測である」と指摘した。今回 の川淵発言もその誤認識振りを指摘していると解釈できると思う。

また、文在寅大統領も実に簡単明瞭な誤認識を犯していると指摘したい。 それは我が国の政府も指摘され、多くの有識者が言うように1965年の我が 国との協定は国際条約であり、国内の如何なる決定にも優先されるべき性 質である事を文大統領は完全に無視しているのである。一歩(彼に百歩な ど譲る気など毛頭ない)譲っても、あの強硬姿勢はこれ以上の支持率低下 を回避せんが為の、例によって例の如き国内向けの姿勢に過ぎないのであ ると断じたい。

安倍政権に求めたいことは「韓国に対しては言うべき事と採るべき対策を 具体的に講じて迫ること(例えば、我が国への入国ヴィザを規制すると か、多少返り血を浴びる企業は出るだろうがサムソン等のメーカーへの原 材料の輸出を制限すること等々)と、世界に向かって如何に韓国がおかし くて我が国が正しいかの具体的な情報を発信すべきだという行動を可及的 速やかに採る」なのである。これまでに安倍政権が示した反応は韓国に とっては「何だ、矢張りその程度か」と安堵させていると危惧する。

私は安倍内閣の動きは韓国と全世界に向けて「日本もやる時にはやるもの だった」とあらためて認識させるほど強烈でなければならないと信じてい る。河野外相辺りに任せておくべきことではないのだ。野党にも「本気で 政権を批判したければ、この辺りをキチンと真っ向から突き上げて見せる ほどの見識を見せろ」と言ってやりたい。事はモリやケケとは重大さの次 元が違うのだ。国家の威信がかかっているのだ。



━━━━━━━
身 辺 雑 記
━━━━━━━

16日の東京湾岸は快晴、爽快。

15日の東京湾岸は快晴。

83歳の第2日は平穏に明けた。快晴である、爽快。近くの都立猿江恩賜公 園で家人に乗ってもらった車椅子を転倒防止に押しながら30分ほど散歩。



                                                  読 者:5587人
           
            
                     



       




       
       

規約に同意してこのメルマガに登録/解除する

メルマガ情報

創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

コメント一覧コメントを書く

この記事にコメントを書く

上の画像で表示されている文字を半角英数で入力してください。

※コメントの内容はこのページに公開されます。発行者さんだけが閲覧できるものではありません。 コメントの投稿時は投稿者規約への同意が必要です。