政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4924 号  2019・1・14(月)

2019/01/14

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わたなべ  り やうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4924号
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        2019(平成31)年  1月14日(月)



           台湾の将来に危険信号:Andy Chang

             痰の話で思い出す支那:石岡荘十

         さぁ次はオマーンの漁場を狙え:宮崎正弘                         
                     
                      話 の 福 袋
                       反     響
                      身 辺 雑 記


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台湾の将来に危険信号
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     Andy Chang

正月2日、中国の習近平が台湾に向けた談話を発表して「習五条」を
強調した上で、彼の主張する「92共識」とは「一国二制度」つまり香
港方式に外ならないことを明らかにした。台湾の蔡英文総統は直ちに
習近平の発言に反撥し、台湾は絶対に92共識を受け入れない、中国が
民主化し、台湾の主権と2300万人の自由民主を受け入れることが必要
であると発表した。蔡英文が習近平の圧力に反応を示したのは就任し
て以来、初めてである。

習近平の発言のあと正月8日にアメリカ、カナダ及びオーストラリア
の学者、John Tkacik、Joseph Bosco、Gordon Chang、Jerome Cohen、 BruceJacobsや、William StantonとStephen Young の元駐台湾AIT大使を 含めた台湾問題に詳しい学者44名が台湾の蔡英文総統及び台湾人民に公
開状を発表し、蔡英文総統への激励と共に、台湾人民が中国の脅威を
正しく認識し、輿論論争による政治主張の分裂を戒めた。

今まで国際学者が連名で台湾人民に警告したことは一度もなかった。
去年11月の中間選挙で惨敗した蔡英文政権に対し、中国の台湾併呑に
危機感を覚える民衆が増えたのは当然だが、国際問題の権威である学
者たちが連名で台湾政府や人民に公開状を発表したことは、諸国が台
湾の将来に危機を覚えて台湾人民に警告を発したのである。

同時に国際学者の公開状は米国その他の国々が(20年前に私が名付け
た)「台湾丸の沈没」を憂慮し、台湾問題に介入する決心をした証拠で
ある。

台湾を失えば太平洋を失う。地球の三分の一が中国に制圧される。中
国の南シナ海における覇権進出よりはるかに厳重な問題である。

●台湾の危機は台湾人民の責任

去年の中間選挙で地方政権の八割を失ったのは蔡英文の責任だけでな
く、「蔡英文に失望した」から国民党に投票した愚かな民衆の責任であ
る。蔡英文は馬英九の親中国路線を踏襲し、中国が台湾の国際的地位
を圧縮し続け、外交と内政ですべて無策無為だった。これに対し民衆
が統一を主張する国民党に投票した。責任は蔡英文と民衆の両方にあ
るが、台湾に多数いる台湾独立派も民衆を動かすことが出来なかった。

蔡英文の現状維持と呼ぶ無為無策に失望した民衆が中国の台湾統一の
脅威を軽視して国民党に投票したのは人民の危機感の欠如と国際政治
に無知である証拠、八割の政治地盤を失った民進黨の責任である。こ
の選挙の結果は人民が蔡英文に徹底失望した証拠である。

●「四大元老」の蔡英文公開状

正月年頭に台湾の元老と呼ばれる李遠哲、高俊明、彭明敏、呉?培の
四名が新聞に蔡英文に対する公開状を発表し、(1)蔡英文は来年の選
挙で総統再選を考慮せず、(2)政治の第一線から第二線に退き、(3)
行政院長に政治を任せることなどを要求した。

この四名のうち二名は蔡英文の総統府顧問である。総統の顧問が蔡英
文に対し政治から引退し再選を考えるなという厳しい勧告をしたので
ある。現職の総統に政治から引退せよと勧告するのは前代未聞だが、
この公開状は民衆から歓迎されたと同時に蔡英文の支持者や民進黨幹
部は彼らを「老いぼれは黙れ」と批判した。

蔡英文個人も「再選に出馬するかどうかは個人問題だ」と反発した。
但しこのことからわかるように、蔡英文が再選に出ても落選するのは
殆ど確実である。蔡英文が勧告を拒絶したことも彼女には顧問の勧告
を受け入れず反省の気配がないことで人民はさらに失望した。民衆は
蔡英文再選を歓迎せず国民党候補に投票するだろう。国民党が再び政
権を取ったら中国の台湾併呑は実現する。まさに台湾丸の沈没である。

台湾には民進黨と国民党の二大政党の外に第三政党の時代力量党もあ
る。しかし時代力量党は泡沫政党に近く人材が少ないし民衆の支持も
ない。台湾独立は人民の精神的支持だけで投票に立候補する主張も明
確でなく、独立理論が分裂しリーダーがいない。外国の学者が指摘し
たように今の台湾は運命の岐路に立っているのに、人民は中国の威嚇
を恐れても対応策がないし覚醒と覚悟が見られない。

●台湾の将来は人民の覚醒にかかっている

外国の学者が発表したように台湾の将来は危険信号で出ている。台湾
は独立しなければ何時までも中国の脅威に怯えるだけである。しかし
台湾独立はかなり困難で、諸外国の支持と台湾人民の一致団結と努力
が必要だ。米国は「レーガンの六か条保証」があるので台湾独立を支
持する表明をだせないが、中国の台湾併呑は世界諸国の危機だから米
国は絶対に台湾を放棄することはない。それではどうなるかと言うと
米国は台湾が中国の一部であることを拒否しても独立を援助して中国
と戦争になることは避けたい。米国は中国の覇権進出を抑えて台湾を
保護する曖昧政策だけだ。

今回外国学者が発表した公開状は米国やカナダが台湾問題に介入し、
台湾の国際的地位の発展を支持することだと思われる。それは来年の
総統選挙の候補者を育てること、民間人の国際政治意識を推進し、国
民党を打倒することなどだ。米国はもはや蔡英文に期待していないが
民衆の覚醒と団結に期待している。

トランプの対中国政策は中国が敵であると明確にし、諸国と連合して
中国を孤立させ中国の軍事、外交、経済の発展をストップさせること
である。米国は中国の武力行使に反対し、台湾の国際的地位を高めて
台湾が国際的に独立国である政策を推進するだろう。台湾の将来は既
に危険区域に入っている。人民の覚醒と団結が必要である。



    
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痰の話で思い出す支那
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      石岡 荘十


‘35京都で生まれ、そのすぐ後から敗戦2年後まで中国(当時は支那)に
留め置かれた。幼い頃の記憶はもちろんないが、物心ついて以降、見聞
きしたかの国の“文化”といまの日本のギャップを、本メルマガの反響
欄が思い起こさせた。 

幼い頃の記憶はこうだ。

その1。

夏の日、父の仕事が休みのある日、「支那人と犬入るべからず」という
立て札が入り口にある公園に家族そろって出かけ、公園の中の、支那人
以外のためのプールで家族で泳ぐ。ある日、帰りに天津市内でも最高級
の中華料理店でそろって子豚の丸焼きを食った。

糞をしたくなって、用を足そうと便所へ行くと便器のはるか暗い、深い
底にうごめく動物がいて、驚いて下を見ると、数匹の豚が新鮮な私の排
泄物をむさぼっていた。今思えばここでは完璧な“食の循環”が実現し
ている。

だが、これで私は完全に食欲を失った。これがトラウマになって、決し
て宗教上の理由ではなく、長い間、私はブタが食えなかった。

その2。

小学校の同級生に、当時の天津領事の息子(小山田あきら?)がいて、
放課後、いつも領事館へ遊びにいっていた。ほとんどは広大な領事公邸
の中で遊んでいたが、ある日、門の外に来る物売りの声に誘われて外に
出た。

天秤にかけた台に切り分けた瓜が載っていた。それが喰いたくて「どれ
がうまい?」と私たちに付き添ってきた領事館の守衛に聞いた。守衛は
「ツエーガ(これだよ)」と指差したのは、ハエが一番多く群がってい
る瓜だった。

“動物学的”に言ってそれはそうだろうと納得したのはずっと後のこと
だが、ハエがたかっているのは汚いという考え方は彼らにはないらしい。

いつだったか大分昔、多分、日中国交回復の頃、「中国にいまや1匹の
ハエもいなくなった」という提灯記事をどこかの新聞で読んだ記憶があ
るが、決して信じなかった。私の幼い頃の確かな記憶が記事のウソを見
破った。

その3。

父が勤めていた会社の管理職住宅は鉄筋コンクリートの一戸建ての“豪
邸”で、玄関を入ったところに、日本流で言うと、女中部屋があった。
女は阿媽(アマ)と私たちが呼んでいた纏足の小柄な女だったが、時々、
旦那が小さな女の子を連れて泊まりに来ていた。

女中部屋は6畳ほどの小さな部屋だったが、遊びに行くと、部屋の隅に
花瓶のような形の壷が置いてあって、そこに時々、「ペッ」と痰を吐く、
というか飛ばす。

それがまた結構遠くから正確に痰壷のど真ん中に命中するのを、何の不
思議もなく見ていたのを思い出した。ホールインワンどころではない。
アルバトロス級である。北京オリンピックで「痰飛投」などという種目
が出来たら間違いなく金だろう。

人前での屁は慎むが、食事中、げっぷは割と平気でやる。屁は平気だけ
ど、げっぷは禁忌という国もあると聞く。生活習慣がそんなに違う民が
十数億人もすぐそこにいる。

痰。さてどうするか。

話題はそれますが、昭和18・9年当時、幼馴染の父、小山田天津領事
とその家族の消息を知りたいと思っています。その頃、いつもアイスキ
ャンディーを作ってくれた、髪の長い、美しいお姉さまがいました。確
か、「たえ」さんでした。(ジャーナリスト)



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さぁ次はオマーンの漁場を狙え
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月12日(土曜日)弐
        通巻第5952号  
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 さぁ次はオマーンの漁場を狙え、中国「一帯一路」の罠
  70 隻の近代漁船が2万3000の小舟、零細漁師の漁場を直撃
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 ホルムズ海峡の隘路、対岸がイランのバンダル・アッバース。サウジア ラビア半島側はオマーン(旧国名はマスカット・オマーン)の飛び地である。

ドバイに滞在していたおり、オマーンの国境まで4WDを疾駆させて行っ たことがあるが、荒れた台地に茶褐色に岩肌、農地にもならない曠野。そ れが国境だった。

オマーン本国は、ホルムズ海峡を扼する飛び地から東南東。アラビア海と インド洋に「7」のような地形でせり出している。海岸線が3165キロのも 及ぶ。

海洋地政学にとって、要衝となるのは当然だろうと思える。首都のマス コットから南西南へ500キロ。ここがインド洋に面するドクムという漁村 である。

つい昨今まで、ドクムを中心とする5万人の漁師たちは2満3000といわれ る小舟にヤマハのモーターを駆動させて漁場を移動し、漁獲類は「干し 物」にしてから駱駝の背にのせ、首都マスカットまで500キロ、月の砂漠 をキャラバンで運搬していた。

俄かに、この寒村に焦点が当たった。

「一帯一路」を標榜する中国が舌なめずりしながら大々的に進出してきた からだ。中国はこう言った。「ドクムを中東最大の漁業基地にして東アフ リカ一帯の漁業センターにしよう」。

オマーンを取り込む「一帯一路の」の罠が仕掛けられたのだ。

2017年、中国はこのドクムを「免税特区」「輸出工業区」として開発する ために107億ドルを投資する、条件は25年の租借で、更新可能としたいと 提案した。この降って湧いたような巨額投資にオマーンはすぐ合意に達した。

オマーンは歳入の%を石油に依存しているため、ほかの産業育成による収 入源の確保に魅力がある。
しかし中国の隠された企図とは、いずれ漁場拠点の軍港転用であり、ジブ チに海軍基地をつくったように、長期戦略に基づいている。

 オマーンは絶対君主制、サィード国王の独裁政治だが、一応、議会があ る。大政翼参会的な議会はすぐに中国の案件を諒承し、2020年完成を 目指して工事が始まった。すでに10の漁場に冷凍倉庫、魚介類加工、製 氷製造工場などが建設された。

中国は合計470隻の近代的漁船を投入するとしており、十の工場がすで に稼働している(アジアタイムズ、1月11日)。

 怒ったのは地元の漁民、零細で小舟による釣りで生計を立ててきたが、 大型漁船、冷凍設備をもつ近代船などが近海から魚を収獲すると、地元漁 民の生活が成り立たなくなるではないか。
オマーン政府は漁民の怒りをいかに静めるか注目が集まっている。

       
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1842回】     
 ――「只敗殘と、荒涼と、そして寂寞との空氣に満たされて居る」――諸橋 (15)
諸橋徹次『遊支雜筆』(目?書店 昭和13年)

   ▽
 長江を遡り諸橋の旅は続く。
 よくもまあ、と思えるほどに丁寧に名勝旧跡を回り、関連する故事来歴 を記しながら、時の流れの中で惨澹として珍妙に変わり果てた姿を綴って いる。だが、これまで見て来た惨状と大同小異なので敢えて割愛するが、 やはり大冶鉄山については日本人として記憶しておくべきと思うので、手 短に綴っておく。

  じつは大冶が全山鉄鉱山であることを発見したのは、清末に近代化を 進めた代表的指導者の張之洞の秘書だった。彼は古書の記述から一帯には 鉄鉱山があると推測する。そこでドイツ人技師に調査を依頼すると、はた せるかな豊富な鉄鉱脈を発見したものの、「其の技師は張之洞に先立つ て、本國の公使に知らせた。獨乙公使は素知らぬ顔で其の邊りの土地を讓 與して欲しひ」と張之洞に申し出る。
すると「此のくせものと、張は一喝の下に技師を解雇した」。なんともド イツ人の振る舞いはセコイ。やはりドイツ人はセコイのだ。

  陶淵明の墓に詣でるべく旅を続ける。某村に着く。「夕日輝きて心地 よし」。農家に宿を頼むと「殊勝にも御泊りなされ」と。「地獄に佛な り」。だが「室に入れば汚きこと限りな」く、「戸障子とては一枚もな し」。「先ず伴へる苦力に飯を炊かせて」、諸橋は「其の家より芋と葱と を買求め」て調理して食事とした。
疲労の余りかバタン、キュー。「一睡の後醒むれば、予の伴へる苦力と宅 の主人とは、尚頻りに酒を呑みて興がる」。苦力は得意げに諸橋は老朋友 だと説明している。「可笑い」。

 そこまではよかったが、そのうちに「苦力小便せまほしと云ふ」。する と「主人自ら導いて至れる」のは諸橋の寝ている部屋だった。「南無三 寶、臭氣鼻を撲ちて堪へ難し。點燈して見れば汚き便器四疊半にも足らぬ 我が室にあるなり」。かくて我慢ならなくなった諸橋は「苦力を呼び、命 じて其の便器を取去らしむ」。
あの謹厳実直を絵に描いたような漢学者の諸橋が、なんと「汚き便器」の 隣で「臭氣鼻を撲ちて堪」い思いを抱きながら寝ていたとは。古人の言う ように、確かに艱難汝ヲ玉ニスルものらしい。

  某地でのこと。「最上の旅館なりと馬夫の案内」に誘われると、「狹 隘湫隘殆ど馬小屋にも劣る處」だった。しかも「室外には馬糞積んで山の 如し」。
  また或る所では。「此の地旅館なし。驛長に一宿を乞うへば、近來土 匪猖獗にして、城外の地は保證し難し、日の暮れざる間に」、早く市街地 行って衙門(やくしょ)を訪ねよ、と。

  その土匪だが「居民に課する強制徴収は甚だ苛酷」であり、支払いに 応じな場合は「立ちどころに之を殺す」。当時、一帯に土匪が多かったの は、北京中枢の一角を占めていた段祺瑞麾下の軍が敗北したからであり、 兵士たちは「段軍の潰散と共に今郷に歸り、土匪とな」ったからである。 そこもと左様にして食いっぱぐれれば流民になり、流民は匪賊になり、匪 賊が兵士になり、運よく戦で軍功を挙げればトントン拍子に出世して、将 軍となり政府の役人に。破れた兵士は匪賊になり、匪賊は流民に。やがて 流民から乞食に。これが「好い鉄は釘にならない。好い人は兵にならな い」人々の、人生双六ということになる。

  曲阜の孔子廟を訪ねた時のこと。「今朝來土匪の猖獗を傳ふる事頻り なり。曰く尼山に五百人の土匪あり、首領を于三?と云ふ。久山に二千五 百の土匪あり、首領を劉某と云ふ。之に對して濟南第五師團歩兵の一營千 五百人之に當り居れども、官軍戰毎に利あらず、今は曲阜を去る遠からざ る姚村まで土匪の襲來あり」。どうやら孔子サマの有難さもご利益も、土 匪の前では役には立たなかったようだ。

やはり小人は閑居して不善を為すものだ。
 数多くの奇天烈な体験も、また『大漢和辞典』作りの下地になったのだ ろうか。             


            
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重 要 情 報
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 ◎小椋佳が歌う「夢は死なない」(作詞作曲小椋佳)を新成人におくります。(まこと)

 ◎習政権崖っぷち! 米国が技術強奪の「封じ込め」強化 米名門大か ら中国人学生排除も 河添恵子氏が緊急寄稿

  米中両政府は9日、北京での次官級貿易協議を終えた。中国の習近平 国家主席は同時期、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員 長を北京に招待し、会談した。「米中新冷戦」が顕在化するなか、ドナル ド・トランプ米大統領を揺さぶろうとしたのか。米名門大学から中国人学 生を“排除”するような動きとは。ノンフィクション作家の河添恵子氏が緊 急寄稿した。

次官級協議について、米中両政府は前向きな反応を示している。ただ、ト ランプ政権が「厳格な期限」とした2月末までに合意できなければ、再び 制裁強化に動く構えだ。

1979年の米中国交樹立から40年、トランプ政権は対中政策をリセットし、 中国を「警戒対象」とみなした。

マイク・ペンス副大統領は昨年10月、ワシントンでの演説で「中国政府 が、政治、経済、軍事的手段とプロパガンダを用いて米国への影響力を高 め、米国内での利益を得るためにアプローチをかけている。わが国の国内 政策や政治活動に干渉している」と言い切った。

米上院情報特別委員会のマーク・ワーナー副委員長(民主党)と、マル コ・ルビオ委員(共和党)は4日、国家ぐるみの技術盗用を阻止し、外国 による米国の安全保障にもたらすハイテク分野の脅威に対抗するため、ホ ワイトハウスに「重要技術安全保障局」を設置する法案を提出した。

米国が超党派で「中国共産党の戦略=米国の軍事・ハイテク技術強奪」を 封じ込めようとしていることが分かる。

米理系トップのマサチューセッツ工科大学(MIT)が行った早期出願者 の合格発表に、中国出身の学生がいないことも、先日報じられた。米大学 で学ぶ外国人留学生のうち、中国人が約3分の1を占めてきたが、今後は 激減しそうだ。

習政権を警戒しているのは米国だけではない。

中国人民も、習政権の強権・独裁体制に絶望しており、全国各地の新聞10 紙が元日、「休刊宣言」したという。識者らは「経済的理由というより、 言論弾圧が引き金」と解説している。

共産党と一線を画す企業経営者も幻滅しており、会社の「清算公告」が各 地で激増しているとの記事も最近出た。

 米国が「中国封じ込め」に動くなか、日本も具体策に打って出るべきで はないのか。

 ■河添恵子(かわそえ・けいこ) ノンフィクション作家。1963年、千 葉県生まれ。名古屋市立女子短期大学卒業後、86年より北京外国語学 院、遼寧師範大学へ留学。著書・共著に『「歴史戦」はオンナの闘い』 (PHP研究所)、『トランプが中国の夢を終わらせる』(ワニブック ス)、『中国・中国人の品性』(ワック)、『世界はこれほど日本が好 き』(祥伝社黄金文庫)など。

【写真】
・ 習氏(右)と正恩氏は9日、北京で中朝首脳会談を行った。トランプ 氏を牽制したのか (AP)
・ トランプ氏(ロイター)
・ 河添恵子氏
<https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190113/soc1901130003-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto>https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190113/soc1901130003-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【Zakzak】2019.1.13 〔情報収録 − 坂元 誠〕

 ◎何処まで精密に調査した結果なのだろう?:前田正晶

11日の昼過ぎに、遙か彼方の町田市からのお客様2人と大久保通りからイ スラム横町を経て我が家の方に向かって歩いた。お二方とも専門商社のOB
で、共に海外駐在の経験者である。その彼らを驚嘆させたのが何時果てる のかと思わせた日本語学校から出てくる無数の?諸外国からの留学生たち の新大久保駅方向への流れだった。落ち着いて思い出してみれば、我が家 と駅との僅か600mほどの間には、数え違いでなければ日本語学校が6軒も あったのだ。

彼らがこの地区を訪れたのは約8ヶ月振りだったが、昼時に街を歩いたの は初めてだっただろう。それだけにその驚き方も尋常ではなく「一体あれ だけの大人数(私が知る限りでは大半が中国人だが)が何の為に日本語を 学ぼうというのだろうか。自国に戻って日本語が解れば良い職に就けると でもいうのだろうか」と心底疑っていた。彼らは「如何なる根拠で安倍内 閣が34万5千人と弾き出したのか知らぬが、彼らのヴィザの規制を少し緩 めれてやれば、日本語をある程度以上理解する労働力に転換できるのでは ないか」との意見も述べていた。

この点は私も常々指摘して来たことで「留学生ヴィザでは週28時間と規制 しているが、彼らが当日見たように午前中で授業が終わってしまうなら ば、就労できる時間など幾らでも出てくるのではないのか」なのである。 客人たちも百人町3丁目だけであれほどの数の日本語学校があるとは考え ても見なかったので、その数には圧倒されたと率直な感想を述べていた。 私が不思議に思っていることは、彼らが皆駅に向かっていたことで、それ 即ちこの地区には住んでいないということになってしまう点だった。

その後で、折角ここまで来たのだからと、ハラルフード販売兼八百屋にも 案内した。そこで彼らにとっても印象的だったのは、彼らイスラム教徒は 皆自営業であり、概ねバングラデシュ人等のイスラム教徒を雇っているの で、新たに外国人を導入しても採用される可能性がないだろうと見える点 だった。次に彼らにとって印象深かったことは「海外送金」(remittance
)を業とする事務所が多かった事実だった。即ち、彼らは我が国に出稼ぎ に来ているのであって、故国からの送金を受け取る為の店が増えているの ではないのである。解りやすく言えば「矢張り我が国を食い物にしてい る」のであろうということ。

先ほどテレ朝の北野武の時間で三浦瑠麗が指摘していたが、「オーストラ リアは受け入れる移民の数の上限を設けており、その移民の家族までが オーストラリアに来ても、その家族が支払う税金がその一家にかける費用 を上回れば良しとする考え方を採用している。我が国は34万5千人と決め る前にそこまで精査してあったか」ということだと思う。既にメル友の某 女史も指摘していたことに「建設業界では外国人が設立した企業が稼働し ており、雇用するのも同国人のみで、その限りでは働き手不足は生じてい ない」というのも紹介した。イスラム横町や大久保通りに散在するハラル フード販売兼八百屋も皆外国人の雇用主と労働者で構成されている。

次に友人たちが発した疑問は「これほど何処の国の者とも解らない外国人 ばかりの街で治安は維持されているのか」だった。誠に尤もな、言うなれ ば“Goodquestion.”だった。私自身常に不安に感じているが、意外なほど 警察が出動するような問題を彼らは引き起こされていないと思う。毎度例 に挙げている「外国人様御用達」の業務スーパーなどでは彼らはこっちが 気を遣うほど丁寧で我々には道は譲るし、仮に大量に買っていてもショー ケースの前を塞ぐような真似はしないのである。私には「何処かに元締め がいて『百人町/大久保で安全に過ごすには』というアプリでも作られて いるのか」と疑いたくなるほど従順なのだ。

遠回りな事を言ってきたが、安倍内閣の所管する官庁も百人町/大久保界 隈の実態等を綿密に事前に調査して、諸外国の者どもの生活の実態と行動 を把握した上で、34万5千人を弾き出したのかなと疑問に思ってしまうの だ。偽らざるところを言えば「安倍内閣が長命なのは結構だとは思うが、 働き方改革だの、労働力不足の補い方法案だの、消費税率引き上げ及び軽 減税率導入などには諸手を挙げて賛成しにくいような面が見えるのは残念 である。それだけではない。先ほども指摘したように対韓国政策も甘いと しか思えない」のである。

だが、現実には我が国が現在直面する問題は嫌になるほど多過ぎると見て いる。トランプ大統領とその腹心のように見えるライトハイザーUSTR代表 などは50年も前のアメリカの対日貿易観に基づいてTAGだかFTAを推進した いようで笑いたくなるほど。これだけでもかなりな重大案件であるし、中 国はどう考えてもアメリカと本格的に冷戦を戦う気に見えるし、ICT化や 5Gなどの面ではインド共にアメリカを凌駕する存在になってしまったよう なので、我が国が押っ取り刀で華為の器機の排除する程度では取り返しが 付かない軍事的にも経済的にもより一層存在恐るべき存在になったのだと 看做すべきだ。

中国の経済力の非常に小さな例を挙げておこう。当アパートの同じ棟には 一戸を所有する中国人のお金持ちがおられるそうで、このお方は隣の棟に も一戸をお買い上げになって、2戸を使って優雅に暮らしておいでだと聞 く。その投資額をざっと計算してみれば、少なくとも1億2千万円になるの だ。中国の経済がトランプ大統領との関税引き上げ競争の様相を呈して不 況になりつつあるなどというマスコミ報道もあるが、個人的にはこれほど の投資をする一般人が未だ未だいるということを採り上げておきたいの だ。念を押しておけば、かの国の経済はそれほど柔ではないようなのだ。

安倍さん、ここは一番、しっかりお願いしますよ。今や文在寅大統領如き に手間取っていられる場合ではないようですから。



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身 辺 雑 記
━━━━━━━

『あきら』での13日夕の誕生日祝いには友人の佐藤隆一さんが焼酎を、伊藤佳江さん」が花をそれぞれ持って駆け付けて下さった。83まで生きてきてよかった。ありがとう。14日の東京湾岸は快晴。嬉しい。


                                                  読 者:5587人
           
            
                     



       




       
       

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
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