政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4915 号  2019・1・5(土)

2019/01/05

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わたなべ  り やうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4915号
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        2019(平成31)年  1月5日(土)



         パット・シャナハン国防長官代行:宮崎正弘

         中性脂肪が気になる人の食餌療法:庄司哲雄

                拉致解決、安倍対北外交で団結せよ:櫻井よしこ                          
                     
                      話 の 福 袋
                       反     響
                      身 辺 雑 記
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パット・シャナハン国防長官代行
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成31年(2019年)1月3日(木曜日)弐
          通巻第5938号  
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パット・シャナハン国防長官代行、「米国の戦略はチャイナチャイナチャ イナだ」
  マティスと交代した国防長官代行は軍歴なし、ボーイングに30年
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ジェフリー・サックス(コロンビア大学教授)が、ツィッターなどで集中 攻撃を受けた。理由は「ファーウェイCFOの孟晩舟逮捕の狙いはファー ウェイだけが目的ではなく、テクノロジーの覇権競争で、米国が無謀な戦 いを挑んでしまったからだ。米中は戦略的に協力しあわなければならない のだ」と『サウスチャイナ・モーニングポスト』のインタビューに答えた ためだった。

このファーウェイ擁護論は米国の世論を刺戟する。たちまちツィッター世 界は嵐となって、反論がSNSを通じて集中し、サックス教授は「ツィッ ターをやめた。時間の無駄だ」とした。

この椿事でも分かるように、米国で中国を擁護するなど容共的な言論は成 立しにくい表現環境にある。

さてマティス国防長官辞任にともない「代行」職についたパトリック・ シャナハンは登庁後のスタッフへの挨拶で「米国はグレートゲームの主役 を露西亜、中国と競合している。米国の国防戦略の基本はチャイナチャイ ナチャイナだ」と発言した。

シャナハン新長官代行は軍歴を持たず、しかも宇宙航空の専門家とはい え、ペンタゴンの副長官としては予算面を担当した。たしかにボーイング に30年以上奉職したため軍事知識は豊富とされる。

 シャナハンが「代行」なのは上院の指名が不要だからで、当面の予算審 議を乗り切れば、トランプは新しい国防長官の指名を行うと観測される。
       
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)昨日の一般参賀、夥しい人出ででした。平成が終わる区切 りに国家の象徴にご挨拶したいと念願した国民がどっと皇居に行かれたの でしょう。じつに悦ばしい現象ではなかったのでしょうか。

NHKニュースをみていたら、もの凄い人々が並んでいる映像です。15万 4000人だったそうです。(TY生、さいたま市)


(宮崎正弘のコメント)小生も毎年参賀には駆けつけておりますが、こと しは最初から異常でした。例年ですと、八時半に並んでも悠々一回目のお 立ちに間に合います。

小生、例年のように8時半に並んだのですが、いつも10列―12例が、 昨日は15列でした。おや、これでは一回目には間に合わないと思ったの ですが、案の定、二時間以上まちました。外国人が少ないのにも驚かさ れ、ともかく8時半に行列を開始して、その列が動き始めたのが10:40 頃、広場到着は1050でした。

宮内庁が人出を処理するため、お出まし回数を増やす措置をとったので、 2回目は110でした。
都合七回のお立ちでした。

帰り道、もっと驚いたのは参賀の列をつくる人々の列が、なんと東京駅 にまで到達していたことでした。15万4000人というのは過小評価、 おそ らく20万人はいました。

最後の列が4時間待ちとかで、皇居遙拝しておかえりになった方々も相 当数おられた筈です。



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(読者の声2)本年は歴史評伝として、吉田松陰、西郷隆盛に続いて明智 光秀について書かれているとのことで楽しみにしております。

ただ、ご記述の中で気になることがあるのですが、光秀のヒールである信 長の正親町天皇に対する態度についてです。信長が正親町天皇に譲位を迫 るため、馬揃えという軍事パレードで威嚇を行ったという説ですが、『信 長公記』やフロイスの記述を読む限り、そのような剣呑な催しではなかっ たようです。

この論の嚆矢は京都大学の今谷明氏ですが、彼はコロンビア大学のキャロ ル・グラッグ女史や松本清張と言ったサヨクの影響を受けて、皇室と武家 の関係について研究するようになった人物で、皇室と武家の関係を対立の 相で捉える傾向がある学者で、よく引用される『信長と天皇』を読むと、 信長は正親町天皇を殺したい衝動に常に駆られていたというモチーフにこ だわって、史料を捻じ曲げて解釈しているようなところがあります。

小生のみるところ、今谷氏は、自身はリベラルのつもりかもしれません が、フランクフルト学派のモチーフ、いや伝統破壊の意図を秘めた悪意あ る偏見を、知らず識らずに受け継いでいるように思われるのです。
同様に足利義満の皇位簒奪計画についてもこれを否定する研究も出てきて いますので、慎重に取り扱っていただきたいのです。

信長は自分が将軍職に就けた足利義昭という人物をさんざん諫言した挙 句に見限り、追放していますから、自身を上位に見ていたことは確かです が、銘香蘭奢待の切り落としは勅許を得て行っています。

一方の銘香沈紅は勅許を得ていなかったためか、興福寺威圧のための大兵 を引き連れていながら、僧侶の抗議にあってすんなりとあきらめております。

また馬揃えはフロイスや記録魔太田牛一の記述を読む限り、武将たちに 美しく着飾らせて、多くの観客を集めた天覧の祭典で、20万人が見物に来 たという伝聞をフロイスは記しています。朝廷を威嚇するための軍事パ レードに、戦争に倦んだ当時の人びとがそんなに集まるはずがないと思わ れます。

現に正親町天皇は勅使を遣わせて、信長に謝意を伝え、何ともう一度見 たいと所望されたのです。

信長は数日後、新しい趣向を凝らして、もう一度馬揃えを挙行して いま す。その褒賞として朝廷は信長を左大臣に推任することに決し、これ を 伝えました。信長は譲位のご意向がおありになるなら、信長の馳走でそ の盛儀を済ませた後、左大臣推任をお請けしないではないと答えたと、今 谷氏は書いています。

これは常識的に考えてみれば皇室に対する好意以外の何ものではなく、譲 位を成すにはまず仙洞御所の造営、即位の礼、大嘗祭など儀式に伴 う莫 大な費用が必要で、信長はこれを馳走するから、ご高齢の正親町天皇 が、歴代の天皇が望みながら果たせないできた、絶えて久しい譲位の慣習 を復活させては如何か?と勧めたことになると思うのです。

ここのところをもう一度ご検証いただけないでしょうか。

というのは、京における馬揃えの挙行準備を信長から命じられたのは光 秀で、彼はこの催し物の信長の趣旨なり、天下一統事業における意義をよ く知っていたに違いないからです。

小生は朝廷は天下一統と伝統復興の立場から、信長は天下に対する平和の 福音として、祭典の挙行において協力関係にあったと考えていますが、と すれば、確かに仏教政策とは裏腹のキリスト教政策では対立しましたが、 天下一統事業においては協調関係が崩れることがなかった正親町天皇と信 長の関係を間違って捉える事になり、光秀の義挙とされるものの正義がど こにあったか、再検討を要するのではないかと思われるのです。

なぜ、光秀は細川幽斎のような教養のある人物に、大義を語らず、利で 釣ろうとしかしていないのか。

小生は光秀に関して、彼の末裔である明智憲三郎氏や故井尻先生の御著作 などは読みましたが、いまいち腑に落ちかねましたので、先生のご高著を 楽しみにしております。(稲垣秀哉)
 

(宮崎正弘のコメント)鋭角的なご質問、有り難う御座います。すべて拙 著に盛り込んでおります。

ひとつだけ。大田牛一の『信長公記』は時系列の間違いが多く、また伝聞 をやや誇大に綴っています。フロイスはイエズス会本部への過剰報告、と くに明智を嫌っていました。「明智は陰謀家、密議が好きな武将」などと いう印象は、逆に明智がフロイスら切支丹伴天連の日本侵略の隠れた意図 を見破っていたからでしょう。



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(読者の声3)「邪馬台国について」。皆様ご存じと思いますが、江戸時 代新井白石がすでに、『魏志倭人伝』は当時の支那人が日本人から古事記 の話を聴いて作成したものではないかと推察しています。
 卑弥呼は「日の御子」の音を漢字化したのではないかという。
 『魏志倭人伝』が『古事記』の伝聞だったとすれば、卑弥呼の話と日本 神話が類似しているのは当然になります。そうなると邪馬台国は高天原に あることになり、探査は不可能です。(落合道夫)

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(読者の声3)昨年暮れから新年にかけて、産経新聞の記事やスタン フォード大学・西鋭夫教授「フーヴァーレポート」から感知しましたが、 最近の対中外交や経済政策が、かなり幼稚でヤバいことになっている模様 ですが、本当でしょうか。

 (1)破綻寸前の「一帯一路」など、どろ船「習近平」への入れ込み
 (2)経団連会長を始め、日本経済界やNHKを始めマスコミなどの入れ 込み、
 (3)少なくとも10年は続くと予想される米国の対中締付政策
 (4)日米同盟が危惧される情勢に、安倍総理や世耕経産大臣は如何な もんでしょうか。

こうした状況で日本はどうするか。とにかく、大変動を控えた中共から 離隔を取るしかない。そして、国防と国内治安を固めるしかない。歴史を 見ると、どんな悲劇をも起こりうるからです。

現自民党の中枢部はどうなっているのでしょうか。かなり心配していま す。(HH生)



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中性脂肪が気になる人の食餌療法
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          庄司 哲雄


<中性脂肪とは>

血液中の中性脂肪(トリグリセリドともいう)には2つの由来があり、食 事で摂取した脂肪が小腸から吸収され血液中に現われたものと、肝臓で炭 水化物から脂肪に作り変えられて血液中に放出されたものがあります。

いずれも、体の組織でエネルギーとして利用されるのですが、血液中の濃 度が極端に(1000mg/dL以上)増えすぎますと、急性膵炎を引き起こ すことがありますし、それほどでない場合でも(150mg/dL以上)動脈 硬化の原因のひとつになります。

<中性脂肪を下げる食事の第一歩>

食事療法の基本は、摂取エネルギーの適正化です。脂肪の摂りすぎのみな らず、炭水化物の過剰も中性脂肪を増やしてしまいますので、全てのトー タルを適正にする必要があります。

身体活動度にもよりますが、標準体重1Kgあたり25〜30kcal/日程度が 適切です。肥満気味の方は少なめにし、減量を目指します。アルコール多 飲や運動不足は中性脂肪の大敵です。

<炭水化物と脂肪のどちらをひかえるか>
各人の食習慣により異なる場合がありえますが、炭水化物1グラムで 4kcal、脂肪1グラムで9kcalですから、脂肪摂取を控えることが大変効 果的です。

<ジアシルグリセロールとは>

少し難しくなりますが、中性脂肪とはグリセロールという物質に脂肪酸が 3つ結合した構造(TAG)をしており、いわゆる「油」です。これに対 して、脂肪酸が2つだけ結合した油もあり、これをジアシルグリセロール (DAG)といいます。同じような油であっても、小腸で吸収されてから の代謝が異なるため、中性脂肪の値や体脂肪への影響の程度に差があります。

通常の油TAGは、小腸で膵リパーゼという酸素のはたらきで、脂肪酸が 2つはずれ、脂肪酸ひとつだけが結合したモノアシルグリセロール (MAG)に分解されます。それぞれは吸収された後、小腸でまた中性脂 肪に再合成され、血液中に放出されます。

一方、DAGは中性脂肪へ再合成されにくいため、食後の中性脂肪の上昇 が小さく、また体脂肪の蓄積も少ないといわれています。最近、DAGを 利用した機能性食品が開発されています。しかし、DAGの取りすぎもカ ロリー 過剰につながりますので、通常の油TAGとの置き換え程度にす べきでしょう。

<脂質低下作用のある機能性食品>

動物に含まれるステロールという脂質の代表はコレステロールですが、
植物には植物ステロールという脂質が含まれます。これは小腸でのコレス テロール吸収を抑制する働きがあります。

<専門医に相談すべき病気>

中性脂肪の増加する病態には、糖尿病やある種のホルモン異常、稀には先 天的な代謝障害もありますので、一度は専門の先生にご相談いただくのも 大切だと思います。(再掲)
        <大阪市立大学大学院代謝内分泌病態内科学>


        
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拉致解決、安倍対北外交で団結せよ
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            櫻井よしこ


インターネットで配信する「言論テレビ」を始めて6年になった。毎週金 曜日の夜9時から、原則として1時間の番組を2本ずつ放送している。9月21 日は6周年記念の2時間特別番組で拉致問題を取り上げた。横田めぐみさん が13歳で拉致されて今年で41年、お母さんの早紀江さんが語った。

「1977年11月15日、朝、普段どおりしっかり食事して、牛乳も飲んで、本 当に元気に出かけました。いつものお友達が迎えにきて『きたきた!  行ってきます!』と飛んでいったのが最後です」11月の新潟は日暮れも早 い。暗くなっても帰らないめぐみさん。ありとあらゆる場所を探した。懐 中電灯をかざしてまっ暗な海辺も歩いた。

恐怖で足がふるえる中を、めぐみちゃんめぐみちゃんと叫び続けた。突 然、煙のように消えてしまった一人娘。母は、誰もいなくなった昼間、畳 を掻きむしって泣いた。海に身を投げて死んでしまいたいと思った。

そうして19年が過ぎた1996年、元共産党議員秘書の兵本達吉氏から、北朝 鮮にいると伝えられた。「生きている! 1、2年で帰ってくる!と、なぜ か思いました。でも朝日放送の石高健次さんが、相手は難しい国だから、 少なくとも数年はかかると言いました」
数年どころか、それから22年が過ぎた。めぐみさんの拉致からは実に41年 が過ぎ、彼女はもうすぐ54歳になる。御両親も同じだけ年を重ね、父の滋 さんは85歳になった。

「一時期、体調を崩しましたが、主人はいま頑張っています。私も新潟に いたときのように泣き虫ではいられません。毎日、戦いと祈りの中で今日 までやってきました。国民をさらわれて41年間も取り返せない。日本がこ んな国ではいけないのです」

拉致というテロ
早紀江さんは、国民を救えない日本国に対して、なぜ、救えないのかと問 う。国民の心をひとつにして、安倍晋三首相の下に力を結集して救出して ほしいと切望する。朝鮮問題の専門家、西岡力氏が指摘した。

拉致問題を巡っていま膠着状態に陥っているかに見えるが、それはすべて 織り込み済みだ、と。安倍首相もトランプ大統領も、北朝鮮に対してこち ら側の要求を全然降ろしていないから交渉が動かないだけで、動揺しては ならないと強調する。

「これまでの日本のやり方では、北朝鮮との話し合いが進まないと、その こと自体が問題だとして、日本側が要求を降ろしてきたのです。交渉の厳 しさに耐えられず、まず日本が譲歩する。

すると北朝鮮が少し反応する。それが何らかの進展であるかのように考え る。しかし、それは全く何の解決にもつながってこなかった。大事なこと は、こちら側の要求は一切、降ろさないことです」めぐみさんの弟の拓也 さんが語る。

「家族会として度々訪米し、拉致について訴えてきました。アーミテージ 元国務副長官にお会いしたとき、どんな解決を望むのか、北朝鮮に決めさ せるのではなく、日本のあなた方が決めることだと言われました」
国民の命を守ることが政府の責任だという原則を米国は守り続ける。

拉致問題の解決、被害者をどのような形で取り戻すかは、日本人が決め て、それを拉致というテロを犯した北朝鮮に要求すべきだとの指摘は真っ 当だ。拓也氏は、米政府中枢における拉致問題についての理解が急速に広 がり、深まっていると感じている。

「何度も訪米して活動してきた中で一番辛かったのは、拉致問題を毎回最 初から説明しなければならず、そうしてさえ何分の一もわかってもらえな い時期が続いたことでした。けれど昨年9月には、殆んどの方が本質的課 題を理解していました。

国家安全保障会議のアジア上級部長、ポッティンジャー氏は、私が話し始 めるより先にこう言ってくれました。めぐみさんをはじめ北朝鮮が死亡と 宣言した8人は生きているんでしょ、横田さん御夫妻の娘に会いたいとい う気持ちはトランプ大統領が娘さんや奥さんを愛しているのと同じです、 あなた方の辛い気持ちを必ず大統領に伝える、と約束してくれたのです」
その後、9月19日、トランプ大統領は国連総会での演説で、めぐみさんの 事件に言及した。

「同盟国とはいえ、他国の一人の民間人のことを発信して下さった。世界 中が改めて認識し、北朝鮮には大きな圧力となりました」と拓也氏。トラ ンプ政権が後押しする中、安倍首相は最終的には自身が金正恩氏に会い、 拉致問題を解決する決意だ。日本が求める解決策は「拉致被害者全員の即 時一括帰国」しかない。

日朝議連
この目標に向かって日本は団結しなければならない。にも拘らず、アメリ カ政府高官らが拉致に関していま何をすべきかを本質的に理解しているの に比べて、日本国内には非常におかしな動きがある。日朝国交正常化推進 議員連盟(日朝議連)がその典型だ。西岡氏の指摘は深刻だ。

「日朝議連が6月に会合を開き、講師に朝鮮総連の機関紙、『朝鮮新報』 平壌支局長の金志永氏と田中均元外務審議官を招きました」金氏は拉致問 題は解決済みだと、田中氏は連絡事務所を設けて合同調査をすべきだと、 発言したそうだ。

「石破茂氏もこの会に出席しています。朝鮮総連の幹部達は足繁く、日本 の政治家の所に通って彼らの考えを吹き込んでいます。石破氏の自民党総 裁選挙の公約にも、彼らの主張が入っています」と西岡氏。石破氏は東京 と平壌に公的な連絡事務所の設置を公約に掲げた一方で、こうも語ってい る。「拉致問題の全面解決がなければ、何も進展しないというものからは 脱却しなければならない」拓也氏が切り捨てた。

「このような宥和論はナンセンスであり、妨害工作でしかない」北朝鮮は 国民一人一人に番号を振って管理している恐怖社会だ。その国に連絡事務 所を設けて、北朝鮮と共に拉致問題を調査するなど、拓也氏の言うとおり ナンセンスだ。

拉致解決には、まだ大きな山場を少なくとも二つ踏み越えなければならな い。まず、米朝間で北朝鮮の核ミサイルの廃棄を実現しなければならな い。そのためには圧力をかけ続けることも必要だ。二つ目は日朝交渉であ る。北朝鮮はまだ、日本の世論をだませると思っている。

そんなふうに彼らに思わせているのが、日朝議連をはじめとした動きであ る。日本人はもう北朝鮮の嘘にはだまされない。日朝議連のような考え方 を断固、排除し、国民、政治家、政党が心をひとつにして、拉致被害者全 員を一括して取り戻す決意を固めるときだ。

           

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重 要 情 報
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 ◎漸く外に出てみた:前田正晶

ジムに行く:

昨年の12月29日から何もしないで過ごしてきた為か体が鈍ってしまって朝から方々痛かったので、正月営業で10時から開くジムまでトボトボと歩いて行った。それが運悪く寒風に逆らって歩く方向なので、普段ならば老化した脚でも10分程度済む距離を15分以上もかける結果となって体の芯まで冷え切ってしまった。そこで、先ずは体をほぐそうかとマッサージチェアにかかってみた。だが、残念ながら1回15分の機械的マッサージでは体は硬くなったままだったので、諦めて風呂に入ることにした。

ところが余程血行が悪くなっていたのか、先ずは熱いシャワーを浴びて体を温めてから何時もよりは長い時間湯船につかっていても一向に温まった感じがしてこなかったのだった。「こんな事もあるものか」と思ったほど珍しい状態だったので、早々に切り上げて11時37分のバスで帰宅することにしたが、それでもある程度以上は暖まっていたようで、吹きすさぶ寒風にも何とか耐えることが出来た。だが、体の節々の痛みはそれほど抜けていた訳ではなかったのは残念だった。

関東大学駅伝(俗称箱根駅伝):

既に予想しておいたように青山学院大学の5連覇は達成されなかった。忌憚ない事を言えば「当然だった」のかも知れないと思っている。その敗因は昨日も指摘しておいたように「原晋監督ののぼせ上がりというか、油断というか、心に隙があったとでも言えるような精神状態にあったのではないか」と見ている。ご当人は方々のテレビで勝てなかった原因について色々と分析して述べておられるが、ご自身に油断があったという認識(自覚症状)はなかったのではないか。

余談になるが、触れておきたいことがあった。それは5日朝のテレ朝の羽鳥の時間で、京大卒の玉川徹が「何故箱根駅伝には関西の大学が一校も出ていないのだ」との疑問を瀬古にぶつけていた事だった。あれがもしやらせでなければ、玉川の疑問は全く尤もで、日テレが全国ネットで中継して盛り上げているが、あれは言うなれば「ローカルな監督地区の大学の駅伝競走」なのである。

そこで採り上げたいことは、これまでに何度も引用してきた故・篠竹幹夫監督の述懐である。「(監督である)俺が試合に臨んで俺がほんの少しでも弱気を見せようものならば、その微妙な心の揺らぎを学生どもは敏感に読んで弱気になってしまうものだ。また練習中でも俺が学生たちに気取られない程度の心に隙が出てくると、学生たちはここでも矢張りその微妙な点を感知して手を抜いたような練習振りになってしまうのだ。

要するに指導者足る者は部員たちの前では1分どころか1秒たりとも弱気になってはならず、一瞬たりとも隙やを見せたり気を抜いたりしてはならないという大原則だ」なのである。故篠竹監督は非常に個性豊かな方だったが、このように非常に哲学的(?)な事も言われたのだった。私はこの「指導者の心構え」を伺った時には「なるほど、そういう姿勢でおられるからこそ、あの全日本選手権(ライスボウルのこと)3連覇の偉業を達成された訳だと思っていた。

実は、この「指導者の心構え論」を何人かの大学の先生方にお話ししてみたことがあった。その時には全員が同じように「その通りです。我々講義をする者が心に隙あるとか、迂闊に手抜きや気を抜いたりすると、学生たちは敏感にそこを気取って講義を真剣に聞いていないような状態が生じるものです。我々教壇に立つ者は一瞬たりとも気を緩めてはならないのです」と語られたのだった。もしもこの「指導者の心構え論」を原晋監督が読まれたら何と言われるだろうか。

ライスボウル:

4日はこれを観戦するのが楽しみだった。だが、遺憾ながら結果は余りにも予想通りの展開となった。敗軍の将となった関西学院大学ファイターズの鳥内監督は「戦術の問題ではない。力の差がありすぎて危険だ」と語られたと報じられていた。全くその通りだと思う。

NHKのBS(大学ラグビーは地上波だが)でも鳥内監督は試合前に「スペシャルプレーは使わない」と語られたと言っていたが、あれだけ差があったは2〜3のスペシャルプレーを用意して来たか否かの問題ではなかったと思う。

そもそもXリーグの上位にくるテイームの選手構成は言うなれば「東西の一部校の有力な選手たちを集めたオールスターのようなもの」なのである。そこにたった1校の大学が単独テイームで挑むのだから、鳥内監督が指摘されたようにテイーム力に大きな差があるのは寧ろ当然だろうと思う。より具体的に言えば関学から7本のTDを獲った富士通には立命館、関学、関大、日大、法大、慶大等のOBが綺羅星の如くに並んでおり、そこにアメリカの大学出身のQBとRBがいるのだから、関学を以てしてもあの結果になってしまうのだ。

私は鳥内監督の試合後の感想は「来年辺りからこの方式を再検討して新たボウルゲームを設けるべきだ」と言っていたと解釈していた。ラグビーは既に社会人と大学の勝者を戦わせて日本一を決める方式を止めている。フットボールの場合に大学の卒業生たちがXリーグに所属する企業とどのような契約で入社しているのかは知らないが、富士通やIBMのようにアメリカの大学出身者まで集められては、単独の大学テイームが対戦する限界を超えてしまったと思う。

確かに4日は最初のうちは流石に関学で富士通のエースRB
のニクソンを止めて見せた。だが、その善戦健闘も時間の問題だった。結果的にはアフリカ系アメリカ人の身体能力の高さと、富士通のオフェンスラインが関学のデイフェンスラインを見事にコントロールして、ニクソンが走り抜けられるようなブロックをして見せてくれただけとなってしまった。仮令そうであったも、関西学院大学ファイターズの健闘振りは称えておくべきだと思う。

 ◎明けましておめでとうございます。

日本の未来を考えますと不安は尽きませんが、次世代のためにより良い日 本にしたいという気持ちは皆、同じかと思います。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(白須 夏)


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身 辺 雑 記
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5日の東京湾岸は快晴、爽快。

真冬だというのに4日の東京湾岸は温暖。吹雪で川に吹き飛ばされそうに なった雪国秋田の少年時代を思い出せば東京の冬は天国だ。

若い頃はウイスキーを飲んだものだが最近は焼酎ばかり。6時?み始め8時 半就寝。11時には醒めている。肝臓が丈夫なのか。宿酔は全くしない。読者:5587人
                           



       




       
       

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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

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