政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4906 号  2018・12・27(木)

2018/12/27

                                                 
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4906号
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        2018(平成30)年  12月27日(木)



             「中華思想」で視野狭窄:加瀬英明

             エリマキトカゲの復活?:馬場伯明

      韓国との情報戦に立ち遅れている日本:櫻井よしこ
                     
                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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「中華思想」で視野狭窄
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      加瀬 英明


「中華思想」で視野狭窄 ソ連崩壊と似た道

米中対決は、どこへ向かうのだろうか?

習近平主席の中国龍は、トランプ大統領の米国鷲に襲われ
て、鱗(うろこ)が飛び散るようになっている。

トランプ政権が、中国という“悪の帝国”を倒す戦略を進めている。

かつてレーガン大統領が、“悪の帝国(イービル・エンパイア)”と極め付け たソ連を追いつめたが、中国もソ連と同じ自壊への道を、進むようになっ ている。

ソ連は、効率が悪い計画経済によって病んでいたのに、無人のシベリア沿 海州開発に国力を浪費し、東ヨーロッパの衛星諸国という重荷をかかえて いたうえに、第3世界に進出するのに力を注いだために、米国との競争に 耐えられなくなって、1991年に倒れた。

ソ連の最高指導者は、非科学的なマルクス主義の予言に従って、ソ連が世 界を支配するという使命感にとらわれて、世界制覇を急いだために、墓穴 を掘った。

習主席も、「偉大な中華文明の復興」という、自らの掛け声に陶酔して、 見せかけだけが壮大な「一帯一路」計画と、大海軍の建設を強行してお り、ソ連が第2次大戦後に歩んだ道程に、よく似ている。

中国は分離独立闘争を恐れて、新疆ウィグル自治区や、チベットをはじめ とする西域や、中部や、北部に過大な投資を行っている。 「一帯一路」 計画によって、70ヶ国近くを“幻(まぼろし)の中華圏”である、仮想空間に 取り込もうとしているが、多くのアジア諸国で挫折するようになっている。

ソ連は1950年代から、日本についで経済成長率が高かった。ソ連は1957年 に米国に先駆けて人工衛星『スプートニク』を軌道に乗せ、4年後に世界 最初の有人衛星飛行を行って、米国を震駭させたものだった。

ソ連は1970年代に入ると、少子高齢化が進んで、旺盛な高度成長を支え た、豊富な安い労働力が失われるようになった。中国で同じことが、起っ ている。

中国の指導部は、何千年にわたって自分が世界の中心だという中華思想に よる知的障害を患ってきたので、傲慢に振る舞ってきたために、まともに 対外戦略をたてられない。

私は中華思想を“中禍思想”と呼んできた。プーチン大統領のロシアは戦略 が巧みなのに、中国は中華主義による自家中毒におちいって、視野が狭窄 している。

日本は米中対決の狭(はざ)間にある。米国が勝つことになるから勝ち組 につくべきだ。


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エリマキトカゲの復活?
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      馬場 伯明

冬の季節、男の「防寒三点セット」と言えば「マフラー・グローブ・アン ダーパンツ」であろう。昔の言葉なら「襟巻(首巻)・手袋・股引(もも ひき:パッチ・長ズボン下)」である。

パッチは木綿やラクダで作られ、タイツはナイロン系統で作られている。 ステテコは(夏に)ズボンが肌に密着しないためにはく。ズボン下はこの ような商品を総称していると思われる。

しかし、私は長年・・というか、ずっと、この防寒三点セットを身につけ ていない。買う金がなかったわけでもないのだが、「かっこ悪い」という 思い込みか、ま、一種のやせ我慢だったのかなあ・・・。

だから、私の冬の平日通勤の定番服装は、上はランニングシャツ(長袖 シャツは着ない)・カッターシャツ・ネクタイ・背広(上)・コート、下 は靴下・トランクス・(背広の)ズボン、合計8種類である。夏もステテ コははかず、春秋は背広や靴下が薄い生地となりコート類は着ない。

朝の通勤時に電車のホームで、若い男性が大きなマフラーを首に巻きつ け、顔が半分隠れるような格好で、しかも手袋をして背中を丸めている。 見苦しく虫唾(むしず)が走る。また、電車内の向かいの座席では、組ん だ脚の脛から見える黄土色のズボン下は最低だ。「いい若い者(もん) が、何ばしよっとか!(何をしているのか!)」と思う。

数年前に(上等の!)カシミアのマフラーをある人からいただいたので、 せっかくだから先週巻いて出かけたが、不慣れだったのでどこかの飲み屋 に置き忘れてしまった。

一方、女性はどうか。ここでは対象を女性のマフラー類に絞り記述する。 (他は後日にでも・・)。街中で周りを眺めれば女性のマフラー姿は中高 校生から年配者まで、相当多い。各種各様、千差万別、百花繚乱の花盛り である。

その姿はよく言えば、蓮の花(美しい顔)を引き立てる台(うてな)であ る。でも、ケチをつければ、鬱陶しい物体なのだ。それはなぜか?彼女た ちの首の周りに異様に大きな塊が巻き付いていることにより、全身の体型 的な均衡が崩れているからである(と思う)。

だが、そのマフラー(襟巻)類をよく見れば少しずつ違う。呼称も違う。 Wikipediaでは次のように表現されている。
 
「マフラー (Muffler)」:防寒具。寒さを防ぐために首の周囲に巻く細長 い長方形をした厚手の布である

「スヌード(Snood)」:首の周囲に巻く事を想定した布の一種(中 略)。 2010年代の日本では、防寒兼ファッションアイテムとして、マフ ラーの端をなくし筒状にしたような形状の、首に巻くものを指す。素材は ニットやファー(毛皮)などで、長さ・太さも多種。

「ネックウォーマー(Neck warmer)」:主に防寒を目的に首の周囲に装 着する筒状の布。フリースやボア生地を素材としたものが多く、高さ数 10cmで一周40〜50cm程度の筒状のものが一般的。英語圏では、日本のネッ クウォーマーの類も含めてスヌードと呼ぶこともある。

「ストール(Stole)」:肩に掛ける衣装の一種。肩に掛けたりもする。 ショールよりも細く毛皮や絹で縁取りされることも多い。

「ショール(Shawl):衣類の一種であり肩にかけたり頭からかぶったり して着用する。通常は四角形をした布で三角形になるように折って使う。 防寒用途やファッション用。明治中頃から着物に大判の防寒用ショールを 羽織るようになった。

「スカーフ(Scarf):主に女性が装飾用に身につける綿・麻・絹・ポリ エステル・ウールでできた正方形の薄手の布。
(Wikipediaの引用等を終わる)。

昔のことを思い出した。30数年前(1984年)に三菱自動車「ミラージュ」 のCMでフィーバーした巴虫類のエリマキトカゲである。エリマキ(襟巻) を広げ跳びまわる姿が素っ頓狂的であり世間を驚かせたものだ。そう!最 近の女性たちのマフラー類の姿はあのエリマキトカゲに似ている。

電車のホームの大きな柱にもたれ通り過ぎる女性たちをしばらく見てい た。厚手の毛糸の長いマフラーや大判のストールを巻いている人がいる。 深めのネック ウォーマーや派手な色彩のスヌード姿の女性たちが眼の前 を通り過ぎていく。頭が半分隠れてしまいアップアップで溺れそうに見え る人もいる。

2018年末の街中では(人間)エリマキトカゲの集団が大行進をしている。 そう思って眺めれば、何かおかしく面白い。自然に笑いが込み上げてく る。だが、一方、他人は私を見て「あのおっさん、変やな。何、にやにや 笑ろてんねん」と怪訝な顔をしているかもしれない。

エリマキトカゲ風の女性たちはなぜか颯爽としていない。その後ろ姿はお おむね猫背気味である。とにかく、体全体の見た目のバランスがよくな い。頭でっかち、いや、「首上でっかち」の物体がずるずる移動している。

私は太めの女性が好きだが、太めとは言っても、肩を覆うようなネック ウォーマーや、大きなマフラーが首上まで巻きついている姿は、見栄えが よくない。防寒のためとは言えちょっとやり過ぎではないか。

ごっついマフラーを巻き多重のスヌーズをかぶるより、ハイネックセー ターに革ジャンの方がすっきりしている。また、薄手のショールや冬用の スカーフを肩から垂らしている方がイカしている。さらに、素(す)の襟 首が見えるスタイルならば、はるかに美しく、寒中であっても暖かい上品 な色気が匂ってくるだろう。

ここまで縷々述べたが、以上は、主に私の「見た目」から述べたものであ り、私の好みにすぎない。また、マフラー類などの暖かさの科学的な効能 を細かく判定しているのではない。

そこで、私なりのとりあえずの結論を述べる。
1.大きなマフラー類を首に巻くのは見た目が悪い。頭でっかちで、あの エリマキトカゲのようだ。美的ではなく女ぶりが下がる。ハイネックセー ターに革ジャンや薄手のショールの和服姿の方が美しい。

2.暖房の性能ではぶっとい物の方が効果は大きいかもしれない。しか し、生地、織り方、色彩、デザイン、着付けなどにおいて、もっと工夫の 余地がありそうに思えるのだ。

3.だから、デザイナーや製造者は、マフラー、スヌード、ネックウォー マー、ストール、ショールなど、各製品の特長を生かし、画一化を排し多 様で斬新な取り組みに挑戦し「女性の美」を引き出してほしい。

4.女性たちは、ぶっといマフラー類に巻かれ包まれ丸まってしまうので はなく、すっきりした防寒衣装で、背筋を伸ばし、冬の大通りを大股で闊 歩してほしい。(2018.12.26 千葉市在住)


        

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韓国との情報戦に立ち遅れている日本 
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            櫻井よしこ

「韓国との情報戦に立ち遅れている日本 手強い存在と心して戦うことが 必要だ」

12月4日、東京の日本外国特派員協会、通称外国人記者クラブで、「朝鮮 人戦時労働者」の裁判について、韓国側弁護団が会見した。

朝鮮人戦時労働者はこれまで「徴用工」と呼ばれてきた。しかし、戦時 中、日本に働きにきた朝鮮半島の人々の多くは民間企業の募集に応じた 人々で、必ずしも徴用された人々だけではない。安倍晋三首相も国会で述 べたように、新日鐵住金を訴え、判決が10月30日に下された裁判の原告4 人は全員、徴用工ではなかった。そのような事情から徴用工の代わりに 「朝鮮人戦時労働者」と呼ぶ。

会見した韓国人弁護士達は、韓国で新日鐵住金を訴えた裁判で原告の代理 人を務めた大弁護団の一部だ。会見に現れたのは金世恩(キム・セユ ン)、林宰成(イム・ジェソン)両氏らである。両氏共に若く、韓国の法 務法人「ヘマル」に所属、或いは関係が近いと見られている。

彼らは会見当日、新日鐵住金本社に二度目の訪問を強行し、面会を断られ ている。要請書を置いてきたそうだ。内容は韓国大法院(最高裁判所)の 判決に従って、朝鮮人戦時労働者に慰謝料を支払い、謝罪することが必要 で、いつ、どのような形で実施するか、12月24日午後5時までに回答せよ というものだそうだ。

彼らは、さらなる訴訟を準備中で、新日鐵住金側が韓国側との協議に応じ ない場合、差し押さえ手続きに入る予定だと明言した。

彼らはさらに、新日鐵住金が韓国で保有する資産、PNRという企業の株 式234万株は約110億ウォン(約11億円)に相当し、差し押さえの対象だと 語った。新日鐵住金保有の韓国における知的財産権は3000件余りで、こち らも差し押さえの対象だという。

新日鐵住金側には一切妥協する気配はない。それで正しいのである。

韓国側の主張には、おかしな点が多い。そのひとつが朝鮮人を労働させた のは国際労働機関(ILO)29号条約に反するという主張であるが、この 指摘は間違いだと言ってよいだろう。

29号条約は「処罰の脅威の下に強要される」労働を強制労働としており、 強制労働は時効のない犯罪である。ただ、「緊急の場合、即ち戦争、火 災、洪水、飢饉、地震……」などに対処する強制労働は例外として許容され ている。

ILO専門委員会は朝鮮人戦時労働者問題に関して、救済策を講じよとい う意見を日本に出してはいるが、その一方で、補償問題は日韓請求権協定 で全て解決済みだとする日本政府の主張は正しいと認めてもいる。

ILOの見解には微妙な矛盾が見てとれるが、これは近年の「個人を救済 する」思想を反映するものだ。

そこで重要になるのが、朝鮮人労働者への実際の待遇や労働条件は当時の 状況の中で受け入れられるものだったかどうかである。日本企業の資料や 当時の労働者の証言は、日本企業の待遇がきわめてまともだったことを示 している。だが、不足しているのが、そうした情報の発信と周知徹底である。

長崎県端島、通称「軍艦島」をテーマに韓国が作った映画は大嘘の満載 で、日本での労働はまるで地獄だったなどという酷い情報が世界に拡散さ れている。この種の情報戦に日本は立ち遅れている。加えて懸念されるの は相手の弁護団である。彼らは長年日本を標的にしてきた手強い存在である。

冒頭で触れた韓国の法務法人「ヘマル」の中心人物が、張完翼(チャン・ ワンイク)弁護士だ。氏は、慰安婦問題で日韓両政府を激しく攻撃するこ とで知られる韓国挺身隊問題対策協議会の活動に1994年から参加、2000年 には、松井やより氏やVAWW−NETジャパンなどが主催した女性国際 戦犯法廷で韓国側検事役を務めた。同法廷は日本国天皇を裁き有罪を宣告 した。こういう人々が相手だ。心して戦うことが必要だ。
『週刊ダイヤモンド』 2018年12月22日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1261

           
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重 要 情 報
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 〇武士道の根源的精神である武士(もののふ)魂の手本となり、世に武士というものを生んだのは平将門でした。平将門は、弱きを助け強きを挫く関東人の気風を作り、関東人の性質を生み、武士による幕府のひな形を作り、日本人の大和魂を具現化しました。

民を思う心で挙兵した平将門の足跡がなかったら、源頼朝の鎌倉幕府はなく、室町幕府も江戸幕府もありませんでした。平将門は後の国の基を作りました。

また、平将門の足跡を鑑みて、頼朝も尊氏も家康も、天皇に背く朝敵とならぬように肝に銘じ第一に心がけましたが、これにより、万世一系の国柄が守られ、安心と落ちつきと永続の日本の国体と統一が今日(こんにち)まで守られたのでした。(まこと)

 ◎カルロス・ゴーン氏の案件に関するマスコミ報道への疑問:前田正晶

26日もジムのストレッチ用のマットレスで博学多識の60歳台の論客Q
氏と語り合う機会があった。我がジムにはこのように論客が多いのである から、老いたりといえども、当方も事前に多少は勉強しておかない事には 迂闊に議論に入っていけないと危惧している次第。

26日の話題は他ならぬカルロス・ゴーン氏に関する事だった。Q氏が採り 上た論点は「彼は一体どれほどの資産を日産自動車の19年間で築き 上げ たのかは一向に報じられていない。更に、今回新たに発生した16億円 の 損失付け替えの件でも、損失の総額が16億円だけだったのかまたは仮に 100億円を投じたとして16億円の損失になったかも明らかではない。ご存 じの方がおられたら教えて欲しいくらいだ」というところだった。

私もマスコミの報道は検察側が追いかけている容疑と、それを真っ向から 否定してかかっているとゴーン氏と(保釈されたケリー氏)の供述である とか、保釈があるのないという類いの今回の事案の本質ではない点ばかり に集中し過ぎていて、恰も芸能のゴシップニュースの如きであるかのよう に感じていると感じている。勿論、マスコミとてフランス政府の言わば介 入にも等しい姿勢と同国のマスコミ論調、ルノーの出方等も扱ってはいる。

だが、私は「何時になるか読むことなど予想などは不可能だろうが、我が 国の裁判所の判断次第では、国際的にも非常に難しい問題になりかねない 一件だと思っている」と言われる方々は多いだろうと思っている。その辺 りに多くの専門家が検察が総力を上げて取り組んでいる案件であるという ことが、イヤというほど解ってくる。

以前にも回顧したが、私はW社在職中から既にマスコミのほんの片隅に片 足の爪先程度を突っ込んで来た経験があるので「マスコミが抱えている難 題の如きものについても多少のことは解ると思っている。即ち、経済部の 日産自動車担当記者や、社会部になるのだろうが今回のゴーン氏の金商法 違反の細目やゴーン氏の私生活等々に関しても相当以上細部にわたった情 報は掴んだ上での報道の仕方かと思っている。いや、彼らは大袈裟に言え ば「裏も表も承知しているはず」と見ている。だが「裏」を採り上げる訳 には行かないのだろうとだけいっておく。

ではあっても、彼らはQ氏が疑問視していたゴーン氏が築き上げられ たで あろう総資産額や16億円の損失の実態等は、仮令実態を承知していて も 書いたり語ったりすることは先ずしないだろうと思っている。勿論、そ こにはマスメディアが得意とする「個人情報」に属するだろう微妙な点が 多々あると思うが、日産自動車自体はゴーン氏問題が発生した後でも、何 事もなかったようにテレビCMは打っているというスポンサーなのである。 その大スポンサーを傷つけるような報道は出来ないのだろうと考えて見て いる。

私がもしマスコミに対して何か言うことがあるとすれば「もっとより良く 法律的且つ経済的と国際的な視点から、この案件を誰にでも解るように徹 底的に解説する報道の仕方をすべきではないのか」となる。即ち、換言す れば「ゴーン氏が保釈されるかも知れない」といって東京拘置所の前にカ メラが群がる絵を見せていては、芸人たちが覚醒剤容疑で逮捕され保釈さ れることを報じているのと変わらない軽佻浮薄になりかねないニュースに してしまうだけだと思うのだ。

これまでの報道姿勢では「連日連夜、無料で(?)日産自動車の広報宣伝 活動」の代行をしているかの如き軽さだと思う。ゴーン氏もケリー氏も会 社経営者として拘留されたのであって、芸人と同様の扱いをするのはおか しいのではないと指摘しておきたいのだ。


 ◎トランプ政権の功罪は1期4年を終えてから判断すれば:前田正晶

私は色々と毀誉褒貶相半ばしているかの感が無きにしも非ずのトランプ大 統領の(時には?独断専行もある)「アメリカファースト」と「アメリカ を再び偉大に」政治の評価は、「最初の任期である4年を経てからで良い だろう」との説を述べてあった。トランプ大統領独特のあけすけな語り口 でプーアホワイト以下の支持層に語りかけて、彼らにも解りやすいような 公約を次々に実践して成果を挙げてきた手法の当否を、現時点で論じるの は余り意味がないかと考えていた。

ところが、トランプ大統領は年来の持論であった中国や我が国の他にも NAFTAの締結先との間に生じている貿易赤字を一掃を図られた辺りまでは 未だ穏当だったが、中国に貿易戦争を仕掛け、更に5G絡みで「国家の安全 保障」の見地から華為とZTEの締め出しに着手されたことで、事態がより 難しいというか険悪になってきた。それに加えて、自らが信じて任命した はずの重要閣僚が続々と辞任または解任されていったかと思うと、今度は 利上げを巡っての発言ではFRB議長の不信任にまで及んでいる。

流石に事がここまで来ると、株式市場には「トランプ政権下での先行き不 安感」が出てきたのか、アメリカだけではなく、その影響を受ける我が国 は言うに及ばず、上海その他のアジア市場でも株価の下落が始まったので ある。私は株式市場には疎いので2万円割れした相場が何処まで深刻であ り、何処までアメリカの政治と経済の先行き不安感の影響下にあるのかど うかなどは論じられない。第一、トランプ大統領が中国を相手にして徹底 的に叩きに出て行かれたことが、そこまでの不安感の材料になるのかなと 疑問に感じて見ている程度だ。

私には現在の言わば世界同時株安的な様子を見て、トランプ大統領が大き く方向転換を図られるか否かなど読みようがないと思う。だが、何らかの 事態を平穏に持って行ける策は講じて貰いたいとは思っている。だが、マ テイス国防長官の辞任の前倒しや、補佐官等々の辞任が相次ぐ中で、大統 領が世界全体の情勢と株式市場への対策を誰と相談乃至は話し合って決め て行かれるのかには、何となく不安感を禁じ得ない。

私は何れはプラスだけではなく負の成果も出てくるだろうとの予感を持っ て眺めていたトランプ政権の強引さと危うさの結果が、案外早い時点で出 て来た模様だとも考えている。私はやや負の面が出てきた事態にトランプ 大統領が如何にして即刻対処して行かれるかを見守っていきたいと考えて いる。まさか、トランプ大統領が2年近く運営してこられた自らの政権の 政策の「コインの裏側」を予め予見していなかったとは思いたくないの だ。即ち、contingencyplan は用意されていたと希望的に考えている。



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身 辺 雑 記
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27 日の東京湾岸は晴れ。

政治記者だったから社会部のことは詳しくないが、犯罪者の周辺のことは 記者が調べるのでは無く、警察が調べたことを又聞きするのじゃないか。

26 日の東京湾岸は曇天。寒くもなく暑くもなく散歩出来た。

50年まえぎっくり腰を治していたカイロプラクテーの甲木(かつき)さん が先月亡くなったことを25日知った。御冥福を祈る。

それほど豊かでも無い郷里秋田に居る妹から正月の餅を送るといってき た。郷里に残った人は難儀だ。申し訳無い。
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創刊日:2004-01-18  
最終発行日:  
発行周期:不定期  
Score!: 97 点   

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