政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4890 号  2018・12・11(火)

2018/12/11

                      
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4890号□■■□──────────────────────────□■■□

       2018(平成30)年  12月11日(火)



            新聞休刊日につき読書特集号:宮崎正弘

                       佐々氏が見た菅元首相:阿比留瑠比

        強まる中国の脅威、必要な台湾人の団結:櫻井よしこ            
                  

                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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新聞休刊日につき読書特集号
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)12月110日(月曜日)
      通巻第5911号  
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<<内容>>
石 平 『中国人の善と悪はなぜ逆さまか ――宗族と一族イズム』(産経 新聞出版)
加藤 健『朝鮮総連に破産申し立てを!』(展転社)
森田勇造『チンドウィン川紀行 ――インパール作戦の残像』(三和書籍) 
樋泉克夫のコラム―「支那の國ほど近付いてあらの見ゆる國は無し」
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書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評BOOKREVIEW 
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 宗廟、宗族がわからないと中国の伝統文化の源流が理解できない
  中国原論の出発点は「戦争も腐敗も善となる」、怖ろしい論理に秘密 がある

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石平『中国人の善と悪はなぜ逆さまか ――宗族と一族イズム』(産経新聞 出版)
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元中国人の石平氏ゆえに書けた中国原論が本書だ。

ここで展開される宗廟、宗族のもつ歴史的意味がわからないと、中国の伝 統文化の源流が理解できない。「戦争も腐敗も善となる」という、日本人 にはとても理解しがたい、怖ろしい論理の秘密を本書はみごとに探り当て た。この原論は世界に散った華僑の世界にいまも生きている。

華僑がマレーシアから引き離して独立させた人口国家はシンガポールだ。 今ではトランプ vs 金正恩の首脳会談やらシャングリラ対話の開催地 として、なんだか「国際都市」の好印象、グローバルシティのイメージが あるが、どっこい、この華僑の都市になぜかチャイナタウンがある。

「チャイナタウン in チャイナタウン」である。

時間をかけてシンガポールの下町をゆっくりと町を歩くと奇妙なことに気 がつく。通りの名前だ。金門通り、寧波通り。。。。。。。。。
つまり出身地別に居住区が異なる。

広東省の省都・広州市のど真ん中に観光名所「陳氏書院」がある。立派な お屋敷跡である。じつはこの陳氏書院とは陳氏宗廟なのである。

ミャンマーの下町に宏大に拡がるチャイナタウンも華僑の街だ。横丁を丁 寧にあるいてみると、ある、ある。李氏宗家とか、黄氏宗廟とか、一族の 名前が建物の入り口に冠されている。古都マンダレーへ行くと雲南会館と か、四川友好会館とかの立派な建物があちこちに目に飛びこんでくる。

中国のいたるところ、宗廟があって、世界中に散った一族が集まる習慣が いまも確然として残っている。

これが、宗族、日本人に分かりやすく言えば、「一族イズム」である。

 「中国人にとって、一族の利益、一族の繁栄はすべてであり、至高の価 値である。それを守るためにはどんな悪事でも平気で働くし、それを邪魔 する者なら誰でも平気で殺してしまう。一族にとっては天下国家も公的権 力もすべてが利用すべき道具であり、社会と人民は所詮、一族の繁栄のた めに収奪の対象でしかない」(131p)。

だから「究極のエゴイズム」を追い求め、一族の誰かが権力を握れば、そ れに群がり、もし失脚すれば、一族全員がその道連れとなって破滅する。

習近平と王岐山一族が、いま何をやっているか、なぜそうなのか。正に宗 族の論理によって突き動かされ、一族だけの利権を追求し、一族だけが繁 栄を究める。

結論的に石平氏はこう言う。

「中国共産党が『宗族』を殲滅したのではなく、むしろ、宗族の行動原理 は生き残った上で、党の中国共産党政権自身を支配する(中略)。中国に おける宗族制度の原理の生命力はそれほど堅忍不抜なものであり、宗族は 永遠不滅なのだ」(185p)。

やれやれ、中国人が日本人の感性や規範、道徳、しきたりとまったく異な る伝統を保持している理由が、この一冊で了解できるわけだ。
 毎回、新局面を開拓して読書人を興奮させてくれる石さん、次に挑んで 欲しいのは『習近平・水滸伝』でしょうかね?
      
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▲書評 BOOKREVIEW ▲書評 BOOKREVIEW 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜千 円盗むと「コソ泥」だが、1兆円以上も盗み出すと北では「英雄」
  朝鮮総連傘下の朝銀破綻になぜ公的資金が投入されたのか?

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加藤健『朝鮮総連に破産申し立てを!』(展転社)
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1兆3453億円!

この天文学的巨額の国民の税金が北朝鮮傘下の銀行が破産したため、公的 資金投入の結果、費やされたのである。「なぜ?」

当時、安倍晋三首相が国会で答弁している。

「(朝銀破綻は)破綻することがわかっているにもかかわらず、後で預金 保険機構あるいは公的資金が入ることを前提にどんどん貸していく。そし て大きな穴をあけた」。

つまり「北朝鮮にカネが渡ることを前提として」、貸し手と借り手がグル になっていた。しかも、このカネは北の核武装に使われた。馬鹿馬鹿しい 話である。

さらに驚くべき後日談がある。

平成11年7月6日、衆議院大蔵委員会で、朝銀大坂幹部が次の証言をした のだ。

「預金を金正日に流したのだから逮捕を覚悟した。逮捕されたらすべてを 語るつもりでいたが、だれも調査に来ず、来たのは預金保険機構からの 3100億円の贈与であった、逮捕を免れた」

この日本にとっての赤恥、北朝鮮にとっては英雄であり、総連の元財政局 長は「共和国英雄」となった。まさに著者が言うように「1000円盗むと 『コソ泥』だが、1兆円巻き上げると『英雄』なのだ」。
著者は叫ぶように書く。

「朝鮮総連の前身はテロ組織である。戦後の苦しかった時代、日本国民に 襲いかかってきた」のだった。

当時の吉田茂首相は「好ましからざる朝鮮人は強制送還をぜひとも断行す る」と答弁した。法務大臣は「不良朝鮮人を強制送還せよというのは国を 挙げての世論と言って良い」と記者会見している。

ところが。

総連は「いつの間にか、『弱者』、『被害者』に」化けてしまった。
かれらの犯罪を批判すると「民族差別」と糾弾される。現代の日本では本 末転倒の、不思議な議論がリベラルなメディアや政治家から出てきた。こ れでは日本は亡国の奈落に転落してしまう。
秘策は何か?

それが「破産申し立て」という「外交カード」だと、本書は訴えるのである。
 
         
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 書評 しょひょう BOOKREVIEW 書評BOOKREVIE 
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 あのインパール作戦の日本兵の墓を訪ね歩く鎮魂、慰霊の旅は続く
  ミャンマー奥地、誰も行かない秘境に取材許可がおりた 

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森田勇造『チンドウィン川紀行 ――インパール作戦の残像』(三和書籍)
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ミャンマー取材から帰国して山のように溜まっていた郵便物のなかに、著 者森田氏から贈られてきた当該書が紛れ込んでいた。すぐに手に取った。
 
じつは本書を読む3日前に、なにかの偶然だろうが、ヤンゴンでアウンサ ン博物館を見学し、スーチーの父親(ビルマ独立の父)の業績に触れてき たばかりだった。この博物館はヤンゴンの高級住宅地の丘の上にあってア ウンサンの旧宅を改造し、中庭も綺麗に整えた観光名所となった。

さて著者の森田勇造氏と評者(宮崎)は、かれこれ半世紀近い交遊がある が、よく?んでいるわけではなく、氏は殆どアジアの少数民族の研究のた め、海外に出ている。

氏は評者より6歳年上だから、老衰が心配になるが、いたって元気。その フットワークの強きこと。健脚に拠るからだろうが、日頃から毎日最低1 万歩、都内を歩いて仕事をしている猛者でもある。

森田氏が日本にいる時は青少年交友協会理事長でもあり、全国各地で 「歩け歩け」運動の「徒歩き(勝ちあるき)大会」の主催者でもある。氏 は若き日に北欧無宿を続けた先駆者として当時から話題の人でもあった。 すでに世界142ヶ国を歩き回り、上梓した著作は数十を数える。

さて本書だ。

ミャンマーの古都マンダレーへ飛んだところから、この難航をきわめた取 材が始まる。同行したのはNHKBSの取材班で一行4人に現地通訳ガイ ドの女性。マンダレーは雲南華僑の街でもあるが、中国の投資によって国 際空港がひらかれ、町へはいると中国語が氾濫している。

走るオートバイは殆どが中国製、ホンダはあまり見かけない。電気製品か ら雑貨までメイドインチャイナ、早朝から開店するゴールドショップに は、華僑が前日の売り上げを持参して金を買って行く。
つまりミャンマーの通貨を信じていないのである。
 
それはともかく、森田氏の旅の目的はインパール作戦で散った英霊たちの 鎮魂。

マンダレーを南下した地点でミャンマーを縦断する二つの大きな河川が合 流し、ヤンゴンのデルタ地帯に注ぎ込むエーヤワディー川(イラワジ)と なる。合流するまでの上流が、「チンドウィン川」だ。つまり本書の表題 となった長い河川だ。

一行は、このチンドウィン川を遡行して、各地に古老を訪ね、昔話を根気 よく聴きながら日本人兵士の戦跡とお墓、あるいは戦没碑のありかを訪ね 歩く。

旅はモンユワ、シュエジン、カレワ、モーライク、シッタン、タウンダッ ト、ホマリン、そしてトンへと続く。この川沿いに日本英霊がおよそ二万 から3万人が眠っているとされる。

しかも多くが戦病死だった。

そのうえ遺体の多くが行方不明、日本に還っていない。

ただし、ミャンマーの仏教と日本の仏教の差違が鎮魂儀式と後処理の方 法を決定的にわける。

森田氏が言う。

「ミャンマーは小乗仏教のため「人は死んでは生まれ変わるという輪廻転 生を信じ、死体や遺骨は汚物でしかなく、川や池に捨てるか、荼毘に付し て捨てるか、ゴミとして地下に埋めます」。だから墓を造らない。日本兵 の遺体の多くがチンドウィン側に流された。したがってお墓は無い。

これら一帯はインドと国境を接する少数民族の棲息地帯でもあり、取材許 可がなかなかおりなかった理由も納得できる。

行く先々に日本人兵士の眠る記念碑や、戦後、訪ねてきた日本人が建立し た墓地やパゴダや、石碑があった。卒塔婆も残っていた。

インパールに散った英雄たちの荒霊(あらみたま)はまだ安眠していな い。       
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  樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 樋泉克夫のコラム 
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樋泉克夫のコラム
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【知道中国 1825回】            
――「支那の國ほど近付いてあらの見ゆる國は無し」――關(9)
關和知『西隣游記』(非売品 日清印刷 大正7年)
 
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なぜ日米の間で、ここまで差がついてしまったのか。

アメリカは「義和團事件賠償金1200弗を支那に還附して之を?育資金と爲 し」、留学生100人を受け入れ教育した。こうして「支那人の2國(日 米)に對する感情の相異」が生まれてしまった。

「今日に状勢を放置せば、支那に於ける日本語の勢力の次第に衰退すると 同時に、英語の勢力倍々増大し、自然の結果、國際場裡に於ける日米の位 置は遠からず一變するべきや明らかなり」。

アメリカは中国各地に高等教育機関を設け、「その秀俊なるものを抜擢し て米國に送り、高等の學問研究に從事せしむ」。かくてアメリカの大学で は「殆んど支那留學生を見ざる無しと聞く」。20年前には日本人留学生に 向けられていた関心は冷めてしまい、いまや「米國上下の支那人?育」に 移ってしまった。他国と違ってアメリカは「常に公正仁義の主張を持し、 博愛慈善の方面に活動して、毫も領土若くは利權に對する野心なき態度」 で接するが故に、「大いに支那人の信用を得、その歡心を得たる」のだ。

翻って日本をみるに、「政治的には高壓武斷主義を援け、眼前の利權獲得 に營々たる外、何等高尚にして遠大なる經綸無く、然して社會的には常に 支那人を輕侮して速成營利主義の?育を以て支那留學生に對する我日本の 態度が、倍々以て支那人の反感と疑惑とを招」くばかりか、「日支親善の 押賣りによりて愈々支那人を遠ざかりらしむる如き實状は上下の共に覺悟 し反省すべき所ならずや」。

振り返ってみるなら、大正の時代に日本側が「日支親善の押売り」したと ころ、「愈々支那人を遠ざかりらし」めてしまった。

ところが北京に共産党政権が生まれて以降は「子々孫々までの日中友好」 の押し売りを始める。そうなった時、その押し売りを日本人は唯々諾々と 受け入れてしまった。

いったい何故なんだろうか。戦争という大問題があるからか。大正の日本 人の「押賣り」が下手なのか。共産党政権の宣伝工作が巧妙なのか。それ とも日本人が歴史から教訓を学ばず、余りにもオヒトヨシに終始してからか。

さて關に戻る。

じつは「日本の外交は今實に危機に瀕せり」と「覺悟し反省すべき」を口 にする日本人が關らの前に現れたというのだが、それが「我が北京公使館 有力者」だったというから開いた口が塞がらない。

この「公使館有力者」もまた外交の危機を招いた当事者の1人であろう し、危機を回避すべく獅子奮迅の働きをすべき当事者だろうに。どうや ら、この種の天に向かってツバするような所業が我が外交当局の『伝統 芸』の1つ。つまりはオ役所特有のやっつけ仕事。それにしても昔も今 も・・・情けない。いやバカバカしい話だ。

本来の使命を他人事で済まそうとする無責任・・・外交官失格!即刻退場!

關だが北京では英字新聞の「北京カゼツト新聞の如きは一年360日曾て一 日と雖も排日的記事の掲載を怠りたること無く、筆を極めて對日反感情の 鼓吹に力め居れり」。

 同紙は「有名なる親米派の新聞にて、其發行紙數の如きも敢て多からざ るは勿論なるも」、「その感化の及ぼす所決して輕視すべきに非ず」。こ れに対し「國民の思想上、感情上に對する外交的用意として我が對支外交 は全く消極的なり、無能力なり、東亞大局の主人公たるべき帝國の現状實 に如斯岌々乎としてそれ危い哉」。

ここでもお役所仕事だ。

日本にとって最も手ごわい敵はアメリカであり、「将来支那に於ける米國 の勢力今より想見すべし」との警告は勿論すぎるほどに勿論である。

だが、北京政府部内に早稲田同窓生が多いというのなら、そのことを『素 朴・単純』に悦び誇っているだけではなく、直ちに早稲田人脈を動かすの も一策だろう。

 やはり日本は「将来支那に於ける米國の勢力」の影響力を見誤った(軽 視した。等閑視した。全く気づかなかった)のか。
その後の悲劇の淵源は、ここにもある。確かに。

     
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)天長節奉祝祭が行われます。ふるってご参加下さい。平成 最後の天皇誕生日を盛り上げましょう

           記

とき   12月23日(祝日、天長節)14:00
ところ  日比谷公園大音楽堂
     ステージ演奏、国歌斉唱、奉祝祭
提灯行列 17:15 パレード開始
主催   天長節奉祝祭実行委員会
     どなたでも予約なしでご参加いただけますが、提灯の数に限り がありますので、お早めにお越し下さい

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(読者の声2)「外務省よ、めざめよ! 南京事件はなかった」

これが最後、戦前の南京の様子が聴けます。元TBSアナウンサーの鈴 木史朗氏が語る当時の中国!
 
              記

とき   12」月12日(水曜日)午後6時40分開演
ところ  文京シビックセンター小ホール
弁士   鈴木史朗(元TBSアナウンサー)
演題   「わたしが見た南京」
参加費   千円(学生は五百円)
主催    「南京戦の真実を追究する会(阿羅健一会長)



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(読者の声3)何回か、本欄に「水道事業コンセッション化」に関する問 題点を投稿しておりますが、一般には、上下水道事業の規模の大きさが認 識されていないのではないかと思いますので、小生が少し前にまとめた データを紹介します。

「平成27年度地方公営企業決算の概要」によると、全国合計で、決算規 模、水道(含簡易水道)3兆9,917億円、下水道5兆5,208億円、合計すると 9兆5,125億円となります。職員数では、水道(含簡易水道)が45,956人、 下水道が27,625人で、合計73,581人。

他方、電力事業について見ると(16年3月決算を会社四季報から小生が 算 出)、10電力合計で、売上高が19兆4,377億円、従業員数が165,924人で すから、売上高、決算規模でも、人員数でも、上下水道事業合計は電力事 業の約半分の規模です。

このように、上下水道事業は、現状で電力事業の半分程度の規模(売上、 予算額、人員)に達しているにもかかわらず、事業体数が多すぎます(水 道2041、下水道事業3639;平成28年度地方公営企業決算の概要)。

これは、電力事業に比べてあまりにも過多です。

そこで私は、そのメリットについて疑問点が多い運営権売却(コンセッ ション)方式などより、事業広域化、統合(上下水道事業統合と地域統 合)を速やかに、優先的にすすめるべきことを主張しているのです。

さい わい、このたびの水道法改正についての各新聞の社説などでも事業 広域化 を進めるべきだとの論調が多く、その点では少し安心しています。

しかしながら浜松市下水道事業運営権売却その他の動きを見ると、その 問題点、海外事例の分析が甘過ぎる中で、国内外のコンサルタント等の暗 躍が見られ(さきほど辞任した官房長官補佐官の出身組織がプロジェクト 形成コンサルティングを独占的に受注しつつある)、極めて憂慮すべき状 況です。

 官房長官補佐官の就任、辞任は、極めて疑問点の多いものでしたが、今 後の展開を注視していく必要があります。
この問題はモリカケ問題など比較にならない重要性を持っていると思いま す。(CAM)

  ♪
(読者の声4)「神道」は宗教ではない。日本人が、世界で唯一「情」の 文化を有している民族である、とする謂れがよく解りました。
 日本では宗教戦争など思いも寄らない事ですね。キリスト教は基本的に 邪宗だと思っています。

お花畑に生息している呑気な土蛙たちに、相当ご立腹の様ですね。私も 沖縄のことも含め、国防に関しては真っ向から遣り合っています。外国か らの人材受け入れが、陰で「OBOR」(一帯一路)に協力しているなど と云う事に、まかり間違っても成ってもらいたくないものです。

それにしても、官も民も支那みたいな不正のオンパレ−ド。大和魂は一 体何処へ行ったのでしょうか。WGIPの影響でしょうか。

支那中国は名実共に「虚構国家」ですが、未だに「賢者の国」だと真剣 に勘違いしている人たちが彼方此方に居るのには驚かされます。
それにしても、支那の財力は何時まで持つのでしょうか。
   (北九州素浪人)



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佐々氏が見た菅元首相
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      阿比留瑠比

10日に亡くなった初代内閣安全保障室長、佐々淳行さんに初めて取材した のは24年前、平成6年のことだった。それから折に触れ、実体験に基づく コメントをもらったり、時事問題に関して意見を聞いたりする機会があ り、含蓄のある話にいつも感心していた。

 佐々さんは昭和47年2月、連合赤軍メンバーが長野県軽井沢町の別荘に 立てこもった「あさま山荘事件」では、警察庁から派遣され現地で指揮を 執った。その際、当時はまだ名前が売れていなかった「カップヌードル」 を持ち込んだ。

「零下15度の寒さ。長野県警の感覚では、非常食といったら乾パンと握り 飯ぐらいだったが、それでは温まらない。カレーライスも作ってみたが、 すぐ凍って食えたものではない」

佐々さんは、警視庁警備1課にキッチンカーを2台用意させてお湯を沸か した。厳寒の山中で機動隊員らがカップヌードルをすする姿がテレビ中継 され、流行に一役買ったという。

捜査・監視対象に

 佐々さんの話はどれも興味深いが、特に印象に残ったのは、立憲民主党 最高顧問である菅直人元首相のエピソードだった。菅政権当時の平成23 年、こんな衝撃的な言葉を聞いた。
「あのとき、少々無理をしてでも菅氏を逮捕しておくべきだった」

 佐々さんは警視庁警備1課長当時、菅氏の母校である東京工業大の加藤 六美学長の要請で、菅氏を捜査・監視対象にしていた。加藤氏は、学生運 動家だった菅氏が、アジ演説がうまく学生をあおって過激な行動を取らせ ることに困り果て、相談してきたのだという。

ところが「第4列の男」と呼ばれ、他者の陰に隠れて逃げることにたけた 菅氏もさる者で、なかなか尻尾をつかませない。佐々さんは逮捕をあきら めたが、その後の菅氏の言動を見て思うところがあったのだろう。

菅氏は22年6月、就任後初の所信表明演説で、婦人運動家の市川房枝元参 院議員の名前を挙げ、こう訴えていた。

「私の政治活動は、今をさかのぼること30年余り、参院議員選挙に立候補 した市川房枝先生の応援から始まりました」

 菅氏はこのほか自己紹介のたびに市川氏との関係を強調していたが、こ こでも佐々さんと接点がある。佐々さんの実姉である紀平悌子(ていこ) さんは、市川氏の秘書を務めていたのである。

市川房枝氏を利用?

 あるとき、佐々さんが姉に「市川さんは菅氏を評価しているのか」と聞 くと、姉は冷ややかに答えた。
「何を言っているの。市川さんは『菅はよくない』と本当に怒っているわ」

 実際、市川氏は著書『私の国会報告』で、昭和51年の衆院選に出馬した 菅氏についてこう書いている。

 「私の名前をいたる所で使い、私の選挙の際カンパをくれた人たちの名 簿を持っていたらしく、その人達(ひとたち)にカンパや選挙運動への協 力を要請強要…」

 衆院議員となった菅氏は、政治家のパーティーなどで佐々さんを見つけ るといつも駆け寄ってきて大きな声で言うのだという。

 「いやあ、紀平さんと私は本当に仲がよくて」

 「いつも佐々さんには大変お世話になって」

 菅氏は、佐々さんが誰かに語らないように、一方的にしゃべって言葉を はさませないとのことだった。佐々さんは嘆いていた。

 「市川さんは菅氏に利用するだけ利用されて、いま生きておられたら本 当に不愉快だったろう」

 佐々さんは、歯に衣(きぬ)着せぬ古武士のような風格のある人だっ た。(論説委員兼政治部編集委員)
産経ニュース【阿比留瑠比の極言御免】



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  強まる中国の脅威、必要な台湾人の団結 
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                                  櫻井よしこ

米中貿易戦争が展開され、私たちは米国的自由と民主主義の世界を維持す るのか、それとも中国共産党的全体主義の世界に突入するのか、せめぎ合 いの中にある。米国が単なる経済的な損得の争いをはるかに超える、価値 観の戦いを意識して対中政策を強めるいま、台湾の持つ意味はこれまで以 上に大きい。

11月24日の地方選挙で台湾の与党、蔡英文総統が党主席を務める民進党が 大敗したことの意味は深刻だ。22の県及び市のうち、民進党は13の首長を 確保していたが、半分以下の6になった。人口の約7割を占める6大都市で も、民進党は4から2に半減した。総得票数は民進党が490万票にとどまっ たのに対し、国民党は610万票を取り、120万票の差をつけた。

24日夜、選挙結果を受けて記者団の前に現れた蔡氏は、いつものように地 味なパンツスーツに身を包み、メモに書かれたメッセージを読み上げた。

「努力不足で、支持者を失望させた」

蔡氏は大敗の責任をとって党主席を辞任したが、表情はかたく、質問も受 けずに退席した。

2016年1月の総統選挙で大勝利をおさめ、集った群衆に「台湾の新時代を 共に迎えよう!」と呼びかけたあの蔡氏が、なぜ、いま、大敗なのか。評 論家の金美齢氏は、台湾の有権者が台湾の置かれている立場を理解してい ないからだと批判する。

「2年前、台湾人は蔡英文に台湾の運命を担わせた。それは中国と対峙す るという意味で、非常にきつい仕事ですよ。それなのに、皆でつまらない ことを批判したのです。有権者が愚かですよ」

日本に住んでいると、台湾が中国の脅威にさらされていることは客観的に 見てとれる。脅威に打ち勝つために台湾人がしなければならないことも、 よく見える。それは、台湾自身の力をつけ、台湾人が一致団結して、国家 の危機に当たることだ。台湾の本省人の政権を守り通さなければ、台湾の 現状は守りきれない。外省人、つまり国民党による政権奪取を許せば、前 総統の馬英九氏のように、中国との統一に傾いていくだろう。従って、今 回のような民進党の大敗、国民党の大勝は、台湾の未来を思う立場から は、大変な衝撃なのである。

住民投票に疑いの目

台湾の人々はどんな未来を望んでいるのだろうか。地方選挙と同時に行わ れた10件の住民投票から幾つか大事なことが読みとれる。住民投票の対象 になったテーマのひとつは、「台湾」名義で東京五輪に参加を申請するこ とだった。

結果は、反対が577万票、賛成が476万票で、結局否決された。実は日台間 の水面下の話し合いの中で、東京五輪には、「台湾」名義で参加できるよ うに工夫が重ねられていた。国際オリンピック委員会の意向もあるため、 結果がどうなるかは必ずしも予想できないが、台湾に強い親近感を抱く日 本人としては、台湾人が望めば「チャイニーズ・タイペイ」ではなく「台 湾」名で五輪に参加できるようにしてあげたいと思うのは自然であろう。 だが、住民投票で否決されたいま、中国を刺激することを恐れている人々 が半分以上で、「台湾」名での参加の可能性はなくなった。それにして も、なぜ、このテーマが住民投票にかけられたのか。

もう一点、福島など原子力災害関連地域の食品輸入禁止措置を継続するか 否かも住民投票のテーマにされた。福島の食品は、米であろうと果物であ ろうと海産物であろうと、厳格な検査を受けて合格して初めて出荷とな る。福島の食品は世界一安全なのである。しかし、そのような厳しい検査 が実施されていることを、台湾の消費者は知らないだろう。

蔡氏自身は福島の食品の輸入解禁に前向きだったとの情報もある。ただ、 決断できずにいる内に、住民投票のテーマとされた。安全性についての情 報が伝えられない中で住民投票になれば、否定的な結果になるのは予想の 範囲内だ。輸入禁止続行への支持が779万票、反対は223万票、大差で否決 された。

台湾側に熱心に働きかけてきた日本人の気持ちは失望と落胆にとどまらな い。非科学的な結論に不満も高まる。日台関係を冷え込ませようと考える 勢力にとっては歓迎すべき結果であろう。

台湾では大陸中国からの情報工作要員が暗躍している。メディアやビジネ ス分野のみならず、軍にも工作員が浸透していると考えてよいだろう。彼 らは、台湾を日米両国から引き離すのに役立つと思われるすべての事をす るだろう。そう考えれば、住民投票にも疑いの目を向けてしまうのである。

外交でも中国の圧力

16年5月の総統就任から2年半、蔡氏は、内政において少なからぬ中国の妨 害を受けてきたが、外交でも中国の圧力に苦しんできた。

中国はひとつであると中台双方が1992年に認めたとする、いわゆる「92年 コンセンサス」を受け入れない蔡氏に、中国は猛烈な圧力をかけ続ける。 国際社会で台湾を国として認めてくれる国を、次から次に台湾との断交に 誘い、中国との国交樹立に向かわせた。蔡氏の総統就任以降、5か国が中 国の巨大援助を受けるなどして、台湾を見捨てた。今、台湾と国交を持つ 国は17を数えるだけだ。

台湾を国際的孤立に追い込むことで、中国は台湾人や台湾軍の士気を奪 い、中国への恐怖心を植え付ける。中国が得意とする心理戦だ。

こうした背景の下、中国は台湾侵攻を念頭に軍事力の構築に余念がない。 米国防総省は例年、「中国の軍事情勢」に関する年次報告書で中国と台湾 の戦力比較を行っているが、中台の軍事力の差は年ごとに拡大し続けている。

米国は、今年に入って、台湾旅行法を定め、国防権限法を成立させた。両 法を通じて、台湾への外交、軍事両面からの支援を明確に打ち出した。

日本にとってアジアの地図はどのように変化していきつつあるのか。民進 党が大敗したとはいえ、台湾人が簡単に国民党の政権復帰を許し中国へ傾 斜していくとは思えない。それでも、台湾の動揺と、その先の台湾有事は 十分にあり得ると見ておくべきだろう。

朝鮮半島もまた危うい。韓国はさらに迷走を続けると見ておかなければな らない。北朝鮮に従属する結果、大韓民国が消滅することさえ考えておか ねばならない。

台湾と朝鮮半島に予想される大変化に備えて外交、安全保障上の担保を確 保しておきたい。なんとしてでも力をつけることだ。トランプ大統領が NATO加盟国に要求するように防衛費をGDP比2%に引き上げ、自衛 隊の力を倍増する必要があるが、それは短期間では不可能だ。であればこ そ、憲法改正の気概を見せることが欠かせない。



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重 要 情 報
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 ◎苦難の半日だった:前田正晶

12月10日は国立国際医療研究センター病院(NCGM)での採血・採尿と心電 図の日なので、朝8時45分の新大久保駅前発のバスでダウンジャケットを 着用に及んで出掛けた。外の寒さは天気予報で聞いていたよりも遙かに厳 しくて、マフラーをしてこなかったことを悔やんだほどだった。お陰様で 寒さに血管が収縮したのか、アレルギー性鼻炎がなりを潜めてくれたのは 有り難かった。バスは病院の反対側にある総務省統計局までノンストップ で10分ほどで到着。

今月初めての事なのでカウンターで健康保険証確認に手続きがあるのだ が、係の女性に「この寒さですからここに来た為に風邪を引いたなどとい うことがないように十分ご注意を」と警告された。尤もだと思って承って 3階の採血室に向かった。採血・採尿とも意外なほど閑散としていたので 直ぐに終えて、2階の心電図の受付に回った。ここでも全く待ち時間がな く終わって会計に向かったが、そこまでで未だ9時20分過ぎほど。

採血の日は朝食を抜いてくるので、地下の医療品関係専門店がその場で焼 いているパンを買いに地下に降りた。地下には広いアトリュウム (=atrium)があり、机と椅子が数多く設置されているので、そこでレー ズン入りのパンと焼きたてのあんパンを買って遅い朝食となった。飲み物 はその専門店に置いてある「カフェインレス」という麦茶。食べ終えて病 院前を9時50分のバスで大久保通りの区役所・支所に向かう。そこで用事 を済ませて10時13分のバスで新大久保駅前に。

そこまでは何事もなかったが、さて不動産業者的に言えば徒歩6分の我が 家に向かったのだが、突如として足が異様に重たくなって歩行もままなら ぬ状態になってしまった。この寒さに例によって体がついていけなくなっ たのかと一瞬考えたが、そんな生易しい程度ではなかった。そこで思い当 たったことは「今日は何時もより採血の量が多かった」のでその影響が出 たのかなどと考えながら、トボトボと歩くこと約20分で何とか10時半頃に 我が家まで到着した。

そこでリビングルームのソファに倒れ込んで休憩した。兎に角息は上がっ ていたし、脚は痛むしで何とも名状しがたい状態だった。15分ほど横に なっていたところにジムに行っていた家内が帰宅。そこで窮状を訴えて、 このところ何かにつけて利用している電磁波が出ているという「ブラック アイ」を両足に3個ずつ貼って貰い、なお横になっていた。11時半を過ぎ た頃に何とか動けるようになって今度は早めの昼食となった。

午後は専ら休養となって気力と体力の回復を待っていた次第だ。そのお陰 か何とか回復して夕食はどうやら普通に食べられたので、こうしてPCに向 かっている。だが、天気予報では10日よりも気温が下がると言うし、夕方 は雨も降るとか。実は、11日には10日の検査の結果を主治医の循環器内科 医長の先生から承る予定なのだ。11日こそはマフラーを忘れないようにし ようと思っているが、その前に気力と体力を整えておかねばなるまい。寒 くなると色々と心配事が多いものだ。


 ◎【朝日新聞研究】正義を装いながら“日本蔑視”の主張が横行… 政治的 主張が忍び込んだ朝日の文化欄

朝日新聞の言論の特徴の1つとして、政治面や社会面でなくとも、政治的 主張を忍び込ませていることがある。それは文化欄などでも顕著である。 具体例を紹介しよう。

11月7日朝刊、「きょうの番組」欄の「ラジオアングル」コーナー、「戦 時下の役割を考える」では、元NHK放送記者の秋山久さんが、『君は玉 音放送を聞いたか〜ラジオと戦争』(旬報社)という著作を出版したこと が取り上げられている。

本の柱は2つ。1つは、終戦時の「抗戦派」と「和平派」の攻防。もう1 つは、人々を戦争に向かわせるラジオの声の力と音楽であるといい、以 前、故・藤倉修一氏に、アナウンスを再現してもらった。それは北朝鮮の 女性アナウンサーを想起させるものだという。

記事の筆者、ライターの山家誠一氏は「秋山さんは、これらの問題は戦時 下だけではないという。例えば、特定秘密保護法の制定など、今の日本で も『言論統制』の兆候が見え始めていると危惧している」とまとめる。

11月8日夕刊、文化面の「舞台・音楽」欄では、アイルランドの劇作家、 ショーン・オケイシーの90年前の作品である『銀杯』を紹介する。演出は 森新太郎氏で、第1次世界大戦中のアイルランドが舞台で、兵士ハリーは 戦争から帰省するが、すぐにまた出征する。

この演劇記事の解説は、「悲惨な戦場のシーンもあるが、だから反戦劇だ と森は考えない。家や病院の場面で何げなくかわされるひとりよがりの言 葉にも、戦争につながる根っこの部分を見る」と述べ、その中で「今もそ うです。ツイッターで炎上とか、人を支配してやろう、打ち負かしてやろ うという、戦争で行われているような人間の関係がいくらでも起きている んじゃないですかね」という、演出家の発言が紹介される。

11月11日朝刊、文化・文芸面の「エンタメ地図」では、文芸評論家の末國 善己氏が、オリヴィエ・ゲーズ作『ヨーゼフ・メレンゲの逃亡』(東京創 元社)を取り上げている。戦争中、ユダヤ人への人体実験を行った医師、 メレンゲは、戦後は南米に逃亡するが、そこに居住するナチス残党の思想 は、ナチス時代と全く変わらなかったという。

そこで、末國氏は「ゲーズは、戦争の悲劇が忘却され、民族の自尊心をく すぐる思想が広まれば、再びメレンゲ的な悪が台頭するという。歴史修正 主義と自国礼賛の声が強くなっている現代を生きる日本人は、この警鐘と 真摯に向き合う必要がある」と訓戒を垂れる。

これらの記事の目的は、過去を論じながら、現代に結び付けて、日本批判 を展開するところにあるように感じる。このような正義を装った、日本蔑 視の主張が横行する事態こそ、現代日本が抱えている、重大な危機と言う べきである。=おわり

 ■酒井信彦(さかい・のぶひこ) 元東京大学教授。1943年、神奈川県 生まれ。70年3月、東大大学院人文科学研究科修士課程修了。同年4月、 東大史料編纂所に勤務し、「大日本史料」(11編・10編)の編纂に従事す る一方、アジアの民族問題などを中心に研究する。2006年3月、定年退 職。現在、新聞や月刊誌で記事やコラムを執筆する。著書に『虐日偽善に 狂う朝日新聞』(日新報道)など。

【写真】 朝日新聞東京本社
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/181210/soc1812100004-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.12.10  〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎DA PUMPではAmelicaになっていた:前田正晶

何時の頃から人気が出たか知らないが、“USA”という題名でDa Pumpという ISSA(辺土名一茶)なる者が率いる沖縄の集団が「カムオン・アメリカ」 (多分、Come on Americaなのだろうが)と歌って踊る曲が流行っている ようだ。

私が面白いと思って聞いたのが、彼らの「アメリカ」の発音“America”で はなく“Amelica”に聞こえる点だった。これは我々にとって英語の“L”と “R”の発音が難しいという問題を表していると思ったのだ。本人たちが気 が付かないうちに“L”で発音していたのだと思う。

嘘だと思われる方がおられると思うので、実際にお試しになると解ると思 う。“L”とした方が発音しやすいのだ。これと同じような話が合った。そ れは我が社の得意先に「森本」というかなり英語が上手な方がおられた。 彼の名刺の英語表記(裏側と言えば良いかな)には何と“Molimoto
”と書かれていたのだった。森本氏が言われるには「実際にはこの綴りの 通りで発音しているのだから、それに忠実な名刺を作ったまで」だった。 試してみるとその通りだったので、唸らせられた。

“R”と“L”の発音の仕方の違いを我が国の学校でどのように教えているかは 知らないが、現実に英語を使う仕事をしてこられた森本氏のような経験豊 かな方は“Molimoto”とする方が合理的だとお考えになったのだろう。ISSA たちが意識をしているとは思えないが、私には“Amelica”と聞こえるのだ。

 ◎中国、月探査機打ち上げ成功 世界初の裏側軟着陸へ 

【北京=西見由章】中国当局は8日未明、四川省の西昌衛星発射センター で、国産運搬用ロケット「長征3号B」を使用し、無人月面探査機「嫦娥 (じょうが)4号」の打ち上げに成功した。国営新華社通信が伝えた。世 界初となる月面裏側への軟着陸と探査を目指す。

探査機は今後、月の周回軌道に入った後、月面裏側に軟着陸。月表面の構 造や鉱物成分などについて調査する。中国は5月、月面裏側で活動する探 査機と地球上との通信を中継するための通信衛星「鵲橋(じゃくきょ う)」を打ち上げている。

中国は2030年までに米国やロシアと並ぶ「宇宙強国」となることを標榜。 13年12月には無人探査機「嫦娥(じょうが)3号」を打ち上げ、世界で3 カ国目となる月面軟着陸を成功させるなど月面探査計画を積極的に推進し ている。次世代エネルギーとして期待される核融合発電の燃料、ヘリウム 3の採掘が狙いとの指摘もある。

【写真】発射される月探査機=8日、中国・四川省西昌の西昌衛星発射セ ンター(新華社通信提供・AP)
<https://pbs.twimg.com/media/Dt3YJX6VAAM30Vr.jpg>https://pbs.twimg.com/media/Dt3YJX6VAAM30Vr.jpg
【産經ニュース】2018.12.8 10:40  〔情報収録 − 坂元 誠〕


◎ニートは50万人以上もいるそうだが:前田正晶

労働力不足解消の為に34万人もの外国人労働者を入れる出入国管理法が 成立した。私には喜ぶべき事か否かは未だ判らない。だが、確実に時代が 変わって行きつつあるようだとは判る。私が判らないという理由の一つに 「近頃の若者は折角就職しても『これは自分がやりたいことではなかっ た』などと平然と言ってのけて辞めていく」というではないか。

そういう 理由で辞めたのではなく、ニート(NEET)なる者たちは50万以 上もいると 言われているではないか。その数が外国から導入すると政府 が標榜する数 を超えているのは何とも皮肉ではないか。安倍さんは彼ら の活用をお考え になったことはなかったのかと思うのだ、見当違いか?

私は何もその50万人超を労働力不足の現場に当て嵌めようとは言わない が、何とも言えない矛盾のように思えてならないのだ。昔話をすれば 「我々(で悪ければ私でも良いか)が就職活動をした昭和29年(1944
年)はとんでもない難しい時期で『採用して頂ければ何でも喜んで致しま すから、宜しくお願いします』と言っていたものだった。

「そこで採用さ れて与えられた職務が『自分がやりたいことではなかっ た』などと言える ものではなく、何としてもやってみせねばならないの だった」のである。 単純に(カタカナ語ならばシンプルにか)言えば、 将に時代が変わったの だと痛感する。

時代が変わったといえば「スマートフォン」の万遍なき普及などはその最 たるものだろうと痛感する。つい先頃中国で露天でもAlipayのQR
コードを表示していて、スマホで決済できると報道されたばかりだ。

だ が、我が国でも何処かの大借金会社がPayPayという新手を産み出して いる と言うではないか。それだけではない、我々(≠私)のようなスマホ を持 たない者は何れはタクシーにも乗れず、少額でも現金だけを持ち歩 いてい れば買い物も出来ない時代が直ぐそこに来ているのだ。
PCを何とか操っているからスマホは要らないなどと負け惜しみを言ってい られない時代が来るという意味だ。

スマートフォンを持とうと思わない理由を述べておけば、?今更新種の器 機に投資する気はないほど寿命の先が見えている。?最早そんなに緊急を 要する連絡や情報を検索する必要がない暮らしをしている。?あれほど多 くの「アプリ」なるものを覚えて冥土の土産にする気はない。?あんな端 末を持ち歩いてところ嫌わずに没頭するのはみっともない。辺りになると 思う。タクシーやUberを利用できないではないかと言われるかも知れない が、シルバーパスで行ける範囲くらいしか移動しない生活圏で暮らしてい るのだ。

という具合で、新入国管理法の批判から少し話がずれてしまったが、私は この種の時代の変化と進歩は益々増加する一方のデイジタルデバイド世代 の後期高齢者を除け者にして時代から取り残していくだけではないかと独 り密かに怖れている。自動車会社の世界には“CASE”という大変革の波が押 し寄せているとも聞かされているC=Connected、A=Autonomous、 S=Shared、E=Electricだそうである。私は時代の変化と進歩を知り得 て、その有様を眺めていられるだけで十分だと思っているのだが。


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身 辺 雑 記
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11日の東京湾岸は快晴、爽快。夜は亀戸駅近くの韓国風居酒屋で楽しい会合がある。

10 日の東京湾岸は曇天。寒かった。隣の第三亀戸中学校の芝生の校庭で は月曜の放課後、生徒たちがテニスをしていた。私の中学時代は野球部 だったが、この学校には野球部が無い。校庭が狭すぎるのも理由の一つだ ろう。

          
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