政治・経済

頂門の一針

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頂門の一針4882 号   2018・12・3(月)

2018/12/03

                      
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4882号
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       2018(平成30)年  12月3日(月)



         韓国に分かる形で怒り示そう:阿比留瑠比

     中国と対話を続けるダライ・ラマ法王:櫻井よしこ 
      
           民進黨に失望した台湾人:Andy Chang                                                                                                             

                      話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4882号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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韓国に分かる形で怒り示そう
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       阿比留 瑠比

2014年6月、ソウルで元韓国外務省東北アジア局長、趙世暎(チョ・セヨ ン)氏に慰安婦問題や元徴用工をめぐる訴訟問題についてインタビューし た。趙氏は1965年の日韓請求権協定に関し、こう明言していた。

「2005年に韓国政府は、反人道的問題である慰安婦問題、サハリン残留韓 国人問題、韓国人原爆被害者問題の3つは請求権協定の対象に入っていな いという解釈を発表した。裏を返すと、徴用工問題は入っているというこ とだ」

請求権協定をめぐる日韓交渉では、韓国側が「個人への支払いは韓国政府 の手でする」と主張した。実際、韓国は1975年に元徴用工への補償を実施 し、2008年から追加補償も行っている。

慰安婦問題などに関しては日本政府の見解と相いれないが、徴用工問題は すでに決着済みだと韓国も自覚していたのである。

それが簡単に韓国最高裁に覆されたのだから、たまったものではない。31 日の自民党の外交部会などの合同会議では、出席議員の言葉もとがっていた。

「韓国は国家としての体をなしていないんじゃないか」(中曽根弘文元外相)

「もう怒りを通り越してあきれるというか、韓国のセンスのなさを言うし かない」(新藤義孝元総務相)

ソウルの在韓日本大使館前に設置されたウィーン条約違反の慰安婦像を放 置していることも含め、韓国が国際条約もルールも守れない非法治国家で あると自己宣伝するのは勝手である。

 だが、韓国は中国に対してはこんな暴挙は仕掛けはしない。何をやって も反撃してこないと、日本を甘く見ているのだろう。


「非常に残念だ」

岩屋毅防衛相は10月20日、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相と 会談した際に、韓国での国際観艦式で、海上自衛隊の自衛艦旗(旭日旗) の掲揚自粛を求められ、参加を見送った問題でこう伝えた

日露首脳会談、両国外相を責任者とする協議体設置決定 河野外相1月訪露へ

日本人らしく抑えた物言いだが、これでは意味がない。麗澤大の西岡力客 員教授は、月刊『正論』3月号でこう訴えている。

「日本人は100のことを言いたい場合は50のことを言う。相手が50のこと を話したら『本当は100、言いたいのだな』と忖度(そんたく)するわけ です。でも、韓国人は逆なのです。韓国人は、100のことを伝えたいとき に200を言います。相手が200を言ったらそれを100と受け止める」

難儀な話だが、韓国に対してはそれ相応の対応を取るしかない。徳島文理 大の八幡和郎教授は10月30日、自身のフェイスブックに「日本は何もしな いと思われるから韓国は無茶をする」と書き、次の5つの報復措置を提案 していた。

 (1)日本人が(朝鮮)半島に残した個人財産への補償を要求(2)対 北朝鮮経済協力の拒否(統一時も含む)(3)3代目以降に特別永住者の 地位を認めない事(4)歴史教科書における(近隣国への配慮を定めた) 近隣国条項を韓国に限って撤回(5)韓国大衆文化の流入制限−。

八幡氏は筆者に「これらは日本が単独でできる」と指摘し、こう付け加えた。
「日本はここまでやれると見せないと、韓国とは話し合いにならない。紳 士的に対応していたら、韓国政府も(感情に流されがちな)国民を説得で きない」

韓国側にも理解できる形で、日本の怒りを示すべきだろう
産経ニュース2018.11.1  阿比留瑠比の極言御免



          
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中国と対話を続けるダライ・ラマ法王
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           櫻井よしこ

「中国と対話を続けるダライ・ラマ法王 チベット仏教は人類の幸せに貢 献する」

ダライ・ラマ法王にお会いするのは2年振りだった。昨年秋、来日予定 だったが、医師の助言で急遽中止された。今年、法王のお顔は明るく、頬 は健康的なうすいピンク色だった。

今回、ネット配信の「言論テレビ」の番組で取材したのは激動する世界 で、大国中国に弾圧され続けるチベット民族の未来や混乱する価値観の方 向性について、83歳になられた法王に聞いてみたいと考えたからだ。三度 目の番組出演に、法王は快く応じ、中国との関係についての質問には意外 な答えが返ってきた。

ダライ・ラマ法王がインドに亡命して来年で60年になる。近年、中国との 関係は断絶されたと言われてきた。法王がいくら対話を求めても、中国政 府は応じることなく、一方的に「分裂主義者」「反逆者」「犯罪人」など の酷い非難を法王に浴びせてきた。ところが状況は改善に向かっている と、法王は次のように語ったのだ。

「この数年間、(私への)批判は大幅に減りました。私と中国との関係 は、まず、1979年、私が中国政府と直接接触し、その後数年間、こちらの 代表が先方を訪れて話し合う形で対話は続きました。それは中断されたの ですが、私と中国指導部の接触は非公式な形でいまも続いています」

対話は断絶しておらず、非公式だが現在も続いているというのだ。そこで 再度、その点を確認した。

「そうです。ビジネスマンや引退した当局者が、時々私に会いにきます。 私たちは関係を続けているのです」と、法王。

中国共産党一党支配を浸透させようと、あらゆる監視体制をとって国民の 動向を見張っている習近平政権の下では、ビジネスマンであろうが引退し た当局者であろうが、自由意思でダライ・ラマ法王に接触することなどで きない。彼らの訪問が習政権の意を受けているのは明らかだ。

如何なる形であっても対話の継続は重要だ。一方で、政権の意を受けた人 間が法王に面会するのは、法王の健康状態も含めて亡命チベット政府の状 況を監視する活動の一環ではないかと、つい、私は警戒してしまう。

後継者問題についても尋ねた。中国共産党政権が次のダライ・ラマは自分 たちが選ぶと宣言したことを尋ねると、法王は「ノープロブレムだ」と、 次のように語った。

「(ダライ・ラマに次ぐ高位の)パンチェン・ラマには後継者が2人いま す。一人は私が選び、一人は中国政府が選びました。多くの中国当局者 が、中国が選んだのは偽のパンチェン・ラマだと言っています」

法王の生まれ変わりが次のダライ・ラマになる「ダライ・ラマ制度」につ いても重要なことを語った。

「後継者について深刻な心配はしていません。1969年以降、私は後継者問 題はチベット人に任せると表明してきました。最終的にはダライ・ラマと 特別な関係にあるモンゴル人を含む人々を招集して決めればよい。私が90 歳になったらダライ・ラマ制度に関する会議を開けばよいでしょう」

法王はこうも語った。

「将来のことは人々の関心事ですが、私は関与できないことです。大事な のは私に残された日々を、学びと研鑽を積むことで意義深いものにするこ とです。亡命政府の下のチベットでは僧侶も尼僧も学び続けています。昔 の信仰は、率直に言えば訳も分からず信じ込むのに近かった。しかしそれ は時代遅れです。学ぶことで確信が得られます」

日本の仏教徒も般若心経を暗唱するだけでは不十分で、もっと真剣に学ぶ ことが必要だと指摘し、仏教哲学と科学を融合させて学び続けることが、 二一世紀の仏教の重要事で、チベット仏教はその先頭に立って人類の幸せ に貢献するとの決意を、法王は強調した。

『週刊ダイヤモンド』 2018年12月1日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1258 




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民進黨に失望した台湾人
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      Andy Chang

中間選挙の結果は民進黨の惨敗となった。せっかく2年前に政権を取
って「完全執政」と得意がっていたのに蔡英文は現状維持で何もしな
いので政治政策が停頓し、中国の圧力で台湾との外交国を三つも失い、
内政、経済の停頓状態が続いていた。国民が民進黨に失望したから負
けたのだ。

問題は台湾人が現政権に失望したから国民党に投票したことである。
台湾人にとって中国の脅威とその台湾独立が最大の課題であるのに、
民進黨は現状維持で国民党の巨悪を放置し、国民の期待していた転型
正義が実現しなかったから民衆が失望したのである。

意外だったのは、いくら台湾人がバカでも現政権に失望しても、民衆
が汚職まみれの国民党に投票するはずがないと思っていたのに、台湾
の民衆は簡単に民進黨を見捨てて外省人に政権を渡すという大きな間
違いを犯したのである。

つまり民進黨に失望した民衆の中国に対する警戒心のなさが大問題で
ある。現状維持を続けて中国の恫喝にもひたすら忍従する蔡英文の政
策に失望したのだ。国民党は台湾の政党ではない。中国と繋がってい
る国民党を「台湾の二大政党」と認める民主政策の間違いである。

民衆にとって民進黨と国民党の2つしかない2大政党制度で、涙を呑
んで民進黨に投票するか、国民党に投票するかの選択しかなかった。
国民党と中国は台湾人の敵なのに敵を潰す勇気がない「姑息で奸を養
った」民進黨が負けたのだ。

民進黨の敗北は惨憺たる有様で、地方建設に全力を尽くした台中市の
林佳龍市長が政治経験のない相手に負けて落選;20年もずっと民進黨
贔屓だった高雄市でも民進黨の大物陳其邁が落選;以前新北市で好成
績をあげた蘇貞昌元県長が再出馬して落選した。

選挙の結果、地方首長の8割が国民党の勝利で、今後2年間は地方政
治が国民党のコントロールに入った。この結果として2年後の大統領
選挙も民進黨が苦戦、国民党が再び政権を握る結果となって中台接近、
台湾併呑が実現に近づく危機を迎える。NYタイムスは今後2年のあい
だ、地方の国民党首長が中国と連携して中央政権を抑え、台湾が併呑
される危機を迎えると予測した。

蔡英文の無為無策に失望したのは納得できるが、台湾人がホンの数年
前の国民党の暴政や汚職を忘れ、再び外省人の暴政に投票したのは意
外だった。台湾併呑の危機に鈍感で自力独立の意欲がない台湾人は滅
亡の危機である。

10年前の台湾では民進黨に失望しても絶対に国民党に政権を渡さず
「含涙投票」、涙を呑んで民進黨に投票する決心があった。今回は台湾
人が民進黨を捨ててシナ人に権力のバトンを渡した、民進黨に失望し
た台湾人が自ら墓穴を掘ったのである。

10年前の選挙で緑色の民進黨と青色の国民党が戦った時、緑の大統領
候補謝長廷が「中間路線」と称して青緑色の旗やジャケットで選挙に
出て惨敗した。今回は蔡英文の現状維持政策が民衆の失望を買って惨
敗した。民進黨は過去の間違いから何も学んでいない。

台湾人にとって中国人は不倶戴天の敵である。統一を主張する中国と、
中国に同調する国民党は独立を主張する台湾人と絶対に共存しない。
中間路線や現状維持は通らない。選挙に負けた原因はいろいろあるが、
根本的な原因は民進黨が独立を支持せず外省人と融和共存する政策の
結果である。台湾の将来は台湾独立の外に方法がない。台湾人はこの
ことを骨身に徹して理解し努力すべきでアメリカの援助を恃むだけで
はダメである。

国民党が大勝利して国民党が再び地方政治の権力を握る結果となった。
国民党勝利で台湾はどうなるか。二年後の総統選挙で台湾人は苦戦す
ることが予想される。台湾人はどうすべきか:
(一)、地方政治の8割以上が国民党の勢力範囲となったので中国の圧
力が倍加する。中国の脅威に対する台湾人の認識不足が投票結果とな
って国民党が再び政権を握る可能性大である。国民党が政権をとれば
中国の台湾併呑が可能となる。

(二)、民進黨政権は今後二年の間も外交では無為、無策、無力で、内
政面では政府の実績が国民党の地方首長に横取りされ、民衆は民進黨
を支持しなくなる。

(三)、蔡英文総統の続投は無い。蔡英文の第二期立候補は民衆に唾棄
されるだけである。蔡英文に代わる政治家は現首相の頼清徳だけで、
国民党側は恐ろしく不人気な呉敦義だけだろう。この他に台湾独立派
から誰かが出馬するはずだ。

(四)、二年後の選挙は民進黨(緑色)と国民党(青色)のほかに独立
派の代表(白色)が立候補して三つ巴の戦いとなる。現状では台湾独
立を主張する候補者には選挙の基盤がなく、民進黨が台湾独立を妨害
するかもしれない。民衆は独立賛成なので民進黨が独立反対なら国民
党が漁夫の利を得て当選するかもしれない。

(五)、アメリカは公然と選挙を応援しないが中国は公然と選挙に介入
する。人民の政治意識が希薄ならたとえ独立賛成でも中国の脅威、侵
略戦争を恐れて国民党に投票する者が出る。

民進黨にとって焦眉の課題はたくさんある。現状維持を放棄して独立
推進に切り替える。党改革を断行して民進黨の癌、新潮流派を追放す
る。転型正義を徹底し国民党の不当資産を撤回する。閣僚人事改革で
国民党員を除去する。軍隊の再組織と国防意識の強化、米国と日本と
の国際関係の強化などである。これらの課題を実現できないなら人民
は民進黨を放棄するだろう。むしろ独立派の台頭に期待したい。

            
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重 要 情 報
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 ◎G20、日米で韓国外し! 日韓会談なし、米韓は立ち話… 専門家「韓国への最終警告」 
 韓国の孤立化が際立ってきた。アルゼンチンで30日開幕のG20(20カ国・地域)首脳会合に合わせて予定されていた、ドナルド・トランプ米大統領と、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との正式会談が「立ち話」に急きょ変更になったのだ。安倍晋三首相も文氏とは会談しないうえ、日米両首脳は、インドのナレンドラ・モディ首相との日米印首脳会談を開く。国際ルールも守らず、北朝鮮に傾斜する韓国をパージするようだ。

 《韓国、トルコとは立ち話に G20で米大統領》

 共同通信は30日早朝、こんな見出しの記事を配信した。サラ・サンダース米大統領報道官が29日、会談形式の変更を発表したのだ。「立ち話」とは、「あいさつ程度」という意味だ。

 トランプ氏は当初、難航する「北朝鮮の非核化」交渉をめぐり、文氏と調整を図るとみられていた。韓国メディアも「文氏の大統領就任後、6回目の首脳会談」などと書き立てていた。

 だが、米韓関係は急速に悪化している。

 北朝鮮が非核化に向けた具体的行動を示さないなか、文氏は「対北制裁解除の必要性」を各国首脳に訴えるなど、「従北」姿勢をあらわにしていた。米国は激怒したのか、トランプ氏の長女、イバンカ大統領補佐官の10月末の韓国訪問は中止となり、ソウルのアメリカンスクールの閉鎖も発表された。

 日本でも、韓国最高裁による、自称・徴用工の異常判決や、慰安婦問題の日韓合意に基づき設立された「和解・癒やし財団」の一方的解散などを受け、「韓国=敵性国家」との認識が広まっている。

 こうしたなか、インド・太平洋地域の平和と安定を守る、新たな枠組みができた。従来の「日米韓」ではなく、G20では、日本と米国、インドによる「日米印首脳会談」が開かれるのだ。3カ国が見据えるのは、習近平国家主席率いる共産党独裁国家の中国。米国は現在、「米中新冷戦」に突入している。

 拓殖大学海外事情研究所所長の川上高司教授は「トランプ氏の冷淡な態度は『韓国への最終警告』といえる。最近の韓国は、米国の意向を無視して、北朝鮮に過度な支援的行動をとり、中国にも近づいている。トランプ政権が対中強硬路線を加速させるなか、『これ以上、中国、北朝鮮にすり寄るならば、米国は相応の対応を取る』というメッセージを発した。韓国としては、自国の身の振り方を決める天王山だ」と解説している。

【写真】 トランプ米大統領は韓国の文在寅大統領(左)を見放したのか…(AP)
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/181130/soc1811300012-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.11.30 〔情報収録 − 坂元 誠

 ◎和製英語(=造語)とカタカナ語の恐ろしさ:前田正晶

いきなり結論めいたことから入ろう。それは「英語の単語をバラバラに覚 えただけの偏った知識で珍妙なカタカナ語を創り出し、濫用するのを辞め よ」とマスメディアに言ってやりたいのだ。本稿はその辺りを16年の11月 28日に採り上げたものに加筆・訂正して、更にカタカナ語が何故良くない かという点を指摘して、諸賢に訴えていこうとするものだ。少し長いのだ が、何卒宜しくお付き合いのほどを。

そう主張する理由は簡単明瞭で、私は1990年からのカタカナ語を排斥論者 であり、無秩序に英語とは無関係のカタカナ語を乱造し濫用することが日 本語を破壊する危険性が極めて高いと批判してきたからである。

特にテレビ局は酷く着々とその望ましくない方向に進んでいる。それ故 に、最早20年以上もの間にあらゆる機会を捉えて一見というか一聴英語の 如くに聞こえる造語も含めて、後から後から現れてくるカタカナ語の新語 とその使用というか濫用を戒めて「使うな」、「辞めるべきだ」と主張し てきた。

その目的の為に2008年6月には元興銀常務の上田正臣氏主宰の21世紀パラ ダイム研究会では約100語を集めたプリゼンテーションを行う機会を与え て頂けた。更に、渡部亮次郎氏主宰の「頂門の一針」にはその発表を何回 かに分けて投稿したし、現在のGooのブログにも何年か前に矢張り分割で 掲載してきた。この作業は新カタカナ語が続々と現れる以上、今後とも継 続していかねばならないとかんがえている。

排斥論者の弁:

私は造語を含めてカタカナ語が余りにも数多く日常的に日本語に登場する のが理解出来なかった。だが、仔細に観察してみると日本語には漢字・平 仮名・片仮名・ローマ字とともに和製英語やカタカナ語が使われていて表 現の方法が融通無碍であるという素晴らしさがあることをあらためて見出 した。それだけに止まらず、英語を主とした外国語を基にして新たな言葉 を創造してきた先人と現代人の優れた英語の単語のみの知識と、それらを 如何にしてカタカナ語化するかという我が国独特の展開能力には敬意を表 したくなった。

このようにして創造されてしまった言葉を「外来語」か「和製英語」と称 しているようだが、その多くは既に日本語の中に溶け込んでしまっている ので、今更「造語か外来語であると認識せよ」と迫るの無駄な努力かも知 れない思っている。「頂門の一針」誌上でもまた別の機会にもこの問題を 論じる機会を与えられた時にでも、一部の方々からかなり厳しい反論およ び反対に出会ったものだった。即ち、「今更それを否定することはない。 これらは日本語の内であるから、このまま使い続けよう」と主張する方が 多かったのだ。

だが、しかし、私の論旨は「これらのカタカナ語を使うのは各人の好みと 自由で勝手であり、日常会話の中で使っても一向に構わないと思う。但 し、「そのカタカナ語の正体というか実態は英語とは全く無関係で純粋な 日本製の言葉である」という認識だけは持っていて欲しいのだ。更に「こ のカタカナ語の99%が英語の本来の意味か使い方とは違っているのだとい う点をお忘れないよう」と補足しておかねばなるまい。

換言すれば、カタカナ語を本来の英語(English)と比較して見れば、全 く別な事を意味する例がほとんどである知って貰いのである。外国人を相 手にして「会話」などをする時に迂闊にもカタカナ語を交ぜて氏使ってし まえば意味が通じなくなる(コミュニケーションが取れなくなる?)危険 性は極めて高いのだ。カタカナ語依存症の方々にはこういうことを十分に 弁えていて欲しいのだ。

言葉が耳から入る時の影響力:

私がこのような主張をする理由は「言葉は耳から入った場合の影響が強 く、テレビなどに登場するコメンテーター、有識者、学者、スポーツ等の 解説者、議員等の社会的に認知されるかあるいは尊敬されている人たちが 無意識に使うかあるいは誤用すると、一般人は『このような有識者が使う のだから、歴とした英語だろう』などと素直に誤解して受け止めて『何時 かは自分でも使おう』と思い込んでしまう結果になる点を好ましくない」 ところにある。

言葉の誤用:

更にこの機会に、「何も知らずに使っているアナウンサーやスポーツ番組 の解説者や、無知で無学な(失礼)テレビ・タレント(これも造語だが) たちの悪影響が最早無視できない段階に至っていることも言っておきた い」のである。それらの卑近な例をいくつか挙げてみれば、サッカーなど で「降雨の後などでピッチが滑りやすくなってしまった状態」を「スリッ ピー」と言っているのは「スリッパリー→“slippery”」の誤りである。こ れは松木安太郎が使い始めたと認識している。

他にも困った間違いだと嘆いている例に「キャプテンシー」がある。彼ら は「主将としての統率の才能」のつもりで使っているが、本当は “captainship”なのである。因みに、“presidency”と言えば「大統領の地 位」を意味するのだ。多くのアナウンサーが“award”(=賞)を「アワー ド」と言っているのも困ったものなのだ。プロデューサーでもシナリオラ イターも英和辞典くらい見ておけよと言いたくなる。

単語重視の教育の弊害:

更に、我が国の学校教育で英語を科学としてか乃至は数学のように取り扱 い、単語を覚えさせたがる教え方をすることに重きを置くのも、カタカナ 語の粗製乱造を産む原因の一つであると指摘しておきたい。それだけでは ない、「生徒を5段階で評価するために教えて、話せるようにすることは その目的ではない」とする教育方針もあることを申し添えておきたい。

日本語の表音文字化:

私が現在と未来を通じて絶対避けたいこと、あってはならないことと考え ているのが「カタカナ語の多用による日本語の表音文字化」なのである。 しかし、現実には英語の単語をカタカナ表記あるいはローマ字式に発音し て語り且つ使う人は増える一方なのだ。こういう言葉の使い方に依存する 所謂有識者や文化人が多く、彼らはこういう語法に頼ることを衒っている としか思えないので困る。簡単に言えば「日本式学校教育の英語の欠陥が 現れて、難しい単語の知識が豊富であることのひけらかし」にしか見えな いし、私にはいやみにしか聞こえないのだ。

私は英語という表音文字の世界で読み書き語らざるを得ない生活を続けて 解ったことは「英語とは困ったことに表音文字を使っており、一目見ただ けでは直ちに完全に理解しがたいということ」だった。スペリングを目で 追い且つ発音してみて、何を意味する言葉(単語?)か熟語か慣用句等で あるかが解って、更に音読でも黙読でも進め、文章全体を読み終えて初め て何を言っているかが解るという面倒な言語なのだ。これが日本語との大 きな違いである。その英語と較べれば、漢字がどれほど便利なのかをこの ような経験を通じて再認識したものだった。

英語は表音文字の羅列である以上、文字の並び方を読み切って如何なる意 味かを読み取っていかなければならないのであると同じことで、カタカナ 語はその表音文字の英語の単語を恣意的か便宜的にカタカナに置き換えた のであるから、そのカタカナ語をまた即座に元の英語に戻して考えるだけ の英語力(能力?)を備えておかねば、日本語すら解らなくなってしまい かねない事態が何時かは生じるだろうと危惧しているのだ。

例えば、私は既に槍玉に挙げたが「コラボ」という言葉に先ず耳から接し て「アレッ」という思いに囚われた。何という“big word”的な言葉を使 うのかという感じだった。それが“collaboration”=「合作、共同制作 品」という単語の前半だけを取ったものだろうと察しがついた。しかし、 Oxfordには先ず“the act of working with another person or group of people to create or produce〜”とある。“collaboration”は文語的であ り、恥ずかしながら私は22年半のアメリカの会社勤めの間に使った記憶は なく、何処かで聞いたことはある程度の代物である。先ず日常会話などに は出てこない。それにも拘わらず、手もなくカタカナ語として使ってしま う制作者の語彙には敬意をすら表したくなる。

他にも、テレビ局が濫用するカタカナ語を挙げておくと、如何なる故障、 事故、揉め事でも「トラブル」で括ってしまうこと、「思い描くこと」な く「イメージ」とするだけに飽き足らず「イメージアップまたはダウン」 としてしまうし、「アップ」と「ダウン」は英語の“up ”も“down”
も前置詞か副詞でそういう使い方がないにも拘わらず「レベルアップまた はダウン」などと言ってしまう無神経さがある。こういう使い方をする と、表音文字化を推進するのみならず英語の勉強にも悪い影響を与えてい るとは一向に気が付いていない辺りが怖い。

ここまでに指摘したように、偉そうに言えば私でさえ(?)如何なる意味 だったかを思い出す必要があるようなカタカナ語化された英語を日常的に 使うことが、英語を学ぼうとする人たちに対して役に立つ訳がないと思 う。カタカナ語化に「合作」か「共同制作」という漢字を使った熟語を排 除するだけの意義や意味があるのだろうかと、テレビ局や新聞社に「国語 の破壊か表音文字化になるのではないか」と問いかけてみたいのだ。

主張したかったことは「表音文字の世界に居続ける為に必要なことは、そ の文章には如何なる単語が使われているかを瞬時に読み取って知って、前 後の流れを把握し理解せよ」ということだったのだ。換言すれば、「表音 文字の世界に馴れるのは容易ではなかった」のだった。しかも、表音文字 でありながら、同じ単語でも前後の流れ次第では全く異なる使われ方をす るし慣用句のように全く元の単語とは異なった意味になる場合もあるの で、ウッカリしていると意味を取り違える危険性もある。

時々、私はカタカナ語を使いたくない為に、英語のままで書きたいと思う ことすらある。その例には私が忌み嫌っている「セキュリティー」があ る。これは最悪でも「セキュアリテイー」であるべきはずの“security”を 「セキュリティー」のようにカタカナ語化してしまった愚かな例がある。 だが、私が試みていることは、所詮は無駄な抵抗で、私が目指している 「セキュリティー」のような「原語に不忠実なカタカナ表記」の改革には 容易に進展していかないのだと思っている。英語の発音は「セキュアラテ イ―」が最も近いと思う。「セキュリティー」は単なるローマ字式読み方 の一種である。

私がW社に転身したばかりの頃に東京事務所にいたワシントン大学のMBA だった日系人J氏はは「日本語で話している時に、英語を英語の発音のま まで入れるのは最低で最悪。日本にいる以上、矢張り日本式のカタカナ表 記の発音で言うべきだ」と教えられた。これには賛成だ。だが、私は仮に 生命の危険があると解っているようなことがあっても「セキュリティー」 とは言いたくはないし、“the MajorLeague”は絶対に「メジャーリーグ」 という気はないし、「自己ベスト」のような漢字交じりの合成語も使う意 志など毛頭ない。私は日本語に和製英語(造語)のようなカタカナ語をこ れ以上増やして表音文字化を進めるのには絶対に反対なのだから。


 ◎無事これ名馬のはずだが:前田正晶

羽生結弦君がグランプリ(フランス語だろうと思うが)のロシア大会で試 合前の練習中にまた負傷したようだ。私はそこから先を問題にしたいの だ。彼はオリンピック2連覇で国民栄誉賞まで与えられた名選手だし、常 に自己を高める工夫を怠らず野村萬斎にまで指導を仰いだりもしたし、自 己に対して厳しい姿勢なども大したものだと思わせてくれる「ほぼ大選 手」と言って良いと思う域にある。

それはそれで大変結構なのだが、自己に厳しすぎる余りか練習も常に自分 の限界に追い込むというかそこまでの領域に挑戦しているか如くに見え る。その為かあらぬか、怪我というか負傷が多くなっている。掲題の「無 事これ名馬」を当て嵌めれば「名馬」か「大選手」ではなくなってしまい かねない弱点ではないか。それでも、彼は負傷を乗り越えて優勝してしま う凄さがある。偉いのだが、そこにも問題なきにしも非ずだ。

私はそこが問題であると思っている。団体競技ならば監督さんは故障者な どは先発メンバーに加えたくないのが常識であろう。だが、羽生君の場合 は痛みを堪えてでも出場して勝ってしまう。そこをまたマスコミが絶賛の 嵐で褒め称えてしまう。私はこの姿勢はほぼ誤りであると断じている。故 障をおして出て更に悪化させて将来を棒に振ったらどうするという論調が 全くないのだ。寧ろ、羽生君の負傷には触れてはいけない話し合いでも あったかと思わせる。

平昌オリンピックでも右足首の故障を抱えて優勝して見せた。マスコミだ けではなく日本全国で賞賛して「素晴らしい快挙」と喜び合った。誰一人 として「ここで無理をして勝っても良いが、右足首が禍根を残して『また 古傷が』という事態にならぬよう、参加を避けたらどうか」という声を上 げなかった。私は元々が「怪我持ちか、故障者は出すべきでも出るべきで もない」という考え方であるから、あのオリンピックの優勝は「目出度さ も中位なり」という受け止め方だった。

私はこの辺りに個人種目であるフィギュアスケートの微妙な点があると 思っている。それは「出るか。出ないか」を決めるのは選手当人にであっ て、団体競技のように強い権限を持つ監督に当たる存在がないようにしか 見えないのだ。要するに羽生君が「大丈夫です」と言えばそれまでのこと で、彼が師事しているカナダ人だったかのコーチにも協会にも出場するか 否かの決定権がないらしいのだ。

羽生君のテイームには医師もいるようだが、「出ると治療に3週間を要す るから・・・」とは言ったようだが「出るな」とまでは指示していないよ うな報道だった。私はこの点は是正されるべきではないかと考えている。 羽生君のような選手がそうしょっちゅう出てくるものではないだろうか ら、誰かが彼にそういう点を十分に言い聞かせて「慎重に将来を考えるべ き」と無理にでも自覚させる必要があると思うのだ。

彼は未だ23歳だそうだから、女性と違って未だかなり長い選手としての年 月が残っていることを考えてはどうだろうかということだ。それに協会も 世界的な大会には会長とは言わないが幹部級が帯同して然るべき指示を出 すか、彼のような選手の監督的な役目か相談役のような存在になるべきで はないかと思っている。もしかして、この協会も元選手の成り上がりばか りで、常識に欠けて世間が見えていないのかと不安になる。問題は羽生結 弦君の将来をどう考えているかだ。


 ◎G20、日米で韓国外し! 日韓会談なし、米韓は立ち話… 専門家「韓 国 への最終警告」

韓国の孤立化が際立ってきた。アルゼンチンで30日開幕のG20(20カ国・ 地域)首脳会合に合わせて予定されていた、ドナルド・トランプ米大統領 と、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領との正式会談が「立ち話」に 急きょ変更になったのだ。安倍晋三首相も文氏とは会談しないうえ、日米 両首脳は、インドのナレンドラ・モディ首相との日米印首脳会談を開く。 国際ルールも守らず、北朝鮮に傾斜する韓国をパージするようだ。

 《韓国、トルコとは立ち話に G20で米大統領》

共同通信は30日早朝、こんな見出しの記事を配信した。サラ・サンダー ス米大統領報道官が29日、会談形式の変更を発表したのだ。「立ち話」 とは、「あいさつ程度」という意味だ。

 トランプ氏は当初、難航する「北朝鮮の非核化」交渉をめぐり、文氏と 調整を図るとみられていた。韓国メディアも「文氏の大統領就任後、6回 目の首脳会談」などと書き立てていた。

 だが、米韓関係は急速に悪化している。

北朝鮮が非核化に向けた具体的行動を示さないなか、文氏は「対北制裁 解除の必要性」を各国首脳に訴えるなど、「従北」姿勢をあらわにしてい た。米国は激怒したのか、トランプ氏の長女、イバンカ大統領補佐官の 10月末の韓国訪問は中止となり、ソウルのアメリカンスクールの閉鎖も 発表された。

日本でも、韓国最高裁による、自称・徴用工の異常判決や、慰安婦問題 の日韓合意に基づき設立された「和解・癒やし財団」の一方的解散などを 受け、「韓国=敵性国家」との認識が広まっている。

こうしたなか、インド・太平洋地域の平和と安定を守る、新たな枠組み ができた。従来の「日米韓」ではなく、G20では、日本と米国、インド による「日米印首脳会談」が開かれるのだ。3カ国が見据えるのは、習近 平国家主席率いる共産党独裁国家の中国。米国は現在、「米中新冷戦」に 突入している。

拓殖大学海外事情研究所所長の川上高司教授は「トランプ氏の冷淡な態 度は『韓国への最終警告』といえる。最近の韓国は、米国の意向を無視し て、北朝鮮に過度な支援的行動をとり、中国にも近づいている。トランプ 政権が対中強硬路線を加速させるなか、『これ以上、中国、北朝鮮にすり 寄るならば、米国は相応の対応を取る』というメッセージを発した。韓国 としては、自国の身の振り方を決める天王山だ」と解説している。

【写真】 トランプ米大統領は韓国の文在寅大統領(左)を見放したのか… (AP)
http://www.zakzak.co.jp/soc/news/181130/soc1811300012-p1.html?ownedref=not%20set_not%20set_newsPhoto
【ZakZak】 2018.11.30 〔情報収録 − 坂元 誠〕


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身 辺 雑 記
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3日の東京湾岸は晴れ。

日曜日。隣の亀戸三中の校庭、近所の大人たちが野球をしていた。

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