政治・経済

頂門の一針

急所をおさえながら長閑(のどか)な気分になれる電子雑誌。扱う物は政治、経済、社会、放送、出版、医療それに時々はお叱りを受けること必定のネタも。

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頂門の一針4861 号  2018・11・12(月)

2018/11/12

                      
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わたなべ りやうじらうのメイ ル・マガジン「頂門の一針」4861号
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       2018(平成30)年  11月12日(月)



          韓国に分かる形で怒り示そう:阿比留瑠比

            中国の住宅の22%が空き屋:宮崎正弘
        
    「改憲案の提示が国民主権の一丁目一番地:櫻井よしこ
                                                                                                 b                                           話 の 福 袋
                       反     響
                       身 辺 雑 記


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第4861号
                             発行周期 不定期(原則毎日発行)
             
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韓国に分かる形で怒り示そう
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       阿比留 瑠比

2014年6月、ソウルで元韓国外務省東北アジア局長、趙世暎(チョ・セヨ ン)氏に慰安婦問題や元徴用工をめぐる訴訟問題についてインタビューし た。趙氏は1965年の日韓請求権協定に関し、こう明言していた。

 「2005年に韓国政府は、反人道的問題である慰安婦問題、サハリン残留 韓国人問題、韓国人原爆被害者問題の3つは請求権協定の対象に入ってい ないという解釈を発表した。裏を返すと、徴用工問題は入っているという ことだ」


請求権協定をめぐる日韓交渉では、韓国側が「個人への支払いは韓国政府 の手でする」と主張した。そして実際、韓国は1975年に元徴用工への補償 を実施し、2008年から追加補償も行っている。

慰安婦問題などに関しては日本政府の見解と相いれないが、徴用工問題は すでに決着済みだと韓国も自覚していたのである。

それが簡単に韓国最高裁に覆されたのだから、たまったものではない。31 日の自民党の外交部会などの合同会議では、出席議員の言葉もとがっていた。

「韓国は国家としての体をなしていないんじゃないか」(中曽根弘文元外相)

「もう怒りを通り越してあきれるというか、韓国のセンスの無さを言うし かない」(新藤義孝元総務相)

ソウルの在韓日本大使館前に設置されたウィーン条約違反の慰安婦像を放 置していることも含め、韓国が国際条約もルールも守れない非法治国家で あると自己宣伝するのは勝手である。

だが、韓国は中国に対してはこんな暴挙は仕掛けはしない。何をやっても 反撃してこないと、日本を甘く見ているのだろう。

「非常に残念だ」

岩屋毅防衛相は10月20日、韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相と 会談した際に、韓国での国際観艦式で、海上自衛隊の自衛艦旗(旭日旗) の掲揚自粛を求められ、参加を見送った問題でこう伝えた。

日本人らしく抑えた物言いだが、これでは意味がない。麗澤大の西岡力客 員教授は、月刊『正論』3月号でこう訴えている。

 「日本人は100のことを言いたい場合は50のことを言う。相手が 50のこ とを話したら『本当は100、言いたいのだな』と忖度(そんた く)するわ けです。でも、韓国人は逆なのです。韓国人は、100のこと を伝えたいと きに200を言います。相手が200を言ったらそれを 100と受け止める」

難儀な話だが、韓国に対してはそれ相応の対応を取るしかない。徳島文 理大の八幡和郎教授は10月30日、自身のフェイスブックに「日本は何 も しないと思われるから韓国は無茶をする」と書き、次の5つの報復措置 を提案していた。


 (1)日本人が(朝鮮)半島に残した個人財産への補償を要求(2)対 北朝鮮経済協力の拒否(統一時も含む)(3)3代目以降に特別永住者の 地位を認めない事(4)歴史教科書における(近隣国への配慮を定めた) 近隣国条項を韓国に限って撤回(5)韓国大衆文化の流入制限−。

八幡氏は筆者に「これらは日本が単独でできる」と指摘し、こう付け加 えた。

「日本はここまでやれると見せないと、韓国とは話し合いにならない。 紳士的に対応していたら、韓国政府も(感情に流されがちな)国民を説得 できない」

韓国側にも理解できる形で、日本の怒りを示すべきだろう。(論説委員 兼政治部編集委員)
産経ニュース2018.11.1 09:00 阿比留瑠比の極言御免


     
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中国の住宅の22%が空き屋
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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成30年(2018年)11月10日(土曜日)弐
        通巻第5886号  
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 中国の住宅の22%が空き屋、空室は5000万戸と有名教授
  「もしいっせいに叩き売りにでれば、中国経済に悪夢が訪れる」
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曾理(中国の西北大学教授)が近く発表に踏み切る研究報告によれば、 「中国全体の空室は22%、5000万戸だろう」。

「もしオーナー等がいっせいに叩き売りに動くと、それは中国経済の悪 夢となる」とも警告した。ブルームバーグなどは、この曾発言を大きく取 り上げている。

実際に不動産価格暴騰は、中国人の射幸心というより博打好きがなした ことで、誰もが別荘をローンで買える環境があった。当局が購入を煽った 側面もある。

ところが、一転して不動産価格暴騰を抑えるため、金利あげ、課税強 化、とくに2軒目の住宅購入者には別税率を適用し、都市部では固定資産 税の導入などに踏み切ったが、効果は薄かった。

ようやく2017年頃から中国人自身が、不動産価格が日本よりも高いこと に自信を深めるのではなく、深い疑問を抱くようになった。(市場が操作 されているのではないか?)。

そのうえ、殆どが空き屋というのも、納得がいかない。デベロッパーは 「党幹部とか、金持ちが投資用に買ったのであり、住む意思はないが、確 実に相場はあがる」などと説明した。

無理に借金して住宅を買った中間層が、組織だって抗議行動を始めた。 切っ掛けはP2P(ネット間の金の貸し借り)の破産で、大金を失った 人々はP2Pのオフィスなどに押しかけたが、経営幹部はとうに夜逃げ、 この人たちが「金融難民」となって、監督官庁に抗議し、そのうちにマ レーシアのフォレストシティが値崩れ、デベロッパーの「碧桂園」(中国 不動産業界三位)本社にも連日デモ隊が繰り出された。

さて曾理教授は「22%が空き屋」というが、その程度ではない。「持 ち 主がいて、住んでいない」のか、「始めからまったく売れていないか」 でも空室率が異なる。

幽霊都市が際限もなく造られ、夜まったく電灯が付いていないゴースト シティを見ていると、空室率が40%近くの地域があり、空き屋は中国全 土で8000万戸から一億戸と見られる。
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 中国の最初の躓きは独断が強すぎて、トランプを誤断したことにある
  TPP脱退、ディール優先のトランプを中国は「商人」。「扱いやす い」と見た

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近藤大介『習近平と米中衝突』(NHK出版新書)
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 米中対決を「新冷戦」と捉える筆者は、この大攻防の深層を追求し、 『アジアの新皇帝』となった習近平の世界戦略とは何かに迫ろうとする。
 習近平の権力基盤の脆弱性についても、すこし触れているが、本書が特 筆しているのは、中国のトランプ政権への誤断が生じたのはファーストコ ンタクトから矛盾、齟齬が生まれていたという見立てだ。

 貿易戦争は、いまのところ高関税の掛け合いで、中国が「最後までおつ きあいする」(奉陪到底)と豪語したように、お互いに譲る気配はないよ うに見える。が、中国がさきに悲鳴を挙げているのが実態で、先週の王岐 山発言にあるように「そろそろお互いの譲歩」を模索する段階を迎えてい るかにも見える。

高関税など、トランプにとってはディールの一手段にすぎず、アメリカ の狙いは知的財産権を中国に渡さないために、企業買収を阻止し、技術ス パイを摘発し、留学生のヴィザを規制し始めたことによっても明瞭だ。 5Gに代表される次世代通信技術をファーウェイやZTEには絶対に渡さ ないとする。

中国の最初の誤断は、それ以前の環境の変化があったからだ。

第一にトランプはTPPからの脱退を表明していたので、中国囲い込み にもなりかねないTPPにアメリカが加盟しないことは中国に得策、だか らヒラリー支援をやめてトランプに乗り換えた。

第二にトランプは南シナ海問題にほとんど言及せず、また人権問題には 関心が薄かったので、この男なら「はなせる」と誤信した。北朝鮮問題へ の協力をする「努力をするふり」をすれば良いと。

第三にトランプは政治素人ゆえに、扱いやすい、ディールに乗ってくる と安易な相手だと考えた。
 第四にトランプは商人であることは計算とカネ、つまり中国はトランプ をカネで操れると考えたのである。そこで中国はイヴァンカ夫妻に異常接 近を試みた。イヴァンカを招待し、彼女のブランドを中国全土で売った。
 ついでアリババの馬雲をNYに飛ばし、大々的な投資を打ち上げた。

 ところが、トランプは商人ではなかった。

 最初の驚きはトランプが「中国は一つという外交原則には拘らない」と 表明したことで、これには中国が慌てた。南シナ海の自由航行作戦も復活 させ、ついで本格的に貿易不均衡への不満を爆発させるにいたる。

 習近平訪中による米中新時代は、北朝鮮の核が目の前にぶら下がってい たので、トランプは習近平に期待した。なにがしかの前進があるとトラン プはフロリダ州での階段で、習近平に「百日の猶予」を与えたが、これは 脅しとは取らず、結局、中国は何もせず、むしろ米朝首脳会談への道を拓 いた。
 米中の貿易不均衡について、中国が用意した「大風呂敷」は、米国 シェールガス開発への投資(837億ドル)、アラスカ州のガス開発(430億 ドル)、ボーイング300機を購入(370億ドル)、クアルコムから携帯電話 部品を購入(120億ドル)、大豆を1200万トン追加輸入する(50億ドル) など、合計2535億ドルだとした(ボーイングなど例外を除き殆どは実現さ れず、約束は自然発火的に反古となった)。

次にトランプが中国の躍進を許せば、アメリカが深刻なヘゲモニーの衰 退に繋がると懸念した。軍事力の大躍進ばかりか、経済的な脅威の一つ が、中国の推進する「一帯一路」だった。

これは中国の唱える「六路」(鉄道、道路、水路、空路、管路(パイプ ライン)、信路(通信網))戦略であり、これらのプロジェクトを通して 中国が世界にヘゲモニーを確立するとアメリカは見たのだ。

著者の近藤氏がみるところでは、「アメリカは中国との『貿易戦 争――技 術覇権戦争―軍事衝突』という角逐を、すでに一体化して考えてい る」 (244p)と捉え直している。

中国通の著者、最新情報満載のうえに立った分析である。
        
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)ウイグル強制収容所から奇跡の生還〜オムルベク・アリさ んが語る〜

今、中国では少数民族、特にウイグル人が、突然、強制収容所に収監され るという事件が相次いでいます。特に中国北西部の新疆ウイグル自治区で は、100万人に及ぶウイグル人やカザフ人が強制収容所に入れられ、そこ では強制的な「教育」や拷問が行われていると報告されています。

同自治区で弾圧が強化されたのは、昨年3月、「脱過激化条例」なるもの が制定されたことが契機でした。

宗教的あるいは文化的な表現が公私の場を問わずに「過激主義」と見なさ れ、「普通でない」あごひげを生やす、ベールやヘッドスカーフを着用す る、イスラム教やウイグルに関する本や記事を所持する、定期的な祈り、 断食、禁酒などが、摘発の対象となっています。

今年の10月16日、同自治区の人民政府主席は、この収容所について「無料 の職業訓練所だ」とコメント。しかし数多の証拠は、これが強制収容所で あることを示しています。

今回、収容所から奇跡の生還を果たした、オムルベク・アリさんを迎え、 経験談をお伺いします。オムルベクさんは、新疆ウイグル自治区にある両 親宅に滞在中、突然現れた警察官に連行されました。

 今、中国で何が起きているのか? 生の声をお伝えします。

【スピーカー:オムルベク・アリさん】

1976年、新疆ウイグル自治区生まれ。現段階でウイグルの収容所を体験し た、数少ない生還者の一人。

カザフ人とウイグル人の両親の間に生まれ、カザフ国籍を持つ。多言語に 通じることから、カザフスタンの旅行会社に勤務していた。

新疆東部ピチャンにある両親宅に突然現れた警察官に黒い布を頭にかぶせ られて身柄を拘束され、どこかへ連行された。その際指紋や血液も採取さ れ、警察の「仕分け」の結果、危険分子として「カラマイ市技術研修セン ター」の名の看板が掛かる収容所に送られた。カザフスタン外交官たちの 働き掛けで、8カ月後にようやく「一切の訴えを起こさない」ことを条件 に釈放されたが、収容所内の環境は劣悪で出所したときには体重が40キロ も減少。帰国と同時に入院した。

       記

【東京】
日時: 2018年11月23日(金・祝)18:00-21:00
場所: 明治大学駿河台キャンパス リバティタワー1093教室
     www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
スピーカー:オムルベク・アリさん、水谷尚子さん(明治大学講師)
参加費: 無料、参加申し込みはアムネスティ・インターナショナル日本 まで(下記参照)
主催:  明治大学現代中国研究所、アムネスティ・インターナショナル日本


【大阪】
日時: 2018年11月26日(月)19:00-21:00
場所: 大阪市立総合生涯学習センター 第二研修室
    大阪市北区梅田1-2-2-500 大阪駅前第2ビル5階
スピーカー:オムルベク・アリさん、水谷尚子さん(明治大学講師)
参加費:無料
主催:アムネスティ・インターナショナル日本
共催:神戸大学経済学部梶谷懐研究室
協力:ヒューマンライツ・ナウ



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「改憲案の提示が国民主権の一丁目一番地 
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              櫻井よしこ


国会は国民に投票の機会を与えるべきだ」

臨時国会は10月24日に始まったばかりだが、その様子を見ていて、政党も 国会議員も現実を見ていない、余りに無責任だと、腹立たしい思いにな る。とりわけ焦眉の急である憲法改正について、なぜ、こうも無責任でい られるのか。

国際情勢の厳しさは、日本よ、急ぎ自力をつけよと警告している。国民、 国家、国土は自国が守るという原点を思い出せと告げている。国民の命や 安全に責任をもつべきは政府であるにも拘わらず、日本国政府には国民、 国家を守る有効な手段を取ることができにくい。国の交戦権さえ認めない 恐らく世界でたったひとつの、変な憲法ゆえである。

憲法改正を急ぐべしと問題提起を続けているのは、安倍晋三首相ばかりの ように見える。首相は、「自民党の憲法改正案をこの臨時国会に提出でき るように取りまとめを加速すべきだ」と幾度となく旗を振ってきたが、周 りの動きはなぜかにぶい。

首相は繰り返し語っている。憲法改正は国会が決めるのではない。最終的 に国民が決める、と。そのとおりだ。日本国憲法の三大原則は「平和主 義」「人権尊重」「国民主権」である。国士舘大学特任教授の百地章氏 は、「現行憲法で唯一、具体的に国民主権を発揮できる場は憲法改正のた めの国民投票だけです」と指摘する。

主権を行使する機会は、国会が憲法改正を提示(発議)して国民投票に踏 み切るとき、初めて、国民に与えられる。国会が国民に改憲案を提示しな ければ何も始まらない。改憲案を国民に示すことが、主権が国民にあるこ とを証す1丁目1番地なのである。

だが、公明党はこう語っている。

「国民の関心は高まっているが、具体的にどう改正するか議論は熟してい ない。衆参両院の憲法審査会で議論を活性化し、与野党で幅広い合意を作 る。その過程で国民的コンセンサスを作らなければならない」(井上義久 副代表)

憲法調査会が2000年に設置され、07年に憲法改正の原案作成を任務とする 憲法審査会ができた。憲法改正作業は約20年も続いているのだ。公明党は 議論は熟していないというが、この20年間、一体政治家として何をしてき たのか。少なくとも自民、公明の間では議論は核心に触れるところまで熟 しているではないか。

そもそも公明党は国民をバカにしているのではないか。安倍首相が提唱し た9条1項と2項を維持したまま、自衛隊を憲法に書き込む案は公明党の案 だった。

公明党が「加憲」を言い出したのは04年だ。10年後、彼らは「自衛隊の存 在を明記」する加憲案を公約とした。安倍首相が17年5月に提唱した、自 衛隊を憲法に書き込むという案は、再度強調するが、公明党の案そのもの である。

公明党案を自民党が取り入れたのである。なぜ公明党はそこから議論を進 めないのか。なぜまだ時期尚早だなどというのか。

公明党は驕っていないか。憲法改正が必要か否かは政治家が決める。国民 には問わないし、決定もさせない。政治家の判断力が国民の判断力より優 れており、国民に判断を任せることはしない、とでも考えているのではな いか。このような国民不信の極みともいえる尊大さを、公明党の姿勢に見 て取るのは間違いだろうか。

安倍首相が繰り返し指摘しているように、憲法改正は通常の法律改正とは 異なる。法律は国民の代表である政治家が国会で議論して決める。憲法は 国会が発議し、国民が投票で決定する。私たちは戦後一度も、国の基(も とい)である憲法について意思表示する権利を行使し得ていない。国会が その機会を奪い続けてきたからだ。しかし、いま、国会は国民を信じて発 議し、国民に決定させるべきだ。

『週刊ダイヤモンド』 2018年11月10日号
 新世紀の風をおこす オピニオン縦横無尽 1255



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重 要 情 報
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 ◎「日本の宇宙開発が壁を越えた」 試料カプセル回収でJAXA会見

国際宇宙ステーション(ISS)の実験で作成した試料を収納した小型カ プセルが11日、初の回収に成功し、開発拠点がある宇宙航空研究開発機構 (JAXA)の筑波宇宙センター(茨城県)は高揚した雰囲気に包まれ た。担当者の会見中に「成功」の一報が届くと会場は喜びに沸いた。

 同センターでは午前10時半から、物資補給機「こうのとり」を統括する 植松洋彦センター長らが会見し、経過について報告を開始。その途中で 「10時37分に回収成功を確認した」との報告が飛び込むと、カプセルを運 んだ7号機の責任者を務めた内山崇フライトディレクタが「やった」と声 を上げ、笑顔を見せた。

内山氏は届いたばかりの回収の様子を写した写真を見つめながら「作業は 初物尽くしで、一つ一つにガッツポーズをしてきた。引き揚げられた姿を 見て、とにかくほっとした。今後は、いろいろなデータが明らかになるわ くわくが続く」と興奮気味に話した。

写真で確認できる範囲では、カプセルの状態は正常とみられるという。

植松氏は「開発中の試験では落下傘が開かない失敗を繰り返した。落下傘 さえ開けば、大きな山を越えると思ったが、帰ってくるまで安心できな かった」と振り返った。

カプセルは重力に任せて落下するのではなく、エンジンを噴射し減速する ことで実験試料を衝撃から守って落下する。この仕組みが機能したこと は、着水した場所から明らかだという。

この技術は日本が有人宇宙船を開発する場合、帰還時の衝撃から飛行士を 守るための基礎技術につながる。植松氏は「帰還技術のイロハのイで、こ の成功は大きなブレークスルーだ。日本の宇宙開発が壁を越えた」と強調 した。

カプセルが着水した場所は南鳥島の南南東約660キロの太平洋上。午前 8時40分ごろに航空機でカプセルを発見し、南鳥島から出航した船が同10 時25分に船上に回収した。

カプセルは将来、改良し、こうのとりに搭載せずISSから直接放出する 可能性もあるという。

【写真】 試料回収カプセルの模型を使って会見するJAXAの植松洋彦 センター長(右)と内山崇フライトディレクタ=平成30年11月11日、茨城 県つくば市の筑波宇宙センター(草下健夫撮影)
<https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110041-n1.html>https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110041-n1.html
※宇宙実験の試料カプセル回収成功 日本初の独自帰還−太平洋上で船舶 に回収されたカプセルの外観
<https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110031-n1.html>https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110031-n1.html
【産經ニュース】 2018.11.11 14:08 〔情報収録 − 坂元 誠〕


 ◎「日本の宇宙開発が壁を越えた」 試料カプセル回収でJAXA会見

 国際宇宙ステーション(ISS)の実験で作成した試料を収納した小型 カプセルが11日、初の回収に成功し、開発拠点がある宇宙航空研究開発機 構(JAXA)の筑波宇宙センター(茨城県)は高揚した雰囲気に包まれ た。担当者の会見中に「成功」の一報が届くと会場は喜びに沸いた。

同センターでは午前10時半から、物資補給機「こうのとり」を統括する植 松洋彦センター長らが会見し、経過について報告を開始。その途中で「10 時37分に回収成功を確認した」との報告が飛び込むと、カプセルを運んだ 7号機の責任者を務めた内山崇フライトディレクタが「やった」と声を上 げ、笑顔を見せた。

内山氏は届いたばかりの回収の様子を写した写真を見つめながら「作業は 初物尽くしで、一つ一つにガッツポーズをしてきた。引き揚げられた姿を 見て、とにかくほっとした。今後は、いろいろなデータが明らかになるわ くわくが続く」と興奮気味に話した。

写真で確認できる範囲では、カプセルの状態は正常とみられるという。

植松氏は「開発中の試験では落下傘が開かない失敗を繰り返した。落下傘 さえ開けば、大きな山を越えると思ったが、帰ってくるまで安心できな かった」と振り返った。

カプセルは重力に任せて落下するのではなく、エンジンを噴射し減速する ことで実験試料を衝撃から守って落下する。この仕組みが機能したこと は、着水した場所から明らかだという。

この技術は日本が有人宇宙船を開発する場合、帰還時の衝撃から飛行士を 守るための基礎技術につながる。植松氏は「帰還技術のイロハのイで、こ の成功は大きなブレークスルーだ。日本の宇宙開発が壁を越えた」と強調 した。

カプセルが着水した場所は南鳥島の南南東約660キロの太平洋上。午前8 時40分ごろに航空機でカプセルを発見し、南鳥島から出航した船が同10時 25分に船上に回収した。

カプセルは将来、改良し、こうのとりに搭載せずISSから直接放出する 可能性もあるという。

【写真】 試料回収カプセルの模型を使って会見するJAXAの植松洋彦 センター長(右)と内山崇フライトディレクタ=平成30年11月11日、茨城 県つくば市の筑波宇宙センター(草下健夫撮影)
<https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110041-n1.html>https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110041-n1.html
※宇宙実験の試料カプセル回収成功 日本初の独自帰還−太平洋上で船舶 に回収されたカプセルの外観
<https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110031-n1.html>https://www.sankei.com/life/news/181111/lif1811110031-n1.html
【産經ニュース】 2018.11.11 14:08 〔情報収録 − 坂元 誠


 ◎興醒めの野球だ:前田正晶

オールスターだったかと称してアメリカのMLBから選抜テイーム(=「寄 せ集め」としても良いだろう)が来ているのは良いが、連日負けてばかり いる不始末。ここ最近は固い話題ばかりと上げてきたので、今回は少し肩 の力を抜いてこの締まりがない野球でも論じてみようかと思うに至った。

TBSの張本勲が仕切る「喝」の時間ではもう少しきついことを言うのかと も期待したが、元々MLBがお嫌いのような張本はサラッと流してしまった のは残念だった。私に言わせて貰えば、今回来ているMLBの選抜テイーム には日頃から貶してきた「身体能力ショーと化したMLBの野球には見るべ き要素が激減した」というような点さえ希薄なのだ。

その辺りを敢えて再度説明しておけば「アメリカのMLB、NFL、NBAという プロスポーツのリーグに出ている選手たちは、恐らく1970年代まではアメ リカ人が主体であり、プロの道を選ぶ連中は大学でベースボール、フット ボール、バスケットボールを十分にこなしてきた上で、プロになる時には どれを選ぼうかと考えているほど、3大スポーツで体を鍛え上げてし、理 論にも精通しているのが当たり前だった。

ところが、MLBであれ何であれ外国人選手に門戸を開放すると、単一の競 技しか経験してこなかった南アメリカの者たちがMLB等のプロのリーグに 急増したのである。90年代から21世紀に入ってもMLBの試合を見た私は、 細かい技術というかスキルの水準が低下し、基礎と理論を鍛え込まれてい ない南アメリカ勢が増えた結果で、恰も彼らの優れた身体能力を強調する だけの「ショー」の如きになってしまったと思ってしまった。簡単に言え ば質の低下である。

簡単な例を挙げれば、昨夜の試合でもファーストにゴロが行った時にベー スをカバーすべき投手が呆然としたのかどうかは知らないが、ピッチャー ス・マウンドのそばに立ち尽くしていてベースががら空きだった事態など は論外である。また、我が国から渡っていったイチロー君などな正確無比 が本塁送球をして「レーザービーム」などと褒め称えられているが、概し て現在のMLBの外野手の本塁送球は不正確だし、昨夜もほとんど暴投と 言って良いような出鱈目な返球があった。これも質の低下である。

それと言うのも、何処かの週刊誌で既に貶されていたが「今回連れてこら れた者たちには本当の意味で一本目を張っている者は例外的であり、アナ ウンサーたちが苦し紛れに『新人王候補』などと持ち上げているような二 線級ばかり」なのである。

MLBの中継を見ていれば解るが、まともにローテーションに入っている投 手ならば当たり前のように150 km台の速球を投げるが、今回来ている投手 たちにはその次元に達している者がいない。即ち、ここも二線級なのである。

それにも拘わらず、何のかんのと言って持ち上げているアナウンサー諸君 も大変だろうが、解説者たちもさぞかし苦心しているだろうと察してい る。その程度の二線級から柳田が打った打ったと騒ぐが、彼は日本シリー ズでは広島の大瀬良にインサイドを攻めまくられて凡退を続けていたの だ。思うに、MLB側はシーズンオフの物見遊山にやって来たのであって、 十分なスカウテイングすら怠っていたのではないかと疑っている。

だが、11日夜辺りは日本側との選抜の3試合目にはなるので、少しはスカ ウテイングの効果が出てきても良い頃だと思う。MLB側の誰かが「日本の 投手は我々の弱点ばかりを責めてくる」と語っていたらしいが、その辺り が我が国とアメリカの野球の文化の相違点である。アメリかでは投手たち は「打てるものな打って見ろ」とばかりに自分が持つ最高の球種をこれで もかと投げ込み、打者の方は「何を抜かすか。俺が勝負して目に物見せて やる」と言って強振していくのだ。要するに「テイームの為、よりも個人 が優先される」のがアメリカ文化である。

投手が相手の弱点を集中的に狙って投げ込むというような姑息な手法は採 らずに力一杯な下根で、打つ方も選球するなどという逃げを打たずに「勝 負に徹して打ち返して、個人の力を誇示する」のがアメリカ式なのだ。そ れだから、連日あのような無味乾燥の野球になってしまうのだ。しかも、 稲葉監督はアメリカ側の打者の力を何処まで読み切ったのかは知らない が、昨夜の先発の上沢を除いては二線級の投手ばかりでも勝ててしまった という具合だった。

という具合で、私なりの結論を言えば「誠に大味で、見所がない野球であ る」となるだろう。また「ここから先に何が関心がある点を見出すか」と 問われれば、「散々恥をかいたMLB側が今夜から巻き返しに出てくる用意 があるのかな」と答える辺りだ。あの連中は何をしに来たのかなと疑いた くなる興行だ。




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身 辺 雑 記
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12 日の東京湾岸は朝のうちは雨。散歩は午後の延期。

11日の東京湾岸は快晴。隣の第三亀戸中学校。いつもは近所の子供たち大 勢遊びに押し掛けるが11日は1人も来なかった。

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創刊日:2004-01-18  
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